厚岸町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月22日
防災問題について
2006年6月22日、厚岸町議会の一般質問で、音喜多政東議員が「防災問題について」質問し、町長 若狹、町民課長 久保、総務課長 田辺、水道課長 高根、環境政策課長 小島が答弁しました。
- 質問者
- 音喜多政東 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、町民課長 久保、総務課長 田辺、水道課長 高根、環境政策課長 小島
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 音喜多政東
平成18年第2回定例会に当たり、さきに通告しております防災問題についてお伺いしてまいります。国は近年、国の内外で起きる災害を契機に、防災に重点を置き、対策を進めております。特に震災対策には日本海溝、千島海溝周辺、海溝型地震のかかる特別措置法が制定されて以来、私どもの地域としては最も重要な政策の一つでもあります。今日まで議論はされてきましたが、見過ごすことのできない計画はできても、常に現。実的に対応できるように、ふだんからの積み重ねが必要ではないかと思うのであります私は隣町霧多布の出身で、大橋のたもとで過去に2回津波に遭い、その命を救われておりますが、親から、子供のころから地震、津波は忘れたころにやってくる、あるいは大昔あそこのところに津波の残骸が残っているというふうに親から言い聞かされてございます。昭和27年3月、小学校に入学のときの十勝沖地震と津波、そして昭和35年5月、中学3年のときに南米チリから来た大津波と二度にわたって、その命を今日までつないでございますが、その経験から地震や津波に人一倍愛着はありませんが、関心はあります。それなりの心構えができているつもりでございますが、このことはみんなで自分のこととして常日ごろから関心を持っていただかなければならない問題かと思います。新しい二次性はございませんが、これでよしとした完結したものではありませんし、その意味では改めてお伺いさせていただきます。町は、自主防災の結成について、各地域にお願いしておりますが、広範な地域と瞬時に送るその出来事の伝達、確認などを考えると、自主防災は有効な組織だと思います。その意味で現在町はどのような指導をされて、組織率や内容にどの程度把握されているのかお伺いする次第であります。2点目に、御供山の治山事業についてお伺いいたします。地震、津波とは直接的なつながりはございませんが、間接的には大きな引き金になる可能性があり、その意味でお尋ねいたします。現在、湖南地区の復旧予防、小規模治山を含め、地域の防災対策として北海道の森づくりセンターで事業主体となって、平成12年から始められておりますが、御供山については、長い歴史の中、風雪に耐え、その経過の中でつくられた御供山もあのような姿に形を変えなければならない状況にしたのはなぜかと問われなければならないわけでありますが、沿線住民の皆さんが住み続ける限り、頭の中に常に防災の地域として入れておかなければならない地域ではないかというふうに思います。その意味で御供山の治山事業の進捗状況や今後の見通しについてお聞かせいただきたいと思います。3点目に、地震、津波が襲来したと想定いたしまして、昼夜問わずその震災に遭われた場合、いつ何時間後、あるいは何日間後か自宅に戻れるか、戻れなくなった場合、その収容先についての当然公共施設や受け入れ、協力いただける現実的に、非常時に最大限の協力をお願いしなければならないものと思いますが、そのインフラ対策を含め、一時収容先の対策の手だてについて、そのお考えをお伺いいたします。最後に、地震、津波は忘れたころに、先ほども言いましたが、昔のお年寄りからの言い伝えもありますが、現在の時世、科学と技術の進歩で、今はどこどこからいつころまでの間に、どの程度の規模がという確たる想定のもとで、確立の高い予報が公表されております。それだけに備えに対しては確たる姿勢で臨まなければなりませんが、的が外れて想定外のことが起き得ることもありますし、被害を最小限が大きくするもととなりかねません。確認の意味で厚岸町が今政府から出されている津波、海溝型地震の対策で弱い点、強化しなければならないとお考えは何か、ぜひこの際協力の呼びかけの意味も含めてお聞かせいただきたいというふうに思います。以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
