赤平市議会 平成20年第3回定例会 2008年9月10日
(1)市立赤平総合病院の今後の課題について/(2)評価制度について/(3)救急救命対策について/(4)薬物乱用の防止対策について/(5)「黎明の像」の今後のあり方について/(6)鳥獣害駆除対策について
2008年9月10日、赤平市議会の一般質問で、若山武信議員が「市立赤平総合病院の今後の課題について」「評価制度について」「救急救命対策について」「薬物乱用の防止対策について」「「黎明の像」の今後のあり方について」「鳥獣害駆除対策について」について質問し、市立赤平総合病院事務長 斉藤幸英、企画財政課長 伊藤寿雄、消防長 中村高庸、教育課長 相原弘幸、産業課長 菊島美時が答弁しました。
- 質問者
- 若山武信 議員
- 答弁者
- 市立赤平総合病院事務長 斉藤幸英、企画財政課長 伊藤寿雄、消防長 中村高庸、教育課長 相原弘幸、産業課長 菊島美時
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の議事日程ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 2番 若山武信
通告に基づき、質問を行いますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。大綱1、市立赤平総合病院の今後の課題について、①、今後退職する医師の事後対策について、補充の見通し、対応のめどについてであります。8月26日開催の第6回これからの市立赤平総合病院のあり方を考える検討会議、この中で病院長より9月末で内科医師が退職されるとの話がありました。私たち議員は所管の委員会などで事前に報告されておりましたが、市民にとっては大きなショックだったと思います。その後外科医も同じく9月末で退職とのことであります。5月に内科医がやめることは予算審議の段階で理解していたことでありますが、この時期に2人の医師がやめることは想定外で、今後病院の再建計画に大きく影響するものと思われます。現在の診療体制でも過重労働なのに、夜間診療も含め、今の体制が維持できるのでしょうか。医師補充の見通し、対応のめどについてどのように考えられているのかお尋ねいたします。また、今後このようなことが生じたとしたら、根本的に病院の経営、維持が難しくなってくると思いますが、いかがでしょうか。②、医師、看護師の待遇改善についてであります。私は、3月定例会の質問にて医師確保の環境整備のために住宅環境の整備や事務的作業の軽減を図るためのクラーク制度導入についての意見を述べました。6月定例会で住宅整備についての予算審議を可決、最近工事に取りかかりましたが、そのやさき、この時期に2人の医師がやめることで私も大きなショックを受けております。これは、同僚議員の皆さんも同じ思いだと思います。これからの市立赤平総合病院のあり方を考える検討会議の中で医師の待遇改善についての論議がありました。医師の給与を引き上げる論議であります。かなり強硬な話もございました。この1年間の財政事情の見通しには少し明るい兆しが見えてきたようでありますが、医師の確保対策が実現しなければ、先の見通しは決して明るくはならないとの思いからであります。赤平市再建のために職員全員が頑張っているときに医療関係者だけの待遇が改善されることはいかばかりかと思われもしますが、病院の再建なくして当市の再建はあり得ないと思われます。医師が次から次へと退職していきますと、ますますの過重労働に追い込まれていきます。医師給与の引き上げは財源確保の面で難しいと思われますが、私はせめて医師の特別勤務手当や看護師の特殊手当などは引き上げてもよいのではと考えております。職員給与が30%もカットされている現在、その復元も早い時期になってほしいと願っておりますが、病院企業会計での努力により手当を引き上げられるものであれば検討していただきたいと思いますし、このたびの補正予算の内容を見るときに5億円の予備費が計上されておりますが、一般会計からの繰り出しも考慮に入れながら、この一部を運用することでこの問題に対応できるのではないかと思っております。手当だけですと、それほど大きな額にはならないと思われます。医師、看護師の確保が難しい中、現在在籍中の医師、看護師の定着化対策を優先させるべきであるともまた私は思っております。幸いにして研修医の皆さんは当市に対して好意的な考え方を持っているようでありますが、最も大切な人間関係熟成のための環境づくり、医師の負担軽減を図るための事務補助制度導入等の職場での環境づくり、快適な生活のための住環境の整備に加え、給与面での待遇改善も必要かと思うわけでございます。