赤平市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月12日
いわゆる後期高齢者医療制度について
2008年6月12日、赤平市議会の一般質問で、五十嵐美知議員が「いわゆる後期高齢者医療制度について」質問し、市民生活課長 栗山滋之、社会福祉課長 伊藤嘉悦、建設課長 熊谷敦、教育課長 相原弘幸、消防長 中村高庸が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐美知 議員
- 答弁者
- 市民生活課長 栗山滋之、社会福祉課長 伊藤嘉悦、建設課長 熊谷敦、教育課長 相原弘幸、消防長 中村高庸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 五十嵐美知
通告に従いまして、一般質問を行います。最初に、質問に入ります前に、5月上旬の大型の災害に対して、一言お見舞い申し上げたいと思います。さきのミャンマー大型サイクロン、中国四川省の大地震が発生し、被災地では今なお救護、復旧作業が続いております。中国の温家宝首相は、建国以来と表現しております。特に学校倒壊では、多くの児童生徒が生き埋めになり、死亡した教員、生徒が全犠牲者の1割を超える被害という本当に心の痛む大きな災害であり、亡くなられた方々、多くの被災された方々に対し、心からお見舞いを申し上げるものでございます。さて、ここであえて申し上げたいことに、当市職員の少数精鋭で公務に頑張っている皆さんに対し、一言述べさせていただいてから質問に入りたいと思います。当市は、財政健全化を目指し、思い切った内部改革で、本年4月1日現在、病院も含め、全体の職員数は309人でありますが、その中で本庁舎内職員は113人まで減らしております。若返った多くの職員ですが、現在本当に身も軽く、何事においても一生懸命さがうかがえて、頼もしく感じるのは私だけではないと思っておりますので、これからも高尾市長を先頭に、お金がなくとも知恵を出し合い、頑張っていただきたいと願っておりますので、今後におきましても大事なこと、大変なこと多々あるかと思いますが、市民の皆様のためによろしくお願いいたします。それでは、質問に入ります。件名の1、長寿医療制度、いわゆる後期高齢者医療制度についてお伺いいたします。本年4月よりスタートいたしました新制度導入の背景には、高齢化が急速に進む我が国では75歳以上の高齢者の医療費が増大し続け、国民健康保険が破綻しかねない自治体も出てきている現状を踏まえ、健康保険が使えなくなるような残酷な社会をつくらないため、増大する医療費をすべての世代で分かち合う仕組みが長寿医療制度ではないかと思います。しかし、その反面、敬老精神に反する、まずは廃止などの議論もありますが、新制度の前身の老人保健制度は、国のベースで約10兆円の医療給付費については半分は税金で、残りを企業の健保組合などの拠出金で賄っておりましたが、財政的には現役世代も高齢者も自分の保険料のうち幾ら老人保健医療費に回っているのかがわからなかったのではないかと思います。また、医療費がふえても拠出金で賄うので、保険者でありました自治体には全般的に医療費を抑える意識も働きにくかったのではないかと思います。そこで、①の当市の医療費の現状についてでございますが、当市の医療費も全国的には多いと言われておりますので、これまでの医療費の推移をまずは伺いたいと思います。さらに、今回の新制度では広域連合ということで、保険者が北海道広域連合となりました。医療給付費等総額を国、道、市の税金5割と現役世代の仕送りとして4割、残り1割を75歳以上の方々でご負担をお願いしたいということでございます。当市の平成20年度当初予算では、長寿医療制度に回る分として支援金は1億6,804万円が計上されました。制度廃止ありきでの議論もある中で、平成20年度は75歳以上が支払う保険料総額は国のベースで約1兆1,000億円と言われており、この新制度を廃止すれば数千億円を現役世代が負担しなければならないと言われており、しかも肩がわり額は高齢化に伴って年々膨らむものと思います。そこで、②の当市の国民健康保険会計への影響として、保険者であります当市にとって新制度が円滑に導入されることによって当市の国保会計への今後の影響についてと、万が一にも廃止になった場合、今後の国保会計への影響について、あわせてお伺いいたします。次、③、長寿医療制度よろず相談窓口の設置でございますが、みんなで支え合う医療制度として当市は条例で定められておりますように後期高齢者医療に関する事務を扱うことになりましたことから、新制度導入に当たり、これまでも政府や行政への説明不足もあり、現場であります市町村では一部さまざまな混乱もマスコミ報道で取り上げられたとおりでございます。また、その中で収入ゼロでも無理やり保険料の徴収などと言っている政党もありますが、私は低所得者の方々には減免制度により優遇措置があると聞いております。事務を取り扱う当市として、保険者の北海道広域連合よりこの点についてどのように示されておられるのか伺っておきたいと思います。これまでの制度では、どの市町村に住んでいるのかで保険料負担に大きな格差があり、著しく不公平がありました。今後は、道内で同じ所得なら、原則として同じ保険料という公平な仕組みになります。さらに、扶養されている方々につきましては、これまでは保険料の負担がなく、初めて保険料を負担していただくことになりますが、本年4月から9月までの半年間は保険料はゼロ、10月から来年3月までの半年間は10分の1の負担、今現在の推計ですけれども、そのように示されております。全国平均では、月額350円で済むように特例措置が設けられております。また、生活にお困りで保険料の払えない事情のある方については、個別に減免制度もあるようでございます。新制度導入に当たり、これまでもさまざまな相談については電話や役所に来られた市民の方々もおられたと伺っており、多くの人は納得され、帰られたようですが、その一方では広報あかびらには制度の説明はされていても新制度について窓口への相談の周知もされていないなどのご意見もございましたので、新制度にかかわることを何でもお気軽にお問い合わせくださいなどのお知らせも必要と思います。さらに、新制度導入に当たり、長寿医療制度よろず相談窓口として明記したものを設置することについて、あわせてお考えをお伺いいたします。件名2、ごみ減量化について、①のごみ減量化大作戦の現状と今後の取り組みについてお伺いいたします。本年3月より広報あかびらで取り上げられている話題といたしまして、ごみ減量化大作戦がございます。こうした大作戦の背景には、焼却処分しているエコバレーの処理料金値上げにより、これまで1トン1万5,960円から本年4月1日より1トン当たり1万9,950円、さらに平成22年4月からは2万5,200円に上がり、この焼却処分単価の値上がりなどで当市の負担も本年4月から400万円の増加、平成22年4月からは1,200万円に増加すると見込まれております。そこで、当市担当者の皆さんはエコバレーの値上げを即ごみ料金への値上げとしないで、ごみ減量をすることで中空知衛生組合などの負担金を抑えようとの発想になったと伺い、市民本位の考えに当市職員の仕事のやる気を感じたわけでございます。さらに、地球温暖化を考えますとき、ごみ減らしは大変意義のあることと思います。また、NPO法人市民活動支援センターでは、庶民の底力でごみ減量化大作戦に市民としても何かお手伝いはできないかと、現在さまざまな議論を通し、取り組まれておられるようですが、当市行政として3月から始まりましたごみ減量化大作戦の現状をまずは初めに伺っておきたいと思います。さらに、もう少し踏み込んで、各地域に出向いていって、当市のごみ排出量の状況などを説明することも必要なのではないかと思いますが、この点についても伺っておきたいと思います。また、広報にもありますようにリサイクリーンのごみランキングでは、家庭ごみの燃やせるごみでは1位が滝川市で2位が赤平市、生ごみと粗大ごみでは1位でございます。不燃ごみと資源ごみでは3位でございます。そこで、今後の取り組みとして、ごみを減らすことは地球温暖化に寄与すると同時に、ごみ袋料金の現状維持につながるわけですので、市民の皆さんにとっても家計負担を抑えることにつながります。今後各地域に出向き、説明会などの実施の考えや、市内企業で働いている方々のために休み時間の出前講座など、また子供たちへの周知についても学校との連携を図るなどして、あらゆる年代層を意識してのより一層の啓発の取り組みを進めなければ、効果の上がる結果に結びつかないのではないかと思いますが、お考えについてお伺いいたします。次に、②の市民負担と市財政への影響についてお伺いいたします。本年の当初予算にはじん芥処理費として2億380万7,000円が計上されておりますが、エコバレーの値上げ分として当市は400万円見込まれる中でごみ袋料金を現状のまま据え置かれておりますが、このことにより市民負担と行政負担の割合がどのようになるのか、まずは最初に伺いたいと思います。さらに、当市の家庭ごみ排出量は年間約3,029トンで、市民1人当たり1日586グラムとなっております。また、ごみに関する経費は約1億9,200万円となり、ごみ100グラムに対する処理経費が約4.6円となるようでございます。そして、市民が1人1日に出すごみを100グラム減らすことにより年間2,000万円の経費を節約できるとされておりますが、このごみ減量化が計画どおり進まなければ、市民負担と市財政に対する影響についてどのようになるのか伺いたいと思いますし、さらに粗大ごみ排出量の1位について行政として分析されておられるのかどうか、処理の負担金やリサイクルについてもあわせてお伺いいたします。また、燃やせないごみについて1カ月に2回水曜日に回収されておりますが、1回の量がどのぐらいになっているのでしょうか。時には収集車に余り量のない中で稼働している状況もありますが、月1回の回収になった場合、経費の削減につながると思います。そこで、収集車1日の稼働経費が幾らになるのか、また燃やせないごみの2回から1回に減らすことによる削減効果が市財政への負担軽減にもつながると思いますが、その影響についてお伺いいたします。③のクールアース・デー、地球温暖化防止の日の取り組みの考えについてお伺いいたします。前段で申し上げましたようにごみの減量化は、経済効果や地球温暖化防止に向けた運動にも連動するものと思います。市民総ぐるみでごみ減量化を目指す上からも洞爺湖サミットの7月7日をクールアース・デー、つまり地球温暖化防止の日として、省エネ運動となるライトダウンキャンペーンの日としての推進や、さらに毎月7日を環境に優しい生活ができるよう、例えばCO2削減のためにできるだけ歩くことに心がける歩く日にするとか、またごみを出さない生活を心がける日にするなど市民一人一人ができることから、ごみ減らしは地球温暖化防止としての意識啓発の上からも、当市としてこのクールアース・デーに取り組むことについてお考えをお伺いいたします。件名の3、子育て支援について、①の幼保一元化の今後の考えについてお伺いいたします。平成18年6月議会の本会議で質問させていただいた経過もあり、端的にお伺いいたします。現在幼稚園は教育施設、保育所は児童福祉施設と縦割り行政になっておりますことから、このときの質問に、幼保一元化は子供の側からの視点や生まれた子供たちへの支援を考え、大変重要なテーマであるということを訴えさせていただきました。政府も少子化対策の子育て支援として認定こども園の推進などを図り、親の就労状況は問わない、またゼロ歳から5歳児が対象で、預かり保育は8時間、さらには地域の子育て支援も実施ということで、当市は現在赤平幼稚園と2つの保育所と、実施事業も預かり保育、延長保育、ゼロ歳児保育から一時保育など、さらには子育て支援センターと、さまざまな事業に取り組まれていただいている状況にはありますが、子供の側から見れば、幼稚園や保育園などに分けられることは大人側の発想であって、子供たちは決して望んでいるとは思えないのでございます。そこで、今後の子育て支援は子供の側からの視点、また子育てを支えようとの観点からも幼保一元化を目指し、当市のすべての子供たちにとって、よりよい環境を少しでも早く実施されるよう望むものであります。平成18年6月のお答えでは、幼保一元化については一定の認識は示していただきましたが、今後の国が示す指針や道の条例を慎重に見守りながら当市として対応を考えてまいりたいとございましたので、子育て支援の充実を図る上からも認定こども園の機能を持ち合わせた幼保一元化の早期実現に向けた取り組みについてと、さきのお答えのその後の進捗状況と、あわせてお伺いいたします。件名4の居住対策について、①、雇用促進住宅募集停止に伴う相談窓口設置の考え方についてお伺いいたします。雇用促進住宅は、雇用保険法第64条で規定されております雇用福祉事業として整備され、就職に伴い、その住宅を移転する者のために設置されました勤労者向けの住宅でございます。運営は独立行政法人雇用・能力開発機構で、管理は財団法人雇用振興協会に委託されておりますが、平成19年の同法律の改正により法第64条が廃止され、独立行政法人整理合理化計画で雇用促進住宅の譲渡、廃止を平成33年度までに完了すると示され、報道もされました。そこで、調べましたところ本年3月末で全国1,530カ所廃止、全道では平成20年度までに62カ所156棟が入居停止となります。報道では、奈井江町は平成21年11月までに退去と示されましたが、当市は4棟160戸あり、現在大町宿舎に入居されているのは33戸、百戸宿舎34戸の合計67戸でございます。管理者の協会では、当市の4棟についても入居募集の停止と、年内には入居者に対し、退去説明がされると伺っております。入居されている方々の不安、あるいは住宅探しなどや、当市に住み続けたい、また住み続けていただきたいなどの思いから、役所内に相談窓口の設置などして、早急に対策を立てる必要があるのではないかと思いますが、この点の考えについてお伺いいたします。②の町なか居住対策とその取り組みについてと、③の居住対策委員会等の設置の考え方について、関連がありますので、一括してお伺いいたします。前段で申し上げましたように大町の雇用促進住宅がなくなりましたら、いよいよ町なかに集合住宅がなくなってしまいます。病院や駅、バスターミナルが近く、本来住んで一番便利な地域のはずですが、公営住宅もない状況の中で、町なかににぎわいを創出するにも大変厳しい地域となってしまいます。雇用促進住宅の管理者であります協会のお話では、それぞれの市町に買い取りのお願いをしているとのことでございますが、この点の対応についてどのように考えておられるのか伺っておきたいと思います。さらに、今後当市のまちづくりを考えますときに、町なか居住ができるように公営住宅がよいのか、あるいは民間などの協力関係をいただいて進める方法もあるかと思いますが、いずれにしましても町なか居住の推進に取り組むことは当市にとって急務であると思います。行政としてこの点どのように今後考えておられるのか伺いたいと思います。また、当市は空知発展基金により新産業分野で雇用の創出もされつつある中で近隣のまちからの雇用もあり、できれば赤平に住みたいと願っている方々もいらっしゃると伺っております。若い方々の居住も含め、今後当市の居住対策として行政に委員会などを設置し、早急に取り組む必要があるのではないかと思いますが、考え方をお伺いいたします。次、件名5の学校耐震化と防災機能の整備について、①の学校耐震診断の状況についてと、②の学校耐震化の取り組みについて、関連いたしますので、一括してお伺いいたします。5月12日、冒頭で申し上げました中国四川省大地震で学校の倒壊が相次ぎ、多くの子供たち、先生が犠牲となってしまいました。連日の報道に、当市でこのような大規模な災害が発生したら、学校施設は大丈夫なのだろうかと思ってしまったのは私だけではないと思います。現在当市には、学校教育施設として赤平幼稚園と小学校5校、中学校2校でございますが、その中で昭和56年以降建てられました赤平幼稚園、平岸小学校、赤平中学校につきましては、新しい基準で建てられていると伺っております。そのほかの学校施設の耐震化につきましても、まずは診断がなされないと進められないと思います。そこで、耐震診断について現状をまずは伺いたいと思います。さらに、学校耐震化の取り組みにつきましても、これまで公立小中学校の校舎に耐震補強の工事を行う場合、国が2分の1の補助をすることになっておりましたが、現在全国で約13万棟の公立小中学校の校舎のうち5万棟以上が耐震性が不十分とされております。当市におきましても財政難の中では容易には進められないのではないかと思いますが、今回の中国四川省の事態を受け、国としても学校耐震化の補助率の2分の1から3分の2に引き上げも検討される方向と報道もされております。地方自治体への支援拡充により耐震化工事の促進を図る考えと思われますが、当市としてこの点今後どのように取り組まれていかれるのかお考えをお伺いいたします。③、学校施設避難所指定校の防災機能整備についてお伺いいたします。公立小学校施設は、地震等の非常災害時に児童生徒の生命を守るとともに、地域住民の緊急避難場所としての役割を果たす使命があるわけでございます。学校施設の防災機能の整備状況を見ますと、防災倉庫また備蓄倉庫等の設置状況や自家発電整備、また屋内運動場のトイレの設置で屋外からもトイレ使用ができるようになっているのか、また水を確保するための浄水設備などの整備状況などでございますが、これらの防災機能整備状況は、現状と避難場所の指定と防災機能の実態が必ずしも整合されていないのではないでしょうか。そこで、財源でありますが、補助金の関係です。担当のほうでは既にご存じかと思いますが、国としても地域防災施設の整備に関する支援制度として、文部科学省の補助金のほか、公立学校施設の防災機能の整備財源として、内閣府や国土交通省にも財政支援の予算があるようでございます。その中で国土交通省では、耐震改修事業あるいはまちづくり交付金に地域防災施設として耐震性貯水槽、備蓄倉庫、放送設備や発電設備など、さらには下水道地震対策緊急整備事業として管渠の耐震化事業、マンホールトイレシステムなどと支援制度があるようでございます。こうした支援制度を積極的に活用し、学校施設が子供たちや、あるいは住民の皆さんに安心と安全な収容、避難場所として十分機能ができるよう、防災機能の整備について、さきに申し上げました国の支援制度などを活用し、努めていくことについて、備えあれば憂いなしでございます。お考えをお伺いいたします。以上で1回目終わります。
答弁 市民生活課長 栗山滋之(市民生活課長は2010年12月まで)
大綱1、長寿医療制度について、①、赤平市の医療の現状について、②、赤平市の国民健康保険会計への影響について、③、よろず相談窓口の設置について答弁させていただきます。長寿医療制度につきましては、制度の内容やその仕組みなどを含めまして、国会やマスコミ、そして国民の皆さんの間でいろいろな議論が交わされている状況にあります。厚労省の今後の高齢者医療費の推移では、まだしばらくの間医療費の増額が続くとの見解であります。このことを考えますと、今後も医療費の増加が続いていく過程の中、その増額分の財源をだれが、どのように負担をしていくのかが一番重要な政策課題ではないかと感じておりますし、各医療保険者や関係団体においても注目している点であります。最初に、①の赤平市の医療の現状についてですが、ここ数年の状況を報告いたしますと、高齢者分を除いた一般分の医療費は、平成15年度1人当たりの医療費が約42万8,000円でありましたが、平成18年度では約42万7,000円とほぼ横ばい状態にあります。しかしながら、全道180市町村の中では第1位であり、当市の高医療化を示す結果になります。一方、高齢者の医療費であります老人医療費に関しましては、平成15年度の1人当たりの医療費が約111万2,000円であり、平成18年度では約108万9,000円と若干下向きの傾向にはありますが、やはり老人医療費につきましても全道順位第9位であり、高い医療費は続いている状況にあります。次に、②の赤平市の国民健康保険会計に及ぼす影響についてでありますが、今回の長寿医療制度の実施に伴い、大きく変わる点は、基本的に75歳以上の加入者が広域連合の運営する医療保険に移行すること、65歳から74歳までの退職医療加入者が前期高齢者と言われます一般国保へ移行することの2点であります。このことから75歳以上の納税者が移行することによる国保税収納率の増減、あるいは退職医療加入者が一般国保になることによります医療費の増額と、各医療保険者から支出されます交付金収入など金額が大きい項目が未確定要素が多いことから、現段階での影響額の予測は難しい状況にあります。また、万が一この制度が廃止され、もとの老人保健制度に戻ると仮定した場合は、20年度の後期高齢者支援金約1億6,800万円ですが、これが老人保健医療費拠出金として19年度予算ベースに近い2億6,000万円程度の支出金になるものと予測しております。最後に、③のよろず相談窓口の設置についてでありますが、長寿医療制度に関する受け付け事務等は市町村が行っております。この制度の仕組みや内容は複雑で難しいこともありまして、担当者一同なるべくわかりやすく、この制度の内容を正確に市民の皆さんに伝えたいとの思いで日々努力をしているところですが、今述べましたとおり制度の内容や仕組みが複雑であることから、広報でのお知らせや電話、窓口での説明でもまだまだ十分に理解されていない方も少なくはないと認識しております。さらに、国会議員の発言等を中心に現在も新聞、テレビなどでは制度の内容改正に関するニュースも多々出ていることを踏まえますと、市民の皆さんも多少の混乱があるのではないかと思われます。今後は、広報あかびらの「医療保険です」のコーナーにおきまして、常時相談窓口を行っていることの周知を図ると同時に、市民の皆さんには正確な情報提供をし、そしてこの制度を理解できるよう親切な対応に努めてまいります。最後に、低所得者の保険料に関する優遇措置についてでありますが、基本的に保険料は収入には関係なく、全加入者に納付義務が生じます。しかしながら、保険者であります広域連合では減免に関する規定を設けていますので、その要件に該当する方々につきましてはさらなる保険料の軽減を受けられることもあり得ますし、最も深刻な納税者の場合には保険料ゼロのケースもあると思われますので、先ほどの相談窓口の強化と同様にPRに努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。続きまして、大綱2、ごみ減量化について、①、ごみ減量化大作戦の現状と今後の取り組みについて、②、市民負担と市財政への影響について、③、クールアース・デーの取り組みの考え方について答弁させていただきます。市では、本年3月より広報あかびらの紙面を活用いたしまして、ごみ減量化大作戦に取り組んでいるところですが、本年5月分のごみの量を昨年同月と比較いたしますと、若干ではありますが、減少しており、まずまずのスタートを切ることができたと思っております。また、この取り組みにご賛同いただきまして、NPO法人市民活動支援センターや赤平消費者協会などを初め、一部の団体でごみ減量化に向けた活動が実施されており、大変心強く感じているところでもあります。今後もこのような活動がさらに広がるようにと、5月には町内会長会議の中で出前講座のPRをさせていただきましたが、これからも各地域や企業及び学校などでの出前講座、説明会等を開催し、市民の皆さんの意識高揚を図ることで効果を上げていきたいと考えております。次に、②、市民負担と市財政への影響について答弁させていただきます。ごみの有料化が始まりました平成15年度は市民負担の割合が約26%でありましたが、平成19年度では約22%となっております。概算ではありますが、平成20年度は燃やせるごみの処分費用の改定分を含めますと、住民負担は22%以下になるものと試算しております。市では、有料化実施に当たり、基本方針といたしまして、市民の皆さんの負担割合を4分の1、そして行政の負担割合を4分の3と定め、事業を進めてまいりましたが、現在は行政負担率が若干上回っている状態であります。このことからごみ処理手数料、いわゆるごみ袋の価格改定も視野に入れておりましたが、その前に行政と市民の皆さんが一緒に努力することにより、価格の据え置きあるいは値上げの時期をおくらすなど負担を軽減できるよう、この取り組みに挑戦していくものであります。この計画が予定どおり進まない場合ですが、市の負担は大きく膨らんでいきますので、住民負担増を求めていくことは避けられないと考えております。ごみ処理料金によります平成20年度から平成24年度までの5年間の最大負担額は約3,800万円と試算しております。また、ごみの排出量のランキングに関しまして、粗大ごみの排出量が第1位という要因についてですが、現段階では分析をするまでには至っておりませんが、移動が多い公営住宅等を多数抱えていることも要因の一つではないかと思っております。それから、経費削減についてのご提言もありましたが、燃やせないごみの日を月2回から1回にいたしますと、委託料から算定いたしますと、概算ではありますが、月に約19万円の削減につながります。このことは一例でありますが、まだまだ工夫を凝らすことでごみの減量化は可能と考えておりますので、今後ともごみの減量と経費の節減に努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。次に、クールアース・デーの取り組みの考え方について答弁させていただきます。ご承知のとおり市役所庁舎内におきましても地球温暖化防止あるいはエネルギーの節約等を考え、クールビズやノー残業デーの促進、さらには出張時の相乗りや昼休みの電気の消灯など、さまざまな取り組みを行っております。一方、サミット開催の初日には、地球温暖化防止の日と同日にガイアナイトが開催されます。市におきましても、市民の皆さんが環境問題への関心を深めていただくよい機会と考え、広報あかびらやホームページで周知をいたします。最後に、市としてクールアース・デーの取り組みの考え方についてでありますが、環境問題や地球温暖化問題を改めて考える機会をつくることは大変意義の大きいことと思われますので、市役所内部で取り組めること、あるいは市民の皆さんが取り組めることを検討してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
答弁 社会福祉課長 伊藤嘉悦(社会福祉課長は2011年3月まで)
大綱3、子育て支援について、①の幼保一元化の取り組みと今後の考えについてお答えさせていただきます。平成18年10月から施行されております就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律、つまり認定こども園に関する法律でございますが、この法律は我が国における急速な少子化並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化に伴い、小学校就学前の子供の教育及び保育に対する需要が多様なものとなっていることにかんがみ、地域における創意工夫を生かしつつ、幼稚園及び保育所等における小学校入学前の子供に対する教育及び保育並びに保護者に対する子育て支援の総合的な提供を推進するための措置を講じ、もって地域において子供が健やかに育成される環境の整備に資することを目的とされているところであります。認定こども園は、保育所の子供も幼稚園の子供も保護者の就労の有無にかかわらず、幼稚園と保育所のよいところを生かしながら、その両方の役割を果たすことができるように教育と保育を一体的に行おうとするものであります。認定こども園の形態につきましては、幼稚園と保育所が連携して一体的な運営を行う幼保連携型、幼稚園に保育所的な機能を備える幼稚園型、保育所に幼稚園的機能を備える保育所型、無認可の幼稚園、保育所同士でつくる地方裁量型の4つの類型に分けられております。幼保連携型につきましては、幼稚園と保育所の建物及びその附属設備が同一の敷地内または隣接敷地内にあることが必要とされておりますし、保育所の分園による幼稚園との連携、幼保連携型につきましては、保育所の分園は本園との一体的運営を前提とするものであり、分園のみを独立させて幼稚園と組み合わせて、幼保連携型認定こども園とすることはできないこととされているところであります。認定こども園の認定件数を見てみますと、平成20年4月現在で全国で229カ所、道内で16カ所の認定こども園が認定となっております。道内で見ますと、公立が6カ所、民間が10カ所で、幼稚園型が5カ所、幼保連携型、保育所型がともに4カ所、地方裁量型が3カ所となっており、これは全道の認可保育所数833カ所、認可幼稚園数569カ所の1.1%にしかすぎず、認定こども園への移行がなかなか進んでいないことをあらわしているものと思われます。窓口は一本化されたとはいえ、保育所については児童福祉法、幼稚園については学校教育法がそれぞれ適用となることから、制度として統一性に欠けることが認定こども園への移行が進まない理由かと思われます。当市におきましても幼稚園、保育所ともに現在の施設ではこれ以上の児童数の増加並びに施設の整備は難しい状況でありますことから、当面は認定こども園の設置は難しいものと判断しております。しかしながら、子供の側からの視点や子育ての観点から幼保一元化の必要性については認識いたしているところであり、施設の有効利用や民間の活用などあらゆる方向性を探りながら認定こども園の設置、幼保一元化の可能性を検討してまいりたいと存じますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
答弁 建設課長 熊谷敦(建設課長は2017年3月まで)
大綱4、居住対策についてお答えさせていただきます。まず、①、雇用促進住宅募集停止に伴う相談窓口設置の考え方についてでございますが、雇用促進住宅につきましては独立行政法人雇用・能力開発機構が運営しております。平成13年12月に閣議決定された特殊法人等整理合理化計画により、現入居者がいることを踏まえた早期廃止とされており、地方公共団体等への譲渡の方針となっております。当市には、昭和54年建設の赤平宿舎と昭和61年建設の大町宿舎の計4棟160戸が建設されておりますが、平成17年度に両宿舎の購入等に係る意向調査がありましたが、当市としては市営住宅の管理戸数が3,000戸と多く、適正な管理戸数を目指し、建替事業や用途廃止により1,100戸ほど削減に努めなければならない状況にあること、また財政状況からも難しいとの回答をしております。近隣町において譲渡協議が数年行われた結果、住宅廃止に伴う立ち退きに関する住民説明会が開催されておりますが、当市においては現在雇用・能力開発機構より具体的な廃止等に向けての提示はなく、詳細な協議はなされていない状況にございます。入居されている方への対応としましては、市内の公的住宅への入居を希望される方については公営住宅の入居基準等についてのご相談をお受けしたり、また民間賃貸や宅地を求められる方についても市ホームページ等でご紹介をしております住宅情報等によりご説明をさせていただきますが、現在廃止に関して具体的な協議はなされておらず、詳細な情報のない中での入居されている方々への相談等の案内対応は慎重に行わなければならないものと考えておりますが、今後も多くの方が市内で住み続けていただけることを第一と考え、対応を検討してまいります。次に、②、町なか居住対策とその取り組みについてでございますが、雇用促進住宅のうち大町宿舎については市街地に建設されており、病院、駅等に近接しているため町なか交流的な性格を持った集合住宅であり、今後進む少子高齢化に対応するためには、コンパクトなまちづくりである市街地に人を集約し、利便性の向上を図る上では重要な住宅であると考えております。今後雇用・能力開発機構からの具体的な譲渡等に関する協議により条件等が明確になれば、現在の市の公営住宅政策や財政状況などを見きわめながら、今後の大町宿舎のあり方について検討してまいりたいと考えております。続きまして、③、居住対策委員会等の設置の考え方についてでございますが、住宅政策の総合的な計画である平成17年3月に策定いたしました赤平市住宅マスタープランや赤平市公営住宅ストック総合活用計画につきましては、当時の助役、部長、課長職による策定委員会、主幹、係長職による作業部会などを設置して、約10カ月に及ぶ協議を重ね、検討してきた経緯がございます。財政健全化計画により公営住宅建替事業が一部先延ばしとなっている状況にはございますが、赤平市公営住宅ストック総合活用計画を早期に実現することが優先的課題であると考えておりますので、現段階において新たな委員会等を設置する状況にはないものと考えております。しかし、本年度は新たに赤平市長期総合計画を策定する年でもありますので、市民参加を得た中で若者を含めた居住対策については議論の対象になることが予想されるため、こうした状況を見きわめながら必要に応じて公営、個人、民間を含めた居住対策のあり方を検討する機関の設置について検討してまいりたいと存じます。以上、ご理解いただきたく、お願いいたします。
答弁 教育課長 相原弘幸
大綱5、学校の耐震化と防災機能の整備について、①、学校耐震診断の状況について、②、学校耐震化の取り組みについて、関連しますので、一括してお答えいたします。このたびの中国四川大地震で学校の倒壊が相次ぎ、多くの子供たちが犠牲になったことは、学校施設を預かる者として大変憂慮する出来事でありまして、議員が抱いた思いは我々とも共通するものでございます。現在市教委では、学校施設として1幼稚園、5小学校、2中学校を管理しておりますけれども、昭和55年以前に建築の校舎が耐震診断の必要がある施設とされております。診断が必要な学校は、赤平幼稚園、平岸小学校、赤平中学校を除く4小学校、1中学校の5校となっております。市教委では阪神・淡路大震災以後日本各地での地震被害から、学校施設の耐震化の必要性は十分認識しておりますけれども、赤平市を取り巻く厳しい財政状況から、耐震工事以前の耐震診断もいまだ実施に至ってございません。耐震化が必要となる5校について耐震診断にかかる費用についてはおおむね2,200万円ほどと見積もられておりますから、実施には大変厳しい状況であります。しかしながら、このたびの中国四川大地震での学校施設の倒壊報道により、国の耐震化の補助金が2分の1から3分の2に引き上げられるのではないかという情報がありまして、地震防災対策特別措置法のことだと思いますけれども、これは衆議院、そしてきのう参議院も通過したということを報道を受けておりまして、今後はその法を受けて補助金や交付金等の改正作業、また地方交付税措置の拡大も検討されていることと思いますけれども、学校施設は市の災害時の避難場所にも指定されていることから、財政難といえども、この法改正に伴って、前向きに検討していかなければならないと考えております。いずれにしましても、学校は子供たちが一日の大半を過ごす活動の場であり、その安全性の確保は極めて重要です。今後市長部局と十分協議しながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。以上でございます。
答弁 消防長 中村高庸(消防長は2012年12月まで)
③、学校施設避難所指定校の防災機能につきまして、お答えをさせていただきます。地震や集中豪雨により大規模な災害が発生し、また発生のおそれのある場合などにこれらの災害から多くの地域住民の皆様を防護するためには、危険地域からの避難を余儀なくされるため、市内各地域に多数の被災者を収容することができます建物16カ所を収容避難所に指定し、緊急時には住民の皆様を収容することとしておりまして、このうち小中学校につきましては7カ所を収容避難所にしているところであります。小中学校の収容避難所につきましては、学校としての目的、用途に応じた設備は有しておりますが、当初より収容避難所としての使用を想定した建物とはなっていないこともあり、避難施設としての対応した、すべての防災設備を有しているものではありませんが、本市におきましては多数の被災者を収容し得る数少ない建物でありますことからも避難施設に指定しているところであります。このことからも収容避難所における防災設備の整備につきましては、万一の災害に対応できるよう整備を図ることは重要であると考えております。今後本市の財政状況を見きわめながら、防災施設、設備に係る補助事業等を勘案し、整備に努めるよう検討してまいりたいと考えておりますので、どうかご理解賜りますようお願いいたします。以上です。
質問 1番 五十嵐美知
ただいまそれぞれお答えいただき、おおむね理解はいたしましたので、再質問ではございませんが、長寿医療制度、これにつきましては地方議会に携わる者としての思いや、またそれぞれの項目に対して今後の取り組みの参考にしていただきたいことを少し述べさせていただいていきたいと思いますので、よろしくお願いします。長寿医療制度でございますが、日本の現状は世界に類例のないぐらいの速さで高齢社会に突き進み、長寿国日本となっている状況の中、医療費は当然ついて回るわけでございます。お答えにもありましたように医療費の増加が続く中で、その財源をだれが、どのように負担をしていくのかが本当に重要なテーマであると思います。介護保険導入、2000年4月のときもそうでありましたように今回の長寿医療制度も導入に当たり、国民の大きな関心事として日本列島を駆けめぐっております。国会においてもさまざまな議論の中で、高齢者の多くの皆さんが慢性的な病気を抱えながらも、入院、通院を繰り返しながら地域の中で一生懸命生きておられる姿を通し、感じますことは、不安をあおる論法だけで何の改善策も示さない言動は余りにも無責任と言わざるを得ないのでございます。今後この制度につきましても低所得者、住民税非課税の方々の保険料のさらなる軽減措置なども盛り込みながら運用されるようにと国も取り組まれておりますので、国民に安定した持続可能な保険制度、医療の提供をしていただけるよう見守っていきたいと思っております。ごみ減量化についてですけれども、今後の取り組みに期待をしてまいりたいと思いますが、1つここで紹介したい事例として、2004年ノーベル平和賞受賞者でケニア共和国環境副大臣のワンガリ・マータイさんが日本で見つけた言葉に、もったいないがございます。このように「もったいない」の本をマータイさんは書いてくれております。この言葉を世界の共通語にしようと取り組まれております。このもったいないは、現代日本人が忘れていた精神ではないかと思います。この本で紹介されている中で、実はアロハシャツのルーツ、私知らなかったのですけれども、80年以上前にハワイに渡った日本人移民が着物をリサイクルしたものだそうでございます。日本の先人たちの生きる知恵、また本当にこのことに感動し、再認識させられました。また、現在は1つの例として割りばしの使用量についても取り上げられており、日本人が1年間に使い捨てる割りばしの量は何と約250億ぜん、その木材の量は120平方メートルの家1万7,000戸分に相当するとこの本で紹介されております。何ともったいないことでしょうか。本当に当市に現在資源を大切にと使った割りばしの回収やマイはし運動、私もこれに目覚めまして、マイはしをバッグの中に入れて、ラーメンばし持って歩いております。また、そういったことを進めるグループ、さらにごみ減らしにとマイバッグ運動推進の団体などが活動されており、本当に息の長い運動として敬意を表したいと思います。粗大ごみももったいないの精神で見直すことにより、結構お宝であったり……見る人が見ればですよ。また、直して再使用できたりするものもあると思います。また、だれかにお下がり用としてもらってほしいなどは、もらう側がけちとは違う日本人の再使用の慣習ではないかと思います。いま一度このもったいないの精神がよみがえるように当市行政としてさらに各団体、グループの皆さんと連携し、市民一人一人がもったいないの意識でごみ減らしに取り組まれるようさらなる推進に工夫をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。