みんなの議会

赤平市議会 平成21年第3回定例会 2009年9月16日

(1)市立赤平総合病院の今後について/(2)第5次赤平市総合計画について/(3)市職員の不祥事件再発防止対策について/(4)新型インフルエンザ感染拡大への対応対策について

2009年9月16日、赤平市議会の一般質問で、若山武信議員が「市立赤平総合病院の今後について」「第5次赤平市総合計画について」「市職員の不祥事件再発防止対策について」「新型インフルエンザ感染拡大への対応対策について」について質問し、市立赤平総合病院事務長 實吉俊介、産業課長 菊島美時、建設課長 熊谷敦、副市長 浅水忠男、介護健康推進課長 斉藤幸英が答弁しました。

質問者
若山武信 議員
答弁者
市立赤平総合病院事務長 實吉俊介、産業課長 菊島美時、建設課長 熊谷敦、副市長 浅水忠男、介護健康推進課長 斉藤幸英

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の議事日程ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 2番 若山武信

通告に基づきまして質問いたしますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。まず、大綱の1、市立赤平総合病院の今後についてであります。①、年度内での経営改善の見込みと対応について。市立赤平総合病院の経営内容は、毎月社会経済常任委員会にて報告されておりますが、7月までの経営状況を見るときに、依然として内容が好転せず、収益や患者数の実績は計画に対して隔たりのある状況にあり、これから先の経営内容に不安が持たれます。事の重大さに市議会としても、行財政改革調査特別委員会に移行して対応することとなったところであります。平成21年度に向けての予算審議では、病院経営の救済を大きな柱として十分な議論を行い、一般会計からの多額な繰り入れにより早期に経営安定となるよう配慮してきたわけでありますが、21年度においては上半期を待たずしての段階で、またしても年度内赤字の兆しがあらわれているわけでございます。現在予算計画と実施計画との間に月々差異が生じており、所管の委員会でもいろいろと説明があり、議論もされておりますが、今日定例会の場で改めて質問させていただきたいと思います。そのイとして、医師、看護師確保対策についてであります。医師、看護師確保対策が理事者を初め病院ぐるみの取り組みや努力により他の自治体病院よりは軌道に乗ってきているようでありますが、医師の定着率や看護師確保なども含め、現状はどうなのでしょうか。また、医師の要望に応じ、住宅政策も進められておりますが、進行状況も含め、お願いいたします。ロとしまして、看護師の接遇状況についてであります。看護師の接遇状況についても所管の委員会などでいろいろ議論が繰り返されてきましたが、改善指導への対応と現状はどうなのか。また、患者の反応なども把握していればお聞かせください。ハとして、透析事業の見通しについてであります。透析事業を始めるときには、経営改善対策の目玉として提案がなされ、定例会や所管委員会の中でも幾多の議論がありました。大変期待されたはずの事業がいまだに思わしくありません。この見通しの甘さは何だったのか理由を明確にし、今後の考え方を示していただきたいと思います。ニ、常勤医の受け持ち患者数のバランスについてであります。医師にとっても、患者にとっても大きな信頼関係で結ばれているので、医師1人当たりの患者数の平準化は大変難しく、今後の大きな課題となるわけでありますが、医師の過重労働と患者の待ち時間解消のために、そしてひいては営業収益に大きく関係していくだけに、この問題の解決は大変なことであります。しかし、対応が難しいだけに、慎重を期さなければなりません。考え方があればお聞かせください。また、最も重要なのは病院経営において短期間の間に計画と実績に差異が生じていることであり、その最大の原因は何なのか、年度末までに最大どれくらいの累積赤字が想定されるのか、またその数字が年度内に改善される見通しがあるのかどうかお尋ねいたします。②、今後の赤字解消対策についてであります。いろいろな要素が重なり、赤字がふえ続けているわけでありますが、どこでそれが断ち切れるのか、いつまでも疑問であります。年度内での赤字解消対策には難しさが感じられますし、次年度以降にも大きく影響する問題も派生してくると思われますので、その対策はどう考えているのでしょうか。最近近隣自治体病院の赤字経営の報道がなされておりました。自治体病院は、多少の差はあれ、どこも同じ状況と思われます。高齢化していく当市にとって市立病院存続の必要性は当然理解するところでありますが、自治体が病院の下敷きになるようなことはあり得ないわけであります。いつまでも赤字状況から脱却できない現状から見た市立赤平総合病院について、どのように考えているのかお尋ねいたします。③、入院病棟の建替構想についてであります。入院病棟のトイレの男女共同使用解消については、古くて新しい話であります。私も20年前に1年間入院した経験がありますが、そのときも嫌だなという感じでおりました。女性患者にとっては、なおさらなことでございます。以来幾多の患者や家族の方々から苦情が寄せられても、解決できないままになっております。現在近隣の病院でこのような状況下にあるのは当病院だけであり、入院患者数が減少傾向にある最大の理由の一つではないでしょうか。改善が急がれるところであります。入院病棟は築40年を経ており、補修費も増大しているようでありますし、耐震構造も現在の基準にマッチしていないことも考え合わせますと、借金の上乗せにはなりますが、損して得をとるという意味では、建てかえしたほうが得策であると私は思っています。ただ、当市の財政事情の中では実質公債費比率を常に念頭に置かねばならず、資金的なやりくりが非常に難しいのだということは理解してはおります。入院病棟の建替構想の見通しについてはいかがでしょうか、お尋ねいたします。大綱2、第5次赤平市総合計画について、①、今後の産業振興対策についてであります。100年に1度という世界的不況のもとで、日本でも多くの企業が倒産し、多くの失業者をも出しました。少しは回復状況にあるといいながら、7月においての失業率は5.7%であります。不況のもとに当市の経済界も低迷、当市の財政力も低迷しており、財政支援対策も大変難しい状況ではあります。産炭地基金の活用にも規制があり、限度額も決まっております。このままでは、当市の経済界は年を追うごとにますます疲弊してくるのではないでしょうか。基本計画には、①、活力に満ちた魅力あふれる工業の振興、2つ目には触れ合いのある商業の町並みづくり、3つ目には特色を生かした農林業の基盤強化、4つ目には地域を支える建設産業の振興、5つ目には個性と元気を生む観光づくりなどをうたっておりますが、これらはあくまで計画であり、理想とされる目標であるわけであります。現実を見るときに、産業部門のすべてにわたり厳しさが覆いかぶさっているかの感じがいたしますし、工業を中心とした企業が特に苦しい経営を余儀なくされているのではないでしょうか。雇用の確保を優先し、工業を中心とした部門に力点を置いた施策が必要であると思われます。平成19年、20年は物づくりのまち赤平市にとって産炭地基金は大いに役立っており、この制度はこれからも続けるべきでありますが、財政面からも今後の見通しについてお尋ねいたします。また、今年度は雇用対策による国の支援策として、このたびの補正も入れまして3度の補正予算により少しは息をついている状況でありますが、市の財源が乏しくとも企業に活力を与えるための妙案や方策は必要なことであります。行政と商工会議所が一体となって知恵を出し、力を合わせていかなければならないと思いますが、行政として将来への計画指導をどうするのか、また当面の支援策などの見通しや展望についてお聞かせください。②、人口増加対策についてであります。第5次赤平市総合計画が出されましたが、この計画の中で最も大切であり、一番心配されるのが当市の人口増加対策ではないでしょうか。どこの市町村でも少子高齢化で人口減に悩まされ、特に農村、漁村では後継者不足ということもあり、ゆゆしき問題となっております。当市の将来人口は、これまでの人口推移をもとに算出し、平成20年度1万3,716人から、10年後の平成30年度では減少率を25%とした場合1万238人となっております。しかし、総合計画では減少率を15%にとどめ、1万1,600人を目標人口としており、この計画を達成することは容易なことではないと思います。人口増加対策は、総合計画の根幹となりますので、この計画の早期実施は最優先に取り組まなければならないことではないでしょうか。基本計画には人口増の具体策は提示されておりませんが、以下のことも一つの参考となるのではないでしょうか。過去において若いカップルの住宅探しでは、気に入った住宅が見当たらず、他市に移ってしまうケースが多く見受けられ、今までに大変な損失を招いてきたと思われます。今の若い人たちにとって住宅はふろつきであり、トイレは水洗化が常識なわけでありますが、そのような公営住宅は入居倍率が高く、抽せん漏れにより、職場が市内にあるにもかかわらず、やむなく他市へ転居となるわけであります。市民にとって抽せんは公平、平等でなければなりませんが、人口減がここまできますと、原則論ばかりでは進化がないのではないでしょうか。今各地方自治体が独自の知恵と工夫で取り組んでいる人口増加対策が新聞、テレビで紹介、報道されています。公営住宅の入居基準、家賃設定の見直しや子育て支援等も含め、条例を改正できるものは改正し、新婚家庭や若い人たちへの優遇措置を図るべきと考えます。新しい家庭ができ、子供が誕生すれば大きな財産であります。他市でやっている例がないのだから取り組めませんではなく、市民を説得しても取り組む価値はあるのではないでしょうか。また、雇用促進住宅の譲渡後の活用についてでありますが、条例や入居基準が従来の公営住宅法と若干扱いが違うとも聞いておりますが、若い人たちへの優遇措置に対応できれば幸いと存じます。今5階建てのアパートで、エレベーターの設置されていない建物は、ほとんどが敬遠されております。例えば5階を通常家賃の半額とし、5階から3階までの家賃を傾斜的に安くするとか、また家を新築したときに固定資産税を3年間半額に据え置くという措置がありますが、そのような考え方に立って、赤平市に居住しようとする新婚家庭に対して、一定期間家賃の割引制度や住宅費を補助する優遇措置などの検討も必要なのではないでしょうか。ともかく若年層の確保が大切ですので、恩典や恩恵があってもよいと思います。これらの施策に加え、子育て支援をすることで若年層の定住や移住に結びつくものと私は確信しております。長野県のある小村、小さい村ですが、小村では少子化対策として住宅家賃の半額実施に踏み切り、若い夫婦が来て、子供も生まれ、人口増に期待しているとのことであります。また、近隣の滝川市では、都市づくりに関する最近の市民アンケート調査によりますと、満足度では快適な住環境が73.6%となり、トップとなっております。公営住宅に加え、民間のアパートも幅広くあることで、当市いわゆる赤平市からの新婚さんが少なからず流出しているという理由になっていることではないでしょうか。やはり住宅政策だと思います。当市には民間賃貸住宅数が非常に少ないので、その分だけ知恵と工夫によりカバーをしなければならないと思います。人口増を考えますと、このたび十数年ぶりに職員採用がなされるわけでありますが、定年退職となるまで赤平市に在住する決意のかたい人だけを採用することができればとの思いであります。総合計画の中では人口増加についての具体的な対策はなく、よりよいまちづくりをすることにより自然と若年層も定着し、人口減に歯どめがかかると説明がなされておりましたが、重要な課題でもあり、総合計画前段の5年間にもっと積極性のある対応や対策が早期に取り組まれてもよいのではと思っております。総合計画における人口増加対策についての具体的考え方があればお聞かせください。大綱3、市職員の不祥事件再発防止対策についてであります。①、再発防止対策の実施に当たって。このたび市職員による団体会計不正使用という不祥事件が発覚しました。平成17年から長期にわたっての準公金着服であります。財政健全化を目指している当市にとって、また市民にとって、大変遺憾であり、残念な出来事でありました。平成19年から20年にかけて市民全体が何らかの形で犠牲を払い、我慢を強いられ、市職員も大量の人員削減や30%に及ぶ給料削減など多大な犠牲を払い、現在に至っております。特に大幅な給料削減に耐え、市民を代表するかのように歯を食いしばって日夜頑張ってきた市職員の皆さんの胸中を推しはかるときに本当に胸の痛む事件でありました。過日の総務文教、社会経済常任委員会による連合審査会に理事者側から再発防止対策が提起されましたが、すべての解決を見ないままに市長、副市長の処分問題が7月の臨時議会に提案され、処分時期のよしあしをめぐっての討論は記憶に真新しいことであります。そして、今月11日の連合審査会にて全面解決の報告となったところであります。高尾市長が就任以来2度目の不祥事であり、再発防止対策は万全を期して徹底実施されなければなりません。再発防止対策はつくられましたが、実施段階ではどのように対応するのかが問題であります。このたびの事件は、現金を取り扱うシステムに問題があり、管理システムのずさんさとモラルの欠如による犯罪であります。システムが完全でないと、その間隙を突かれ、よからぬ考えを持つ者につけ入られるわけであります。罪人をつくらないためにも、仕組みをきちんとつくらなければなりません。モラルの欠如という意味では、教師の教え子に対するわいせつ行為、交通安全を取り締まる立場の警察署員の飲酒運転、最近では大麻汚染が一流大学までにも及び、若く優秀な学生が数多く一生を台なしにしております。完全なシステムづくり、日常教育の徹底によるモラルの向上、理事者側による職員資質の見きわめなどいろいろあるわけでありますが、再発防止対策を実施するに当たり、その取り組みに対する考え方と強い決意のほどをお示しいただきたいと思います。また、このたびの団体会計運用という準公金取り扱い業務は市職員本来の職務ではないと思われますので、この点も考慮に入れた対策であってほしいものであります。万が一の犯罪であっても、民間人と市職員では市民の反応は全く違いますので、配慮のほどよろしくお願いいたします。大綱4、新型インフルエンザ感染拡大への対応対策について。この表題につきましては、前者の質問により理解するのでございますけれども、私の立場からもあえて質問させていただきますので、重複するところがあるかとも思いますが、よろしくお願いいたします。①、一般市民への予防対策についてであります。この件名につきましては6月定例会において同僚議員より質問されておりますが、新型インフルエンザは現在国内に蔓延しており、道内においても感染拡大し、流行期に入っておりますので、私からも再度質問させていただきます。去る4月に海外で発生した新型インフルエンザは、国内においても感染が確認され、新型のため混乱もありましたが、1カ月ほどで小康状態となり、一応の安心を見たところであります。しかし、秋冬にかけ再度感染拡大のおそれありとの予測がなされておりましたが、早くも7月に入ってから急速に感染が広がり、ついに道内において8月30日、利尻町の40代女性保健師が亡くなりました。業務により感染、死亡したことで、医療業務や保健行政に携わる者にとっては大変大きなショックであります。基本的な疾患を持っている人、特にぜんそくや糖尿病患者等が重症になりやすいとのことでございます。厚労省の流行シナリオによりますと、10月上旬が感染のピークとなり、1日当たり76万人が発症、入院患者は1日4万6,400人に達するとの恐るべき内容が発表されました。道内も感染率が高く、このシナリオでは道民の5人に1人に相当する110万人が発症し、入院患者は1万6,000人になるとの試算が出ております。また、治療薬は5,000万人分あり、当面は間に合うが、ワクチンは1,700万人分しかなく、不足分は海外より輸入するとのことで副作用が心配されますし、ワクチン接種の優先順位もいまだ決定されておらず、今回の感染拡大は明らかに厚労省対応のおくれにあると指摘され、国民の不安と混乱を招き、早い対策が急がれております。当市も当初からの対策を含め、進められてまいりましたが、今回の非常時に対し、国、道からの指示や指導もあったことと察せられますので、市民の不安を解消する予防対策について具体的にお尋ねしたいと思います。②、感染者への対応についてであります。近隣自治体においても感染の拡大が報道され、各種イベントの中止を余儀なくされたり、集団発生によりクラス単位や学年閉鎖にまで追い込まれている学校も出てくるなど感染者数の拡大は予測される方向にあるようであります。感染率を当市に置きかえると、実に2,600人の発症予測が成り立つわけでありますが、市立病院を初め、民間の医院をも含めた当市の医療体制は大丈夫なのでしょうか。また、病院で病気をもらうことがよくあります。発症患者数が予測されるほどの数字に達したときは、一般の患者への影響は大きくなります。これらへの対応対策についてお尋ねいたします。以上、1回目の質問を終わります。

答弁 市立赤平総合病院事務長 實吉俊介

大綱1、市立赤平総合病院の今後について、①、年度内での経営改善の見込みと対応についてお答えいたします。医師、看護師確保対策につきましては、医師確保対策が徐々に実を結び、昨年度から今年度にかけ新たに内科医師が2名、整形外科医師が1名、初期臨床研修医が2名、さらに初期臨床研修を修了した2名の医師のうち1名が内科医として勤務されております。近年の医師の定着状況を考慮しますと、引き続き医師確保は継続していかなければなりませんが、今後は従来の民間医師人材派遣会社からの情報提供に加え、赤平にゆかりのある医師の状況を把握し、そこから新たな人材確保を目指して活動してまいりたいと考えております。看護師確保につきましては、現状の患者数において施設基準上では充足しておりますが、今後の患者数の状況、退職の状況等により不足が生じることも考えられますことから、状況を踏まえ、随時確保できる体制として登録制を導入し、不足時には速やかに補充できるよう努めております。また、医師住宅の新築工事につきましては現在基礎工事が行われており、予定どおり11月末には1棟6戸が完成する見込みであります。次に、看護師の接遇状況につきましては、現在看護師への苦情等についてはどの部署で対応しても必ず総看護師長へ報告が入るよう体制をとり、指導を改善することとなっております。また、業務サービス向上委員会や看護科接遇委員会においてもその状況、原因、対応策を徹底するよう話し合いをしております。接遇の改善には積極的に対応しており、患者からの不満は以前より少なくなってきておりますが、まだまだ改善すべき点はあり、今後業務サービス向上委員会を中心に患者への接遇に対するアンケートなどの実施も検討してまいりたいと考えております。次に、透析事業の見通しにつきましては、旧産炭地域に罹患率が高いと言われております糖尿病、高血圧症など成人病疾患の多い地域性を考慮し、収益性が高いと判断した上で、空知産炭地域基盤整備事業助成金を活用させていただき、透析センターを新築いたしました。近隣の自治体病院では行っていない外来透析患者の送迎も開始し、センター病院等からの入院透析患者の受け入れも積極的に行った中で新規の患者確保も行っております。一定程度の成果、収益も出ておりますが、従来より透析治療を行っている患者の高齢化、重症化が進んでおり、開所後残念ながら死亡された方も少なくなく、現在現状の患者数は40名程度となっており、収益も当初改革プランで見込んでいた計画数より下回ることとなっております。入院透析は入院日数も長く、急性期を中心に医療を展開している医療機関では受け入れがたい傾向にありますことから、今後も透析PR委員会を中心に入院透析の受け入れをさらに積極的に進め、患者送迎区域の拡大も含めて検討し、早い時期に計画に近い患者数の確保をすべく、努力を図ってまいります。次に、常勤医の受け持ち患者数のバランスにつきましてお答えいたします。医師の間で医師の経験年数に開きがあり、特に外来患者数に対する平準化が課題となっており、現在診療体制のあり方についてさまざまな方策を検討しておりますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。②、今後の赤字解消対策について。今年度改革プランとの差異が4月以降短期間にも生じているのは、外来患者数、入院患者数、透析患者数が計画数に満たないために医業収益を低下させているのが要因となっております。また一方、支出も人件費の抑制など経費の削減に努めており、不良債務の20年度決算額約14億円に対し、本年度決算見込みで不良債務解消額が約1億円見込まれるため、21年度決算見込みといたしましては不良債務額約13億円に減少する見込みであります。しかし、改革プランでの不良債務解消額は1億7,000万を見込んでおりますので、残り7,000万円に対し、さらなる経営努力を図ってまいりたいと存じます。しかし、このような経営状況では先行きが不透明であり、予測がつかないため、引き続き改革プランに沿った経営健全化に向けて、医師による市民健康講座や透析患者受け入れの周知活動など具体的な事業も実施し、さらなる患者確保に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。あわせまして、③、入院病棟の建替構想につきましてご説明いたします。昭和40年に完成した現在の病棟は、途中外壁等を改修いたしましたが、その内部は当時のまま40年以上を経過し、現在では老朽化が著しく、4月以降もエレベーターの修理、ナースコールの取りかえ、運搬用エレベーターの修理、上水道の補修、排水管の修理、病棟のドアの取りかえなど予期せぬ修繕、改修が多発しております。また、今後大規模な修繕が発生する可能性も高く、あわせて耐震構造の見直しなど、今後維持していく上で相当の維持費と課題を抱えております。そこで、入院患者の環境も考えますと、新たに建てかえることを検討する時期に来ておりますが、現時点ではこれ以上の債務をふやすことはできない状況にあります。少なくとも過去の不良債務解消と単年度の収支黒字が病棟建てかえの最優先条件だと認識しております。しかし、また当院の最重要課題でもあり、毎年多額の維持経費がかかることも考慮しますと、今後病棟の建てかえに対する助成制度や対応措置が施されたときには、実施に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、何とぞご理解賜りますようよろしくお願いいたします。以上です。

答弁 産業課長 菊島美時

大綱2、第5次赤平市総合計画について、①、今後の産業振興対策についてお答えします。国内経済も全国的には一部回復傾向にありますが、議員が言われますとおり7月の完全失業率は5.7%と過去最悪を更新し、また7月の滝川管内の有効求人倍率も0.29ポイントとなっており、大変厳しい雇用情勢となっております。こうした厳しい雇用情勢の中、さきの定例会で申し上げましたとおり、国の緊急雇用創出臨時特例交付金を活用し、総勢64名の雇用創出に努めてきたところでありますが、このたびまた第2次募集により、さらに2事業合わせて7名の新規雇用を創出したところであります。また、これまで新産業創造事業を支援するために産炭地基金を活用し、地場企業の新たな取り組みや新たな企業を誘致し、平成19年度事業では8事業、平成20年度事業では4事業、合わせて12事業に支援してきたところでもあります。また、この不況下において、雇用の創出も含め、当市の産業振興上大いに有効活用が図られたと考えております。こうした中、今後当市の10年後を見据えたとき、特に雇用につながる産業振興施策は必要不可欠と考えておりますことから、第5次赤平市総合計画の3つのプロジェクトの一つとして産業振興プロジェクトを作成したところであります。特に当市としては、物づくり産業の振興を初め、地場産業の強化を図るため既存産業と新産業などの振興に努め、経営の安定化や担い手の育成などを努めているとともに、戦略的な企業誘致などを重点施策として推進してまいりたいと考えており、住環境も含め、教育、子育て、環境など全庁的、全市的な取り組みが必要であり、企業の基礎的なデータの収集も不可欠でありますことから、現在産炭地域振興センターなど関係機関と連携を図りながら施策について協議しているところであります。また、当市の厳しい財政状況を勘案し、さまざまな支援事業の活用とともに、産業振興プロジェクトの振興に向けて新基金の効率的な活用、そして企業振興促進条例、店舗近代化促進事業など既存施策の推進を図りながら地域経済活性化と雇用の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。以上です。

答弁 建設課長 熊谷敦(建設課長は2017年3月まで)

続きまして、②、人口増加対策についてお答えさせていただきます。第5次赤平市総合計画において10年後の計画人口を減少率15%を目標として設定しておりますことからも、人口増加対策は重要な課題であり、特に若年層世帯の移住定住対策は大変重要な課題と認識をしております。当市のような地方においては、民間賃貸住宅は不足しており、中堅所得者層においても公営住宅への依存率が非常に高い状況にもあり、またこのことは若年層におけるU、J、Iターン等の受け入れなど地域活性化を積極的に行えない要因にもなっております。公営住宅につきましては、住宅に困窮する低所得者に対して供給されるもので、制度の趣旨、目的に沿った入居基準等が公営住宅法等において厳格に定められており、本年4月に施行になった公営住宅法施行令等の一部改正において、入居収入基準において限度額が緩和される裁量世帯を市町村独自に地域事情等を勘案することができることとなるとの情報もございましたが、残念ながらその部分は改正されませんでしたので、これまでどおり公営住宅への若年層家族や他市町からの転居者への優先的な配慮は公営住宅法上からできないこととなっております。しかし、今後の施策として公営住宅本来の役割である低所得者への安定的な住宅の供給は当然のこととし、現状の住宅事情にも適切に対応し、地域活性化につながる定住促進に寄与しなければならないものと考えております。今年度実施を予定しておりますが、公営住宅法などの適用を受けない市営一般住宅を活用し、若年層世帯や中堅所得者向けに供給する方策や、次年度購入を計画しております雇用促進住宅大町宿舎の入居条件、家賃設定などについて議員ご提案の設定方法など検討してまいりたいと存じます。また、公営住宅の本来の趣旨を著しく逸脱しない範囲内で、中堅所得者等の住宅が不足している場合に、既存の公営住宅を中堅所得者向けの特定公共賃貸住宅にみなす、みなし特定公共賃貸住宅制度の活用なども、市営住宅等の活用状況や整備に要する費用などを考慮しながら検討してまいりたいと考えております。そのほかに公営住宅跡地などの市有地を有効活用し、民間による賃貸住宅等を建設する場合に一定の条件を設け、土地売買に関して優遇措置を設けるなど、民間賃貸住宅の建設促進による移住定住化促進も検討してまいります。最後になりますが、ご承知のとおり第5次赤平市総合計画におきましては産業振興、住環境整備、少子化対策の3つをまちづくりの重点プロジェクトとして位置づけをしておりますが、雇用、経済の確立、住みやすい環境整備、そして子供たちが安心して暮らせる社会づくり、これらすべてが人口の定着化につながるものであります。景気の悪化によって企業誘致はより厳しさを増しておりますが、地元企業の個性を生かす振興策、さきに申し上げた新たな住宅政策、そして児童福祉施設並びに教育施設の充実など現在策定中の実施計画を含めて、重点プロジェクトに関する施策の具体化と早期実現を目指すことによって10年後の目標人口の達成に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたくお願い申し上げます。

答弁 副市長 浅水忠男(副市長は2014年6月まで)

市職員の不祥事件再発防止対策についてでありますが、私のほうからお答えさせていただきます。このたびの職員の不祥事につきまして、市民の皆様、そして議員の皆さんには改めておわびを申し上げます。今後の団体会計処理につきましては、再発防止のため以下の5点について実施をし、対応してまいりたいというふうに思います。まず、着服を避けるため通帳を担当職員、印鑑を課長が管理するなど徹底、キャッシュカードは使用しない、金銭取り扱い事務については1人の職員に集中をさせない、多額な現金を手持ちにしておくことなどはしない、現金を引き出す際は上司の決裁を必ずもらう、定期的に帳簿と通帳残高の確認をし、半年ごとに総務課長の点検を受けると、以上といたしました。また、会計事務を団体にお返しできないかということにつきましても可能な関係団体と協議をしていくこととしております。以上につきましては7月の臨時会、そしてまたさきの連合審査会におきましてもご説明をさせていただきましたが、このことにつきましては庁議を通じ、各課に周知をしたところであり、改めて徹底をしてまいりたいと考えております。なお、総務課長の点検につきましては、早速10月に入りましてから上半期分の会計処理の点検をしてまいりたいと思っております。また、モラルの向上についてでございますが、北海道市町村職員研修センターで行われている研修などを初め、研修機会を積極的に活用をしていくことはもちろんでありますが、職員個々が厳しく自戒をいたしますとともに、公務員としての倫理意識の向上とその徹底を図るために私、副市長からの通達や所属長を中心に日々の業務におきます指導、ミーティングのときに課の職員みんなで改めて確認するなど、あらゆる機会を通じまして繰り返し職員の意識改革におきまして努力をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。以上です。

答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)

大綱4、新型インフルエンザ感染拡大への対応対策について、①、一般市民への予防対策について及び②、感染者への対応については関連性がございますので、一括してお答えをさせていただきます。国内において新型インフルエンザの感染拡大が続き、本格的な流行期に入ったとされ、慢性呼吸器疾患や糖尿病などの基礎疾患のある方々で重症例や死亡例も発生しています。市内におきましてもA型ウイルスの感染者が発生しており、今後の感染拡大が懸念され、10月には感染のピークを迎えることが予想されていることから、市民に対し引き続きせきエチケットの徹底、手洗い、うがいの励行などの感染予防の周知を図るとともに、介護健康推進課にインフルエンザ相談窓口を開設し、市民の不安解消と感染予防の相談に当たっております。また、保育所、学校などにおける集団感染の発生を防ぐため、手洗い用石けんの配付や公共施設に消毒薬の配置などを行っているところでもあります。新型インフルエンザにはワクチン接種が有効と考えられておりますが、接種につきましてはまだ具体的な指示はありませんが、国が優先順位を定めて実施する見込みとなっており、当市におきましても医療機関と連携を図りながら、指示があり次第早急な対応を図っていくことを予定しております。現在国の新型インフルエンザ対策の運用指針の変更に基づき、道におきましても新型インフルエンザの対応を一部変更しており、当初は保健所の発熱センターで相談を受け、発熱外来の受診を勧めておりましたが、8月からはすべての医療機関へ直接受診できるようにし、感染拡大時の受け入れ医療機関の確保を進めているところであります。当市としましても国、道の運用指針に合わせて、感染予防の啓発と医療機関との連携を図りながら、患者の受け入れ態勢を整えてまいります。今後季節性インフルエンザの流行する時期を迎えますことから、手洗い、うがいの励行など個人でできる感染予防をさらに周知しながら、引き続き感染拡大防止に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上です。

答弁 市立赤平総合病院事務長 實吉俊介

あわせまして、②、感染者への対応についてお答えいたします。現在インフルエンザ患者が発生した場合、集団発生しない限り新型インフルエンザかどうかのPCR検査が義務づけられておらず、通常のインフルエンザ患者と同じ診療体制となっており、入院が必要な場合には、まず滝川保健所に連絡し、砂川市立病院の感染病床に搬送することとなっております。市立病院では新型インフルエンザの拡大、蔓延、他の一般患者への感染の防止に向け、通常の外来待合室とインフルエンザ患者の待合室を完全に分離し、対応させていただいております。入院が必要な患者が発生した場合は、前段で述べましたとおり、まず滝川保健所に連絡をし、砂川市立病院の感染病床に搬送することとなっておりますが、発生状況により砂川市立病院の感染病床が満床になり、管内で必要病床が不足することも予想されますので、今後保健所の指導、国や道からの通知等に従った体制を都度整備し、新型インフルエンザ蔓延、拡大、他の一般患者への感染防止などを最優先に考え、対応してまいりたいと思いますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。以上です。

再質問 2番 若山武信

再質問ということではないですけれども、ちょっと所見も述べさせていただきたいと思います。まず、1番目の市立病院の問題についてでありますが、経営改善への考え方は、これについては理解するところでございます。これらの問題については、議会としても今度は特別委員会を設置して議論をすることになりますので、細かい数字や状況についてはそちらのほうに説明もしくは提起していただきたいと思います。1に対する患者数の平準化については今後の課題になりますが、ただ若い医師の中には市民健康講座という形で積極的に地域医療に携わるなど、みずから市民との触れ合いを大切にしようという考え方の人もおりますので、私どもも評価するとともに、そのような医師がもっとふえることを期待しております。このような積極的な行動により自前の患者さんも早くできることと信じておりますので、事務長のほうからも励ましていただければと、こう思います。努力しても努力しても先の見えない病院経営でありますが、病院職員の皆さんにはどうかあきらめずに最善を尽くしていただきたいとお願いするところでございます。2つ目の総合計画についてでありますが、産業振興対策については現在雇用対策が最重点課題でありますので、何とか市内の企業が、これからも企業や労働者が生計を立てていけるような指導、そして協力をお願いするところでございます。また、住宅問題については一定程度の理解はいたしました。ただいまの答弁にありましたように最終的にやっぱり法的な問題がどうしても壁になるという部分もございますので、これらの解決に当たっては地方自治体の事情により幅を持たせた裁量権を得られるよう行政としても国に訴えていくべきでないのかなと思いますし、私たちも議員としての立場で改善の方向に向かって努力していくつもりでございます。全般的な人口増対策についても理解はいたしますが、総合計画の根幹となる問題でございますので、これからもこれらについての議論を深めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いするところでございます。3番目の再発防止対策についてでありますが、ただいま副市長のほうから倫理意識の高揚ということに努めていくということでございます。そのとおりだと思います。徹底した対応をしていただき、二度とこのようなことが起きないよう日常の中で最善の注意を払っていただきたい、このように要請するところでございます。4番目のインフルエンザ対策については、前者とあわせての答弁がありましたので、十分理解いたしました。どうもありがとうございました。以上をもちまして、私の再質問を含めて、すべて終わります。どうもありがとうございました。

出典:赤平市議会 平成21年第3回定例会 2009年9月16日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる