みんなの議会

厚岸町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日

学校の部活動の地域移行について

2024年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、音喜多政東議員が「学校の部活動の地域移行について」質問し、教育長 滝川、生涯学習課長 川越が答弁しました。

質問者
音喜多政東 議員
答弁者
教育長 滝川、生涯学習課長 川越

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 音喜多政東

おはようございます。令和6年第1回定例会に当たり、さきに通告しております学校の部活動の地域移行についてお伺いしてまいります。1点目に、令和4年12月第4回定例会で、学校教職員の働き方改革の一環として、学校の部活動の地域移行について、初めて質問させていただきました。その際、この問題の重要さと取組の要となる部活動の地域移行を推進するための協議会を令和5年度中に立ち上げる旨説明され、今日に至っております。その後、厚岸町部活動地域移行検討協議会になる組織を立ち上げ、今日までその推進に尽力されてきたことかと思います。相手にお願いする立場だけに、苦労されたこと多々あろうかと思われますが、現在までの取組状況を説明していただきたいと思います。2点目に、この取組をぜひとも確実に成功させていただきたいと思いますし、私もそう願っております。そのためには、まだどのような課題があるのか、今日現在、またこの先において全体的なもの、あるいは町や教育委員会、学校として、また境目のない課題等があれば報告していただきたいと思います。以上で、初めの質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 滝川

5番、音喜多議員のご質問にお答えいたします。学校の部活動の地域移行についてのうち、(1)の「厚岸町部活動地域移行検討協議会の立ち上げから現在までの取組状況」についてでありますが、令和5年度は7月に協議会を設立し、その際に地域移行についての背景の説明や今後の運営方針等を決定し、9月には児童生徒や保護者、教員からのアンケート結果を基に地域へ移行する際の課題等を分析したところであります。その後、10月には推進計画の内容について協議し、11月には地域移行後の運営委員会、必要な経費、保護者負担等、より具体的な検討を進めてまいりました。12月には運営委員会の概略や令和6年度に休日の一部の部活動を地域に移行するためのモデルクラブの在り方について検討を行い、既に組織化され、指導者の了承が得られた陸上と吹奏楽について選定したところであります。2月には、これまでの検討内容を総括して令和6年度以降の指針を確認したほか、国から示された地域移行の対象は、原則中学生の部活動ですが、当町においては、生涯学習の視点から小さな子どもから高校生以上も広く生涯にわたってスポーツや文化等に触れる機会を設けようと、幼少期の児童が運動を楽しむキッズクラブ、天体や歴史、工作等を体験する海事記念館の子どもクラブも対象としたことから、名称を「厚岸総合クラブJOY」に決定し、来年度、実際に地域移行を担う運営委員会を立ち上げるというところまで検討を進めてきたところであります。次に、(2)の「今後の課題」についてのうち、アの「全体的な課題」としては、運営委員会の設立や指導者の確保がありますが、特に地域移行に際しては、教員の献身的な関わりによって成り立っていた部活動とは違い、指導者への謝礼や運営経費に充てる費用負担が必要となることから、保護者をはじめ町民に対するより詳しい説明が必要と考えております。次に、イの「教育委員会(町)、学校としての課題」についてでありますが、運営委員会が軌道に乗るまで、教育委員会が事務局を担当することとなっていることから、より一層、国や北海道の指針、他の先進事例について情報を集め、様々な事柄について対応できるよう準備しなければならないと考えております。また学校としては、複数校が1カ所で練習することも想定されることから、拠点をどこの学校にすべきなのか、休日の学校管理を誰がどのようにすべきかなどの整理が必要と考えております。次に、ウの「そのほか全般について」でありますが、活動場所が変わることによる送迎の問題や、複数校が合同で練習する場合の指導方針の統一、レベルや目標ごとの練習方法をどうすべきかなどが課題であると考えております。来年度は、休日における部活動の一部をモデルクラブとして地域に移行し事業の検証を行うことから、検討協議会や今後設立する運営委員会においてその検証の成果を基に課題を整理し、令和7年度は中学校全部活動の休日における地域移行を進め、令和8年度以降、平日における部活動の地域移行についても順次検討してまいりたいと考えております。

質問 音喜多政東

はじめにこの問題に発言させていただいたのは、平成4年12月であります。この問題の取組の指針、あるいは手本として、教育委員会は当時は北海道の教育委員会が後に示すであろう方針に、道の方針ですね、教育委員会の方針に沿って取り組んでいくと、そう説明されておりました。今回、厚岸が今日まで取り組んできた経緯については、その道の方針に沿ってやってきたというふうに考えていいのか、あるいは多少凸凹があって、それを現地で直しながらもやってきたというふうに捉えていいのか、どちらというか、どっちもどっちか、その辺のところについてちょっとご説明いただきたいと思います。

答弁 生涯学習課長 川越(生涯学習課長は2024年3月まで)

部活動の地域移行の関係の、令和4年12月のご質問の際と、その方針について変更があったのかというような趣旨かと思われます。基本的には、12月にお答えした際も、国や道のほうでは令和5年から令和7年度の3年間、当初においてはその3年間で部活動の地域移行をやってほしいという方向がまず示されました。その後、それぞれの地域においてはさすがに3年間で全てというのは難しいという声があったのかと思いますが、国としても令和5年から7年度までに、それ以降も含めてできるだけ進めることが好ましいと変更されたところであります。この方針に基づいて、厚岸町の部活動の地域移行の協議会におきましては、そのスケジュール感、考え方を踏襲した中で進めてきたところでございます。ただ、今議員がおっしゃられたような町独自の考えと申しますか、というものは、大きなものはございません。ただ、もともと検討の中でいろいろな総合型ですとか、拠点校型だとかいろいろなパターンがございましたので、それが示された中から厚岸町の協議会委員の皆さんのご意見を聞いて、それはその中から一部チョイスしたというようなことが一部エッセンスとして入っているのかなと考えているところでございます。

質問 音喜多政東

分かりました。それで、そういう方針に沿って厚岸町ではどう対応していくかという、そういうマニュアル的なものは作られたのでしょうか。

答弁 生涯学習課長 川越(生涯学習課長は2024年3月まで)

協議会の中におきましては、協議会の設置要項、それと推進計画というものを策定いたしまして、これはやはり国や道、他の地域の事例とも参考にしながら、そういうものを策定したところでございます。

質問 音喜多政東

相手があるだけに慎重にしていかなければならない部分もあるし、そういう無茶なことも言えないというか、そういう相手の行為に乗ってこの事業を進めなければいけないのではないのかなと思っているので、そういった点では慎重に進めてきたのだろうなというふうに思っております。そして、この取組というか、私が提起して、正直言って今日ここに立つまでの間は、賞味1年と3か月くらいしかたっていないわけです。私の印象としては、事が大きいだけに随分要領がよかったのだなと思うのは、去る3月5日、北海道新聞が大きく出てしまったわけです。おお、こんなに進んでいるのかと。私の印象としては、ロケットで打ち上げれば、もうロケットは設置されてしまって、もうこの4月から、来月4月からもうそれにロケットが発射するのではないかというか、軌道に乗って運営されていくのではないかという、そういう早い印象を受けたわけです。その瞬間、反面、ちょっとこれは無理しているのでないのかと。おかみ目線で教育委員会が先行してやっているのではないのかと。こんなことをしているのは無理なところがないのかなという。反面また、要領がいいから、それこそうまく順風満帆でここまで来て、もう来月早々には発射できるのだというような印象を道新で受けたわけです。そんなことからすれば、どういう状況なのだろう。これは聞いておく必要があるなと思ったので、今までの経緯の中でその辺は、道新に書かれている記事のとおり、もうそこまで進んでいるのだよというふうに理解していいのか、再度お尋ねします。

答弁 生涯学習課長 川越(生涯学習課長は2024年3月まで)

取組の進捗については、北海道新聞に掲載された内容が、表面上はそのとおりでございます。これは無理してないか、それとも順調に来ているのかという趣旨かと思われますが、やはり当初、先ほどの答弁で申し上げた、まずは令和5年から7年までが推進期間というものは、やはり緩和されたとはいえ目指すべきロードマップなのかなというふうに考えておりまして、スタートの段階から視野に入れていたのが、まさに今回の答弁でもお示しさせていただきました陸上、厚岸レーシングクラブというものになりますが、陸上と吹奏楽、これは地元の吹奏楽団という受け皿がありましたので、当初の段階から、ある程度教育委員会としてもそこら辺をまず軸にしながら、委員の皆さんのご意見を聞いて、まずは当議会においても、再三お示ししております令和6年度においては、休日の一部、部活動を移行したいというこのこのレールに基づいて、着々と令和5年度については6回の協議会の中で、協議会の委員の皆様のお知恵を借りながら、結果として無理なく既存の既に活動しているところを、この部活動の地域移行に乗せられたということでございます。

質問 音喜多政東

分かりました。それで、道新の記事をネタにするわけではないのですが、このとおりだとすれば、議論もしていなかった、いわゆる先ほども話している地域の子どもたちとかクラブとか、そういったものも巻き込んで、さらにこれを見ていくと、そういう幼少期から部活動の話が出た、駒からというかさらには成人なり、あるいはこの裏を返せば健康、スポーツのみならず生涯学習、そこまで網羅して進んできたなと、これは思いがけない進め方になってしまっているなと、先を先じているというか、これはいいことだなと、そういう印象を受けたわけです。それで、このとおりに行くと、先ほどから言っている生涯学習、スポーツや文化やそういうものを超えて、なおかつ健康に至るまで一つを網羅した取組方だというふうに思っていますが、基本的にはそこまで、今もちらっと言ったような気がしますが、そこまで進めたいという思いでいると認識してよろしいですか。

答弁 教育長 滝川

今まで課長が答弁されたとおりです。まず、道新の印象でいくと、なかなか順調に行っているなというふうに押さえられたとおっしゃいますけれども、中身は実は大変です。委員会、全6回やったのです。そのたびに、けんけんがくがくしながらやられたのですけれども、それだけいろいろな方々が本当に真剣になってそれぞれの立場で、この町をどうするのだという観点でお話しされました。音喜多議員、今、最後におっしゃいました生涯学習の視点、一番最初に町づくりなのだ、その中核なのだということで、この議論がスタートしました。ただ単に中学校の部活を地域にポイと寄こす、そういうものではなくて、この町をこれからどうしていくのだという観点なのです。それはなぜかというと、昭和39年に1,600人いた中学生が今160人です。昭和58年に800人いた中学生が今160人ですね。というふうに、10分の1、4分の1と、ものすごい勢いで減っているのです。これは、ほかの町村でもそうです。このままでいくと、子どもも少なくなる、部活動の数も少なくなる、そして働き方改革がどんどん進んでいく、この三つをやっていくと、もう待ったなしなのだという判断に立ちました。また、研修会の中でこれを進めていくのは、教育委員会が本気になるかどうかなのだということを言われました。そのとおりだと思います。それで、教育委員会が中心となって、民間に任せておくのではなくて、教育委員会が中心となってこのことについて取り組んでいこう、それも中学校の部活だけではなくて、地域づくりの観点としてこの部活動を進めていこうということで話をしてきましたので、かなり論議の中でもいろいろな意見が出てきます。けれども、このいろいろな意見をつくりながらやっていく。この部活動の地域移行は、正解のない事業と言われています。これが正解だというのはないのです。なぜないかというと、地域によって実情が違うから、さらにはこの厚岸町の規模の実践例というのは、ほとんどないです。ですから、この厚岸町の今までの部活動もそうですし、少年団や各団体が活発に行われてきたことや、それからスクールバスのほか部活バス、少年団バスというのも出ています。それから、生涯学習課がいろいろな事業を今までやってきて、そういうのも受け皿になっていくのですよね。そういうものを生かしながらやるとしたら、厚岸町のスタイルはどういうスタイルなのだということをみんなで話し合って、結果、厚岸町総合型クラブのJOYというのを立ち上げようと。そのために、まずは一気に進めるのではなくて二つの部活動、それから生涯学習を合わせると四つのモデルクラブを作って進めていこうというところからスタートします。なので、順序を追ってはいくのですけれども、その中でもしかしたら無理があるかもしれません。それはまた検証していきながら振り返っていくということを進めながら、一つずつ進んでいくという形になります。ただ、印象を見ると、順調に進んでいると。決してそんなことはないですので、ご理解ください。以上です。

質問 音喜多政東

恐らく順風満帆とは言いながらも、そういう構造は進んでいても、そう簡単ではないなとは想像はしておりました。しかし、今、大体お聞きして、やはりこれ成功させなければいけないと思うのです。もうここまで来たら後がないというよりも、この方法が一番だと思うのですよね。生涯ずっとこの町で生きていくというか、住んでいくとすれば、やはりその町の中でそういう取組ができるような道筋を行政がちゃんとつくっておかないと、そのいい機会だと今回、私は思うのですよね。ぜひそういう意味では、皆さんの力というか、今、教育長が頑張ってやってくれているなと私は常々そう思っているのですけれども、このチャンスにぜひご尽力いただきたいなと思います。最後にちょっとお尋ねしておきたいのは、そのためには、私とも議員含めてですが、町民として何をしてあげれば、これがもっとスムーズにいくのかなと。そういう日頃の行いの中から考えることがあれば、お聞かせいただきたいなと思います。

答弁 生涯学習課長 川越(生涯学習課長は2024年3月まで)

まずこの取組につきましては、ご質問にもありました今後の課題という部分は、確かに山積している部分でございます。これは引き続き検討を進めながら、運営委員会にも委ねていくということでございます。町民として何かということでございますが、まずは私どものほうから町民の皆様にこの内容について詳しく説明をした上で、今度は献身的な教員の努力だけではなくして、指導者に対する謝礼金というものも想定してございます。そうなりますと、その辺り町民の皆様が児童生徒、それと幼少期の頃の子どもから高校生以上に含めまして、こういう町民の皆さんが芸術文化、スポーツに楽しんでいただくためには費用負担が必要だという部分で、それをまずご理解いただいた上で、指導者の発掘という部分も今後の課題としてございます。ぜひぜひ、そういうものの経験のある方につきましては、今後私どもが指導者の模索していく中でいろいろご紹介いただいたり、この活動に積極的に理解、協力と、できればご参加いただけるような方も出てきていただければ、町全体の教育長申し上げました町づくりとしての視点で、この部活動の地域移行が議員のご質問のとおりいい契機になるのではないかと思っておりますので、町を挙げての取組にできますよう、今後も引き続き議論を進めてまいりたいと考えているところでございます。

出典:厚岸町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる