みんなの議会

赤平市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日

学校と教育委員会がさらに一体となる取り組みについて

2018年6月14日、赤平市議会の一般質問で、植村真美議員が「学校と教育委員会がさらに一体となる取り組みについて」質問し、学校教育課長 大橋一、社会教育課長 伊藤寿雄が答弁しました。

質問者
植村真美 議員
答弁者
学校教育課長 大橋一、社会教育課長 伊藤寿雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 3番 植村真美

それでは、続きまして大綱5、学校と教育委員会がさらに一体となる取り組みについてお伺いをさせていただきます。地域の教育資源の掘り起こしについて。近年、地域独自の教育習慣のあり方を見出し、有意義な教育環境をつくり出していくということを工夫して取り組んでいる市町村が多くあります。先日、小樽に視察に行った際に学校と教育委員会が連携し、地域、学校、家族と一体となって取り組む音読カップといったものを開催している事例の報告がありました。その至った背景には、いかに地域に恵まれた教育資源を子供たちの学習意欲を高めるためにどのように教育現場に連動させていくかといったところを話し合いの場を何度も繰り返しながら実現に至ったというふうに伺いました。その中で要素といたしましては、地域にいる人、団体、遺産、歴史、文化などの軸に地域で育まれたもの全てにおいて検討をされたということでございました。そういった学校側と教育委員会とが同じ目線に立って地域の資源力の掘り起こしをする機会を設けることで、その意識のつながりが子供たちに対する教育環境の高まりにつながっていると、地域全体が子供たちの教育環境を改善する方向性の高まりにつながっているということでございます。子供たちの学力の向上にもつながっていくということで、プラスの循環ができ上がっているというふうに感じました。当市といたしましても学校側と教育委員会とが同じ目線で話し合える場をこれからどのようにつくり出していくことができるのかといった観点でお伺いをさせていただきます。よろしくお願いいたします。

答弁 学校教育課長 大橋一(学校教育課長は2019年12月まで)

お答えいたします。学校教育には、総合的な学習の時間や道徳、キャリア教育などがあり、その中で子供たちが自己の個性を理解し、将来社会人、職業人として自立していくために必要な意欲、態度や能力を身につけることを目的として地元企業における施設見学や職場体験などが盛んに行われています。その際に、学校現場でも重視しているのが地域の教育資源についてであります。それは、地元の人や事業所でありますが、総合的な学習の時間などの教育課程の編成では必ず全体計画にこの地域の教育資源の活用を図っております。例を申しますと、幼稚園児は農家の方のご厚意で農作業に触れ合い、小学校では農業体験とともに地元の物づくり団体、匠塾の方のご指導で木や革の素材を使った制作実習が行われ、中学校では職場体験などで多くの事業所の方々にお世話になるとともに、地元企業の若手従業員や町内会役員の方による事業が行われています。また、地域の教育資源としての炭鉱遺産の歴史学習につきましては、かねてより校長会を通して活用をお願いしてきたところであり、現在全ての小中学校が見学をしております。なお、学芸員の説明で立坑、自走枠工場を見学するわけですが、ガイダンス施設の竣工により快適なトイレも確保され、説明を受ける環境が整いましたことから、教育委員会から学校に対し利用促進の提案をしております。これらのことから、子供たちは赤平のまちや人と触れ合い、体感し、地域に対する愛着を深めていくものと考えております。また、学校と教育委員会の話し合う機会についてでありますが、毎月定例の校長会議、教頭会議では教育活動の全般について意見交換したり、社会教育サイドからの生涯学習、出前講座ほかのさまざまな情報提供など広く地域の教育資源の活用を促しておりますが、さらに本年度より教育委員会に配属されました指導主事を中心とし、どのように教職員と話し合う場を設け、情報共有するのがよいかを検討してまいります。本市における外部人材としての貴重な方々は、まだまだ存在しておりますことから、今後も地域の教育資源を生かした実践に取り組むために掘り起こしを図ってまいります。あわせて、議員の言われます先進地の事例などを参考とし、全市的な取り組みについて検討し、子供たちの学力向上を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 植村真美

そうですね。今ご答弁の中で、やはり校長会の中とかでも全般的な話し合いの協議の場はあるけれども、ある特定のテーマ性の中での協議のあり方だったりとかというものは、もう少しお互いが寄り添い合える時間帯というのが必要なのではないかなというふうに思っております。ことしから始まっている指導主事の方の今後の取り組みには、大変期待を寄せるところでございますので、そういった学校側と教育委員会側の時間の共有の仕方というものをしっかりこれからお考えいただきながら、この地域に合った教育のあり方というものをぜひぜひ見出していただきたいというふうに思ってございますので、よろしくお願いいたします。続きまして、(2)、まちの歴史展の検討についてお伺いをさせていただきます。ことしの4月でございますが、岩見沢にありますNPO炭鉱の記憶マネジメントセンターの奥の石蔵の企画展におきまして、砂川小学校6年生が昨年から数回にわたって取り組んできた総合学習のレポート、ポスター展示が行われました。その内容といたしましては、砂川にはなぜお菓子屋さんがたくさんあるのかというまちの疑問から、それは砂川だけでなく、空知には多くの炭鉱夫が働いて、甘い食べ物で疲れを癒していたという歴史的背景を受けとめ、北海道遺産、空知地域の旧炭鉱施設とその文化を守ろう、広めようといったテーマを導き、子供たちが見学、体験を通して印象に残った事柄をレポートにまとめ、ポスターにまとめたという展示の内容でございました。その授業の中では、砂川の小学生たちが赤平の立坑見学、歴史資料館の見学、石炭磨きアート体験、ズリ山登り、さらには砂川の小学校で石炭ストーブ体験、炭鉱町でよく食べられていましたホルモン鍋、赤平名物がんがん鍋を調理実習として取り入れるなど、赤平の活動団体も協力をしてきた1年間でありました。その展示を私も見させていただいたわけですけれども、どのレポートもポスターも子供たちの新鮮な発想や感想が描かれておりまして、中には偉大なまち赤平と称したポスターやこれからのまちづくりのヒントをいただけるものもありました。見ている私が本当に涙を浮かべてしまうようなほど、刺激と感動をいただいた内容でございました。近年、近隣のまちの小学校の取り組みを通して感じるところでございますが、そういった自分たちのまちの歴史を当たり前のように知れて、教育のあり方、取り組みの工夫、そしてそのことの活動展示、報告の場を通して子供たちから大人までが自分たちの地域の誇りを高めることにつながるといった実感づくり、そういったものをつくることというのは本当に必要だなというふうに感じました。このたびガイダンス施設ができ上がったことをきっかけに学校と教育委員会が一体となり、炭鉱の歴史だけにはこだわらずとも子供たちが自分たちの地域の歴史をしっかりと学び、発表する機会として我がまち歴史展などを行っていくというお考えはないものかお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 社会教育課長 伊藤寿雄(社会教育課長は2019年6月まで)

まちの歴史展の検討についてお答えさせていただきます。現在市内の小中学生につきましては、学校授業の中で学芸員によるまちづくり出前講座及び炭鉱遺産のガイドつきの見学によって赤平の歴史を学んでいただいております。しかし、まち全体の歴史を学ぶ郷土資料館につきましては平成19年3月に閉館となり、公共施設等総合管理計画において茂尻小学校統合後の校舎等を赤平市歴史資料館として活用するよう位置づけられておりますが、残念ながらこの方針及び整備時期に関しましては決定できていない状況にあります。このため、本年7月に炭鉱遺産ガイダンス施設を開設するため、当面炭鉱の歴史を中心とした学びの機会を子供たちに提供してまいりたいと思います。そこで、議員の言われる歴史に対する子供たちのレポートやポスターの作成、展示に関しましては、学校における平成30年度の年間事業計画及び赤平市青少年育成連絡協議会における年間事業計画が決定済みということになっておりますので、本年度中の実施は難しいというふうに考えております。しかし、昨年私どもも議員からお話がありました砂川の小学生から赤平の炭鉱遺産を見学した感想文をいただき、学びのみならず、歴史に対する思い入れも記載をされ、感動した経過もございますので、子供たちの作品等を展示し、多くの市民などにご見学いただくことは効果的であるというふうに思いますので、レポート、ポスターまたはフォトコンテスト、絵画展など何が望ましいかを検討するほか、優秀な作品に対する表彰、景品を授与するために青少年育成連絡協議会の意見を参考としながら、教育委員会主催事業として学校にもご協力をいただけるよう検討いたしまして、来年度に実施できるよう努めてまいりたいと思いますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 植村真美

やり方は、いろいろな方法があると思いますけれども、前向きなご答弁をいただきましたので、大変楽しみにさせていただきたいというふうに思ってございます。その地域の活力発展という方向性におきましては、やはりみずからのまちのことを思い行動する、できる人材が多くいるということにかかってくるかなというふうに思います。今赤平市におきましても子供の減少もありますけれども、高校がなくなったこのまちということで、中学校までの教育内容によって十分そういった意識というのが左右されるのではないかなというふうに思います。そういった観点からも先ほどからも十分に取り組んでいただいていることはわかっています。承知でございますけれども、このまちの歴史を本当に知れること、理解することというのは本当に必要だというふうに思っておりますので、今ほど両課長から前向きなご答弁をいただきましたので、今後もそういった子供の教育の対応、対策につきまして期待をさせていただきたいというふうに思ってございます。以上で私の質問を終わらせていただきます。

出典:赤平市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる