紋別市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月8日
(1)所信表明に関連して/(2)事業承継支援について/(3)ウェルビーイングなまちづくりについて/(4)外国人就労について/(5)DX推進について/(6)中学校部活動の地域移行について
2025年12月8日、紋別市議会の一般質問で、宮川法親議員が「所信表明に関連して」「事業承継支援について」「ウェルビーイングなまちづくりについて」「外国人就労について」「DX推進について」「中学校部活動の地域移行について」について質問し、市長 山﨑彰則、教育長 牧野昌教、広域病院連携推進室長 長谷川哲也、介護保険課長 松田好徳、保健福祉部長 仲条憲明、企画調整課長 大野貴光、学務課参事 中野弘貴、商工労働課長 住出晋一、DX推進室参事 茂木洋人、DX推進室参事 茂手木美紀子、スポーツ振興課長 兼田秀哉、生涯学習課長 北西忠宏が答弁しました。
- 質問者
- 宮川法親 議員
- 答弁者
- 市長 山﨑彰則、教育長 牧野昌教、広域病院連携推進室長 長谷川哲也、介護保険課長 松田好徳、保健福祉部長 仲条憲明、企画調整課長 大野貴光、学務課参事 中野弘貴、商工労働課長 住出晋一、DX推進室参事 茂木洋人、DX推進室参事 茂手木美紀子、スポーツ振興課長 兼田秀哉、生涯学習課長 北西忠宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 宮川法親
私は、希望の会の一員として、さきに通告した事項について質問いたします。初めに、所信表明に関連して、以下3点についてお尋ねいたします。1点目に、所信表明にて、地域包括ケアシステムの取組を一層推進するためとして、西紋医療機関が参加する地域医療連携推進法人オホーツク西紋医療ケアネットワークへの介護事業者の参画を促していくと述べられている点についてお伺いいたします。私も、福祉資源が限られている当地域において、西紋地域全体での医療・福祉連携を進めることの重要性を感じる者の一人であります。しかしながら、地域包括ケアシステムとは、高齢者が重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される体制のことであり、あくまでも市町村が主体となってこの体制構築を進めていかなければならないものと認識しております。オホーツク西紋医療ケアネットワークの代表は広域紋別病院長であり、市ではありません。私はこのことについて再三にわたり議会でも指摘をしてまいりましたが、改めて本市の地域包括ケアシステム推進に当たり、市が十分にその主体的な役割を果たしていくという決意と覚悟があるのか、その認識を求めるものであります。2点目に、山﨑市長は、所信表明で市民と行政の調和推進を掲げ、改革を進めていく中で新たなニーズに対応しながらも、限られた人員、財源の中では事業の見直しや廃止を検討していくことの必要性にも言及された上で、誰が見ても公平公正で不正のない健全な行政運営を行ってまいりたいと述べられています。現状の限られた人員、財源の中で、いわゆる事業のスクラップ・アンド・ビルドを検討し、進めていくことの必要性については私も認識を同じくするところであります。その上で、市長が掲げられる誰が見ても公平公正で不正のない健全な行政運営を実現するためにも、行政活動を一定の基準で客観的に評価し、その結果を改善につなげる行政評価システムの導入を検討すべきではないでしょうか。これまでも、決算審査特別委員会に付される成果報告書や総合戦略における効果検証等、一定の取組は行われているものの、成果指標の曖昧さ等の課題を感じております。市長が公約に掲げられた総合計画がお飾りの計画にならないためにも、それぞれの施策や事務事業の効果について、その有効性と継続性がより客観的に判断可能な行政評価システムの導入について併せて検討を進められるべきだと考えますが、いかがお考えでしょうか。3点目に、市長は、紋別高校の間口確保に向け、生徒に選ばれる魅力ある学科設置について関係機関と協議を行うと所信で語られております。私も大いに賛同するところであり、市の立場から積極的に協議の場を設けていただきたいと思います。そこで、お尋ねいたします。山﨑市長の就任以来、間口確保に向けた取組や魅力ある学科の設置について、高校側や道教育局、また、近隣町村の教育委員会等とはどのような協議が進められているのか、今後の見通しはどのようになっているのか、お聞かせください。また、近隣の道立高校でも、地域みらい留学の制度を活用するなど、積極的に道外の生徒の受入れを進めている事例も見受けられ、紋別高校においても同様の取組が進められるよう、市として高校側との協議を進め、必要な支援を検討すべきであると考えますが、いかがお考えでしょうか、見解をお尋ねいたします。次に、事業承継支援についてであります。事業承継支援に関しましては、第3回定例会においても複数の議員から質問がございました。ただ、残念ながら、その議論においては、おおむね今後の具体策について、現状、支援の窓口となっている商工会議所と検討を進めていくとの答弁に終始され、何ら具体的な施策について示していただくことができませんでした。事業承継の問題は、言うまでもなく従業員の雇用や長年培われた技術、ノウハウが失われるなど、企業だけでなく、地域経済全体に影響を及ぼす深刻な問題であります。また、商店街の空き店舗対策を例にとりましても、一旦、空き店舗となってしまった物件に新たな出店者をマッチングすることの時間やコストと比較し、事業承継等により既存の商店や事業所の営業が継続されるための施策を講ずることのほうが効果的かつ合理的であるとも言われております。そうしたことからも、商工会議所との連携の下、早急に具体的な取組を推進すべきであるとの思いから、以下2点についてお尋ねいたします。1点目に、これまでの商工会議所を窓口として進めてこられた事業承継支援に関して、後継者探しやマッチング支援等はどのように行われてきたのでしょうか、その実績並びに市としての評価をお聞かせください。2点目に、新潟県津南町では、官民連携事業として、事業承継支援のプラットフォームである継業バンクの開設や地域おこし協力隊を活用した継業エリアマネージャーを配置するなど、当市においても非常に参考になる取組を実践されておりますが、そうした取組について検討を進めるお考えはないでしょうか、見解をお尋ねいたします。次に、ウェルビーイングなまちづくりについてお尋ねいたします。このたびの第3期総合戦略から上位指標の一つとして地域幸福度指標が設定されています。一般社団法人スマートシティ・インスティテュートによれば、地域幸福度指標とは、客観指標と主観指標のデータをバランスよく活用し、市民の暮らしやすさと幸福感を指標で数値化、可視化したものであります。また、デジタル庁は、地域幸福度指標は、自治体が持つ魅力や特徴、注力すべき政策領域の分析など、自治体の将来像を考えるヒントになり得る指標であるとして、地方創生に向けた課題の発見やまちづくり政策の企画、立案などへの活用を推進しており、本市においても今後のまちづくりのEBPMやワイズスペンディングにつながるものとしてその効果が期待されるところであります。その上で、以下2点についてお伺いいたします。1点目に、令和11年度の本市の地域幸福度指標について、幸福度の目標値を6.6ポイント、生活満足度の目標値を6.5ポイントと設定した根拠についてお知らせください。2点目に、地域幸福度指標の活用により、データに基づいた政策立案、検証や政策効果が乏しい歳出から政策効果の高い歳出への転換が期待できることから、ウェルビーイングをデータ化、可視化し、まちづくりに生かす取組が全国複数の自治体で始まっていると伺います。そうした取組についての本市の現状と今後の方針についてお知らせください。次に、外国人就労についてお尋ねいたします。本市総合戦略には、力強い産業を確立し、企業と働く人がともに輝けるまちをつくるとの基本目標が掲げられ、その達成のための施策として、外国人就労の拡大が位置づけられております。現在、本市には、1,000名近い外国人の方が居住されており、とりわけ水産加工業や農業等を中心として、今や本市の産業を支える重要な存在となっています。一方で、これまでの技能実習制度は、令和9年4月から育成就労制度へ移行することとなり、これにより、受入れ企業にとっての費用負担の増加や一定条件下での短期間での他企業への転籍等が懸念されていることから、以下3点についてお尋ねいたします。1点目に、本市の産業基盤を支える外国人材の受入れについて、制度変更に伴う影響をどのように分析し、今後の外国人材の確保に向けてどのような対策を検討されているのか、お聞かせください。2点目に、10月22日付地元紙には、鈴木直道北海道知事が国際交流ステーションすまいるを視察され、その際に鈴木知事は、市町村が安心して外国人材を受け入れられる支援や枠組みが必要であり、道として国に働きかけていくと述べられたとの報道がございました。制度移行を間近に控えて、願ってもない知事の訪問の機会に、市としてどのような要望を伝えられたのでしょうか。3点目に、札幌市では、今年度から特定技能外国人の受入れ費用を補助する制度がスタートしたと伺います。受入れ企業にとって大変ありがたい支援制度であり、外国人就労の拡大に大きな効果が見込まれます。山﨑市長が選挙公約で掲げられた介護分野のケア労働者の確保の面からも大いに参考になる取組であると考えますが、そのような施策を実施するお考えはないでしょうか、見解をお聞かせ願います。次に、DX推進について、以下3点についてお尋ねいたします。1点目に、現在の紋別市DX推進方針には、その各論について令和7年度までのロードマップが示されております。また、推進方針の基本事項として、毎年度、達成状況の把握、見直しを行うとされていますが、これらの進捗状況についてご説明をお願いいたします。2点目に、自治体DXの重点取組事項の一つとして、国は、ガバメントクラウドへの移行を進める上で、地方公共団体の住民基本台帳をはじめとする20の基幹業務について、各自治体でシステムが異なっている現状を改め、システムの標準化、共通化を求めています。さらに、国は、ガバメントクラウドへの移行に当たって、20の基幹業務の単純なシステム移行ではなく、それぞれの業務内容やプロセスの見直しと再構築を行う、いわゆるBPRの取組の重要性を示しています。そこで、お尋ねいたします。本市のDX推進において、標準準拠システムへの移行並びにそれに伴うBPRの徹底により、どの程度のコスト削減を見込んでいるのか、また、全庁的な目標をどのように設定し、共有されているのか、併せてお知らせください。3点目に、地域社会のデジタル化についてであります。本市の取組方針には、デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、地域社会のデジタル化に係る事例集等を参考としながら、医療、健康、福祉、環境、交通、観光、教育など、幅広い分野の事業において、地域課題に応じたデジタル実装の取組を推進するとの方向性が打ち出されております。このことに関しましては、庁内のみならず、各関係機関等との協議や推進体制の整備が必要であると考えますが、それらの現状と今後の予定についてお知らせください。次に、中学校部活動の地域移行についてであります。令和6年第2回定例会におきましても本件について質問させていただきましたが、いよいよ令和8年4月より地域クラブがスタートするに当たり、確認の意味も込め、以下、質問をさせていただきます。1点目に、11月1日発行の広報もんべつでは、中学校部活動の地域移行について、全2回の連載記事の第1回として、費用負担や活動種目等について、その内容が掲載されておりました。そこには、学校部活動において、学校の教員が顧問となって指導してきましたが、地域クラブでは地域の指導者による専門性の高い指導を受けることができるようになりますとあります。現時点で、フリークラブを除く13種目について、専門性の高い指導者が確保できていると理解してよろしいでしょうか。2点目に、費用負担についてであります。広報もんべつによりますと、月額のクラブ費は、フリークラブで1,500円、それ以外の種目は2,300円となっております。令和6年第2回定例会での保護者負担に関する質問に対して、保護者負担に関しましても部活動と同様に低廉な費用負担で誰もが参加しやすい仕組みとする必要があると考えておりますとの答弁をいただき、まさにそうした範囲で費用設定されていることに安堵しておりますが、一方、その際の答弁では、地域クラブ移行後は学校活動の安全保障として現在加入している日本スポーツ振興センター災害共済給付の適用外となることから、この部分に対応した新たな保険費用を保護者に負担していただくことを考えておりますとの発言もございました。広報掲載記事には保険料に関する記載は特にありませんでしたが、どのような対応となるのか、お知らせください。3点目に、令和6年第2回定例会での部活動の教育的役割に関する質問に対して、当時、教育長は、教育委員会としましては、中学校部活動同様、教育的意義は継続するものと考えており、持続可能な活動に向け、取組を進めてまいりますと答弁されております。地域クラブに関してはスポーツ振興課が所管されることと思いますが、学校や学務課との連携等を含めて、どのような体制で教育的意義を担保していくお考えなのか、お聞かせください。4点目に、報道によると、10月27日に文部科学省は部活動運営に関する新たな指針の骨子案を示し、12月上旬をめどに公表予定とのことであります。骨子案の一つには、安全管理体制など、国が定める基準に基づき、市町村等が審査するクラブ活動の公的な認定制度が設けられ、承認されたクラブ活動については財政面などで公的支援が受けられるとのことであります。このような国の動向が本市の部活動地域移行に与える影響についてお知らせください。また、地域クラブとなる14種目について、公的認定が受けられる枠組みとなるのか、スケジュール等も併せてお知らせください。以上で私の質問を終わらせていただきますが、再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 山﨑彰則
それでは、宮川法親議員のご質問にお答えいたします。初めに、所信表明に関連してについてであります。1点目の地域包括ケアシステムの推進についてでありますが、議員のご指摘のとおり、地域包括ケアシステムは、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援を目的とし、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援、サービス提供体制を構築するものであります。このシステムの構築におきましては、介護保険の保険者であり、住民に最も身近な行政主体である市が中心となってその役割を担うべきものであると深く認識しております。オホーツク西紋医療ケアネットワークにつきましては、他の地域でも成功事例があることから、医療と介護の切れ目のない連携を実務面から強力に推進するため、重要な役割を果たす仕組みと期待しております。同法人の代表理事を広域紋別病院長にお願いしている理由につきましては、医療的な専門性が求められる連携調整において、地域の中核病院がリーダーシップを発揮することが現場レベルでの円滑な連携に不可欠であると判断しているためであります。しかしながら、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される体制づくり、とりわけ住まいや生活支援、介護予防といった分野においては行政が主体的に取り組まなければなし得ないものであります。よって、医療・介護連携の技術的な側面は、オホーツク西紋医療ケアネットワークと緊密に連携しつつも、地域包括ケアシステム全体のマネジメント並びに持続可能な体制構築に向けた責任はあくまでも市にあるという認識の下、進めてまいります。2点目の行政評価の検討についてでありますが、本市では、各年度の政策事業ヒアリングの際に各担当部署で作成した政策事業シートの提出を義務づけており、内容は事業の目的や有効性を十分に精査して作成するものであります。政策事業シートや作成手順につきましては行政評価の仕組みを一部参考にして実施しており、新たなシステムの導入は考えておりません。3点目の紋別高校の間口確保と魅力ある学科設置についてでありますが、私は、市長就任後、紋別高校に赴き、学校長と高校の魅力化につながる支援や取組について意見交換を行っており、今後の支援内容の検討に生かしてまいりたいと考えております。関係機関との協議内容についてですが、毎年、北海道教育委員会が主催し、学区内の市町村長、教育長、学校長、PTA、経済団体関係者で構成する公立学校配置計画地域別検討会議において、各高校への入学状況や高校魅力化の取組について意見交換が行われております。本年8月に開催された令和7年度第2回目の検討会議への出席はかないませんでしたが、教育長より、子どもたちのニーズに合った学科転換の必要性のほか、学区内の高校存続による進路の選択肢の確保に加え、各高校の特色づくりや役割分担など、多岐にわたった提案をしております。今後の見通しについてですが、オホーツク西学区の中学校卒業者数の推移は、令和7年度が413人、令和8年度が406人、令和9年度が356人と見込まれており、令和10年度を初年度とするこれからの高校づくりに関する指針に基づく学区内の間口の再編は濃厚であると考えております。本年度の紋別高校の入学者数は、定員200人に対して118人であり、82人の欠員が生じている現状で、令和10年度には入学者数がさらに減少する見込みとなっております。このような間口数や学科構成が再編されることは避けられない状況においても、普通科3間口での進学校としての機能の堅持と、職業学科を有し、地域人材供給の要となる教育機関という特色を明確に示し、市内生徒の流出抑制、市外生徒の受入れ拡大につながる魅力向上策が急務であると考えております。これまでも紋別高校と紋別市教育委員会においては特色ある学科や地域に根差した学科の整備に向けた意見交換を行っており、今後におきましても、生徒や地域のニーズに合った魅力ある学科の設置に向け、北海道教育委員会と丁寧な議論を重ねてまいりたいと考えております。地域みらい留学の制度活用等の道外生徒の受入れ支援についてですが、北海道教育委員会が令和5年3月に策定しているこれからの高校づくりに関する指針の中で道外からの入学者受入要件が定められており、学校規模が1学年2学級以下の小規模校に限られております。しかし、このような基準に当てはまる高校所在自治体では、生徒の受入れに係る下宿などの住居確保が困難な状況にあり、制度を有効活用できていない事例が多いことから、本市のように学生寮を設置し、生徒の受入れを可能としている自治体が、学校規模に関わらず、道外生徒を受入れできる制度拡大が必要であると考え、従前より公立学校配置計画地域別検討会議において北海道教育委員会に対して提案しているところであり、今後も継続して要望してまいります。次に、事業承継支援についてであります。1点目に、これまでの事業承継支援の実績と評価についてでありますが、紋別商工会議所におきまして、事業承継に関するセミナーの開催、個別の巡回・窓口相談を実施の上、北海道事業承継・引継ぎ支援センターの専門相談員への紹介等を実施しているところであり、令和4年度から6年度までの実績として、セミナーの開催が毎年1回、参加者の累計が10事業所、個別相談件数の累計も10事業所で、個別相談の事業所については、北海道事業承継・引継ぎ支援センターへの紹介を行い、専門相談員の対応を受けているところであり、そのうち、セミナーに参加した1事業所は第三者への事業承継により事業の継続が図られております。当該支援に関する評価についてですが、相談件数が伸び悩んでいることから、事業者において事業承継への関心が高まっていないことが考えられ、行政や紋別商工会議所による潜在ニーズの把握と事業承継に取り組みやすい環境づくりが課題であると考えております。2点目の他地域の取組を参考にした新たな事業承継支援の検討についてでありますが、本市におきましては、事業所における事業承継のニーズ把握や意識の醸成に取り組むため、専門人材の配置等による事業所へのアプローチを行いながら、情報発信やマッチング支援、伴走支援など、具体的な事業承継支援を検討していきたいと考えておりますので、他地域の先進事例を参考の上、本市に適した支援策の構築について、紋別商工会議所との協議を進めてまいります。次に、ウェルビーイングなまちづくりについてであります。1点目の地域幸福度の目標値についてでありますが、デジタル庁が示している地域幸福度アンケート調査項目を基に、幸福度、生活満足度ともに0から10までの11段階で回答していただいたものの平均値を指標としており、目標値は北海道全体の平均値としております。昨年度末に実施した調査結果では、本市の幸福度は5.7ポイント、生活満足度は4.4ポイントとなっており、目標とする全道平均を大きく下回る値となっております。2点目の地域幸福度指標のまちづくりへの活用についてでありますが、さきの地域幸福度アンケート調査から得られる市民からの声を主観指標、既に公開されているオープンデータ等から得られる地域のストック情報を客観指標と位置づけ、それぞれの組合せから見えてくるギャップや課題を整理し、政策立案につなげていく手法がデジタル庁から示されております。本市におきましては、総合戦略の上位指標として、毎年度、アンケート調査を実施し、データを蓄積していくこととしておりますので、得られた情報を的確に分析し、政策に反映できる手法について引き続き研究を進めてまいります。次に、外国人就労についてであります。1点目の制度変更に伴う影響と対策についてでありますが、昨年6月、技能実習制度を発展的に解消し、新たに育成就労制度の創設等を内容とする入管法の一部改正法が成立し、令和9年度からの施行となっております。制度の詳細につきましては、現在、特定技能制度及び育成就労制度の基本方針及び分野別運用方針に関する有識者会議において検討が進められ、分野別運用方針を年内に閣議決定するというスケジュールで進んでおります。一部報じられている内容では、対象とする職種、分野を特定技能と原則一致させることなど、キャリアアップの道筋を明確化できること、日本語能力の向上による現場等でのコミュニケーションの円滑化が図られること、労働者として適切に権利保護されることなどが挙げられておりますが、技能実習制度では認められなかった転籍が、育成就労制度では一定の要件の下、認められるようになること、日本語能力が基準に満たない場合の日本語教育に関する負担の増加などが懸念として挙げられております。現在、運用方針が決定していないことから具体的な対応策は検討しておりませんが、制度改正に伴う新たな課題が生じると見込まれていることから、引き続き、情報収集を行い、運用方針決定後、新たな制度にスムーズに対応できるよう、監理団体等への支援について検討してまいります。2点目の鈴木直道知事への要望についてでありますが、鈴木直道北海道知事の視察につきましては、地域がもっと輝く北海道の実現に向け、地域の課題等を共有し、北海道の施策に反映することを目的とする北海道の事業のなおみちカフェとして、本年10月20日に紋別国際交流ステーションを訪問されたものであります。当日は、施設内の見学や概要説明を行ったほか、本市の多文化共生に関する取組内容や課題など、知事や地元選出道議などと懇談をしたものであります。懇談の中では、外国人材が定着した理由として、各事業所や監理団体など、業界全体が不断の努力を通じて外国人材を育ててきた結果であることなどを知事に伝えたところであり、特に市として要望はしておりません。3点目の受入れ企業への支援についてでありますが、議員のご指摘のとおり、本年度、札幌市では、新たに特定技能外国人材を受け入れる中小企業向けに、受入れに関する初期費用や定着支援に係る費用を登録支援機関に助成し、初年度の企業負担を軽減させる事業を実施しております。本市では、外国人材交通費助成事業をはじめとする生活支援のほか、外国人就労に関する支援として、外国人留学生インターンシップ受入支援事業に加え、介護分野では外国人介護人材育成事業を設けておりますが、特定技能外国人受入れに関する支援制度は設けておりません。外国人材に関する支援策は各地で実施していることから、今後、各地の支援内容や産業構造、外国人材の割合等を比較するなど、必要な支援策について調査、研究を行ってまいります。次に、GX推進についてであります。1点目のロードマップの進捗状況について及び3点目の地域社会のデジタル化につきましては関連がありますので、併せてお答えいたします。ロードマップの主な取組のうち、マイナンバーカードの普及につきましては、施設・居宅訪問、平日夜間窓口、休日窓口の開設により、本年10月末現在、交付率が92.83%と大幅に上昇したほか、職員のパソコンをノートパソコンへ移行し、本年度から利用開始する電子決裁システムの相乗効果により、BPR及びペーパーレス化を進めているところであります。また、RPAの導入やビジネスチャットツール等のトライアルなどの取組を進めつつ、今後も、さらなる業務の効率化及び省力化を図るため、生成AIや公用スマートフォンの導入について検討しているところであり、庁内業務におけるDXの推進はおおむね順調に進捗しております。地域社会のデジタル化につきましては、書かない窓口、電子入札、統合型GIS、ごみのチャットポット等を導入してきたところでありますが、医療、福祉、交通等の各分野が直面している人手不足等の解消に向けた取組は進んでいないのが現状であります。各分野の担当部署が主体的に取組を進めていくことを前提としておりますが、デジタル技術の知識不足等が懸念されていることから、デジタル専門人材として任命しているデジタル推進官やDX推進アドバイザーの識見と情報網を活用するとともに、着実に地域社会のデジタル化を進めてまいりたいと考えております。2点目のガバメントクラウドへの移行に伴うコスト削減効果についてでありますが、標準準拠システムへの移行につきましては、当初、国による地方公共団体情報システム標準化基本方針において運用コスト削減の効果が示されましたが、本市に限らず、クラウド化に伴うクラウド利用料の発生とシステム使用料の増加により、従来の運用コストと比較して経費が約3倍に増加するものと試算しております。標準準拠システム導入の派生効果が期待できるBPRを進めることにより、将来的なコスト削減に努めてまいりたいと考えております。また、本市におきましては、令和7年度末までに基幹システムを移行することが目下の最大の目標でありますが、標準化による利点を最大限に発揮するためには、各担当の役割が大変重要となることから、しっかりと情報共有を図りながら作業を進めているところであります。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)
それでは、宮川法親議員のご質問にお答えいたします。中学校部活動の地域展開についてであります。1点目の専門性の高い指導者確保についてですが、本年5月から8月にかけて、紋別市スポーツ協会加盟の31団体を対象に、個別に指導者協力の依頼を行い、フリークラブを除く13種目の指導者として各競技の公認指導者資格を有した人材や資格取得を前提とした競技経験者等を計45名確保しております。2点目の保険加入と費用負担についてですが、地域クラブで採用する保険制度は、現行の中学校部活動におけるスポーツ振興センターの災害共済給付と同等以上の補償内容といたします。広報もんべつには掲載されておりませんが、保険費用の負担につきましてはクラブ会費の中に含まれておりますことから、保険料の別途徴収はありません。3点目の教育的意義の担保につきましては、中学校部活動を廃止し、地域クラブとなることで学校との関わりや連携といった部分において希薄化が懸念されますが、地域クラブの展開後におきましても、学校体育館を利用した活動場所の調整、生徒の学習状況や健康状態等の情報共有、学校を通じた会員募集の案内配布、教員の兼職兼業の調整など、中学校とは多岐にわたった連携を予定しております。また、地域クラブの運営に関しまして、地域スポーツクラブはスポーツ振興課が、地域文化クラブは生涯学習課がそれぞれ担当することになりますが、中学校を所管する学務課を含め、従来どおりスムーズな活動が行われるよう、3課連携を図りながら事業を進めてまいります。4点目の国が示す公的認定制度への対応についてですが、教育的意義の継承・発展、適切な活動時間や休養日の設定、低廉な参加費、適切な指導体制、学校との連携などを適切に行われていることが認定要件となり、市町村が自ら運営する地域クラブ活動につきましては、これら要件を具備したクラブの設置となるため、本市の場合は改めて認定する必要がありません。なお、地域クラブ運営に係る国による財政措置についてですが、11月28日付の通知では、コーディネーターの配置や指導者研修のほか、移動手段の確保などの財政支援が示されておりますが、金額等の詳細は今後正式に示される予定であります。以上、答弁といたします。(降壇)
再質問 8番 宮川法親
何点か再質問させていただきたいと思います。まず、地域包括ケアシステムの推進に当たって、市のお立場について山﨑市長から力強い言葉をいただけてほっとしているところであります。1点確認ですけれども、オホーツク西紋医療ケアネットワークに参画する介護事業所側のメリットについてはどのようにお考えか、お聞かせをいただけますか。
答弁 広域病院連携推進室長 長谷川哲也
私からご答弁させていただきます。オホーツク西紋医療ケアネットワークに介護事業者が参加することのメリットについてです。同じく地域医療連携推進法人を展開している名寄・士別地区の上川北部医療連携推進機構では、まず、医療連携を行ってから介護事業者との連携を進めております。患者の薬情報や回復度などの医療情報を、適宜、ケアマネジャーや介護事業者に提供することによって、その後の計画を容易に立てやすくする、病院との連携をしやすくするなどで、有意義に使われている事例もございますので、地域医療連携法人オホーツク西紋医療ケアネットワークでもそのような形を目指して進めていると伺ってございます。
再質問 8番 宮川法親
その法人に加盟することによって情報共有のしやすさというのは当然あるのでしょうけれども、それだけではなく、独自の共有システムの導入なども必要かと思います。今、国では、介護情報基盤の整備ということで、令和10年頃の本格運用に向けて準備を進めていると思うのですが、それとは別に、オホーツク西紋医療ケアネットワーク独自の情報共有システムを向こう3年間ぐらいで構築していくというお考えですか。
答弁 広域病院連携推進室長 長谷川哲也
医療情報の共有につきましては、広域紋別病院がID-LINKというシステムネットワークを導入しており、他の医療機関はパソコンがあればそれを見ることができるため、そのシステムを入れる必要はない状況でございます。介護につきましては、先ほどの名寄・士別地区ですと、Teamsを使っておりますが、そこについては、今おっしゃった国が考えているもののほか、介護事業者が使いやすいものについて市と相談しながら調整を進め、介護事業者の意見の中で進めていかなければならず、一方的に連携法人のほうで決めることではないと思いますので、そこは今後の協議になろうかと思っております。
再質問 8番 宮川法親
私は、以前の定例会で同様の質問をさせていただいて、デジタル技術を活用した情報共有を市が主導して、福祉分野の事業所に推奨していくべきだと申し上げたのですが、そのときは先ほどの国が進めている情報共有システムの動向を注視しながらという消極的な答弁だったと記憶しております。考え方が変わったっていうことでよろしいですか。
答弁 介護保険課長 松田好徳
お答えいたします。国が進める介護情報基盤制度については市でも各介護事業所等に対する周知やその活用を促すように図っていきたいと考えております。
再質問 8番 宮川法親
ということは、オホーツク西紋医療ケアネットワークに加入しても医療情報ネットワークは進められていくとしても、そこで不足する介護情報等の共有は国の施策が進むまでは進まないという理解でいいのですか。
答弁 介護保険課長 松田好徳
お答えいたします。国が進める介護情報基盤については、市が主体となり、各介護事業所で活用できるように周知や導入を促していくとともに、来年度以降、さらに国で進めていくと思いますので、それを見ながらオホーツク西紋医療ケアネットワークと連携して進めていきたいと思っております。
再質問 8番 宮川法親
分かりました。いずれにしても、DXに関する市長の答弁にもございましたけれども、人手不足については進んでいませんということでした。介護情報基盤や医療、福祉の多職種連携におけるデジタル活用というのは、まさに人手不足問題にも効果が見込まれるものだと思いますし、生産性向上にも効果が期待できるものだと思っています。1点伺いたいのですが、現状の介護と医療の連携の中で介護事業者側が課題として捉えていることについてはどのように情報収集されていますか。
答弁 介護保険課長 松田好徳
お答えいたします。介護事業所の課題についてですが、介護を担当するケアマネジャーなどの高齢化が進んでおりますので、人材確保が難しいところはありますけれども、市としましては、そういった課題を聞きながら、どういうことができるか検討してまいりたいと考えております。
再質問 8番 宮川法親
私の聞き方が悪かったのかもしれませんが、介護事業者が医療と連携を図る上でどのような課題を感じているか、それをどのように情報収集し、改善につなげようとされているのか、お答えをいただけないでしょうか。
答弁 介護保険課長 松田好徳
お答えいたします。医療と介護の連携は必要だと思っておりますので、市が主導し、医療と介護の現場段階の課題を伺い、解決に向けた話を聞けるような協議の場をつくっていきたいと思っております。
答弁 保健福祉部長 仲条憲明
まず、介護事業所間の情報収集についてですけれども、現在は地域ケア会議や地域包括支援センターに寄せられる意見をお聞きし、情報収集しております。今後につきましては、医療と介護の連携は非常に大事だと思っておりますが、医療の側の敷居も高いものですから、先ほど介護保険課長からお話ししたように、それぞれの意見を吸い上げ、協議する場の創設も必要であると考えていますので、そのようなことで進めてまいりたいと思っています。
再質問 8番 宮川法親
オホーツク西紋医療ケアネットワークへの参画を促すに当たっては、現状、事業者側が感じている連携上の課題についてもぜひ丁寧に聞き取りながら行っていただきたいと思います。次に、行政評価システムの導入についてですが、新たなシステムの導入は考えていないということでした。一方で、政策事業シートの作成に努めておられるということです。もちろん、庁内で作成される評価シートも重要ですが、一方で、住民参加型の評価や評価シート内容の公表についてもぜひご検討をいただけないかと思います。それについてはいかがでしょうか。
答弁 企画調整課長 大野貴光
お答えいたします。以前、システムを導入した経緯はあるのですが、その際、職員にとって業務が負担になるということで形骸化してしまいました。行政評価については、自治体によって公表までやっているところもありますし、内部で参考資料のような感じでつくっているところもあります。今、市でつくっているものはそこまで深いつくり込みはしておりません。作成する上では、次年度の事業内容のほか、当時は総合計画と言いましたが、現在の総合戦略に項目として載っているかなど、いろいろな部分を見ていくような資料になっておりますものの、あくまでの各部署の添付資料であり、それを公表するまでのつくりにはなっていないため、現時点で公表は考えていないところです。
再質問 8番 宮川法親
総合計画の策定に伴っても行政評価の実施は考えていないということでしょうか。
答弁 企画調整課長 大野貴光
総合計画策定に当たっては、それぞれ指標が定められることになると思いますので、総合計画に対する事業評価は指標を評価、検証することで行っていきたいと考えています。
再質問 8番 宮川法親
計画策定も大事ですけれども、午前中の議論でもありましたように、それ以上に事業の評価、検証、そして、改善というPDCAサイクルを回していくことが非常に重要になってくると私は思いますので、ぜひ前向きにご検討をいただければと思います。次に、紋別高校の間口の問題についてです。市長にもこれからの高校づくりに関する指針について触れていただいておりますが、その中で、これからの高校づくりについて、総合学科や普通科、新学科の設置、職業学科の学科転換等という記載がございます。市長としては、紋別高校については普通科3間口の維持と職業学科の転換という方向性の中で検討されているという理解でよろしいのでしょうか。
答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)
最初に、今、紋別高校の先生方は、紋別高校が進学校なのか、それとも地域の学校なのかというようなことを議論しているようですが、校長先生はきっぱりと進学校であると職員の皆様には言っているようです。その前提として、中学校もそうですけれども、3間口ないと、数学や国語などの主要教科に先生が1人しか配置されないということがあります。複数いれば、片方が片方を指導するといったことでレベルが上がっていくのですけれども、2間口で1人となると、そういうこともなかなか難しくなりますので、市としては、先ほど市長が答弁されたように、3間口で進学校としての機能を維持するというのが最優先の課題であると考えております。その中で、議員のご指摘のとおり、普通科だけでなく、総合学科など、いろいろな学科がありますので、どういうものが着地点として一番いいのかと、オホーツク教育局ともいろいろと話をしているところです。また、今後も、本庁も含め、様々な議論を進めながら、間口減になるかもしれないのですが、最悪でも機能は確保するというような動きの中で進めてまいりたいと考えております。
再質問 8番 宮川法親
早速、市長に高校を訪問していただいて、校長先生と協議をしていただいているということで、大変ありがたいと思いますし、定期的に意見交換を進めていただきたいと思います。ただ、ご答弁の中で子どもたちのニーズにあった魅力ある学科というご発言がございました。現状、市内の中学生や保護者の皆さんに対し、紋別高校に求める学科の在り方等について、例えば、アンケート調査など、何かニーズを探るような取組の状況についてはいかがなのか、お聞かせをいただけますか。
答弁 学務課参事 中野弘貴
お答えします。子どもたちのニーズにマッチした学科の取組についてです。令和8年度から学校運営協議会が設置されると聞いておりますので、保護者や地域住民、あるいは、子どもたちから意見を吸い上げる機会はたくさんあると思いますし、これまでも、子どもたちが紋別高校を志望する理由や他の高校を選ぶ理由など、全てではないですけれども、おおむね把握していると思いますので、それらも含めて整理し、子どもたちのニーズに合った学科転換に向けて情報収集の機会を設けていきたいと思ってございます。
再質問 8番 宮川法親
次に、事業承継支援についてですが、専門人材による支援の方向性をお伺いできました。非常に前向きなご答弁だったと思います。加えて、金融機関などとの連携や移住支援と組み合わせた事業承継支援等についてもぜひご検討をいただければと思いますけれども、そのことについてご答弁をいただければと思います。
答弁 商工労働課長 住出晋一
お答えいたします。答弁にもありましたが、まずは事業者ニーズ等の把握が必要かと思いますので、そういった意見を伺いながら、今おっしゃった金融支援や伴走支援、また、移住支援につきましても商工会議所との協議の中で検討してまいりたいと考えております。
再質問 8番 宮川法親
よろしくお願いいたします。次に、地域幸福度指標についてです。総合戦略での目標値が全道平均ということですが、当市の現状はそれを大きく下回る状況ということで、ショックを受けております。そういった結果の分析はどのようにされていますか。
答弁 企画調整課長 大野貴光
お答えいたします。これはアンケート調査でいただいた結果を集計したものなのですけれども、今回は初めてだったこともあります。当市の場合、子育て分野にはかなり力を入れていますので、客観的に見ても高いと考えているところですが、アンケートの回答ではあまり評価されておらず、我々の認識とはギャップがあるなと感じております。アンケート結果を信じないわけではないのですけれども、私どもの周知も足りなかったのか、回答数が少なかったということもありますので、来年度からは、LINEによる通知をはじめ、広く市民にお知らせし、もっと多くの方に答えてもらえるように取り組んでいきたいと思っております。
再質問 8番 宮川法親
質問でも述べさせていただきましたけれども、総合戦略としては、ほかの施策のKPI達成をもって総合的に幸福度を上げていくという立てつけかと思うので、指標に対する直接的な施策の検討等もぜひ進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。次に、外国人就労についてですが、札幌市のほかに、補助額等は違いますけれども、同じ港町である網走市でも受入れ支援策を展開されておりますので、ぜひ積極的な施策の展開を進めていただきたいと思います。次に、DXの推進についてですが、令和7年度までのロードマップの進捗状況についてお伺いをいたしました。令和8年度以降のロードマップはいつ頃にお示しをいただけるのか、スケジュールについて教えてください。
答弁 DX推進室参事 茂木洋人
お答えいたします。今、DX推進方針の中で示しているものでは5年を目安としておりますので、次回示すことになるとすれば、令和9年度を想定してございます。
再質問 8番 宮川法親
令和8年度にどのように進められるかは示されないのですか。
答弁 DX推進室参事 茂木洋人
お答えいたします。令和8年度以降に関しては、今、予算要求等もしている段階ですけれども、先ほどの答弁いたしました生成AIや公用スマートフォンなどの導入について進めていくことを考えてございます。
再質問 8番 宮川法親
令和8年度中に何をどこまで進めるかは示していただけないということですか。
答弁 DX推進室参事 茂木洋人
失礼いたしました。今、DX推進方針で示しているロードマップでは、今まで入れ替えなどをしていなかったのですけれども、今までやっていることやこれからやるものについては、適宜、修正して示せるよう、早急にやりたいと思います。
再質問 8番 宮川法親
標準準拠システムへの移行は間に合っているのですか。
答弁 DX推進室参事 茂手木美紀子
お答えします。令和7年度中に20業務については全て移行する計画です。ただ、業務の中で、一部、事務的なものは令和8年度に延びるものもあるのですが、大まかな業務は全部を移行する予定となっております。
再質問 8番 宮川法親
1点驚きだったのは、ガバメントクラウドへの移行に当たってコストが3倍になるというご答弁です。額面的にはどれぐらいの予算が必要になるものなのでしょうか。
答弁 DX推進室参事 茂手木美紀子
お答えします。クラウドの利用料やシステム使用料で約1億768万円かかると見込まれております。
再質問 8番 宮川法親
1億円という巨額の費用負担になるということですが、BPRを進めて何年ぐらいでコスト削減を図っていくお考えなのか、見通しがあれば教えてください。
答弁 DX推進室参事 茂手木美紀子
お答えします。具体的に何年とは言えないのですけれども、莫大な運用経費がかかるということで、全国の自治体で要望した結果、国では、運用経費に係る補正予算が計上されまして、経費の2分の1ほどが補助されるというような提案がされております。紋別市としては、その補助金でなるべく経費を抑えるとともに、BPRも進め、そちらは長期になるかと思うのですけれども、削減に努めてまいりたいと思っております。
再質問 8番 宮川法親
DXの関係の三つ目の地域社会のデジタル化についてです。ロードマップの中でも、恐らく、この進捗が一番難しい分野なのかなと思います。指針に書かれています地域社会のデジタル化に関わる参考事例集で、現在、第4版なのでしょうか、最新のものですと、大きく20の事業分野にわたって先進事例が示されております。当市として地域社会のデジタル化に取りかかる分野の中での優先順位などがあれば教えていただけますか。
答弁 DX推進室参事 茂木洋人
お答えいたします。現在のところ、特段、優先順位などはつけていないのですけれども、人手不足が一番の課題と考えてございますので、今、当市に来ていただいているDX推進官などの意見を参考にしながら、適宜、進めてまいりたいと考えております。
再質問 8番 宮川法親
今お話のあった推進官の活用等も非常に有効だと思いますけれども、地域DXの推進に当たっては民間企業等との連携も必要かなと思っております。その考えについてはいかがでしょうか。
答弁 DX推進室参事 茂木洋人
お答えいたします。やはり、課題等を把握するためには民間事業者やそれぞれの分野の方の意見を聞くことが大切になってくると思いますので、今後、民間の方とも連携を取りながら進めてまいりたいと考えてございます。
再質問 8番 宮川法親
最後に、部活動の地域移行についてお伺いいたします。指導者の確保に関し、45名の指導者の方を確保したということでしたけれども、そのうち、教員の兼職兼業は何名いらっしゃって、その種目は何種目にわたっているのか、お聞かせをいただけますか。
答弁 スポーツ振興課長 兼田秀哉
お答えいたします。まず、教員による兼職兼業の人数ですけれども、8名となっております。その種目は5種目となっておりまして、野球が1名、サッカーが1名、バレーが1名、陸上が3名、バスケットが2名です。
答弁 生涯学習課長 北西忠宏
文化の教員の兼職兼業は、今のところ、3名でして、種目については、美術と吹奏楽になります。
再質問 8番 宮川法親
陸上が3名ですか。陸上全体で指導者は何名ですか。
答弁 スポーツ振興課長 兼田秀哉
お答えいたします。陸上全部では4名になっております。
再質問 8番 宮川法親
兼職兼業される教員の方の転勤等に伴う指導者の確保について、どういう対応を想定されていますか。
答弁 スポーツ振興課長 兼田秀哉
お答えいたします。転勤等への対応についてです。転勤先が紋別市に近くて通える範囲であれば、引き続き指導者としてお願いしたいと考えておりますが、離れてしまって紋別に来られない場合は新たな指導者を見つけなくてはならないと考えております。しかし、指導者不足にならないよう、引き続き指導者の確保は行っていきたいと考えてございます。
再質問 8番 宮川法親
転勤辞令はそんなに早い段階では分からないと思いますが、子どもたちに負担がかからないように進めていただきたいと思います。そして、公的支援の財政措置の関係です。国の情報もまだ不足していると思いますけれども、国では令和8年度から土日の地域移行ということで言っています。その上で当市に対する財政措置がなされるとして、平日を含めた財政措置が提供される見込みなのかどうか、ご見解はございますか。
答弁 スポーツ振興課長 兼田秀哉
お答えいたします。平日を含めた国の財政措置と考えてございます。項目としましては、教育長答弁にもございましたように、コーディネーターの配置、指導者の研修、そして、移動手段の確保となっておりまして、補助の割合としましては、国が3分の1、道が3分の1、市町村が3分の1となっております。
再質問 8番 宮川法親
地域移行に係る来年度の予算の見通しについて、答えていただけることがございましたらお願いいたします。
答弁 スポーツ振興課長 兼田秀哉
予算の関係ですけれども、金額としましては1億300万円を見込んでございます。
再質問 8番 宮川法親
最後に、教育長のご答弁にもあったのですが、スポーツ庁から出ている新たなガイドラインの骨子の中に地域クラブ活動の在り方とございます。先ほどは教育的意義をどのように担保していくのかについて質問させていただいたのですが、この骨子案の中には、地域クラブ活動においては、学校部活動が担ってきた教育的意義を継承・発展させつつ、地域全体で支えることによる新たな価値を創出することが重要と記されております。学校から部活動が離れるにもかかわらず、教育的意義については、継承のみならず、発展させ、さらに、新たな価値の創出ということまで書かれています。すごく大きな宿題なのではないかと思いますけれども、教育委員会として、このことをどのように捉えていらっしゃいますか。
答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)
この地域展開の目的というのは、中学校だけではなく、幼少期から大人までを含め、スポーツ・文化芸術活動を行うということが最終的な目標となっております。ですから、柔道や剣道など、地域でやっていたものも、地域クラブ活動とし、中学校部門として抜き出し、大会に出場できるような体制を整えています。このように、全てとは言いませんけれども、地域クラブへの移行により、多くの競技において、中学生が小さい子を教え、高校生が中学生を教えるといったことでさらなる発展というのは可能ではないかと考えてございます。