みんなの議会

赤平市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日

しごと・ひと・まち創生総合戦略の事業評価について

2018年6月15日、赤平市議会の一般質問で、向井義擴議員が「しごと・ひと・まち創生総合戦略の事業評価について」質問し、企画課長 畠山渉が答弁しました。

質問者
向井義擴 議員
答弁者
企画課長 畠山渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 6番 向井義擴

通告に従いまして質問させていただきますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。しごと・ひと・まち創生総合戦略と効果検証についてという1点についてお伺いいたしたい。初めに、①として事業評価に基づいて変更されるものがあるのか。優先順位、取りやめる、また新たに追加するものがあるのかについてお伺いいたします。この28年度から始まりました地方創生総合戦略につきまして、しごと・ひと・まち創生総合戦略の効果検証ということにつきましては一昨年の9月に第1回目の事業評価の報告書が出されました。昨年の12月に2度目のこの事業評価の報告書が出されました。この少子高齢化に歯どめをかけ、人口減少がもたらす諸課題を克服し、将来にわたり持続可能な地域社会の確立を目指すということを最重要課題として、1つは地元産業の強みを生かした雇用確保と地域産業の振興、2つ目には若者が安心して子どもを生み育てられる地域づくり、3つ目は高齢者が生きがいを持って安心して生活できるプラチナ社会の形成、4つ目に恵まれた自然環境と地域資源を生かした個性と魅力あるまちづくりの4つの基本目標と11の具体的政策、59の主要事業が展開されておりますが、この事業につきましてはPDCAサイクルに基づいて事業を進めていくということになっております。もとより1年目は、計画して実行している段階でありますので、事業評価というものはさほど目安としての取り組みということで重要性はないわけでありますけれども、2年目になりますとやはりPDCAサイクルに基づくということは継続的に改善して事業を進めていくということがありますので、事業の評価に応じて変更すべきものだとか優先順位、それから縮小していく事業または新たに追加する事業というものが出てくるわけではないかと思います。効果検証の2ページ目以降にあります総合戦略会議またはみらい部会において、それぞれの事業に対しての提言がなされておりますが、検証結果においてそれをどう次に生かすかということが重要なことになるのではないかと思います。3年を超えると本格的な検討が必要だと思いますが、このことにつきましてどのように評価され、事業に反映させていこうとしているのかをお伺いいたしたいと思っております。

答弁 企画課長 畠山渉(企画課長は2018年12月まで)

事業評価に基づく事業の変更等についてでございますが、事業内容の変更あるいは取りやめるなどにつきまして、戦略会議の中でも議論の一つとして発言があったところでございます。総合戦略会議の推進体制における進捗状況の点検と施策の効果検証につきましては、必要に応じて改善内容を検討する、またPDCAサイクルの導入につきましては必要に応じて総合戦略を改定するというふうにありますけれども、基本的に着実に実施し、改善するPDCAサイクルを確立することが重要であるとされておりますことから、戦略会議の中でも施策の変更や取りやめるといった結論には達しなかったところでございます。効果検証していただきました戦略会議及びみらい部会のご意見を尊重いたしまして各施策に取り組み、最終目標であります人口減少の克服というゴールに向かってしっかり進んでまいりたいと考えております。

質問 6番 向井義擴

今の答弁を聞いておりますと、59の事業をいろんな意見はあるけれども、そのまま取り進めていくというふうに受けとめざるを得ないのですが、私が質問した内容はこの赤平市のホームページに出ております赤平市のしごと・ひと・まち総合戦略会議の概要版に書かれている内容を質問したわけです。これを見ると、私が質問したとおりに変更しながら事業が進むのだというふうに思うわけです。だけれども、実際に聞いてみると今の答弁のようになって、まさにこの行政的な硬直したやり方というふうな答弁に聞こえるわけなのですけれども、やはり概要版でここに市民に説明しているようにPDCAサイクルに応じて柔軟に取り組んでいくということだということを実際にやっていただかないとよくないことではないかなというふうに思います。次に、2番目の事業評価の取り組み方について、数値目標やKPIにとらわれていないかということについて聞きたいと思います。事業評価というのは、1つには事業の見直しという目的がありますし、2つ目は上位の目標である政策、さらに基本目標、根本であります少子高齢化に歯どめをかけて人口減少がもたらす諸課題を克服し、将来にわたり持続可能な赤平市の確立を目指す、そういうことに対して、それらの目標や基本に対してどう近づいているか、そういうことが事業評価の根本的な基準にならなければならないというふうに思っております。この事業評価というものは、基本的な目標と具体的な59の主要事業がありますが、その計画を立てたから、その事業を5年間進めなければならないとした固定した観念ではなく、事業評価に応じて市民とともに考えて変更という柔軟な発想が必要ではないかというふうに思っています。根本である創生総合戦略の目的に近づいているのかというのが最も大事な点で評価されるべきだと思いますが、そのための目標が数値やKPIだと思いますが、それらにとらわれると事業ありきの取り組みになってしまうというおそれがあるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 企画課長 畠山渉(企画課長は2018年12月まで)

事業評価の取り組み方に係る数値目標やKPIの関連についてでございますけれども、効果検証会議でありますので、基本的には最終目標というゴールにしっかり向かっているかどうかをKPIによってはかり、今後の取り組みをどうするのかということでございます。議員ご質問の中に数値目標やKPIにとらわれ過ぎているのではというご指摘がございましたが、基本的にKPIの個数は多過ぎても少な過ぎてもよくないというふうにされてございます。各専門部会ごとに設定されております基本目標がございまして、それのKPIとして各施策がありますけれども、4つの基本目標に対しまして59の施策とKPIが設定されておりますので、やや多いというふうに見ることができますし、そのようなことから考えますとご指摘のとおりであるというふうに思います。また、先ほど議員のお話の中にもございました事業評価に応じて市民とともに考えて変更という柔軟な発想も必要ではないのかという部分でございますけれども、戦略会議の中でも変更、修正または取りやめといった議論もございましたが、そこまでの結論には至らなかったところでございます。しかし、総合戦略の推進体制におきます進捗状況の点検と施策効果検証につきましては必要に応じて改善内容を検討する、またPDCAサイクルの導入につきましては必要に応じて総合戦略を改定するとされておりますことから、私ども行政からも総合戦略会議の中で意見反映してまいりたいというふうに考えております。

質問 6番 向井義擴

ご指摘のとおりだという部分もあるということですので、それならばどういうふうに変えるのかと聞かなければならないところでありますけれども、これ検証の結果は出ておりますやつを見ますと、事業の中にはこの次年度以降の取り組み方針というところに微妙にこれそれぞれ意見を取り入れて変更している事業もあるのですよね。だから、取り組んでいないわけではなくて、そういうふうに進めているところもあるという、課によってはあるわけで、そういうことを進めていただきたいというふうに思っております。次に、3番目でありますけれども、第三者の意見が述べられているものがあるが、どのようにあらわしたものかをお聞きしたいと思います。この施策・事業検証シートには、ところどころに外部有識者からの主な意見という部分があります。これは、どのような経緯と目的を持って入れられているのか。近年、注目されております政策の決定についてのその評価というものが大事になるということであります。今までは、地方の行政は国の基準とか国の指針に従って住民サービスを提供していればよいということでありますけれども、今は住民、市民とともに進む行政というものが進められ、まさにこのしごと・ひと・まち創生総合戦略の事業評価を通じて市民と行政が一体化していくのではないかというふうに非常に重要な、重要視されておることだと思っております。赤平市もかつてスクラムプランという財政再建をなし遂げてきましたけれども、これにおいてでもきちんと市民会議を開いて、それから行政も提案をし、市民とともにこのスクラムプランという財政再建を進めてまいりました。まさにこれは基本的な命題である財政を再建するという目標に向かって全てのといいますか、予算絡みの事業を評価して見直してきたという経過があります。もとより最も基本になったのが人件費の削減ということでありましたけれども、ほとんど今まで行政が継続して行ってきた事業について新たに見直したわけであります。それは、単に行政だけの提案ではなく、市民とともに考えて評価をして進めてきたということであって、文化会館だとかスポーツセンターの休止であるとか、さまざまな団体の補助事業の縮小、そういうものを続けたわけでありまして、まさにこれは今言われておるPDCAサイクルという事業評価について、私は赤平市がこの先駆的な始まりではなかったかというふうに思っております。今政策の評価を常に求められる時代ではないかと思いますし、このことによって市民に事業評価、市の政策や事業を点検し、公開し、情報開示をするということにおいて市民も考え、行政もお互いに考えていくことが協働のまちづくりの基本であるというふうに思っております。事業評価をどう生かしていくかということになるのではないかというふうに思っております。事業ありきの行政を行ってしまうのではなく、事業評価というものは説明責任に当たるわけですが、この事業は市民にとってどういう効果をもたらして、どういう結果になったかということを評価して情報開示をする、そういうことが市民から本当にこれから行政が住民にとってどうかかわって進んでいくのかということがわかりやすくなるということであります。そういう点からすると、この外部有識者の意見、市民の意見というものが非常に大事になってくるわけではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 企画課長 畠山渉(企画課長は2018年12月まで)

総合戦略の事業評価に係る外部有識者からの意見についてでございます。赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の策定に関しましては、市民や議員ご指摘にあります有識者の意見等を反映するために戦略会議を設置したところでございます。また、PDCAサイクルの整備につきましては、KPI等の検証を行う際には外部有識者等を含めた検証機関の設置など具体的な進め方を示すことが望ましいとされてございます。外部有識者の皆様につきましては、その専門性等を踏まえ、会議を実施する際には分野横断的に議論ができるよう外部有識者メンバーが加わる形で開催しているところでございます。議員ご指摘のとおり、市民の皆様と行政がともに考え、ともに行動していくことが協働のまちづくりの基本であると私どもも認識しております。今後におきましても総合戦略によります効果的な施策を講じ、さらなる人口減少対策に取り組んでまいりたいと考えております。

質問 6番 向井義擴

問題は、市民と行政がともに考え、行動していくことが協働のまちづくりの基本であるというふうにおっしゃいましたけれども、この戦略会議や外部有識者の意見を踏まえ、このように取り組みますというような、それをどう生かすかということが一番大事になるのではないかというふうに思っております。次に、この4つの基本的な目標と11の具体的政策、59の事業を1つの会議で行うのには無理があるのではないかというふうに思っておりますが、この事業評価というものは戦略会議、みらい部会と行政とが取り組んで行われておりますけれども、1つの会議で行うには時間と労力に無理があるとの意見がこの報告書の中にも出されております。この59の事業を1つの会議で事業評価を取りまとめるということは、多くの時間を費やす大変なご苦労があるのではないかと思います。この事業評価を出すほうは、事業を行っているそれぞれの課で、8つの課と病院というふうになっているのですけれども、まとめて戦略会議に提出していると思いますが、受けるほうは全てにかかわらなければならないということになるわけで、これをもっとそれぞれの4つの事業ごとで分けるか、グループ分けをするとか、それは各課ごとに分けるかというような事業評価の取りまとめの検討が必要ではないかというふうに思っています。4つの基本目標、そして11の具体的政策についての事業評価もなされるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 企画課長 畠山渉(企画課長は2018年12月まで)

赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の4つの基本目標とそれにかかわる59施策の事業評価についてでございます。総合戦略の検証作業に参加されている各委員の皆様につきましては、市内における各地域、各方面から選出していただいた方に参加していただいておりますが、全ての施策に精通しているということは難しいというふうに考えておりますし、合計で59もの施策があるということもございまして、会議のあり方についての意見もあったところでございます。会議の形態でございますが、多くの委員が出席されますし、委員の皆様のサポート役ではありますが、各担当課長が会場で控えているということもございまして、なかなか発言がしづらいということもあるのではないかと考えているところでございます。議員からご提案のありました4つの基本目標ごとの検証作業ということであれば、少人数での議論とすることで、より活発な発言がされるということも考えられますし、昨年も他の議員からご提案のございましたグループ形式というご提案もございましたので、今後これらも含めて検討してまいりたいと考えております。

質問 6番 向井義擴

今こういう総合戦略会議の担当である企画課長が主に答弁されておりますけれども、それぞれの課ごとにそれぞれ持っている課題の検証などをされておると思いますので、今後検討してまいりたいというふうに述べられましたので、3回目の報告書はどのようになるか楽しみにしておりますし、事業のあり方についても期待いたしますので、よろしくお願いしたいと思います。それから、最後にこの事業評価を幅広く取り入れる考え方についてお伺いしたいというふうに思います。このしごと・ひと・まち創生総合戦略と効果検証についてのこの検証結果を拝見させていただきましたけれども、市の事業を取り進めるに当たってこのような事業評価を行うということは非常にこれから有効ではないかというふうに思っております。市長が常々申しておりますように、市民と行政の一体化、協働のまちづくりというのは、まさにこの事業評価を通じてなされるべきではないかというふうに思っております。しかし、この事業評価が創生総合戦略会議と行政によってつくられたものであって、ともすれば自己満足に陥ることも考えられます。それを避けるには、この事業評価を公開して、事業評価に対する市民からの評価検討を受け入れるということが大事になってくるのではないかなというふうに思っております。また、この地方創生総合戦略会議の事業も31年度までの限定でありますが、基本であります命題、少子高齢化に歯どめをかけ、人口減少がもたらす諸課題を克服し、将来にわたり持続可能な地域社会の確立を目指すということからいいますと、名前を変えてでも持続的に取り組まなければならない課題であるというふうに思っております。昨日の同僚議員の質問での答弁にありましたように、第5次総合計画が30年度、地方創生総合戦略が31年ということで、6次計画または名前を変えた総合戦略になるのか、一本化して取り組みたいということでありましたので、ぜひ市民を巻き込んだこれからの赤平の総合的な政策をしっかりと取りまとめていただきたいと思います。ぜひともこの事業評価の取り組みというのは、住民と自身にかかわる中心でないかと思います。行政評価制度は、市の政策や事務事業の目標と結果を住民の皆さんにわかりやすい形で示し、達成状況を評価検証し、結果を住民に公表するとともに、予算編成や事務事業の見直しに反映させていくものとして、ほとんどの自治体で取り組まれております。全ての市の政策や事業に転換して広げて行うという考え方はないのかお聞きしたいと思います。

答弁 企画課長 畠山渉(企画課長は2018年12月まで)

赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略における事業評価を幅広く取り入れる考え方についてでございますが、地方創生は人口減少を克服し、将来にわたって成長力を確保するため、引き続き人口、経済、地域社会の課題に対して一体的に取り組んでいかなければならないものでございます。赤平市におきましても多様な関係者が一体となった形で地方版総合戦略が策定され、実情に即した具体的な取り組みを進めており、その効果検証会議の中でその進捗状況や今後の取り組みの方向性についてご議論いただいているところでございます。議員ご指摘の事業評価につきましては、総合戦略の枠にとらわれず活用し、地方創生と総合戦略を一体的に進め、経済、社会の需要に沿った施策の展開を進めてまいりたいと考えております。

質問 6番 向井義擴

これ地方分権一括法というのが2000年にできたわけですけれども、そこにおいて自己決定、自己責任というふうにこの地方自治の変化が起こってきております。ここに至って、やはり自分たちのまちは自分たちでつくるのだという方向に進んでくるのだというふうに思っております。よく家を建てる例え話があります。家というのがまちだとすると、それをつくるのは熟練の大工職人、それが行政です。皆さん方です。行政は、しっかりして丈夫な住みよい家をつくったと言いますけれども、本当のことは住んでいる住民が判断します。市民がですね。住みやすい使い勝手のいい家なのかどうか、住みやすい安心して住める家なのかというのは市民が決めることでありまして、それをサポートするのがこの行政の熟練の大工職人だというふうに思っております。このしごと・ひと・まち創生総合戦略会議が市の諮問機関としての位置づけではなく、これは市民と市民ニーズを合わせた住みよいまちづくりの一つの形態であるというふうに思っておりますので、これからのまちづくりにもぜひこの市民を巻き込んだ行政の運営手法というものを確立させていただきたいというふうに念願して、要望してこの質問を終わらせていただきます。以上をもちまして、私の質問を終えさせていただきます。どうもありがとうございました。

出典:赤平市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる