みんなの議会

赤平市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日

市政執行方針について

2022年3月10日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、鈴木明広議員が「市政執行方針について」質問し、市長 畠山渉が答弁しました。

質問者
鈴木明広 議員
答弁者
市長 畠山渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 鈴木明広

議席番号3番、鈴木明広、通告に基づき質問させていただきます。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。まず、件名の1、市政執行方針について、項目1、地域公共交通の整備、鉄路の維持についてお伺いしたいと思います。報道等で既知であると思いますが、JR北海道がバス転換方針を示しております根室線富良野新得間について1月28日、関連する富良野市のほか、南富良野町、新得町、占冠村の市町村長らが出席し、市町村会議が行われ、JRが求める地元負担は難しいので、鉄道存続を断念せざるを得ないと判断してバス転換を容認することで合意しました。災害により、多額の復旧費用がかかる見込みであるといえども、断腸の思いの決断ではなかったかと推察します。鉄路は、一旦廃線が決まってしまうとほぼ不可逆的、戻ることができないので、重い決断であったのではないかと察するところであります。このような残念至極な結果が新たな負の連鎖をもたらさないことを願う次第であります。ご承知のように、滝川富良野間、JR北海道が単独では経営が困難とされる路線の中で黄色線区となっております。2021年第2四半期、4月から9月の線区別の収支と利用状況は、新コロナ感染症の影響から回復傾向にあるものの、20年度は244人パーデイ、1日当たりで、238人と微減し、100円の収入を得るための営業経費指数は1,513円となっております。路線の維持を図るには、大変厳しい現実を突きつけられているわけでございます。JR北海道は、地域の活性化のために線区自治体と一体となって利用促進と経費削減を目指すアクションプランを策定しました。令和1、2年を第1期集中期間として第1期アクションプランを作成して、その検証を踏まえまして令和3年から5年までの第2期事業計画、アクションプランを策定いたしました。そこで、根室本線滝川富良野間における第2期アクションプランの中でも路線存続に寄与度が高いと思われます利用促進ともう一つ、経費節減のための具体的な取組についてお伺いします。

答弁 市長 畠山渉

第2期アクションプランにおける利用促進、経費削減のための具体的な取組についてでございますが、まず初めに基本方針につきましては根室線滝川富良野間において国内外から根室線沿線にお越しいただくための取組等を通じて観光線区の特性を発揮しつつ、通学や通院など生活利用の観点から地域住民の皆様へのマイレール意識を高める取組を図り、線区利用維持に努めていくこととしております。ご質問の利用促進の具体的取組内容につきましては、JR北海道共通、生活利用、観光活用、そして広域交通の4分野から成っております。JR北海道共通部分の説明は割愛させていただきますが、まず1つ目は生活利用であります。その内容につきましては、お客様サービス向上と公共交通の利用促進であります。2つ目は、観光利用であります。具体的には、道内外から根室線にお越しいただくための取組と地域の皆様と連携した取組でございます。3つ目は、広域交通であります。その内容は、都市間移動の利用促進でございます。次に、経費削減の具体的な取組内容につきましては、1つ目に業務の一部をお願いすることによる経費圧縮、2つ目はコストダウンの取組に対するご理解、3つ目は中長期的な経費節減の検討となっております。以上が第2期事業計画、アクションプランにおける利用促進並びに経費削減についての具体的取組の内容であります。これらの2つの目的は、根室線の収入を増やし、経費を節減することが不可欠であり、このためにJR北海道と北海道、沿線自治体がこの計画を進めることにより収支の改善に資する具体的な取組を進めることであります。なお、今後はPDCAサイクルに基づき必要な見直しを行いながらアクションプランを進めてまいります。具体的には、基本指標、関連指標や計画に盛り込まれた取組内容に基づき利用促進や経費削減に取り組み、実施の結果、指標の推移状況について委員会、幹事会において意見交換や取組状況の検証を行ってまいります。赤平市におきましては、鉄路を持続的に維持する仕組みの構築を行うために根室線滝川富良野間の地域関係者のご協力を得ながら、地元の関係者と一体となって今後も利用促進、経費節減などの取組を進めていく所存でありますので、ご理解いただければと思います。

質問 3番 鈴木明広

ご丁寧な説明ありがとうございます。4つの取組が中心になっていて、その中でも観光、広域、経費節減、どうしてもこれ経営ですから、やっぱり収支が問題になると。収支に非常に深く関連しているのは、やっぱりPDCAサイクルに基づいて的確な判断をしてアクションプランをどういうふうにつなげていくと。そこで、特に路線維持に関しては、利用促進並びに経費の節減の取組の検証と指標、数字の推移状況についてお伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

