赤平市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月12日
(1)市政執行方針について/(2)教育行政執行方針について
2010年3月12日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、五十嵐美知議員が「市政執行方針について」「教育行政執行方針について」について質問し、市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐美知 議員
- 答弁者
- 市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 1番 五十嵐美知
通告に従いまして、市長の市政執行方針並びに教育長の教育行政執行方針に対して一般質問を行います。質問に入ります前に、本年、2010年は新しい10年の始まりでございます。国の内外を見ますと、地球環境問題をめぐるさらに甚大な自然災害、そして人口減少、少子高齢化社会の本格到来、貧困や格差の問題、さらに虐待による痛ましい出来事など、私たちが生きているこのときをどうするのか、課題が山積しております。10年後、20年後、さらに未来を見据えた今、政治に何を求められ、決断し、何を実行しなければならないのか、政権交代は日本の政治に何をもたらすのかなど、難しいかじ取りが求められる時代でもあると思います。国政においては政治と金、不正な選挙資金にかかわる北教組の問題など、国民である当市市民の方々からも、またか、もううんざりだなどと失望の声が聞かれます。どの政党であれ、政治不信を招く不正は許されるべきことではありません。今国会に公明党は、再発防止の議論をリードし、政治資金規正法改正案を提出いたしております。その中で最も厳しい公民権停止でございます。国会から退場となります。総理からも前向きな答弁をいただいているところですが、この案が通れば、秘書がやった、私は知らなかったでは済まされません。秘書の責任は、雇い主の議員が責任を負うということになります。今後国政においてこの議論の動きを国民の一人でもあります当市市民の多くは期待していますので、国政の場で国民が納得する形でまとめていただけることを望みたいと思っております。さらに、公明党は昨年末山口代表を先頭に新たな出発をいたしました。野党であっても何でも反対ではなくして、国民のために賛成できるものは賛成もしてまいります。そして、日本の進むべき方向を新しい福祉、教育、平和をつくる人道の先進国、日本へと題して、新ビジョンを発表しております。人道とはいつ、いかなる状況にあっても人間としての尊厳を守り抜くことであり、人道こそ政治の究極の目標と言っても過言ではありません。私自身公明党の原点であります大衆とともにの立党精神に立って、4期目残りの1年になりましたが、市勢発展と市民の皆様の期待にこたえられるよう全力で取り組むことをお誓いし、質問に入りたいと思います。よろしくお願いいたします。①の市長の政治姿勢について伺います。高尾市長が誕生して、早くも2期8年目の年を迎えました。当市は本年で開基120年目、そして市制施行56周年になります。これまで幾多の困難があったにしても、財政危機ほど苦しく険しい道はなかったのではないでしょうか。こうした思いについては、市長は執行方針で深く語られておりませんが、どのような思いであったのか、改めて市民の皆様にお聞かせ願いたいと思います。昨年は政権交代が行われ、厳しい市政運営、綱渡りを強いられてきた当市財政運営も、地方交付税の増加などが見込まれ、新年度は事業規模も大きくなりましたが、その分起債など臨時財政対策債も増加いたしました。当初予算では10億6,146万円の市債でございます。財政健全化にするため苦しんできましただけに心配でございます。市長はまちづくりの主人公は市民であると基本姿勢を一貫として貫かれてまいりましたが、将来への負担先送りの懸念もございますので、ご所見を賜りたいと存じます。また、市長は新年度のまちづくりのキーワードに活力を掲げております。その中であらゆることに対し、前向きに活力を持って臨むことで、まちを元気に、みんなが笑顔でいられるまちにしようと呼びかけておられますが、現状は社会、経済の不安定なこと、特に少子高齢社会が顕著にあらわれている当市において、何をどのようにして活力を見出していかれようとしているのか、もう少し具体的にお考えをお示しをいただきたいと思います。②の平成22年度赤平市予算について。平成22年度赤平市の予算編成は、政権交代によります政策への影響が各所に出てまいりました。国の一般会計予算は、公約の至上主義を貫こうとした結果、約92兆3,000億円と当初予算段階では過去最大規模になってしまいました。景気の低迷により税収がわずか約37兆4,000億円しか見込めないことから、国債発行はおおよそ44兆303億円、歳入全体における国債依存度は48%と最悪でございます。そして、平成22年度の赤平市一般会計予算案は、当初予算総額が87億1,371万円で、前年度比では10億447万円の13%増であります。2つの企業会計と9つの特別会計と合わせて166億3,031万9,000円規模になります。総体では0.7%の増ですが、平成19年度から平成21年度の公的資金借換債を除くと1.9%の増になりました。しかし、市税収入は9億3,780万5,000円で前年度比2.9%の減が見込まれ、起債発行額は10億6,146万6,000円、前年比12.2%の増で、歳入全体では87億1,371万3,000円ですので、12.2%を占めております。公約実現を最優先しようと赤字国債の発行をいとわない鳩山政権の展望なき財政運営、そして成長戦略なき経済政策、そのことにより今後の地方への影響も懸念されますが、そこで新年度の当市の市税収入減に対し、起債の増額によります新年度のキャッシュフローと起債償還の担保について市長の認識をお伺いいたします。③の当市の雇用状況について伺います。総務省が1月末発表いたしました平成21年の完全失業率は5.1%で2年連続悪化し、6年ぶりに5%台になり、上昇幅は過去最大となりました。道内の完全失業率は5.5%で前年比0.4ポイント上昇、有効求人倍率は前年比横ばいの0.41倍となります。滝川ハローワーク管内の有効求人倍率は、本年1月末では0.33倍です。高校生の就職内定率も56.2%、短大生、大学生などの就職状況については深刻な状況が続いておりますが、当市の職員採用について新年度は大卒、高卒枠も取り入れながら採用し、さらに緊急雇用対策で40人の新規雇用の予算も確保されておりますが、新卒者への配慮などは考えられているのでしょうか。また、当市の経済状況や若い人の雇用、失業の実態をどこまで把握されておられるのか、伺っておきたいと思います。次、④、子育て支援について。児童手当は、公明党が42年前に国会で提案し、昭和46年からスタートして、連立政権に入ってから10年間で4回拡充し、総額1兆300億円というところまで推進してまいりました。しかし、民主党は野党時代にこの4回の拡充にすべてばらまきと反対を続けてきたにもかかわらず、平成22年度予算では、児童手当の枠組みを残した子ども手当の導入は、児童手当の拡充としか思えません。非常に違和感を覚えるものであります。なぜなら、子ども手当は全額国費で賄うとして、そう総選挙で訴えてきたにもかかわらず、子ども手当の財源の一部を地方自治体にも事業主にも負担を求めたことは、言ってきたこととやることが違うのではないでしょうか。全国の多くの首長さんが反発しているとおりであります。政府は、23年度以降の支給については、恒久的財源の見通しがないまま、政府資料にこのように述べられております。子ども手当の財源に、所得税、住民税の扶養控除の廃止及び特定扶養控除の縮小に伴う地方財政の増収分について、最終的には子ども手当の財源として活用することが国民に負担増をお願いする趣旨に合致する、児童手当の地方負担分についても国と地方の負担調整を図る必要があるということですので、この点についてのご見解と、今後の特定扶養控除の縮小による当市への影響についてもあわせてお伺いいたします。子ども手当について何点かお伺いいたします。児童手当の受給者が3月もしくは4月に転入、転出をするケースは注意が必要ではないでしょうか。児童手当には所得制限があり、子ども手当には所得制限がありません。申請免除や支給開始月の取り扱いや、子ども手当の新規対象者、中学生、生活保護世帯の取り扱いなど申請や認定、支給関係について、市民への説明と周知徹底などどのように行おうとしているのか伺います。また、子ども手当は里親に養育されている子供などは支給対象外になっていることを我が党の富田衆議院議員が予算委員会で指摘いたしました。差別的な扱いを断じて許さないと訴える里親の切実な声を踏まえたもので、鳩山総理ももっともだ、そのようにしたいと答弁していますので、周知徹底を求めたいと思います。⑤、介護保険について伺います。介護保険制度の開始から10年が経過いたしました。だれもが長寿を喜び、安心して暮らせる社会の実現は、政治に求められている最重要課題であります。そうした社会の実現に向けて、公明党は全国3,000人を超える議員がネットワークを通じて47都道府県で昨年11月から12月にかけて介護にかかわるアンケート調査を行い、全国で10万件を超える現場の声が寄せられました。市民の皆様の声を初め、介護サービス利用者や家族の皆様、介護事業者や介護従事者の方々、さらには全国市町村の65%に当たる自治体からも回答が寄せられました。制度の問題点として、1つ目は、要介護者の家族調査では、介護保険料について負担を感じるが69.8%にも達しています。2つ目としては、自宅で介護を受けている人のうち困っていることは何かとの問いに、介護する家族の身体的、精神的、経済的負担が大きいが最も多く35.8%、介護施設の入所待ちは11.2%でした。そして、さらに介護事業者の介護職員処遇改善交付金への対応では、一時金の支給を行い、今後の様子を見るが50%を超えています。そして、介護従事者の平均勤務年数は2年以上働いている人が24%で、離職者の高い原因については仕事内容に比べ、賃金が安いが約8割を占めています。全国市町村への調査では、施設等の不足、人材確保、介護予防が進まないなどが40.3%が課題であるとしました。公明党では、この総点検の結果を踏まえ、去る2月25日、新しい介護制度の再構築を目指して新・介護公明ビジョンを発表し、鳩山総理に提出いたしました。その中で7つの視点から、高齢者が住みなれた地域で安心して老後を暮らせる社会を目指すための12の提案と、早急に実施すべき64の対策で構成されております。7つの視点は、まず1点目、団塊の世代が75歳以上となる2025年までに施設待機者を解消する、2点目、在宅介護の支援を強化する、3点目、介護保険制度の利用者負担の見直し、4点目、介護従事者の処遇改善、5点目、ケアつき住宅の拡充、6点目、介護事業の抜本的な運営の改善、7点目、公費負担の拡大であります。鳩山総理は提言を大いに参考にする、早速厚労省に検討を促したいと述べており、公明党は自助、共助、公助の調和のとれた協働型福祉社会を目指します。そこで、伺いたいことは、現在当市の本年1月末の65歳以上の人口は4,891人となり、高齢化率37.7%になりましたが、平成25年度予想についてどのような推計になるでしょうか、お示しいただきたいと思います。また、当市でアンケートに挙げた中で聞かされた声として若い職員さんからは、仕事を求め他市から来た方で、結婚して出産したら働けない。託児所があれば赤平で働き続けたいと言いながら、ご主人の実家へ戻られました。雇用の需要がある24時間勤務の介護、医療現場で働く方々に、当市として今後の課題ではないかと思いますが、地域力をつけていく観点からも、人口の定着を図る上からも対策を講じなければならないのではないでしょうか、お伺いいたします。また、現在介護施設等の入所待機者数は、実質何人になっておられるのでしょうか。また、その改善策についてのお考えも伺います。介護職員の処遇改善について、その実態はどのように把握されておられるでしょうか。さらに、介護予防への取り組み状況と、今後の対策と、当市の抱える課題についてもお伺いいたします。⑥、保健事業について伺います。初めに、女性特有のがん検診について伺います。女性に特有の乳がん、子宮頸がんについては、診断と治療の進捗により早期発見、早期治療が可能となりました。このような状況から、受診、検診のきっかけづくりに国として平成21年度に実施された無料クーポン券の取り組みがありました。乳がん、子宮頸がんの無料クーポン券は5歳刻みであり、公平性を保つためには最低でも5年間の事業継続が不可欠であります。国の22年度予算では、事業仕分けで140億円も削られ、地方負担を半分求められました。女性の命がかかっているこの事業、鳩山総理は命を守りたいと24回も叫びましたが、非常にむなしく聞こえました。当市は、新年度において実施していく予算を組んでおり、対象の女性に朗報でありますが、当市の負担はおよそ75万円ぐらいになると伺っております。市長は、復活を求めてはいかがでしょうか。当市として明年度以降も継続していただきたいと思いますが、あわせてお伺いいたします。次に、子宮頸がん予防ワクチンについて伺います。近年若い女性の子宮頸がんが急増し、ウイルスによって感染するこの病気は死亡率が高いため、海外では100カ国以上で予防ワクチンが承認され、大きな効果を上げております。日本でも昨年12月に発売が開始され、10歳以上の女性に予防接種が可能となりました。ところが、この予防ワクチンは6カ月ぐらいの間に3回の接種が必要で、費用が4万円から5万円と高額になります。しかし、子宮頸がんは予防のできる唯一のがんであります。他市の公費助成の実施経緯は、子宮頸がんに罹患した場合の医療費や労働損失はワクチン接種に係る費用の約2倍であるとの研究、報告がもとになっているようです。自治医科大学附属さいたま医療センター教授は、経済的側面からも費用対効果の検証が重要と述べられております。女性のだれもが明るく、元気に地域で活躍できることが当市の活力に寄与するのではないでしょうか。また、女性のだれもが平等に予防接種受けられるよう当市としても公費助成を行い、対策を講じるべきと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。次は、安心して子供を産み育てられる環境づくりとして、妊婦健診について新年度も14回実施すると述べられており、このことにつきましては大変評価できるものであります。経済的に困難な方も健診を通し、健康体で出産に臨めることに寄与するものと思います。今後の交付税措置も含め、さらなる継続について伺います。そして、ヒブ及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成についても伺います。細菌性髄膜炎は、乳幼児期に重い後遺症が残り、死亡に至るおそれが高い重篤な感染症で、その原因の75%がヒブ、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型と肺炎球菌によるものと言われております。細菌性髄膜炎は早期診断が困難なことと、発症後の治療には限界があることなどから罹患前の予防が重要で、ヒブや肺炎球菌による細菌性髄膜炎については乳幼児期のワクチン接種により、効果的な予防をすることが可能であるとのことでございます。世界保健機関もワクチンの定期予防接種を推奨しており、90カ国以上で実施されております。こうした国々では、発症率が大幅に減少しているようです。ヒブワクチンは平成20年12月に販売開始となり、小児用肺炎球菌ワクチンも昨年10月に国内で承認され、本年2月24日に販売開始になったと伺っております。ワクチンは、全額自己負担のため、経済的な負担の重さが指摘されています。だれもが安心して医療を受けられるために、公費助成の流れが各自治体に出てきております。細菌性髄膜炎は、救命できても約25%が脳に後遺症が残り、発症年齢は生後3カ月から5歳ごろまでに多く、さらに70歳以上でも多いとされており、決して侮れない、警戒すべき感染症であるということから、小児期だけでなく、高齢期まで肺炎を妨げる効果が続く利点があるため、公費助成については全国の自治体において広まりも出てきているところであります。当市としても公費助成に取り組むべきではないかと思いますが、ご見解をお伺いいたします。次、⑦の農業の取り組みについて。戸別所得補償制度について伺います。大きく変わる日本の農業政策と赤平市への影響について。食料自給率の向上、農業経営を目的として、戸別所得補償制度が新年度から、まずモデルとして米を対象に始まります。生産調整に協力する農家に、全国平均の米生産量と販売価格の差額に相当する10アール当たり1万5,000円を米価水準にかかわらず全国一律に直接支払う仕組みでありますが、当市でこの仕組みに参加する農家、しない農家があるのでしょうか。参加しない農家があるとしましたら、何戸あるのでしょうか。その理由は何なのでしょうか。新制度のもとでは麦、大豆、野菜などの転作作物に対し、これまでと比べて補償額は大幅に減額になると思われますが、当市農業にとっては転作作物は生産できないのではないかと危惧いたしますが、どのようなご見解お持ちでしょうか、お伺いいたします。また、赤平市の小規模農家数、経営耕地面積5ヘクタール未満は、平成20年では総農家数133戸に対し、92戸で69%を占めています。後継者のいる農家は7戸、わずか5.2%にしかすぎません。新規参入者もいない中、高齢者も多く、担い手がいなくなってきているのが現状で、お金だけではなく、後継者対策が何よりも急務と思います。当市農業の繁栄は、生産者の後継者育成、担い手対策が重要ではないかと思いますが、市長は当市農業に対し、どのような認識と対策をお持ちになっているでしょうか、お伺いいたします。次、⑧の林業の取り組みについて伺います。森林は、水がめと言われております。環境問題に大きくかかわっており、あらゆる生物の生命にかかわる水環境であります。健康な水は、元気な森林でなければなりません。この森林をいかにして守っていくのか。山を守る原則は、森林整備の間伐と利活用、さらには新たな森をふやす植林であります。その取り組みは、作物をつくる大切な農地にも影響が及びます。当市の森林整備ではこれまでも取り組みはされてきておりますが、さらにCO2を吸収する木を元気に育てるための整備に総力を挙げてもいいのではないかと思います。鳩山総理も地球温暖化防止のCO2削減を1990年比25%と野心的な打ち出しをしております。当市も森林整備に力を入れていかれることは、こうした国の取り組みにも大きく寄与するものと思いますが、ご所見をお伺いいたします。次、⑨の住宅環境整備について伺います。公営住宅については住宅マスタープラン、また公営住宅等長寿命化計画を基本に、高齢者等に配慮した良好な住環境整備を進めるとされておりますが、そこで当市ではシルバーハイツがあり、高齢者住宅としてこれまで歓迎されてまいりましたが、入居時点は皆さん元気でハイツ内は活気がありましたが、年数とともにその活気が失われつつあります。同じ集合住宅に子育て、高齢世帯、障害者世帯の入居のできる混在型も、少子高齢社会という時代の流れから考えていく必要があるのではないかと思います。政府が進めていこうとされている高齢者等居住安定化推進事業の創設があります。子育て、高齢、障害者世帯などの混在型で支援施設つき住宅の整備などの促進が図られております。市長が言われております、ともに支え合える地域社会づくりという観点からもご見解をお伺いいたします。さらに、人口減少と空き家対策について伺います。当市の人口減少は、世帯減少にもあらわれ、町内地域の中に放置された空き家が目立ってきております。新年度事業のあんしん住宅助成事業に、老朽住宅除去工事の費用の一部助成が盛り込まれております。こうした事業が空き家となっている持ち主の方に有効活用していただければ、その近隣の方々の衛生面や生活環境の面からも、安心、安全というまちづくりの観点からも、当市として取り組んでいく必要があるのではないかと思います。私のところにも冬は雪問題、雪がなくなれば動物の出入りや生い茂る雑草で悩まされているとの苦情の相談もあります。こうした空き家実態についてどこまで把握されておられますか、またその対策についてお考えを伺いたいと思います。⑩、病院事業について伺います。市民の皆様にとって、地域の中核医療施設としてなくてはならない病院事業でありますが、このたび資金不足比率の悪化により経営健全化計画の策定に至りました。平成24年以降の単年度の収支均衡を目指し、縮小を余儀なくされますが、その中で今後は市民病院として患者さんのための医療をどこまでできるかにかかっているのではないかと思うわけです。計画を実行するに当たり、さまざまな改革に取り組まなければならない状況が想定されますが、準備期間であります本年から2カ年の病院改革が重要になります。病院事業管理者として長年にわたり赤字を抱えた病院再建に取り組んだ実績を残されてきた小児科医師の先生は、「病院経営は人なり」という本を昨年出版されました。その中で事業の収支均衡を図るためのすべての改革は、現場の声を酌み上げ、病院経営に反映させていくことこそよい医療への改革の近道であると、また公立病院の経営に民間企業の当たり前の経営感覚を取り入れ、日々の業務に、職員にコスト意識を持たせ、企業にとってのお客さんと同じように病院にとって最も大事なものは患者さんであるという基本を守り、収入をふやすことに努め、土曜日も開院したと言われております。また、現場で働いている医師初め職員の皆さんが自分たちの病院を自分たちで守ろうという職場を愛する気持ちを持てるように導いていくリーダーが必要とも言われております。こうした意識改革をどのように、だれが責任を持って進めていかれるのでしょうか。市長は設置者として限界という一般会計からの繰り入れをするわけですから、今回の経営健全化計画を実効性のあるものとするためには、公立病院としても大きく変わっていかなければならないわけでございます。さらに、経営に精通する職員を育てることも大事ではないかと思いますが、いかがでしょうか。また、病院現場で働いているお医者さん初め全職員の皆さんにどのような意識改革を望みますか。また、このたびの経営健全への立て直しに現場に出向き、励ましの声をかけてはいかがでしょうか。さらに、2年後の平成24年には公営企業法の全部適用への移行で、どこまで権限の移譲を考えておられるのでしょうか、またどのような期待を持たれるでしょうか、あわせてお考えをお伺いいたします。次の教育行政執行方針について伺います。これまでも質問してまいりました経過がございますので、端的にお伺いいたします。①の読書活動について。執行方針では、学校教育はもとより子供たちが一層読書に親しむことができる環境づくりに取り組むとございます。読書は、人の痛みを想像し、思いやる力といった人間性を養う源泉で、課題は読書等に親しみを持ってみずからがいかに取り組むかにかかっているわけでございますが、当市は民間からの図書購入の寄附があり、今後はさらに読書環境も整ってまいります。児童生徒に読書を薦めるに当たり、学校での対策として朝の読書運動が有効とされているのですが、道内の実施率は46%で、全国平均を大きく下回っている現状にあります。朝の読書が定着した学校では、読解力の向上だけではなく、子供たちに落ちつきが出てきた、遅刻やいじめが少なくなったなどの効果が報告されております。当市の学校での朝の読書運動の取り組み状況と子供たちが1カ月に読む読書量についての実態と、またその対策について伺いたいと思います。②、学校支援地域本部の事業について伺います。昨年の答弁では、学校支援地域本部の仕組みを使って、子供の登下校時の安全確保について統一して実施をしたい、具体的には青少年問題協議会の育成部会を柱として、町内会などにもお願いしながら、啓発資料の配布等周知し、活動できるボランティアを募り、全市的に広げたいとありました。今月の3月広報の折り込みに、始めよう、学校支援との見出しでチラシが配布されております。その内容は、学校支援事業とは、支援ボランティアとその資格について、そして支援ボランティアになるには、そしてまた活動種類の5点について説明されております。啓発チラシとしては端的にまとまって、わかりやすい内容と思いましたが、市民の皆さんには情報として伝わっても、なかなか個人から名乗り出るのは現実厳しいのではないかと思われます。青少年問題協議会の育成部会が柱となっておられるようですが、この1年間の取り組み状況についてと、今後さらにすそ野を広げるための取り組みと、あわせて伺いたいと思います。学校支援地域本部事業の考え方は、現場の先生に少しでもゆとりを持ってもらうために、教育支援に地域住民がお手伝いできることはないかが発想でありますから、団塊世代なども含め、人材確保や工夫が必要ではないかと思います。さらに、受け入れ側の学校現場ではどのような状況なのでしょうか。また、課題も含め、今後当市に必要な内容と、充実をどのようにお考えになるか、あわせてお伺いいたします。以上、1回目終わります。
答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)
順番にお答えを申し上げたいと思います。初めに、①の市長の政治姿勢についてということでございます。市長に就任して以来私8年目を迎えるに当たりまして、これまでの行財政改革の取り組みに対する思いというご質問でございますが、市民、そして私にとりましても激動の8年間であったというふうに感じております。特にこの5年間を振り返ってみますと、平成17年度には市民会議を中心に市民の皆様と約9カ月間に及ぶまちづくりと財政再建の協議を白紙の状態から積み上げ、あかびらスクラムプランを策定をいたしました。そして、そのプランをスタートしたやさきの18年度には、やみ起債と報じられました産炭地基金問題が発生をしまして、赤平市財政健全化計画の策定を余儀なくされました。19年度には、新たな財政健全化法が制定されたことを受けまして、連結実質赤字比率が基準を大幅に上回り、財政再生団体入りが危惧される中で財政健全化計画の改訂版を策定し、実行してまいりました。住民負担の引き上げや、歴史や思い入れのある公共施設を統廃合し、職員の退職を促すような制度をつくらなければならない、非常につらい立場であったというのが本音でございます。しかし、まちのかじ取り役として将来を見据えたとき、意を決して改革を進めなければならなかったわけでありますし、それらのことが今の赤平市を支えているというふうに思っております。改めてこれまでの議員各位並びに市民の皆様、そして職員の絶大なるご理解とご協力に深く感謝を申し上げたいと思います。特に市民の皆様がこうしてご理解をいただけたのも、私はあのスクラムプランのときに、ある意味ガラス張りの状態で市民との協議の内容や行政の実態をお知らせしたことがやはり大きな糧となっていると感じております。そうした意味では、今後も住民の皆さんとの対話や情報共有をしっかりと行ってまいらなければならないと思いますし、第5次赤平市総合計画を市民の皆さんとともに力を合わせ、着実に実行してまいりたいと考えているところであります。次に、市債、地方債についてでありますが、平成22年度の市債総額は10億6,146万円でございますが、そのうち地方交付税の振りかえ措置であります臨時財政特例債が6億1,586万円となっており、これにつきましては100%交付税措置となりますために、実質公債費比率並びに一般財源に全く影響しないものでございます。また、これを差し引きました建設事業債が4億4,560万円でありますが、このうち元利償還金の70%が交付税算入となります過疎債が3億7,670万円を占めておりますので、実質単独費としての市債額は1億8,191万円でありますので、将来負担に対して私は過大な借金ではないというふうに判断をしておりまして、常に実質公債費比率を意識した中で事業選択を行っております。ただ、市債自体の問題は別に、地方交付税を補てんするために臨時財政対策債が発行されておりますが、この発行そのものが国として適切であるのかどうかということはあるかと思います。次に、活力について具体的にというお話でございますが、第5次赤平市総合計画のサブタイトルは活き生きプラン21、キャッチフレーズがあふれる笑顔、輝く未来を創造するまちであります。私は、まずここを目標にまちづくりを進めていく決意でございます。そのスタートの年として創造する力、行動する力の活力が最も重要であると考えております。地域主権型社会を推進するには、行政だけではなく、ある意味行政以上に市民の皆さんのパワーが必要となってまいります。今後は住民自身の責任も一層強まってまいりますので、住民が一方的に行政から押しつけられるのでは責任のとりようがございませんので、まずはまちづくりの話し合いの場に参加いただくこと、そして考えていただき、行動していただくことが大切であります。まちづくりは、プラン・ドゥー・チェックと言われるように考え、行動し、評価する、考え、行動し、評価する、これを繰り返すことでよりよいものへと変化してまいりますので、市政執行方針の中で申し上げましたように市民も行政もいま一度原点に立ち返って、多少の失敗を恐れず、スクラムを組んで、前進してまいりたいと考えております。次に、②の平成22年度赤平市予算についてでございますが、申し上げた内容と一部重複するかもしれませんが、お答えをさせていただきます。公共建設事業を実施する際には、常に効果的な財源を最大限活用するよう努めているところでございます。平成22年度におきましては、各種補助金等のほかに、これも再三申し上げておりますが、平成23年12月までの時限が定められております空知産炭地域総合発展基金を活用し、さらに市債の導入に当たりましては平成28年3月31日までの6年間延長が決まりました過疎法に基づく過疎債を優先的に充当するなど、一般財源を最小限に抑えるよう予算化に努めております。また、22年度の公的資金借換債を除く実質的公債費では前年度比5,299万9,000円、5.5%の減少となっております。特に行財政改革を進めている近年の状況からいたしますと、公共建設事業を大幅に圧縮してきたことに伴い、公債費も同様に減少している状況であります。さらに、産炭地基金の助成が終了した後の24年度以降の公共建設事業は総事業費として、昨日申し上げましたが、年間5億円程度で推移していくと予想されますので、市債についても当然減少していくということになろうかと思います。以上のことから実質公債費比率も20年度決算では22.6%という状況でありましたが、22年度決算見込みといたしましては、起債許可に当たって北海道知事の許可を要しない18%未満となる見込みでございます。こうした状況から22年度の市債額は決して私は過大ではないと判断しておりまして、確実に償還できる範囲内であるというふうに考えております。しかし、先ほども申し上げましたとおり市税のほかに国の地方交付税のあり方や国債を増発したことによる影響が今後どのような形で地方へ影響を及ぼすのかしっかりとやはり見てまいらなければなりませんし、当市の財政規模や財政指標を常に念頭に置きながら財政の健全化を進めてまいりたいと考えております。ご理解賜りたいと思います。次に、③の当市の雇用状況についてお答え申し上げます。雇用情勢は、依然として厳しい状況が続いています。こうした厳しい経済雇用情勢のもと、22年度における当市の雇用対策として、これも再三申し上げておりますが、直接雇用また委託事業合わせて17事業で、40名の雇用創出に努めたところでございます。また、赤平高校の卒業生の生徒さんの31名の進路状況でございますが、若干その後動いているかもしれませんが、31名中進学が9名、就職につきましては聞いた時点では16名が決まっているということでございまして、勤務地につきましては近隣市町と合わせて道内が11名、市内が5名というふうになって、なおかつ今進めている話ということを先般校長から伺っておりましたが、現段階ではおおむね80%の方の進路が決まっておりまして、就職率が大変厳しい中におきまして、この赤高の80%の率というのは大健闘ということで、関係者の皆さん方のご努力に感謝申し上げたいと思います。現在も面接中あるいは就職活動されている方もおりまして、今後とも教育委員会と連携を図りながら、より正確な実態の把握に努めさせていただきたいと思います。それから、緊急雇用の40名の新規雇用に関しまして、新卒者への配慮というお話でございましたが、率直に申し上げまして、この緊急雇用の目的はやむなく失業された方への雇用がメーンということになっておりまして、正直言いまして、業務内容から見まして、私も改めて見ましたが、やはり新卒の方には向くような業務内容ではないというふうに考えております。また、お話もございましたが、22年度久しぶりにこの赤平市の職員採用をさせていただきましたが、高校の新卒が2名、大学の新卒2名、合わせて4名の方でございますが、すべてが赤平、偶然なのですが、赤平の出身者ということでございまして、こうしたこともやはり少しでも若年層の雇用対策に、わずかですけれども、なったかなというふうに考えております。今後におきましては、地方交付税措置されます地域活性化・雇用等臨時特例費の増額が見込まれました際には、今度は若年層も含めた雇用創出に向け、新たな事業を検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくご理解いただきたいと思います。次に、④の子育て支援についてでございますが、子ども手当につきましてはご承知のように中学校終了までの児童を対象に、22年度は1人につき月額1万3,000円、23年度以降は月額2万6,000円を支給しようというものでございます。22年度分につきましては、児童手当の負担の範囲内で地方自治体が財源を負担することになりましたが、この負担分については交付税措置がございます。23年度以降についての財源につきましては地方負担を含め、詳細明らかになっておりませんが、私どもとしてはやはり全額国庫負担となるようもう市長会等でも既に国に対して要望しているところでございます。また、特定扶養控除の縮小についてでございますが、平成23年度分の所得税及び24年度分の住民税から16歳以上19歳未満の扶養控除の上乗せ部分が廃止されることになります。この特定扶養控除の縮小の影響でございますが、当市の該当者は約300人でございまして、所得税で税率5%といたしますと、税額として1万2,500円、また住民税、税率6%といたしますと、税額7,200円の増税になるという試算でございます。次に、子ども手当の周知についてでございますが、個別の案内、あるいは広報につきましては法施行日以降から取り扱う旨国のほうから指示をされておりますことから、法施行日以降に広報で数回、また新規該当者へは個別通知を行うということで予定をさせていただいております。また、児童手当では児童福祉施設に入所している児童、さらに里親に養育されている児童は対象外となっております。子ども手当におきましても児童手当と同様の取り扱いの予定でしたが、2月25日現在児童福祉施設に入所している児童につきましては、子ども手当相当額が行き渡るような措置を検討中である旨国から通知がございます。里親に養育されている児童につきましては特に通知はいただいておりませんが、詳細について不明の部分もございまして、今後動向を十分見てみながら対応をしてまいらなければならないと思います。よろしくお願い申し上げたいと思います。次に、⑤の介護に係る実態について申し上げます。まず、お尋ねの65歳以上の人口についてでありますが、申し上げるまでもなく当市におきましては急速な少子高齢化が進みまして、65歳以上の人口比率は全国平均をはるかに超えておりまして、第5次総合計画の中では平成25年度における65歳以上の比率は約40.3%になるというふうに推計をいたしております。次に、お話ございました24時間対応の託児施設についてでございますが、医療職場あるいは介護職場におきましては24時間体制で業務を行う職場でありますので、乳幼児を抱えている方々に対し、子供さんの養育環境を整えるということは、子育て支援のみならず、人手不足となっている介護職場での人材確保にも重要であるというふうに考えております。しかし、正直申し上げまして、この開設に当たってはさまざまなやはり難しいハードルもあるということも実態でして、これにつきましては今後の検討課題というふうにさせていただきたいと思います。次に、介護施設等の入所待機者についてでありますが、これかなり重複していますので、おおよそ150名くらいの方々が入所を待っている状況というふうに推測をいたしております。また、その改善策についてでございますが、受け入れをする介護施設の整備、さらに在宅におけるサービスをより充実させていくことが重要ではないかと、当たり前といえば当たり前のことなのですが、そういうことが重要と思っておりますが、施設がしかし充実していきますと、反面介護保険料の上昇につながって、個人負担がふえていくという可能性があり、負担が大きくなることでサービスを受けない方も発生するという懸念もございますことから、やはり国に対しては公費負担の拡大を求めていくということが必要と考えております。次に、介護職員の処遇改善でございますが、市内の介護事業者におきましては介護職員処遇改善交付金等を活用し、処遇改善を図っておりますが、現在の第4次介護保険計画以降においてもこの交付金制度が継続していくのかどうか、この部分が不明、不透明ということでありますことから、基本給の引き上げではなく、お話もございましたが、一時金や手当の増額で対応していると、こういう状況でございます。この制度が継続し、処遇改善へつながっていくように今後もやはり国に要望してまいりたいと思います。次に、介護予防への取り組みについてでありますが、包括支援センターでは高齢者が介護を必要とする状態になることを予防し、また介護を必要とする状態になっても可能な限り住みなれた場所で自立した生活ができるよう支援を行っております。生活機能が低下し、近い将来介護が必要となるおそれのある方を特定高齢者と認定して、その方々を対象に通所型介護予防事業を行い、運動機能や口腔機能向上プログラム等による生活機能の向上を図っており、さらに高齢者を対象にした健康教室や講演会の開催によりまして、介護予防の普及啓発を図っているところでございます。介護予防は、生活機能が低下していると判断された方だけではなく、またまだ低下していない段階から予防の知識を広めていくことが重要であり、その方々を対象とする介護予防教室の開催が必要とされますほか、認知症を正しく理解し、そして支援していく認知症サポーター養成講座を引き続き開催をし、認知症の予防や理解を深め、ともに地域で支え合うという住民意識をはぐくんでいくことが重要でございます。また、特定高齢者に認定されていても、介護予防事業へ参加しない方々をいかにして参加に導いて、介護予防を図っていくかということも大変な大きな課題となっているところでございます。次、⑥、保健事業についてお答えいたします。何点かございますが、初めに女性特有のがん検診についてでありますが、22年度におきましても実施する予定で予算措置をしておりますが、ご質問ございましたとおり国の22年度予算の中では国費負担が2分の1しか計上されておりませんで、残りは自治体負担とされる見込みでありますために、21年度同様にやはり全額国庫負担するよう市長会も既に国に要請をしているところでございます。また、この事業の対象者を5歳刻みで実施されておりますことから、やはり公平を保つためにも今後も継続して実施していただくことが必要ではないかというふうに考えております。次に、子宮頸がんワクチンについてでありますが、がん予防のためには検診の実施とワクチン接種は大変大きな効果があるというふうに私も認識をしております。市立病院におきましても本年2月から希望者に対し、実施しておりますが、ワクチンが高額なため接種費用につきましては1回1万4,000円と設定しており、3回の接種が必要ということで、非常にこの負担が重いということになっております。現在国はワクチン接種についての検討会を立ち上げまして、検討を進めていくとの見解を出されておりますことから、今後国の動向を見きわめながら、私どもとしては公費負担について検討してまいりたいというふうに思っています。次に、妊婦健診でございますが、21年度より妊婦健診の助成回数をふやしまして、14回の助成をさせていただいているところでありますが、安心して子供を産み育てていくためにも健診の充実は重要でありますので、今後も健診回数14回は維持していくべきものというふうに考えております。また、国からの財政支援につきましても、現在は補助金と一部交付税措置がされておりますが、今後も維持されていくよう、これも市長会は既に国に要請をしているというふうに把握いたしております。次に、ヒブ及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成についてでありますが、この件につきましても疾病予防にはワクチン接種は有効でありますことから接種を推進すべきと考えますが、任意接種とされていること、また高額な自己負担が伴うということで、接種が進んでいないという状況にあるようでございます。これらにつきましても子宮頸がんワクチン同様に国は検討を進めていくということのようでありますので、私どもとしては状況を見ながら判断をしてまいりたいと思いますし、公費負担については国にぜひやっていただきたいということで、この点についても要望をしてまいりたいと思います。以上でございます。次、⑦の農業の取り組みについてでありますが、近年農業を取り巻く環境は価格の低迷や原油、肥料価格の高騰、さらに世界不況、天候不順の影響を受け、農業所得の激減や農業従事者の高齢化による後継者不足などが問題となっておりまして、耕作放棄地もふえることも考えられ、現在の農業情勢というのは大変厳しい時代というふうに思います。このような中、新政権による農業政策が4月より始まります。そこで、新たな制度に参加する農家戸数、また参加しない戸数、理由等でありますが、平成22年度は全部で127戸のうち参加農家数は75戸でありますが、参加しない農家数は52戸の予定でございます。農家の希望ですべての作物が転作であったり、自家消費する野菜だけの作付などが考えられ、また高齢化や後継者不足、さらに機械、施設等の更新の困難による営農の縮小というようなことが参加しない理由として考えられます。また、新たな転作助成事業といたしまして、産地確立交付金から今度は水田利活用持久力向上事業へと転換され、水田を有効活用して麦、大豆、米粉、飼料用米等の生産を行う販売農家に対しましては主食用米並みの所得を確保し、直接支払いにより交付することとされ、生産調整に参加しない農業者でも交付される事業でございます。当市においては、作物の品種によって減収となる農家も考えられ、基本的な交付単価見直しや減額となる地域における影響をできるだけ避ける措置として激変緩和措置の単価調整を行い、今現在道と調整中ということを聞いております。しかしながら、新政権のもと始まります2本柱の政策につきましては、正直まだ評価できる段階ではございませんが、しかし安定した農業経営ができるよう価格の安定、自然災害における補償、担い手の確保等が必要と考えられ、農業営んでいる皆さんが未来に向けて安心できるやはり農業制度の確立、いわゆる持続可能な農業ということが、制度の確立が必要というふうに考えます。また、当市の小規模農家数は約4割を占め、後継者の担い手が少なく、年代を見ますと50代から70代が約7割を占め、高齢者による営農が多く、将来の農業経営は耕作放棄地がふえることも懸念されているところでございます。その一方では、平成14年には、決して多くはございませんが、4名の若手農業者によりましてYネットあかびらというグループが設立をされまして、現在1名ふえて5名で活動行っておりまして、改良普及センターの職員による技術指導、また市職員による農業制度の勉強会などに取り組んで、今後の赤平市の農業の担い手として、農業振興や農業の継承に大きなやはり私どもとしては期待をしているところでございます。当市といたしましても、後継者や新規参入者を含めまして、農業の継承に向けまして、やはり担い手対策として農業の経営や技術などを取得できる研修費、あるいは農地、設備、資材等の経費などの助成制度についても検討する必要があるのではないかというふうに私は考えております。後継者は農業における大きな将来の財産であり、担い手育成は重要な課題と思っています。今後は、後継者や新規参入者の受け皿を確保し、若手農業者などの意見を十分要望等を含めて伺いながら、当市の農業振興に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。次、⑧、林業の取り組みについてでありますが、鳩山総理は国連総会におきまして温室効果ガス25%削減を示しました。森林は、最も二酸化炭素を吸収すると言われており、また人々の生活や農業、工業にとって重要な役割を持っております。そこで、当市の森林整備につきましては、芦別市森林組合の協力のもと市有林の森林整備を進めており、補助事業による植栽や下刈り、間伐、さらには天然林改良の補助事業も拡大され、国や道の支援も高まっております。昨日もご答弁させていただきましたが、しかしながら世界不況などによる木材価格の低迷により森林の伐採や植栽が減少しており、当市といたしましても森林組合とともに森林所有者の理解を得るべく啓蒙活動をさせていただいているところであります。また、市有林につきましても間伐、枝払い、つる切りを年次計画に基づき行っており、道の治山事業による保育事業にも取り組んでいるところでありますが、手入れのおくれている区域もございまして、森林密集地など保育管理不足が多いことから、22年度よりにおきましては緊急雇用創出事業を活用いたしまして立木調査を行い、計画的な森林施業計画を立て、森林整備に努めてまいる予定であります。森林は、果てしない機能と役割を持っています。森林を生かすためにも、的確な森林計画と森林整備が必要でございます。当市といたしましても、多面的な機能が最大限発揮できるよう引き続き森林整備に努めてまいりたいと思っております。
答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)
はい。
答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)
それでは、9番以降引き続きお答えをさせていただきます。9番目、住宅環境整備についてでございますが、本市では高齢者の方が自立した生活が長く続けられるよう福祉行政と住宅行政が連携を図る公的住宅としてシルバーハウジング事業を実施し、平成元年に建設をいたしました東雲団地を初め、4団地132戸のシルバーハイツが建設されております。最初に入居を開始いたしました東雲団地は20年ほど経過をしておりまして、さらに入居者の高齢化などもあり、多くの方が階段の利用に困難を来たし、自立した生活に支障が見受けられましたことから、ご承知のように昨年いす式の階段昇降機を設置いたしましたところ、外出を楽しむことができるようになったと入居者から大変喜んでいただいておりますが、これからの高齢者の自立した生活の維持は大変難しい問題と改めて認識をいたしているところでございます。平成22年度国土交通省の予算におきまして、高齢者等居住安定化推進事業が創設をされましたが、高齢者、障害者及び子育て世帯が安心して生活できる住環境等の整備によりこれらの世帯の居住の安定を推進することを目的といたしまして、民間事業者に対しまして国が事業の実施に要する費用の一部を直接補助し、支援する事業内容となっております。本市におきましても、今後そのような民間による事業展開の可能性なども検討してまいりますが、現在進めております公営住宅建替事業では、住宅マスタープランなどに基づきまして、各地区でのふろなし住宅解消を目指しながら、団地地区において最も適した場所への集約、建てかえを計画的に行い、耐用年数を超えた団地は用途廃止するなど重点団地を定め、建替団地の建設を推進いたしております。また、今後の住棟の建設内容につきましては、1LDK、2LDK、3LDKと3タイプを混合することにより子育て世帯から高齢者世帯までが入居可能であり、さらに車いす使用者も生活に支障がないよう一戸住戸のバリアフリー化及び生活しやすいユニバーサルデザインを採用し、一つの住棟において高齢者、障害者、子育て世帯がともに生活することができる混在型の公営住宅建設を推進してまいりたいと思います。人口減少と空き家対策についてでございますが、本市におきましても家屋の老朽化や所有者の転居などによる空き家が多くなってきており、平成19年時点での調査ではありますが、農村部、山間部を除いた市内に約70戸の空き家がございます。その中には老朽化が進んでいるものもあり、地域の安全な環境上、また特に冬期間は落雪の危険など問題もありますが、空き家所有者の中には市外在住者の方もおられますことから緊急時に連絡がつきにくいことなど、また個人の財産でありますことから行政での対応にも制限があり、対応に苦慮しているというのも実態でございます。そのような状況下ではありますが、少しでも改善が図られるよう老朽住宅除却の促進に向けて、平成22年度に実施をいたします建物の耐震化や住宅改修による居住の向上などを目的として費用の一部を助成をいたしますあんしん住宅助成事業において、類似制度では余り例のない老朽化した住宅の除却についても一部助成を行う内容としておりますので、今後助成事業の活用が促進するよう広報紙やホームページによるPR、また現状の把握や緊急時の対応などについて町内会等のご協力、関係機関と連携を図りながら、改善に向け、努力してまいりたいと思います。住環境整備や産業振興、少子化対策とともに重点プロジェクトとして位置づけておりますので、これからも住みやすい住環境整備に努めてまいりたいと思います。よろしくご理解賜りたいと存じます。最後に、10番目の病院事業についてお答え申し上げます。今回の経営健全化計画を実効性あるものにしていくためには、やはり病院全職員が自分たちの病院は自分たちで守っていくと、こういう強い意識を持つことが大切でございますと、そういうお話でございます。私も従前からそういう考え方でございまして、同じようなことを職員の方に、皆さんに言ってきたこともございます。やはり職員一人一人の意識が変わらなければなりません。全職員が同じ目標に向かって一丸となって進んでいくということは正直言って難しい面もございますが、しかし情報の共有、連携の強化、目標の設定等を含めまして、今後の市立病院のあり方を全職員が理解するよう、より一層各種委員会等を機能させながら意識改革につなげてまいりたいというふうに考えております。また、経営に精通する職員の育成、配置についてのご質問でございますが、全部適用に向けましての大変重要なことでございますが、これまた大変人材含めて大きな課題でございまして、全適に向けましての課題というふうにさせていただきたいと思います。また、市長自身の職員に対する声かけにつきましては、私も会った際には声をかけることもございますが、一層今後そうしたことについて心してまいりたいと思います。また、地方公営企業法の全部適用するに当たって、どこまで権限を与えるかということでございますが、人事、組織、財務と全部適用いたしますと、病院に与えられる権限、責任というのも今まで以上に大きいものとなってまいりますが、十分ひとつ協議、検討してまいりたいと思います。いずれにいたしましても、この経営健全化計画を進めるに当たりましては、院長以下全職員が病院全体の目標としてこの全部適用についても十分協議、検討し、理解を深めた上で、理解をしていただいた上で進めてまいらなければならないというふうにとらえておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
教育行政執行方針についてお答えをいたします。1点目の読書活動についてでありますけれども、議員ご指摘のとおり読書はよき人間性をはぐくむ上で極めて有益なものでありますし、子供のころから読書に親しむ環境を整えることが人間形成にとって重要なことであるという認識につきましては、私としても賛同するところであります。そのため市では、財政状況の困難な中でも21年度予算から学校図書費の大幅な増額を行っております。少しでも子供たちに良質な読書環境を提供するように配慮しており、22年度の予算においても同様の予算を確保しているところであります。また、図書館においては、民間のご寄附を効果的に利用して、図書の整備に努めているところであります。そこで、本市の学校での朝読書についてでありますけれども、小中学校の一部でありますけれども、取り組みを行っていますが、読書についてはその効果が多大であるということから、各学校では朝読書に限らず、読書全般にわたって取り組みを進めているということであります。市教委としては、今後においても図書費の確保にとどまらず、読書のいわば習慣づけについても引き続き各学校を指導してまいりたいというふうに考えていますので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。次に、学校支援地域本部事業についてでありますが、学校支援地域本部事業というのは議員ご指摘のとおり学校、家庭、そして地域が一体となって、いわば地域ぐるみで子供を育てる体制を整えるということを目的にして始まった事業であると。事業には、いろんな形態があります。さまざまな分野で地域の力を活用することになっていますが、それらも学校での受け入れのニーズがなければ、活用するに至らないということであります。そのため市では、支援活動としてだれもができる事業、本市では登下校時の見守りを行うということとして、青少年問題協議会から育成会、そして防犯協会に呼びかけ、協力をお願いをしているというところであります。このたびは、関係団体ばかりでなく、それ以外の皆様にもこの事業を知っていただくために3月広報でチラシにより周知させていただいたところであり、今後もより多くの市民が学校活動に支援していただきますよう一層周知をしていきたいというふうに考えていますので、よろしくご理解をお願いをしたいというふうに思います。以上です。
質問 1番 五十嵐美知
それぞれただいまお答えいただきまして、おおむね理解いたしました。その中で細かいことにつきましては、予算審査の中でまたさらに伺ってまいりますけれども、まずそれに向かうために一つ参考までにお伝えしたいことがありますけれども、まず子宮頸がん予防ワクチンのことにつきましては、我が公明党女性局、赤平市の中において公費助成を求め、署名活動して今おります。それで、またまとまり次第市長のところにお願いに参りますけれども、このウイルス、ヒトパピローマウイルス、このがんだけはこのウイルスによって罹患するということがわかっておりますので、それを予防するワクチンが開発されて、今承認されております。この承認に至っても公明党全国で署名運動やりまして、早くに承認になったという前提があります。そういう意味でぜひこれは10歳以上、平均どこのまちも中学1年生、12歳ぐらいを対象にして予防ワクチンの公費助成をしております、12歳。ちなみに、赤平市の12歳の女の子といいましたら、調べたところ1月末では32人ぐらいと伺っております。ですから、満額1万4,000円の負担を例えば3,000円、5,000円公費助成することによって受診可能、検診可能なのであれば、このワクチンの接種有効でないかと思いますので、予算審査の中でもまた伺ってまいりたいと思いますので、ぜひ参考にお願いいたします。ちなみに、さいたま医療センターの今野先生が監修されております子宮頸がんに関するDVDを手に入れておりますので、市長も担当課長もぜひ参考に、予算審査まで間に合うように見てください。よろしくお願いいたします。またそれと、小児のヒブ及び肺炎球菌の予防ワクチンの件に関しても、ゼロ歳から5歳ぐらいまでの間に、これも子供たちの幼い命、また高齢者の方々をここの部分、肺炎球菌から救うために、ぜひ取り組んでいただきたいなと思うのです。また、当市においてこのゼロ歳から5歳未満の子供たちの数は299人、1月末ぐらいで。だから、300人弱です。ですから、この子供たちにも、市長は常々市民生活を守りたいという優しい市長ですから、この辺も検討していただいて、ぜひまたお願いしたいなと。財政をそれほど揺るがす金額ではないと思いますので、またそういう意味で予算審査で伺いたいと思います。それと、あと市長が今回述べられた中に、とても私感動した言葉がありました。多少の失敗は恐れずという前向きなお言葉ですけれども、この言葉は市民の皆さんにとっても力強さや、また勇気、そして安心感としても受けとめていただけたのではないかと思います。どうぞ、市長、新年度も市民の皆様の幸せのために、市政運営をよろしくお願いしたいと思います。今、今議会でどの議員さんからも質問がありました、当市にとって一番の課題であります病院事業の健全化計画の策定に当たっては、ぜひ紹介したい本があります。「病院経営は人なり」と。過去15年間で8つの自治体病院だけを変えてきた小児科医師の先生でございます。この本が昨年出版されました。出版と同時にこの先生72歳で膵臓がんで亡くなったのですけれども、口述書記をとりながら作成、仕上げたものでございます。最後の部分も全部この先生携わりました。それで、内容としてはすごく参考になります。ヒントもいっぱいございます。この本の中に、自治体病院が生き残るためにということで幾つか述べております。その中で一番大事なことは、病院職員一人一人の意識改革、同じく言われております。これがやっぱり一番大事だと。しかしながら、この意識改革といっても、そんなに簡単ではありません。それこそ市長が言うように、言うはやすし、行うはかたし、難しい問題です。この先生が言われていることは、医者の学閥も、地方自治体のあり方も全く異なる自治体病院の経営を請け負い、よみがえらせたこの先生、本当に内容的には説得力あります。自分がやってきただけに説得力あります。人が変われば病院も変わる、この意識改革です。市長がこの計画を進めるに当たって、地域医療を守りたい、守るのだという不断の決意で今回も語られております。ですから、参考となるこの一書をぜひ病院の関係者の皆さんも含めて参考にしていただいて、読んでいただきたいなということをお薦め申し上げまして、質問終わります。