赤平市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月12日
健康寿命について
2014年9月12日、赤平市議会の一般質問で、向井義擴議員が「健康寿命について」質問し、介護健康推進課長 斉藤幸英が答弁しました。
- 質問者
- 向井義擴 議員
- 答弁者
- 介護健康推進課長 斉藤幸英
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 1番 向井義擴
通告に従いまして質問させていただきますので、ご答弁のほどをよろしくお願いいたします。大綱の1、健康寿命について、1番、健康寿命に対する取り組みについて。先ほども同僚議員が質問いたしましたように、高齢者の医療だとか介護についてさまざまな取り組みがなされておるようでありますけれども、この根本についてはやはり健康寿命という問題にかかわるのではないかなというふうに思いますので、この点について3点質問したいと思います。1つは、日本は世界一の長寿国と言われております。近年問題となってきているのが平均寿命と健康寿命との差についてであります。健康寿命とは日常生活に制限のない期間であり、平均寿命とのその差というのは、日常生活に制限のある不健康な期間を意味していると言われております。統計では、平成22年で男性で9.13年、女性で12.68年という統計データが出ておりますけれども、今後平均寿命の延伸に伴い、こうした健康寿命との差が拡大すれば、医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになります。疾病予防と健康増進、介護予防などによって平均寿命と健康寿命の差を短縮することができれば、個人の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減も期待できるというふうに言われております。国保などが行っている予防事業も含めて、この健康寿命を延ばすための事業が必要であると思いますが、現在はどのような取り組みになっているのかお聞きしたいというふうに思います。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
お答えいたします。平成25年3月発行の北海道健康増進計画によりますと、調査時の赤平市の平均寿命は男性で73.87歳、女性で83.64歳、健康寿命は男性で72.85歳、女性で81.08歳で、その差を不健康な期間として、男性1.2歳、女性2.56歳となっております。健康寿命の算定方法は、大きく分けて2種類あります。今回市町村別の算定で使われた方法では、人口規模の小さい自治体で死亡数や介護保険の申請状況、要介護度の判定等により算定結果に強く影響し、単純に比較できるものではありませんが、当市の平気寿命は全道で男性ワースト5位、女性はワースト9位、健康寿命は男性ワースト5位、女性ワースト14位となっております。平均寿命や健康寿命の延伸には、比較的若い方の死亡数を減らす、生活習慣病や転倒骨折など予防が可能な病気やけがを予防し、介護を受けなければ生活できない方の数を減少させることが重要です。具体的には、がんの予防と早期発見、早期治療、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす高血圧やさまざまな合併症により障害を起こす糖尿病の予防やコントロール、骨粗鬆症やロコモティブシンドロームと呼ばれる、いわゆる生活不活発病等の予防が重要と言えます。当市といたしましても、国や道と同様に健康寿命の延伸を大きな目標に掲げ、たばこ対策を中心としたがん予防に関する啓発活動やがん検診受診率の向上をさせ、早期のがんの発見と早期に医療へつなげる支援、高血圧や糖尿病など重大な疾病の引き金となる疾病の予防のため、健康展や健康教育による啓発活動、特定健診受診率の向上と食生活や運動習慣などの生活習慣改善に向けた保健指導の充実、高齢者の介護予防教室の充実とともに、壮年期から骨粗鬆症やロコモティブシンドロームを予防するための食生活や運動習慣を身につけられるよう、啓発活動の充実をさらに進めてまいりたいと、そのように考えております。以上です。
質問 1番 向井義擴
疾病予防と健康増進、介護予防など現在取り組まれていることが不十分だということではありませんので、誤解のないようにお願いをいたします。問題は、それが単なる寿命を延ばすということだけでなく、健康寿命を延ばすためであるということを明確にして取り組むことが必要ではないかと思うわけであります。次に、健康寿命であるとか生活習慣病など病気予防などは高齢化してから気づいて、考えることが多いのでありますけれども、本来個人の日常生活の中で健康に生活する意識を持たなければならないことであるのですが、薬物だとかたばこの害は学校で取り上げられていると思いますけれども、健康に生活する習慣を身につけるという授業は学校でなされているのでしょうか。子供たちの何十年後のことだけではなく、家庭で話し合われることが親の意識も変わり、非常に効果のあることではないかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
お答えいたします。学校教育の場では、道徳教育の一環として命の大切さや望ましい生活習慣を身につけ、心身の健康のを増進を図る教育が行われ、体育では健康の保持と体力の向上、家庭科では生活自立の基礎的、基本的な知識と技術を習得するなど、健康につながる食生活と栄養について学んでおります。また、家庭科教育と食育の一環として、食生活改善推進委員の方々の協力をいただき、栄養教諭と共同し、小学校において親子料理教室を通じた食の大切さを学ぶ健康教育を行っています。さらには、身体に悪影響を及ぼす薬物の乱用防止のため、薬物乱用防止指導員の方々の協力を得て講話を開催したり、未成年の喫煙防止のため、たばこが健康に及ぼす害に関する講話を実施しております。いずれにしましても、年少のうちから健康に対する意識を持ち、バランスのとれた食生活や運動習慣などの正しい生活習慣を身につけていくことが健康寿命を延ばしていくための大きな要因にもなりますので、引き続き関係機関と連携して取り組んでいきたいと思っております。以上です。
質問 1番 向井義擴
学校教育の中でも給食を通しての食育であるとか、予防接種、スポーツなどを通して総合的に取り組まれているようでありますけれども、健康で長生きすることが自覚されてこそ身につけられるのではないかと思います。また、学校教育というのは学校教育の中でそれぞれ限定されているものではないかと思いますけれども、いろんな課と連携して総合的な取り組みが必要になるのではないかと思いますので、検討していただきたいというふうに思っております。次に、介護保険事業などで講演だとか相談会、イベントだとか運動教室などさまざまな取り組みがなされて、それぞれ効果のあることでありますが、私の提案では保養センターも活用することも効果があるのではないかというふうに思います。今後将来的に改修計画もあることとお聞きしましたけれども、センターではやはり送迎バスで利用する高齢者が多いと思います。健康教室などを開催して、こちらから出かけたり、イベントを開催することも必要ですが、温泉に入るだけではなく、健康に役立つ運動や指導ができる場所として考えられるのではないかと思いますので、まさに市民の健康増進が図られるのではないかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
お答えいたします。保養センターにおきましては、過去に健康相談や高齢者の体力測定会を開催したことがありますが、今回の改修工事につきましては軽運動を実施するような施設改修は含まれておりませんが、既存のスペースを活用しながら健康相談や健康教育的な事業の実施につきまして検討していきたいと、そのように思っております。また、健康寿命や平均寿命は統計的な数字ではありますが、市民一人一人にしても要介護状態になることなく、その命が尽きる直前まで自分らしく自立した生活が送られることは大変幸せなことだと考えます。市民一人一人が自分自身の生活習慣を見つめ直し、改善し、健診等により疾病を軽いうちに見つけ、指導や治療を受けられるように、さまざまな事業を通じて健康づくりの取り組みを進め、支援してまいりたいと考えております。その結果の一つ一つの積み重ねが当市全体の健康寿命の延伸につながるものと考えているところでもあります。以上です。
質問 1番 向井義擴
特定健診の受診率も上がってきているようでありますし、健康で長生きを目指すというような事業はすぐに成果が出づらい事業でありますが、ますます高齢化率が増していく赤平市にとって最重要課題の一つになるのではないかと思いますので、今後ともさまざまな取り組みがなされまして、最初に答弁ありましたように赤平市がワースト順位が高いというようなことは残念でありますので、健康寿命の長い赤平を目指すことをお願いして、この質問を終わらせていただきたいというふうに思います。