赤平市議会 平成24年第1回定例会 2012年3月13日
教育行政執行方針について
2012年3月13日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、北市勲議員が「教育行政執行方針について」質問し、教育長 渡邊敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 北市勲 議員
- 答弁者
- 教育長 渡邊敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 9番 北市勲
次に進みます。大綱2、教育行政執行方針についてお尋ねをいたします。①、学校教育の充実について、ア、小学校社会科副読本についてお尋ねをいたします。赤平市における教育方針の一つとして、子供たちに確かな学力、豊かな心、たくましい体力をはぐくむ学校教育の充実に努めると述べられておりますが、平成24年度に小学校社会科の副読本を改訂し、郷土が持つ文化や歴史を継承するとのことですが、改訂の内容について従来使われてきたものとどの程度違いがあるのか含めてお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
お答えいたします。本市の社会科の副読本でありますけれども、最初に赤平市でこの副読本をつくったのが昭和61年であります。その後、数回の改訂を経て現在に至っているということであります。現在使用している社会科の副読本は、平成18年に改訂したものでありますけれども、5年も経過しているということで、この間に社会情勢の大きな変化もありますし、それらに対応するために改訂が必要だということで今回作業を進めることといたしました。内容については、現代社会の変化、また赤平市内もいろんな面で変動があったここ数年でありますので、最近の世情に合った資料の差しかえや文言の修正を行っています。また、昨年小学校の教育課程が改定されたこともあって、同時にそれらも含めて新しい教科書との整合性を保つよう点検をしているところであります。小学校で科目として社会科が入ってくるのは、小学校の3年生からであります。新教育課程では全国一律の内容となっておりますが、3、4年生というのは郷土学習が主となっていますので、この郷土学習については今回改訂された副読本を教材として、北海道及び赤平の歴史、さらには赤平においては炭鉱の歴史といったものも織りまぜて、見やすいような内容にするよう心がけて作成しています。また、3、4年生に限らず、今回改訂された副読本については高学年での総合的な学習の時間、これの副読本として、郷土読本としても活用できるように単元構成をしておりますので、体験談、エピソード、あるいは写真等により理解できるように配慮しているということであります。いずれにしましても、教科書や副読本があるから、それをそのまま使うのではなくて、教員自身が教科書での学習のねらいや進め方を吟味して、地域の学習ということを具体的に展開できるよう配慮しながら進めていくということも大事でありますので、その点も含めて学校現場を指導していきたいというふうに考えているところであります。
質問 9番 北市勲
ありがとうございます。私も副読本をちょっと見させていただきました。所信表明に述べられているような郷土の文化とか歴史とかと若干載っていますけれども、もう少し掘り下げて改訂していただきたいなという気持ちがあったものですから、今回こういう質問をさせていただきました。赤平の開拓の歴史、炭鉱の歴史はどっちかというと浅いのです、まだ。だけれども、赤平開拓の歴史というのは明治24年ぐらいから始まっているわけですから、そういう意味では非常に歴史があるわけで、そういう意味含めて赤平市にまだまだ知ってもらいたい部分あると思うのです。そういう意味で掘り下げていただきたいという気持ちからこういう質問をさせていただきました。これで結構でございます。どうぞよろしくお願いいたします。次に、イの不登校についてお尋ねをいたします。赤平市内の小中学校で不登校の生徒はいないだろうと、そういう気持ちで思っておりましたら、このたびの教育長の教育行政所信の中に不登校の解消に積極的な生徒指導を通じて対応すると、こう述べられておりました。そこで、私はそういないだろうと思っていたのですが、調べてみたら数人の子供たちがおりました。実は、昨年の赤平市内の中学校を卒業した生徒の中に数人の、人数は申しません。数人の長期欠席者が見られました。この長期欠席者は、在学3年間のうちで150日近い欠席をしていると。多分これが不登校者であろうと思っておりますが、彼らが基礎的学力がないまま卒業させること、それが本当に彼らにとっていいことなのかちょっと疑問にも感じております。そのような形で、彼らにどのような指導をしてきたのか、その指導についての経過についてもお話しいただきたいと思います。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
不登校についてでありますけれども、それと不登校生徒の進路にかかわる部分だというふうに思います。議員ご指摘のとおり現在中学校、主として中学校です。中学校において数名の不登校の生徒がいるということは事実であります。多くの場合は、家庭的な問題ということで、親の言ってみれば保護能力等の問題もあって、それらの解消については学校はもちろんですけれども、青少年センター、または福祉サイドとも連携をしながら、日々解消に努めているというのが実態でありますが、なかなか思うような結果が得られていないということもまた事実であります。不登校による基本的な学力の低下がいわば高校進学後に問題を抱える原因ではないかというふうな議員のご指摘だというふうに思いますけれども、中学校ではこの不登校の解消というのは先ほど申し上げましたようにあらゆる形、手段をとって不登校の解消に努めているわけですが、中身でいきますと家庭訪問等を随時実施して、親との連絡を頻繁にとっているということも事実でありますし、また登校した生徒がその不登校生徒のところに勉強の資料というのを持っていったり、また場合によっては保護者と直接面談をすると。私も経験もありますけれども、面談をするというふうなことも行っています。いわゆる留年の問題ですよね。現行制度でも留年は可能なのですが、言ってみれば法律、法令上、学校教育法の施行規則だとか法律上の制約があるのです。それは、義務教育、15歳を過ぎてしまうと、いわば留年させることが学籍の除籍になってしまうという。ということは卒業できないと、卒業できないまま卒業というふうな形になってしまうという場合もあるわけです。ですから、留年については非常に慎重に学校としては扱っていると。私も経験ありますが、いわば最終的な卒業させるか、させないかというのは校長の判断です。先生方の意見を聞いて、校長が最終的に判断して卒業というふうに持っていくわけですが、そこに持っていくためにはいろんな配慮しなければならないという、そういうこともあって、そして現状あるというふうなことであります。したがって、教育委員会としては、学校に対してこういうふうにしなさいということは、いわば基準みたいなのを示すことできるけれども、実際に生徒を扱っているのは学校現場ですから、だからそういった意味では義務教育の期間中に対してできるだけ子供とかかわりを持って、そして送り出してやるというふうな思いで学校運営をしていただきたいということで教育委員会としては指導はしているということでご理解をお願いをしたいというふうに思います。
質問 9番 北市勲
ありがとうございます。私も中学校を卒業して150日近い日数を休むということの問題が、当然これはもう学力なんか問題にならないぐらい低いわけです。実質中学3年で90日近い日にちを休んでいると。これはもう学校についていけるわけがない。それを卒業させることにちょっと疑問を感じた部分あったものですから、これもお聞きしました。学校側も現場として努力していることは話聞いております。父兄、保護者との面談もしようとしても面談に応じない親が多いということも聞いています。これは家庭の問題もあるでしょう。しかし、そういうことも含めて、やはりこの子たちが将来どうなるのかと。今私の知る限りでは高校に進んだ子が2名ほど退学しております。高校に聞くと、退学、進路変更というのですね。退学したけれども、どうなのですかと聞いたらわかりませんと。何か子供を育てていくというか、何か大人が責任放棄しているような気がしてならなかった。そういう意味ではやっぱり義務教育の中でしっかりと基礎学力をつけて、社会に出してやらなければならぬのかなと、そういう思いもしております。いろいろと学校の現場も大変でしょうけれども、ひとつこういうことがないようにぜひみんなで努力していただきたいなと、このように思っております。次に、ウの教職員の資質についてお尋ねを申し上げます。これについては、昨年の秋に道内において公立小中学校の172校の学校で647人の教職員が架空の研修届を出していたということで、不適切な勤務が公表されました。このようなことは、子供たちや保護者の信頼を損ないかねない大変な所業であると、大変残念なことと思ってもおります。赤平市ではこんなことがないと思っておりますが、教育長としてこのようなことがあったことについての見解をぜひお聞かせいただきたいと、このように思います。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
お答えいたしますが、昨年2月に行われた会計検査院の実地検査において道内では教職員の不適切な勤務実態が指摘され、その実態解明が進められています。現在も進められています。現在明らかにされた調査の報告では、具体的には職務に専念する義務違反、職務に専念する義務を怠っていた者や教育公務員としての資質を疑うものもあり、教育を預かる者としてはあってはならないという認識でいます。本市においてですが、本市においては処分を伴うような指摘はありません。校外研修の中で出てきているのは、校外研修権というのはあるわけですけれども、教特法の22条に基づく校外研修なのですが、これは長期休業中の校外研修権の問題なのですが、校外研修の場所の変更をしていなかったと、変更を報告していなかったと、校長に対して。承認するのは校長ですから。いうことで報告していなかったなどの届け出の不備を指摘されたものが何件かあります。教育委員会では、毎年、私が教育長になってから毎年ですけれども、長期休業に入る際に私のほうからも校長、教頭会を通じて職員に対して職務専念義務の履行ということとあわせて長期休業中であっても通常の勤務状態とは変わりませんよと、変わらないのだと。ただ、通常の勤務と違うのは、長期休業中については要するに校外研修権が認められているわけですから、だからそのときには研修計画書、それから終わったら研修報告書、これを校長に提出するということはしっかりやってほしいということで、言ってみれば教職員には研修を受ける機会を与えなければならないという教特法の22条の条文を受けた中身ですけれども、要するに長期休業中についての研修も同時に奨励をするという取り組みもしています。したがって、管理職に対しては、安易に長期休業中の校外研修を認めるということはあってはならぬという校長に対しての指導もしています。この勤務の実態調査をきっかけに、教員に対する市民の目は非常にますます厳しくなっていくのではないかというふうに危惧していますが、教員としての資質の向上と公務員としての倫理意識を持つと、保つということの指導を行って、言ってみればいささかも市民から誤解を受けるような、そういう勤務はあってはならないということの指導は、これは長期休業中等も含めて教員に対して指導をしているということでご理解をお願いをしたいというふうに思います。
質問 9番 北市勲
ただいま教育長さんから赤平ではこのような事例がなかったということでちょっと安心もいたしております。赤平市の教育は、テーマとして地域に信頼される赤平の教育をつくろうという、こういうテーマで知育、徳育、体育の調和のとれた教育を進めるのだと非常に高邁な理想のもとに進められていると。こういう立派な理想のもとに、いわゆる教育する立場の者が今おっしゃったように倫理に反するようなことがあれば、この教育目標が崩れていくと。こういうこと赤平なっておりません。非常に安心もいたしました。そんなことで、ぜひこれからも赤平の教育の原点としてこれを十分認識しながら、こんなことがないようにしていただきたいと、このように思っております。どうもありがとうございます。最後になりますが、②の炭鉱資料の管理についてお尋ねをいたします。現在多くの炭鉱資料が旧住友幼稚園に保存、保管をされております。このたびの赤平市学校適正配置計画において前期として平成28年度までに統合されると、そういうふうになっておりますが、今あそこに保存されている炭鉱資料についてはどのように考えているのか。移すにしても相当膨大な量があるわけで、早くこれを検討しておかなければ、なかなかすぐというわけにいかないと思うのですが、これについて考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
炭鉱資料についてでありますけれども、質問の趣旨は学校の統廃合の中で炭鉱資料館を将来どうするのかというふうな思いについてのご質問だというふうに思いますが、現在ある炭鉱資料館には住友赤平炭鉱から閉山時に寄贈された膨大な数、種類の採炭用具、機具類、あるいは文化資料などが展示、収納されています。そこで、炭鉱資料館の将来についてですけれども、これはまさに貴重な文化資料でありますし、数多くあるため場所の確保も含めまして赤平市教育委員会としては大変重要な課題であると。これをどうするのかという部分については、重要な課題であるという認識を持っています。しかし、市の財政健全化の中で文化、体育施設など社会教育施設が休廃止されたことや、さらに今進めている小中学校の適正配置計画がいよいよスタートするということによって、平成24年から33年までの10年間で学校統廃合が進められていくと。当然この炭鉱資料館の存続も重なってくるわけであります。そういった中で、特に先ほど市長も答弁ありましたけれども、市全体の遊休公共施設等の活用方針というのについては、昨年12月1日付で再編がありました行財政改革推進本部の公共施設改革専門部会において協議されることというふうになっておりますので、今後その部会の中で十分に議論されていくものではないかなと。その中には炭鉱資料館を今後どうするのかというふうな部分も当然入ってくるというふうに思います。いずれにしましても、予算、耐震化、場所、時期、人的条件などが伴うことになりますので、将来的な課題でありますけれども、重要な問題であるというふうに認識をしています。将来条件がそろった場合にどれだけ取り組むことができるかを現在慎重に検討をしていかなければならぬというふうに考えています。また、現在炭鉱資料館の土地については、ここは住友赤平小学校と同様に借地であります。したがって、これらの借地を、統合の対象校に住友赤平小学校はなっていますから、したがって市長部局とも十分に協議しながら、この跡地について、跡地の活用について、もちろん炭鉱資料館の今後も含めてどうするのか十分に検討をしていきたいというふうに考えていますので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。
質問 9番 北市勲
この炭鉱資料館、私も昨年見ましたけれども、相当な量があると。あれ住友炭鉱1炭だけの資料だと思うのですけれども、いずれにしても学校の統廃合の中で今借りているところが、置いてあるところが借地であるということを考えれば、やはりあの土地から動かざるを得ないときが来るのかなということで、それも大変大きな予算も絡む話です。ぜひこのことについて市長部局ともご相談の上、結論を出していただきたいというように思っています。以上で私の質問終わりますが、この平成24年の赤平市の運営については、市民がどういう市政を望むのか、その辺の目線と感覚を我々が鋭く研ぎすませて考えなければならない。このたびの市役所の予算編成見ても、第5次総合計画の推進に重点を置いた予算であろうと思っています。これについては、また予算委員会で審議させていただきますけれども、いずれにしても私どもが求める、あるいは市民が求める行政とはどういうことなのかと、こういうことをもう一度原点に立ち返って考えなければならぬかなと、このように思っています。きょうは市長の市政執行方針並びに教育長の執行方針について質問させていただきました。以上で質問を終わります。どうもありがとうございました。