みんなの議会

赤平市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月12日

(1)市政執行方針について/(2)教育行政執行方針について

2010年3月12日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、宍戸忠議員が「市政執行方針について」「教育行政執行方針について」について質問し、市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄が答弁しました。

質問者
宍戸忠 議員
答弁者
市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 4番 宍戸忠

質問いたしますので、よろしくお願いいたします。大綱1、市政執行方針について、国の予算と地方交付税について。平成22年度赤平市の予算、一般会計で87億1,371万3,000円、前年比で13%ですが、国民健康保険特別会計赤字解消、土地造成事業特別会計の解消や、下水道事業特別会計、用地取得特別会計、介護サービス事業特別会計など高齢者人口減や経済状況の変化に対応し、また繰り出し中心、不安を残したままの予算ではないか。再生団体回避のために住民の負担増、早期退職、公共事業の削減、職員の給料など大幅削減のもとで一定の回復と、国の大幅国債発行などで当面の不況対策の予算となったのではないかと思います。問題は、市立病院事業会計について平成20年12月、病院改革プランを策定、平成21年度道特別交付金2,120万円の救急……これは周産期、小児科など。救急の経費は数倍かかると言われている中で外部監査指摘を受けて、平成27年度までに全額解消を目指し、平成20年度決算における資金不足比率が財政健全化基準大幅増大の結果から、市民的にも深い検討の上、健全化計画を作成したものであるが、これが完全実行に向け、絶対に後がない対応とともに、国が無理した予算、歳入が不透明、経済好転不透明な中、本年度の経済状況からの展望をどのように考えるかお伺いをいたします。国は1兆円超す地方交付税11年ぶり。ただ、この増額が逼迫する地方財政の好転につながるかどうか、これが不透明ではないか。この増額は地域活性化・雇用等臨時特例費が新たに加算されたが、9,850億円、うち5,000億円は前政権のもの。ところが、地方税減収見込み2兆円が、地方経済の冷え込みで減額幅は3兆6,800億円に拡大、結果的に1兆1,000億増額分、減収分の穴埋めに消えるのではないかと思います。地方財政の財源不足額18兆2,200億円、過去最高、一般財源確保の赤字地方債は過去最高の7兆7,100億円になります。これはかなり無理したもので、地方の将来財政見通しは不透明な中で、平成22年度の当市の予算で、普通建設事業合計12億3,464万円などは途中見直しが必要にならないか。また、子ども手当など地方負担で全国約7,000億円と言われ、当市の負担増の試算ではどうか。現行の児童手当を受給している人は自動的に受給する受給ですが、児童手当の対象外だった人、所得制限超えていた場合及び中学生は申請しないと受給できないではないか。周知徹底することが必要であると思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。所得税、住民税は、平均的サラリーマンの子育て世帯には増税、年少扶養控除、特定扶養控除廃止で増税額最大15.2万円、住民税3.3万円に、歳入と地方負担どうなるか。子ども手当の恩恵受けられない子供のない世帯は、ますます大変になるのではないか。国民の生活第一といいながら家計への応援が不十分な一方で、大銀行、大企業への応援では自公時代の政策を継続しています。国の予算案には預金保険機構へ政府保証枠51兆円、銀行と保有株式取得機構への政府保証枠20兆円計上され、これは自公政権時代の概算要求そのまま認められ、預金保険機構保証枠の12兆円が前政権のもの。中小企業の資金供給円滑化の名目で破綻していない健全なメガバンクにまで公的資金投入可能にするもので、実際にはメガバンクは中小企業への貸し出しを減らし続けております。効果が上がっていません。また、国の職員定数、給与削減で給与関係費、投資的経費が大きく削減され、地方交付税を抑えるということで、不安材料にならないか。2010年国家予算案は、一般会計歳入歳出概算で歳入92億2,992億円になりましたが、その他収入10兆2,002億円と公債費約44兆円や赤字国債37兆9,500億円頼みなどであります。聖域を温存し、政治転換に足を踏み出せない予算案になっているのではないかと思います。結果として、国、地方の長期債の残高は10年度末には850兆円以上に達する見込み、長期債務残高は対GDP比は180%前後になります。07年度末には145%だったことを考えれば、わずか3年間で35%も上昇するという急激な債務の増加であります。歳出では、国債費20兆6,491億円で09年度比4,053億円増、地方交付税等17兆4,777億円、9,044億円増、一般歳出53兆4,542億円で1兆7,233億円増、決算調整資金繰り戻し7,182億円増で、歳出合計92兆2,992億円、3兆7,512億円増になったのであります。国の予算案は、これまでの自公政権と何が変わるのか、それが問われる予算ではないかと思います。同時に、100年に1度と言われる経済危機の中で、新興国の経済活動の活発化が見られるが、日本だけが2番底の心配もあります。ますます深刻化する経済情勢のもとでの予算でもあります。来年度予算は、実質的に史上最高となっています。一方、税収は大幅に落ち込み、1985年度を下回る低さです。地方財政計画の特徴と課題については、2010年度、民主党中心の政権が誕生して初めての当初予算が地方財政と住民にとってどのような内容になり、それをどう評価し、対応することが求められるかという問題意識で検討してみると、日本の政治の現状を過渡的な情勢、すなわち主権者国民が自民、公明政権への退場の審判を下したこと、同時に2つの事情、異常な対米従属、大企業、財界の横暴な支配から抜け出す方向を定めるまでに至っていない特徴があります。国民の願いを反映した前向きの要素と、国民の利益に反する問題点が混在しているのではないかと思います。国民の政治変換の要求は、財源確保のためにも不公平是正、軍事費削減、米軍思いやり予算を正すことではないかと思います。アメリカは、ブッシュ政権が35%に引き上げた所得税率を最高税率39.6%に引き上げることや、株取引の利益に対する最高税率を15%から20%に引き上げることが提案されています。ニューヨーク市の場合、このほか住民税12%かかります。2月1日の予算教書によれば、こうした富裕層への増税が見積もられています。イギリスでは、現在40%の所得税の最高税率は、この4月から50%に引き上げる予定です。株式配当の最高税率32.5%から42.5%に上がります。日本では、政府が富裕層への課税を強化する姿勢を全く示さない。株式配当、譲渡益に対する税率は、03年以来住民税を含めて本則20%を10%に下げたままです。所得が1億円以上になると、逆に税負担率が減ってしまうという逆進性の実績が示されています。この税の不公正を正さない限り、貧困、格差拡大や地方自治体の財政確立はできないのではないかと思います。また、実際の来年度予算では軍事費4兆7,903億円、前年度比162億円、0.3%増、グアム移転を初めとする米軍再編経費が481億円も増額されたことです。いわゆる思いやり予算、SACO経費と米軍再編経費合わせた米軍関係予算は3,770億円と過去最大の金額に達しました。これは、アメリカ言いなりの政治から脱却姿勢が全くないことを示すものであります。私は国民要求にこたえて民主党政権の動向を視野に置きつつ、国民、住民が主人公の立場で国民の願いの要求が政権を実現した力であり、地方政治でもこの過渡的情勢があらわれ、2010年度地方財政計画にも新政権の過渡的性格が反映しているのでないか。地方交付税の1兆1,000億円増をどう見るかについて、地方交付税1.1兆円増額が一番大きな見出しで報道され、政府の説明でも前面に出しています。これは、振りかえ制度の臨時財政対策債を含まないものですが、1兆733億円増なので、地方交付税の1兆1,000億円増額は間違いとは言えません。しかし、これは09年度の地方交付税の1兆円増額とは異なり、09年度は曲がりなりにも地方交付税の1兆円上積み措置がとられました。10年度の新たな上積み措置は地域活性化・雇用等臨時特例費の9,850億円ですが、09年度の1兆円の上積み措置のうち半額5,000億円、地域雇用創出維持費は廃止しますので、新たな上積み措置は差し引き4,850億円にとどまります。