各取組状況の検証と指標の推移状況というところでございますが、JR北海道にて公表されているところですが、まず初めにJR北海道全体の状況ですが、JR北海道経営改善に関する取組の2021年度第3四半期報告書によりますと、第3四半期連結決算は営業損益は2020年度が過去最悪の579億円の赤字でしたが、21年度もそれに次ぐ506億円の赤字となり、かなり苦しい経営を強いられております。しかしながら、経常利益については、20年度が347億円の赤字でありましたが、21年度は過去最高の502億円の経営安定基金評価益等により一時的に56億円の黒字に転換いたしました。こちらにつきましては、評価益の実現化による大宗は国からの経営安定基金の下支え支援に伴い、貸付資金を確保する過程で生じたものであり、一過性の要因であると報告されております。JRグループ全体では、新型コロナの影響を受ける前の2019年度比でJR全体としては7割程度の回復にとどまっておりますが、9月末の緊急事態の終了を受けて収入挽回策を講じたことにより、連結営業収益は前年度比で3億円増収の830億円となっております。利用促進の指標ということでありますが、こちらにつきましてはJR北海道が公表しております2021年度第2四半期線区別の収支とご利用状況についての根室線滝川富良野間にてご報告をさせていただきます。営業収入につきましては、2019年度が7,600万円、20年度は2,800万円とおよそ63%減収いたしましたが、21年度は若干でありますが、改善して2,900万円となっております。また、営業損益につきましては、新コロナ禍以前の2019年から2021年の第2四半期、これは4月から9月ですけれども、第2四半期ごとの営業損益は19年度は4億4,400万円の赤字、20年度は4億8,900万円の赤字、21年度は4億7,700万円の赤字となっております。新コロナ禍前の19年度と比較しますと、21年度は7.4%ほど赤字ですが、前年の20年度比では2.5%ほど赤字幅を縮小しております。なお、旅客営業距離1キロ当たりの1日平均輸送人員である輸送密度は、2019年が482人、20年は208人と前年比57%ほど減少しましたが、21年度は216人と前年比3.8%ほど改善しております。次に、経費削減については、JR北海道全体として21年度コスト削減のKPI検証結果は第1四半期が3億円に対して3.5億円、同じく第2四半期は3億円に対して3.6億円、同じく第3四半期においても3億円に対して5億円となっております。4月から12月までの目標額9億円に対して12.1億円となり、目標をおよそ35%上回る3.1億円のコスト削減の実績を残しております。なお、こちらの経費削減の検証結果は、滝川富良野間につきましては現時点では公表データはございません。

質問 3番 鈴木明広

大変細かいところまで資料の内容ご提供いただきまして、ありがとうございます。非常に分かりやすい推移だと思います。営業収入にしても利用者にしてもコロナ前で19年度を基本としますと、20年度でがたっと減ったと、五、六割減って、それで21年度はようやく少し回復基調にあると、そういうふうなことなのですけれども、依然として例えば収入にしても2019年度の半分以下であると、そういうふうな形になっていて、輸送密度でも戻りかけているというけれども、まだ2019年までの回復は厳しいと、非常に営業は苦しいということが分かっています。しかしながら、経費削減については、KPIでも35%以上目標を上回って3億1,000万円の経費削減に取り組んでいるということで、恐らくJRとしてはもう目いっぱいのいわゆるリストラないし経費削減に取り組んでいるということがよく分かると思います。これらの指標から、経営状況は今言ったとおり大変厳しいということが分かる。JR関係者にお伺いしたのですけれども、職員の賞与の大幅減額が経費削減に寄与しているのではないかとのことだったのですけれども、その話を裏づけるような数値が出たと思います。新コロナ禍の以前の利用客数には戻っていないが、底打ち感は見られる、しかし利用促進策と収益の回復についての因果関係を判断するには時期相応であると推察します。JR北海道の宿命とも言える地理的要因による大雪によって、今年2月6日と21日における1日1,000本以上を超える列車の運休を余儀なくされたことは記憶に新しいところでもあります。復旧のための除雪費が多額に及んだとの情報もあります。全国のJR路線を調べてみましても黒字路線などほとんどないです。私は、来道してからすごく報道で違和感を覚えることがあるのですけれども、JR北海道の赤字のことになるとなぜか物すごく大きく報道されます。内地だとあまり考えられない報道なのですけれども、でもよく冷静になって考えますと、道の人口密度とJRの営業距離を勘案すれば、人口が集中する札幌圏から距離が離れれば離れるほど営業係数、すなわち100円の収入を上げるのにどのぐらいコストかかるかというのは絶対大きくなることは避けられないです。過疎化が高進する地方自治体の利用促進策には、財源的な制限が、限界があって上下分離なんてとてもとてもできない、そうですね。単に赤字であるという理由で廃線にすることは、利潤を追求し、株式時価総額の拡大を第一義とする株主資本主義の論理であると私は思います。JR北海道は、法人企業であって本来は上場したいのですけれども、できません。道民のための、すなわちこれは国の支援が必要であるという観点から、国策民営企業であるというのが実情ではないかと思います。JR北海道の経営を安定させるためには、私は国による経営安定基金、およそ6,900億円ぐらいあるのですけれども、その運用益を増やす支援よりも政府にJR北海道経営安定のためには交付金化を要求すべきであると思いますが、お考えを伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

JR北海道の経営安定化についてでございますが、議員の言われるとおり北海道という広大な大地に鉄道ネットワークを張り巡らせ、それを維持するとなりますと相当なコストがかかることは当然のことであり、また人口減少、過疎化等による利用者の減少は悪循環を生むことになると感じております。JRは、沿線住民の通勤、通学などを支える重要な公共交通としての役割を担っているものでもあります。国による経営安定基金の運用益を増やす支援よりも、政府にJR北海道経営安定化のためには交付金化、これを要求すべきではというご提案だったと思いますけれども、私から明言できるものではございませんが、収益構造の安定化につきましては北海道鉄道活性化協議会を通して国に対し提言を行っているところであり、赤平市、また根室本線対策協議会におきましても北海道鉄道活性化協議会と連携を図りながら持続的な鉄道網の確立に努めてまいりたいと思います。今後におきましても根室本線対策協議会において連携を一層強化し、一体となって取組等を推進し、根室線の維持に努めてまいりたいと考えております。

質問 3番 鈴木明広

一体となって取り組むというのは、いつも市長らしい答弁なので、自分から明言をできる方ではないと思っていたので、あまり期待していなかったのですけれども、ただこれは沿線の住民、自治体だけではなくて、道全体として多分世論を盛り上げない限りは実現しないと思うので、やっぱり地道に声を上げておくことが大切であると私は思います。次の質問に移させていただきます。項目の2番は、広聴、広報の推進です。アンケートの調査ということについてお尋ねしたいと思います。アンケート調査というのは、幾つかの選択回答式や記述回答式の質問をセットし、これを特定の層またはランダムサンプリングされた対象に対し電話や面接、当市のように郵送方式で回答してもらう形式の調査であります。アンケート調査は、定量的な調査結果が得られる点ということにおいてエピソードよりも客観性はあると思います、確かに。しかしながら、近年限られた財政で効率的な行政運営が求められ、行政の政策決定過程への責任、説明にますます関心が高まっております。このような背景から、総務省などもエビデンスに基づいた政策決定の研究や奨励を行っているところであり、求められるレベルが上昇しておりますために前例踏襲に基づく手法が通用しない場合があります。アンケート調査に付随して発生しがちな問題を挙げると、定量的であるとされながら自由回答方式を乱発することにより、事実上エピソード方式となってエビデンスレベルが低下する場合があります。アンケートを行う前に論理的な仮説を立てなければ、アンケートの目的が曖昧となり、思いつきで無意味な質問項目を立てることになります。また、その仮説が論理的でない場合も仮説の当否の検証が困難になります。こうした場合、回答者の負担や実施費用こそ生ずれ、有効な情報は得られないために徒労になることもあります。そもそもアンケート結果は、エビデンスレベルとしては原始的なものであり、これを万能視することはできません。したがって、私はアンケートによる世論調査の重要度は高くないと思っておりますので、毎年行う必要はないと思うが、ご見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

市民アンケートについてでございますが、市民アンケート調査につきましては市に力を入れてほしいことは何か、またよくやっていると思うことは何かなど市全般にわたる住民の意向を把握し、検証した上で各施策に結びつけてまいりたいという考えから実施させていただいております。議員ご指摘のアンケート結果はエビデンスとしては原始的なもので、これを万能視することはできないとのことでございますが、議員がおっしゃるとおりアンケート結果で全ての施策を決定するという考えではございません。アンケートの継続により、その満足度や重要度の推移、また新たな住民の意向などを把握し、またその中でテーマを絞った設問についても実施させていただき、住民の意向を把握してまいりたいと考えております。毎年行う必要はないのではないかということでございますが、令和4年度につきましては実施内容を工夫してまいりたいと考えております。

質問 3番 鈴木明広

関連質問で、ちょっと通告していないので、今答えてもらうようになると思うのですけれども、毎年やるということは私は財源にゆとりがある自治体こそやるべきだと思っている。当市のように留保財源をもう食い潰していて、結局留保財源というのは自治体の自由に使えるポケットマネーなのです。ない自治体が住民の意向を酌んでも、多分パイは小さいから、ほんの小さいものを配っていくので、まさにこれこそEBPMであると、科学的根拠に基づいて検証すると本当にBバイC、費用対効果はあるのか毎年、そういうふうなことまで考えないといけないと思うのですけれども、突然なのですけれども、いかがお考えですか。

答弁 市長 畠山渉

議員の今ご指摘にあったのは、毎年やる必要は果たしてあるのかどうかと、毎年やる必要はないのではないかというご提案だったというふうに思います。確かにアンケート調査でございますけれども、毎年やる必要といいますと、アンケート調査自体が統計的なものになりますので、私としては継続してやることに意味があるというふうには思っております。ただ、毎年かどうかということになりますと、例えば市がよくやっているというものは何かと、また力を入れてほしいものは何かというようなところでいきますと、住民の皆様方が市のやっている施策についてどういうふうに考えているのかというところを聞きたいというところがありまして、そこはメインとするものでは実はないというふうには思っています。メインという言い方がちょっと適切かどうかというのはありますけれども、ただそういうことでいえば、例えばですけれども、隔年でもいいのではないかというようなことも含めての今ご提案なのかなというふうには見ましたけれども、全くやらなくていいというわけではないというふうに私は思っております。ただ、毎年かどうかというふうになりますと、またちょっといろいろなご意見はあろうかというふうに思っておりますけれども、ただメインとするものでは、いずれのアンケートも重要なものでございますけれども、テーマを絞った中でのアンケートも実施させていただいております。これについては、私は重要ではないのかなというふうに思っておりますので、そのテーマを絞った中で、その中で付随して市が力を入れてやってほしいものは何かとか、またよくやっているなというものは何かというのも併せて聞いていければよりよいアンケートになるのかなというふうに思っております。ただ、設問も多くなりますから、先ほども申し上げさせていただきましたとおり工夫をして取り組んでまいりたいというふうに思っております。

質問 3番 鈴木明広

住民による行政評価という意味でまず使いたいということだと思います、今のお答えだと。そうしますと、それは隔年でもよろしいのではないかというところまで、明確ではないけれども、言及はいただいたと、そういうふうに解釈しております。これについては、今年はやるのだろうと思いますけれども、その後についてはまたいろいろ問いたいと思います。再質問なのですけれども、アンケート調査を行っても、それが有効に活用されたプロセスを住民に情報公開しなければならない義務が私あると思っております。アンケートを実施したこと自体に満足し、政策に反映されないケースがあって無駄な経費となってしまいます。また、アンケート調査が結果ありきであったり、調査する側の立場を弁護、強化するために用いられるおそれもあります。恣意的な運用に走れば、客観的なエビデンスとは言えなくなります。中立性に十分配慮する必要があると思います。また、イデオロギーに左右されては客観的なエビデンスとは言えなくなりますので、中立性に十分やはり気をつけて配慮する必要があると思います。本市で実施されているアンケートについても述べたような問題を抱えていないか、慎重な検討を要すると思いますが、見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

アンケート調査に関する中立性への配慮などについてのご質問であったというふうに思いますが、情報公開についてはアンケートの調査結果を広報あかびら等で市民の皆様へ周知を図っております。また、アンケート調査の結果が最初からあったというような結果ありきではございませんし、また恣意的な運用も行っておりません。また、設問においても誘導的な質問や後の質問に影響を及ぼすような質問にもならないよう配慮し、実施しているところであります。先ほどEBPMのところのお話ございましたけれども、そこについてももし何かございましたら、この後にまた引き続きご質問いただければと思います。以上です。

質問 3番 鈴木明広

ないということだったのですけれども、結果ありきでもない、恣意的な運用でもないというのですけれども、アンケート調査を政策に反映させるということは明確に明言されていると思うのです。それを基にどういうプロセスで政策、施策が決定されたかということを私は公開しなければならないと思っているのだけれども、何か方針のほうでは大きな事業がなかったので、公開する機会がなかったように書いてあったのですけれども、それはおかしいと思う。やはりプロセスを透明化して、アンケートを取ったのはどういうふうに反映させたかということを事例を挙げて必ず公表しなければ、それそこアンケートを取った意味にはならないと思うのです。だけれども、そこのところ、これ以上やるとちょっと時間がなくなるので、ではすみません、それについてお答えください。

質問 3番 鈴木明広

アンケートを取って施策に反映させなければならないと、それをやらなければアンケートを取ったことは無駄になるだろうけれども、それについてお考え伺いたい。

答弁 市長 畠山渉

今のご質問ありましたけれども、アンケート調査の結果が有効に活用されたというプロセスを住民に情報公開しなければならないというようなご質問だったと、ご指摘といいますか、だったというふうに思いますけれども、EBPMのところで申し上げますと、これまでも国で論じられてきていたかと思います。証拠に基づく政策立案というところだと思います。EBPMというのは、国の行政機関が行う施策の評価に関する法律と、いわゆる政策評価法というもののことではないかなというふうに思いますけれども、EBPMというのはその中でいきますと政策目的を明確化させ、その目的のために本当に効果が上がる行政手段は何かということだと、国の言っているものは。本質としては、そこは政策を実施することでその目的が達成されるまでの論理的な因果関係を明らかにした上で、その有効性を評価することであると考えられるというふうに思っております。私としては、EBPM、エビデンス・ベースド・ポリシー・メーキングでしたか、ちょっと申し訳ないです。そのEBPMは、確かに重要ではあるというふうに思っております。ただ、エビデンスは絶対ではありませんし、絶対という意味はまたちょっと、意味としては絶対というのは絶対無比ではないというような意味のものなのですけれども、絶対ではないですし、社会的に最も望ましいものであるということにも、そういうことにもならないのではないのかなというふうに思っております。エビデンスは、政策立案の中でいきますと要素の一つでございまして、資源や意見など他の要素よりも優先するものではないというふうに考えております。エビデンスを用いることによって、市民のためのよりよい政策形成と行政運営につながっていくものであるというふうに考えております。また、ちょっと誤解のないように付け加えさせていただきたいと思いますけれども、私がこれまで申し上げてきているのは政策決定プロセスの確立についてでございまして、大きく2点、市民アンケートの実施という現況の調査、それと事業の決定過程の透明化といった中では情報提供という言葉も使わせていただいたと思うのですけれども、それでございまして、行政機関が行う政策の評価に関する法律、先ほど申し上げましたいわゆる政策評価法ではありませんので、この点ご理解いただければと思います。

質問 3番 鈴木明広

政策評価法ではなくて、アンケート調査の結果を自分で取り組んで、それを基に重要な政策やらなければならない、市民が望んでいるものが分かると、それを反映させた上で政策をつくるのだから、EBPMの段階ではまずないと、分かります。だから、そのアンケートを用いた施策を決定する過程のプロセスを公表しなければならないのではないかという質問だったのですけれども、私。もう一度そこのところ確認したいのですけれども。

答弁 市長 畠山渉

アンケート調査を行う理由といいますか、目的については、要するに現況の調査のことを私は申し上げてきております。その中で例えばといいますか、どんな政策であってもまずは現況の調査が必要というふうに私は考えております。つまり政策については、ちょっと表現あれですけれども、まずは問題ありきというふうに私は考えております。ちょっとありきという表現が適切かどうか恐縮ですけれども、私はそういうふうに考えております。例えば問題が存在したとしても、個人の責任であったりだとか、いろいろな問題というのがございますから、個人の責任ですとか市場原理に基づいて処理させることが適当というふうに判断されれば、行政としては関与しないということになるかと思います。また、課題として取り上げようと思っても、課題というのは政策としてやろうかというふうに取り上げようと思っても例えば対応するだけの十分な財源がないだとか、人員が確保できそうにないというときには、これはちょっと表現あれですけれども、見て見ぬふりということではございませんけれども、政策課題として取り上げないことになってしまうということもあり得るというふうに思っております。政策に当たりましては、問題の認識、やはり現況の調査が出発点であるというふうに私は考えております。もしちょっと違うところであれば、もう一度お聞きいただければと思います。

質問 3番 鈴木明広

現況の調査をして市民の意見が入ってくるわけでしょう。それを市長は、これが問題でないかといろいろ優先順位をつけるわけです、要は。だから、優先順位をつけるということは、自分にとって重要な施策は何なのかということを決定するためのプロセスの中に入ってしまうことだと私は思う。だから、プロセスの透明化のためには、アンケートを使ってこういうふうな施策を施しましたというふうなことを公表すべきだと私は問いたいのですけれども、もう一度お願いします。

答弁 市長 畠山渉

ちょっと質問の内容を確認させていただきたいと思います。そして、ちょっと調整させていただきたいのですけれども……

答弁 市長 畠山渉

まずは、確認をしてから。

質問 3番 鈴木明広

アンケート調査を取りました。結果が来ました。だけれども、それは市長さんの答弁だと現況の調査が必要だからだと、そういうふうなところまでは分かった。でも、問題ありきではないと、いろいろな問題が、諸問題が出てくるけれども。それで、アンケート調査の中で私が確かめたいのは、優先順位が市長さんの中では考えられると、頭の中では市民が思っている施策の中といろいろなアンケート調査から優先順位は考えられると、その優先順位が考えられて、ある施設がその優先順位と結びついたら、アンケートの結果は施策に結びついたのだから、そこに結びついた過程、施策の決定の過程を私は公表しなければならないのではないかという質問している、お分かりになりますか。もう一回確かめたほうがいいのではないですか。

答弁 市長 畠山渉

もう一度私のほうから聞き直してもよろしいですか。

答弁 市長 畠山渉

アンケート調査を行って、その結果が出て、そして優先順位が決まる、そして政策を行う、そしてこういう順番でこういう分析によってこの政策を行ったという行ったところまでの情報を市民の皆さんに公表すべきではないかということだったと、そういうことですね。そして、1点あったのですけれども、問題ありきではないというところなのですけれども、私は問題ありきだというふうに思っております。まずは、問題ありきであって、そのありきというのがちょっと表現あれですけれども、要は何に問題があるのかというところだったのです。ですので、表現ちょっとふさわしくないかもしれないですけれども、まずは問題があっての政策というふうに私は思っておりますので、その点1点だけあれしたいと思います。ご質問の内容は分かりましたので、ちょっと調整させていただければと思います。

質問 3番 鈴木明広

確認についてはよろしいです。ただ、問題ありきだという点については、ちょっと私が質問したところとずれるので、問題ありきのところは議論しなくていいのではないかと、すっきりするので。それが私の意見です。

答弁 市長 畠山渉

先ほどのアンケートに関するご質問ありましたけれども、私のほうで考えておりますのはアンケートの実施をしたその結果について公表はしてきたというふうに考えております。先ほど議員のほうからご指摘ありましたのは、アンケートを行ったことによってアンケートに基づいて政策を決めたということであれば、その政策を決めたというところまでのどうやってその政策にしたのかというプロセスについて、それを公表すべきではないのかということだったと思います。ですので、私と多分認識の、見解の違いといいますか、そういったところになるのかなというふうには思っておりますけれども、私としては政策について言えば問題のまず認識が必要であると。先ほどは、表現としては問題ありきという表現させていただきましたけれども、まずは問題の認識だというふうに思っています。それから、通常であれば問題の原因というふうになっていくかと思います。それから、問題の構造を知るといいますか、ですので問題の認識、問題の構造化、それから政策課題の設定というふうに流れにはなっていくのではないのかなというふうに思っておりますけれども、例えば問題の構造を知るというところでいえば、単に原因を分析するだけではなくて、その問題に関する取り巻く社会の状況ですとか経済の状況等も検討しなければならないですし、また例えばその問題について住民の皆様方がどの程度関心持っているのかですとか、解決への住民の期待はどの程度なのかといった住民のニーズの把握も欠くことができない作業になってくるのではないのかなというふうに思っております。ですので、施策を決めたそのプロセスについて公表すべきというご指摘だったと思うのですけれども、実はそこまで至っているものがこの任期の間では全くなかったということではございませんけれども、少なかったと思います。大きい事業については、なかったというふうに思っております。これまでお話しさせていただいたのは、そういうことでございまして、全くなかったのかといえば、そうではないです。例えば公共交通については、行っております。取り組んでおりますし、順位の中でも連続して改善度については公共交通については令和元年度が3位でしたし、改善の優先度の意味ですけれども、それから令和2年度はこれも第3位、そして令和3年度は公共交通が第1位というふうになっていたかと思います。これについては、公共交通活性化協議会の中で今取り組んでおりますし、実証運行も12月に行ったところであります。これまでも答弁申し上げてきたとおりでございます。ですので、全くアンケートの結果によって施策に取り組んでいないわけではございませんけれども、そのような対応を取らせていただいております。大きいものについては、先ほど申し上げましたけれども、取り組んで公表するような大きな事業はなかったというふうに考えております。

質問 3番 鈴木明広

政策決定のエビデンスの一つとしてのアンケートの結果はあるということなので、それが原因、1つ因果関係の因で、結果としてどういうふうに反映させたかというところまでのEBPMまでにまだ至っていない経過段階なので、恐らく現時点で私が公表すべきだと言っても、まだ確実に決まっていない、また庁内のコンセンサスも取れていない中では難しいのではないかと私は解釈しておるので、この件については議論を深めて次の質問に移させていただきたいと思います。3番の健全な行財政運営についてお尋ねいたします。現在当市では、ルーチンワークを自動化できるRPAの実証実験を行っているところであるが、RPAはあくまでも業務改善のツールであります。抜本的な行財政改革を行うには、BPRの導入が欠かせないものであると認識しております。ビジネス・プロセス・リエンジニアリング、業務再設計とは、通常業務そのものを根本から見直し、改めることで行政の目標を劇的に達成するために既存の業務フローや組織構造を抜本的に改革することを指します。一般的に行政業務は、各担当課においてそれぞれ業務の細分化して分業制になっております。しかし、細分化されたそれぞれの課の業務は、行政全体の業務の効率化目標から分離しがちになります。それぞれの部署の業務を効率的にこなすこと自体がゴールとなってしまいますと、部署の垣根を越えて情報共有やコミュニケーションを取るいわゆる横の連帯が縁遠くなってしまいます。これは、一般的に縦割りの弊害と呼ばれ、業務の非効率化を発生させてしまいます。こういった問題を解決するには、横串を刺し入れることで現状を把握し、課題とボトルネックになっている要因を改善していく、このことがBPRの基本であると思います。専門家によれば、BPRの実践にはまず業務の流れと処理方法と最初から最後まで流れに関与する複数の職員でフローを作成する。そして、定量的な業務量とコストを活動基準原価計算法により業務活動ごとのコストを把握します。活動コストは、数式化すると標準作業時間掛ける年間処理件数割る1人工、職員1人当たりの標準的な作業時間掛ける職員1人の平均給与算定となります。各活動コストの総和が人件費の総和となります。フローの中で1つの業務量とコストが目に見える形で表されますので、改善するポイントが発見されれば、それを改善するためのRPA、ロボット活用やアウトソーシングまで多様で幅の広い対応が可能になります。このようにBPRによる業務再設計は、業務改革につながります。BPRは、社会の多様性に伴い問題が複雑化していきますと、1つの部署では解決が難しいために複数の部署に業務がまたがる場合に効率よく解決に導く方法であります。今後働き方改革で残業時間の縮減や人口減に見合う職員数の見直し、削減により厳しい業務環境の到来が想定されます。BPRは、それなりに手間暇かかるとは思いますが、今後導入しなければならないと思いますので、ご見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

健全な行財政運営における抜本的な行財政改革の実施に当たり、BPR、ビジネス・プロセス・リエンジニアリングの実施についてでございますが、BPRでございますけれども、直訳いたしますと業務工程の再構築となりまして、転じて業務改革と表現されることが多いものと認識しております。国が提言する地方行財政改革による一つの目指すべき姿として、人口減少が深刻化しても自治体が持続可能な形で行政サービスを提供し続け、住民福祉の水準を維持すること、職員を事務作業から解放し、職員でなければできないより価値のある業務に注力させること、ベテラン職員の経験をAI等に蓄積、代替し、団体の規模、能力や職員の経験年数にかかわらずミスなく事務処理を行うこと、これらを目指すスマート自治体の実現が掲げられております。このスマート自治体を実現するため7つの方策として、1つ目が業務プロセスの標準化、2つ目がシステムの標準化、3つ目がAI、RPA等のICT活用普及促進、4つ目が電子化、ペーパーレス化、データ形式の標準化、5つ目がデータ項目、記載項目、様式、帳票の標準化、6つ目がセキュリティ等を考慮したシステム、AI等のサービスへの利用、7つ目が人材面の方策、都道府県による支援と示されております。このうち、1つ目の業務プロセスの標準化においてBPRの実施が求められております。当市におきましては、現時点では実施には至っておりませんが、今後におきましては前定例会にて答弁いたしましたとおり情報システムの標準化、共通化の作業の中で業務のフローの作成を想定しておりますことから、これらを活用しながら併せてBPRの実施を検討しております。

質問 3番 鈴木明広

行政改革についての計画はどうなのだというと、ほとんどゼロベースだったので、今回も多分ゼロベースだと思っていたのですけれども、検討するということなのだと思いますけれども、結局DX化が進んでシステムの標準化、共通化が進んでいく中でどのように仕事を取捨選択するかということです。この間質問したのは、業務をふるい分けて無駄を省くと、だけれども今度のこのBPRというのはあらゆる業務を見直してフローチャートでコストがどのぐらいかかっていてどのぐらいセーブできるかというふうなことなので、広範囲にわたるので、答弁の中で検討していくというふうになっているのですけれども、具体的にどういうふうな業務について行うとか、そういうふうな考え今ございますか。

答弁 市長 畠山渉

具体的にどのような業務から取り組むのかといったところだったと思いますけれども、現時点において答弁できるものは持ち合わせてございませんけれども、実際に取り組むこととなった際には事務負担や実行の確実性、また効果の検証方法など様々な要素を勘案しながら選択していくことになるのではないかと想定しております。

質問 3番 鈴木明広

今のご答弁からいうと、抽象的な答弁だったので、具体策はないということで、今まで行財政改革については多岐にわたって質問してきて、早い話BPRというのは行政改革の中核をなす基本的な考え方で、決して新しくはなくて古い、ビジネスの世界では古いことなので、ぜひとも取り組んでいかなければならないと。今まで私が質問してきたのは、Pの部分が多いと思うのです。プランで検討します、至急に研究しますという答弁が多かったので、今後は総括として6月からは、ではどこまで進んでいるのかというふうなサイクルに基づいて質問していくので、よろしく今までの行財政改革を進めていただいて満足のいくような答弁を期待しております。次の質問に移させていただきます。要旨の2、公共施設等総合管理基金の設立について伺いたいと思います。当市における公共施設等の除却対策費用は、2030年までにおよそ9億円の費用が見込まれております。公共施設等の除却対策費用を捻出するために、過疎発行債は現状ではかなりせっぱ詰まっていて苦しいので、シビアな現実があると思います。もし個別計画が財源不足という、総合管理計画ですね、が実施できないとなって計画倒れになるとすれば、現役世代が授かった恩恵分を将来世代に多額に負担を押しつけることになるであろうと思われます。世代間の公平性という問題が発生します。そこで、全国の自治体における解決策を調べてみますと、将来世代の財政負担の軽減及び平準化を図るために公共施設等の適正配置、長寿命化及び更新、改修、修繕及び除去に必要な資金を積み立てる公共施設等総合管理基金を設置する自治体が少なからずあります。道内における事例として、東川町において東川町公共施設等整備基金を設置し、起債と財産管理、公共施設の維持補修費など将来負担に備え、普通交付税、ふるさと納税の定率、特別交付税の一定額を公共施設等整備基金へ積み立てております。基金の積立ては、自治体によって方法は異なりますが、ふるさと納税の一部を積み立てることは柔軟性に富む発想であると評価できます。赤平市においてもぜひ公共施設等総合管理基金を設置しまして、将来世代に対し重い負担を強いることのないようにすべきであると思いますが、お考えを伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

公共施設等総合管理基金の設置についてでございますが、当市における公共施設につきましては財政的な問題により施設の除却が進んでこなかった経緯がございます。その間住宅につきましては、集約、建て替えなど、交付金を活用し、除却を進めたため、第2次の公共施設等総合管理計画策定時においてはまだまだ他市町村に比べ保有率が高いものの、かなりの改善につながったところであります。第2次の計画におきましても住宅の除却につきましては、交付金を見込めるものの、その他の公共施設の除却につきましては過疎債のソフト事業の活用が考えられます。しかしながら、総枠が決まっており、除却に活用することで他の事業の財源がなくなってしまうため、結局財源措置がなく、除却対策費用の捻出に苦慮するところであります。議員ご指摘のとおり、除却について財源不足により実施できないというふうになりますと将来世代への負担になってしまいます。ただいま議員から提案のありました公共施設等総合管理基金の設立、そこにふるさと納税の一部を積み立てている事例もあるということですので、それらも含めて検討してまいりたいと考えております。

質問 3番 鈴木明広

第6次赤平総合計画の令和2年から令和6年でいきますと、令和4年は豊里小学校の教員住宅、これが250万、令和5年には中央中解体実施計画で550万、令和6年は中央中解体と赤平幼稚園解体で2億8,300万円と書いてある、検討が遅くなると間に合わなくなるのではないかと思います。2億8,000万、令和6年、だからどのぐらいの時間で検討してお答えを出されるのかお伺いしたい。

答弁 市長 畠山渉

除却の計画で今議員おっしゃられたとおり、最後の令和6年ですか、2億8,300万というお話だったと思いますけれども、計画ではそういうふうに私どもも想定はしてきております。ただ、これまでも除却には実はご承知のとおり至っていないというのが現実でありまして、赤平市は特に公共施設が多いというまちということもございまして、具体的にこれが例えばこのスケジュールで今言っていた計画どおり間に合うのかということを言われますと、間に合わないということもなかなか申し上げにくいのですけれども、計画的に除却を進めてまいりたいということを申し上げたいというふうに思いますけれども、確かに今ご指摘のあったとおり財源についてはほかのまちもそうですけれども、厳しい財政状況の中、除却についても鋭意努力してまいりたいと考えております。

質問 3番 鈴木明広

3年先のことが計画倒れになると困るので、計画的な除却を進めるためには計画的な積立てがよろしいと思うので、ぜひとも早くいろいろご検討なさって少しでも計画が進むようにお願いしたいと思います。

出典:赤平市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる