みんなの議会

赤井川村議会 令和2年第2回定例会 2020年6月16日

新型コロナウイルスの感染拡大、その長期化の影響について

2020年6月16日、赤井川村議会の一般質問で、能登ゆう議員が「新型コロナウイルスの感染拡大、その長期化の影響について」質問し、村長 馬場希、教育長 根井朗夫が答弁しました。

質問者
能登ゆう 議員
答弁者
村長 馬場希、教育長 根井朗夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 4番 能登ゆう

新型コロナウイルスの感染拡大、その長期化の影響に関して質問いたします。新型コロナウイルス感染拡大の影響は、私たちの社会がもともと抱えていた問題、課題、いびつさを顕在化したとも言われています。例えば長年効率化の掛け声のもとに公的な支出が抑えられてきた医療、防疫体制、介護や福祉、教育といった分野や情報通信環境の脆弱性、サプライチェーンの過剰な国外依存、簡単に雇用の調整減として扱われる非正規労働者の窮状など、影響が長期化するにつれ、その足元の不安定さが鮮明になっています。社会の在り方そのものの見直しが迫られる中、基礎自治体ならではのきめ細やかな実態把握と幅広い視点からの継続的な取組がより一層求められているのではないでしょうか。自治体として何ができるか、何をすべきかという点から、通告いたしました各テーマについて質問いたします。まず、雇用の維持と事業の継続について質問いたします。経済全体の縮小、形態により雇用情勢が深刻化しています。赤井川村においても、冬場の産業の柱であるスキーリゾートを中心に雇用に対する影響は過大であろうと考えます。雇い止め、派遣切り等、地域の雇用失業状況をどのように把握しているでしょうか。また、多くの外国人労働者がいらっしゃいます。外国人労働者の方々の現状把握とケアは十分に行われているでしょうか。ニセコや倶知安についての報道があったように、職を失い、帰国もできずに困っている方はいらっしゃらないでしょうか。特に影響の大きい観光、宿泊業、イベントやアウトドア関連、飲食業への影響をどのように捉えていらっしゃるでしょうか。また、基幹産業である農業への影響をどのように捉えているでしょうか。持続化給付金、制度融資、雇用調整助成金等の支援制度は適切に活用されているでしょうか。手続の煩雑さ、また経営体力がないことなどの理由で申請を諦めるケースも多いという報道もあります。制度の活用のための支援は適切に行われているでしょうか。地域の実情に応じた対策が求められる中、地域の現場を知り尽くした自治体独自の雇用政策、経済産業政策をどのようにお考えでしょうか。次に、必要不可欠なサービスをどのように維持していくか質問いたします。自粛期間も自粛することのできない社会生活やライフラインを支える業種、例えば医療、防疫、介護、福祉、清掃、ごみ収集、公共交通、生活必需品の生産、物流、販売に関わるお仕事など、それらを担う方々がエッセンシャルワーカーとして注目されるようになりました。また、同時に感染リスクにさらされながら地域に不可欠なサービスを提供する、そうした人々の多くが低所得、低待遇、不安定な雇用の非正規労働者であること、その理不尽さについても問題意識が高まっています。地域に必要不可欠なサービスを維持していくために自治体として何ができるとお考えでしょうか。パラダイムシフトにどう対応していくかということについて質問いたします。コロナショックは、私たちの社会の在り方、人々の価値観に大きな転換をもたらすと考えます。テレワーク等働き方の変化やサプライチェーンの多様化、大都市一極集中から地方へ、行き過ぎたグローバル経済、海外依存から自給的経済へ、こうした変化は人口減少に悩む地方にとっては大きなチャンスにもなり得ます。長期的な視野で、いわゆる地方創生につなげていくためにどのような施策が必要とお考えでしょうか。次に、高齢者の健康への影響について質問いたします。長引く自粛生活で生活が不活発になることにより、様々な弊害が指摘されています。高齢者の心身の健康にどのような影響が出ているか、村内の実態をどのように把握され、対策を考えていらっしゃるかお聞かせください。以上までが村長への質問です。次に、教育長に対して質問いたします。小中学校の環境づくりについて質問いたします。約3か月の休校が子供たちに与えた影響、心身の健康状態や学力、生活リズムなどについてどのように把握しているでしょうか。北海道教育大学の平野直己教授は、北海道新聞の記事の中で学習の遅れの解消と同じくらい心への対応も大切であり、子供が夢中になって五感を働かせる遊び、余裕を持って物事を楽しむゆとり、人との温かな関わりの3つが必要と語られています。学校は再開しましたが、感染への不安、詰め込み教育への不安、新しい生活への過剰な適応がストレスにならないよう配慮が求められていると思います。子供たちが安心して過ごせる環境をどのようにつくっていかれるかお考えをお聞かせください。また、学習の遅れに関しましては、学校休業が長期化したことで学力格差が一層深刻になるのではと懸念されています。学力保障の仕組みをどのようにつくっていかれるかお考えをお聞かせください。先ほどご紹介いたしました平野教授は、同じ記事の中で子供を支える大人も支えられ、ねぎらわれていることがとても大切であり、大人同士が温かくねぎらい合う雰囲気があると子供も安心感を得られると語られています。子供たちを日々支えてくださっている教職員の皆さんに対するサポートを自治体としてどのようにお考えでしょうか。以上です。

答弁 村長 馬場希

それでは、能登議員からの一般質問についてお答えさせていただきます。まずは、雇用の維持と事業の継続についてでございますけれども、1点目の雇い止め、派遣切りなど、地域の雇用失業状況の把握についてですが、商工会、村でも個別に村内事業者から今回のコロナ禍に係る聞き取りを行っております。経済状況の悪化により一部の事業所で都合により解雇や待機などの措置はあるようですが、世間一般で言われている深刻な雇い止め等は発生していないと受け止めています。冬期間は、期間雇用の労働者の方々も多くおりますが、ほとんどは契約期間満了に伴うものであると聞いております。聞き取り調査でも通常の経済状態に戻れば以前の雇用人数に戻したいとの意向を示している事業所もあることから、今後の景気動向にも注意を払っていきたいと考えております。2点目の外国人労働者の現状とケアの件ですが、冬期間の多くの外国人労働者は期間満了またはコロナウイルスの影響を考慮してご自身の判断で帰国されていますが、雇用契約延長された労働者のほか、帰国せずに他の仕事に就業された外国人もいると聞いています。現在も当村に居住されている外国人の方には、特別定額給付金の対応として事業所の人事担当を相談窓口として対応いただくなどスムーズな給付が行われております。3点目の影響の大きい宿泊業、飲食業への影響に関しては、北海道において観光誘客促進道民割引事業(どうみん割)などの事業も予定されております。経済活動が順次再開されることで今後も官民で様々な取組や対策が行われますので、要望があれば国費補助事業等の活用やイベント等の協力など対処してまいりたいと考えております。4点目の基幹産業である農業への影響に関しては、これから本格的な収穫を迎えることとなりますが、インバウンドを含む観光業の回復状況や景気の動向により今後どのような流通状況、市場価格となるのか見通せない状況でありますことから、現在もその動向を注視しております。なお、コロナウイルス対策に関わります農業支援情報をまとめて7月中に各農業者の方々にお知らせするよう準備をしております。5点目の持続化給付金等の支援制度の活用状況ですが、持続化給付金に関しては村内でも複数の事業者の方が申請済み、申請予定、検討していると伺っております。そのほかの制度への申請や取組も聞いています。制度によっては複雑な手続を要するものもあり、支援事業の中には専門家のアドバイス事業や派遣事業などもあり、村内事業者への情報提供を行っています。なお、制度活用や支援業務は商工会も重要な役割を担っていますので、今後も引き続き連携して対応してまいります。6点目の地域独自の雇用政策、経済対策ですが、地域の実情により自治体独自の施策で取り組めることができる国費の新型コロナウイルス感染症対策地方創生交付金を最大限活用して、村民が安全、安心に生活できるよう村独自の対策を進めてまいりたいと考えております。特に二次補正については、今後近々また内示額が示されると思いますので、その交付金を活用しながら、また広く住民に関わる対策を考えていきたいというふうに考えております。続きまして、必要不可欠なサービスの維持についてでございます。必要不可欠なサービスについては、自治体にできることは村が直接関わる事業者については情報の提供、注意喚起及び個別の相談に応じる等の対応を行っており、今後も継続したいと考えています。パラダイムシフトにどう対応していくかでございます。コロナ後、議員が懸念されるような社会的価値観等が革命的に変革するとは考えにくく、現状の社会資本や国民の生活対応から考えると、都市部を除く地方は緩やかな変革になるだろうと想定しています。ただ、緩やかな変革に対応するにしても、ウィズコロナ、アフターコロナ、ポストコロナに対応する基本は情報通信ネットワークの整備であると考えておりますので、この機会に光通信環境の整備に取り組みたいと考えております。高齢者の健康への影響についてでありますが、高齢者の細かな情報を把握し、その対応を専門機関に適切につなぐため包括支援センターを委託しております。緊急事態宣言前の3月上旬から中旬にかけて、包括職員と村保健師で分担して村内高齢者を対象とした電話連絡による状況確認を実施しています。ということで、資料の括弧の部分に数字的なものを書いてありますので、御覧いただければというふうに思います。緊急事態宣言解除後は、包括職員による高齢者宅訪問を徐々に再開し、包括が得た情報を介護保険課で集約し、保健福祉課と情報を共有し、連携を図っています。また、高齢者に限らず健康や気になる住民に対しては、必要に応じて村保健師から連絡をとり、個別に対応しております。その数字的な内容については、括弧の中に記載しておりますので、ご高覧いただければというふうに思います。以上で能登議員への一般質問の答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 根井朗夫

ご質問ありがとうございます。小中学校の環境づくりについてお答え申し上げます。1つ目の3か月の休校が子供たちに与えた影響をどのように把握しているかについてですが、まずは臨時休業が明け、ほっとしているところですけれども、村内の児童生徒全員が登校できているところです。健康面なのですが、子供たちは元気に登校しています。ただ、特に夜型の生活になっていた児童が少なくないのではないかということを心配しています。中学校生徒は、生活リズムの切り替えが素早くできている子供たちが多いものの、小学校では朝の1、2時間目に眠たそうにしている子供たちが見られ、担任が布団に入った時間などを聞いたりしながら、リズムを取り戻すための声がけをしているところです。運動面では、体育的活動が現在制限されている中ではありますが、できるところから体力テストを開始して現在把握に努めているところです。マスクをつけたまま、あるいはマスクを一時外させるなどしながら、徐々に体力の回復と、これから迎える、先ほどもお話ありましたが、暑さに対して体を慣れさせている、そんな段階でございます。学習面ですけれども、家庭学習の課題作成、配付、それから電話、家庭訪問等、学校でできることを考えて様々な面で家庭にもご協力をいただきながら進めてきました。小学校は、自学スキルの範囲で努力してきたものというふうに思いますが、十分な理解には至っていない子供もおり、同時に学力差が拡大した可能性もあると考えて注視しています。中学校では、生活の様子、それから授業の様子、ともに大きな影響は感じないというふうな報告を受けていますけれども、今後の授業やテスト等で観察し、対応を図っていきます。2つ目の子供が安心して過ごせる環境をどのようにつくっていくかについてですけれども、先ほどのストレス回避の部分でもございますが、学習内容を詰め込むような状態に陥ることを回避して、そのことに起因する不登校や学力遅滞を生じさせないような取組を意識しながら進めているところです。そのために、まず授業時数回復策についてなのですが、オンライン学習支援と同時に年度当初に計画した授業時数、余剰時数を加えた計画の見直しを行っています。再度の臨休にもある程度対応できるように対応しているところです。また、児童が感染への不安を持っていることは、子供たちの様子から見てとることができます。例えば体育用具などを共有の道具を使うときためらうような、そんなしぐさが見られる子供たちもいますが、学校では授業中も、それから全職員で作業を分担しながら消毒作業を行いまして、消毒済みである、あるいはそうではないというのが分かるように置く場所を区別したり表示をしたりとか、そんな工夫もしているところです。また、不顕性感染者がいることを想定した生活様式の浸透というのは、これは社会全体の要請ではありますが、学校でも発達段階や学校内での生活実態に合わせた行動様式は示していかなければならないというふうに考えています。定着には時間かかりますけれども、指導や注意の多さ、これがまた児童のストレスにつながることもあるかなということで、フットプリントですとか、方向とか矢印とか止まる位置を示す、そんなものですとか、ナッジ理論なんかを取り入れながら、視覚的にちょっとしたきっかけを与えることで自分で気がついて行動を考えられるような環境づくりに取り組んでいるところです。中学校では、休業明けすぐに子供たちにアンケート調査を行いました。その後、教育相談も実施したのですが、現在のところは大きな課題を持つ生徒はいないという報告を受けています。中学生で学力面への不安を持つ生徒は少数いるようですけれども、詰め込み等への不安はないようです。また、新しい生活様式の意識づけは行っていますけれども、これがまた大きなストレスになっていることはないというふうに報告を受けています。3つ目の学力保障の仕組みをどのようにつくるかについてなのですが、各学校ではオンライン授業に向けた準備を進めています。その目的としては、そこに書いているようなところ、4つの目的を基にということです。中学校は、専門チームつくって、より効果的な指導の在り方を目指して協議を重ねています。校内3校とも研修を行っていまして、オンライン朝会ですとかオンライン職員会議、あるいは学校間の会議なんかもオンラインを使って、すぐ先生たちが次のステップに進めるように、そんな取組を今やっているところです。また、丁寧な個別指導ができる時間の設定ということでは、小学校は主に放課後の時間を使って補習を行っています。中学校は休み時間を使いながら個別学習や、それから本人からの相談業務もここで行っています。小学校では、各教室において学習支援員も個別対応していますが、これまで臨休中に取り組ませた内容については必ず再開後に確認をする、そんなふうにしてやってございます。これらのことから、長期休業期間を短縮して、こういうことを保障するためには、やっぱり授業時数の回復というのは必要になってきますので、学力差への対策として放課後補習の時間は職員を総動員して、校長、教頭も含めてなのですが、個別指導、少人数指導に当たる体制をつくりながら今指導しているところです。最後の4つ目のサポート体制の部分なのですけれども、今年度赤井川小学校は加配教員の申請で、昨年中学校を退職された小中校長先生を理科、数学の加配教員として配置させていただくことができました。本村の学習支援員についてなのですが、児童生徒数当たりの配置人数は後志管内ほかと比較しても手厚いほうであります。村としては、現状で当面はこの支援体制の中で行わざるを得ないのかなというふうに考えています。ICT支援員の関係なのですけれども、なかなか人材の確保というのが難しい状況にあります。それで、本村に機器を導入していただいているICTの業者ですとか、それからこの保守のサービスなんかを利用しながらサポートしてもらったり、あさっても実施しますが、例えばソフトバンクの職員に来てもらって、外部のどんどん来てもらえる人にはそういうのでICTの研修を行いましたり、あるいは村内外の堪能な職員を講師に招いて研修を行ったりしているところです。これまで各種団体、先ほどねぎらいのお話がありましたが、これまで各種団体や個人、様々なご支援を学校もしていただいて、そのたびごとに先生方も頑張ってください、こういうような声がけをしていただいて、この言葉がけに先生方も本当に励まされてというか、毎日の消毒なんかもすごく大変な量なのですけれども、そういうのに励まされていたこともあります。ボランティアの申出とか、励ましの言葉が心の支えになるものというふうに思っていますので、ぜひいろいろな場面でねぎらいのお言葉をかけていただければありがたいなというふうに感じているところです。ありがとうございます。

再質問 4番 能登ゆう

まず、村長に対しての再質問いたします。まず、雇い止め、派遣切り等の雇用失業状況についてですが、村内の事業者から聞き取りされたということで、逆に働いている側のほうへの聞き取りはされたのかなという印象を持ちました。私が個人的に聞き取った中でも、やはり3月いっぱい、例えば期間雇用でスキー場で働くつもりが2月で打ち止めになったとか、そういう方たくさんいらっしゃいます。なので、実感とこの答弁の内容がちょっとかけ離れているかなという印象持ちますので、もうちょっと労働者の側に寄り添った視点で考えていただいてもいいのかなと考えます。それと併せて、持続化給付金等の支援制度の活用状況についてなのですけれども、事業者に対しての支援については、こういう国の支援制度であるとか、村でも休業要請に伴って協力金ということで出されていると思うのですが、一方で働いている側、雇用されている側の労働者の方たちには実際休業手当を、ではもらえているかというと、そういう実態もないかと思います。国の二次補正も発表されましたけれども、どちらかというと事業者側の支援のメニューが中心になっていますので、どうしても一人一人の生活者に届く支援はなかなか盛り込まれづらいのかなという印象を持っています。そういうときこそ、やはり住民に近い自治体が住民の個々の状況をきめ細やかに把握して、寄り添った支援というのが必要とされていると思いますので、先ほど村長のほうからも二次補正の活用については住民に広くまた届くような、住民に関わる政策を考えたいというお話でしたので、ぜひ第二次の臨時交付金の使い方については暮らし目線というか、住民目線というのを意識して考えていただければなと思いました。あと、必要不可欠なサービスの維持についてということなのですけれども、私質問の通告の仕方が言葉足らずだったかなと思いまして、改めてなのですが、必要不可欠なサービスの維持が今とても大変な状況になっているのは、最初の質問でも申しましたように、やはり長年効率化等の理由で公的な支出が抑えられてきた。村の直接関わる事業者についてはと答弁にありましたけれども、やはり村が直接関わる部分については、例えば介護サービスに対してもそうだと思うのですけれども、やはり指定管理のお話一つにしても、まず上限金額からの話になってしまう、そんな状況もあるかと思います。なので、ただこういう必要不可欠なサービスにきちんとお金をかけていかないと、結局担ってくれる人がいない。その結果が今のコロナショックによって、やはり医療や介護、福祉分野の脆弱性というのが明らかになってしまって、そういう状況もあると思いますので、まず自治体としてできるのはきちんと必要な分野の業種にお金をかけること、そしてそこで働く人材を育てていくことがまず第一にやらなければならないかと考えますが、その辺についての村長のご認識について改めて質問いたします。次のパラダイムシフトにどう対応していくかということのご答弁の中で、革命的に変革するとは考えにくくというお話なのですが、これも都市部中心というわけではなく、都市部の変化が地方の変化にもやはりつながってくると思うのです。そして、今の変化というのは、地方都市にとってみれば、いわゆる呼び水になるような変化が多いのではないかと思います。最初の質問にも上げましたけれども、都市への一極集中から地方であるとか、あとは輸出入中心、国外依存の経済から自給的な、今日の農業新聞の1面でも加工用とか業務用の野菜を国外から国内の生産に変換していきましょう、国産回帰していきましょうという提言をJAが行ったという記事が今朝の農業新聞の1面に載っていました。そんなふうに地方や、あとは農業、一次産業にとってはチャンスにもなり得る、そんな事態なのではないかなと思います。そんな中で、やはり自治体としてそういう変化を見据えて、その変化を自分たちの活性化につなげていくような施策、そのインセンティブを与えていくような施策というのがかなり求められているのではないのかなというイメージで質問いたしました。光通信環境についてもそうです。取り組まれていかれるということで、これもやはり今まで仕事の場に近いところに住んでというのが、どこに住んでも仕事できる環境があることで、例えばここはスキーリゾートもありますし、やはりスキーやスノーボード好きな方は、そちらの自分の好きなことを中心に、仕事はテレワークでどこにいても、そうやって移住してこられる環境も同時に整えていけるようになると思うので、今は本当に大変、いろんなことに目先の大変なことに対応していかなければならない時期だとも思いますが、一歩先を見据えて村としての、地方創生という言葉は手あかがついた感じではありますけれども、やはりこれから人口減少社会で自治体として、自治体を維持していくわけではないですけれども、人の暮らせる環境を維持していくためにも自治体独自の施策というのはとても重要になってくると思いますので、そういうことでもう一歩答弁をいただければなと思います。村長に対しては以上です。

答弁 村長 馬場希

再質問についてお答えします。労働者目線でというようなことのお話がありました。先ほども申しましたように、第二次補正対応につきましては、一次補正とは違った取り扱いというようなことで考えていきたいというか、国もそういった部分に広く経済対策というようなことも言っておりますので、そういった考え方を持って内部でいろいろ意見を集約していって、また皆さんのほうにご相談しながら進めていきたいなというふうに考えてございます。あとは、支援制度についても、直接的に既にもう申請をしてお金をいただいているという方の話もお聞きしたりもしますけれども、この辺についても、繰り返しになりますけれども、商工会のほうとも連絡を密にしながら、やっぱりきちんと申請に対して手続がうまくとれなかったりだとか、やり方が分からないという部分については支援をしていくというような形を村のほうも応援していきたいということを前々からお伝えをしておりますので、そういった姿勢は今後も続けていこうというふうに考えてございます。あと、必要不可欠のサービスをどのように推進していくかというようなことで、前回の協議会のときにもお話をしましたけれども、やっぱり必要なお金の部分については、例えば指定管理にしてもきちんと積算をしてやっていくというような考え方で、実績に応じてこの方はこれだけでいいでしょうというような考え方はしないようにはしたいというふうに考えております。これは、村に関わる全ての事業に対してはそういう考え方では基本には立ちたいというふうに思っています。ただ、そうはいってもお金のかかる問題ですし、お金が要る問題です。予算にも限りがあるということがありますので、その辺はできる、できないは当然出てくるだろうし、満度に見ていくというのもなかなかできない部分もあると思います。当然これらを維持していくのに行政がやる部分、民間事業者がやる部分、個人がやる部分と、それぞれ役割分担というのも出てくるでしょうから、そういったところをきちんと役割分担を考えながら予算の範囲内で見ていきたいなというふうには考えてございます。あと、パラダイムシフトにどう対応していくかというか、どう対応していくかと言われたので、パラダイムシフトといったら劇的な改革ということの意味なので、そんなに急激な改革は起こるかなというような考え方で返答させてもらったのですけれども、ただ議員言われるように先を見越した中でというふうには当然必要なことだと思っていますけれども、今やらなければならないことというか、そういった部分の中でやっぱり考えていかなければならないということも多々あるだろうというふうに考えています。先ほども言いましたけれども、都会の激変と地方のスピード感の違いというのは当然出てくるのだろうなと思いますので、そういったところも感じながら先を見ていくという必要があるのかなというふうには思っております。ただ、今後田舎にテレワークなんかで移住するだとか、一次補正でも上げさせてもらっている新規就農でこちらに来たいとかというような部分の対応なんかというのも、今後少しずつは都市から地方へという流れの中では出てくるのかなというふうに思いますけれども、ただやっぱり懸念しているのが、どんどん、どんどん地方に人が来るということは非常にありがたいことなのですけれども、それが例えばテレワーク、僕も情報通信は基礎だよという考え方でお答えしましたけれども、基礎は基礎なのですけれども、やっぱり地域住民としてどうやって地域と関わりを来てくれる人が持つかということも大事にしていかないと、どうしてもテレワークができるというか、通信網ができてしまうと、家の中にいていろんなことができてしまうということで、都会から移住した人がいても、要するになかなか外との関わりが持てなくなるということが、今回のコロナにかかわらず、それぞれ地方で先進的に進んでいるところでも今課題となっているというふうに伺っていますので、やはり地域住民とのつながりというものを念頭に置きながら、こういった部分については考えていかなければならないのだろうなというふうに思っておりますので、そういったことを忘れずに取り組んでいければなというふうに思っております。以上でございます。

再質問 4番 能登ゆう

次に、教育長に対しての再質問いたします。まず、子供たちの健康面についての把握についてなのですが、子供が通っている赤小の例で恐縮なのですが、再開後に体位測定をやっていると思います。体重と身長を測って。そういうのの集計した結果で、例えば学校の休業中に極端に太ったり瘠せた子がいないかどうかとか、そういう統計的な部分ですね、そういうのをまとめられている状況があるのかどうかお聞きをしたい。あと、すみません。語句についての質問で申し訳ないのですが、フットプリントやナッジ理論を取り入れているという部分、そのナッジ理論というのが何なのかということについて。あと、中学校では休業明けすぐ子供たちへのアンケート調査を行いということだったのですが、小学校について、小学校の場合は保護者も一緒にのほうがよいのかとも思いますが、小学校についてもこうしたアンケート調査等の予定があるのかどうか。あと、オンライン学習の支援に向けた準備ということで、端末等については先ほど連議員からのご質問の中で答弁にありましたが、その中身についての部分、コンテンツというのでしょうか、私も子供の休業中に何か使えるものがないかといろいろオンライン学習支援みたいなのをインターネットで探しては、あちこちのぞいてみたりもしたけれども、結構学校向けのサポートを用意している業者さんもたくさんあるのだなと初めて知ったのですが、やはり個人でそういうサービス使うと思うとお金もかかってくるので、なかなか敷居が高いということもあって、例えば学校でそういうコンテンツ、サービスを提供している業者さんと提携するというか、サービスを利用するというのも、例えば自前でオンラインの学習の支援の中身も用意するのと、そういったサービスを利用するのと、いろいろ使い分けるのも教職員の負担軽減という点ではありなのかなと。これは、すみません。本当に素人考えですけれども、使えるもの、利用できるものは利用して、少しでもスムーズな展開ができればいいのかなという点で、そうしたサービスの利用も考えられているのかどうかについてお聞きしたい。あと、最後の部分です。ボランティアの申出や励ましの言葉という点で、ボランティアしたいという方もきっとたくさんいらっしゃると思うのですけれども、逆に言えば例えば清掃のボランティアとか、やりたいなという方はいるかと思うのですが、では1人で行って何かやりたいのですと、なかなかそういうこともやりづらいという状況もあると思いますので、例えば余市町などでも学校支援員という名前だったかな、学校のいろんな活動に協力してくれる住民をあらかじめ登録しておいて、例えば花壇の花植えとか除草とか、そういう小さなことでも何か学校にかかってできる人、あらかじめボランティア登録しておいてみたいな制度をつくっている自治体もあるので、そうした何か受皿があれば私もやってみたいという人が手を挙げやすくなるのかなと考えます。コミュニティスクールのほうもこれから進んでいくと思うので、その中でもまた検討されていくのかとも思いますが、そうしたボランティアなり地域の人をどう学校の活動に取り組んでいくかということについて、お考えについてお聞かせください。

答弁 教育長 根井朗夫

まず、体調の関係なのですけれども、実はこの休みに入る前に行われて、そして本来であれば6月までの間に実施しなければならない子供たちの様々な検査、各種検査なのですが、これが今回のコロナの関係で実施できていない状況があるのです。そんなこともあって、水泳の授業ができない、これはうちだけの話ではなくて、いろいろなところにしわ寄せ来ているのですが、そういうような状況もあって、だからつぶさに子供たちの状況が把握できているかというと、健康的な医学的な見地からの体調確認は十分できていないところはあります。今の体重等については、ここ確認していないのですけれども、体重の変化を確認したという話は聞いてはいないのですが、そこは確認はしていないのですけれども、子供たちの体調面の管理の部分はそれぞれの養護教諭が子供たちと個々に話ししたり、そういうふうな形でやっているということは報告は受けています。そういう中で、大きなトラブルは今現状では発生していないという話は聞いています。そのぐらいの答えで大変恐縮なのですが。ナッジ理論の話ですね。片仮名で申し訳ありません。例えばなのですけれども、もともとは肘を突くという意味らしいのですが、我々学校現場で例えば取り入れるのは、おしっこを、小便器をこぼしてしまう男の子がいます。そういうときに、ちゃんとちんちん持ってやりなさいよと、こんなところでこんな話もあれなのですが、そういう指導をする方法もあるのですけれども、そういうことを経なくても、便器に的をつけることで子供たちがそこに持ってやることで、指導しなくても無意識のうちに子供がそうなるようにしむけるような、そういう理論といいましょうか、そういうものをなるべく対応しながら子供たちに……。今回新たな生活様式のことでも様々なこと、こうしなければ、ああしなければということをたくさん言っていますので、なるべくそういう要素を多くしながら、無意識のうちに子供がそういう新しい生活様式に慣れていくような環境づくりを心がけてやりましょうということで、今各学校にお願いしているところです。例えば赤井川小学校では、矢印をテープで張ることで通行方向を整理する、それで接触しないようにするであるとか、距離を2メーター以上とれるように、これもよくあるかもしれないですが、足跡をつけるであるとか、そんなことをやっている、そんなところです。アンケートの関係ですね。アンケートについて、今現状では子供たち、小学校でアンケートをとったという話は聞いていないですけれども、中学校の場合は自分で客観的に見詰めて書いたりしやすいのですが、小学校の場合は基本は子供の様子を観察するところから始めましょうということでやってはいます。ただ、今後それが必要な状態が生まれてくるようであれば、もちろんそれも選択肢には含めてはいるのですが、まず優先的に子供たちの様子を担任だけではなくて、多くの目で見るようにということで子供たちを見取りましょうというところで指示し、あるいは校長先生もそういう考えで今やってくれているところです。今実態としては、そういうところになっています。それから、コンテンツの関係ですね。コンテンツの関係は、今回分散登校のときに千歳のネットでの学習のやつをお知らせしたかなと思うのですけれども、これは道のほうで3年生以上の子供たちをということで、そういうコンテンツを作りまして配信したものです。ただ、それをいきなり家庭の中でできるかというとなかなか難しいところがあるので、まずは学校の中でそれを慣れる活動をやってから、それからやりましょうということで今取り組んでいます。実は、例えばこれ4年生の話になりますが、4年生で15分ぐらいでお話しして説明したら、あとは次の学習をしようと思ったのだけれども、実際には1時間かかってしまった、子供がそれ分かるようになるまで。結構慣れるのに時間がかかるということもあるので、先ほどもちょっと言いましたように今の子供たちが学校に登校している、この間をうまく利用しながら、そういうコンテンツになるべく触れる、学校の中で指導ができる環境の中で指導しましょうということで話ししております。具体的には、この千歳のほかにも、もうほかの教育委員会で、例えば私のほうで紹介させてもらったのは札幌の稲穂小学校だったり、これはほかの学校の話なのですが、それから旭川の教育委員会の各学年の学習コンテンツなりを作って、大きなところは作って配信しているところあるので、そういうのを使いながら、それをベースに、これは配信で受動なのですが、受動で受けたやつを今度は遠隔、例えばズームとかを使って、それを見ました。見た後に子供たちに学習で今のやつどうだったという関わりを持つような、どうしたら効果的に授業ができるかというのを今学校のほうで研修して積み上げていってほしいという話を今しているところです。今現在いろいろな有償ではなくて無償のコンテンツもたくさんあるので、現時点では無償のコンテンツを使いながら効果的な指導ができるようにということで取り進めているところです。それから、もう一つは、先ほどのタブレット端末を今後第2波、第3波というのに備えてということで、タブレット端末、アイパッドを選択したというお話をさせていただいたのですが、そのアイパッドは実は200万とも言われるようなコンテンツがあるということで、これは無償のコンテンツがたくさん入っているということで、例えば低学年であれば筆順だったり計算だったり、そういうコンテンツがたくさんありますので、それをタブレットに入れて子供たちに配付することで家庭学習をしてくるとか、そんなふうな使い方をこれからしていくことができるのではないかということで、それぞれ学校で計画を立ててもらっているところです。ボランティアの関係なのですけれども、おっしゃるとおり今回コミュニティスクールをつくっていくという、その中でコミュニティスクールにおいては学校運営協議会というのと学校支援という車輪の両輪だというふうに言われています。その学校支援のほうの充実という部分、地域の人たちに入ってもらうことで、どんな学校に対して支援ができるかという、最終的に目指すところは部会みたいなもの、例えば安全部会だったり、それから学習支援部会だったりとかという、そういうものを目指しながら学校支援するような体制づくりを村全体でつくっていける、そんなことを目指しながら進めていければなと今考えているところです。以上でございます。

出典:赤井川村議会 令和2年第2回定例会 2020年6月16日 議事録 PDF(53ページ) 間違いを知らせる