これらの環境整備により総合的な判断で当市への定着がふえてくれればと願うところであります。医師、看護師の待遇改善について考え方をお聞かせください。③、民間医療機関による病床の活用についてであります。この部分は、前日の同僚議員の質問と内容が同じと思われますので、違う部分の答弁だけで結構だと思います。市立病院の平成20年度の病床数は一般病棟120床、療養病棟60床の計180床で運営されておりますが、現状は一般病棟において120床までの利用がないとのことであります。聞くところによりますと、年間平均106床程度ということでございます。これらの病床活用のために民間医療機関との共同利用が有効的と思われます。市内には数カ所の医院がありますが、医院にはそれなりに固定した患者がおり、重病になると、市内外の病院に紹介されているわけでありますが、市内の医院に市立病院の病床を利用させ、医院の医師が患者を診察し、夜間は病院の医師が容体を管理することで患者も安心でき、また他市の病院へ行くのも減らすことができると思います。病院にもそれなりの収入となるわけでありまして、お互いにメリットがありますし、毎日見舞いに行く家族にとってもできるだけ近いほうがよいわけであります。現在奈井江町の国保病院でもこのことを検討しているかに聞いております。私は、病院問題の検討委員会でもこれらについての意見を述べてまいりましたが、今後に向けて他医療機関との病床共同利用の検討は病床利用率向上のためにも必要だと思っています。考え方があれば、お聞かせください。④、PR活動とその成果についてであります。昨年はリクルート大使を起用しての医師確保活動、ことしはパンフレットを作成し、ここにパンフレットがございますが、何種類かのパンフレットを出しております。その中に私たちの病院で働きませんか、赤平市の医療を救ってください、先生のお力が必要ですなどの内容で訴えておられますし、また市立赤平総合病院視察ツアー3日間などの企画もこのようになっておりますが、これらについて大々的に当市の病院の紹介と医師確保についてのPR活動等を行っております。このパンフレットは構成から印刷までのすべてを自前での作成と伺っており、ここまでの取り組みをされておられるスタッフの皆さんの努力を大いに評価するところでございます。このパンフレット作戦、どのような方法で、どこまでの地域まで広げて配布しているのか、これらについてお尋ねいたします。取り組みが始まったばかりだとも聞いておりますが、今現在までの反響や成果等について、またリクルート大使のその後の経過についてもお知らせいただければと存じます。大綱2、評価制度について、①、導入時期と考え方についてであります。日本経済もバブル崩壊後は長期にわたり低迷し、少子高齢化時代の到来とともに、国は慢性的な財政難に陥り、各自治体を取り巻く経済情勢は年々悪化してまいりました。各自治体の今までの無駄を省き、自立を求める政策に転換、行政機関が行う政策の評価に関する法律をつくり、各自治体の政策に対して評価を下し、交付金の調整対象としたところでございます。と同時に、各自治体に対し、評価制度の導入に向けた指導が始まりました。行政評価導入の目的は、1、成果、結果ということでありますが、成果志向の行政運営の実現、2つ目としては限られた資源、人、物、金、時間、これらのめり張りある配分、そして3つ目には行政運営の透明性と説明責任の確保であります。このことから全国の自治体で行政評価制度が取り入れられ、1つには行政活動に無駄な部分はないのか、2つ目には行政活動は費用に見合うだけの効果を出しているのかといった観点から行政活動を見直す取り組みが始まったわけであります。当市におきましては、平成18年策定のあかびらスクラムプランの中で既に施策として取り上げられており、昨年12月の住民説明会の中でも行政評価については今後に向けて取り組んでいく旨の市長答弁があったことから、市民の中には早急に取り組まれ、20年度の施策の中に出てくるものと期待していた人もいると聞いております。当市は、現在財政再生団体回避のため血のにじむような努力を続けておりますが、この経過について市民への説明も必要ですし、情報の共有も必要であります。ただ、このことについては既に広報にて周知されていることでございます。現市政のもとでは幅広く情報公開をしておりますし、庁舎内の意見も十分取り入れているようなので、安心しておりますが、さらに評価制度を取り入れることで機会ごとに市民からの幅広い意見、チェックを取り入れることができると思われますし、情報も共有できます。そのことによりでき上がった政策、施策に議会で十分な論議を加えることで私たち議員としての任務も、責任も果たせることではないかと思っております。この評価制度の導入について時期なども含め、どのように考えているのかお尋ねいたします。大綱3、救急救命対策についてであります。①、AEDの設置箇所拡大と取り扱い者養成の拡充についてであります。この件についても昨日の同僚議員の質問と同じと思われますので、違う点だけの答弁で結構だと思います。先月私の町内で不幸がありまして、参列したわけでございますが、焼香中にお年寄りが突然倒れ、意識を失いました。救急車への連絡はとりましたが、倒れた人への対応をどうしたらよいのかわからない人が多い中で遺族の身内の中に経験者らしき人がおり、AED、自動体外式除細動器があるかどうかを聞いておりました。葬斎場には設置されておらず、その人は手なれた感じで頸動脈にさわり、すぐに心臓マッサージとともに、人工呼吸を始めました。救急車の中はもちろんのこと、病院に着いてからも数名の医師により治療が行われましたが、残念ながら命は戻りませんでした。私は、あの場所にAEDがあったら、どうだったのかなと思いました。このことから多くの人が集まる葬斎場のようなところに、また類似箇所にはぜひAEDの設置が必要なのではないかと思ったわけでございます。ことし小中学校への予算化がなされ、AEDが設置されたわけでございますが、また民間の会社の中にも一部設置しているところもありますが、高齢化社会の中でこれからはもっと設置箇所をふやしていかなければと思います。リースですと、それほど高くはないと思いますし、5,000円程度と聞いておりますが、行政として普及のための指導は必要ではないかと思っております。ちなみに、当該葬斎場へは責任者の方にAED設置についてのお願いをしてまいりました。社内でも検討してみるとの前向きな回答がございました。市役所にも毎日多くの市民が訪れますし、万が一のことを考えるときに、この本庁舎にも設置の必要があると思われます。また、総合体育館に1台あるわけですけれども、もう一台設置し、団体競技などの際に貸し出しすることもこれからは必要になってくるのではないのでしょうか。検討すべきであると思います。また、設置の指導とともに、それを取り扱う人たちの養成が必要であります。せっかく設置しても、それを使用できる人が少なければ、何にもなりません。そのためには、数多くの場所で講習を行い、実技指導や訓練が必要であります。早くどこでも、だれでもが大切な命を救えるようになってほしいものであります。AEDの普及と取り扱い者の養成についてお尋ねいたします。大綱4、薬物乱用の防止対策について、①、青少年への指導強化についてであります。ここに1冊の小冊子がございます。こういうものでございますが、この中に「お父さん、お母さん「うちの子に限って…」は危険です!」という見出しになっており、サブタイトルは「薬物乱用防止は、あなたが主役」と、このようになっております。これは、全国高等学校PTA連合会で作成したものでございます。今世界的に薬物乱用が指摘され、国内でも新聞やテレビをにぎわしております。最近では、大相撲の幕内力士が大麻の吸引と所持で逮捕され、相撲協会を解雇されました。大麻だけでなく、いろいろな薬物が私たちの周りに出回っているようでございます。大きくは大麻、覚せい剤、MDMA、コカイン、アヘン、ヘロイン、有機溶剤、幻覚剤、違法ドラッグ等に大別され、その種別の中にまたたくさんの種類があるのであります。このいろいろな薬物は、成人だけでなく、子供たちまでが乱用し始め、社会問題になっているわけでございます。高校生、中学生、小学校の高学年まで広がっているようでございます。巧みな誘い文句、巧妙な密売手口、手の届く価格で最近は子供たちの小遣いで買える価格になっているとのことでございます。現在インターネットの普及は目覚ましく、また携帯電話の携行が低年齢化し、これらを使用することでいつでも簡単に親の目の届かないところで薬物が手に入るわけでございます。薬物乱用がもたらす心身及び社会に与える悪影響は大きく、犯罪や事故に結びつき、みずからの命までをも絶ってしまうわけでございます。薬物乱用は、都会に多く見受けられるとのことでございますが、最近では地方にまで広がってきているとのことであります。特に夏休みなどで都会と地方の交流が比較的多いときに乱用の機会が多いとのことでございます。赤平においては警察だけでなく、ライオンズクラブが中心となって、高校や中学校などで啓発活動を行っているというふうに聞いております。その中には同僚議員もおり、ことしは仮装盆踊りにても薬物乱用の防止を市民に訴えておりました。本当にご苦労さまでした。赤平での薬害汚染はまだないと私は思っておりますが、実態はどのようになっているのでしょうか。また、防止対策はどのように取り組まれているのでしょうか、お尋ねいたします。大綱5、黎明の像の今後のあり方についてであります。今赤平公園の上のほうに黎明の像が建っておりますが、このことについて質問いたします。先月8月8日、赤平商工会議所、赤平地区連合、農民団体などで構成する平和赤平市民会議主催の黎明の像安全平和祈願祭が行われました。例年ですと、雨天の日を除いては公園の黎明の像の前で行われるわけでございますが、ことしは赤平神社で行われました。公園の上までの道路整備も大変なので、そのようになったのだと思っております。この黎明の像は、戦前の炭鉱労働で犠牲となった外国人を奉った等身大の慰霊碑でもあります。戦前石炭の増産体制の中で多くの外国人が徴用され、捕虜も含め、坑内労働に従事、過酷な労働と坑内事故により多くの犠牲者が出ました。家族と引き離され、再び故国の地を踏むこともなく、死んでいった人たちを悼み、昭和41年8月に当時の市長であり、平和市民会議会長の遠藤勝太郎氏のもとに建立され、資金は市はもとより多くの市民の浄財で賄われました。戦後の炭鉱事故の犠牲者も今合祀されており、その後あらゆる労働災害による殉職者が合祀されております。そして、毎年遺族が集まり、安全平和祈願祭が行われているわけでございます。ことしも1人の殉職者が合祀されました。人口の減少と車社会の中で最近は赤平公園に来る人も少なく、公園管理も以前のようにはできなくなり、上にあったあずまやも老朽化で取り壊され、現在は植栽さえ行われております。このままで推移しますと、公園は荒れ、黎明の像は世間から忘れ去られます。今赤平炭鉱の立坑周辺を炭鉱遺産とする動きがありますが、この黎明の像こそ炭鉱まち赤平の歴史遺産であり、炭鉱遺産でございます。財政事情の悪い中、今すぐの話にはならないと思われますが、この黎明の像を公園の上からおろし、できるだけ人の目に触れ、赤平の歴史の大切な部分を多くの市民に語り継いでほしいものであります。黎明の像移設についての考え方があれば、お尋ねいたします。大綱6、鳥獣害駆除対策について、①、農業被害とその対策についてでございます。毎年道内各地において有害鳥獣による農業被害の報道がされております。当市は例年シカ、アライグマ、キツネ、アオサギなどによる食害があるわけでありますが、ことしは特にシカとアライグマによる被害が多いとのことであります。シカは春から頻繁に出没し、作物の味を覚えて、稲にまで食害があり、アライグマも繁殖率が高く、行動範囲を広げ、収穫間近のスイカ、トウモロコシなどをねらって、毎日のように被害に遭う農家も多く、昨年度から始まった環境保全事業にも取り入れた中で対策をされているようでございますが、当市における最近の実態とその対策についてお伺いいたします。毎年ヒグマの目撃情報があり、先日も住吉町の山近くの水田でクマ出没との報道があったばかりでありますが、ことしは雪解けが早かったものの、5月の霜、6月のひょうなどにより山での食べ物となるヤマブドウや木の実のなりが少ないと言われ、今後も秋から冬眠までの間人里までおりてくる可能性も十分あると考えるとき、人的事故も考えた事故予防対策を強固にしなければならないと考えます。その対策についてお伺いいたします。②、エキノコックスへの対応についてでございます。最近市街地や住宅街にもキツネの姿を多く見かけるようになりました。そして、以前と比べて人を恐れず、人なれしてきたそうであります。そこで、心配なのはエキノコックス感染であり、以前はエキノコックス症に対する予防策が市民に周知されていたところでありますが、今日人なれ、人との接触も考えられたとき、生ごみ類の管理やえづけをしないなど基本的なことも含め、市民への対策がぜひ必要と思いますが、お伺いいたします。今後も野生動物がふえ、農業者や一般市民に影響を与えることが予想されるとき、現状の対応策では限度があるかと考えられます。農水省が今年度から始めた鳥獣害防止総合対策事業とあわせて、ことし2月に鳥獣被害防止特別措置法という法律が施行されました。対策事業による防護さくや捕獲わななどの設置に対し、半額の助成があり、残りの半額には特措法による交付税の拡充措置があり、8割が特別交付税として返還されます。よって、地元負担は1割となる事業の内容であり、当市の実情に合うかどうか検討の余地があるかと考えております。この点についてもお伺いいたします。以上、質問を終わります。
答弁 市立赤平総合病院事務長 斉藤幸英(市立赤平総合病院事務長は2009年3月まで)
大綱1、市立赤平総合病院の今後の課題について、①、今後退職する医師の事後対策、補充の見通し、対応のめどについてお答えいたします。9月末で内科及び外科医師各1名が退職予定となり、札幌医科大学医局からの後任医師の派遣はありません。第1内科及び第1外科から週1回の夜間救急及び翌日午前の外来診療及び手術応援を受け、さらには江別市立病院総合内科より隔週金曜日の午前外来診療の医師派遣を受けることが決まっております。また、3月まで当院で研修をしていた医師が8月20日より内科医として勤務をしており、医師の充足率は70%以上を確保できる見込みで、収益につきましてもほぼ予定額を確保していけるものと見込んでおります。常勤医師確保につきましては厳しい状況にありますが、今年度実施しております医師住宅改築を含め、今後も医師の勤務環境の整備を進めるとともに、研修医につきましても研修終了後も残ってもらえるよう条件整備を行ってまいります。さらに、大学医局への要請だけではなく、市と一体となってのPR活動の実施や民間リクルート機関を活用して、一名でも多く医師が確保できるよう今後も努力を続けてまいります。次に、②、医師、看護師の待遇改善についてお答えいたします。現在医師を除くすべての医療職におきましても給与の削減を実施しておりますが、人材確保並びに職員の労働意欲の向上のためには、一日も早い給与削減の回復を行う必要があるものと思っております。そのためには、病院経営を健全化させなければならず、引き続き自助努力を続けなければならないものと認識をしております。なお、今回の補正後の予備費につきましても確かに約5億7,000万円ということになっておりますが、この数字をもってもいまだ連結実質赤字比率見込みといたしましては早期健全化団体に位置するものであり、財政健全化計画が義務づけられ、国や道の指導を仰がなければならない状況であり、原油価格の高騰や特別交付税などの不確定要素によって今後も予断を許す状況にはないこと、さらに公立病院改革プランは単年度収支均衡を図ることが前提であり、本プランを国に承認していただかなければ、公立病院特例債の発行が認められないわけであります。なお、医師につきましては、平成19年4月に給与改善を行っており、現在道内自治体の中間位置の給与水準になっております。医師確保に向けた取り組みの一つとしましては、さらなる給与改善は理解するところでありますが、これまでも改善に努力してきており、引き続き財政状況を見ながら検討してまいりたいと考えております。前段でも述べましたが、今年度医師住宅の改修を行っており、また小さな子を持つ看護師等が保育所利用に支障がないよう8月から病棟の3交代勤務開始時間をそれぞれ30分の繰り下げを実施しており、職員が安心して医療に従事できるよう今後も環境整備を進めてまいります。また、事務補助制度の活用についてでありますが、診療報酬の改定の中で新たに制度ができたものでありますが、医療に関する知識を必要とし、さらに業務が医師の事務補助に限定されていることから、当院の規模では人員確保が困難なため、まだ採用には至っておりません。しかしながら、医師の負担を軽減することは必要と判断しており、現在医事係事務職員により医師の指示に基づき、診断書等の作成時の補助を行い、負担軽減を図っているところであります。次に、③、民間医療機関による病床の活用についてお答えいたします。これからの市立赤平総合病院のあり方を考える検討会議におきましても検討事項になっておりますが、導入により患者にメリットがあることや病床利用率の向上も見込まれることから、今後医師会並びに開業医と十分協議し、施設基準等を精査した中で導入に向けた検討をしてまいりたいと考えております。次に、④、PR活動とその成果についてお答えいたします。院内に医師、看護師確保対策委員会を設けた中で確保対策を検討し、将来北海道での勤務を考えている医師を対象に赤平市の地域及び市立病院を視察していただく市立赤平総合病院視察ツアーを企画し、参加者を募集しております。パンフレット、しおりを作成し、東京赤平会、都道府県会館北海道IJU情報センター、空知地区産炭地域振興企業協議会赤平支部等へ配布をお願いし、また今後も北海道東京事務所の医師確保担当参事が医師確保で訪問する際に配布をお願いし、さらには今後行われる医学学会等への配布も予定しております。リクルート大使につきましても医師確保には至っておりませんが、いろいろ情報提供いただいており、今後も継続して医師確保につながるよう取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上です。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
大綱2、評価制度について、①、導入時期とその考え方についてお答えさせていただきます。急速な少子高齢化社会の進展や経済低迷、財政難、地方分権の推進など自治体を取り巻く社会情勢は大きく変化しており、自治体に対して最少の経費で最大の効果を上げるための取り組みが以前にも増して強く求められております。こうしたことから国におきましては、行政機関が行う政策の評価に関する法律、これに基づき、政策評価を実施しており、自治体も事務事業評価、施策評価、政策評価などを取り入れるところがふえている状況であります。当市におきましては、平成18年2月に策定をいたしましたあかびらスクラムプランの中で既に評価制度を施策の一つとして位置づけており、次期赤平市長期総合計画のスタートである平成20年度に合わせて導入してまいりたいと考えていたところでありますが、ご承知のとおり平成18年度には産炭地域総合発展基金問題、平成19年度には地方公共団体の財政の健全化に関する法律の制定によりまして、赤平市が財政再生団体入りを回避できるかどうかの大変重要な時期と重なり合い、将来のまちづくりの方向性について市民や議会の皆様と議論する以前に財政問題を最優先課題として解決しなければならない状況となったところであります。しかし、本年3月に策定いたしました赤平市財政健全化計画改訂版により、いまだ予断を許す状況にはないものの、財政再建に向けた一定の道筋をつけることができましたことから、本年度は市民の皆様のアンケートや市民会議等からのご意見をいただき、議員の皆様ともしっかりと議論を交わしながら、新たな赤平市長期総合計画を策定し、平成21年度中にスタートしてまいりたいと考えているところであります。評価制度の導入の時期につきましては、こうしたまちの指針となる総合計画のスタートに合わせて進めてまいりたいと考えており、総合計画に掲げられた内容に沿って事業等や行政運営が着実に実行されているか、合理的かつ市民サービスの向上につながっているか、市政の透明性が確保されているか、簡素、効率化が図られ、効果的であるかなどの視点から評価が行えるよう現在研究を進めさせていただいているところであります。評価制度導入に当たりましては、特にだれが評価を行うのかという点から申し上げますと、住民の福祉の増進を図ることを基本としなければなりませんので、評価をするときは住民の目線に立つことが不可欠であり、行政による評価に対して住民による評価を加える住民参加で評価することで住民の声が政策に反映され、結果として福祉の増進に資することにつながるものであると考えているところであります。このほか市すべての事務事業評価であるのか、中心的事業の政策評価であるのか、評価する範囲は行政が指定するのか、住民が選択するのか、あるいは事前評価か、事後評価かなどさまざまな課題がございますが、これらを整理させていただいた上で評価制度の導入を図り、プラン、計画、ドゥー、実施、チェック、評価、アクション、見直し、こういったプラン、ドゥー、チェック、アクション、この繰り返しが今後の行政運営にとって大切であると考えているところでありますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
答弁 消防長 中村高庸(消防長は2012年12月まで)
大綱3、救急救命対策について、①、AED、自動体外式除細動器の設置箇所拡大と取り扱い者養成の拡充についてお答えをさせていただきます。このことにつきましては、昨日の答弁の中でも申し上げ、重複する答弁となるところであると思いますが、現在消防において市内でAEDの設置場所として把握しておりますところは、公共施設ではみらい、総合体育館、市立病院、そのほかではゆったり、のぞみの家、光生舎の虹の里、フーレビラ、メディックエル、ケアハウス翠光などとなっており、また9月中には市内すべての小中学校に設置されることとなっていることから、教職員に対する救命講習を随時実施しているところであります。しかしながら、市内の設置箇所はごく一部であり、従業員の多い事業所、人が多く集まる施設などに対し、あらゆる機会を通し、AED設置についてPRに努めてまいりたいと思います。また、AEDの取り扱い者養成につきましては、救命講習に参加し、実際にAEDに触れていただくことが最善の方法であると思っておりますので、市内の皆様に対し、救命講習への参加を繰り返し呼びかけ、各事業所、各施設にはAEDの設置とともに、救命講習の受講についても働きかけてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
答弁 教育課長 相原弘幸
大綱4、薬物乱用の防止対策について、①、青少年への指導強化についてお答え申し上げます。最近のインターネットの普及により薬物などを手に入れやすい環境になってきていること、また種類も多岐にわたり、それがさらに入手しやすくなっていることは十分承知しておるところであります。青少年センター関係の会議などでも常に警察と情報交換をしているところですが、今のところ本市での青少年の使用の報告は入っておりません。しかし、夏休みなどの長期休暇で都市と郡部との行き来のしやすさやネット社会を迎えて、さらにその距離が縮まっているというのが今の状況であり、赤平も例外ではないと思います。このことは、議員ご指摘のとおり簡単に手に入る環境に現代社会が置かれているということであり、青少年をそこから守ることが我々の務めと考えております。学校教育では、かねてから教育課程において薬物乱用に係る単元が組み込まれておりまして、小中それぞれの保健の授業の中で子供たちに教育しております。また、昨年、ことしと市内の中学校で赤歌警察署とライオンズクラブ様のご協力のもと非行防止事業として薬物乱用防止のための教室を行っております。薬物の乱用は、心身に深刻な影響を与えること、また個人の心理状態や人間関係、社会環境が影響し、知らず知らずにそのような環境に置かれるなど巧妙になってきている最近の状況などを伝え、絶対に手を出さないよう指導しているところであります。いずれにしましても、将来薬物に手を出すことのないよう若年齢からの適切な指導が最も重要です。学校、警察署ほか関係各位の協力を得ながら、引き続き防止対策に取り組んでまいりますので、よろしくご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。以上でございます。
答弁 産業課長 菊島美時
大綱5、黎明の像の今後のあり方についてお答えいたします。黎明の像につきましては、昭和41年9月、炭鉱事故などで亡くなられた方に対する炭鉱犠牲者慰霊碑として赤平公園に建設され、除幕されました。以来炭鉱犠牲者はもとより殉職につきましても毎年8月に黎明の像安全平和祈願祭を開催しているところでございます。さて、黎明の像がある場所については近年遺族の方の高齢化、またアクセス道路におきましても未舗装と急勾配のため通行においては困難な状況であると認識しております。こうしたことからも今後の管理方法並びに平和祈願祭のあり方について関係団体と協議してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。続いて、大綱6、鳥獣害駆除対策についても続けてお答えします。①、農業被害とその対策についてと、②、エキノコックスへの対応について、関連事項でありますので、一括答弁させていただきます。近年におけるヒグマ、シカ、アライグマによる農業被害につきましては多くなっているのが現状であり、特にシカによる稲の食害やアライグマによる作物のトウモロコシ、スイカ等の被害が多発しております。ここ近年の捕獲頭数につきましては、平成18年度がシカ15頭、アライグマ7頭、平成19年度はシカ47頭、アライグマ18頭、本年度におきましては9月現在においてシカ20頭、アライグマ27頭であり、特にアライグマにつきましては昨年の頭数を上回っており、生息区域もほぼ市内全域に広がっております。また、平成19年の道内では2,382頭、空知では856頭が捕獲されております。それによる被害金額は、当市は自家野菜の農作物が多く、金額は発生しておりませんが、道内では3,688万8,000円、空知では838万7,000円という状況であります。当市の対策としては、平成14年度に生息が確認されてから平成15年度より捕獲が始まり、アライグマの排除を目的として外来生物防除実施計画を作成し、平成19年度に始めました国の事業である農地・水・環境保全向上対策による42名の従事者と一般の従事者20名の計62名が資格を持っております。また、法的生体捕獲などの知識を取得してわなを設置する、わなの数ですが、わな数は市が18台、農地・水と一般の方においては21個を新たに購入していただき、39個の箱わなによって捕獲を行っているところであります。しかしながら、環境適応能力や繁殖力が高く、急速に生息数がふえて、市内全域に広がっておりますから、捕獲処理においても捕獲数の増加によって職員の対応や処理費の負担に苦慮しているところであります。また、ヒグマによる農業被害はほとんどありませんが、ことしに入っても2件の目撃情報が寄せられ、赤歌警察署、地元猟友会と連携を図り、パトロールを行っておりますが、平成17年度においては4頭、18年度においては3頭、19年度においては5頭という捕獲数があり、増加している傾向にあります。また、これも自然環境の変化によって生息環境の悪化が進んでいることから、市街地など人里での出没が考えられます。当市といたしましてもこういうことに関しては広報に注意などを掲載し、林道入り口には注意看板を設置し、市民の安全を確保するため対応を進めているところであります。次に、②のエキノコックスへの対応についてですが、市街地においてキツネの姿を見かけることが多く、エキノコックス症の感染が心配されております。エキノコックス症は、キツネなどに寄生している寄生虫の卵が何らかの原因で人の体内に入り、主に肝臓で増殖して肝機能障害を起こすという恐ろしい病気であります。また、その対策としては、一般の人では法的な制限もあり、捕獲することは困難であるため地元猟友会による捕獲を行っておりますが、捕獲区域の制限や生息頭数の増加、捕獲時間などの制限により捕獲が困難な状況であります。そのためキツネを人家に近づけないのが一番の対策と言われており、えづけはしない、えさになるものを周りに置かない、また井戸などもふんや汚水が入らないようふたをするなどの措置が効果的と言われております。今後もエキノコックスにつきましては改めて広報に掲載し、市民の皆様に周知してまいりたいと考えております。次に、鳥獣被害防止特措法ですが、平成20年2月に作成され、鳥獣害防止総合対策事業が決定し、捕獲対策や被害防止策として支援措置が講じられることとなりました。空知管内では2市が協議会を設けておりますが、当市といたしましても他都市の事例を参考として農業者や地元の猟友会の意見や農業被害、鳥獣の生息状況等を把握し、事業の内容や財政状況も踏まえて検討してまいりたいと思います。今後当市といたしましても関係部署、農協や地元ハンターと連携を図り、鳥獣による被害対策に努めてまいりたいと思います。以上です。
再質問 2番 若山武信
再質問、特別にはございませんが、まず病院問題についてでありますが、すべて理解いたしました。あと、早く健全化に向けての達成をお願いするのみでございます。評価制度についてでございますが、21年度中にスタートというものでございますので、これについては理解いたしました。ただいまの答弁の中に、住民による評価を加えると、行政による評価に対して住民による評価を加えると、こういうことで住民参加での評価、こういうことでやっぱり市民の目線での行政というものはきちっとうたわれておりますので、私はここの答弁については高く評価しておきたいと思いますので、このことについてよろしくお願いいたします。また、AEDの件については設置と救命の講習、これは消防の方は本当に人数が減って大変なことなのですけれども、作業としては重荷になる部分はあろうかと思いますが、どうぞ人命にかかわる部分でございますので、よろしくお願いいたします。また、薬物乱用対策についてでございますが、現在も防止対策はとられているということでございますので、安心しております。しかし、子供たちの心身の将来を考えたときに、薬物の乱用防止対策はこれからも官民一体となって強化していかなければならないと思いますので、この取り組みについてもよろしくお願いいたします。黎明の像の関係でございますが、関係者と相談してということでございますので、理解はいたしますが、移設の場所と、例えばこういうふうになったときに、設置場所についてはひとつ要請ということでお願いいたしますが、平和祈願祭が赤平神社を中心として行われてきたという経緯からいたしまして、できましたなら赤平神社の境内の一部にでも設置していただきまして、合祀していただければ、粗末にならないのではないかと、こういう思いもありますので、相手のあることでございますが、ここのところひとつよろしくお願いいたします。要請といたします。それから、鳥獣害対策、これは理解いたします。これからもよろしくお願いいたします。以上、私の質問をこれですべて終わります。どうもありがとうございました。