赤井川村議会 令和元年第4回定例会 2019年12月19日
村長の人事の采配について
2019年12月19日、赤井川村議会の一般質問で、連茂議員が「村長の人事の采配について」質問し、村長 馬場希が答弁しました。
- 質問者
- 連茂 議員
- 答弁者
- 村長 馬場希
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 1番 連茂
それでは、一般質問ということで質問させていただきます。人事についてお伺いします。馬場村政誕生から半年がたちました。4年の任期の8分の1が過ぎたことになりますが、順風な船出となったでしょうか。村長自身の見解をお伺いしたいところでもありますが、現在職員の顔つきや立ち居振る舞いを見る限り大きなうねりに立ち向かう強い心構えや迅速な行動を感じ、頼もしく見ている次第です。そこで、行政のかじ取り役としては最も重要な人事についてお尋ねします。人材は宝とも言われるとおり、人を効率よく動かすことの重要性は言うまでもありません。特に馬場村長が掲げた稼ぐ村を実現するためにはいかに効率よく人材を生かすかということが不可欠です。ただ、残念なことに過去を見てみると、温情的な配慮とも思える事例が多々あったように感じています。人間関係の好き嫌い、ましてやコネで人事を決めていくということになると、そういう姿勢は必ず組織の下、組織の中に伝わるものだと思っています。人が最も嫌がる情実人事が今後もあるようなら、残念な判断だと言わざるを得ません。そこで、村長の采配について具体的に3つ質問します。まず、1点目は限られた人材の中で能力開発を目指す育成方針があればお伝えください。次に、頑張った人が正当な評価を得られないぐらい仕事のやる気をそがれるものはありません。最近はトップ企業の傾向も相対評価から絶対評価に移りつつあるとも言われていますが、どちらにしても実績評価を点数化する必要性はあるのではないかなと感じています。点数化するレーティングか点数化しないノーレーティングか、それとも何か独自な人事評定方法があるのかお尋ねします。最後に、地方自治が得意と言われる密室人事が現在も行われているかどうかも重ねてお答えください。以上です。
答弁 村長 馬場希
それでは、連議員の一般質問にお答えいたします。まず、1点目の限られた人材の中での能力開発を目指す育成方針についてであります。私は、人材は人財、人は財産という認識で職員数、専門職を含む45名中の50%、一般行政職37人中の45%は行政経験10年未満が今の現状であります。多種多様化、複雑化する行政運営には人材育成が不可欠であるというふうに考えております。昨年度においても職員研修、人材育成費用には投資をしていますが、新年度予算編成に向け職員の人材育成方針の作成を指示し、策定後は速やかに村ホームページで情報公開を行おうと考えております。この件については、近々にホームページに情報公開できるというふうに考えております。2点目は、頑張った人が正当な評価を得られる仕組みと実績評価の仕組みについてのご質問でございます。村では、平成18年12月より職員の勤務成績の評定を統一的かつ公平に行い、職員の指導及び監督の有効な指針とし、公務能力の増進を図ることを目的に人事評価制度を導入してきた経過があります。地方公務員法改正により平成28年度より新たな人事評価制度を施行し、所要の見直しを行い、平成29年度より現行の赤井川村職員人事評価実施要綱により運用してまいりました。評価方法は、北海道職員の評価制度を参考に制度設計をしております。年に1回の能力評価と年2回の業績評価を実施しております。数値評価方式ではなく、評語付与方式をとっております。評語付与方式というのは、数字ではなくてA、B、Cといった中での方式ということでございます。地方公務員法に基づき評価結果を給与へ反映できる仕組みを整えるとともに、職員の人事管理に活用しております。能力、実績に基づく人事管理により組織全体の士気高揚、行政サービス向上につなげることが人事評価制度の目的と捉えております。3番目の密室人事ということですけれども、職員人事は地方公務員法第15条、任用の基本基準に基づき村長の専権事項として実施しております。密室人事の定義が不明のため答えになっていないかもしれませんが、私は人事異動の際に該当職員には異動させた目的、理由、期待する点等を本人に伝えるようにしております。以上で一般質問の答弁とさせていただきます。
再質問 1番 連茂
再質問させてください。実は、今回の人事に関する質問は選挙中から住民からいろいろと聞いた中で生まれてきたもので、一般質問の一番最初に聞かなければなというふうに思っていた部分でした。先ほど髙松課長のほうからいろいろお話聞いたとおり、国の法改正と伴って人事のほうで評価制度なんかも明確に少しなってきたのかなという気はして、その辺は僕としてもこういうものがあるのだというふうな部分では納得はさせてもらいましたが、ただ少し気になった点があったので、再質問させてください。まず、一番大切なのは人事評価の中で客観的な評価がされるのかというのが一番心配な部分です。これは、ちょっと調べてきたことなのですけれども、立命館大学の講師で人材ソリューションアドバイザーである南和気先生の「人事こそ最強の経営戦略」というベストセラーのビジネス本には、日本の人事が変えていかなければいけない3つのポイントとして、結果人事から計画人事、1点目です。2点目が主観人事から客観的人事、あと3点目が密室人事から透明性のある人事、この3つを挙げていました。今回先ほど紹介のあった中でいうと、人事面で大きな前進をしたなという思いはするのですけれども、客観的な人事という面ではもう少し踏み込んだものが赤井川村の中で独自にあってもいいのかなというふうな気がします。さらに、3番目の密室人事という面なのですけれども、密室人事という言葉はそもそも定義がなく、多分マスコミがつくり出した造語ではないかなと思いますが、密室人事をどう捉えるかで村長の回答も変わってくるだろうと予想していました。先ほどいただいた回答だと、住民が外から見てもどうもこの人事おかしくないかというものをもし密室人事だとするなら、先ほども言ったとおり、選挙運動中何人かの住民から役場の人事でちょっとおかしいぞという指摘を何点か受けましたので、ちょっとお伝えさせてもらいたいと思います。特に毎月給料が余るほどある人間だったら全然気にしないのでしょうけれども、朝から晩まで畑に向かい合い、年間の所得を計算してみると生活の厳しい家計の現状を知った農家が同じ時期に赤井川村職員の給料表などを見るとやっぱりちょっと不安になるというか、突っ込みたい気持ちもわからないわけではありません。過去にあったということで特定の人物を指摘するものではありませんが、退職届を出した職員が有給を消化するという目的だけでポジションを与え、給料やボーナスまで受け取る事例、当然公務員の権限としてルール違反ではないかもしれませんが、一般企業の考えるボーナスの意味合いから考えるとちょっと納得できないのではないでしょうか。有給や目の前にあるボーナス、それを受け取らずにやめていく職員もいたはずです。老人や幼児のお世話をする現場で給料も一般職より少なく、ボーナスもなく、一生懸命働いている職員がいることも事実です。人の温かさやつながりを深くしているという面ではそういうのもありなのかなというふうなことも思いますが、今赤井川村の職員を見てみると非常に若返っていまして、少しそういう面でいうと手綱を締める必要性を感じています。改めて人間関係を重視すると評価にぶれが起きるので、信頼関係の根底には仕事の実績を重んじてもらいたいなというのが僕の意見です。近年職員の仕事量もふえ、職員の数に見合った量ではないとも聞いています。当然財政難もあるでしょうから、人をふやすにも限界があります。先ほどから言うとおり、頑張った職員を客観的に評価して、昇給や降格に反映する明確なルールづくり、それを僕は必要を感じていますが、村長はどのように考えているか、お考えをお聞きします。
答弁 村長 馬場希
一般論としてそういった住民感情が今あるというようなことは今お聞きをさせていただきました。ただ、我々公務員職場についてはあくまでも法律に基づいて、定められたものに基づいて人事評価をしたり、運用していくというのが基準になっていますので、そこは逸脱するようなことのないようにきちんと運用していくというのが我々の仕事だろうなというふうに思っています。あと、公平性を欠かないような人事評価ということでは、職場内で評価する側の研修なり、当然評価される側も研修をするというような形の中で人事管理のほうは進めているというふうに思っておりますし、そのように進めたいというふうに考えております。あと、先ほど言っていた兵庫大学の先生の部分は僕もホームページを見て、読ませていただきました。あの点については、全てが公務員職場に合うという内容ではないなと。やっぱり民間に対する部分が多いのかなというふうに思いましたけれども、考え方としては一部参考になるようなこともあるかなというふうに捉えておりますので、ということで答弁とさせていただきます。
再質問 1番 連茂
とにかくこの村が住みよく、魅力的な村になってもらいたいというふうな意味で、人材の能力開花というか、能力を上げるというふうな部分というのは当然職員だけではなくて、議員もそうだと思っているし、住民もそうではないかなというふうに僕は思っています。その一環として議会の中では活性化委員会というのをつくって、レベルを上げていこうというふうな動きが議会の中でも起きているのも事実です。役場の職員の人材活用について馬場村長も考えられていることはいっぱいあると思いますけれども、ぜひ向上を目指した人材采配というのを期待して、一般質問を終わりたいと思います。