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赤平市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日

社会教育と学校教育の連動について

2017年12月14日、赤平市議会の一般質問で、植村真美議員が「社会教育と学校教育の連動について」質問し、学校教育課長 大橋一が答弁しました。

質問者
植村真美 議員
答弁者
学校教育課長 大橋一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 3番 植村真美

続きまして、大綱5、社会教育と学校教育の連動についてお伺いをさせていただきます。地域と連携した教育のあり方についてお伺いをさせていただきます。当市は、農業から始まり、炭鉱で栄え、今のものづくりのまちへと成長してきたまちの歴史があります。そういった自分たちのまちの歴史を実感でき、自分たちの地域に誇りを持てるような教育のあり方を学校側とさらに進めていただきたく思っております。例えば先生が途中でかわったからといって、その当時の子供たちは地域の歴史を学べなかったということではなくて、幼稚園から中学生にかけて一連の流れで地域の人や団体と触れ合いながら、まちを体感できる教育のあり方を定着させていただきたく思いますが、その点についてのお考えはいかがでしょうか。

答弁 学校教育課長 大橋一(学校教育課長は2019年12月まで)

地域と連携した教育のあり方についてお答えいたします。教師の異動で変わることのないような一連の流れでまちを体験できる教育のあり方を定着させることについてですが、学校教育に総合的な学習の時間があることは広く知られている時代となりましたが、小中学校ともほぼ同じ年間70時間ほどの授業時間があり、このほかに道徳やさまざまな教科の時間も利用して行われるキャリア教育の授業もあるところです。総合的な学習の時間や道徳、キャリア教育などでは、全ての時間で歴史や物づくりに特化した授業時間とはなりませんが、幼稚園児が農家の方の厚意で農作業で触れ合い、小学生が農業体験をしたり、物づくり団体の匠塾の方の指導を受けているほか、中学生はこのほかに職場体験などで多くの事業所の方々にお世話になっているところです。加えて地元出身の高校生もインターンシップで市役所ほかの職場体験をするなど、感想をつづった手紙を読むと経験として彼らが得たものの大きさ、貴重さを教えてもらいました。彼らは、そのようにして赤平のまちや人と触れ合い、体感し、地域と自分のかかわりを考え、生き方、働き方について考える力を身につけるなどしていると思います。冒頭申しました学校教育における総合的な学習の時間ほかの教科の時間は、教師がかわっても学習指導要領に位置づけられた教育課程として公教育において行われており、今後とも定着に努めてまいります。赤平市における地域の教育資源や外部人材としての貴重な方々はまだまだ存在しておりますので、地域の人や団体と触れ合いながら、連携し、拡充してまいりたいと思いますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 植村真美

ただいまご答弁いただいた中で、総合的な学習の時間外の教育の時間はということで、教師がかわっても学習指導要領に位置づけられておりまして、教育課程として公教育においての定着に努めているということは、定着しているということでご理解はよかったでしょうか。それで、その中でものづくりのまち赤平として、教育の中では幼稚園、小学校では農業体験ができて、小学校、中学校では物づくり体験ができると、それを教育委員会として、赤平の教育の特徴としてPRをもっともっとしていくべきではないかというふうに感じているのです。例えばそういった学校と地域との連帯感を周知することで、教育に対する信頼感がまず高まるということがあると思います。そして、例えばですけれども、今田舎で子供を育てたいという都会の方たち、大人たちがいらっしゃるというふうに聞きますが、そういった都会の親が子供の教育を考える上で農作業の体験ができると思うと、定住の矛先にこの赤平も選んでもらえるのではないかというふうに感じることもございます。教育委員会としてもホームページなどを通して、赤平の教育の特徴というものを情報の拡大をしていただきたいというふうに思いますが、その点につきましてはいかがでしょうか。

答弁 学校教育課長 大橋一(学校教育課長は2019年12月まで)

お答えいたします。ご指摘のありましたPR方法につきましては、現在企画課広報広聴係が制作しております赤平市役所のフェイスブックにおいて市の諸行事の紹介写真とあわせて、学校行事等についても掲載してもらっているところです。今後におきましては、ふるさと学習や特徴的な授業などについてより多く掲載してもらえるよう担当係と協議してまいります。また、教育委員会のホームページにおきましても特徴のある教育PRの掲載を心がけてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 植村真美

各学校の情報発信ということよりも、赤平全体でこういった歴史観ある、ふるさと愛あふれる子供たちの教育を工夫しているというようなことをぜひ明るく情報発信していただくことによって、そういった移住、定住にもつながっていくのではないかなというふうに考えますので、今後とも協議を進めていただいて、具現化していただきたいというふうに思ってございます。続きまして、関連するのですけれども、今いろいろとご答弁いただいた中で、赤平の歴史の中で忘れてはいけないものといたしまして炭鉱があるというふうに思います。やはりこの近代化、日本の歴史を支えてきましたこの赤平炭鉱の歴史があって、今があるということを前の同僚の質問でもございましたけれども、教育の一連の中にも組み入れていくべきだというふうに思います。農業の歴史があって、炭鉱の歴史があって、そして今の物づくりの歴史があるということを子供たちにも自然に理解していただけるような流れをつくり出していただきたいというふうに感じます。そして、来年は立坑の隣にガイダンス施設ができます。子供たちにとっては、より一層自分たちのまちの歴史に触れる環境が整うわけでございますから、教育現場におきましてもこの施設をぜひ活用してもらえるような立坑見学も含めまして学校側に提案するなどのお考えというものはお持ちでしょうか、お伺いいたします。

答弁 学校教育課長 大橋一(学校教育課長は2019年12月まで)

ガイダンス施設の完成を機会に炭鉱遺産の歴史学習について学校側に提案する考えについてお答えいたします。かねてより地域の教育資源としての炭鉱遺産の歴史学習につきましては、各小中学校に校長会を通して活用をお願いしてきたところですが、学芸員による学校訪問などでPRを重ねてきたところ、生涯学習まちづくり出前講座のメニューから選ぶ形で、赤平中学校、赤平中央中学校、豊里小学校、茂尻小学校などが見学しております。学芸員の説明で立坑、自走枠工場を見学するわけですが、ガイダンス施設の竣工により説明を受ける環境が整ったことはもちろんでありますが、特に小学生の見学の際いつも障害になっておりました快適なトイレも確保されますので、教育委員会としても安心して学校側へ利用促進の提案をしてまいりたいと思いますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 植村真美

ぜひ子供たちにもそういったガイダンス施設の利用促進を含めてお願いしたいというふうに思います。またまた関連いたします質問でございますけれども、このたび議会の意見交換会で市民の方たちにいろいろとお話を聞いた中で、学校がなくなった地域の町内会のところのお話なのですけれども、学校がなくなって子供の姿が少なくなって、そして学校があったころよりも地域の結束力がなくなってしまっているといった地域の寂しい声を聞くことがありました。そういった町内会にも働きをかけまして、総合的な学習の時間や学校での野外活動も含めて、その一連の教育のあり方の中でかかわってもらえる人材を発掘するなど、学校がない地域、町内会との連携、協力していただく仕組みなどを考えることで、フォロースタッフの確保とともに学校と地域のかかわりが深まっていくというふうに考えるところですけれども、この点につきましてはいかがでしょうか。

答弁 学校教育課長 大橋一(学校教育課長は2019年12月まで)

学校がない地域、町内会との連携協力する仕組みについてお答えいたします。近年学校統合を進めていてつくづく感じますのは、背景に少子化の現実と地域の人口減少や町内会の高齢化と運営の厳しさなどの現実であります。現在赤平市の学校教育では、中学校の統合を契機にコミュニティ・スクールの発足を目指しております。学校と地域が力を合わせ、地域住民が学校運営に参画する仕組みであります。中学校が全市で1校となることを踏まえ、各小学校も含めた学校運営協議会制度としてのコミュニティ・スクールを校長会と検討しておりますが、学校のない地域も含め、地域と力を合わせる仕組みづくりを模索してまいりますので、その際には議員ご指摘のフォロースタッフの確保は重要な課題でありますので、広くご協力していただける方々の参加を期待しているところであります。教育委員会といたしましては、本年4月1日から施行しました地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正により設置が努力義務化されたこのコミュニティ・スクールの制度において地域に開かれた学校づくりに努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 植村真美

ぜひコミュニティ・スクールを始めて、そういった輪を広げていただきたいというふうに思ってございます。今全国各地の取り組みの中で、ヒューマンライブラリーということで自分たちの経験をしたことを語り合う、それが一つの場になるということで、そういった場面づくりというものが大変人気を集めているということなのですけれども、そういった人それぞれの経験が今必要になってきているというところもございまして、そういった人たちが人助けをするということの流れの人と人とのつき合いの輪が広がってくることを貴重な場とされているわけですけれども、今社会教育課におきましても高齢者人材バンクの事業も継続されているというふうに思いますので、ぜひそういった観点からも地域と連携をしながら、当市独自の教育のあり方、推進、底上げをお願いしたいというふうに思います。続きまして、②、キャリア教育の充実についてお伺いをさせていただきます。子供たちの将来の可能性を広げ、さらに学習意欲を向上させながら、地域に触れてふるさと愛を育んでいただくためキャリア教育というものがございますが、今後ますます注目されていく部分だというふうに思いますけれども、当市のキャリア教育の取り組みの実態を教えていただきたく思います。

答弁 学校教育課長 大橋一(学校教育課長は2019年12月まで)

当市のキャリア教育の取り組みの実態についてお答えいたします。本市におけるキャリア教育につきましては、市内小中学校において小中学生を対象とした職場体験や施設見学等を実施しておりますが、各学校のキャリア教育を通じて地元産業の魅力を体験し、やがては就職、または定住に結びつくものと考えているところです。なお、今年度におきましては、学校の教育活動の一環として、小学校では市内企業、事業所、商店などのご協力をいただき、282名の児童が見学を行いました。また、中学校でも市内企業のご協力をいただき、86名の生徒が企業、または公共施設において職場体験を行いました。また、幼稚園教育においては、隣接地で農業を営んでいる方のご厚意により田植え体験及び稲刈り体験をさせていただいており、また同様に赤間小学校及び豊里小学校の5年生が住吉地区の農家の方々などのご厚意により体験学習をさせていただいております。いずれにいたしましても、これらは子供たちにとってかけがえのない経験となり、地域に触れてふるさと愛を育み、学ぶ意欲を高め、みずから生きる力を発見していく道しるべになるものと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 植村真美

今のご答弁の内容と先日見せていただきましたしごと・ひと・まち創生総合戦略の経過の報告におきましても、当市におきましても大変多くの子供たちが施設見学であったりとか職場体験をされているという実績があるということを大変深く理解させていただきました。しかしながら、その内容を、詳細を聞かせていただいた中で、見学先が12カ所、体験先が14カ所と伺ってございます。さらに選択肢を子供たちに与えてあげることができれば、子供たちの夢、希望を広げ、将来設計を考えることでさらに学習意欲が高まっていくことへとつながっていくというふうに感じます。経済産業省では、2010年度からキャリア教育アワード、キャリア教育推進連携表彰というものがございまして、全国各地で取り組まれていますキャリア教育が紹介されているわけなのですけれども、その中におきましてはアニメの世界を子供たちに体験してもらう内容や障がいのある子供たちに向けた特別支援学校等へのキャリア教育の支援活動など、本当に多くの企業や地域団体も積極的に参画する内容になってきています。赤平の子供たちにもさらに市内のさまざまある業種形態を体験してもらえるような仕組みであったり、子供たちに見学したい、体験してみたい職場のアンケートをとるなどしまして、市内で該当するところがない場合でも市内の企業のネットワークなどを使って可能にしていくなど、まずは市内企業との連携を図り、学校、家族に情報提供をするなど、キャリア教育の拡大、強化に向けて、さらなる体制をご検討いただきたく思っていますが、この点につきましてはいかがでしょうか。

答弁 学校教育課長 大橋一(学校教育課長は2019年12月まで)

お答えいたします。小中学校におけるキャリア教育の目的は、小学校においては主に夢と希望のある生活や将来像をつくり出していこうとする意欲や態度の育成であり、中学校においては主な点を挙げると、1年生は身近な職業について知り、働くことの意義と自分の進路の基礎づくりであり、2年生は主に社会生活の見識を広め、進路選択の力を養うであり、3年生は主に中学校卒業後の進路選択と将来設計の態度を養うことにあります。そのため総合的な学習の時間や特別活動、道徳教育などの教科の時間を使い、企業訪問、職場体験、外部講師による講演講話という学習形態の授業を実施しております。その際指導する教師は、授業の指導案をつくり、指導の目標を達成できる職場体験、見学などの方法にふさわしい企業、商店、官公庁などのさまざまな事業所を探すことになります。したがって、キャリア教育の全体計画としては、学校という教育機関と教師がどのようなキャリア教育の授業を編成するかに大きく委ねられているという原則がありますので、私どもも地元の行政機関としての地元事業所の情報や産業団体についての情報を知り得る立場でもありますので、キャリア教育を向上させるため学校がどのような情報を知りたいのか、また民間企業や親や地域に何を望んでいるのかを十分把握しながら、ご指摘の連携を密にする点について検討してまいりたいと存じますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 植村真美

ぜひそういった教育委員会がコーディネーター役になっていただきたいというふうに思います。地域社会と教育が連携し合うことで子供たちの夢や可能性を広げられる教育カリキュラムがあるということは、私たち大人がしっかりとその部分を応援していくことが大切だというふうに感じてございますので、小さいまちでもでっかい夢持っているぞというような子供たちがたくさんふえるように、ぜひそんな支援をお願いしたいというふうに思いまして、私の質問を全て終わらせていただきます。

出典:赤平市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる