みんなの議会

赤平市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日

市政執行方針について

2021年3月12日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、鈴木明広議員が「市政執行方針について」質問し、市長 畠山渉、教育長 高橋雅明が答弁しました。

質問者
鈴木明広 議員
答弁者
市長 畠山渉、教育長 高橋雅明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 4番 鈴木明広

通告に基づきまして、一般質問させていただきます。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。まず、件名の1、市政執行方針についてで、項目の1、健康づくりの推進についてです。要旨として1番は、主に禁煙対策となります。まず、質問ですけれども、道内の男女計の喫煙率というのはここ数年来全国一であり、2019年も22.6%と全国一であります。たばこの煙には、約4,000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち約200種類以上が毒物、約60種類は発がん性物質であります。3大有害物質でありますニコチン、タール、一酸化炭素の成分により様々ながんを発症するリスクが高進します。肺がんによる死亡の危険性は、ノンスモーカーの約4.5倍、咽頭がんは約32.5倍になるという研究もあります。がん以外では、症状が死ぬよりつらいと言われます肺の細胞を破壊するCOPD、俗称たばこ病というのがあります。心臓や血管系においては、動脈硬化の進行、心臓は狭心症や心筋梗塞といった命に関わる病気につながります。国立がん研究センターは、科学的根拠に基づきまして禁煙等の予防法を挙げているところであります。2018年8月に厚生労働省は、たばこの社会的損害研究を行いまして、2015年度の医療費や介護、火災などのたばこの損失を合算いたしますと、その額は推計で2兆500億円とはじき出しました。主な内訳としては、病気に係る医療費が1兆6,900億円、これらの病気が起因となる介護費が2,600億円、たばこによる火災などの関連費が1,000億円でありました。医療費の中でもがんの治療費が5,000億円超になっております。受動喫煙が原因の医療費は約3,300億円に及んでおります。令和元年の国民医療費は約43.6兆円の巨額に及び、医療費というのは毎年1兆円ずつ増大しております。また、当市の国保財政もご承知のように先細りが予想されます。このような喫煙による莫大な損失額を削減するためにも、やはり禁煙と受動喫煙防止が不可欠であると思いますが、当市における禁煙対策の在り方と成果について伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

喫煙対策についてでございますが、WHOによると喫煙は病気の原因の中で予防できる最大かつ単一のものとされまして、能動喫煙者は言うまでもなく、受動喫煙の影響を受ける子供をはじめとした周囲の人々に数多くの疾患の罹患や死亡リスクを高める危険因子となっております。全国的に見ると、喫煙率は穏やかに減少しており、男性は平成7年52.7%をピークに令和元年には25.9%に減少、女性は10.6%から6.9%に減少しております。北海道の喫煙率も減少傾向にありますが、男性は31.7%で全国ワースト8位、女性は14.8%で全国ワースト1位となっております。赤平市の喫煙状況は、平成30年に健康増進計画策定時に行った市民健康生活調査では男性平均29.5%、女性平均13.9%となっております。年代別では、高齢者の喫煙率は低いものの、男性の40代から50代の方が50%前後、女性の20代と50代の方が25%前後と全国、全道を大きく上回っている状況であります。北海道健康づくり財団が発行する2010年から2019年における主要死因の概要では、国の死亡率を100とした標準化死亡率において当市では悪性新生物、男性109.8、女性114.1、虚血性心疾患、男性121.7、女性89.7、慢性閉塞性肺疾患、男性123.8、女性119.5など、死亡だけを取り上げても喫煙との関連が深いと言われている疾患による死亡率が全国より高い値となっております。これらのことからも赤平市の健康課題として喫煙対策は優先度の高いものとなっていると認識しており、健康増進計画においては6つの大きな対策の一つとして喫煙対策を挙げ、取り組んでいるところであります。いまだ個人の嗜好品との認識が強い喫煙であり、市民の理解を得るには時間がかかるものと思いますけれども、昨年4月に全面施行された改正健康増進法も追い風にし、広い世代へたばこの害、受動喫煙の害、それに伴う慢性閉塞性肺疾患などの疾病についてのさらなる啓発に努め、たばこをやめたい人への支援や禁煙の環境整備など様々な保健活動の場面において取り組んでまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

ご答弁ありがとうございます。驚くべき数字としては、やっぱり標準化死亡率、国を100としますと赤平の男性でがんが1割も多いと、COPD、これが23%、女性でも2割、非常に高い、それでこういうふうな高い数値が出ているのは多分生活習慣の中に喫煙が根づいているのではないかということは推しはかることができます。ご答弁の中では、嗜好品という言葉がございましたけれども、実際東京都医師会のホームページを見ますと、嗜好品ではなく、依存性薬物と明記されております。これ実は、東京都医師会だけではなくて、全国の医師会いろいろ調べますと明記されております。ということは、やっぱり嗜好品という言葉で惑わされてしまう側面が私は多いのではないかと思います。その辺がやっぱり鍵になると思います。それで、ちょっと関連してお伺いしたいのですけれども、赤平市は皆さん御存じのとおり47%ぐらいがもう高齢者になっておるので、高齢者の喫煙率というのは全国的に低いのです。やはり将来の健康を、さっきご答弁あったのですけれども、考えて、高齢化率が高い当市においてはこの数値が実際は全体の喫煙率を押し下げているのではないかと。つまり生産年齢人口の中の二十歳から60歳ぐらいの喫煙率が高いと推測されるのですが、ここは問題でないかと思うのですけれども、ご答弁いただきたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

年齢を重ねるにつれ、様々な基礎疾患を患ったり、健康意識が高まったりすることから、禁煙をされる方も多く、高齢者の喫煙率は低下する傾向にあります。当市においても同様に男性60歳代22.4%、70歳代17.5%に比べ、40歳代51.5%、50歳代46.5%と働き盛りの喫煙率が全国、全道に比べ高い状況でございます。喫煙は、1日の本数と吸い始めてからの年数が多ければ多いほど様々な疾病のリスクが高まってまいります。40代、50代の喫煙率の高さは、悪性新生物はもちろん、働き盛りの虚血性心疾患などの急性疾患を引き起こし、医療費はもちろん、社会経済活動にも大きな影響を与えることから、その経済的損失は計り知れないものと思います。今後とも喫煙の害について広く啓発活動を行っていくほか、たばこをやめたい人への支援、そもそも若年層が吸い始めないような健康教育等に力を入れてまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

一番大切なのは、啓発活動であると思います。一人一人、自分で吸う方、能動的喫煙者、吸わされてしまう方、受動喫煙者、その方たちに配慮するように啓発活動をしっかり進めていただきたいと思います。それに関連しまして、要旨の2です。生活習慣病予防について、ここでは禁煙に関する条例に触れたいと思います。生活習慣病の主たる原因の一つは、喫煙であります。先ほどからずっと申し上げております。喫煙は、たばこを吸わない人がたばこを吸ってしまういわゆる副流煙や体や衣類に付着した残留物や臭いにさらされるサードハンドスモークと言われる第三次喫煙が問題になります。厚労省の調査では、受動喫煙による死亡者は毎年1万5,000人を上回り、交通事故の約4倍と推定されております。国は、健康増進法25条で国と地方公共団体の責務として望まない受動喫煙が生じないように受動喫煙について知識の普及、受動喫煙防止の意義の啓発、環境整備を講じることを求めております。そこで、美唄市は、医師会の働き等で国を上回る一歩踏み込んだ条例制定や改正を進めてきてまいりました。とりわけ令和2年4月の改正健康増進法の全面施行に合わせまして、学校、公園、児童施設の敷地内から100メートル以内の路上での喫煙を規制しました。また、未成年の保護については、妊産婦や20歳未満の者と同室内、同乗する自動車内での喫煙を規制しております。条例で定めるたばこについては、改正健康増進法では適用外になっております電子たばこを加えているのが特徴的でございます。同市の条例による医学的な統計データによれば、条例施行前後2年間では急性心筋梗塞が11%減、救急搬送が15%減、脳卒中については入院が16%減、こういうふうな数値が出ており、救急搬送に至っては18%減っております。これに対して比較対照しました砂川、芦別、赤平、滝川の中空知医療圏の入院は、急性心筋梗塞が23%、脳卒中が12%、それぞれ増えているというふうな数値が出ております。この結果につきまして旭川医大の公衆衛生学、疫学が専門の西條教授は、受動喫煙防止条例により急性心筋梗塞と脳卒中の予防効果につながった可能性があると説明しております。美唄市は、条例制定とその後の取組が評価されまして、平成29年に厚労省の健康寿命をのばそう!アワードの厚労省健康局長優秀賞を受賞しました。当市もこれに倣い、受動喫煙防止条例をつくるべきであると思いますが、見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

受動喫煙防止条例についてでございますが、受動喫煙においては戸外や換気扇の下で喫煙した場合でも喫煙者の呼気に喫煙終了後も長時間たばこの煙の成分が含まれているため、受動喫煙の原因になると言われております。さらに、喫煙者の衣服や毛髪からは付着したたばこの煙の成分が徐々に揮発し、この成分を他者が吸い込む三次喫煙も発生し、この成分にも発がん物質が含まれていることが明らかになっており、その有害性が指摘されております。美唄市においては、地元医師会からの強い働きかけを受け、国の健康増進法改正や北海道受動喫煙防止条例に先駆け、平成27年7月に美唄市受動喫煙防止条例を施行しております。市独自の条例は、市民にとって最も身近であり、条例により市民、保護者、事業者、施設管理者、市の役割を明らかにすることで喫煙や受動喫煙、それらの害に対する関心や理解を深め、健康対策の柱である喫煙対策、がん対策を中心とした生活習慣病対策を強く後押しすることになると考えております。美唄市においても条例制定までには地元医師会はもちろん、医療系大学の有識者、学校関係者、たばこ販売業者、商店、飲食店など多くの関係する団体や個人などと条例制定賛成の立場や反対の立場に関係なく広く議論を重ねてきたと伺っております。当市におきましても多くの方のご意見を伺い、喫煙や受動喫煙の害から市民の健康を守る施策について検討を進めてまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

美唄市では、市民と保護者、事業者、施設管理者、市の役割、いわゆるロールの分担をしっかりして、それで市民ぐるみで全体的に喫煙をやめていこうと、そういうふうな条例ができたと。やはりこういう条例がありますと、市民も意識して喫煙するところとしないところ、そういう区分ができると思うのです。ぜひとも私はこれ進めていきたいと思うし、喫煙関連に関しては当市でもライフワークの一環としてずっと研究なさっている方もいらっしゃるとお伺いしたので、その思いもぜひかなえてあげたいと思います。この受動喫煙条例に関連しまして、ちょっと関連質問があるのですけれども、条例関連ですけれども、道北勤医協旭川北医院長で日本禁煙学会理事の松崎道幸医師は旭川市内の介護施設の禁煙現状をグループで調査した結果、たばこを吸ったり、他人のたばこの煙を吸わされると新型コロナウイルスに感染しやすくなり、禁煙推進と受動喫煙対策の徹底がコロナ予防と重症化予防の鍵になるとの考察に至りました。また、同医師は、ニコチン摂取はACE2受容体の増加をもたらし、新型コロナウイルスの相互作用が重症化の本態としております。ワクチン接種により集団免疫獲得までにはウイルスのミュータント、変異等により時間がかかるかもしれないとすれば、受動喫煙条例により感染予防が効果的であると思うが、見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

能動喫煙、受動喫煙にかかわらず、たばこの煙は体に様々な悪影響をもたらし、その中には感染症に立ち向かうための免疫機能を著しく低下させることが分かっております。小児では、親がたばこを吸う家庭で上気道感染や副鼻腔炎が統計的に多く、またヒトパピローマウイルスが影響する子宮頸がんにおいても能動喫煙や受動喫煙の免疫機能への影響が大きいと言われております。新型コロナウイルス感染症においても当初より重症化の要因に喫煙が挙げられるなど、その発症と重症化に大きく関わっているものと認識しております。かねてからたばこの害について啓発活動を行ってきたところでございますが、受動喫煙防止条例については当市のたばこ対策を後押しするものと考えておりますので、今後とも検討してまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

まさに後押しするような形でつくる方向で向かってほしいと思います。それでは、次の質問に移らせていただきます。項目の2、防災体制の拡充について、ここでは主に災害用のトイレの確保についてただしたいと思います。約1か月前の2月13日の深夜に東日本大震災から10年目の節目を前にマグニチュード7.3の地震が発生し、福島、宮城両県を中心に大きな揺れが広域に及びました。震源が深く、幸いにも津波の被害はありませんでした。東日本大震災の余震で震度6強を観測したのは、2011年の4月以来であり、10年を経ても強い余震を生む自然の驚異に慄然とする思いでございます。被災者経験者である私は、当時の記憶がフラッシュバックし、恐怖に胸を引き裂かれる思いでございました。それと同時に、市民の生命、財産を守る災害への備えを強靱化しなければならないと感じました。発災後避難所においての困り事の順位について学術、民間調査機関等の分析によりますと、トイレの問題は他に追随を許さず1位であります。さらに、詳細を調べると、大多数がトイレの数の不足を問題視し、以下清潔でない、女性や高齢者への配慮不足等の順に問題があると認識しております。平成28年、内閣府、避難所におけるトイレ確保、管理ガイドラインによりますと、仮設トイレ等の必要数は発災時は避難者50人に1台、その後長期化する場合は20人に1台となっております。平成30年、赤平市の避難所の指定状況に関する都道府県への通知様式を基準にし、当市の指定避難所23か所に必要とされるトイレの数を試算しますと、発災時で60台、その後長期化が想定される場合は108台と私は試算しておりますが、現時点での赤平市が確保している仮設トイレ、簡易トイレ、携帯トイレ、いわゆる災害用トイレの台数について伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

災害用トイレについてでございますが、現在避難所の備蓄品を整備する中で議員のおっしゃるとおり避難所でのトイレの確保については食事など他の備蓄品と同様に必要不可欠なものと考えております。この件について検討はしていたものの、他の備蓄品の整備を進めており、トイレの備蓄について整備が遅れているところであります。現在の赤平市のトイレの備蓄状況ですが、北海道から貸与されている簡易トイレ1台が備蓄トイレの数量となっております。備蓄トイレについては、段ボール製、樹脂製など様々なタイプがあり、耐久性や利用性など検証しており、今後整備に向け検討しているところであります。必要な数量については、おっしゃるとおり避難所23か所で約60台と試算しているところでありますが、長期避難や理想的な男女比などを考慮すると試算したトイレの数では不足すると考えられるところでもあります。このようなことから、購入後の保管場所などの課題もございますが、他の備蓄品と同様にトイレの備蓄についても検討してまいりますので、ご理解いただければと思います。

質問 4番 鈴木明広

簡易トイレが1台ということは、実質トイレについてはゼロベースであると私は思っており、食べ物を食べれば人間排せつがあるので、同時並行で進めなければならないものであるということは認識していただきたいと思います。計画を立てるのは結構ですけれども、それを実行に移すいわゆる迅速化、スピード感あるような対応を願いたいと思います。これにつきましては、国はいわゆる国土レジリエンス、すなわち国土の強靱化におきまして重点化15プログラムというものをつくっております。そこの中で劣悪な避難生活環境、不十分な健康管理による多数の被災者の健康状態の悪化、死者の発生はプログラムにより回避すべきであって、起きてはならない最悪の事態というふうにホームページにも掲載されております。すなわち、やはりトイレの問題というのは感染症、その他いろいろな病気を引き起こす可能性があるわけですから、優先順位は非常に高いと。実際令和2年度の国土強靱化対策では、4兆円の巨額の予算がついておるわけですから、また今年も同様の金額がつくのではないかと私は思っておりますので、ぜひとも検討して早く計画をつくっていただきたいと思います。これに関連して、どうしても、今ちょっと述べたのですけれども、トイレが整備されていないと高齢避難者を中心にとりわけ水分の摂取量を減らすので、血液がどろどろになり、いわゆるエコノミー症候群を発生して最悪は死に至るケースが東日本震災以降多数報告されております。せっかく防災無線を確立されて、いざ災害が発生して避難行動を迅速に取って避難所に来たのに当市ではトイレ、電気、食料等が避難における備えのいわゆるミニマム、最少と言われる3日間を確保できていないのでは、あらゆる危機を想定した危機管理からは程遠い防災体制ではないかと私は思うのです、ちょっときつい言葉かもしれませんけれども。災害は人を待たずして起こるのでございますから、やはり計画を立てるのだったら、具体的にいつ頃までというふうなのを現時点でも本当は聞きたいので、その辺お伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

災害用トイレの備蓄についてでございますが、整備台数につきましては標準的な避難所3か所の3日分として積算基礎となる50人に1台を基本とし、予備トイレも含めて24台と計画しております。また、処理袋や凝固剤などについても3か所の避難所で3日間の使用が可能な数量として450人分の6,800回分を備蓄するべく進めているところであります。具体的にいつまでに備蓄するのかということについてでございますが、避難所での新型コロナウイルス感染防止ということからも有効な財源を活用し、対応してまいりたいと考えております。災害用トイレについては、全ての避難所に配置することが必要でありますので、備蓄食料と同様計画的に備蓄を進めてまいりますので、ご理解いただければと思います。

質問 4番 鈴木明広

ぜひとも計画を進めて最悪を想定し、最善の結果を得られるような防災体制を確立されるように願っております。それに関連しまして、要旨の2ではコロナ感染症防止になる避難所でのマンホールトイレの設置についてただしてみたいと思います。障がい者や高齢者は、避難所で災害時においてマンホールトイレのような多目的トイレがないと排せつが困難になります。仮設トイレがあったとしても、段差や広さが十分でないと実質的に使用できない不便が生じるケースがあります。そのため、障がい者や高齢者が他の健常な避難者に遠慮してトイレ使用をちゅうちょしてしまい、最悪の場合は先ほど述べましたエコノミー症候群等による震災関連死に至るケースが多く報告されております。国交省が平成30年度に発行しましたマンホールトイレ整備・運用のためのガイドラインでは、マンホールトイレを整備すべき施設は災害対策基本法に基づき、1番目としては市町村が指定する避難所等とする、2番目としましてはマンホールトイレの使用想定人数は避難所等に受け入れる避難者数、収容人数を使用想定人数の目安とする、3番目としましてはマンホールトイレ1基当たりの使用想定人数は50から100人を目安とするとしております。また、防災基本計画第2章、災害応急対策第8節の保健衛生、防疫、遺体対策に関する活動では、市町村は避難所の生活環境を確保するために必要に応じ仮設トイレやマンホールトイレを早期に設置するとともに、被災地の衛生状態の保持のため清掃、し尿処理、生活ごみ収集処理等についても必要な措置を講ずるものと明記されております。20年10月23日に政府と国交省がマンホールトイレの整備を検討するよう市町村に要請しました。設置方法や先進事例を示したガイドラインや下水管の避難所までの延伸などの整備費用を支援する交付金の活用を促し、普及につなげる通知を出したとの報道もございます。私は、障がい者や高齢者などの要配慮者が災害時に感染症防止効果が高くて衛生的で安心して利用できる避難所のトイレ選択肢の一つとしまして、マンホールトイレ設置を積極的に推進していくべきだと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

マンホールトイレについてでございますが、災害時でも排便後の袋の処理の必要がなく、衛生的に用を足すことができることと議員がおっしゃるとおり障がい者や高齢者などが安心して使用することができ、感染症の予防効果が期待できます。マンホールトイレの設置につきましては、阪神・淡路大震災以降都市部で避難場所等への設置が進められてきております。現在避難所や避難場所に設置する場合は、公共下水道管の場所や敷設位置、管の耐震化の有無、断水時の水の問題などの課題があり、調査を行い、設計をする必要がございます。一方、赤平中学校と現在建設中の統合小学校における一部のトイレでは、障がい者や高齢者が災害時でも通常どおり安心してトイレが使用できるよう考えられているところであります。避難所でのトイレの在り方については、新型コロナウイルス感染症対策にも配慮し、様々な観点で見直さなければならないところであり、今回ご質問のあったトイレ備蓄等の対策やマンホールトイレについても併せて検討してまいりますので、ご理解いただければと思います。

質問 4番 鈴木明広

マンホールトイレは、結構設置する自治体が増えておりまして、有力な選択肢の一つとなると思います。1つお伺いしたいのですけれども、答弁の中で赤平市立中学校と統合小学校の一部のトイレでは通常どおり使用できるとの答弁なのですが、それぞれ何日分ぐらい使用できるのかお答えいただきたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

トイレ使用の試算についてでございますが、赤平中学校については汚水管へ排便する設備となっており、排便を流すための水確保のため50立方メートルの貯水ピットを有しており、1人当たり1日5回の使用を見込み、1回の使用流水は約4.5リッターで避難所定員320名が使用する想定での計算として約7日間の使用ができることとなっております。また、現在建設中の統合小学校につきましては、汚水管へ排便できないときには汚水管の切替え弁により23.8立方メートルの汚水貯留ピットへ排便を貯留することができる構造となっており、避難所定員を285名と想定していることから、1人当たり1日5回の使用を想定して3日分の排便を貯留することができるようになっております。

質問 4番 鈴木明広

赤平市内におきましては、中学校と統合小学校はこういうトイレについては割と進んでいるとは思う。ただ、中学校に関しては、水を流すだけであって、ためるところがないので、下流管とつながないといけない、多分そういうふうなところが出てくると思う。統合小学校、建設中の小学校においては、多分トイレの便座の数は少ないので、見込み285人分とあるけれども、実際的に対応するとかなりの長蛇の列になって、そこも難しいのが出てくるのではないかと思います。いずれにしても、マンホールトイレというのは先ほども述べたのですけれども、重要な選択肢であって、それで最後にこの件についてはマンホールトイレについて細かいところまで細部にわたってお伺いしたいと思います。マンホールトイレは、流下式と貯留式があります。流下式は、下流側の下水道管や処理場が被災していないのを確認してから通常の水洗トイレに近い感覚で使用でき、し尿を下水管に流下させる。貯留式のマンホールトイレは、流下式と同様にし尿を下水道管に流下させることができるために衛生的に使用できます。さらに、マンホールに貯留弁を設け、排水管を貯留槽とした構造であり、放流先の下水道施設が被災していたとしても一定期間使用することができるとあります。2つの選択肢のうち、私は貯留式のほうが効果的であり、早急に整備をするならこっちのほうではないかと思うのですけれども、ご見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

マンホールトイレの整備についてでございますが、マンホールトイレについては避難される要配慮者などの利便性には有効であると考えるところではあります。しかし、屋外への設置となることから、北海道では冬期間の除雪作業や排便の凍結等による使用の適否もございます。そのようなことから、繰り返しにはなりますが、避難所でのトイレの在り方については様々な観点で見直さなければならないところであり、今回ご質問のあったトイレ備蓄等の対策やマンホールトイレについても併せて検討してまいりますので、ご理解いただければと思います。

質問 4番 鈴木明広

この質問を通じて議論が進んで対策が進むことを願っております。続いて、項目の3番、計画的な除排雪対策についてお伺いしたいと思います。近年は、気候変動の影響と思われる雪の降り方に変化が見られまして豪雪となる頻度が高くなっております。冬期間の安全で円滑な道路交通の確保や安心、安全な生活環境のためには雪対策は欠くことのできないのが豪雪地域に関しては概して過疎地に位置し、少子高齢化により除雪オペレーターの将来的な不足が懸念されておるところではございます。ベテランと若手がペアを組んで技術の継承を行っているのですが、今後当市といたしましても技術後継者不足が憂慮されるところであります。このような社会的課題の解決に向けた産学官等の連携により、技術開発が緩やかながら進んできているようであります。除雪作業の効率性と安全性を推進するためにIoTとAIを積極的に活用する自治体としては、富良野市がIoT除排雪効率化実証実験におけるデータ分析にオラクルオートノマスデータウエアハウスとオラクルアナリティクスクラウドを導入しました。実証では、2020年12月から2021年1月の期間、稼働する6台の除排雪車両にGPS機能を持つ端末を設置し、IoTを活用して車両の走行データや職員の業務記録をリアルタイムで収集し、それらのデータを地図やグラフで可視化することで除排雪の可視化を図っております。収集した作業データに市民からの問合せやフィードバック、気象データ、パトロールカーの出動記録などの関連データ等を分析し、これにより最適な走行ルートを割り出し、作業時間やコスト削減を図っていくものでございます。ICTの利活用をはじめとした取組を推進し、市民にとって住みやすい環境を実現するスマートシティー構築のためにも当市もIoT除排雪効率化実証実験に取り組むべきであると思いますが、ご見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

計画的な除排雪対策についてでございますが、富良野市が導入いたしましたIoT除排雪効率化実証実験によるデータ分析を基盤にいたしましたオラクルオートノマスデータウエアハウスとオラクルアナリティクスクラウドの導入につきましては、北海道からの実証実験の要請により行政と民間をマッチングさせた作業として除排雪作業におけるコスト削減や作業の効率化を図ることを目的にし、IoTを活用し、車両の走行データ、道路状況や苦情等の情報を収集し、過去の業務実績等と合わせ、相関的、総合的に分析し、効率性の高い除排雪作業に向け取り組まれているものであります。現在富良野市においては、分析結果による最終報告がなされていない状況のため、情報収集までには至っておりませんが、当市における今後の取組として情報を共有していただけることとなっております。また、制度等の活用についても北海道の関係部局と協議してまいります。当市においてもオペレーターの高齢化が進む中、今後人員確保が困難である状況は避けられず、作業の効率化に向けた取組は重要となってくることから、これからも情報収集に努め、当市に見合った取組について検討してまいりたいと思います。

質問 4番 鈴木明広

まさにオペレーターの高齢化は、どこの自治体でも同じ悩みでございまして、なかなか技術の継承がうまくいかない、技術の継承が進んだところでほかの地域に転勤なさる、仕事を見つけて替わるという事例もあるそうなので、大変だと思います。そこで、現在赤平市では恐らく四、五十人体制の除排雪だと思います。多分もうすぐ人員もスタッフも限界に達するのではないかと思うので、私はICTとAIを活用した除排雪の新しいオペレーターづくりというのは急務であると思うのですけれども、市長はこれをどのぐらいの期間で成し遂げればよいと思いますか。

答弁 市長 畠山渉

オペレーターの高齢化が進んでいる中、現状のままですと今後10年くらいまでには当市においても人員の確保が困難になってくるものと推測しております。今年度から実証実験が開始された新たな技術でございますので、情報収集し、IoTの活用も視野に入れ、当市に見合った取組について検討してまいりたいと思います。

質問 4番 鈴木明広

私もほとんど同様な考えで、この10年が勝負どころではないかと思うので、ぜひとも情報を収集し、富良野市のみならず、他市でも行われる場合には情報を共有して進めていただきたいと願っております。続いて、項目4のほうに移っていきたいと思います。全ての子供たちが多様な体験をできるよう赤平市独自の放課後子ども教室の開設について、ここではゲームの持込みについてお伺いしたいと思います。令和4年に統合小学校において赤平独自の放課後子ども教室を開設する予定でございます。放課後児童クラブの機能は多様であるが、当市の保護者さんから寄せられる意見や批判からは、特に子供を預ける保護者サイドからは子供が他の子供と関わることで社会性を養うことや質の高い情操教育を享受できる環境や整備を望む声が多い、その中でも厚労省が放課後児童健全育成事業の内容として掲げております遊びを通して自主性と社会性と創造性を培うことについての関心が非常に高い、ゲーム機器をこのような保育の場に持ち込むことにより子供たちが集う場で黙々と個々人がゲームに集中してしまいますと社会性を培う場での人格形成に何らかの悪影響をもたらすのではないかという懸念を持つ方がいらっしゃいます。また、ゲーム機を持つこととそうでないことにより格差を生み出すことへの不安や持ち込むことが当たり前になることによる同調圧力が子供の心理的負担になることが懸念されております。ゲーム依存のない家庭環境で育った子供にとっては、学童保育とは指導員に宿題を見てもらう、あるいは絵本や本に触れることによって感受性が高まったりする機会が得られるべき場ではないだろうかと察せられます。私は、ゲームそのものを否定するわけではございませんが、学童保育においてはゲームソフトによらない創造的な集団ゲーム等を楽しむことによって年齢の異なる子供たちの社会的な協調性を養う機会をでき得る限り多く提供する場であるべきと思います。そこで、当市における学童保育の場へのゲーム機器の持込みに対するガイドラインについてお伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

ゲーム機器の持込みに対する考え方についてでございますが、赤平市独自で行ういわゆる学童保育室における放課後子ども教室及び留守家庭児童見守り事業につきましては放課後に学校施設を利用することになりますことから、学校に持ち込めないものは学童保育室にも持ち込めないという形で運営させていただきたいと考えており、現時点においてはゲーム及び携帯電話の持込みについては禁止してまいりたいと考えております。また、学童保育室の中で行う留守家庭児童見守り事業については、将来的には国の基準を満たすことにより放課後児童クラブへの移行も考えておりますが、その際には放課後児童クラブ運営指針にのっとり事業を行わなければならないと考えております。この運営指針の中に児童期の遊びと発達といたしまして、遊びは自発的、自主的に行われるものであり、子供にとって認識や感情、主体性等の諸能力が統合されるほかに代え難い不可欠な活動である、子供は遊びの中で他者と自己の多様な側面を発見できるようになる、そして遊びを通じて他者との共通性と自身の個性とに気づいていくとありまして、議員のおっしゃるとおり子供たちの社会性や協調性を養うための貴重な機会であると考えておりますことから、ゲーム及び携帯電話の持込みについては禁止してまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

ほとんど満額回答で、もう何も言うことはございません。ただ一つ、非常に難しいのは有資格者の確保と、あとその方々の啓発活動だと思います。次の質問に移らせていただきます。項目の5番目、健全な行財政の運営についてです。RPA、ロボットプロセスオートメーションの導入によりまして、定型的かつ膨大な定型事務作業量が発生する業務においては操作入力ミスの削減や作業時間の手間が省けたという事例が多く報告されております。さらに、定型事務作業時間の削減が可能になったことから、職員が住民サービスに集中できるようになったという成果が発表されております。RPAは、登録、入力、集計が多い税務、財務、法務、健診、介護給付等と幅広い分野で導入が期待されるものであります。行政改革のためにRPAの導入は、ルーチンワークの定型的業務や作業、型どおりの仕事を自動化し、事務時間の削減が大いに期待できるので、急務であると考えられます。当市は、その実証実験を行ったとありますが、その具体的な内容と結果検証と今後のRPA拡充方針についてお伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

健全な行財政の運営についてでございますが、当市におけるRPA実証実験を行った具体的な内容といたしましては財務会計システムにおける実証実験を行ったところであります。内容といたしましては、毎月定型的に行われている伝票作成業務を選定し、財務会計システムの起動から情報入力、伝票印刷までのシナリオ作成を行い、動作確認なども進め、完成させたところであります。また、職員にはデモンストレーションを行い、RPAがどのようなものか、どういう効果があるのかを説明したところであります。検証の結果といたしましては、日頃定型的に作成している伝票30枚を通常の作業手順ではおおむね2時間の試算となりますが、RPAプログラムの実行によると必要事項の入力から印刷までは約30分で終了すると試算され、このことから約1時間30分の時間短縮が見込まれる結果となり、また人的ミスの発生も少なくなることから、より効果が期待されるところであります。今後のRPA拡充方針についてでございますが、これまでの実証実験を受け、業務の選定と優先順位、個人情報の取扱いなどの検討、シナリオの内製化を目指しておりますので、職員によるシナリオ作成のための技術的な支援をどのように行うかなどの課題があり、現在解決に向けて引き続き取り組んでまいりますので、ご理解いただければと思います。

質問 4番 鈴木明広

件数がちょっと少ないので、時短はあったと、時間短縮はあったということは認めますけれども、1つお伺いしたいのですけれども、RPAで処理した定例的な伝票作成業務30件程度というのはまだまだ私は実験は緒に就いたばかりではないかと思います。現状は、あくまでも結果ではなく中間報告にすぎないと思います。実証実験の検証に説得性を持たせるためには、他の課との実験を並行して進め、サンプル数を増やすべきであると私は思います。選考された、選ばれた数種類の実証実験結果を総合的に分析、検証した上で成果が上がっているか否かを判断すべきであると思いますが、見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

RPAの実証実験の成果についてでございますが、現在RPA化すべき業務を選定すべくプロジェクトチームにおいて各課の業務の洗い出し作業を進めているところであります。また、実証実験を行いました財務会計システムで定型的に行われている伝票作成業務につきましては、全庁的にありますことから、作成したシナリオの運用方法を検討しておりますので、ご理解いただければと思います。

質問 4番 鈴木明広

ちょっと私の考えている方向とは違うので、実験を一緒に進めていくべき、シナリオが使えるのだったら、まさにそういうふうに一緒に行っていくべきではないかと私は思うので、そこの見解はちょっと違うので、今度はもう少し深く追及したいと思います。もう一つお伺いします。RPAを推進するには、私は片手間ではこれはできる仕事でないということはいろいろ研究して知っておりますので、専任の職員を各課に1人配置するつもりで取り組まないとなかなか効果は上がらないし、発展も難しいと私は思います。当市のRPAプロジェクトチームでシナリオ作成と本格実施を担当する人員は、現在何人いるのかお伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

プロジェクトチームで現在シナリオを作成できる職員は3名となっております。本格実施を担当する職員については、各課のRPA化すべき業務の選定状況により検討してまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

他市におきましては、某大手通信会社から役所のほうに勤めていただいたという例もございまして、多分そういうふうなところは……

質問 4番 鈴木明広

質問の途中になってしまいましたけれども、他市においては本物の、片手間でやるのではなくて、それに精通したプロフェッショナルを雇い入れたという事例がございますので、当市におきましてもやはり専門性を持った人員を1人配置するぐらいの覚悟を持ってプロジェクトを取り組まないとなかなか難しいのではないかと思います。それでは、次の質問に移らせていただきます。将来に生きて働く学びの充実における公設塾の役割についてということです。当市では、2018年の9月、学校のカレンダーに照らし合わせますと第2学期から事業が始まったわけでございます。塾の目標としましては、学力向上並びに学校以外での学習習慣の定着をうたっているわけでございます。18年度開設なので、今年度赤平市内の中学校3年生、すなわち高校受験生の一定数は塾で3年学んで受験生になるというわけであります。コロナ禍で事業の中断時期がございましたが、コロナ禍は全国的な問題なので、影響云々ということは度外視した上で効果について総括が必要かと思われます。当市の公設塾は、科目数が限定されておりますが、学習機会を増やし、学習習慣が定着すれば受講科目以外にも派生的な効果がある程度期待できるのではないかと思います。また、やる気の出る子が増えていけば、他の生徒にも学習意欲について刺激を与えるので、相乗効果がある程度は期待できるのではないかと推察されます。そういったことを総合的に勘案しますと、学力向上への貢献度の全体像がおぼろげながらつかめるのではないかと思われます。長年受験教育をなりわいとしてきた私としましては、学力を偏差値という物差しで測ることは重要かつ基本的なことであると思います。そこで、本年度の赤平中学校の高校受験志望校動向についてお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 高橋雅明

議員のご質問の公設塾の総括につきましては、数的データに基づく検証ではございませんが、登録児童生徒から好評を得ており、児童生徒の学習意欲の向上や家庭学習の習慣化の面において一定程度効果があると認識しております。また、令和2年度は、中学生対象の公設学習塾において中学3年生に限り開設期間終了前10回程度受講時間を30分間延長したことにより、受験対策にも一定程度効果があったと考えております。令和2年度の赤平中学校の高校受験志望校動向につきましては、教育長行政報告でも申し上げましたが、43名が高等学校等へ進学予定でありますが、個別の内訳につきましては個人情報の観点から答弁を差し控えさせていただきますので、ご了解願います。

質問 4番 鈴木明広

一定程度の効果があるという認識というのは、抽象的な評価で、漠然とし過ぎて、私の職業観からいうと全然話にならないレベルなのですけれども、公設塾という建前がございますから、それでも貢献したということだと私は思います。また、志望校の動向につきましては、私は当然それをなりわいにしておりますから、独自でデータを入手できまして、再質問させていただきますけれども、志望校動向の私が入手しましたデータに業者テストの高校別難易度ランキングや合格者平均偏差値を基に私があくまでも独自ですが、はじき出しました本年度の受験生の平均偏差値は赤平の今年の中学校3年生、受験生はおよそ40ぐらいであろうと推定できます。偏差値40というのは、100人試験を受けますと昇順840番目、降順160番目ぐらい、正規分布でいうと50が真ん中ですから、下のちょうど16%ぐらいのところが頂上になる山が赤平だというふうになると思います。正規分布の下位16%というのはこの位置で、非常に厳しいと思います。学力が足りないことが一目瞭然となり、非常に厳しい水準であることをコミュニティ全体でしっかり受け止めなければならないと思います。学力の低い主たる原因というのは、まず1番目として少子化が進む学区内で同じ仲間で義務教育が完了してしまい、切磋琢磨する雰囲気が醸成されにくい。2番目としましては、外部から学力に対するインパクトが少ない。3番目としましては、中空知における高校入試の倍率が低い、ほとんど1倍以下です。入試において定員割れする高校が多く、競争力の希薄化が常態化しておる。4番目としましては、高校受験のための総合学習塾等の教育産業インフラが少ないと分析されます。1番目から3番目については、一自治体の努力だけでは解決できるものではございませんが、4番目の教育インフラについては公設塾の拡充が学力向上の特効薬であり得ると私は考えます。子供の将来を左右する大きなファクターは学力であり、将来の大学受験等の進学競争に打ち勝つためには義務教育期においてしっかりと基礎学力を習得し、さらに自ら考え、学び、行動する知識を得る場を子供たちに提供していかなければ将来生きて働く学びの充実にはつながらないと考えられます。ひっきょう、当市におきましては学校の授業以外に入試5科目を教えることのできる総合受験型の公設塾に拡充、発展させることが私は喫緊の課題だと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 高橋雅明

学校教育においては、全ての児童生徒が学ぶことができる学習指導要領に基づく学校での授業理解が最重要であると考えており、そのため学びの充実を支える要として授業改善及び家庭学習の改善が重要と考えております。公設塾は、それを補完する市の単独教育施策の位置づけであり、費用負担の理由で塾に通えない子供たちを含む自ら学ぶ子供たちを支えるために開始した赤平市の総合戦略施策でありますが、あくまでも希望制であるため登録者数は2から3割にとどまっており、登録していない児童生徒のほうが多数を占めていることが実態であります。よって、議員がご提案の公設学習塾における総合受験型公設塾への拡充につきましては、公費投入の平等性、公平性の観点から現時点において実現は難しいと考えております。しかしながら、自ら学ぶ子供たちを応援することは必要なことであり、どのような施策が必要か、あるいは効果的かにつきまして調査研究してまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

多分入り口での認識の違いだと思うのです。義務教育がオプションとして公設塾を担当しますと、やっぱり法の下の教育の機会平等を失われることが非常に懸念されるのであって、多分その延長線上にあるのが公設塾の拡充だというふうに考えていらっしゃるのではないかと思うのです。私は、それは分かるのですけれども、大切なのは公設塾の役割というのは競争意識、競争原理の中で子供を切磋琢磨して学力を増進させることなのでありますから、そこを切り離して考えるか、もしくはほかの部署、例えば教育によってまちづくりを起こす、そういうふうなところにシフトしていくしかないのではないかと思うのです。そこで、私は要望としまして、公設塾に対して要望ですけれども、公教育の果たす役割、見解については理解するところではあります。赤平市の子供たちの学力の向上については、今までの常識を超え、かなり思い切りのあるいわゆるドラスチックな教育施策が必要であると考えます。子供たちの学力は財産でもあり、また赤平出身の子供たちが難関高校や難関大学に合格する事実が増えてくれば、総合戦略事業が目指すところの移住、定住につながるものと私は考えております。金額の多寡はあると思いますが、長い常識を打破し、私道の除雪施策を行ってきた畠山市長にはぜひ英断していただきたいと思います。これで私の質問終わらせていただきます。

出典:赤平市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる