みんなの議会

赤井川村議会 令和6年第3回定例会 2024年9月19日

赤井川村における保育の課題について

2024年9月19日、赤井川村議会の一般質問で、連茂議員が「赤井川村における保育の課題について」質問し、村長 馬場希、教育長 根井朗夫、保健福祉課長 髙松重和が答弁しました。

質問者
連茂 議員
答弁者
村長 馬場希、教育長 根井朗夫、保健福祉課長 髙松重和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 2番 連茂

それでは、一般質問させていただきます。赤井川村における保育の課題と称して村長と教育長にお尋ねします。地方における保育の課題はとAIに尋ねると、以下のような主な課題が挙げられました。1、人口減少と定員割れ、2、保育人材の確保、3、財政状況の厳しさ、4、多様な保育ニーズへの対応、5、地域間格差、これらは赤井川村にも当てはまる問題ではないでしょうか。少し前になりますが、赤井川村の保育所を何とかしてほしいという要望が無記名の手紙で私の郵便受けに投函されていました。名前がないため対応に苦慮していますが、現状を把握するため関係者に訪ねたり、個人的に調べたりして浮かび上がってきた疑問や問題点をお尋ねしたいと思います。まず、現状についてお伺いします。現在就学前の幼児数と保育所に通う幼児、通わない幼児の数を教えてください。村営のへき地保育所としては全ての幼児を受け入れることが理想ですが、現状では様々な理由から村外の幼稚園や認定こども園に通わされているのが現状です。そうした背景を踏まえ、考えられる問題点があれば教えてください。次に、赤井川村へき地保育所のスタッフの数と国が定める適正な配置数を教えてください。昨年1年間、保育所のスタッフ2名を募集しましたが、残念ながら、応募者がなく募集を打ち切ることになりました。募集を続けた意図と打ち切ることになった要因は何でしょうか。また、村が考える保育業務に対しスタッフの数が現在適正に配置されているか、現状を教えてください。議会に提案のあった1歳児の保育について、以前私のほうが一般質問させていただいた際に現在議会との協議中のため回答を控えると村長から答弁がありました。その後、住民への報告は全くなされていません。非常に無責任な対応だと感じていますが、現状村の意向はどのように考えればいいか教えてください。保育所だけでなく、人材育成についても様々な難しさがあります。子供を預ける親の不満が保育現場で働くスタッフに向けられる傾向があるのも事実です。スタッフの人材育成に伴う研修や交流などは行われているのでしょうか。保育業務に対する親の期待の中には、以前からある預かり業務のほかに教育や運動能力の発達といったニーズも増えています。そのようなニーズへの対応方法があれば教えてください。所管を横断した質問になりますので、答弁を最後に求めます。以前教育長が教育方針で述べた幼小中の連携について、個人的には統合も含め赤井川村には必要な方針だと感じていますが、教育長が考える連携について具体的なイメージと現時点で伝えれるスケジュール感みたいなものがあれば教えてください。次、余市町では2024年4月から3歳未満の保育料が一律で無償化されましたが、赤井川村での保育料の現状と無償化への村長の考えを教えてください。最後に、保育所に関する村の運営方針が見当たりません。職員の配置、1日の生活様式、行事などを明記した基本的な決め事がなく、ニーズやテーマに合わせた保育がその場しのぎで行われているように感じます。小さな村だからこそできる特色のある保育が求められる現状を踏まえ、赤井川村の保育運営方針を明確に掲げるべきだと思いますが、いかがでしょうか。以上です。

答弁 村長 馬場希

それでは、最初に私へのご質問に対してお答えをさせていただきます。まず、1点目の未就学児童、保育所入所児童などについてということで、本年9月1日現在において未就学児童は29人中、村のへき地保育所入所は16人、小樽市や余市町への入所が8人、保育所などに通っていない児童が5人となっております。赤井川村に通わない要因についてですが、子育て世帯の就労状況や幼稚園に通わせたいなどの様々な理由から村外の保育所や認定こども園に通われている状況にあると思われ、村のへき地保育所では子育て世帯一つ一つの多様なニーズに応え切れていないという点に要因があると考えております。へき地保育所における職員数についてですけれども、現在病気休職中の職員を含め、保育士有資格者3人、保育補助者2人、半日勤務の清掃担当職員1名で計5.5人を配置しております。保育士の国の配置基準は、2歳児4人、3歳児3人、4歳児4人、5歳児5人の現在の入所状況では、配置すべき人数は3人となり充足していることになります。また、北海道からの施設運営監査において、施設開設中には必ず1人以上の有資格者を配置するよう基準があること、加速する国の少子化対策を見据え、有資格者の確保を目的に令和5年度より地域おこし協力隊員、または会計年度職員としての募集を継続しており、応募を待つだけではなく、道内大学などの就職セミナーにも参加し、有資格者確保に努めており、先ほどご質問にあった打ち切っているというところはちょっと誤解があるかなというふうに思います。次に、1歳児保育の受入れについて、以前私から考えをお伝えさせていただきましたが、昨年度実施したアンケート結果を鑑み、1歳児保育の要望より受入れ時間の延長、延長保育や土曜保育のニーズが増えている状況から、有資格者を確保し、体制を整えた中で対応を考えたいと思っております。なお、1歳児保育に関しては、今後の国の少子化対策の動向を注視していく考えでおります。次に、保育所の人材育成、研修機会の確保についてですけれども、外部機関への積極的な研修参加は、一部職員にては実施しておりますが、施設柄会計年度任用職員を含む全ての職員が外部研修を受けることができていないため、専門家を招いた研修を実施するよう私より年度当初担当課長へ指示をしております。また、親の期待として教育や運動能力の点でございますが、教育に関してはALTによる英語に触れる機会、保育の中での特に小学校入学前の5歳児には平仮名や数字に触れる機会を、運動機能については通常の遊びの中で子供の成長に合わせたプログラムを提供しています。他町村の公立保育所においては、運動トレーナーを招き保育カリキュラムに組み込む事例もありますことから、これら取組を調査してまいりたいと考えております。いずれにしても、へき地保育所は小学校への基礎をつくる場と捉え、引き続き保育環境の充実に努めていく考えであります。保育料の現状、無償化への考え方についてですが、既にご承知のように村民であればへき地保育所の保育料は無償化しております。また、国の保育料無償化制度として3歳児以上は無償化されており、3歳児未満の広域入所利用世帯については所得に応じて保育料は有料となりますが、一定の所得以下の第2子目の保育料については北海道の補助制度を活用して無償化をしております。完全無償化への考えですが、今後の国の少子化対策の動向を注視しつつ、広域入所者への対応判断が必要な時期を見定める必要があると考えております。最後に、保育所に関する村の運営方針などに関するご質問ですが、へき地保育所目標と保育方針を掲げ、職員に共有しております。また、デイリープログラム、1日の流れは所内に掲示し、年間行事に関しては毎年春に開催する保護者との懇談会時に説明をさせていただいております。以上でございます。

答弁 教育長 根井朗夫

教育長への質問ということでお答えさせていただきます。令和3年から5年にかけて教育行政執行方針の中の教育行政に臨む基本姿勢の中で保育所と小学校、小学校と中学校が連携し、個々の学びと育ちを支える赤井川スタイルを充実させる取組を進めるとの趣旨の内容を伝えていたところですが、本年度においてはこれまで継続して行い成果を上げてきた小学校と中学校が連携し、個々の学びと育ちを支える赤井川スタイルの取組の充実を発展させ、一貫教育に向けた取組を進めるとしております。これについてなのですが、保育所と連携は取組の充実が図られてきたということを踏まえて新たな適正配置に向けて連携教育から今後に向けての一貫教育の在り方について具体的計画策定段階に入ったことから変更したものであります。ご質問の保育所と学校との連携についてなのですが、現在具体的に実施しているものとしては、小学校の生活科発表会や学習発表会総練習での保育所の子供たちの小学校への訪問や、生活科村内施設訪問や小学校集合学習での今度は小学校児童の保育所への訪問や交流など、いわゆる小1プロブレムの解消、あるいはスムーズな連結を目指した取組ですとか、中学校におきましてはキャリア教育を目的とした保育所訪問などを行っているところです。指導者間についてですが、両者の施設設置目的については、これは違うものでありますけれども、保育所の保育士と小学校教諭が互いに施設訪問しまして、見学と情報交換によりまして子供たちの理解の共有や今後の保育や教育に向けての望ましい在り方等について協議を重ねてきているところです。また、特に支援が必要な子供への対応や措置の在り方については、各者の代表による協議会を設けまして意見交換や審議をしておりまして、これらについては継続していく方針です。今後のスケジュールということについてですが、これらの取組を継続していくという予定であるということが一つと、適正配置後の対応については課題等状況を見ながら検討することというふうにしてございます。以上でございます。

質問 2番 連茂

村長のほうにお伺いします。先ほども一般質問の中にもあったとおり、もともとこれ手紙1枚の、僕の郵便受けに投函されているものが実はスタートになっていて、いろいろ保護者なんかに聞いてみるとやっぱり結構不満を持っているというふうな方が多いのです。その中で一番僕が感じたのは、村の方針と現場のスタッフが同じ方向を向いて運営できているのかという、ちょっと言えば管理者と現場の考えに乖離があるのではないかというふうな気がするのです。これは実例というか、前回藤門議員以外の議員で出席しているので、ほとんど議員の方も見ていると思うのですけれども、敬老会のときに保育所の子供たちがいろいろと生活発表をしてくれるシーンがありました。ステージがあるのにステージの手前で子供たちがいろいろ発表するのです。実際に当然前にいる人は見えるのですけれども、僕は中盤にいたので、ほとんど後ろの方の動きを見ていたのですけれども、後ろの老人の方って全く見えないのです。だから、最初の頃は人をよけるように子供たちを見ているのですけれども、1曲目が終わった頃にはもうほとんどみんな、多くの方が下を向いているというふうな状態でした。当然安全面というのを多分考慮してステージの下で踊りをしたのだろうなとは思うのですけれども、実際にあの目的が何かっていったら、お年寄りに元気な子供たちの姿を見せるというのが大きな目的であって、見えなかったらやっぱり意味がない。だったら、もうちょっと工夫はないのかというところを考えたいのです。そういうふうな部分でいうと、やっぱり運営方針と現場の人間が考えていることという部分にちょっと乖離があるとしか思えないな。例えば高学年だけ後ろに持っていくだとか、あとあれだけスタッフがいるのだから、落ちる子供を未然に防止するために大人のほうでサポートするだとかという方法が実はあったのではないかなというふうな気がして、子供たちが来たのを見ていてとっても残念に思いました。そういうふうな面も含めて、先ほど言ったように現場のスタッフと村の方針というものに乖離がないかというふうな部分をちょっとお尋ねしたいと思います。あと、1歳児保育の件でいえば、村長のほうから以前から私の考えをお伝えさせていただきましたがというふうな部分で、何となく僕もそういう話があったかなという程度で頭の中に入っていたのですけれども、実際にいろんな人に聞いてみると、いや、どうなったか分からないというふうな回答が非常に多かった。それは議員さんの中にもあったし、保育所の職員に聞いても、1歳児保育どうなったかって聞いても保育所の職員が誰も答えられないという現状というのはとてもおかしいなというふうに思うのです。当然職員が分からなければ保護者も分からないというのが現状だと思います。その辺の情報の提供の仕方、特に1歳児保育というのは非常にセンセーショナルな、重要な事項だと思うので、ある程度情報というのは明確にすべきだと思うのです。それがなされていなかったのが非常に残念だと思います。その辺例えば募集をしていた、2人募集をずっと続けて、今年の4月まではホームページ上では募集をしていたと思うのですけれども、そのホームページ上で募集をしているということ自身が1歳児を続けたいという意思に思えたというのは、実はこれ僕の感想なのですけれども、そういうふうなところもあるので、もうちょっと情報の伝達の仕方が何とかならなかったのかなというふうな部分でのご意見を求めます。あと、昨年度実施したアンケート結果を鑑みて1歳児保育の要望より受入れ時間の延長や土曜日の保育のニーズがというのは、たしか1歳児保育を受入れしないよっていったときにも村長のほうでそういう回答あったと思うのですけれども、アンケートを僕確認してみました。そうしたら、実際に行ったアンケートというのは保育所を通わせている父兄に向けたアンケートでした。そのアンケートの中で、これは聞いたことなのですけれども、子供を持っている親に対して1歳児保育が必要か、あと延長保育が必要か、土曜日の保育が必要かというのを1択で質問しているのです。そうしたら、保育所に通わせている親にとってみれば、もう1歳児なんかこの後やってもらいたいと思わないのです。言っている意味分かりますか。できれば土曜日だとか長くやってくれというふうに言うに決まっていて、それで1歳児保育のニーズがなくなったとは書いていないですけれども、薄くなったというふうに考えるのはとてもおかしな話で、極端に言ったら今後子供たちを産みたいというこの人たちが1歳児保育をやってほしいかどうかというふうな部分での設問になると、大きく結果って変わってくるのではないかなと思うのです。その辺のアンケートの取り方もとっても不誠実だなというふうに思っています。その辺、今3つぐらいちょっと疑問点を言わせていただいたと思うのですけれども、その点の回答をお願いします。

答弁 村長 馬場希

回答させていただきます。聞き方が択一だというふうなご意見でしたけれども、我々内部的にアンケートを取ったり、保護者の方と話しする中でどういったアンケートの取り方をしたらいいかという考え方の中で今言った形としたというふうに報告を受けております。あと、ここにも、1回目の答弁にも発言させていただきましたけれども、1歳児保育にしろ、保育時間の延長にしろ、まず体制を整えて、要するにちゃんときちんとした有資格者を置いて人数を確保した段階で、ではどっちを取り組んでいくかというふうにしようということを昨年来議会の中で説明を受けた際にそういったようなご回答をしてきたということで、それがきちんと伝わっていなかったという部分については伝え方がちょっと悪かったのかなと思いますけれども、私の考え方としては今のところ変わっておりませんので、そういった形の中で保育所の新たな体制づくりのために人材確保という部分については、先ほども申したように黙って待っていても人は来てくれないだろうということで、こちらから出かけていって村のほうに来ていただけないかという取組はしておりますし、それも継続しているという状況ですので、その辺はお伝えをしておきたいというふうに思います。

答弁 保健福祉課長 髙松重和

今の村長の答弁で1歳児の部分と先般のアンケートの部分の回答であったかなと思いますので、私のほうから、今保育所の所長を兼任している私の立場として、冒頭ありました、いわゆる村の方針と現場のスタッフとの乖離という点について答弁させていただきたいと思います。乖離というふうなところをどう捉えるかというのはあるとは思うのですけれども、一般質問の回答にも村長のほうからありましたけれども、春に私が保健福祉課のほうに行くという発令を受けた段階で保育所にはとにかく研修を行って職員の資質をまず上げていこうということを明確に指示をされまして、その点につきましては道内のとある大学の僻地保育を専門とする先生を招いて何とか勉強できないかということで今コミュニケーションを取らせていただいている最中でもあります。先般の敬老会のときの様子も、私も正直子供の安全性とお年寄りが喜ぶ声がどうなのか。その点につきましては、子供たちが最後歩いたり、いろんなことができたかなというふうに思っていますので、まずは研修等を含めてしっかり職員の資質を高めながら皆さんに期待される保育所に進めていきたいというふうに思います。以上です。

質問 2番 連茂

どういう手法を取るかという、1歳児とか延長とかというのは村の考え方一つというか、もっと言えば村長の考え方一つかなというふうに思います。ぜひ実現してもらいたいなというふうなのが個人的に非常に多くて、自分の要望になりますけれども、僕は新規就農者で赤井川村に入って一番やっぱりきつかったのというのは、子供を保育所に通わせている何年間かなのです。病気をしたりだとか、泣いたから迎えに来てくれだとか、農業をやりながら、うわ、どうしようとかというふうな思いが非常に多かったので、子供を預けることがいいのかどうかというのはいろんな部分でありますけれども、今現状としてはやっぱり働かなければいけないという経済的な理由が非常に大きいと思いますので、できれば可能ならばこの3つというのを実現できる体制、先ほど村長が言われたとおりまず体制を整えてからって当然そうだと思います。そちらのほう体制整えて、実現に向かって走ってもらえればなとかって思います。教育長からもお話ありましたけれども、こんなにちっちゃい村なので、特にこの赤井川村の保育というものというのは一つの目玉になると思うのです。魅力ある保育所というのができれば、それによって新しい移住者だとか、次世代のプレーヤーとかって今一生懸命赤井川村の中で育てようという話がありますけれども、その一環としてやはり直面するのはここの田舎で子育てをするというふうなことが前提になるので、その辺も含めて多分髙松課長も手腕をいろいろ考えられてやられると思うのですけれども、ぜひその辺も子供を持つ親目線でしっかりとした保育、特色ある保育というのが赤井川でできるように要望を兼ねて一般質問を終わらせたいと思います。

出典:赤井川村議会 令和6年第3回定例会 2024年9月19日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる