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赤平市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日

地域医療について

2019年12月12日、赤平市議会の一般質問で、木村恵議員が「地域医療について」質問し、市長 畠山渉が答弁しました。

質問者
木村恵 議員
答弁者
市長 畠山渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 3番 木村恵

次の質問に行きます。件名の2です。地域医療について、項目の1、あかびら市立病院について、要旨の1です。人口減少が進む中、医療は地域にとって欠くことのできない社会基盤です。地理的条件、気象条件、公共交通の問題などから北海道は医師不足、医師過疎が深刻な地域となっており、公立病院は社会基盤としての役割において極めて重要だと言えます。赤字か黒字かの議論に陥りがちな公立病院経営でありますが、その役割を安定的、継続的に果たしていく必要があり、あかびら市立病院も2017年度に新改革プランを策定し、取り組んできているところです。厚生労働省が9月下旬に公表した再編統合が必要な公立病院のリストには、全国で424、北海道は都道府県ではトップの最多の54施設が挙げられています。市立芦別病院が載ったことから、赤平市民にも不安が広がっているところです。11月の行政常任委員会では、今回の再編統合が必要な公立病院の判断指標、9項目中、あかびら市立病院も8項目が当てはまっていたことが明らかにされ、決して安心できる状況ではないということがわかりました。来年度までとなっているこの新改革プランをもとに経営の効率化を図りながら、公立病院としてどのように地域医療を守っていく考えか伺います。

答弁 市長 畠山渉

あかびら市立病院の今後についてのご質問でございますが、先ごろの厚生労働省より地域医療構想を踏まえた再編統合の必要性について特に議論が必要な公立、公的医療機関等の病院名が公表されたところであります。市立病院では、ご承知のとおり、これまで経営健全化計画並びに新改革プランに基づき、結果収益面を中心に計画以上の成果を上げ、健全経営を継続してまいりました。しかし、このたびの再検証を要請される医療機関とはならなかったものの、医師を初めとする医療職の人材不足や人口減少などによる患者数の減少などこれからの病院経営、運営面においても厳しさを増していくものと考えております。一方で、地域医療を確保し、守り続けるということ、特に民間の医療機関で担うことが難しい地域にあっては介護や予防事業などとの包括的なサービスの構築や地域経済、また近年頻発する災害対応も含めまして安心して暮らせる地域づくりの基幹的な役割を果たしていくことは我々医療行政の使命であると認識をいたしているところであります。今後病院経営におきましては、来年に控えます診療報酬の改定や状況の変化に合わせた柔軟な経営のあり方が求められ、また中空知医療圏の重点課題にも挙げられております回復期病床の不足解消や外来患者の集中緩和など課題を各医療機関との協議を重ね、協力し合い、将来の医療事業に必要な医療提供体制のあり方と当院の役割を見きわめながら適切に運営してまいりたいと思いますので、ご支援、ご協力賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 木村恵

今後厳しさを増していくことが予想されると。これどこの自治体もかなりそうなると思います。しかし、災害対応も含め、民間の医療機関で担えない地域では公立病院の役割というのは非常に重要だという内容だったと思うのです。民間であれば、当然赤字では成り立たないということになります。もちろん公立病院も赤字でいいというわけではありませんけれども、市民生活、市民の健康を守る、そういったところの点においては使命が違うというふうに私も思います。新改革プランに基づいて経営をやってきて、健全経営を継続してきて、経営の効率化もしっかり取り組んでいるということは、患者数が今減少している中でも収益面で計画を上回っているということからも理解はできるのかなというふうに思います。市民と一緒に財政難から守ってきた市立病院ということで、先日テレビでも取り上げてられていました。病院だけは残してほしいといって立ち上がった市民の方々、ボランティアとして協力してくれていると。医師不足の中、先生方にも本当に長くご苦労をいただいているというふうに思います。こういった経緯がある中で、今回の公表にもし名前が挙がっていたとすれば、病院関係者の気持ちや市民に与える不安などは影響がすごく大きかったのではないかと私思いますけれども、こういった面についての考えがあればお伺いをしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

このたびの再編統合議論を促進させるための医療機関名公表にもしも当院が示されていたらというご質問でございますが、当院にとりましては、これまで財政健全化法施行以来医師を初めとする限られた医療資源と財政運営の中でできる限り必要な医療を提供すべく努力してきたところでございます。そして、最も重要なのは、ただいまお話にございましたとおり、ここまでには市民の皆様方のご理解とご協力、そしてボランティアの方々の献身的な支えがあって、今日の市立病院があるということでございます。このたびの公表はそういった地域の思いや事情を考慮することなく、全国一律の基準で評価されたものであり、その上医療関係者であっても理解することの難しいものであり、また今後の展開も具体的には示されず、病院がなくなってしまうのではないかという不安が市民の中に一気に広がってしまうことが最も心配されるものと予想しております。また、一方でこのことは職員160名やその家族にも不安が広がり、全国的には医療職などが病院の採用の内定を辞退するなどの事例もあるように聞いており、当院に置きかえましても医師を初めとする職員のモチベーションにも少なからず影響が出るものと想像するところであります。しかしながら、このたびの公表は地域医療構想に基づき、特に急性期でありますが、今後の病床機能のあり方が中心となっておりますので、私どもといたしましては冷静に受けとめ、その上でしっかりと将来のあり方にも目を向け、努力してまいりたいと考えております。

質問 3番 木村恵

芦別でも地域医療の問題だけでなく、これは地域経済の問題にまで広がるというような認識を芦別市長がテレビで語っておりました。赤平でももしそうなればそういうふうな広がりを見せる可能性があるという内容だったと思います。市民が本当に必要としている医療体制を確保し、なくせない病院だということでしっかり体制をつくり、守って、進めていっていただきたいというふうに思います。次の質問に移ります。要旨の2です。11月27日に市民団体の方々が深夜救急時の帰宅の足の要望署名というの240筆市長に届け、懇談をされました。私も紹介議員として参加をしましたが、深夜の救急搬送の際、ハイヤーが動く時間まで病院で休んでもらえる対応、この対応についてはほかの病院で余りやっていないということで大変ありがたいという声を聞きました。しかし、どうしても帰らなければいけない場合などやはりタクシーはどうにかならないかなどという要望が出され、懇談をされていたというふうに思います。10月の住民懇談会でも同様の要望が出されておりました。公共交通のあり方については当然議論を進めていただく必要があると思いますが、病院としてこういったケースのときに対応していく場合、できると思われる対応、またそういった課題はどういうことが考えられるのかお伺いします。

答弁 市長 畠山渉

以前からご指摘をいただいております救急外来診療後、深夜から早朝に係る公共交通やタクシー会社の営業時間外の対応についてのご質問でございますが、お話にありましたとおり、これまで市立病院では救急、点滴室などでタクシー会社の営業再開時刻まで治療を終えた後もお休みいただくなどの対応をとらせていただいたところでございます。しかしながら、ご指摘のありましたどうしても急ぎ帰宅しなければならない方へ対応することはできず、不安やご不便をおかけしていることも事実でございます。病院側といたしましても、施設管理を受託いただいている管理会社へも相談をさせていただいたこともございましたが、事故等への責任や人材の確保等々の問題から、受託を想定した場合の金額提示すらできる状況にはないという回答をいただいたところでございます。このような状況下において、タクシー会社の営業時間外の救急外来患者数を改めて調査いたしましたところ、本年度のその時間帯での患者数は月平均で6.6人であり、そのうち救急車による当院への搬送は3.1人という状況となっておりました。また、正式な記録ではございませんけれども、これらの患者数のうちタクシー会社が営業時間外のためすぐに帰宅することができず、営業再開時刻まで休憩いただくなどの対応をとらせていただいた患者数は本年1月以降で6件、およそ2カ月に1人の割合であったと現場の職員から報告を受けたところでございます。以上のことから、仮に病院職員において対応することを検討したとしても相応の負担がかかることになりまして、市立病院としての対応はこれまでのようにタクシー会社の営業再開時刻までお休みいただくほかにないのが実情であると判断いたしておりますので、ご不便をおかけいたしますが、ご理解賜りたくお願い申し上げる次第でございます。

質問 3番 木村恵

病院で休んでもらった方というのが2カ月に1人ぐらいだったという実績も紹介されました。病院でできることを検討しっかりとした上で、なかなか課題が多く、難しいということが聞けましたので、十分対応されているのだなというふうに理解したいというふうに思います。やはり公共交通の部門でしっかりとやる問題ではないかというふうに思います。ほかの病院では、ほとんどやっぱり休んでもらうとスタッフの負担があるとか、病院内の安全確保などの面で問題があるということで休んでもらえる状況がないというふうに聞きました。あかびら市立病院はこういうケースもしっかりと対応しているということですので、安全面十分配慮して、続けていただきたいというふうに思います。

出典:赤平市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる