赤井川村議会 令和5年第3回定例会 2023年9月11日
熱中症対策について
2023年9月11日、赤井川村議会の一般質問で、能登ゆう議員が「熱中症対策について」質問し、村長 馬場希、教育長 根井朗夫が答弁しました。
- 質問者
- 能登ゆう 議員
- 答弁者
- 村長 馬場希、教育長 根井朗夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 4番 能登ゆう
2件質問いたします。1件目は、熱中症対策について村長に伺います。今まで経験のないような暑さに見舞われた夏でした。道内は統計開始以降最も暑い夏だったらしく、9月1日付の北海道新聞の記事では平均気温が平年より3度高く、熱中症搬送者3,000人超、過去最多を上回る戦後最も暑かった今年、熱帯夜続き熱中症増などと伝えられています。そんな中、道内でも住居や公共施設へのエアコン設置について必要性が高まっています。夏休み明けの小中学校で暑さのため午前授業に切り替えた地域がありましたが、赤井川村においては教室にエアコンが設置されていたおかげで通常どおりの授業が行われました。温暖化により来夏以降も猛暑傾向が続くと考えると、暑さに対応するためのインフラとして整備する必要を感じます。また、環境省ではクールシェアやクーリングシェルターといった仕組みを提唱して自治体に導入を呼びかけています。一般家庭でのエアコン普及率が低い道内では、とりわけ必要な取組ではないかと考えます。村内で発生した熱中症の搬送状況、ここ数年での件数の推移と住居や公共施設のエアコン設置状況について伺います。その上で自治体としての熱中症対策について村長のお考えを伺います。2点目は、小中学校のバリアフリー化について教育長に伺います。昨年12月、学校施設のバリアフリー化推進を要請する通知が文部科学省より出されています。インクルーシブな教育システムの構築及び災害時の避難所としての利用等の観点から学校種や設置主体の別にかかわらずバリアフリー化を一層推進する必要があるとし、国が定めた令和7年度末までの整備目標に向け、国庫補助率の引上げや緊急防災・減災事業債の活用など財政支援を紹介し、取組を促しております。村内小中学校のバリアフリー化について、総合計画等での位置づけと各施設の現状、配慮が必要な児童生徒にどのように対応されているのか伺います。また、今後の整備の必要性についてお考えを伺います。以上です。
答弁 村長 馬場希
それでは、能登議員からのご質問にお答えさせていただきます。まずは、熱中症対策ということについてですけれども、村内で発生した猛暑における熱中症及び脱水症の疑いで救急搬送につきましては、7月23日から9月5日までに50代から70代の方で5件発生しており、農作業中が1件、在宅中が4件です。搬送先は全て余市協会病院となっております。ここ数年での件数の推移につきましては、令和4年度は70代の方1件、令和3年度は70代の方2件、令和2年度は60代、70代の方2件、令和元年は60代、80代、90代の方で4件となっております。公共施設のエアコン設置につきましては、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を活用して村内小中学校の普通教室、保育所に設置されており、役場庁舎、健康支援センターの一部にも設置されております。ただ、一般住宅については、村のほうではそういう調査はしておりません。本村の村民向け熱中症対策としては、熱中症を引き起こしやすい気象状況の場合には、防災無線において注意喚起をすることで一般家庭及び学校、職場に対して熱中症の発生を未然に防止するよう努めております。環境省、気象庁による熱中症警戒アラートの指標は33度以上となっておりますが、村では28度以上として注意喚起を行っております。また、包括支援センターでは場合によっては保健師を同行し、高齢者宅へ訪問して体調確認や室内換気を促しており、熱中症についての注意喚起を行っております。デイサービスセンター利用者については、健康支援センター悠楽室を開放し、涼んでいただくなどの対応をしております。役場庁舎については、資源エネルギー庁の補助事業を活用し、エネルギー転換の調査に着手しており、地中熱を活用した冷暖房の導入の検討を進めているところであります。以上でございます。
答弁 教育長 根井朗夫
私のほうから小中学校のバリアフリー化についてお答えさせていただきます。学校施設は多くの児童生徒が1日の大半を過ごす場であり、障害のある児童生徒が支障なく安心して学校生活を送ることができるようにする必要があり、学校施設のバリアフリー化は必要に応じて進めていかなければならないものであるとともに、障害の有無や性別、国籍の違い等にかかわらず共に育つことを基本理念としたインクルーシブな社会環境の整備は近年特に求められているものであります。こうした状況の中、文部科学省からご指摘のとおり令和2年、4年と学校施設におけるバリアフリー化の一層の推進について等の通知が出され、学校施設のバリアフリー化について迅速に進めるよう要請がなされたところです。議員ご指摘のこのたびの要請については、令和7年度までに避難所に指定されている学校施設のバリアフリートイレの設置、スロープ等による段差解消、これは門から建物の前までと昇降口、玄関等から教室等まで、要配慮児童生徒等が在籍する全ての学校へのエレベーターの整備の4点が具体的に求められたものであります。ご質問の本村学校施設の現状の整備の必要性から申し上げますと、校舎については、スロープにつきましては小学校の2校は外構が対応済みとなっており、玄関内部についても対応済み、もしくはすぐに対応できる状況となっておりますが、中学校外構は未対応のため今後の対応を考えているものでございます。エレベーターについては、在籍児童生徒保護者からの要望等が出されている状況ではありませんので、現在検討対象外とはなりますが、残るバリアフリートイレにつきましては防災担当課をはじめ各担当課と調整を図りながら計画的に進めてまいりたいと考えてございます。運動場については施設内の段差解消のみが対応済みとなっていることから、計画的に進めていく必要があるというふうに考えてございます。児童生徒への対応についてでございますけれども、現在本村教育の場では性別、出生、人種、信条等の様々な多様性を認めるという、いわゆるインクルーシブ教育の理念は定着しており、障害のある人が学校生活を送る上での困難さを一人一人に合わせた周りからのサポートや環境の調整によって軽減するための配慮、いわゆる合理的配慮が取られてございます。また、総合計画等の位置づけについてでございますけれども、令和3年改定の公共施設等総合管理計画にユニバーサルデザイン化の推進を図りますというふうに位置づけてございます。以上でございます。
再質問 4番 能登ゆう
では、熱中症対策についてに関して再質問を行います。答弁いただいたのですけれども、質問では熱中症対策の現状をお答えいただくとともに、その上で自治体としての熱中症対策についてお考えをお聞かせくださいと質問いたしました。その部分が抜けていると思いますので、自治体として例えば今上げられた、答弁に上がった対策で十分と考えられているのか、十分ではないとすればどのような改善策があるのか、どのような検討をされているのか、そういう部分について自治体としての考え方をお聞かせ願いたいと思います。また、答弁の中にありました公共施設のエアコン設置状況についてなのですけれども、例えばデイサービスとか、診療所とか、高齢の方が利用する場所は優先的にエアコン設置が求められるところだと思います。小中学校も普通教室はコロナの交付金で整備いたしましたけれども、職員室については未設置ですので、やはり先生たちの負担も大きくなっていると伺っております。その辺村としてはどのようにお考えか、特定、この施設については確認したいと思います。それともう一点、最初の質問の中でクールシェアやクーリングシェルターの取組、国で推奨しているものですけれども、繰り返しになりますが、一般住宅での設置が進んでいない道内においては、やはりとりわけ必要な事業ではないかなと思います。今デイサービスセンターの利用者の方が健康支援センターの悠楽室を涼みに利用しているとか、そのようなことは伺っておりますけれども、村の一般の住民の方もやはり気軽に暑さをしのげるような場所というのが、これからどんどん暑くなってくることを考えますと必要だとも思います。その辺についての村の方もお聞かせください。以上、再質問お願いいたします。
答弁 村長 馬場希
まず、村の考え方というか、今先ほどご答弁させていただいたとおりまずは注意喚起をする。それと、高齢者の心配なところについては巡回をしながら注意喚起、もしくは家の中を見せていただきながら空気の循環をよくするだとかということを現場で対応させていただいておりますし、そういった部分を継続していきたいというふうに考えてございます。あと、公共施設については学校も普通教室だけですし、ほかの例えば健康支援センターなんかも片側の部屋だけということにはなっておりますけれども、そう安い金額でつけられるものでもございませんので、国のほうでもこの猛暑の中いろんな対策が今後出てくるだろうなというふうにも思っていますので、そういった事業なんかも活用しながら必要最低限の部分については今後の気象状況も考えていかなければならないのかなというふうには考えておりますけれども、具体的に何年度までにどこの施設、何年度までにはどこの施設というようなことで、今のところそういった計画は持ってはおりません。ただ、今おっしゃったとおり今後もっともっと気象状況が変わってくれば、それこそお金のこともそう言っていられない時期も来るかもしれませんので、そういった部分は状況を見ながら判断をしていきたいというふうに考えてございます。また、最後のクールシェア、クーリングシェルターといった部分についても特に全体的には周知はしておりませんでしたけれども、そういった高齢者の住宅を回ったりなんかする上で涼みたいという方はそちらにお連れするようなことも当然可能ですし、今後においても個別のそれぞれの対応という格好にはなると思いますけれども、そういった部分については次年度以降についてきちんと周知ができるようなことも考えていかなければならないかなという部分は考え方持っておりますので、内部で十分検討しながら進めていければなというふうに考えてございます。
再質問 4番 能登ゆう
今年だけではない、今年もひどかったけれども、ここ何年かずっと夏は猛暑状態が続いております。今年になってまだ今後の気象状況を見てというお話にはならないと思うのです。統計的にももう猛暑傾向というのは明らかなことですし、今後これが多少の変動はあっても以前のように北海道らしい夏、涼しい状況が戻ってくるとはとても思えない状況です。ぜひ具体的に考えないと、ただでさえ財政状況厳しい中では予算ついていかないと思うのです。やると決めないと変えていけないことでもあるし、亡くなる方が出てからの対応ではとても遅いと思いますので、ぜひ具体的に考えていってほしいと思います。救急搬送ではないにしても、やっぱり熱中症の症状で診療所などに来られている方の話もお聞きします。その場合診療所で点滴を受けても診療所にはエアコンがないので、暑い中窓の開け閉めだけで気温調節しながら点滴を受けている、そんなお話も伺っております。ぜひ命を守るという観点から、そのくらいの緊張感を持って取り組んでほしいテーマだと思います。すみません、答弁求めません。次に、次の質問について再質問いたしたいと思います。小中学校のバリアフリー化について教育長に再質問したいと思います。今回質問いたしましたのは、国でこういう取組をしているから赤井川ではどうなのでしょうというような一般的な質問というよりは、実際に困り事が発生しているからこそちょっと質問させていただきました。何年か前には都小学校の低学年の児童、また今年度、今年に入ってからは赤井川小学校、あと赤井川中学校でも車椅子の状態で上の階に行けなくて困っている、そんな状況が実際に発生しております。なので、例えばエレベーターについては児童生徒、保護者から要望等が出されている状況ではないから、現在検討対象外となっていますとおっしゃるのですけれども、要請が出ていないから、では黙っていていいのかということなのです。特に中学校ではお母さんがお仕事を休んで生徒さんを抱きかかえて教室まで連れていったり、そういうふうな状況だったと一緒に通っている娘からも聞いております。そういう状況を多分御存じだと思うのです。なので、要望がないから取り組まないのではなくて、やはり今小中学校どちらも上の階に行くのにすごく困っているのです。玄関のスロープは小学校はついているし、中学校はこれから検討というお話でしたけれども、やはりその上の階に行かなければ中学校は通常学級全部上の階ですし、現場の例えば合理的配慮というものに任せっ放しでは限界もあるかと思います。いっときのことならまだしも、車椅子の状態が長期化したときに生徒本人も来づらくなりますし、前でサポートする教職員、ほかの生徒さんにもやっぱり限界があるので、施設面でそういうことをサポートするためにも、要望が必要なのでしたら今この場で要望したいと思いますので、ぜひエレベーター、エレベーターが最善の策か分からないですけれども、何かしらの形で上の階にきちんとアクセスできる道は誰にでも開けるように検討していただきたいと思います。国の目標年次が令和7年度ということなので、この国庫の補助も7年で打ち切られた場合、また財源的にもさらに厳しくなると思いますので、村のほうとしてもぜひ考えていただきたいかなと思いますが、その上で具体的な検討課題としていま一度お考えをお聞かせ願えますでしょうか。お願いいたします。
答弁 教育長 根井朗夫
今の車椅子の関係の話についてなのですけれども、個別の事案の件について個人情報に関わるものには多くの、今詳細的な部分も関わるので、その辺は少し差し控えたい部分もありますけれども、一般的な一般論としての部分でお話をさせていただきますと、先ほどの答弁の中でもお話しさせていただいたように中学校の玄関アプローチの部分に関しては、本村の小学校については玄関アプローチはスロープは完備されているのですが、中学校についてはないという部分がありますので、そこは整備していかなければいけない部分であるということで、その課題はちょっと感じているところです。あと、先ほどの答弁の繰り返しにもなりますけれども、合理的な配慮という部分でいいますと、これは御存じな部分もあるかなと思いますけれども、一般的な障害の原因とか障害にかかわらず、今現在様々なサポート体制をするという学校の中での姿勢というのは定着していて、学校の中では障害とかにかかわらず例えばけがですとか、一時的な、本来はそういうのは該当ではないのですけれども、そういう子供たちも含めて配慮するような姿勢にはなってございます。例えばの話なのですが、階段昇降をサポートするですとか、それから個人の学習環境を1階に下げるですとか、もっと言いますと全体の学習環境をその子に合わせて1階に下げるですとか、またトイレのドアを取り払ってのれんに変えるですとか、様々なそういうような配慮をしながらその子に対応しているような状況は今現在やってございます。そういうようなことでソフト的な配慮なんかはしているところです。それからもう一つ、今階段の昇降の具体的な話をされていましたけれども、階段の昇降ということでいいますと、本村は階段昇降機はございますので、そういうことが必要であれば階段昇降機を使った対応もすることができます。ただ、しばらく使っていませんので、バッテリーの交換はちょっと必要にはなってくるので、そういうふうなことも対応することは可能なのです。今のお話の補助金を使ったその機械は補助対象認定が必要になってきますので、医療機関の審査ですとか、様々な検査をかけてそういう認定、多少のハードルをクリアした上での今の補助申請が必要になってくるところでして、そういうところの手続を踏むようなことも必要になってきますので、そういうところを経ないといけませんので、その辺りも今後いろいろ総合的に判断しながら、対応を取りながら、ただいずれにしてもバリアフリー化に向けた対応はいろいろ配慮しながら取組はしていきたいなというふうには考えてございます。
再質問 4番 能登ゆう
ありがとうございます。繰り返しになるようで申し訳ないですけれども、一時的にけがとかでそういう設備が必要になった方とか、それが対象にならないというお話だったと思うのですけれども、その辺は私ちょっと、すみません、勉強不足で把握していなかったので、ただふだんいらっしゃらなくてもやっぱり例えば転校生がそういう状態の子がいるとか、これから入学する方が、そういう状態の子がいらっしゃるとなったときにいきなり、では改修しましょうというのは難しいと思うのです。なので、備えとして、階段昇降機のお話もありましたけれども、いつでも使えるように整備しておく。備えとして、あといつでもその改修に向けて動けるように情報収集などは常に行っておくという姿勢をぜひ持ち続けて、何か起きたときのために迅速に動けるように準備していただきたいと思います。すみません、答弁求めません。以上です。