第1に、自公政権を退場させた国民の審判を受けて編成された予算であることから、一定の範囲で国民要求を反映して、部分的であっても前進的な内容も含まれていることであります。生活保護の母子加算の復活、高校生授業料も実質の無償化、公共事業発注可能な零細事業者や、雇用確保など国民の大きな運動の成果と言えるものも少なくありません。しかし、第2に、自公政治の転換を願った国民の要求に照らせば、極めて不十分な内容となっています。第3に、今日の経済危機を打開し、国民の暮らしを守るという点で極めて不十分な予算となっていることであります。第4に、無駄を削るといって事業仕分けを大々的に実施しながら、結局は軍事費や大企業、大資本家減税などの聖域にはメスを入れずに、これを温存しているということであります。こうした聖域の温存の結果でもありますが、巨額の国債発行と埋蔵金に依存するその場しのぎ、全く先の展望が見えない予算になっていることであります。全体としては、部分的な前進はあっても、大きな問題点を抱えた予算案であり、根本的に転換が求められるのではないか、お考えをお伺いいたします。②、医療問題について。自公政権の医療制度連続改悪の継続になり、この4月から70歳から74歳までは2割自己負担になります。このために受診抑制など収益増を目指す市立病院健全経営や財政支援にも影響が出るのではないか。これまで大きな国民の批判と怒りが自己負担1割に軌道修正されてきたのではないかと思います。国民生活第一の鳩山政権に対して、継続を求めることはできないか。市立病院健全化のために努力のところですが、前小泉自公構造改革路線によって医療の連続改悪が進められた結果、住民の命のとりでの市立病院は極めて厳しい運営に押しやられようとしているのではないかと思います。社会保障、7年前から毎年2,200億円削減され、新政権になって歯どめになったが、これまでの傷跡は修復される予算になっていません。日本医師会は社会保障2,200億円復元を求め、国に要望しています。この根本を壊されていて、国民の命は守れないのではないか。過日の市民会議が議論を重ね、市立病院を守ることを決定したのです。基本的に住民、自治体の責任ではないのではないかと思います。国や道に対してこの削減された社会保障をもとに戻すことを求めつつ、病院健全化計画を必ず実行する決意とのことですが、住民、病院、行政、三位一体で進める例えば100人委員会などを立ち上げ、おらが病院構築運動を住民自治、地方自治のかなめにしていくことが必要ではないかと思います。世代的に医療費は無料です。日本では、長野県原村では住民と力を合わせ、30年間以上も高齢者と子供無料制度を守り続けています。お考えをお伺いいたします。③、後期高齢者医療について。総選挙で自公政権を退場させた大きな原動力になったことも間違いありません。3年前、参議院は民主党など野党が廃止可決したことです。1月の28日、参議院厚生労働委員会で日本共産党の小池晃政策委員長は、後期高齢者医療制度に関する鳩山政権の二重の公約違反をただしました。鳩山政権は、総選挙前の公約から後退し、同制度の廃止を4年後に先送りしました。加えて、75歳から保険料が4月から上昇見込まれるのに、約束しておいて抑制措置も講じていないために、特に北海道では6,800円、約8%に引き上げになり、これは全国一高いもの。これは、各都道府県広域連合に国庫補助を行う、09年10月26日と事務連絡していました。5%に抑える状況もありますが、さらに2月22日、衆議院予算委員会で日本共産党の高橋千鶴子議員は、民主党自身がかつて病院追い出しにつながると批判していた高齢者の差別医療の仕組み、全年齢に拡大するのかと質問、75歳以上の患者が90日を超えて入院すると、病院収入激減する後期高齢者特定入院保険料を4月からの診療報酬改定で全年齢に拡大しようとしていることを追及。長妻昭厚生労働大臣は、病院が退院支援状況報告書を出せば診療報酬は下がらないとしつつ、限られた病床数の中で急性期、亜急性期の方に入っていただく趣旨と、全年齢にわたって早期退院を迫るねらいを認めました。これは、患者や公立病院にとっての重篤化を進め、収益減によって財政基盤は脆弱なものにならないか。年齢制限、受診抑制をして、別の医療制度にするのは世界に例がないものです。この制度は廃止しかないと考えますが、ご見解をお伺いします。雇用創出について。市政執行方針は、世界的な景気後退の影響を受けて、住民の暮らし、経済情勢の悪化など予断を許さない状況だとしています。政府の経済見通し、来年度実質で1.4%、3年ぶりの成長見込みですが、生活実感に近い名目成長率は0.4%にとどまり、デフレ状態が続くと予想しています。失業者、失業率が5%台にとどまり、民間最終支出は名目ではマイナス見通しです。実質でプラスといっても、実質が伸びることを期待しての見通しにすぎません。失業の長期化によって失業手当の切れる世帯が増加するなど生活の不安が昨年以上に高まってきています。このような状況の中で国の緊急雇用創出交付金、地方交付金の地域活性化・雇用等臨時特例債活用、40名新規雇用創出としていますが、この契約更新など長期で6カ月、1年程度ではないか。所得ある雇用でこそ地方交付金の名にふさわしいものではないか。委託事業では延べ200人などとしていますが、実人員雇用が重要で、延べ人員では刻み労働日数になり、暮らしも経済も好転しないのではないか。このままで労働意欲ある雇用にこたえることができるのか。維持ができずの返上、指名事業者は対象外、まさに貧困から脱出できない、一時しのぎで生活設計もできない国の交付金ではないかと思います。また、単独で検討としていますが、雇用の安定こそ地域活性化・雇用等臨時特例債活用と言えるのではないかと思います。さらに国の予算を要望するとともに、さらに単独の雇用創出を検討すべきではないかと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。⑤、住民の安心、安全の暮らしについて。毎年3万人を超える自殺者、これをなくする対策がとられつつありますが、貧困、格差が広がる中で日々の衣食住にありつけない住民はいないか。最近は、川ホームレス者がいると聞かれます。私も一時対応したことがあります。年収150万世帯以下の割合はどのぐらいか。また、多重債務困難者はいないか。一括相談窓口は設置、または地域に気軽に相談所を設置できないか。また、みずから命を絶つという自損行為根絶のために国も対策を検討のようですが、本市からは二度と発生させないために全力を尽くす対策を示すお考えをお伺いいたします。当市の自損行為発生、平成19年度13件、20年度24件、21年12月段階で13件、人口減少の中で割合は特に高いものではないか、お考えをお伺いいたします。次に、大綱、教育行政執行方針について、教育の現状と展望について。高校授業料実質無料化は、前向きに見える鳩山政権の大きな変化です。しかし、短期的、公立のみで、学術、文化、スポーツ振興などについて欠落、粗雑な議論など一方的になされたと言われ、文化庁の意見募集は15万件に上がったといいます。当市予算では教育条件整備に若干前進ということでありますが、基本的に国の予算が不十分では、将来的に教育向上は望むことができないのではないか。次年度以降の予算の不安がある中で進めなければなりません。お考えをお伺いしたいと思います。②、赤平高校問題について。当市の高校存続を左右する問題です。出願者、定員40名が22名といいますが、貧困、格差拡大によるものや教育費の増大の影響があるものではないか。その中で大きい国の予算は、授業料実質無償化によって進学率が上昇になるのか、そのためにも関係者の一層の努力があったことではないか。高校では学力低下のまま入学、義務教育の基礎教育不十分のため困難だという声も聞かれます。また、入学後退学があると聞いていますが、基礎教育の充実と家庭とのつながりの強化や、教員不足認めておいてふやさないまま、また国の一般業務増大にも問題がないかお伺いします。③、いじめ問題について。中学のときいじめをやった、高校に入ったら仕返しされた、本人が語ります。その後退学しました。教育長方針は、あくまでもいじめられている子供の側に立って観察、相談、指導体制を整えるとしていますが、最近中身をよく分析しないと判断を間違うようなことがあるのではないか。社会では、最高裁判所など十数年前の問題などが解決しました。総合的に分析し、短期、中期、長期に観察することも必要ではないか、お考えをお伺いいたします。1回目の質問終わります。

答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)

それでは、市政執行方針に対するご質問に順次お答え申し上げます。初めに、①の国の予算と地方交付税についてお答えを申し上げます。国の一般会計予算総額は約92.3兆円となっており、特にコンクリートから人へをスローガンに公共事業関係費が前年度に比較をいたしまして1.3兆円の減額となっております。無駄を省くということは、国として私は当然行っていただかなければなりませんし、また人に優しい財政出動も大切であるとの認識はございますが、しかし北海道におきましてはまだまだ社会資本整備が必要な地域であり、またリーマンショック以降特に地方における中小企業は大きな打撃を受け、今もなお景気低迷から脱し切れない状態が続いており、公共事業の抑制が北海道の生活と経済並びに小規模自治体の企業に対し、さらに影響を与えるのではないかと危惧をしているところでございます。また、国税が前年度より8.7兆円も減収していることに関連いたしまして、無駄を切り詰め切れず、国債を増発していることが今後地方財政へどの時期に、どのような形で影響するのか、やはり私どもは注意深く見てまいらなければならないと思います。一方、地方交付税につきましては、頑張る地方応援プログラムや地方再生対策費が継続されるほか、新たに地域活性化・雇用等臨時特例費の創設等により1.1兆円が増額され、また財政力の弱い団体への配慮といたしまして段階補正、さらに人口急減補正を見直すこととしておりまして、当市のような小規模自治体にとりまして、このたびの見直し、大いに私どもとしては期待をしているところでございます。そこで、当市に関する影響でありますが、初めに公共建設事業の見直しが必要にならないかとのお話でございますが、地方交付税の当初予算につきましては、地域活性化・雇用等臨時特例費を単純計算いたしますと約1億円が見込まれますが、算定方式等の不透明さから予算上過大計上とならないように21年度の地域雇用創出推進費並みの約5,000万円の計上にとどめておりまして、さらに増額が期待をされます先ほど申し上げました人口急減補正等につきましても加味しておりませんので、今後市税の状況等を把握しながら、逆に年度間での経済対策の追加事業を検討しなければならないかもしれません。子ども手当につきましては、全額国が負担すると言われておりますが、実際には児童手当の地方負担相当額は継続されることになり、23年度以降の完全支給が行われた場合に地方負担の増額にならないよう十分やはり配慮をしていかなければならないというふうに考えております。住民税等につきましては24年度の予算から影響することになりますが、市町村にとりましては税としての歳入がふえる一方で、地方交付税につきましては基準財政収入額がふえることになりますので、交付税の交付額は減るという形になります。また、住民としても税がふえることによりまして、保育料等の負担もふえることにつながっていくということになろうかと思います。今後現政権がマニフェストを実現するには、税収が落ち込む中相当な財源確保が課題であると思われますが、地域主権型社会を一丁目一番地に掲げる新政権でありますので、地方交付税の拡充、また一括交付金のあり方も含め、地方に対する十分な財源手当てをあわせ持って進めていただくよう期待するところでありまして、私どもはそうした動向を十分やはり見て、注視をしてまいらなければなりませんし、また地方としての声も上げてまいらなければならないと考えているところでございます。次、②の医療問題でございますが、たび重なる医療制度改革、診療報酬改定など地域医療の抱える問題は極めて深刻でございます。今般の経営健全化計画につきましては議会の議決をいただいたところでありますが、市立病院の存続問題につきましては再三申し上げておりますように私どもにとりましては当面する最重要課題でありますことから、市の広報紙で市民の皆さん方に十分計画内容等についてお知らせをするとともに、5月に開催予定しております住民懇談会などを通して、市民の皆さんに十分ご説明、ご意見を、説明させていただいた上で、またご意見をいただきたいと考えておりますし、今後も情報の公開を行いながら経営の健全化に努めてまいりたいと思います。また、医療費の無料化のお話もございましたが、現行の制度を超えて新たに医療費の無料化を検討する時期は、残念ながらそうした時期にはないということでございまして、ぜひご理解いただきたいと思います。次に、③の後期高齢者医療についてでありますが、最初に後期高齢者医療制度におきます保険料についてご説明申し上げますが、この医療保険の保険者はご承知のように都道府県単位で設立をされておりまして、保険料の見直しは2年ごとに行われます。22年度が保険料の見直しの年となっており、保険料率につきましては、医療費の実績などにより保険者ごとに異なりますが、北海道後期高齢者医療広域連合では本年4月より1人当たり5.02%の引き上げを行います。1人当たりの引き上げ額につきましては、年額にいたしますと平均4,211円が被保険者の負担額となりますが、増大する医療費の推計による保険料の引き上げであると私どもは判断をしているところでございます。次に、後期高齢者特定入院基本料についてでありますが、現在後期高齢者医療保険の被保険者が90日を超えた場合に適用されております制度が4月からは一般の被保険者にも適用されますが、後期高齢者医療保険の被保険者につきましては特定入院基本料を初め、入院及び外来診療における医療負担の割合の変更はございませんので、医療費の負担増は基本的にないものと認識をしております。最後に、この制度は廃止すべきであるとのご意見に対する私の見解でありますが、後期高齢者医療制度に関しましては、現在北海道もそうでありますが、全国市長会から国に対し、制度の円滑な運営を図ることや、保険料の軽減、あるいは国の財政的支援などについて以前から要望しているところでございます。今後の動きとして国は新たな医療制度の実施を検討しておりますが、全国市長会としては新たな医療制度に当たっては被保険者や現場に混乱が生じないよう、また地方へ負担を転嫁することなく、国の責任において万全の措置を講ずるよう、さらに国民の理解が得られるよう、地方の意見を十分に尊重しながら検討していただきたい。そのほかにもございますが、全国市長会もこういう要望をしているところでございます。次、④の雇用創出についてお答え申し上げます。申し上げるまでもなく、雇用情勢につきましては依然として大変厳しい状況が続いております。こうした厳しい経済、雇用情勢にかんがみまして、平成22年度における当市の雇用対策として、ご承知のように直接雇用と委託事業合わせ17事業で40名の新規雇用創出に努めたところでございます。また、22年度の公共建設事業費につきましては、これも経済、雇用対策に配慮いたしまして、対前年度比165.9%の増と大幅に予算づけを行ったところでありまして、こうしたことも雇用創出、雇用の拡大ということにつなげるという考え方でございます。今後におきましては、地方交付税措置されます地域活性化・雇用等臨時特例費の増額が見込まれた際には、雇用創出に向け、新たな事業を検討してまいりたいと考えております。ご理解いただきたいと思います。最後に、⑤の住民の安全、安心の暮らしについてお答え申し上げます。近年生活の困窮や病気を苦にした自殺者が増加しておりまして、国内においては毎年3万人を超える方々が自殺を図っていると言われております。中空知地域におきましては死因に占める自殺の割合が道内でも高い地域でありまして、市内におきましても毎年数名の方々が亡くなられているようでございます。ご質問ございました年収150万以下の世帯の割合ということでございますが、税務統計によりまして、税務統計において年収ベースでの把握が困難でありますので、市民税が課税されていない、いわゆる非課税世帯を所得が少ない世帯とみなして推計をいたしますと、市内では約41%ということでございます。また、一括相談窓口、または気軽に相談できる窓口の設置ということでございますが、相談窓口としては現在市民相談係での相談、あるいは生活保護を扱っております保護係、さらには疾病等に関しましては介護健康推進課で相談をさせていただいておりまして、多重債務結構いらっしゃるという話も聞いておりますが、解決に専門的な知識を必要とする場合も多くございますので、なかなか今の市の体制だけでは困難でありますし、専門的な知識等も必要といたしますので、やはり弁護士会あるいは司法書士会の相談窓口への紹介などを行ってまいりたいと思います。したがって、一括相談窓口につきましてもなかなか現状では、現体制では非常に小規模自治体では難しいという実態でございますので、今後とも各部署の横の連携を深めながら対応させていただきたいと思います。一方、道におきましても自殺対策に取り組む中で24時間体制で電話相談を受け付けておりまして、市の3月号広報でも市民の皆さんにお知らせをさせていただいたところでございます。また、道の自殺対策強化基金を活用いたしまして、昨年に引き続きましてうつ、自殺予防啓発講演会を本年、22年度も開催を予定しておりまして、広く啓発を行ってまいりたいと思います。今後も関係機関と十分連携を図りながら、自殺される方が少しでもなくなるよう今後とも努めてまいる所存でございます。以上、答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)

教育行政執行方針についてお答えをいたします。まず、教育の現状と展望についてということでありますが、昨年度の経済不況による緊急経済対策によって、本市にあっては教育環境の整備に多額の予算がつけられまして、具体的には各教室への地デジテレビ対応のテレビ、電子黒板、パソコン等が配置されました。また、これまで財政上の理由から見送られてきた学校体育館の屋根の張りかえ等の改修工事等も行われ、条件整備も一定程度前進を見たところであります。しかし、議員ご指摘のとおり教育の向上というのは、教育環境の向上というのは、まさに国の予算に負うところが非常に大きいということであります。その意味では、まだまだ不十分な点があります。今後とも国の動向を注視しながら、本市の教育条件整備を進めてまいりたいというふうに考えていますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。次に、赤平高校問題についてでありますけれども、高校の授業料無料化の及ぼす影響ということについては、前議員にもお答えしておりますけれども、経済的な負担の軽減ということから、高校選択肢がさらに広がっていくというふうに考えます。そういった意味では、赤平高校にとってはますます厳しい状況になっていくのではないかというふうに考えられます。また、議員の言われる学力低下の問題についても私も認識をしているところでありますけれども、現在市内の小中学校においては学力の向上対策は緊急の課題であるというふうにとらえていますし、とりわけ基礎、基本の確実な定着の取り組みを進めているというところであります。すべての子供に確かな学力をつけるということは学校教育の根幹をなす部分であるというふうに考えますし、そうした取り組みの中から高校中退という事態も回避できるというふうに確信するところであります。また、執行方針でも述べていますが、基礎、基本の確実な定着のためには、まず家庭学習の習慣化ということも欠かすことができません。家庭との連携を密にしながら、家庭での望ましい生活習慣の確立に向けて、さらに一層取り組みを進めてまいりたいというふうに考えていますので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。次に、③、いじめ問題についてでありますけれども、いじめの問題については、あくまでもこれはいじめられている側に立って観察、相談、そして指導をするということは、これはいじめに対する原則、基本であるというふうに考えています。しかし、現実には子供たちはさまざまな人間関係の中で生活していますし、そこで起こるトラブルというのも極めて多岐にわたり、多様であるというふうに考えます。要は、個々のケースを十分に吟味して、状況をよく把握するということが最も重視されるべきであって、そうした意味では保護者と十分な連携をとりながら指導に当たっていかなければならないというふうに考えているところであります。今後とも状況を十分に把握し、問題の解決に当たってまいりたいというふうに考えていますので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。以上であります。

質問 4番 宍戸忠

人口問題で市長の答弁ありました。団塊世代で、それを吸収するための人口増対策を考えている、道も国もそう考えているようですが、伊達の友達から連絡ありまして、伊達市は人口増対策で団塊世代の方々を入植、移住させるという方向で進んでいるようであります。しかし、最近それの検討をしなければならないと。私も人口増対策だけならいいのですが、退職された方々がこのサービスをするからいらっしゃいと、これだけでは、将来間もなく高齢になりますから、福祉関係に相当財政を注入しなければならない事態になるのではないかと、そういう感じをしました。今それがここへ上がってきています。ですから、双方考えながら、人口対策考えると同時に、子供もいる、そういう若い人たちをどうして定着させる、定住させるか、このことが大事だと思います。約2,000人の方々が赤平以外から仕事で来ていらっしゃるというふうに聞きます。この方々にいろんな工夫を考えて、当市に住んでもらうということも十分に考えた対策が人口減少をとめるということになるのではないかと、その点を1点お聞きしておきたいと思います。教育問題では、今不況や生活苦しい状況の中で、親の責任、国の責任、教育の立場からの対策も必要です。先ほど言いましたが、実際の先生方の仕事は、年々国が教員を増員しなければならないと言っておきながらしない、予算も十分には考えないということが今までありました。それらのツケが今教育の低下などにつながっているのでないかと思います。そういう意味で教育委員会は、教育に心のある、苦しいけれども、そこから自立して生きる、そういう子供の教育、そういうものも十分加味した教育執行方針もあればいいのでないかと思います。以上、あと詳しいことにつきましては予算審査委員会の中で深く深めていきたいと思いますので、若干のご意見あればお聞きしておきたいと思います。

答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)

人口増対策、定住対策のご質問でございますが、一口に定住、移住、非常に言葉では簡単ですが、大変大きな課題を抱えている問題だと思います。22年度予算では主に住宅関係を中心に対策の一部予算を計上しておりますが、この住む条件としては宅地や住宅ももちろん大事でありますし、一方では、昨日申し上げましたが、医療の問題、さらに教育の問題、福祉の問題、広範囲にわたってくると思います。そして、特に若い世代の皆さん方には、仕事があるかどうかということがやはり大きな要素ではないかと思います。したがって、定住対策、移住対策というのはどこといわず、すべて広い範囲でしなければなりませんし、また移住されている方々は逆に何もなくていいという方もいるのかもしれません。それは人それぞれの価値観ですから、かつて私も企業誘致をしている際にありましたけれども、田舎の中に住みたいという方に聞いたら、何もないからいいと言っている方も事実いましたし、これは人それぞれ価値観ですから、いろんな対応必要でありますが、一般的には先ほど申し上げましたが、私はやはり条件整備というのは多岐にわたっていると思います。そういう面では今後もこの移住対策を進めていきまして、昨日申し上げましたが、移住もそうでありますが、いかに定着、定住をしていただくか、赤平から外に行くことないように、どれだけやはりとどまっていただくかということも、これ人口減の、増もそうでありますが、人口減に非常に大事なことでございます。なかなか言葉で言うほど簡単なものではございませんが、もう計画上回る減少というのも昨日申し上げたとおりでありますので、十分さまざまな範囲でやっていきたいと思いますし、それと現実私が感じるのは、住宅があるから住むという問題だけではないと思います。例えば隣町に住みます。なぜかと聞いてみますと、やはり残業したら食事をする場所がないだとか、日常生活に便利だとか、いろんな要素がございます。極めてこれは大切であると同時に、そういった人々に満足いただくには本当に大きい課題というふうに考えております。十分ひとつ今後とも対策を考えてまいらなければならないと思います。以上、答弁とさせていただきます。

質問 4番 宍戸忠

それぞれ答弁いただきました。基本的な問題には、お考えをお聞きしました。次の予算委員会でも深めてみたいと思いますので、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:赤平市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月12日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる