赤平市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月12日
住宅環境について
2008年6月12日、赤平市議会の一般質問で、太田常美議員が「住宅環境について」質問し、建設課長 熊谷敦、市民生活課長 栗山滋之、市立赤平総合病院事務長 斉藤幸英が答弁しました。
- 質問者
- 太田常美 議員
- 答弁者
- 建設課長 熊谷敦、市民生活課長 栗山滋之、市立赤平総合病院事務長 斉藤幸英
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 7番 太田常美
通告に基づきまして、質問させていただきます。大綱1、住宅の環境について、①、ふろのない茂尻地区公営住宅入居者の対策について。昨年も同じような質問をさせていただきましたが、その後赤平市も突然の財政破綻問題で全国的に大きく揺れ動き、その中でこのような質問をするのはまことに不謹慎ではあると思いますが、あえて質問をさせていただきます。茂尻、春日町、新春日町と、そのほかふろのない公営住宅入居者のことですが、非常に高齢化してきておりまして、1週間に何回かのバスの送迎のときも、特に冬は足元も危なく、一時は町内で共同浴場の建設を真剣に考えたこともあったようですけれども、場所や管理、そして燃料や維持のことを現実に目の当たりにしたところ、特に昨年からことしにかけての石油の値上がりなど、とても地域の住民では維持管理できるものではありません。また、市内の総合体育館内の浴場施設も昨年封鎖され、文京町の公衆浴場も経営者の健康上の都合により休業しており、この秋ころには完全に廃業すると言われております。受け入れ先の入浴施設がなくなってきている現状の中で、近い将来、2年後、3年後にでも、ぜひともこの地域にふろつきの住宅を建設していただきたい、これが今の茂尻地域の住民の声であり、心からの願いであります。茂尻、春日、新春日地区に住宅の建設があるかどうかについて、また建設計画があるならば、いつころ建設を始める予定かお答えいただきたいと思います。②、文京町、豊丘町、若木町のふろのない公営住宅入居者の対策について。先ほどの質問の中でも触れましたが、昨年市の施設でもあります総合体育館の入浴施設の閉鎖、それから文京町のゆたか湯、これは個人経営でありますが、健康上の都合により今年9月で廃業することが決まっており、この地域に公衆浴場がなくなる、このことで地域住民が非常に困る。遅かれ早かれその地域の人たちが市に対して何らかの方法を求めてくるものと思いますが、何かよい考えがあればお聞かせください。大綱2、市立赤平総合病院の療養環境についてです。市立赤平総合病院の入院患者用のトイレとふろの新設について。今まで何度か先輩議員の皆さんから質問があったこととは思いますが、さらに昨年からことしにかけて市立病院に入院された患者さんより、病棟のトイレを何とかしてほしい、入り口は男女別々でも中に入ると同じ、プライバシーも何もないとの苦情がありました。私も現場へ行き、確認したところ、まさにそのとおりでありました。体の大きい私もトイレの仕切りの間隔が狭く、窮屈な思いを受けました。しかし、各階も同じつくりで、患者の皆さんにはゆっくり安心して用を足せる空間ではないとの感を抱きました。しかし、赤平市の財政状況、そして市立病院の決算状況を考えたとき、とても質問しづらい問題ですが、市立病院を利用する市民や入院患者の意見の多くは、心安らぐ空間、そしてその場所の一つとしてトイレとふろが挙げられています。今の状態でのトイレやふろの改修は、現実を考えてみれば、配管やその他の設備にしても資金的にかなり無理があるとは思いますが、1階に透析室を増築したように将来市立病院が改築も何もできないのであれば、これからは入院透析やその他の入院患者のためにも現段階で最良の方法で計画を立て、それらをこの数年間で赤字解消のために努力し、その結果としてトイレやふろの問題に取り組めるのはいつごろになるのかお聞かせください。②、市立赤平総合病院の医師住宅について。なぜ今この時期に医師住宅なのだと思われる人、また市民の方もいるのではないかと思いますが、あえてこのような質問をさせていただきます。過日東京にいる私の友人に関東周辺の市町村クラスの病院、個人病院も含めて新規開業した病院などを調べてもらったところ、特にこのたび静岡のある病院が開業するに当たり、医師の給料を年間3,000万と予算を立て、病院を立ち上げたそうですが、時既に遅しで、今や医師の年間所得は医師免許を持っているだけで最低でも年間5,000万以上保障しなければ確保できない。そんな厳しい状況の中で急遽医師1人当たり5,000万以上の予算を組み、ようやく開業できたと、そういう話を聞かされました。改めて医師確保の難しさを実感いたしました。さて、医師住宅についてでありますが、建築後30年以上経過する木造2階建て住宅があるなど非常に老朽化し、傷みが激しく、ネズミや虫などが家の中に侵入し、生活しづらく、また断熱も不十分で冬はとても寒く、雨の降ったときや雪解けの時期は家の前から病院に行くまでの間道路は水たまりのため靴やズボンのすそがぬれて泥だらけ、夜救急患者の診察のために駆けつけるときは全く悲惨なものです。実際にそこで生活した者でないとわからない、最悪の住環境であると思います。給料も安い、住環境も悪い、そのような環境の中で市立病院の医師は院長先生を初め、だれも文句を言わず、赤字解消のために、夜勤のときなどは院長先生みずから30時間以上の勤務をこなし、そのまま通常勤務につき、外来患者や入院患者の診察をしている。本当に体を壊さないかと思うほど精いっぱい頑張ってくれております。これは、地域医療を守る市立病院の役割を果たしていくため、また医師確保のためにも、これは必要最小限の、最大の課題であります。同じ敷地内に1棟4戸の2階建ての住宅もありますが、これもやはり内部の改修が必要な時期に来ているのではないかと思います。また、ある程度医師住宅を集約することにより不要な住宅や土地が発生してくるものと思いますが、現住宅は立地条件も非常によいところに建っておりますことから、それにつきましては有効にその土地を使っていけるのでないかということで思います。そういうことで有効にその土地を使っていくことを図っていく問題もあわせて、何かお考えがあれば、お答えいただきたいと思います。以上で1回目の質問を終わります。
答弁 建設課長 熊谷敦(建設課長は2017年3月まで)
大綱1、住宅環境について、①、ふろのない茂尻地区公営住宅入居者の対策についてお答えさせていただきます。茂尻地区における市営住宅につきましては、春日団地など浴室のない住宅が160戸ほどあり、そのうち85戸に入居されている状況にございます。現在の対応としましては、町内会とも協議の上、臨時バスによる住友共同浴場への運行を週2日、1日2便、計週4回行っておりますが、対象となる皆様にはご不便をおかけしております。茂尻地区の建替計画につきましては、浴室やトイレなどの未整備な団地の解消や住宅の集約と戸数の縮減を行い、良好な居住環境整備と効率的な管理を図るため重要な事業と認識をしており、当初の計画では平成20年度より建設に着手する計画でありましたが、近年の厳しい財政事情により見直しを行い、現在の財政健全化計画においては平成23年度からの建設予定を目指しておりますので、ご理解いただきたく、お願いいたします。
答弁 市民生活課長 栗山滋之(市民生活課長は2010年12月まで)
続きまして、②、文京町、豊丘町、若木町のふろのない公営住宅入居者の対策について答弁させていただきます。公衆浴場などの入浴施設は、住環境の変化や経営難を理由に全国的に減少してきており、当市におきましても近年茂尻地区の赤平温泉、豊里地区共同浴場、昨年はふれあいホール浴場が相次いで廃業、廃止に至ったところであります。さらに、本年9月末をもちまして、文教地区にありますゆたか湯さんも廃業の意思を固めたとの報告を受けたところであります。このことから行政といたしまして一番の心配事は、利用者の今後の状況であります。茂尻地区を例にとりますと、民間の公衆浴場が廃業された後に地域や町内会より、利用者はお年寄りが多いためおふろ対策を考えてほしいとの要望がありました。これを受けまして、町内会との話し合いを進め、市は入浴のためのバス運行を行うことでサービスの向上に努めているところであります。一方、文京、豊丘、若木地区の状況でありますが、現在おふろのない公営住宅棟は約100戸ほどであります。これに対しまして、ゆたか湯さんの利用者は1日10人程度であることから、利用率は低いとの見方ができます。また、現時点では利用者の年齢や世帯構成などの実態につきましては把握はしておりません。ご質問にありました市は何か対策を考えているのかということですが、現在具体的な対策は特に考えておりません。今後地域の利用者や町内会などからの要望等がありましたら、その要望内容等を十分検討し、一定のおふろ対策ができるよう前向きに対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
答弁 市立赤平総合病院事務長 斉藤幸英(市立赤平総合病院事務長は2009年3月まで)
大綱2、市立赤平総合病院の療養環境について、①、入院患者用のトイレとふろの新設についてお答えいたします。現在市立病院におきましては、市と一丸となって多額の不良債務を解消し、財政再生団体回避の取り組みが最重要課題と考えております。したがいまして、平成20年度は収益の確保とともに支出の削減を求められていることから、病院施設の早期新設、大規模改修は困難な状況にあります。しかしながら、病棟のトイレとふろの老朽化、利便性の悪さは十分認識しておりますことから、今後もでき得る限り入院患者の療養環境整備には努めてまいります。また、議員ご質問にございました改修の時期でございますが、さきに述べましたとおり財政再生団体回避に向け、取り組むことが最重要課題と考えていることから、計画の進捗状況並びに今後の病院の方向性を十分踏まえた中で検討していかなければならない課題と認識しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、②、市立赤平総合病院の医師住宅についてお答えいたします。医師住宅につきましては、現在院長住宅1棟、4戸入り集合住宅2棟、一戸建て住宅10棟がありますが、老朽化が進み、住環境は劣悪な状況となってきております。医師等医療職確保対策の一環から緊急な住環境整備が必要との判断から、今回補正予算で提案させていただきます医師等住宅改修事業により空知産炭地域整備事業助成金を活用し、既存の集合住宅2棟の大規模な改修を行い、住環境の向上を図っていくものであります。さらには、空き家となっている他の一戸建て住宅につきましても、議員からご質問にもありましたとおり比較的利便性のよい場所にあることから、集約を図りながら地域振興を考慮した中で今後の活用方法等を検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上です。
質問 7番 太田常美
ありがとうございました。