赤平市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月17日
学力向上の環境づくりについて
2014年12月17日、赤平市議会の一般質問で、植村真美議員が「学力向上の環境づくりについて」質問し、学校教育課長 相原弘幸が答弁しました。
- 質問者
- 植村真美 議員
- 答弁者
- 学校教育課長 相原弘幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 3番 植村真美
続きまして、大綱3、学力向上の環境づくりについてお伺いをさせていただきます。先日全国学力・学習状況調査における結果が発表されてございました。当市の子供たちの学力の状況も発表されてございまして、全国から見て低い状況がうかがわれてございます。次世代を担う子供たちに多くの夢や希望を持ってもらうためにみずからの学力について意識を強めてもらう地域環境がさらに必要だと強く感じているところでございます。そこで、質問をさせていただきたく思ってございます。1、地域ぐるみで考える子供の学力向上のあり方について。ア、勉強方法を学び、学習習慣を身につける取り組みについて、要望も含めご質問をさせていただきたいというふうに思ってございます。まず、学力が低下している今の子供たちの傾向には勉強の方法がわからない、また自分自身の将来について夢を描いていないという現状があるということを市民の方から伺ってございます。そこで、子供たちに勉強に向き合うための考え方を教える機会や家族の方々に協力してもらい、学習の時間をふやすための工夫をぜひご検討いただきたく思ってございます。これまでもいろいろな取り組みをされていることも承知ではございますけれども、さらに私のほうから提案をさせていただきたい事項をお伝えをさせていただきたいというふうに思ってございます。まず、勉強に向き合うための工夫につきましては、成績が低い子供たちに学校の休み時間や放課後の時間、先生たちにも協力してもらい、学習の強化を図るといったことをさらに工夫をしていただきたいと思ってございます。また、参観日を利用して、勉強に向き合う力を身につける講座を親とともに受けれる、そういった場所をつくってもらう。また、子供たちが立ち寄る場やスクールバスの中に、勉強に向き合うための意識を高めるためにメッセージボード、ポスターを掲載する。さらに、ご家族の方にも協力してもらい、家庭学習に取り組んだ時間がわかる日誌をつけまして、頑張った子供には、目標を達成した子供にはノートや筆記用具をプレゼントする。また、地元の企業の方に協力してもらいまして、将来の仕事について語ってもらい、夢を子供たちに描いてもらえるような座学をふやすなどといった工夫をぜひさらに、さらにお考えいただきたく思っていますが、この辺の工夫につきましてはいかがお考えでしょうか、お考えをお聞かせいただきたく思います。
答弁 学校教育課長 相原弘幸(学校教育課長は2015年12月まで)
先般全国学力・学習状況調査の結果についての報道がありまして、また本市の状況についても概要を市民周知したところですが、議員ご指摘のとおり、学力についての全体的に学力が低いという結果は重大に受けとめております。この傾向はここ数年続いている状況となっておりますことから、市教委では企画室を初め校長会とも連携し、今年度は学力向上委員会を設置して全市的なその対策に当たっているところです。方策の一つとして、道教委による北海道学力向上推進事業における地域の学力向上支援事業の拠点校として市内の2校を指定して、また他の3校においても同様の取り組みを進めるよう対応しているところです。その中では、先進校の視察や全国調査上位県であります秋田県の教員により市内小学校の教育活動を視察してもらいまして、本市の教員に対してその講評と助言を通して赤平市の学力の向上に努めているところです。赤平市の学力向上の基本は、学校における授業の改善であるとともに、学力状況調査においても家庭での過ごし方が学力に影響している傾向が出ておりますので、あわせて学習習慣の定着を保護者にお願いしており、家庭の協力を高めることも重要な課題であります。昨年も親学講座を開催するなど家庭学習の重要性や家庭での過ごし方について働きかけをしているところですが、なかなか目指す家庭の参加が得られないなど、これらの行事の難しさを感じているところです。学校では、学習の内容ばかりでなく、学習に向かう態度や姿勢など学習規律を重視し、基本的な事柄から指導を行っております。同時に学習の目的やその後の振り返りによる単元の確認など、学習内容のより効果的な定着のための対応も行っているところです。具体的な方策についての議員のご提案については、今後十分参考にしてまいりたいと思います。また、将来の夢や自己肯定感についても、道徳の時間をかなめとした教科全体を通じてその醸成に努めてまいります。学力の向上については、まだまだ改善する部分があることは学校も市教委も認識しているところです。これに向けての諸施策への流れを絶やすことなく、またより強く進めるよう努めてまいります。今後ともご理解、ご指導をいただきますようお願いいたします。
質問 3番 植村真美
多少ちょっと具体的な提案をし過ぎた点がございましたけれども、ぜひ学力向上委員会の中におきましてもそういった雰囲気づくり、環境づくりを本当にお考えいただきたく、今もそういった方向性でということのご答弁いただきましたので、期待をするところではございます。そして、子供一人で学習することに向き合わせるという方向性ではなくて、やはり周りの環境が大変大切になってくるというふうに今のお考えも聞いて、私も同感でございます。親や社会環境の中でそういったものもつくり出していかなければいけないなと、やはり大人の責任でもあるかなというふうに思った次第でもございます。また、1つ思うのが成績のあり方、成績ありきではなくて、やはり学習に取り組むことに対する評価ということも大変重要なのではないかなというふうに今お聞かせいただいた中で思いましたので、ですから成績が上がったとかではなく、学習の時間をすごく取り組んで頑張った子供たちにもそういった評価をしてあげながら成績を高める方向性にというふうにも感じた次第でございますので、ぜひ今後の取り組みを期待するところでございますので、何とぞよろしくお願いいたします。続きまして、イ、まちの先生認定企画の検討につきましてお伺いをさせていただきます。経済的な問題で塾に通う子供と塾に通わない子供たちで大幅な学力の差が生じることなく、さらに地域格差をなくすためにも、子供たちの放課後や帰宅後、土曜日、休日などを利用して学力向上に対して意識を強めるためのサポート役の存在が当市では必要なのではないかと考えてございます。そこで、当市の教育委員会による特別免許を設け、免許を取得した者にはまちの先生として担いを持っていただき、子供たちに対し学力向上のアドバイザーとしてご活躍いただく仕組みづくりをご検討いただきたく思ってございます。また、PTAや教育委員会とも連携し、子供たちが勉強を楽しむための企画づくりやそういった企画が手がけられるようにするなど、そのような人材の起用をお考えいただきたく思ってございますが、この点についての必要性やどのようにお考えかをお聞かせいただきたく思います。よろしくお願いいたします。
答弁 学校教育課長 相原弘幸(学校教育課長は2015年12月まで)
ただいま議員ご指摘のように経済的な問題で学力に格差が出るということは、公教育を預かる者の重要な課題と考えています。市教委では家庭での過ごし方の重要性についていろいろな機会を捉えて周知しているところであり、読書活動や放課後学習、長期休業中の補充的学習の奨励など、学力向上プランの着実な実行を目指して学校、家庭、地域の連携で効果的な学校活動となるよう努めております。そこで、ご提案の市教委による特別免許制度の実施によるまちの先生についてですが、やはり保護者としては子供に勉強を教えるのは教員の免許所持者か、もしくはそれに類似する方の指導が望ましいと希望すると思いますが、現在本市にはそのような人材が近隣市に比べて少ない状況になっております。また、それに準じた能力をはかる市教委独自の免許制度についても、学校教育の指導主事など専門的な職員がいない現状の中では仕組みはその認定基準の策定などで難しい課題があると考えます。いずれにしましても、この問題については子育て支援の問題とも密接に関係します。学校外での子供の居場所づくりとその環境づくりについては、子ども・子育て支援計画策定協議の中でも議論されておりまして、ソフト面、ハード面の課題も確認されているところです。単に教育関係者のみならず、保護者や地域全体で考えていく課題であることはご指摘のとおりでありますので、学校現場とも十分協議しながら、児童生徒個々の状況も把握しながら学力向上のために努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご支援くださるようお願いいたします。
質問 3番 植村真美
ただいまご答弁いただいた内容の中で学校、家庭、地域が連携していく、子供たちに対する家庭学習向上の環境づくりということだったのですけれども、またさらに特別な免許ではなく正式な免許の先生の存在が必要だということなのですが、学校、家庭、地域、そういうふうの連携というのもなかなか難しい地域社会の時代を迎えているのではないかなというふうに思ってございまして、なかなかそういった四角四面の中での連携という部分が行き届かないところもあるのではないかなというふうに思ってございます。ですから、そこをどうにかして補完できるような人材が今大変必要なのではないかというふうに思っているところもございます。先日委員会の中でもございました。今ほども言われましたけれども、学校以外での子供の集う場所、またさらに児童福祉施設整備計画も今後は立てられるということでございましたので、そういった計画の段階からそのようにともに協力してもらえる、補完してもらえる人材の起用が教育委員会としても必要なのではないかなというふうに考えるところがございまして、また新たな年を迎えようとしている中では、地域おこし協力隊の起用もぜひ考えていってもいいのではないかなというふうに思ってございます。最後になりますが、今掛け算も十分に理解ができない子供がいるというふうに当市の市民の中から伺ってございます。このような状況が拡大していく前にスピーディーな戦略が必要だというふうに思ってございますので、そのあたりにもぜひ手厚いしっかりとした政策をしていただきたい、子供たちに対してしていただきたいというふうに思ってございますので。よろしくお願いいたします。以上で私の質問を終わらさせていただきます。