赤平市議会 平成23年第2回定例会 2011年6月23日
教育行政執行方針について
2011年6月23日、赤平市議会の一般質問で、五十嵐美知議員が「教育行政執行方針について」質問し、教育長 渡邊敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐美知 議員
- 答弁者
- 教育長 渡邊敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 2番 五十嵐美知
それでは、教育行政執行方針について伺います。初めに、去る6月12日に新築のプールが無事オープンいたしましたので、おめでとうございますと申し上げたいと思います。所管の皆さんの昨年以来の取り組み、本当にご苦労さまでございました。当日は早い時間から集まっていただいた子供たちから大人の方々も多数来ていただき、皆さんの喜ぶ笑顔に本当にうれしく思いました。今後子供たちも含め、多くの市民の皆さんに健康づくりのために活用いただけるものと期待したいと思いますので、今後担当の皆さんはしっかりとした運営と行政サービスの一環として利用しやすい体制づくりをよろしくお願いしたいと思います。質問に入らせていただきますので、教育長、よろしくお願いいたします。①の公立学校施設の防災機能の整備について伺います。これまで公立学校施設は、大規模地震や豪雨等の非常災害時には地域住民の防災拠点として中心的な役割を担ってきておりますことから、執行方針でも耐震化を含め安全な校舎環境に引き続き努めていくとされておりますが、どの程度の規模を考えておられるのか教育長に伺います。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
公立学校施設の防災機能の整備についてお答えをいたします。学校施設は、子供たちが1日の大半を過ごす場所であるばかりでなく、大規模災害時の避難場所としても重要となる施設となるものであります。全国の建築物については、平成7年の阪神・淡路大震災の被害状況を踏まえて、国の耐震基準が改められたところであります。新しい耐震基準では、震度6強の地震で倒壊の危険のある耐震診断でのIs値0.7未満の建築物について耐震化工事を施すことが求められたところであります。特に0.3未満については、早急な対応を迫られたところであります。そのため本市でも3年前より学校施設の耐震化を実施し、昨年は赤間小学校の耐震化工事を完了したところでありますし、本年は茂尻小学校の屋内体育館と豊里小学校の第2次診断とその結果による実施設計を行うものであります。工事の規模は、国の定める耐震基準を満たす工事を行うこととしております。阪神大震災級の揺れにも耐えられる施設を目指すものであります。ご理解をいただきますようよろしくお願いを申し上げます。
質問 2番 五十嵐美知
今の答弁で耐震化に関してわかりました。そこで、安全な校舎環境という面から、学校内にある物品の転倒防止なんかはされているのでしょうか。もしされていないとしたら今後される予定があるのか、この点だけ。転倒防止、物品の。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
棚だとか、いわゆる地震時の揺れ等に対する附属物の対応については、現在手はかけていませんけれども、おっつけそういったものについても実施をしていきたいというふうに考えているところであります。
質問 2番 五十嵐美知
よろしくお願いします。それでは、②の防災教育について伺います。今回の大震災でも明らかになりましたが、学校にいる時間帯の中で災害が発生したときの児童生徒の対処のあり方を日ごろから想定にとらわれない行動を訓練されていた児童生徒が無事に守られていたことがニュース等でわかりました。今回の想定外の事態を受け、いつ何どきいかなることが発生しても児童生徒を守り切るということが最も大切と感じましたが、執行方針ではこの点について触れられておりませんでしたので、想定外の災害に対処できる防災訓練についてのお考えを伺います。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
防災教育についてのご質問ですが、学校では現在火災を想定した防災訓練は実施しているところでありますけれども、全国各地での地震被害の報道などから、日ごろからの防災意識を持つことが大切であることは議員ご指摘のとおりであります。ありとあらゆる災害に完全に対応することは極めて難しいということでありますが、おおよそ想定できる災害に備える必要があると考えますし、その規模については想定する単位を決めずに対応することが大切であります。先ほどの答弁での国の求めた耐震基準を満たしている学校であるからといって、この地震時に安心はできないというふうに考えているところであります。災害時での避難は、多くは校庭やグラウンドとなると思いますが、適切な誘導があっての安全でありますので、学校職員に対しては日ごろから災害時の対応について十分に対応できる体制を整えるよう指導していますので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。
質問 2番 五十嵐美知
理解させていただきました。そこで、教育長、もし学校でこの防災訓練が今後想定外を想定しても今までどおりの訓練にしても行われる場合、最初に周知していただいて、教育長も参加されて体験してみてはいかがかと思いますけれども、その点どうでしょうか。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
その訓練については、想定される部分についていろいろありますけれども、私もそういった実態があればぜひ参加していきたいというふうに考えているところであります。
質問 2番 五十嵐美知
ともに体験する中で、もっとこうしたらいいのではないかとかそういう知恵も教育長から出ると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。それでは、③の学校の条件整備具体化構想について伺います。昨年の9月に審議会を招集して学校統合のあり方について来月の7月に答申を受け、教育委員会として具体化構想の策定をして、関係機関と協議しながら統廃合に着手したいと述べられておりますが、そこでこれまでの経過と具体化構想について、教育長、伺いたいと思います。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
先ほども議員のご質問にお答えをしていますが、本当に予想を超えるスピードで本市の少子化が進んでいるという実態であります。そういったことから、望まれる教育規模、学校規模を実現するために昨年9月に学校教育条件整備審議会を設けまして、学校の適正規模、適正配置、さらに教育環境の条件整備に関する基本的な考え方と具体的な方策について教育委員会から諮問を行ったところであります。これまで6回の審議を経たところでありますけれども、答申案については起草を行い、最終答申案については現在意見を求めているところでありますけれども、順調にいきますと早ければ今月末にも答申はいただけるものというふうに考えているところであります。今後審議会の答申を受けて、その答申について教育委員会内部でこの条件整備の具体化構想を検討をする、あるいは作成をするということになりますが、そこで具体化構想ですけれども、条件整備は平成24年からの10カ年を想定していることから、本年度中をめどに作成をしてまいりたいというふうに考えています。当然議会の所管委員会にも報告するものですけれども、近々出されます学校教育条件整備審議会からの答申についても同様に議会のほうに報告はさせていただきたいというふうに考えていますので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。
質問 2番 五十嵐美知
おおむね理解させていただきました。それでは、④のいじめの実態と根絶の切り札について伺います。方針の中には明るく元気で楽しい学級がいじめ根絶の切り札として共通認識に立ち、学校への指導を強めていかれるようでありますが、どのような状況を踏まえての表現なのか伺います。さらに、いじめと言われるような実態についてもあわせて伺いたいと思います。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
まず初めに、私の執行方針について指導を強めていくというふうな表現をしていますけれども、これは現在いじめが蔓延しているというふうなことを想定しているわけではありませんので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。そこで、いじめはいつでも起こり得るものであるという認識に立つものでありますし、現在文部科学省ではいじめの定義として被害者の立場に立って考えて、いじめを受けたと感じる場合にそれがいじめであったとするものとしていますけれども、ご存じのとおり現在のいじめはありとあらゆるものが含まれております。身体的な暴力ばかりでなく、ちょっとした心ない言葉のかけ方や、また言葉をかけないこともいじめととらえられているというふうなことでもあります。さらに、する者とされる者、お互いの生活環境の違いによっても大きく左右されるところであります。そのような多様な環境の中で子供たちを前に学校としていじめをなくす方策には、やはり私は現場上がりですが、学校は楽しいものでなくてはならないというふうにまず考えるところでありますし、そのためには明るい学級、そして元気な学級こそが楽しい学校であるという思いを持っているものであります。そういった中で、多様な環境や人格をお互いに認め合う、仲間としてまざり合う、ともに成長することを目指すことができると考えるところであります。同時に教職員が子供の環境にともに寄り添うということも大事ではないかなというふうに思います。教育委員会としては、今後とも教職員ともどもいじめのない学校づくりを目指してまいりたいというふうに考えているところでありますので、よろしくご指導をお願いをしたいというふうに思います。
質問 2番 五十嵐美知
わかりました。子供と教職員が寄り添ってということで、そのとおりだと思います。また、教育委員会も教職員と寄り添って、同じ立場になって子供のために汗を流していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。次、⑤の心身の健康について伺います。方針でも述べられておりますように、心身の健康の保持については本当に大事な点でありますが、体力の向上はもとより病気のことについても学習しておく必要が喫緊の課題ではないかと思います。今日の社会状況をかんがみ、死亡の多くは若年層も含めがんによるものが多い状況にあります。社会人になってがんの検診受診が余りされていない状況を踏まえ、子供のときからがんという病気について学んでおく必要があるとの観点から、今回がん教育に絞って伺いたいと思います。本年4月から国の支援もあり、当市も女性特有の子宮頸がんに対し予防ワクチンの接種が小学6年生から高校1年生まで全額公費負担で始まりましたので、女性特有のがんもありますが、男性特有のがんもありますので、がん全般にわたっての保健教育としての取り組みについて、教育長、考え方を伺いたいと思います。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
心身の健康についてでありますが、お答えをしたいと思います。現在の学習指導要領では、体育の中の保健の時間にいろいろな病気の予防について学習するというふうに規定されておりますが、その中でがんについてでありますが、いろんな病気の予防と絡めて総合的に扱っているというところでございます。教育課程における内容としては、特に病気の予防について理解できるようにするもので、原因となる病原体のこと、病原体に対する体の抵抗力、さらに生活習慣病などでは予防に望ましい生活習慣を身につけること、また健康を損なう行為の危険などについてそれぞれ保健の時間の中で学習をしていくということになっております。学校現場では、さらに未成年の喫煙の防止や飲酒、さらに薬物の乱用等について、不規則な生活による病気発病など優先して指導しなければならない問題を抱えているところであります。がんに特化したものは甚だ難しいというふうにも思いますが、がんによる死因が増加傾向にあることも含めて、さきに述べたとおりいろんな病気の予防の中に含めてがんについても総合的な取り扱いをしていくというふうに考えているところであります。同時に地域での保健にかかわるさまざまな活動が行われていることも理解させることも必要ではないかと。本市における保健行政の紹介など、今後学校現場に投げかけていくこと等についても検討をしてもよいものではないかなというふうに考えているところでありますので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。
質問 2番 五十嵐美知
いろいろな病気の予防について学んでいるという部分がわかりました。このがんという病気は、現在3人に1人が亡くなっている状況にあります。がんに特化したものは厳しいと、難しいということでありますけれども、この点よく学校の担当の先生方と話し合っていただいて、このがんの死亡率を考えたときに、検診受診さえ早い段階でできていれば助かる命があるのです。命を守るという観点から、いろんな病気の予防という科目であってもぜひがんに対する教育の取り組み、先生方とよく話し合っていただいて、時間をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。教育長、何か答弁ありますか、このことについて。(教育長「ありません。」と言う)
質問 2番 五十嵐美知
それでは、質問を終わります。