赤平市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月15日
市長の基本姿勢について
2017年6月15日、赤平市議会の一般質問で、若山武信議員が「市長の基本姿勢について」質問し、市長 菊島好孝が答弁しました。
- 質問者
- 若山武信 議員
- 答弁者
- 市長 菊島好孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 5番 若山武信
次、大綱2、市長の基本姿勢についてであります。①、市民説明会での市長答弁について。1つ目は、政策への考え方についてであります。炭鉱遺産活用に関する市民説明会が3月から4月にかけて全市4会場にて開催されましたが、市民説明会における市長答弁の一部において、いささかの疑問が生じておりますので、伺いたいと思います。市民からのガイダンス建築の必要性があるのかという質問に対し ま し て 、 市 長 は 各 会 場 に て 国 か ら の 交 付 金 が6,000万円だったとしたら、議会に頭を下げて計画はやめるつもりでいたとか、申請内容の先駆性を国が認めてくれて、基準を超えた交付金が1億2,790万円出たので、何が何でもやらなければならない。ただ、国に認められた以上、もう後には戻れない、何としても認めてほしいという旨の答弁がございました。昨年の12月議会では、民主クラブは炭鉱遺産公園整備に係る補正予算審議において修正動議を提出。激論の結果、4対5という僅差にて否決されましたが、補正予算は可決となり、炭鉱遺産構想の一角であるガイダンス建設が方向づけられ、政策予算6,000万を取りつけることを前提として承認されたわけであります。1億2,790万円の交付金が決定したわけでありますから、議決した方向で進むしかないのに、やってもよし、やらんでもよしというふうにとられる答弁を市民に吐露するということは、いかがなことかと思われます。会場全体が反対ムードの中での提案であり、市長は政策実行に不安を感じたのかどうかわかりませんが、行政内部での検討内容と思われることを議会での議決直後に発言することは、市民に不安を与えるだけでなく、やめてもいいかなという事案を議会に諮っているという印象を与えるわけでありまして、そのようなことは市長の腹の内におさめておくことであり、市民の前で言う言葉ではないと思います。懸命に議論した我々には議会軽視の発言であり、国へのメンツを重視した発言は、市民軽視につながることであります。うっかり本音が出てしまった感じがいたしますが、市長として市政執行に携わる基本姿勢に疑問が生じるわけでありまして、国へのメンツと市民の考え方とどちらが大切なのかと言わざるを得ないわけであります。市長は、みずからの発言を振り返りまして、いかがなことでありましょうか伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島好孝(市長は2019年3月まで)
市民説明会での市長の答弁ということでございます。政策への考え方についてお答えをさせていただきます。ガイダンス施設の建設にかかわる国からの補助金でありますが、地方創生拠点整備交付金に関する住民説明会での発言内容についてでございますけれども、今回の地方創生拠点整備交付金につきましては、極めて短い期間での交付申請と、そして地域再生計画の提出を求められたものであります。全国の市町村でも同様の条件の中での作業となりましたけれども、当初の見込み6,000万円ぐらいの補助金額が予想されておりましたところ、予想を上回る1億2,790万円の補助金を獲得することができたところでございます。市民説明会の中における発言でございますけれども、厳しい財政状況の中、財源確保に奔走しておりましたところもあり、私の発言にて誤解を生じさせてしまったことに対しましては、率直におわびを申し上げたいと存じますが、決して議会や市民の方々を軽視したものではなく、旧住友小学校に保存している貴重な炭鉱資料の展示、そして保存先としても活用を考えておりますガイダンス施設の建設について、全国レベルの狭き門をくぐり抜け、赤平市の先駆性が認められ、高い評価を得たということを強調した発言でございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
質問 5番 若山武信
市長、ただいまの答弁、少しというか全く違うのかなと思います。予想を上回る1億2,790万円に大喜びしたということについては事実だと思いますけれども、4会場の中でも特に東公民館における市民の猛反対ぶり、これは大変厳しい光景でした。高い評価を得たという自負から一転、批判の矢面に立たされたわけでありますから、動揺され答弁に焦りが伴ったことは理解できますが、議会で決定したことまであやふやに聞こえるような表現はいかがなことかと思います。市長ですから、公式の場で会議での裏話的な発言では困ります。今後言動には十分留意していただければと思います。2つ目は、市民も感じる威圧感についてであります。ガイダンス問題では、市長は予想外の多額な交付金を国が認めてくれたことで何としてでも建設しなければならず、市民の皆さん、これだけは何とか認めてほしい旨の思いを熱く語っておられましたが、会場のオール反対の雰囲気に対し、何が何でも思いを通そうとする熱弁に市民は異常さを感じ取っていました。複数の市民によりますと、このことは会議においても通じることで、反対する課長の意見もこのような威圧感で封じ込められるのではとワンマンぶりが想定されるとのことであります。多少の誤解はあるかもしれませんが、どのような質問にも自然体での答弁が必要であります。市民の反論に対する市長の余りの熱意、熱弁が威圧感や傲慢さと受け取られ、このことから市政執行に対する市長の基本姿勢を市民は敏感に受けとめていたのだと思われます。自分では気がつかないことかもしれませんけれども、このような指摘を受けて市長はどう受けとめているでしょうか伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島好孝(市長は2019年3月まで)
市民説明会での市長答弁ということでございます。先ほども申し上げさせてもらいましたけれども、ガイダンス施設の補助金について赤平市の先駆性が高く評価されたことをわかっていただきたく発言したものでございます。多少力の入った発言になったかもしれませんが、威圧して封じ込めようとしたものではございませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。若山議員の発言にあります市民の皆様から威圧感があるというご指摘については、率直に受けとめさせてまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
質問 5番 若山武信
市長の性格は、非常に正直だということについては理解しておりますけれども、やはり言葉や表現は時と場所を十分考慮していただきたい。私たち市民もこのことで非常に困惑している部分もございます。どうぞ今後よろしくお願いいたします。②です。行政執行における職員への対応についてであります。市民説明会での市民の心配やら批判のもとは、市長の性格からくるものと思われますが、市長は仕事に対して熱い思いの情熱を持って一生懸命取り組んでいる。だからこそ、事業に対しての市民への説得力にも力が入る。市民に興味のあることや利益になることに対しては、市長に大変市民も好感が持たれる。しかし、興味のないことや不利益になることには、市民は敏感で大きな批判につながる。これは、市民としては当然のことであります。このたびは、やや強引な感じでの説得力だったのかなと思われますが、市長の答弁で理解してくれた人もいるかと思います。しかし、疑問の大きな渦はまだまだ残っているようでありまして、この構図を市庁舎の中に当てはめてみたらこんなふうになるのかなという部分でございます。市民に興味のないことや不利益になることには、職制の皆さんだってこれは敏感です。そのような事業を強引に進めようということは、そうなると市長への大きな疑問や不信感につながります。そこに市民が心配する無言の威圧感、これが働くとどうなるでしょうか。市長は、ここのところを全く意に介していないと感じているところであります。ただいまの答弁で幾らか理解したところでございますけれども、そのように感じている部分かなと思っております。市長の仕事は、職員の意見をまとめ、判断、決断することであります。反面、職員からは仕事を教わる立場にもあり、将来にわたっては市民のためによりよい行政マンを育てる立場であります。市民との対話を重視するとともに、職員との対話をも重視する姿勢が大切で市長への評価につながることであります。よりよい行政マンを育てることは、まずはどんな意見でも平常心で聞き入れる力量や寛容さが大切で、会議に当たっては十分議論を交わし、それぞれの職員の意見も尊重しながら、最後は冷静な対応と判断で自分の考え方にまとめていく、このことが大切かと思われます。このたびの説明会における市長の答弁のあり方や市民が疑問に思ったことを形にしていたわけでございますけれども、振り返ってみて考え方があれば伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島好孝(市長は2019年3月まで)
しごと・ひと・まち総合戦略がスタートいたしまして3年目を迎えますけれども、議員皆様並びに市民の皆様のご理解とご協力のもと、人口減少率の緩和や出生率の増加など、少しずつではありますけれども、成果につながっております。これも市内企業や各団体、そして市民の皆様方のご協力のおかげでございます。また、人口減少対策だけではなく、市役所で行われている行政サービスは数多くありまして、窓口では戸籍や住民票、国保や税金などの行政手続や介護の相談、福祉サービスの申請や家庭の課題についての相談など職員は毎日丁寧に対応しております。継続事業のほかに子育て支援条例や学生地域定着推進、広域連携の協議会の事業、統合中学校の校舎など新規事業についてもさまざまな課題を解決するために課長含めた担当職員との意見交換をし、十分な議論の上、政策決定をしてまいりたいというふうに考えてございます。市長の仕事として、行政のかじ取りが重要な役割だというふうに思っております。今後も赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の4つの基本目標、そして第5次赤平市総合計画の5つのまちづくりの目標に沿って市政執行していくためには、経験豊富な職員の知識や技術、豊かな発想を持って市全体としての意思統一を図りながら取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 5番 若山武信
市長にはまだ企業人としての民間的発想が抜け切れておりませんけれども、行政をつかさどるそれぞれの職員の長所を把握しながら平等、公平に能力を伸ばしていただければと思います。これについての考え方あれば伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島好孝(市長は2019年3月まで)
地方公務員法の目的の一つに能率的な行政運営の確保というものがございます。これは、市民のために最少の経費で最大のサービスを提供するように能率の向上に努めなければならないということでございます。まずは、市民の意見を聞き、実現するためには何が必要かを検討し、協議することが重要となります。そのためにも職員間での報告、連絡、相談を徹底するよう心がけております。また、係長、主幹、課長等新たな役職についた職員の研修も行い、所属長である担当課長の意見も踏まえ、必要に応じて意見交換等も行ってまいりたいというふうに考えてございます。市役所内部の協議では、可能な限り課長と担当職員の意見を聞き、市長としての判断をする際にもこれらを踏まえて総合的な判断のもとに赤平市としての意思統一を図ってまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解賜りたいというふうにお願い申し上げます。
質問 5番 若山武信
市長のただいまの答弁、これは本当に理解することであります。今まで私もいろいろ言いましたけれども、本当に今の答弁にあるように、そのように謙虚な気持ちで今後とも対応をよろしくお願いいたします。