赤平市議会 平成21年第1回定例会 2009年3月12日
(1)市政執行方針について/(2)教育行政執行方針について
2009年3月12日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、五十嵐美知議員が「市政執行方針について」「教育行政執行方針について」について質問し、市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐美知 議員
- 答弁者
- 市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 1番 五十嵐美知
通告に従いまして、市政執行方針並びに教育行政執行方針について質問させていただきます。昨日、同僚議員の質疑の中で市長、教育長答弁で理解した部分がありますので、意見だけで終わるところもあるかと思います。よろしくお願いいたします。初めに、当市は有史以来の財政問題で苦しみましたが、市民の皆さん、そして行政職員、理事者の皆さん、また議会も一緒になって取り組んできた結果が財政健全化にあともう少し、金額にして約1億2,000万まで来たと議会冒頭市長より報告がありました。新年度は、赤平再生の年として執行方針の結びに市長の力強い決意が述べられており、さらに昨日の同僚議員の答弁で20年度決算待たずして財政健全化の可能性もあるというご見解をお聞きしまして、昨年1月の報道が目に映ります。赤平市は、夕張市の次に赤字財政再生団体になると全国区で有名になりましたから、短期間で財政健全化が実現できるとしましたら、私は本当に快挙だと思っております。市長、何事もやる気になればできるとの実証もつかめたのではないでしょうか。私も21年度は、新しい気持ちで赤平再生に向け、市民の皆さんとともに赤平に住んでいてよかったと言っていただけるよう、さらに微力ながら頑張りたいと思っております。まず、このことを申し上げ、質問に入りたいと思います。1点目の平成21年度予算と国の総額75兆円の景気対策についてでございますが、アメリカ発の金融恐慌により日本国内においても景気は昨年秋から急速かつ大幅に降下しつつあります。グローバルなインターネット社会が世界経済に同時にブレーキを踏ませ、世界同時不況という台風並みの逆風にさらされております。日々の新聞紙面には、大手優良企業の歴史的な経営悪化の情報が飛び交っております。そして、漏れてくるのは派遣切りにとどまらず、正社員のリストラ計画が次々と発表され、完全失業率が過去のピークであった02年の5.4%を超え、7%前後までに上昇する可能性が高いと見られております。新たな雇用創出への取り組みも急がねばなりません。この100年に1度と言われている今回の経済危機は世界同時である点、その規模の大きさ、スピードの速さ、そして何よりも産業部門が直撃を受け、実体経済、雇用に波及している点が大きな特徴と言えると思います。国もこうした実態状況から生活者支援、雇用対策、中小企業支援、地域活性化対策と、その中身はあれもこれもが入った政策の総動員であります。昨年10月に第1次補正、本年1月に第2次補正、そして21年度予算、いわゆる3段ロケットで総額75兆円規模の総合的経済対策を打ち出し、景気浮上策に懸命であります。当市としてもこの難局に当たって、我がまちの政治や行政の取り組みの使命と責任は何か、とりもなおさず市民の生活を守り、雇用を守ることに尽きると思います。未曾有の経済不況に立ち向かう市長のリーダーシップのもと、地域政策の展開が今ほど要請されているときはありません。対策の成否を握るのは規模だけではないと思います。実行力とスピードも必要になるのではないでしょうか。国の予算と政策に対し、当市の補正予算、新年度予算は市長の我が町の設計図であります。市長は、どのようなお考えで逆風にも負けない設計図を描かれたのか伺いたいと思います。さらに、昨年後半からの世界的な景気後退の波が我が町の地域経済にどのように押し寄せているのかも市長の認識をまず伺っておきたいと思います。また、市長は市民生活の安心確保に向け、公共建設事業の前倒しを初め、雇用対策など本市における喫緊の重要課題として最大限の対策を講じるとございます。そこで、生活する市民の安心確保には春を呼び込むような明るい展望を示すことも必要ではないかと思います。私も去る2月9日、市民の声を代弁し、2次補正にかかわる要望書を市長に提出させていただきました。当市も今議会で2次補正関連の定額給付金についての補正予算を組み、新年度で実施されますことから、今か今かと胸躍らせる市民の期待にこたえるべく、当市においても早期かつ円滑な給付のために全力を尽くしていただきたいと思いますし、新年度には総額約2億1,000万円が市民の皆さんのところに届くわけですから、地域活性化にもつなげるべきだと思います。生活を守り、経済の下支えとの観点から市長のご見解を若干伺っておきたいと思います。また、生活者支援の色彩が濃い施策では、社会保障分野で医療の安心確保や介護従事者の処遇改善などがあり、自治体による雇用機会創出のためにふるさと雇用再生特別交付金と緊急雇用創出事業が用意されておりますが、これらの当市への配分とその目的にかなった当市の取り組みについて伺いたいと思います。国の中小企業支援では、緊急保証、セーフティーネット貸付枠約30兆円のほか、金融機関への資本注入枠も10兆円追加、省エネ設備投資の減税や中小企業への税率引き下げもあり、これだけ合わせても40兆4,300億円の規模になります。このほか、銀行等保有株式取得機構の活用強化で20兆円が計上されております。このような背景があり、昨年後半から当市の中小企業支援について、これまでのまとめなど今後の取り組みについてもさらにお伺いいたします。地域活性化では、地域活性化交付金、さらに地域活力基盤創造交付金、また経済緊急対応予備費、緊急防災、災害復旧対策や学校耐震化、いずれも事業規模で定額給付金の2兆円を大きく上回りますが、当市のこれらの取り組みについても伺っておきたいと思います。次、2点目の農林業と環境問題について伺いたいと思います。執行方針に環境問題については余り触れられていないように思いました。環境問題は、世界規模のあらゆる分野で進められております。小さな単位では、家庭や地域など一人一人が持続可能な取り組みが必要になります。何よりも当市の環境問題に取り組む姿勢がまずは大事ではないでしょうか。ごみの減量化に取り組まれてはおりますが、市長のお考えを伺っておきたいと思います。現在の経済危機をチャンスととらえ、新たな展望を開くかぎは環境と農業だと言われております。アメリカでもグリーン・ニューディールへと大胆にかじを切ったオバマアメリカ大統領の登場もあり、世界の潮流になりつつあります。農業が今見直されている一つに雇用不安もあります。高学歴でも希望の仕事につけない人たちが新しい価値観を求め始めております。雇用不安は社会問題ですが、解雇された人たちがどんな将来を選択するかによって社会は変わるのではないでしょうか。自然は、社会的な富でございます。当市の将来を見据え、農業体験などの取り組みを通して、今後の当市の人口1万1,600人の課題も含め、移住定住促進につなげる取り組みとしても考えられると思いますが、この点のご見解を伺いたいと思います。さらに、環境分野で切り離せないのが森林でございます。山は水がめの役割を果たしておりますので、間伐や風倒木の処理、そして植林などについて市長はどのように考えておられるのか伺っておきたいと思います。また、環境に取り組んでいる企業でなければ勝てない時代になってきているようでもあります。こうした観点は、行政としても同じと思います。そこで、環境と農業、林業などの分野を軸とした緑の社会への構造改革について市長の認識と今後の当市の取り組みについてご見解を伺いたいと思います。次、3点目の保健事業についてでございます。執行方針では、さまざまな取り組みが示されております。平成18年度に策定した赤平市健康増進計画の取り組みや平成21年度から健康管理システムを再構築し取り組まれることは、市民の皆さんの健康が何よりも一番ですので、期待をいたしたいと思っております。さらに、当市も妊婦健康診査を14回に拡大するとありますが、完全無料化と受けとめてよろしいでしょうか。市長、確認しておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。また、母子健康手帳を家族の健康パスポートとして活用することについても今後のお考えを伺っておきたいと思いますので、質問したいと思います。母子健康手帳は、妊娠、出産、子供の健康の記録を1冊にまとめております。このシステムは、日本独自のもののようで、世界に誇れる母子健康手帳が現代の核家族の中で見直されてきております。この手帳を健康パスポートとして使う取り組みとしては、予防接種や治療歴、健康診断などの情報を記載するもので、こうした情報は健康管理の手助けとなり、病気やけがで治療を受ける際には医療機関にとっても大きく参考になると思います。このような観点から、親子健康手帳として改編し、自分が生まれる前からの記録や健康に関する記録を1冊の手帳として持つことは、今後市民の健康管理または治療に役立てることができると思います。市長のご見解を伺いたいと思います。介護保険事業についてでございますが、執行方針では安定かつ適正な介護保険サービスの提供と介護保険給付を実施してまいりますとあります。急速な少子高齢化が進展する中で、持続可能な福祉社会の実現には社会保障関連予算の確保とともに、医療、福祉での人材の増強を図らなければなりません。特に急速に進む社会の高齢化に伴い、介護職員の増強は重要課題であると思います。しかし、介護現場の現状は重労働や低賃金のため仕事が続けられないなどの介護従事者が少なくない状況から、国の第2次補正予算に介護職員の処遇改善でプラス3%アップと示されました。当市として、介護保険料の負担軽減のため基金創設しましたが、それは介護報酬引き上げに伴うものなのかどうか確認したいと思います。さらに、地域包括支援センターでの平成20年度から取り組まれております認知症を支えるサポーターの養成について、活動や今後の拡大についてももう少し具体的にお示しいただきたいと思います。4点目の市立赤平総合病院運営についてでございますが、冒頭申し上げました部分がここでございますが、今後の最大の病院の課題は単年度の経常収支の均衡と安定化を図ることが急がれるわけで、そこで今後の運営の見通しについて伺いたいと思いましたが、昨日の同僚議員の市長答弁に整形外科医のほか内科医師の勤務も決まり、今後についても医師、看護師、医療職などの確保が収支改善に大きく影響するとして確保対策に一層の努力をすると、また今後も市と病院が一体となって健全運営に向け、努力を続けるとございましたので、この点については理解いたしましたので、これでこの部分は終わりたいと思います。大綱の2点目、教育行政執行方針について伺いたいと思います。1点目の学校支援地域本部について伺います。初めに、日ごろより学校教育、社会教育など当市の人材育成のため鋭意努力されていることに学校現場の教員、職員含め、改めて敬意を表したいと思います。学校地域支援本部については、昨年3月議会で話題の一つとしてある程度の内容で提案させていただきました経過を踏まえ、今回端的に伺いたいと思いますが、執行方針では保護者や地域の方々、関係機関との連携で学校地域支援本部事業を活用して登下校時の安全確保の体制づくりを進めるとございました。そこで、現在当市に教育関係団体やグループ活動をしている団体などもありますが、こうした団体との連携なのか、また別の新しい組織なのか、もう少し具体的な内容と取り組みについて伺いたいと思います。次、2点目の学校教育について伺います。地域で人材が育つためには教育が重要であります。教育の深さこそ国の未来を決定すると思いますが、そのために当市としてどのような取り組みができるかにあるかということではないでしょうか。かつて三国志の司馬遷は「史記」の中で、国の衰亡は戦乱等によるものではない。人間の基本を失ったときに起きるとして、本を失うと表現いたしました。すなわち、国の基本は人であり、地域総がかりで人を育てる教育が実現されなくてはなりません。そのために社会全体が本来持っている教育力の回復だと思います。前段で申し上げました学校地域支援本部にも通じますが、社会に出ていく子供たちに学校段階から生き抜く力を身につけさせるという観点から、これまでも取り組んでいただいております学校におけるキャリア教育、職業教育などの抜本的な充実も今後必要ではないかと思いますが、教育長のご見解を伺いたいと思います。3点目の子供の安心、安全についての取り組みについて、今社会的に問題視されておりましたことから携帯電話や子供のネット被害について伺いたいと思いましたが、昨日の同僚議員のいじめと不登校に関し、同じような質問内容と教育長答弁でこの点は理解いたしましたので、これはこれだけで終わりたいと思います。4点目の教育環境整備についてですが、学校の耐震化についても当市の新年度予算に赤間小学校1校の耐震診断と実施設計費が計上されておりますが、国の第1次、2次補正と新年度予算にも盛り込まれておりましたので、今後の計画を伺いたいと思いましたが、同じく昨日の市長答弁で今後小中学校の耐震化工事を進めていくとございましたので、教育長答弁ではありませんでしたけれども、予算の権限を持っている市長答弁でございましたので、この点も理解いたしましたので、どうぞ計画どおり進めていただきますようよろしくお願いいたします。次に、学校地上デジタルテレビについての整備について伺いたいと思います。教育環境整備の観点からお考えを伺います。昨年7月に閣議決定されました教育振興基本計画において、平成23年7月の地上デジタル放送への完全移行を踏まえ、その効果を教育において最大限活用するための取り組みを支援するとの施策目標が示されました。今回の地域活性化対策費からも学校地デジ整備ができることから取り組む自治体がありますので、お考えを伺っておきたいと思います。学校は、特に国の将来を担う子供たちの教育環境整備という観点から、当市としても重点的に予算措置を講じなければならないと思いましたので、あえて取り上げさせていただきました。この点、今後どのように取り組まれるのか教育長、伺っておきたいと思います。以上、1回目終わります。
答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)
それでは、市政執行方針につきまして順番にお答えを申し上げたいと思います。初めに、①の平成21年度予算と国の総額75兆円の景気対策についてでございますが、最初に国によります75兆円の景気対策に関連いたします当市への影響額でありますが、第2次補正分の定額給付金として2億2,744万5,000円、子育て応援特別手当として536万2,000円、地域活性化・生活対策臨時交付金といたしまして1億1,476万円、介護従事者処遇改善臨時特例交付金といたしまして885万2,000円、また21年度予算の緊急雇用創出事業交付金といたしまして5,200万円、さらに妊婦健康診査臨時特例交付金といたしまして236万1,000円、出産育児一時金として24万円、総額4億1,968万4,000円となっております。当市は、高齢者比率も高いことから年金で暮らしている方も多く、景気低迷などが影響し、厳しい生活を余儀なくされている市民、そして経済が激変する時代の中で懸命に努力をされておられます企業など、行政としては何らかの手だてを講じなければならない実態を私ども十分認識をいたしておりますが、しかしご承知のように新たな財政健全化法によりまして財政再生団体入りの回避が最も大きな課題でありましたことから、正直言いましてなかなかこの独自策も難しい状況にありましただけに、このたびの国における国民生活と雇用を守るための景気回復に向けた予算というのは、私は非常に効果的なものであったというふうに私自身認識をしているところでございます。平成20年度及び21年度に予定をされておりますこのただいま申し上げました4億円の財源を効果的に活用をさせていただきまして、生活対策、さらに雇用対策並びに地域活性化対策に取り組んでまいりたいと考えております。特に世界的な経済悪化の影響は、当市の企業にとりましても前にも申し上げましたように決して例外ではなく、日本政策金融公庫が行います緊急セーフティーネット貸し付けの申請件数、冒頭の市政報告で申し上げましたが、これまでは大体年間4件程度の申請ということでございましたが、このたびは昨年12月末からことしの2月20日の間だけで17件となっておりまして、既に一部の企業では就業日数や勤務時間の調整を余儀なくされるなど、ますます厳しさを増しており、こうした傾向が長期化されていくことを懸念いたしております。当市といたしましても各金融機関、商工会議所などと連携を図りながら企業の実態の把握に努め、各種融資制度の周知や相談など迅速な対応に努めているところでございます。今後とも引き続き努力をしてまいりたいと思います。また、平成20年度予算といたしましては、さきに議決をいただきました地域活性化・生活対策臨時交付金を充当いたしました公共建設事業を実施いたしますほか、平成21年度予算におきましては緊急雇用創出事業交付金並びに地域雇用創出推進費を活用いたしまして48名の新規雇用の創出に努めるほか、独自施策といたしまして公共建設事業の一部前倒し、さらに少額工事となります維持補修工事の増額を計上しているところでございます。さらに、今後の動向によっては年度途中でありましても新たな施策を講じることも検討しなければならない、それだけ緊急的な事態に陥っていると認識しておりますし、企業や国、道の動向などにも注視してまいらなければならないと考えております。定額給付金でございますが、法案が通って以降随分問い合わせも多いようでございますが、当市といたしましてはもう1月から企画財政課を中心に作業を進めておりますが、給付金の受け取り方法につきましては口座振り込みを原則といたしまして、4月末までに給付できるよう作業を進めているところでございます。現在の準備状況でいきますと、これが最短ということだと思います。よろしくご理解賜りたいと思います。また、市民に明るい展望をというお話もございましたが、ご承知のとおり現在赤平市まちづくり市民会議を中心に第5次赤平市総合計画、活き生きプラン21の策定作業に当たっておりますが、このプランは赤平の将来10カ年の展望に立った夢と希望を抱くものであると確信いたしておりますので、市民の皆さんとともに汗を流し、力を合わせながら施策の実現を目指すことが文字どおり活力、生き生きとしたプラン21であるというふうに考えておりますので、ご指導、ご理解を賜りたいと思います。次に、②の農林業と環境問題についてでございますが、21年度市政執行方針は5つの大綱を基本に市政執行に努めてまいりますが、その中の一つでありますゆとりと潤いのある快適な生活を支えましょうという目標の中で、現在市民の皆さんが最も関心のあるごみの減量化を重要施策として掲げ、取り組みの強化を図っていく考えでございます。ご質問ございましたとおり、環境問題につきましては地球温暖化の問題を初めといたしまして、自然保護や公害問題、さらには廃棄物の問題などさまざまな課題があり、これからの未来を考える上で非常に大きな問題の一つと考えております。また、北海道では近年環境基本条例を制定し、環境問題への取り組みを強化しておりますし、市町村におきましてもこのような取り組みが広がってきており、環境保全の取り組みが全国的に広がっている状況にございます。現在のよい環境を守っていくことは当然のことと考えておりますし、将来的に心配されています環境悪化へ向けての対策を講じていく必要性につきましても十分認識をいたしておりますので、今後は市民の皆さんや関係団体の皆さんと地域でも実践できる取り組みを検討しながら、環境問題への努力を引き続き継続してまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。次に、農業体験による移住定住につながる取り組みについてでありますが、今日雇用不安が社会問題となっているところでありますが、このような雇用の不安定の中、緊急雇用として農業者や農業法人による受け入れなどがマスコミを通じて最近報道もされています。当市における農業の現状は、農業従事者の高齢化によります後継者不足が問題となっておりまして、そのことによって耕作放棄地もふえることが懸念されております。一方では、人数はそう多くございませんが、4名の若手農業者によるYネットあかびらが設立されておりまして、今後の赤平市の農業の担い手として農業振興や農業の継承に大きな私どもは期待を寄せているところでございます。しかしながら、農業人口の減少、高齢化が進んでいる状況でありまして、今後はいろいろご意見もございましたが、解雇された労働者や都会の若者、さらに団塊の世代など幅広い年代をターゲットにし、農業生産の主体であります米の売り込みやPRを通じて関心を高め、体験参加型の受け入れを構築し、農業からの移住定住を進め、制度によります定住促進事業、宿泊体験型プロジェクトなどを活用いたしました耕作放棄地や人口減少の解消に努めることも大いに私は必要があると、大変大きな課題ですが、そういうふうに考えております。また、森林環境においても地球温暖化防止と森林に対する期待が高まっておりまして、森林が持つ機能を最大限に生かす森林整備が求められております。当市といたしましても適切な間伐による高品質な木材の生産やお話にございました風倒木の処理による有効利用、さらに植林による水源の確保や山地災害の防止、CO2の吸収など多面的機能を発揮させるため、機能に応じた適正な森林整備の取り組みが必要と考えています。今後は、緑豊かな自然環境を利用し、さまざまな環境問題のほか、農林業の環境整備にも取り組み、農林業者、農林業団体、関係機関並びに関係部署と連携を図ってまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りたいと存じます。次に、③の保健事業についてでございます。健康は、すべての市民の皆さんの財産でございます。市といたしましては、これからも各種検診の周知と実施、健康増進事業の企画と開催を図ってまいりたいと考えております。妊婦健康診査の助成を今年度までの5回から21年度は14回に拡大をいたしましたが、無料ということでございます。ただ、これは一般的な場合であり、中には別な検査あるいは投薬が必要な場合もございます。この場合につきましては、一部実費負担も発生するということであります。母子健康手帳を家族の健康パスポート、親子健康手帳的な活用ができないかという件でございますが、現在の母子手帳は国が定められている規格と内容、交付条件に従いまして妊婦の方に対し発行しているものでありまして、記載内容等を拡大し、独自の母子手帳はつくれないということになっているようでありまして……そのようになっております。なお、現在健診や健康教室で配付をしております健康手帳でございますが、全市民に向けて発行するというのは、これは相当の予算が伴いますことから、現行の健康手帳の配付と活用を積極的に進めていきながら、今後個人の健康情報を幅広く管理のできる冊子として作成するよう検討してまいりたいと思います。介護保険についてでございますが、去る5日にご提案をさせていただきました介護従事者処遇改善特例基金につきましては、21年度より介護従事者に対する介護報酬を総体的に3%引き上げることになり、国は保険者である市に対し、介護保険料の上昇分の影響額を3年間で半分を特例交付金として基金条例を制定し、活用することとなっております。これは、介護報酬の引き上げに伴うものでございまして、保険者であります市といたしましても市内各介護事業者が単に収益の一部となることにとどまることがないよう、報酬の改定が適正に反映されるよう指導してまいりたいと考えております。最後に、認知症サポーターのお話がございましたが、認知症サポーターとは特別なことをするのではなく、認知症を正しく理解し、認知症の方や家族を温かく見守る応援者であり、認知症になっても安心して暮らせる地域をつくることを目標にしておりまして、認知症サポーター養成講座を受講することによりまして、どなたでも認知症サポーターになることができます。講座の講師役となるキャラバンメートは現在市内に5名おりまして、地域包括支援センターが事務局となり講座を開催いたしております。出前講座という形で少人数でも地域に出向き実施しており、本年度は百戸町老人クラブと老人クラブ大会の2カ所で開催をし、108名のサポーターを養成いたしました。今後も市民に向けて広報等を活用しながら講座の周知を図るとともに、銀行やスーパーなど企業とも連携し、講座を開催していきたいと考えております。また、講座の内容も講師となるキャラバンメートを中心に対象者に合わせてわかりやすい内容を工夫してまいりたいと考えております。以上、健康づくり推進と介護保険事業の充実について申し上げました。よろしくお願い申し上げます。病院については要らないということでございますが、引き続きしっかりと努力させていただきたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
1点目、学校支援地域本部の考え方についてですが、お答えをいたしたいと思います。学校支援については、これまでも学校の関係者や地域の方々によっていろんな支援を行っているところですけれども、今までの各方面からの協力をさらに広げる取り組みとして、このたび文部科学省の事業としての学校支援地域本部事業を実施することとしました。この事業は、関係各方面の協力のもとで教職員の負担を軽減すること、そして学校教育に資することを目的にしていますが、赤平市としては子供たちの登下校時の安全確保のための体制づくりを目指すということといたしました。当市では、子供たちの登下校時の安全確保についてはそれぞれの地域ごとで行っていますが、その活動も地域によって偏りがあるということであり、その活動について今回この学校支援地域本部事業の仕組みを使って子供の登下校時の安全確保について統一して実施をしたいというふうに考えております。具体的には、青少年問題協議会の育成部会を柱として町内会などにもお願いをしながら、この事業についての啓発資料の配付等で周知を行い、活動できるボランティアを募り、全市的なものに広げていきたいというふうに考えているところであります。また、そのほかの活動としてグラウンドの整備やごみ拾いあるいは花壇清掃など、学校周辺の環境整備なども行っていきたいというふうに考えていますので、ご理解をお願いしたいと思います。2点目、学校教育についてでありますが、お答えをいたします。学校教育の目的は、執行方針でも述べておりますとおり子供たち一人一人に確かな学力をつける、そして社会性を育て、生涯にわたってたくましく生きる力をはぐくむということにあります。このため、学校、家庭、地域それぞれの持つ機能を生かして相互に連携を図りながら社会全体で子供を育てていくということであり、先ほど議員ご指摘のとおりであります。特に将来子供が自立した確かな生活を営むことができるようにするためには、学校教育における進路指導等が極めて大切だというふうに考えているところであります。本市にあっては、それぞれの中学校において総合的な学習の時間を使いながら、一定期間市内の企業の協力を得て職業教育の学習を実施しておりますし、職場体験で。過去には、たしか3年前だと思いますが、赤平中学校においては文部科学省の指定事業としてキャリア教育を実践した、そういうこともあります。また、この趣旨とは若干異なりますけれども、小学校においては地域学習を取り入れており、地域の自然や歴史を知ることも小学生段階では社会性を身につけていくということでは大事な要素ではないかなというふうに考えています。いずれにしましても、子供たち一人一人の特性を踏まえて、きめ細かな指導を通して心身ともに調和のとれた人材の育成を図っていきたいというふうに考えていますので、ご理解をお願いしたいと思います。携帯電話等については、昨日の答弁でご理解をお願いしたいと思います。次に、教育環境整備についてでありますが、お答えをしたいと思います。学校の地上デジタルテレビの整備についてでありますが、平成23年度の地上デジタル放送切りかえに備えて教育振興基本計画での学校の情報化の充実が盛り込まれております。それを受けて、整備のための事業費について地方財政措置が講ぜられておりますが、工事に係る費用については対象となりますけれども、テレビ本体の購入費用については対象外などの制限も設けられているところであります。今後国の政策などでどのような財政的な措置や補助があるかを確認し、また何よりも学校の教材としてどのような整備が最もふさわしいのか等について検討しながら計画的に進めていきたいというふうに考えているところでありますので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。以上です。
質問 1番 五十嵐美知
それぞれ市長、教育長からお答えいただきまして、また少しお聞きしたいこともさらにありましたけれども、この後の予算審査でまた担当のほうから伺いたいと思いますので。最後に、財政健全化も間近ではあるということですが、常に時代は変化の連続でございます。また、財政も生き物であります。行政として行革の精神を忘れないで見直しを心がけて、変化に対応できる対応づくりに心がけをいただきたいということを申し上げ、質問を終わります。