赤平市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日
所信表明について
2023年6月22日、赤平市議会の一般質問で、若山武信議員が「所信表明について」質問し、市長 畠山渉が答弁しました。
- 質問者
- 若山武信 議員
- 答弁者
- 市長 畠山渉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 6番 若山武信
議席番号6番、民主クラブ、若山武信です。所信表明、教育行政執行方針に基づき質問行いますので、よろしくお願いいたします。まずもって、畠山市長は、このたびの市長選挙におきまして絶大なる赤平市民の信頼を得て当選されました。この信頼に応えてこの先4年間市民のために確実なる市政執行されますことを心より期待いたしまして、私の質問に移らせていただきます。件名1、所信表明について、項目1、健やかな暮らしをともに支え合うまちについて、要旨1、介護予防の推進についてであります。現在人生100年時代と言われ、認知症や介護問題が取り沙汰されておりますけれども、高齢者が住み慣れた地域で暮らしていくためには生活支援サービスと高齢者自身の社会参加が必要と言われています。当市の担当課をはじめ、社会福祉協議会なども高齢者支援の充実ということで介護予防活動を推進し、健康診断受診の促進や血圧測定の勧め、エリアサポーターを活用した介護予防支援サービスを行っており、昨年は総務課防災対策係とのタイアップで災害時への防災の講演もされているわけでございます。近年看護師や保育士、介護職等への待遇改善が言われておりますけれども、どこの自治体でも人材不足で、高齢者は増える一方で介護士のみならず介護予防の推進に携わる専門職や地域を守るエリアサポーターまでが不足しているとのことでございます。当市の実情と今後への対応について伺います。
答弁 市長 畠山渉
介護予防の推進における職員やエリアサポーターの人材不足に関してでございますが、現在赤平市では高齢者の介護予防事業としてまる元運動教室を実施しております。この運動は、健康運動指導士の指導の下で行われ、健康運動指導士の確保、養成につきましては委託先のNPO法人が行い、地域包括支援センターの職員と共に事業を実施しております。各地域では、エリアサポーターが中心となり、ゆる元体操、ふまねっと運動などの介護予防体操に取り組んでいただいております。ゆる元体操は、地元に専門職がいなくても住民主体で取り組めるように開発されており、ゆる元体操指導者の養成、育成には北翔大学のご協力をいただいて行っております。地域でボランティアとして活動いただいているエリアサポーターでございますが、平成28年から養成講座を開催し、184名の方にご登録いただいております。しかし、地区によっては運動を指導する方の不足や負担が生じているというふうに聞いておりますし、今後はエリアサポーターの高齢化とそれに伴い退会される方も増えることが考えられると思います。赤平市といたしましては、引き続きエリアサポーター養成講座の開催、活動支援など社会福祉協議会と共に取り組んでまいります。また、エリアサポーターのモチベーションが維持されるような仕組み、若い世代の方の参加などの課題に対して他市の取組も参考にしながら関係機関と共に検討してまいりたいと考えております。
質問 6番 若山武信
当市の平均寿命年齢は、現在男性79.2歳、女性86.8歳であります。男性の平均寿命が特に低いのは、炭鉱町特有で仕事がきつい上に夜勤が伴う職種が多く、飲酒の常習化にて健康を害する人、じん肺患者も含め平均寿命を全うすることができない状況下にあり、寿命年齢が低く推移してきた経緯があります。そのようなことも含め、高齢を迎える人たちに元気で長生きできるよう介護予防の推進に力を注いでほしいと願っています。現在は、何とか地域のエリアサポーターも184名の数字が出ておりましたけれども、この数字が確保されているようでございますけれども、これからが難しくなるかと私は思っています。ボランティア活動をする方々には、何らかの個人負担が生じるわけでございますし、高齢化の中で心身ともに疲れが見えてきていることも見受けられます。私は、ボランティア活動全体の意欲と継続にはきめ細かな財政支援も必要かと思っておりますけれども、今後の介護予防活動推進支援策については他市の取組を参考にしながら関係機関と共に検討していくとのことなので、答弁内容については理解するところでございます。第6次赤平市総合計画の最初の表題に健やかな暮らしをともに支え合うまちづくりが掲げられています。市民の皆さんが健康で長寿を全うするために介護予防推進に携わる関係者皆様のご健闘を切に要望し、この項の質問を終わります。続きまして、項目2、安全・安心で快適に暮らせるまちについて、要旨1、上下水道事業についてであります。当市の上水道施設の将来への見通しについて伺います。当市の水道問題は、現浄水場施設建て替え工事と地下に埋設されている複雑な水路管の大規模改修工事にあるわけでございます。日本の水道施設の多くは、戦後間もなく国中で建設が始まり、それから78年が経過した現在全国的に改修工事が行われておりますけれども、一方で戦前より全国の産炭地各市町村では炭鉱各社が独自の水道施設にて炭鉱住宅に給水がなされていました。水路管が独自に張り巡らされており、図面など工事資料が残されていない今、炭鉱のあった自治体では現在水道問題は深刻な財政負担につながり、大きな課題となっております。当市では、今後独自の浄水場を新たに建設するのか、広域の水道組合に加入して水道水の供給を受けるのか、今後の判断にまたれるところでございますけれども、それらの選択判断として新しい浄水場の建設推定予算、さらには隣町からの導水管埋設工事距離の計測など既に一定程度の調査、検討がなされていることかとも思われておりますが、老朽化している旧水路管の交換工事なども行っているようでございますけれども、水道施設建て替えにおける将来の見通しについて伺います。
答弁 市長 畠山渉
水道施設における将来の見通しについてでございますが、水道管の更新は耐用年数を超過しているものが多く、順次対象となる管路の調査を行い、老朽化が進んでいる水道管の更新を進めているところであります。また、浄水場の更新についての考え方でございますが、主構造である鉄筋コンクリート造りの建物の法定耐用年数50年に更新基準の率1.4を乗じ、建設後70年の2046年、令和28年を経営戦略における更新時期と考えているところであります。将来における施設の方向性につきましては、広域と単独の選択肢がありますが、いずれにしても多額の事業費となることから、いつ頃までに示すということは明言できませんが、慎重に検討してまいりたいと考えております。
質問 6番 若山武信
ただいまの答弁によりますと、令和28年を経営戦略における更新時期として法定耐用年数を延ばし、23年後としたので、検討する時間的余裕があるということなのでしょうか。私は、議会にて耐用年数50年として、あと10年ぐらいで更新すると、そのように述べられた記憶があるわけでございますけれども、水道問題数年前から課題として取り上げられておりますけれども、単独していつから取り組んでいつ頃までに建設を終える、または広域に参入する時期はいつ頃になるかという目安といいますか、そういう情報も必要かと思われるところでございます。いつ頃までに示すということは明言できないけれども、慎重に検討していきたいということだけでは私には雲をつかむような話になるわけであります。現在の物価高という中で今から水道料金の値上げを心配されている市民もおりますし、炭鉱町の事情から水路管の取替え工事の難しさを指摘して工事費用を心配している市民もそれなりにいるわけでございます。もう少し分かりやすい答弁としていただきたいと、このように思うわけでございますけれども、このことについて再度伺いたいと思います。
答弁 市長 畠山渉
分かりやすい答弁ということでございましたけれども、法定耐用年数十数年ではないかというご指摘ございましたけれども、法定耐用年数につきましては昨年9月だと思いますけれども、定例会にて建設部分については法定耐用年数の60年経過まであと十数年の状況でありますことからという答弁をさせていただいております。しかし、法定耐用年数の考え方についてでございますけれども、幾つかございまして、構築物については60年、建物については50年と地方公営企業法施行規則にて定められております。昨年9月の定例会では、60年というふうに答弁させていただきましたけれども、構築物であれば60年でございますけれども、建物では50年ということもございまして、全体を一言で言いますと、短いほうの法定耐用年数であります50年という表現が分かりやすかったのではないのかなというふうに思っております。そこででございますけれども、料金等の値上げについても心配されている市民がいらっしゃるというようなご指摘もございましたけれども、これにつきましては令和2年度に水道事業、将来にわたって安定的に事業を継続するための中長期的な経営の基本計画といった経営戦略、これをアセットマネジメントに基づきまして策定して令和3年9月の行政常任委員会で報告させていただいたところでございます。その中では、施設の更新ですとか、管路の整備、そして必要な委託費等、事業の普及状況ですとか、施設の老朽化の状況、また経営状況等も踏まえまして計画の期間ですけれども、13年間というふうに設定いたしまして整備計画、また財政計画等を定めたところでございます。その結果、水道施設等を計画的に更新するためには水道料金の値上げが必要となったところでございますけれども、がしかし一般会計からの繰入金を投入するということで大幅な値上げとならないよう、そういった計画としたところでございます。市民の皆様方にはご心配をおかけしているところもございますけれども、その点ご理解いただければというふうに思います。また、浄水場の更新の考え方につきましても先ほど申し上げましたとおりあと十数年ということでございましたけれども、50年のものもあれば、60年のものもあるということで、法定耐用年数、短いほうでいきますと建物の50年、それに更新基準の率1.4を乗じまして建設後70年というふうになります2046年、令和28年を更新の時期というふうに考えているところでございます。
質問 6番 若山武信
ただいまの話、詳しく言っていただきましたので、理解するところで、先ほどの同僚議員の水道問題への答弁、これも細かく聞いておりますので、このことも併せて理解するところでございます。これからの水道問題の難しさは理解しておりますけれども、できるだけ早い時期での計画や取組を市民の前に示せるよう、このことを要望してこの質問を終わります。次、項目3、活力に満ちた魅力あふれるまちについて、要旨1、工業の振興についてであります。長期にわたる新型コロナウイルス感染症拡大の中にあって、国の助成制度を活用しながら万全とも言える市内企業対策が講じられ、切れ目のない支援策の下、当市においては一社の倒産も出なかったことは私たちも誇りに思うと同時に安堵しているところであります。まだコロナ感染症の完全終息にめどが立たない状況下でありますが、自助努力により業績の上がってきている企業もありますが、まだまだ難しい企業もあるかと思われますので、ここのところはしっかりと調査しながらの対応が必要だと思われます。長いコロナ禍で疲弊した市内企業が生産基盤の安定と経営体制の強化を図ることは、将来の当市経済の安定化につながるわけでございます。支援については、国や道の支援策のみならず、不安定な企業には当市独自の支援もより必要かと私は思っておりますので、今後の工業への振興策についてどうあるべきか、改めて伺います。
答弁 市長 畠山渉
工業の振興策についてでございますが、コロナ禍の支援といたしましては中小企業等事業継続支援金、経営持続化支援金、物価高騰緊急支援などコロナ禍の企業の事業継続等に努めてまいりました。世界情勢を背景としたエネルギー価格の高騰により、家庭や企業への負担が増加しております。現在国では、電気、ガス料金等の価格激変緩和事業として料金の使用量に応じた値引きなど、家庭や企業を支援する事業を実施しております。本市では、特に電気、ガス、食料品の価格高騰の影響を受けて家庭への影響が大きい低所得世帯に対する支援として物価高騰重点支援給付事業を実施いたします。本市の中小企業の状況でありますが、新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類となった5月8日以降は消費も回復傾向にあり、生産ラインもフル稼働している企業もあると聞いております。新型コロナウイルス感染症も滝川管内では全道平均を上回る感染者数となっており、いまだマスクを着用している方も見受けられますが、テレビや新聞などでは地域の行事も開催され、元の生活に戻りつつあるように感じております。先端半導体の工場が北海道に建設されるなど、今後は北海道経済も活発になることも予想され、状況によっては市内企業にも影響があるかもしれません。企業振興促進条例や中小企業融資制度などを継続して生産基盤の安定と経営体制の強化を図る支援を行ってまいります。また、経済の回復傾向により人手不足も予想されることから、雇用の確保につきましても企業情報ウェブサイトの充実や合同企業説明会の開催など雇用支援体制の充実も図ってまいります。今後も国や道の支援情報の提供や企業の情報交換など連携を図り、企業の状況をお聞きしながら事業継続と雇用の確保について取り組んでまいりますので、ご理解いただければと思います。
質問 6番 若山武信
当市にとって工業の振興は経済政策安定の最たるものでありまして、私はコロナ禍において当市の中小企業対策、特に炭鉱閉山時の誘致企業への支援対策に気を遣ってまいりました。誘致企業は、閉山後長い間当市の経済に維持、貢献してきました。一社でも倒産すると人口が減り始め、商業をも巻き込んでまちの崩壊につながるからでございます。幸いにして企業は無傷で生き残り、ものづくりのまち赤平はこれから再生し得ることかと期待しております。そのためにも正確な調査により本当に困っている企業にはしっかりと目を向け、支援や救済することが必要であります。ただいまの答弁にて当市の事業継続と雇用の確保への取組に対する意気込みがしっかりと感じ取られ、理解するところでございます。生活に困っている零細企業にも赤平に住んでいてよかったと思われる、そんな活力に満ちた魅力あふれるまち赤平にしていただくことを市長や担当者に要望して、この項の質問を終わります。次の質問です。要旨2、商業の振興についてであります。その①、地域商業を守るため、商工会議所や商店街振興対策協議会と連携し、商業の振興に向けた取組を進め、活力あるまちづくりを推進していくとしておりますが、ますますの人口減少に加え、各商店の後継者不足も心配される中、商業団体との連携に具体的にはどのような推進策を持って取り組まれるのか伺います。
答弁 市長 畠山渉
商業の振興策についてでございますが、コロナ禍のイベント制限もなくなりまして20回目のらんフェスタも開催され、7月には火まつり、秋には産業フェスタも予定しております。また、企業の人材育成事業も進んでおり、複数の企業から若手職員が集まり、地域行事体験や先進地視察など事業の計画を進めているところでございます。商業団体との連携につきまして担当課である商工労政観光課では、商工会議所と毎月ミーティングを行い、イベントの実行委員会や団体の事務局などの情報交換も行っております。商業の振興といたしましては、新たな創業者に対する起業支援事業や店舗整備魅力向上事業につきましてもここ数年では空き店舗利用などもあり、地域商業の活性化にも影響があったのではないかと思っており、引き続き制度の周知を図ってまいります。また、商店街振興対策協議会では、テークアウトキャンペーンや商店街に人を呼び込むためのイルミネーション点灯などに取り組んでいただいております。本年は、市内の飲食店を利用したスタンプラリーも検討しており、商店街通信ウェブ版等でもお知らせしていく予定でございます。ここ数年コロナ禍により集まって協議することが難しい時期ではございましたが、今後は商店街検討会議の中で商店街の美化や空き地活用、後継者問題等につきましても商店街、商工会議所、行政との間で意見交換を行い、事業の実施に向け協議を予定しているところでございます。特に後継者につきましては、店舗と住宅がつながっているなど難しい課題もあり、さらに高齢化や事業の継承などを含めた課題の整理につきましても中小企業総合支援センターなど関係団体と連携し、検討を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただければと思います。
質問 6番 若山武信
ただいま答弁にありましたように、既に言われるイベントについてはあちこちで開催されているということも確認しております。空き店舗も多く、後継者の少ない商店街の立て直し、これは本当に大変難しいことであると思いますけれども、行政、商工会議所、商店街振興対策協議会等が一体となって、今言われたようにほかの関係機関という話出ましたけれども、類似自治体なども参考にしながら厳しいながらも乗り越えていかなければならないと思っておりますので、よろしくお願いいたします。次に、②であります。現在の物価高騰に対する支援の検討について触れていますが、具体的にはどう考えているのか、またスーパープレミアム商品券発行助成等の継続については期間はいつ頃まで、また回数や規模等についても伺います。
答弁 市長 畠山渉
物価高騰に対する支援とスーパープレミアム付商品券についてでございますが、商工会議所が実施しておりますスーパープレミアム付商品券事業につきましてプレミアム分を助成しております。昨年までは、新型コロナウイルス感染症対策に伴う消費喚起事業の一つとして助成額を500万円増額補正して拡充し、セット数を5,000セットから7,500セットに増やしたところでございます。今年につきましてもコロナ禍と同様に物価高騰に伴う消費喚起としてセット数を増やし、助成額を500万円増額した1,500万円を助成してまいります。販売方法も応募はがきによる事前予約申込み方法で、1人当たりのセット数も多くの市民が購入できるよう設定いただき、8月中旬に販売する予定であると聞いております。物価高騰対策につきましては、現在国では電気、ガス等への支援を実施しており、道では7月以降の料金から値引きとなるLPガス利用者への緊急支援事業も実施するとのことでございます。今後の経済状況も見通しが難しいところではございますが、国や道などの情報を収集し、必要な支援策を検討してまいりたいと考えております。
質問 6番 若山武信
ただいまの答弁内容については、理解いたしました。商工会議所と連携取りながら、物価高騰対策の一助になるわけでございます。どうぞよろしくお願いいたします。続きまして、要旨の3、農業の振興についてであります。農業生産者にとって担い手の高齢化や後継者不足、農地の遊休地化という問題は空知全体の課題でありますが、後継者不足の下で一番注目されるのは先端技術を活用したスマート農業だと思われます。そのスマート農業への支援については、引き続き関係機関と連携し、国の動向を見据え、推進していくとしていますが、当市独自の推進対策を提示することで農業従事者、特に若手の後継者には将来の展望が少しでも開けるのではと思われます。当市独自の支援策について考え方を持っていれば伺います。
答弁 市長 畠山渉
市独自の支援策についての考え方でございますが、近年農業を取り巻く環境は肥料や資材、燃料価格の高騰、さらには国の水田活用直接支払交付金の見直しにより農業従事者にとってこれまでにも増して農業経営に大きな影響を及ぼしているところであります。また、全国的にも担い手の減少や農業従事者の高齢化、労働者不足など様々な課題に直面しております。当市においても農業従事者の平均年齢は約67歳と高齢化が進み、農家戸数も減少傾向にあり、さらには農地の遊休地化や担い手への農地の集積による農業者1人当たりの耕作面積も膨らんできている状況であり、労働者不足による農業経営が心配されるところであります。このことにより、農業分野におけるロボット、AI、ICTといった先端技術を用いた農業生産技術の開発が進められ、労働力不足の補完、生産性向上、作業の効率化など実証実験が全国的に展開されており、空知管内でも省力化を目的にドローンを使用した加工用米の播種作業の実証実験、水稲の防除、秋小麦、春小麦の播種作業に取り組まれているところもございます。当市におきましてもJAたきかわの主催により研修会の開催やドローンのデモ、スマートフォンでの遠隔操作による自動給水栓の実証実験に取り組んできたところであります。一昨年の4月に空知総合振興局内に空知スマート農業推進室が設置され、当市もその年の11月に情報収集と発信を行う受皿を目的として赤平市スマート農業研究会を設立し、農機具メーカーによる技術研修、人工衛星を利用した生育状況や適切な時期での追肥などの研修を行ったところでございます。現在は、自動操舵装置を搭載するトラクターやドローンなどを購入し使用している農業者がいる地域もある反面、稼働中の安全性確保のため圃場のそばで監視しているとのことで体力的には軽減されているが、労働者不足の解消といったところはクリアできていないといった声も聞いております。ご質問のありました市独自の支援策についての考え方でございますが、今後におきまして農業者にとって必要な支援策を農業者や農協、関係機関のご意見を踏まえ、検討してまいりますので、ご理解いただければと思います。
質問 6番 若山武信
農業従事者の高齢化、農家戸数の減少傾向、農地の集積により農業経営も労働者不足となり、このことから農業分野における先端技術を用いた農業生産技術の開発が進められ、空知管内でも省力化を目的にドローンを使用した各種農作業が取り組まれているとともに、当市においてもドローンのデモやスマートフォンの遠隔操作、自動操舵装置搭載のトラクターを購入しての実証実験など、またその分析などきめ細かな今説明がなされましたが、現状の農業政策のはざまに置かれている現農業者の苦悩が理解できるところでございます。本当に大変だなと今思っております。今後の必要な支援策を農業者や農協、関係機関の意見を踏まえ、検討するとのことでございますので、答弁内容を理解するとともに、しっかりとした当市の農業政策を打ち出し、農業の振興に努めていただきたいと要望するところでございます。要旨4、観光の振興についてであります。その①、エルム高原の自然環境活用についてであります。コロナ禍における令和3年、4年の雪解けが始まった3、4月頃の土曜日、日曜日、キャンプ場付近は札幌方面を中心に旭川や帯広まで幅広い冬キャンプの人たちで大いににぎわい、札幌から1時間ぐらいのところにこんなすばらしいところがあるなんて全く知らなかったという声も多く、私も時折冬のキャンプ場に様子を見に行っておりましたので、多くの人たちとの出会いがありました。コロナ禍で行き場のない人たちが赤平の自然環境のよさをここで認めてくれていたわけでございます。エルム高原の自然環境活用や各施設のPRについて触れておりますが、今後具体的にはどのような方法で赤平のすばらしい自然環境を活用した観光のPR、これをしていくのか伺います。
答弁 市長 畠山渉
エルム高原につきましては、温泉施設ゆったり、コテージタイプの宿泊施設ケビン村、キャンプ施設の家族旅行村とオートキャンプ場の4施設が集まった子供から大人まで楽しめる赤平市を代表する観光施設であります。家族旅行村につきましては、通年でキャンプが楽しめて温泉も併設しており、道内でも有数のキャンプ場だと認識しており、また立地条件も道内の主要都市から近い距離にあることや四季折々の風景も楽しめ、澄んだ空気の中で非日常を味わえる施設でもあります。各施設のPRでございますが、現在はスマホの普及により年代問わずインターネットが利用され、デジタル社会が進み、その中でのデジタル施策は必須であり、利用者に施設等の魅力をどうやってダイレクトに伝えるかが重要だと考えております。PR方法の一つといたしまして、家族で楽しめるキャンプ場、また一人でも気軽に訪れることができるキャンプ場、訪れたことがない方でもエルム高原の魅力を体感できるような動画を制作するなど効果的なPR方法についても検討してまいりたいと考えております。
質問 6番 若山武信
訪れたことがない人でもエルム高原の魅力を体験できるような動画を作成することなども検討していくということで、新しい試みかと思いますので、これらについても理解するところですので、よろしくお願いいたします。続きまして、②、温泉施設の改修についてであります。集客施設の中心となるのがエルム高原温泉ゆったりであり、このたびの方針では計画的な修繕を進め、施設の能率向上に努めるとしておりますけれども、どのような構想を持っているのか伺います。
答弁 市長 畠山渉
エルム高原ゆったりの改修についてでございますが、エルム高原施設につきましては平成6年に家族旅行村、平成7年にエルム高原温泉ゆったりとケビン村、虹の山荘、平成10年にはオートキャンプ場がオープンしております。エルム高原温泉ゆったりにつきましては、設置から既に27年以上が経過し、経年劣化によりボイラー設備や配管設備、浴室やサウナ、外壁など施設設備の老朽化が進んでおります。特にボイラーは、現在2基で営業を行っておりますが、耐用年数も既に超過しており、メーカーからも指摘を受けております。館内は、地方創生臨時交付金を活用し、既に脱衣所や大広間、レストランなどを抗菌対応の壁紙に改修し、洗面台、トイレの水洗機器の非接触化、またロビーには外気導入型のエアコンを設置するなどの改修をしております。空知管内の温泉施設も同時期に建設されているものの多くが既に改修を終えており、今後はエルム高原温泉改修に向けた基本設計を行い、施設改修後の魅力向上プランや維持管理コスト低減策の検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。
質問 6番 若山武信
ただいまの答弁に、最後のほうでありますけれども、今後はエルム高原温泉改修に向けた基本設計を行うとしておりますけれども、そこでこの基本設計に露天風呂を拡大し、さらなる集客向上と観光の振興に努めるという発想も必要かと思っております。各自治体や民間においてもコロナ禍の終息を見込んで憩いの場としての温泉施設改修工事の計画が各地で公になってきておりますけれども、当市においてもそれが必要であります。各施設の中心としてエルム高原温泉ゆったりが存在するわけでありますが、建て替えるということではなく、施設を近代的な感じに改修し、新たな情報発信することにより旅行村やオートキャンプ場など全ての施設に今まで以上の集客効果をもたらすことが期待できると思われます。露天風呂の拡大は、以前からの課題でありますが、当市のPRのためにも温泉施設の改修について改めて市長の考え方を伺います。
答弁 市長 畠山渉
温泉施設の改修についてでございますが、エルム高原施設につきましては豊かな自然と景観に恵まれ、家族旅行村では広々とした敷地を活用し、キャンプ場としても活用され、オートキャンプ場やケビン村とも連携を図りながら効率的な運営を図ってまいりました。特に温泉とキャンプ場が併設していることが集客につながり、市民の憩いの場としてだけではなく、観光要素を含んだ施設として魅力があると考えております。コロナ禍で3密とならずに楽しめるキャンプは、感染リスクの少ないアウトドアとしてメディアでも取り上げられておりましたが、現在は余暇活動での制限もなくなり、今後もアウトドアブームが続いていく予測は難しいと思っておりますが、温泉施設ゆったりにつきましてはコロナ禍前の2019年と同様の利用者数となっており、今後の集客増にも期待をしているところでございます。議員が言われますように、露天風呂やサウナは温泉施設の集客につながる要素の一つであり、現在の露天風呂につきましては動線や広さにつきましても利用者からもご指摘を受けているところでございます。今後改修を行うとすれば、近隣施設との差別化を図り、お客様に喜ばれるよう取り組んでまいりたいと考えております。しかしながら、実施するためには他の事業との調整も必要であり、本市の財政状況もあることから、改修の時期を検討してまいりますので、ご理解いただければと思います。
質問 6番 若山武信
今の答弁の中に、検討することについては前向きですけれども、最後にしかしながらがつきました。このしかしながらでありますけれども、温泉から見る四季のすばらしい景色、私は本当に当市の財産だと思っています。露天風呂の拡大を含めたできるだけ早期のゆったり温泉の改修を要望して、この項の質問を終わります。よろしくお願いいたします。