8番、音喜多議員のご質問にお答えいたします。防災についてのご質問ですが、まず自主防災組織であります。より現実的に機能する自主防災組織を図るために、町のきめ細かい助言と協力をとのことであります。自主防災組織の具体的機能の強化につきましては、防災対策の重要な課題の一つであると考えております。これまでも町議会の場で幾度か議論されてきましたし、その中でも平成15年9月26日に発生した平成15年十勝沖地震の際に、災害時の身体弱者と言われる世帯685世帯に対して、町が行った安否確認で、全世帯の安否確認に17時間もかかったという教訓から、提言をいただいた地震発生時の安否確認などの初期活動が人命被害を最小限に食いとどめる最大の力であるとの認識に基づき、自主防災組織を組織されているところ、まだ組織がつくられていないところ、それぞれの個別課題を整理して、活動の具体化をお願いしてきたところであります。現場の自主防災組織活動の主体が単位自治会ごとの組織が基本になっておりますだけに、画一的な提言や課題の押しつけもできないことから、具体的活動になっていかない現実の中では、もう少し踏み込んだ地域とのかかわりを求められていることも事実であります。質問にありますより現実的に機能する自主防災組織活動については、平素からの訓練が積み重ねられ、弱い部分を補強していくという繰り返しの中で、機能が強化されていくものと考えます。電話が全く通じない状況を想定しての初期活動はどうだったか、避難所へ自力で避難できない方がいる場合の人的対応は十分か、初期活動で家財道具の下敷きになっている人を発見した場合、地域の力で救出できる体制がとれるか、それができないときに役場や消防に連絡する手法は何か、災害時の緊急通報可能な公衆電話の所在は把握できていたかなどなど、また、役場や消防、漁協や農協の職員を外して訓練し。た場合に、どこまでできて、どれだけの時間が必要で、できなかったことは何があるかこうした訓練と点検の積み重ねが組織の機能の強化に重なるものと考えますが、それでもいざ現実に大きな地震があった場合、後で点検したときに、できなかったことの方が多く出てくることも想定しておかなければなりません。できない人への個人攻撃にな、っては、次の活動になってきませんから、そのとき地域でどういうフォローができるか具体的活動を起こすために、少し考えただけでもこれだけ多くの課題が多く出てまいります。地域の立地条件や住んでいる人の年齢構成などによって、また別の課題も出てまいります。そうした認識のもと、防災の地域活動の具体化と機能強化に、町としてかかわらせていただきますし、議論な訓練の機会にはぜひ呼んでいただいて、地域から自主防災の力を強めていこうと考えていますので、ご理解のほどよろしくお願いします。次に、御供山の治山事業についてであります。御供山周辺の治山事業は、昭和40年代から北海道の主体事業として、危険箇所の土どめ工を重点に施行しております。現在は奔渡町二丁目の展望台地先、奔渡町四丁目の佐斉地先、梅香町二丁目の川村地先と、中学校の沢が傾斜地ののり面からの土砂流出、並びに崩壊防止工事として継続事業で行われており、完成時期は平成19年度、もしくは平成20年度の見込みであります。今後の新規事業として、松葉町側に2カ所の危険箇所があり、治山事業の施工要件となる保安林指定を受けるための土地所有者との調整がまとまり次第、北海道に要望してまいりたいと考えております。工事完了後の保全対策につきましては、北海道の建設工事でありますので、北海道で管理し、保全対策を行うことになっておりますので、ご理解願いたいと存じます。次に、地震・津波時の被災者一時避難先対応についてお答えします。まず、被災によって帰宅不可となった場合、避難者の一時収容先として、公共施設はもちろんであるが、それ以外はないかとのお尋ねですが、住宅が被害を受ける、またはそのおそれがあるなどにより、帰宅ができない場合の収容先につきましては、指定避難施設として、学校や集会所などの公共施設を充てることとして、厚岸町地域防災計画に位置づけております。さらに、このほかにも被害状況や避難所数などの状況に応じて、お寺やホテルなどの民間施設を収容先に充てることにしており、このことにつきましては、施設所有者の事前了解もいただいているところであります。また、一時避難先のインフラ整備対策についてでありますが、まずは津波から逃れるための一時的な避難先につきましては、海抜10メートル以上の高い位置に緊急避難場所として、町内47カ所を指定しております。この緊急避難場所には太陽電池等の設置や避難階段の設置など、その避難場所の形状に応じた防災施設の整備を行ってきておりますが、建物のない広場のみのところもあるため、雨天や厳寒期の避難対策が課題と考えており、襲来した津波の状況に応じて、収納可能な建物の避難移動も考慮した避難行動計画をさらに検討したいと考えております。また、避難場所でのトイレの確保が重要であると言われております。町内の避難場所には、周辺施設のトイレや簡易トイレの設置によりほとんど確保がされていますが、恒常的なトイレ設置の難しい避難場所もありますので、そこでの応急なトイレ確保のあり方について、地域の方々と一緒に考えてまいりたいと思います。次に、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震にかかわる地震防災対策で、厚岸町が早急かつ重点的に取り組む課題は何かとのお尋ねですが、平成16年4月に制定された日本海、溝・千島海溝周辺海溝型地震にかかわる地震防災対策の推進に関する特別措置法により本年2月20日に厚岸町も地震防災対策推進地域に指定されました。この推進地域においては、国・地方公共団体、民間事業者などが各種計画を策定し、それぞれの立場から地震、防災対策を推進することとなっており、まずは町の対策推進計画を本年作成しなければならず、この準備作業に取りかかっております。、この地震防災対策において、厚岸町が早急かつ重点的に取り組む課題につきましてはやはり津波対策になりますが、何よりも迅速な津波避難の実現が重要で、近々にも起こり得る地震、津波災害時において、みずから率先して避難の行動を起こすという住民意識をさらに高めることが求められます。今年は、6月下旬から町内各地区ごとにまちづくり地域懇談会を開くことなっておりますが、このテーマの一つに地震・津波の防災対策を挙げております。先般、北海道で作成した津波シミュレーション及び被害想定調査の報告書が示されておりますので、この情報も効果的に活用しながら、地域の皆さんとの懇談を通じて、防災意識の啓発を図ってまいりたいと存じます。以上でございます。
質問 音喜多政東
まず初めに、防災を担当する総務課長を初め、町の日ごろの不断の体制に対して、敬意を表しておきたいというふう思います。私から見る目では一生懸命やっているなというふうに感じますが、なかなかそれもまた町民の方に映ってないのではないかなと。私も自治会の仕事をさせていただいたときに、自治会からの要望書として、大沼さんが総務課長のときだったと思います。あそこに年寄りの方々から階段があればなと、すぐ近くに土砂崩れにはなっているが、あの土どめを越えて、高台に上がれるのに近いのになという意見をお聞きしまして、町に要望させていただきましたらば、早速町は取り組んでいただいたという経緯がございまして、長いこと議会に携わらさせていただいて、あれほど早くスピーディにやっていただいたことはなかったなと、非常に関心している次第でございますので、そんな意味では、本当に町の対応は比較的速かったなというふうに思っております。先ほども一般質問の中で当初お話しさせていただきましたが、この地区は、今さら議論するまでもなく、地震と津波ということについては、非常に注意を払っていかなければならない地域というふうに感じております。しかしながら、厚岸町はそれほど大きい被害といいましたら、27年の床潭地区で大きな被害があったわけでございますけれども、それもこの市街地はそれほどの被害がなかった。チリ津波においても若竹、松葉の界隈まで波が上がった程度で、これは地形的に見て、今までの私も親含め年寄りから聞く限りでは、この道東ではやはり厚岸町はこの湾処になっている部分で非常に救われていると。しかしながら、十勝沖、あるいは根室半島沖、どちらから見ても霧多布は別にしても、波にさらわれやすいというか、さらされやすい地域であることだけは間違ないというふうに私は思います。そんな意味では、この厚岸町に、そういう経験者というか、被害と申しますか、含めて意識が非常に薄いような気がしてならないのであります。私の見る目では、この津波というのは、水は水を呼び、また川を上り、またその勢いがずっと弱いところというか、低いところに行き着くというか、非常に恐ろしい底力の。持った波でございまして、そのエネルギーというのははかり知れないものがございます南米チリのときに、あの琵琶瀬湾、嶮暮帰島のあるあれが沼のように見えて渦巻いたんです。私はちょうど中学3年で、早朝より浜へ出て見た瞬間ですが、瞬間というよりも、あの当時は、今でも末広方面ではコワガレ昆布を組むんですが、浜中町霧多布沿岸の人方もコワガレ昆布の時期でした。昔は手でろうした船ですが、いわゆる川の中に木の葉が流れるというような状態で、あの湾が渦巻いたんであります。そんなそっちの方を意識していたんですが、裏からやってきた、いわゆる根室側からどっとつけてきたわけです。山のような波でした。私も船にしがみついて難を逃れたわけでございますけれども、その波の第一波の行った後というのは、もう非常にはかり知れない恐ろしいものでございました。命からがら本当に第一波を波の上で過ごして逃げたという経緯がございます。そんな意味では、厚岸町の人方は非常にそういう経験が少ないので、語られていないということで、お聞きしますと、そんな津波なんて来るわけないではないかという意識が非常に高いというふうに私は思います。そんな中で本題に入りますが、この1点目の質問の中に、現在私の知る限りでは自治会の役員イコール防災の担当役員というか、その地域の役員になっている傾向が非常に強いです。しかしながら、今震度5以上になれば、役場の職員も登庁というか、あるいは消防職員はもちろんのこと、消防団員、あるいは地元の個人企業が多いわけでありますが、そういう方々が責任者や中堅どころの職員は職場へとはせ参ずるわけですね。そういった中で、自主防災の役員というのは、本当に私どもの地区でも指を折って数を数える程度しか残らなくなっちゃう。非常にその組織の中と実際にそういうところとが矛盾する傾向が私どものところでなくて、そのことは勤め人の多い地区にそういうことが多いというふうに言われております。そういった意味では、このことをもう一度自治会イコール自主防災という役員体制にしていいのかどうなのかと。ここを一考、考える必要があるのではないか。そういった形では、残された者でということになるんでしょうが、そのことをしっかりとやはり指導していくといいますか、より現実的に残されたもので、どう対応するのかという方がいいのではないのか。そんな意味では、私の考えるところでは自治会の役員イコールでなくて、別な力を入れてそういう自主防災組織をつくるとか、あるいはどうしてもその地区から、そういった形がつくれないとするならば、役員は職員の登庁の人を決めて、その地区の責任者として残すと。いわゆる地区の防災責任者として、そこに残すという方がむしろ効果的なやり方にもなりはしないかというふうに考えますが、その辺どのように受けとめて対応を考えようとしているのか、いま一度お聞かせいただきたいと思います。それから、御供山の関係については、後の方に回させていただきたいというふうに思います。3点目の津波が来るという想定した場合のことであります。津波は一度で済めばいいんですが、往復します。チリ津波は往復びんたでした。琵琶瀬湾と浜中湾から夕方まで続いていました。その波と波の合間を経験者はうまく渡り歩って、山の上から見て、あそこまで行って、あそこのうちの屋根に上って、波を過ごして、次の先に行って自分のうちへ行って食べるものとあれを取ってくるというのが私の中学の時代に、私もみずからそうして出かけたものです。食べるものもない。朝の出来事で、お昼は食べませんでしたね。夕方まで口にすることはなかった。うちへ戻って何かをとって、たまたま山の上から見れば、家は残ったと、家が残っているから、傾いてはいるけれども、家が残ったから何かを残っているということで、大体昔から地震寄ったら40分といいます。親は40分のうちに高台に逃げれと。しかし、議会で奥尻に行った、んですね。あそこは40分どころかすぐ来たというんです。やはり地震によってというかその起こる地区によってはいろいろまちまちですが、そういった波の状況を見て、食料を確保したという経緯がございますけれども、いずれにしてもその地震が来られて、被災された場合、特に海岸地帯なんかはその傾向が強いと思いますが、先ほどの答弁の中にもあったとおり、公共施設に当然のことですね。でも今日の厚岸町の公共施設というのは、厚岸町を含めて、役場を含めて、これは水際です。一番つけやすい、恐ろしいところというふうに私の思いから思えば、よくこんなところに役場を建てて、司令塔になるんだなというふうに思いましたけれども、いずれにしても、その場合に私は厚岸町の場合、それじゃどこが大丈夫なのかというふうに考えた場合、やはり道立少年自然の家とか、あるいはこの厚岸町、湖南、湖北考えならば、お寺あたりかなと。3メートル、5メートルの今国が考えている形では、それがまともに入ってくれば、10メートル越すあたりの波が来るわけですから、そうするとそういうところもどうなのかなというような気がしますが、そういったお寺とか、そういったところにはきちっとそういう対策というか、その場合のふだんからのお話がついているのかなというふうにお尋ねしたところ、今の答弁の中では、きちっとそんなようなことになっているようでございますが、ただ、この答弁書にもありますように、そういう収容した場合の食べるものは1日くらい食べなくても、しかし、衛生面から見て、トイレの問題が、特に女性や子供を抱えた場合に、そのことが一番心配になるかというふうに思います。浜中町の場合は二度お寺に皆さんがお世話になったという経緯がございますけれども、厚岸町の場合もお寺は高台にありますし、そういった可能性は高いのかなというふうに思います。ただ、残念なことにはちょっと思うのは、今年の公共下水の関係で、真竜側のお寺の方は、お寺の界隈まで供給が届かなかったと。それはそういったことを考えてなくて、工事上の関係で、あの地区というか、お寺の3寺があるんですが、そこはそういった点では考えていなかったということなんだろうというふうに思います。その辺のところについて、もう一度お聞かせいただきたいと思います。最後に、最後の方の今回のこの海溝型地震の関係で、厚岸町がやらなければならないというか、この今法律がかなり日本の国の法律でもって、この地震防災緊急事業5カ年計画、あるいは地震対策緊急整備事業等がしかれているわけでして、厚岸町も当然この地区を指定されて、その対応に当たらなきゃいけないんですが、今まで一生懸命やってきているんだろうと思うんですが、いざと思いもつかない弱いところがあるんではないのか。それは何なのかと。起きてからではちょっとまずいというか、これを何度も経験して、その上で強くなるという言い方はそれはちょっと難しいと思いますが、やはり考えられることはできるだけのことをしておいた方がいいというふうに考えます。そういった意味では、今の国も力を入れて支援するという約束事の中で、厚岸町がやるべきこと、そして計画にまだ手がつけていないということについて何なのかと、その辺をご提示いただきたいというふうに思います。御供山の関係です。結論から言います。今、事業主体は森づくりセンターでやっていますが、土木現業所の厚岸出張所では、もうあそこは大変な区域ですよということで、町内では土砂、土石流危険渓流というんですか、それから急傾斜地崩壊危険個所、地滑り危険個所、これあわせて土砂災害危険個所ということのようですが、管内釧路町、厚岸町、浜中町を入れて238カ所のうち、厚岸町は129カ所、合計その今の3種類というんですか、129カ所あるわけですね。特に、御供山近辺もあるし、非常にぐるっとそういう状況にあると。何年か前にというか、もう十五、六年も前になりますが、いわゆる町有林の防備保安林を伐採されたときに、大きな話題になりまして、その経緯があるわけですが、現在ああいう状況の中で、土砂災害防止法という新しくできたわけでございまして、平成13年あの地区はそういう指定を受けてないのかどうなのか。そしてまた、今それを工事中ですから、そういう危険地域だという認識の上で、完成の暁には、道の管理を求めてそういう指定を受けようとしているのか、その辺はいかがでしょうか。2回目の質問を終わります。
答弁 町民課長 久保(町民課長は2008年3月まで)
自主防災組織の関係、私の方からご答弁させていただきますがその前に私自身もチリ津波も体験をしていないという世代でありまして、そういう意味では、私の周りにいらっしゃる先輩方も質問者おっしゃるとおり、いやいや厚岸はそんな大きな津波は来ないんだよという話をよく聞かされます。ただ、チリ沖地震のレベルの津波が最大限だということでありませんので、そういう意味で、地域の中でも仕事を通しても、まず自分の命、財産を守るということが第一義なんだということを話をしながら、かかわらさせていただいているところであります。自主防災組織と自治会との関係であります。今33自治会ございまして、そのうち自主防災組織を組織されているのが15であります。中でも山と海というとらえ方でいきますと、9つの自治会が山であります。こちらは津波に対する備えというものがまず必要のない地域でありますが、ここで自主防災組織が一つ組織されておりますので、残る24の海抜の高さが余りない地域の自主防災組織は14という状況であります。その中でも毎年何らかの防災訓練やっていますよというところが一つありますし、災害で要救助を必要とする世帯については、把握をしているよというところが8つございます。ただ、なかなか動き切れていないというのが実態であります。それから、8つの中でも、いざというときには安否確認をする体制まで自主防災組織として組んでいますというところが2つあります。そうした実態の中で、私どもとしましてもまだまだ不十分だなということで、自治会の方に、あるいは自主防災組織としていろいろお願いをしているわけでありますが、町長の答弁からもさせていただいたとおり、なかなか足踏み込んで入っていけない、地域の実態がいろいろあるという中で踏み込めていないというのも実態でありまして、まだまだ私どもの力が足りないなというところは反省をしているところであります。おっしゃるとおり、自治会の役員の方がイコール自主防災組織の役員であるという体制はやはりまずいということですね。真っ先に任務を持っていらっしゃる役場の職員、、それから消防の職員、それから消防団員の方も確かにそうであります。そういう意味でそういう方々は真っ先に任務がある。したがって、役場に直行する、消防に直行する地域で消防団活動をやるという任務を持っておりますので、地域の中ではそうした人方を除いた体制の中で、どういう体制が組めるんだということをぜひそういう体制をつくっていかなきゃいけないという基本スタンスでお願いをしているわけであります。実際に16年の年末からある地域の地域ハザードマップづくりに私も参加をさせていただきました。基本は役場が指定した避難場所に、どう避難をする。その場合に案内板は十分あるんだろうか。それから道路を利用する横断をしたり、車で道路を利用したりするのについての安全性はどうなんだろう、車は乗らないと原則言っているけれども、それで避難が可能なんだろうかどうかといったような議論をやっぱり地域の役員の皆さんがまず率先して議論をする。その議論を役員だけではなくて、自治会の班長さん、それから地域の人たちにどう話として広めていくんだろうということを取り組みました。十分な取り組みだったかという観点からいくと、まだまだ不十分だったなという思いはありますが、ただ、成果としては、役場からこんなものをおろされているよ、ハザードマップあるよというだけの話ではなくて、自分たちがそのことを実証してみるということがやっぱり地域の力に大きなプラスになったなということを総括として聞いております。そういう意味で、町長からもお話させていただきましたが、だめなことの繰り返しの訓練をやっぱり何度も何度も積み重ねていくことしか防災組織を強化していくという意味では、近道はないのかなというふうに思いますし、基本的に第2次、第3次の対応は行政なりがやれるとしても、まず安否確認、あるいは一時避難というものは、個人個人の責任でやらざるを得ない。個人でやれない部分について、地域の力でどう守っていくのかということが自主防災組織の第一だろうというふうに、任務としては第一ではないのかなという思いでおりますので、その視点で、ぜひ組織の活性化、それから我々も呼んでいただいて、どうあるべきかという議論をしていければなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
答弁 総務課長 田辺(総務課長は2008年3月まで)
引き続きお答えさせていただきたいと思います。ただいま自主防災組織の取り組みという部分につきましては、町民課長の方からお話ししたとおりでございまして、ただ、町民の意識の中にやはり大事なのは、津波が来たときに、実際に逃げる行動が起こせるのかどうかという部分が非常に大事だというふうにいろいろな災害シンポジウム、あるいは学者さんのいわゆる行動計画等を研究されている学者サイド、そういったようなお話を伺いますと、そういうふうに言われております。といいますのは、津波が来る、この地域については津波が来る、津波から逃げるためには高いところへ逃げるんだという認識は持っていても、現実に津波の警報や大きな地震が来たときに、実際に自分が逃げられるか。これまでの過去の例等を見ますと、そういう認識があってもなかなか行動に移せない、こういうような傾向の中で、被害が大きくなっているというような分析もされているようでございまして、この辺をいかに早く行動を起こすようにするのかという部分が大事だということで、現在いろんな方面でのいわゆる住民啓発の中では、そのことを重点的に啓発しているというような状況でございまして、その辺踏まえまして、今年行います町づくり地域懇談会、町長の答弁の中にもありましたけれども、津波のシミュレーション、市街地にどういうような津波が来てどこまで浸水していくかという影像関係で示せるものがこのたび道の方から参っております。こういったような視覚で訴えるようなことをしながら、実際に厚岸町においてもこういった津波が想定されるんだという部分の認識から始まって、じゃどうするというようなことに取りかかっていかなければならないかなと思いますので、そういうようなシミュレーション資料を十分活用しながら、とりあえず今回はまちづくり地域懇談会の中でこれをお示しして、なおかつこれだけではなくて、さらにこういった部分での活用、このまちづくり地域懇談会以外の地域の取り組み、こういった部分にも私どもも積極的に関与してまいりたい、このように思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。それから、公共下水道のいわゆる整備ということで、防災的な観点からのお寺等の話もありましたけれども、いわゆるトイレの問題というのは本当に大事だということで、大きな地震、避難活動が長引いたところにおいては、特にやはりどこでもトイレの問題というのが惹起されてきているようでございます。ただ、そこで言われているのは、いわゆる逆に水洗化にしますと、水道管がダメージを受ける、排水管がダメージを受けるということで、水洗トイレそのものの使用ができなくなるというようなことの問題点、こういったことも一方では指摘がされてございます。それに比較すると、逆にいわゆるくみ取り式とでも申しましょうか、いわゆる簡素な水道管、下水管がないという部分でのそちらの方が何ていいましょうか、使える状態が残るというような部分も一方にはあるということでございますので、その点ご理解いただきたいと思いますし、なお公共下水道の関係の計画についてのお尋ねでございますので、これについては、後ほど水道課の方からお答えをいただきたいというふうに思っております。それから、この地震の対策を進めている上での弱いところ、こういったようなところの対応はどうなのかというご質問でございますけれども、厚岸町におきましては、特にこの海岸地帯でございます。この市街地につきましても漁港を持っているということでございまして、実はこの漁港施設、津波においては、何が防災上、必要なのかというような部分につきまして、これは北海道開発局でございますけれども、こちらの事業によりまして、この厚岸漁港をベースにした検討会、これが今年間もなく、この6月から始まりまして、いわゆるそういう専門家の方、研究者の方だとか、こういう方々が現地入りした中で検討が進められる、こういうことになってございます。もちろん町の方からも、それぞれの担当が入ることになっておりますけれども、こういった検討会で、いわゆる厚岸町での手薄な部分、問題点であるとか、対応の方向性だ、とか、こういったようなことも新たに見えてくるのかなということも思っておりますしこういった事業を通しまして、さらにそういった部分の検討を進めてまいりたいと、このように思っております。以上でございます。
答弁 水道課長 高根(水道課長は2007年3月まで)
それでは、私の方から、お寺のあたりが下水道の区域に入っていないのではないかという質問がありました。それで現在の事業認可区域は301ヘクタールございます。事業期間は平成3年度から平成22年度でございまして、それで確かに現在の法竜寺、あと東岸寺あと、高野寺関係は入っておりません。しかし、平成23年度以降、事業認可の拡大をしまして、全体計画に入っております。したがいまして、平成23年度以降に整備を図ってまいりたいということを考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
答弁 環境政策課長 小島(環境政策課長は2009年9月まで)
私からは、御供山の治山事業についてお答え申し上げます御供山の危険防止の工事につきましては、昭和40年代から行っているけわですが、当時から森林法の指定であります土砂崩壊防備保安林、この指定を受けた中で、御供山の周囲の治山工事に対処してまいってございます。平成13年度に新しい法律ができました土砂災害防止法による指定は受けてございません。当時はさまざまな手法を検討しながら、どのような法律の網をかけて、この地域の住む方々の人命、財産をどのように守っていくかという検討の中で、この保安林指定を受けた中で、整備していくという検討がされたものと思料してございます。現在、そういった指定の中で、この周囲の整備をしていくと。これからもこの保安林指定を受けた中で、道の主体事業として森づくりセンターと協議検討を重ねてまいりながら、整備をしていきたいと考えてございますので、ご理解願いたいと存じます。
質問 音喜多政東
最後になりました。簡単にお話ししておきます。いずれにしても地震、津波というのは、地震は自分で体験することはできるんですけれども、津波はなかなかそういうめったに体験できるものではございません。そういう意味では貴重な部分ですけれども、しかし、どちらにしても一番最初の初期が肝心だというふうに私は思います。その初期の対応いかんによって、仕事を大きくもするし、また人命を失うはめにもなるわけですから、そのことを重々意識しておかなければいけないのではないのかなと。35年の南米から来たチリからの津波の関係にしましても、早朝であり、また地震のない津波ということで、あそこの地域の人方も初めての経験だったと思います。地震が来て津波が来るんだという思いが一瞬にして絶たれまして、地震がなくても何ぼ天気がよくても、昼間でなくて早朝来たという経緯がございます。それにしてもやはり地域柄、初期の出動が非常によかったというふうに思います。お互いに隣近所、きちっと伝え合ったという、まず5時前ですから、寝ている者も起こしたと。私どもも隣の旅館さんに泊まりの客がいたんですけれども、それもやはり雨戸をたたいて起こしたと。お互いにそういう声をかけ合ったということからして、やはり大事なのは、そういう最初の初期が大事だったのではなかったかと。あそこまで被害を少なくしたのもそのせいではなかったのかなというふうに考えますが、初期の体制が一番大事だというふうに思います。そして、いやが応でもこられた場合に、その避難の対応をやはりきちっと常にいろんなことを考えていただくということ。先ほども電話の話もありましたが、そうなると、非常に今の世代の人は電話を頼ると思いますが、本当に電話が通じるものかどうなのかということ自体も、私も昔電話屋さんでしたけれども、保証はないと思いますし、先ほどお話ししましたが、役場の職員、消防団員やら皆さんがそれぞれ出た、残った後には役場の職員が全部出るということなくして、その地域で張りつけるというか、そういう考え方も一つの方法で、連絡を取り合うということも一つの手ではないのかなというふうに申し上げておきます。それから、御供山、これは非常に今は崩壊のための対策をやっていますが、これが万全なのかどうなのかという危険が頭から離れないというか、地元の人方にしてみれば、非常に疑問を持っていると。ああいう形で長年つくってきたところに人の手を加えて、今度逆に危険性を増しているような意向でございます。今の町の考え方では、土砂崩壊防備保安林の指定そのままでいくといくことでありますが、これはそのままよしとするのかどうかわかりませんが、やはりきちっとしたところでの土砂災害警戒区域の指定、これはいずれにしても必要になってくるのではないのかなというふうに私は思いますので、重々その辺のところを検討していただきたいように思います。以上で3回目の質問を終わります。
答弁 総務課長 田辺(総務課長は2008年3月まで)
お答え申し上げたいと思います。本当に津波災害、特に津波災害でございますけれども、これからやはり身を守るというのは何度も申しましているとおり、いかに早い避難行動を起こすかということに尽き、るかというふうに思いますので、この点に向けて体制を整える、あるいは住民への啓蒙啓発、こういったことに意を用いてまいりたいというふうに思います。それから、いわゆる町の職員の体制でございますけれども、基本的にはやはり地震が発生したときには、どういった規模のどの程度の被害が起きているかと、これは想定は非常に難しいわけでございまして、基本的には非常登庁をするというのを基本に考えております。それと、もう一方の考え方でございますけれども、やはり地域にその夜間といいましょうか、夜間のことを考えますと、そこに職員がいるということになるわけでございますけれども、例えばこの時間帯、今の時間帯を考えますと、地域には町の職員というのは存在していないわけでございまして、そういった中で、町の職員の、町の職員といいましょうか、常時いない方をそこに大事な位置づけにしておいて、そこに預けておくという体制というのは、やはり現実のことを考えるとまずいんではないかというふうに考えております。常時そこにいる方がやはりリーダー的な役割を発揮していただくというのが一番望ましいことかなというふうには思いますけれども、なかなかそういうふうにもならない部分もあろうかとは思いますけれども、そういったことを基本に体制づくりという部分を考えていくのが望まれるのかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思いますし、なお町の職員の招集体制については、現在も検討を進めておりますので、そういった中で、今いただいたようなお話、こういったことも念頭に置きながら、どうあるべきかということもあわせて検討していきたいなというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
答弁 環境政策課長 小島(環境政策課長は2009年9月まで)
お答え申し上げます。土砂災害防止指定区域ということでございまして、それにもとになる法律を所管しておりますのは国土交通省ということになってございます。それで、現在は御供山の所管法は農林水産省の森林法ということになってございます。ですから、2つの法律の指定を重ねて受けることの是非等も検討する必要があるのかなというふうに考えてございますので、内部的に建設課、それから防災を担当する総務課所管と検討しながら、対応してまいりたいというふうに考えますので、ご理解願いたいと思います。