赤平市議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日
(1)市政執行方針について/(2)教育行政執行方針について
2008年3月12日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、獅畑輝明議員が「市政執行方針について」「教育行政執行方針について」について質問し、市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 獅畑輝明 議員
- 答弁者
- 市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 9番 獅畑輝明
通告により大綱2項目について新政クラブを代表して一般質問を行いますので、よろしくお願いいたします。まず、市政執行方針についてお伺いをいたします。1番目の平成20年度予算についてであります。平成20年度予算編成は、再生団体移行への回避を念頭に入れながら、聖域なき歳出削減が求められ、苦しく、せつないものであったろうと推察いたします。市長を初め、理事者、職員の皆様の並々ならぬ懸命な努力に、まずもって敬意を表する次第であります。また、市民には受益者負担の原則があるとはいえ、日常生活に直接影響を及ぼす負担をさらにお願いするに当たり、行政や議会も現状をきちんと説明をし、理解していただくよう責任を果たしていかなければなりません。平成18年度のあかびらスクラムプランや平成19年度の赤平市財政健全化計画、平成20年度からはその改訂版を策定し、まちづくりと財政再建の2つの大きな柱を基本に、昨年6月に成立した財政健全化法による再生団体回避を大前提とし、市民の暮らしを守るため緊張感、危機感が十分感じられる予算編成であったと思います。一般会計で82億9,040万円、前年比4%の減少であります。特別会計、企業会計を含めますと、総額177億5,675万円となり、前年比マイナス9.3%となりました。財政健全化計画の見直しによる改訂版に沿った厳しい内容となり、まちの再生にかけた取り組みが始まろうといたしております。歳出では、職員給与費が一般職給与の30%削減や50名近くの早期退職者の影響により前年比約6億8,000万円の大幅な削減となり、退職手当組合負担金を除いても約4億4,000万円の削減となりました。イベント補助金の廃止や各種補助金、負担金等の削減、あるいは普通建設事業費については緊急性を重視した事業配分となり、公共事業の先送りなどが行われ、地域経済に及ぼす影響は大きなものとなりそうであります。とりわけ地域振興のため平成22年度までの4年間で取り崩す予定の空知産炭地域総合発展基金の有効活用をお願いしたいものであります。また、歳入では景気の低迷による法人市民税の前年比1,300万円、18.7%の減、軽自動車税は税率の見直しにより標準税率1.2倍から制限税率である1.5倍に引き上げ、535万円の増収、また市営住宅使用料や水道料などの値上げも実施されます。財政力の弱い地域に重点配分する地方交付税の特別枠、地方再生対策費が新設され、5,000万円の増収となりましたが、交付税総額では39億8,800万円の2.2%の減としております。現在国において道路特定財源の暫定税率継続について協議されており、歳入歳出それぞれにおいてまだ不確定な部分もあるように思います。成り行きに注目する必要があります。また、不良債務、累積赤字を発生している国保会計、病院会計、水道会計への一般会計からの計画的な繰り出しにより早期解消を目指し、健全化を進めていかなくてはなりません。平成20年度予算執行に当たり、地方自治の堅持、まちの再生に向けた正念場の1年となるとの位置づけから市長の強い決意のほどがかいま見られるわけでありますが、財源不足からご苦労の多い財政運営となりますが、平成20年度予算の課題について市長の見解をお伺いいたします。次に、②の財政再建の見通しについて、ア、赤平市財政健全化計画改訂版についてであります。平成17年度あかびらスクラムプラン、平成19年度財政健全化計画策定後の平成19年6月の財政健全化法の成立による連結実質赤字比率による再生団体への危機、平成20年度からは再生団体回避に向けた改訂版に沿って、さらなる行財政改革が推進されることになりました。平成26年度までの7年間市民、議会、行政が情報を共有しながら一体となって危機脱出に向けた取り組みをしていかなければなりません。連結赤字の早期解消は市民全員の願いであり、特に病院事業の抜本的な経営改革の断行が求められております。血のにじむような厳しく、つらい取り組みになると思います。あわせて、国民健康保険特別会計などの多額の不良債務の解消も喫緊の大きな問題としてとらえなくてはいけません。連結赤字の縮減の取り組みは、先ほども申し上げましたが、一般職の給与30%の削減、特別職給与の50%から32%削減、議員報酬の22%削減という前代未聞のものとなりました。加えて、職員数も平成19年度末で152名となり、55名の減少であります。平成20年度の人件費の削減効果額は5億8,250万円としていますと。また、施設の見直しにより児童館の統合や文化会館、スポーツセンター、勤労青少年ホーム、スカイスポーツ振興センターが休止されます。補助金についてもあかびら火まつりへの補助金廃止や各団体への補助金の大幅な見直しも行われ、869万円の削減効果であります。歳入の面では、税率の見直しで軽自動車税が標準税率の1.5倍となり、500万円の増収、使用料の引き上げは市営住宅使用料で平成20年度で250万、21年度からは500万円の増収、水道使用料は平成20年度から5%の引き上げで1,100万円、下水道使用料は19年度より20%引き上げられ、年間1,700万円の増収、保育料は平成18年度から平成20年度まで段階的に見直し、年間効果額は410万円としています。以上のように新たな市民負担と我慢によって、歳入の確保が図られたわけであります。平成20年度から計画の改訂版に沿った大きな目標、財政再建への、再生団体への移行回避に向けた取り組みがまさに始まろうとしていますが、不安な一面もあります。昨年度健全化計画が改訂版に変更されたのは、国の動向などが影響している面もありますが、多くは病院会計の計画変更によるものであります。病院会計の不確実性と全会計に及ぼす影響を推察しますと、本当にこの計画で乗り切れるのかということであります。市長の見解をお伺いいたします。③、まちの再生についてお伺いをいたします。まず、ア、あかびらスクラムプランの進捗状況についてお伺いをいたします。市長が目指す協働のまちづくりは、市民とともにつくり上げたあかびらスクラムプランを基本に着々と推進されております。これからの市政運営には、赤平市財政健全化計画改訂版とともに、大きな柱の一つとしてとらえていくものと思います。このスクラムプランの中でまちづくり再生にかかわって地域の活力をはぐくむ施策16項目、市民の暮らしを支える施策14項目が掲げられております。昨年6月の第2回定例会におきまして、まちづくり再生に向け、市長が新たに取り組もうとしている4項目について質問させていただきました。産業フェスティバルの開催、ビジネスサークル研究会の設立、評価制度の導入、地域担当職員制度の導入についてであります。行政単独で取り組めるもの、企業や団体の協力によるものなど、それぞれ実施するためには高いハードルを跳び越えなくてはなりません。ともに歩み寄り、理解し合える関係を築いて、スクラムプランの早期実現の取り組みを進めていきたいとありますが、スクラムプランも策定から2年が経過しようとしています。進捗状況についてお伺いをいたします。その中で次に、プランの中にあります居住環境整備事業についてお伺いをいたします。プランによりますと、赤平市の公営住宅と改良住宅は約50団地、3,000戸を超える戸数を有しており、築40年から50年経過した住宅が多く、浴室やトイレの水洗化などが未整備な状況であるとしています。このようなことから平成17年3月に策定した公営住宅ストック総合活用計画、住宅マスタープランに基づいて、計画的に公営住宅の建替整備が進められてきました。とりわけ住友地区改良住宅、福栄団地は事業年度を平成10年度から平成29年度の20年を計画期間として、昭和45年度から昭和51年度までに建設された766戸を383戸に建てかえることにより再生するものであります。平成19年度で改良事業開始から10年経過しますが、一つの区切りとして現在までの進捗状況と今後の事業計画についてお伺いいたします。また、幸町団地、新春日団地の建替事業が財政問題で先延ばしとなっている状況であります。事業完成間近の幸町団地や基本計画、実施計画が策定され、建替事業が開始間近となっていた新春日団地について今後の対応についてお伺いをいたします。加えて、市内に散在する市営住宅の修繕や浴室問題、トイレの水洗化などの住環境整備についてお伺いをいたします。次に、イの中心市街地の活性化についてお伺いをいたします。2点についてお伺いをいたします。1点目は、赤平駅前広場整備事業の完成にかかわってお伺いいたします。平成16年度に北海道の事業として着手した駅前広場整備事業は、いよいよ平成20年度秋には完成の運びとなるようであります。交流センターみらいを中心にしたこの事業は、新たな人の流れを生み出す交通拠点や交流の場として障害者や高齢者、そして子供たちにも配慮した魅力的で利便性を持った中心市街地の環境づくりの一翼を担うものとしてとらえることができます。まちの中心核として市内外の多くの人々が往来し、憩うことのできる機能を持った駅前広場整備であり、地域住民や周辺の商業者にとって大きな期待が寄せられるところであります。この整備事業の完成をステップとして商業振興、町なか居住、小学校跡地利用など空洞化が顕著に見られる中心市街地の再生に向けて、関係諸団体等とともに一歩を踏み出していかなければならないと思います。以前からの質問で何回も取り上げてまいりましたが、改めて見解をお伺いいたします。2点目に、最近話題となっております住友地区への大型店の進出についてであります。出店に対する影響については、メリット、デメリットは行政、会議所、商業者、そして消費者、それぞれの立場で受けとめ方が違います。一概に賛成、反対ということにはならないわけですが、行政側の対応としてこの大型店進出についてどのような見解を持っているのかお伺いをいたします。3つ目のウ、市町村合併についてお伺いいたします。昨年の統一地方選挙後の第2回定例会で、新政クラブを代表して合併問題について一般質問させていただきました。平成20年度市政執行方針でも重要な課題として取り上げられていますので、再度お考えをお伺いします。合併新法が平成17年4月に施行され、国による有利な財政措置などが盛り込まれ、平成18年7月には道から合併の組み合わせも含めた基本構想が示され、赤平市は芦別市との組み合わせが提示されました。それ以来約1年半以上経過いたしましたが、依然として両市において合併協議の動きは全くなく、このままではただやり過ごしてしまう可能性もあります。この新法は、平成22年3月31日までの5年間の時限立法とされており、終了まであと2年と迫っております。先週3月5日、定例道議会において高橋はるみ知事は、道内の市町村合併が他県に比べ、おくれている現状について、合併新法が期限まで2年余りとなり、2008年度は合併の検討や議論を行う上で重要な年になるとの認識を示されました。さらに、2008年度道予算に盛り込んだ合併緊急支援事業を活用し、合併検討を行う市町村を後押しするとの考えを明らかにしています。赤平市の現状では、スクラムプランや財政健全化計画を着実に実行し、財政基盤の確立を最優先に取り組んでいくことも重要でありますけれども、期限切れとなった後地方自治にかかわるさまざまな問題が浮上しそうな気がします。それに対応できる体制を財政再建問題と並行しながら議論を重ねていくことも大切なことであろうと考えております。財政基盤が整う時期を待っていると、議論がおくれて、時期を逸するような気がしますが、見解をお伺いしたいと思います。④の市立赤平総合病院についてであります。国では、公立病院改革ガイドラインに基づき、公立病院改革プラン策定の自治体に対して、平成20年度限りで公立病院特例債の発行を認められました。赤平市の発行見込額は12億790万とし、7年間で償還する予定であります。また、道の低金利による短期貸付支援で一時借入金利息4,200万円分が軽減されることとなりました。国、道の市立病院に対する支援策は大変心強いものであり、財政破綻が回避できる可能性について議論できるようになりました。また、昨年12月末から1月にかけて行われたアンケート調査の結果においても市民の多くが病院存続を望んでいることがわかり、一筋の光が見えてきたような気がしています。しかし、依然として財政面、財務面の改善が進まず、平成19年度の当初見込みの1億7,000万円の不良債務額が年度末を迎え、1億9,000万円増加し、3億6,000万円に膨れ上がっております。原因は、病床の減少や内科医師の退職による患者の減少による収入減と、歳出では自家発電機等の修繕費や経営状況の悪化による一時借入金利息の高騰などとしております。病院事業会計は、国の医療制度改革や老朽化した病棟の維持管理の問題、患者の受診動向などに影響を受けやすく、経営面でも極めて流動的で不安定要素が多いといいます。目が離されない状況であると言えるのであります。加えて、ことし4月から始まる後期高齢者医療制度においては、外来診療でかかる医療費を検査や投薬の数量にかかわらず同じ病気ならば定額とする包括払い制度の導入により、高齢者の入院が多い病院を中心に新たな赤字要因となる可能性が高いとも言われております。病院経営改革では、赤字要因を払拭し、経営改善に向けた取り組みを着実に行い、最低条件である単年度黒字を出すことが基本であります。危機感を持った財務改善の努力が求められております。このことは、市の財政再建に大きな影響を及ぼし、平成20年度の病院事業会計の決算次第でまちの命運が決まる可能性があるわけでありまして、今後において厳しい目で経営管理をしていかなくてはなりません。お考えをお伺いいたします。もう一点、ことし2月に示されました、これからの市立赤平総合病院のあり方指針案2008について、特に地域との連携による医師の過重労働の改善についてお伺いしたいと思います。財政健全化法に基づいて2008年度決算から病院も含めた連結収支で財政の健全さが図られることになり、病院会計が財政を圧迫しているという実態が注目されるようになりました。ほうっておけばまちが破綻しかねない現実を知らされ、住民つまり患者自身が病院のあり方について真剣に考えなくてはいけなくなったと思います。医師不足は、制度的な問題もありますが、特に過酷な労働環境にあることが起因していると言われています。医療技術の進歩が仕事の難易度を向上させ、業務量の増大を招いていること、医師、看護師など職員1人当たりの患者数が多く、業務が忙し過ぎる、また診療以外に学校医、救急対応などの地域の医療活動にも従事していることなど勤務医の労働条件は厳しいものであり、職場環境の改善が求められているのではないかと思います。しかし、患者は医師の労働実態や立場に無関心なケースが多いとも言われています。何かにつけてクレームをつけるクレーマー患者、24時間軽い症状でも夜間、休日にかかわらず患者の都合で安易に受診するコンビニ受診、そして産婦人科や小児科、救急に多い医療訴訟の増大が医療現場の緊張と負荷を大きくしていると言われています。今地域住民に求められるのは、医師を大切にしようという心がけが大切であり、住民が、患者自身が医療について学ぶ努力も必要であり、どの症状になったら病院に行くのか考える必要もあると思います。大病院、専門医志向を改め、まずは地域のかかりつけ医に、このことにより勤務医の負担が軽減され、労働環境の改善につながっていくのであり、医師の定着が図られるのではないかと考えます。地域医療の大切さをうたっているわけですが、地域住民との連携はない。情報交換の場もない。病院を取り巻く問題を住民に投げかけ、地域での議論を促すことで地域の住民の協力が得られ、医師のオーバーワークは解消できるのではないかと思います。派遣要請などによる医師確保に努めるとともに、過重労働の改善策を講じることも医師の確保に大切であると考えますが、お考えを伺います。大綱2の教育行政執行方針についてお伺いをいたします。①、ゆとり教育の見直しについてであります。授業時間の削減や教える内容の3割削減、総合的な学習時間の導入などゆとり教育を掲げた現在の指導要領は、小中学校では2002年度から、高校では2003年度から導入されました。2003年度末には、子供の学力低下を指摘する声を受ける形で部分的に改正し、指導要領の内容は最低基準であると明記し、教える内容を制限した歯どめ規定を見直し、基準を超える発展的内容の授業も可能としました。国際調査などでも学力低下を示す結果が出たため、2005年2月、中央教育審議会に全面的な見直しを要請していましたが、昨年8月、改訂素案が示され、ことしに入って学習指導要領改訂の答申が出されました。素案の骨子として小中学校の総合的な学習時間を週1時間程度減らし、小学校は国語、算数、理科、社会、体育の5教科の授業時間数を全体で1割程度ふやす、また中学校は選択教科を縮減し、必須教科の時間数をふやす方針であります。あわせて、国際化に対応するため小学校高学年で週1時間程度体験型の英語活動の授業を実施する、学校週5日制は維持するなどの案が示されました。小中学校で授業時間数の増加をするのは、学習指導要領改訂以来30年ぶりとなり、ゆとり教育路線から方向転換がはっきりと打ち出されました。文部科学省は、今年度内に学習指導要領を改訂し、新指導要領は2011年度から実施される予定であります。しかし、学力低下を懸念する保護者から早期実施の声が多く上がっていることもあり、一部内容について2009年度に前倒しされることもあるとの報道がありました。現行の学習指導要領のゆとり教育により心配された学力の低下への批判が相次いだため、その反省を踏まえて授業時間数の見直しなどにより学力の向上を図ろうと、今回の答申内容になったわけでありますが、教師の指導力や授業方法の工夫なども求められており、現状分析を踏まえ、ゆとり教育の見直しについて教育長の見解をお伺いしたいと思います。②の教育施設の今後の利用についてお伺いいたします。平成15年度に策定されました赤平市学校教育条件整備具体化構想は、小学校の複式学級の解消と、中学校の学年複数学級を目指して進められ、一部前倒しにより平成18年度でほぼ終了し、結果、小学校5校、中学校2校となりました。この小中学校の統廃合は、教育的な配慮のもと地域住民、保護者に提案され、十分な協議期間を経て理解、協力が得られ、実現されました。子供たちにより良好な教育環境を提供することができたという点で教育委員会の指導力、判断力に高い評価をしているところであります。しかし、今後の課題として残されたこともあります。何回も指摘されていますが、統廃合で生じた空き校舎、跡地問題であります。解体や再利用などの方策が一般的に考えられますが、現状を勘案しますと、障害も多いように思いますが、今後の対応についてのお考えをお伺いいたします。また、学校関連施設のみならず社会教育施設の廃止、休止も財政健全化計画に沿って着々と進められていますが、学校同様利用しなくなった施設の処理に頭を痛めることとなっておりますが、あわせて対応についてお伺いをいたします。また、住友地区への大型店進出に伴い、市と民間企業との間に交わされていた賃貸契約の解消を迫られることとなり、既存の公共施設の除却などの問題が発生し、行政の対応が注目されています。市民からは、存続を求める利用関係者の声が市、議会、関係企業へ要望書として提出されるなどの動きがありました。市民の声、要望にどうこたえるのか、また行政内部、議会、市民への情報提供のあり方について若干の課題を残すことになりましたが、お考えをお伺いいたします。質問を終わります。
答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)
それでは、順次お答えをさせていただきます。初めに、①の20年度予算についてでございます。平成20年度の予算編成に当たりましては、18年の2月に市民の皆さんの参画を得ながら策定をいたしましたスクラムプラン、さらに昨年3月に策定いたしました財政健全化計画、そして今回の健全化計画の改訂版をもとに20年度予算を編成をさせていただきました。一般会計の予算規模につきましては、以前からお伝えをしておりますが、骨格予算でありました19年度当初予算と比較をいたしますと4%の減少となり、さらに公的資金借換債を除きますと6%の減少となったところでございます。歳入につきましては、景気低迷の影響を受けまして、法人市民税は前年度より減少いたしておりますが、軽自動車税の標準税率を引き上げることなどによりまして、市税総額といたしましては0.6%の微増となったところでございます。また、主要財源であります地方交付税につきましては、普通交付税としてお話がございましたように新たに地方再生対策費として5,000万円を見込んだところでありますが、しかし公債費等の減少に伴い、交付税総額としては2.2%の減少となったところでございます。一方、歳出につきましては、早期退職によりまして、職員数が大幅に減っております。さらに、一般職並びに三役の給与費、また議員報酬の削減を行うことで、前年度比で人件費が40.8%、大変大きな減少となったところでございます。普通建設事業につきましても、公営住宅整備事業等を先送りするなどによりまして、歳出の抑制に努めたところでございます。さらに、当初予算上では、花卉園芸振興公社につきましては現在民間譲渡先を作業中でありますので、市貸付金の約5億2,500万円を未収入の扱いにしておりませんが、不測の事態に備えまして、財政調整基金に財源を留保しているところでございます。平成20年度スタート後におきましても文化会館、勤労青少年ホーム、スポーツセンターの休止、また公売等を含む公共施設売却など財源確保に向け、引き続き努力してまいらなければならないと考えております。また、何といっても最重要課題とされております累積赤字並びに不良債務の解消につきましては、健全化計画の改訂版に沿いまして、国保会計、病院事業会計に対しまして、それぞれ一般会計から不良債務分として1億5,000万を繰り出し、さらに病院事業会計につきましては公立病院特例債を活用してまいりたいと思います。こうしたことによりまして、全会計の予算総額は177億5,675万8,000円で前年度比9.3%の減少となっておりますが、ご指摘のように地方交付税、あるいは患者動向、医療費など自助努力だけでは解決できない不確定要素も多分にありますことから、予断を許すことはできず、今後も行財政改革について引き続き検討させていただきたいというふうに思っているところでございます。次に、②の財政再建の見通しについて、財政健全化計画改訂版についてでございますが、昨年6月に地方公共団体の財政の健全化に関する法律が成立をし、12月に実質赤字比率など4つの財政指標の基準が示されたことによりまして、これまで抱えてきました当市の累積赤字と不良債務が連結実質赤字比率の基準を大幅に上回っていることで、連日のように全国ワーストツーといった報道が流れ、市民の皆様方には大変な不安とご心配をおかけしているところでございます。しかし、あかびらスクラムプラン並びに赤平市財政健全化計画に基づきまして、市民の皆様には使用料等の引き上げや公共施設の休止、議会におきましても議員定数の減員や報酬削減、また職員につきましては職員数の大幅な削減や給与削減など、まさに聖域なき改革を先行して取り組んできたことが今大変大きな財政効果を生み出し、財政再生団体入りを回避するこのたびの健全化計画の改訂版の策定ということに至った次第でございます。改訂版の内容につきましては、これまでも相当な改革を進めてきた経過もございまして、新たな改革を打ち出すに当たっては大変苦しい、厳しい決断ではありましたが、職員給与の30%削減を中心に議員報酬のさらなる削減、建設事業の先送りなど極めて厳しい自助努力による改革を盛り込ませていただき、さらに市立病院の経営改善や国の公立病院特例債、道の短期貸付金の低利融資などを見込んだところでございます。まず、財政再生団体回避を現実のものとするには、最低限改訂版にある内容を着実に実行していかなければなりません。そのためには、常に全職員が緊張感を持って、十分なやはりチェック機能を果たしてまいらなければならないと思います。しかし、先ほど申し上げましたように地方交付税や医療の動向など自助努力だけでは解決できない不確定要素も多分にございますので、最重要課題であります市立病院の経営改善に最大限努力し、引き続きさらなる行財政改革についてもスピード感を持って対応してまいらなければならないと考えているところでございます。これまでご努力をいただいてまいりました市民や議会、そして退職した者も含む職員の思いをしっかりと受けとめ、財政再生団体入りは絶対に回避する決意で全精力を傾注してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、3点目のまちの再生についてのア、スクラムプランの進捗状況についてでございますが、国が進める三位一体改革や人口減少、長引く景気低迷などによる減収、さらに中空知地域合併協議会の解散などによりまして、当市が自立し続けていくために財政再建とまちづくり再生の両プランを複合したスクラムプランを平成18年2月に策定したところでございます。まちづくり再生プランにつきましては、財政面のみを先行し過ぎてしまいますと、まちは縮小の一途をたどるだけでありまして、未来が開けず、発展性を失うおそれがあるとの思いから、市民と行政の役割を明確にしつつ、協働のまちづくりを推進するため9カ月間に及ぶ市民会議での議論を重ね、30項目の施策を決定したところでございます。みんなではぐくむ生き活きあかびらをテーマにいたしまして、地域の活力をはぐくむ、そして市民の暮らしを支える、この2つを大綱としておりますが、まず1つ目の地域の活力をはぐくむの中の16項目の施策の進捗状況についてでありますが、炭鉱遺産活用につきましては炭鉱資料収集保存会による炭鉱遺産見学会、あるいはDVDを活用した資料作成のほか、赤い花夢づくりの会によるサルビアの出荷、さらに駅前広場整備事業につきましては平成20年度に完成をいたします。食ブランド開発につきましては、赤平の食を考える会によるがんがん鍋の発掘、そして平成20年度はさくらロードにつきましても市民による植樹を予定をいたしております。また、産業フェスティバルにつきましては、昨年商工会議所を中心にご相談をさせていただいた経過もございますが、残念ながら実現に至っておりませんが、地場産品の普及、PRに向け、引き続き今年度も、20年度も努力をして検討してまいりたいと思います。このほかにもございますが、このほか移住定住促進、民間活用型キャリア教育、まちづくり活動推進事業、情報共有、まちなか里親制度、さらに町内会の連携についてもそれぞれ動き出しがございます。また、市民の暮らしを支える中の14項目の施策の進捗状況につきましても、防災体制の強化、住宅情報、ファミリーサポート、健康づくり、特別保育事業の充実、学校統合、さらに市立病院のあり方、方向づけについても動き出しがございますし、独居高齢者サポートにつきましては平成20年度で具体的な取り組みを進めていくという予定でございます。なお、たびたび指摘をされております評価制度でありますが、平成18年度に市職員有志によりますまちづくり研究会が立ち上げられ、その中でも研究が行われておりますが、ニセコ町のようにまちづくり基本条例によって徹底した情報公開や共有によって評価制度をしようとしているまちもございますが、引き続き効果的な方法について十分研究検討してまいりたいと思います。以前から申し上げておりますが、単に条例をつくればいいということではございませんので、何がいいのかということをじっくりやはり検討させていただきたいというふうに思います。それから、地域担当制の導入でありますが、ご承知のように本年度中に52名の退職者が発生をしておりまして、職員の業務量も増大しております。これにつきましては、これ今動いている時期でございますので、引き続きこういう状況を見ながら検討させていただきたいということでございます。さらに、居住環境のお話が、整備事業のお話がございましたが、17年度に策定をいたしました住宅マスタープラン及び公営住宅ストック総合活用計画に基づき、整備を進めておりまして、公営住宅と改良住宅では適正な管理戸数を目指し、2カ年で180戸程度削減をいたしております。建替事業につきましては、改良住宅建替事業であります福栄地区は前中期範囲の建てかえを継続中でありまして、383戸の計画に対し、259戸の建設が完了しておりまして、平成29年度までに124戸建設により事業の完成を目指していると、今のところそういう考え方でございます。さらに、建替事業で平岸の新光団地64戸の建設につきましては19年度で完了しておりまして、今後豊里の幸団地の12戸、これで最終になりますが、これの建設と、その後に茂尻地区の建設ということで、少し当初の予定からは、財政状況の変化もあり、ずれ込んでおりますが、そういう予定をしているところでございます。また、公営住宅ストック総合活用計画の中で定住促進から、より住みよい住宅ということで住宅改善事業を計画しておりまして、20年度より茂尻新町団地の水洗化事業を20年度実施していきたいということで考えているところでございます。今進捗状況を申しましたが、かなり進んでおりますが、まだまだ課題がございますが、今後も市民や行政の役割協働によって推進をしてまいりたいというふうに考えております。また、事業費を必要とする施策につきましては、財政再生団体入りを回避しなければならない、こういう状況下におきまして、事業展開が厳しい事情にもございますが、残された計画期間の中で少しでも多くの施策が実現できるよう今後も引き続き市民と行政が一体となって努力をさせていただきたいというふうに思っております。次に、中心市街地の活性化でございますが、特に駅前広場につきましてはご承知のように今事業を進めておりますが、平成6年度に策定されました赤平中心商業地域近代化マスタープランによりまして、商業、交通、公共の3つの拠点施設の整備の方向が確認されたことによりまして、平成11年度にみらいが建設をされました。以来多くの人々が往来している状況から駅前広場整備の必要性も高まりまして、19年度一部本工事が行われ、20年度に本格的な工事を実施、20年度中に事業が完了と、こういう予定をいたしておりまして、当然市としての事業も若干ございまして、空知総合産炭地基金を活用いたしまして、バスの待合所2カ所、さらに街路灯整備のための負担金、こういう施設を市のほうで実施をしてまいりたいと思っております。こうしたことによりまして、現在中央通りからちょっと変形の交差点になっておりますが、今度直線的に出入りができる交差点に改良できまして、そういう意味では中心市街地における安全、円滑な交通結節点としての都市基盤が整備され、さらにみらいとともに中心市街地に多くの方々を呼び込んで商店街の活性化が図られる、そういう役割を大いに期待をいたしているところでございます。住友の大型店の問題もございましたが、やはり個店のよさを発揮できるようなサービスの提供ということが大変大事なことでもありまして、大型店との差別化を図るためも含めまして、駅前広場を含めた中心市街地の今後について広場完成を機会に、今年度迎えますので、地元の商業者、そして会議所、市とそれぞれがやはり3者一体となって知恵を絞るもう瀬戸際といいますか、そういう時期では少し遅きに失したかもしれませんが、中心商業地域の活性化の協議をぜひさせていただきたいというふうに思っているところでございます。大型店のお話でございますが、私どもとしては突如の、1月半ば過ぎでしたが、出店業者さんと建物をつくる業者の方がお見えになって説明をいただきましたが、進出した理由としてはやはりコープさっぽろの組合員さんからの出店要請が非常に多いという話がまずございました。と同時に、土地所有者の利用されていない未利用地の有効活用ということで、土地の有効活用を図りたいという土地所有者の意向があると、こういうことでございまして、そういう面では市としては都市計画法あるいは大規模小売店舗法と、こういう法的な面からもなかなかこれがいい、悪いという判断できる問題ではないということで、非常に苦しい立場にあるということと同時に、市長への手紙もいただいています、困るという。恐らく商売されている方だと思いますが、商業者の方々から当然不安の声もあるということも承知をしておりますが、今言ったような組合員さんの出店要望と同時に土地所有者の土地の有効利用という面からいきますと、なかなか行政といえども法的に問題がないとすれば、なかなか商業問題からいきますと課題はございますが、措置し切れないというのが率直なところでございまして、今後も会議所と十分ひとつ連携をしながら対応をさせていただきたいと思っているところでございます。次に、市町村合併の問題でございますが、平成16年5月26日に公布されました市町村の合併の特例等に関する法律、いわゆる合併新法と、市町村の合併の特例に関する法律の一部を改正する法律、地方自治法の一部を改正する法律の合併3法によりまして全国的に合併協議が進められているところでありますが、合併新法の期限が平成22年3月までとなっており、普通交付税を初めとする財政支援措置もあるということの要因がございまして、現在空知管内におきましてもご承知のように歌志内、砂川、奈井江、浦臼、上砂川の2市3町、また由仁、栗山、南幌町の3町によります枠組みの中での合併協議が進められているというところでございます。本市におきましては、ご承知のように平成16年に4市2町により合併協議会、法定協議会を設置をいたしまして、約7カ月間に及ぶ協議を進めてまいりましたが、ご承知のとおり滝川市の離脱表明によりまして、9月30日で協議会解散に至ったわけでございます。その後平成18年7月に道におきましては北海道市町村合併推進構想が策定をされまして、その中で当市は芦別市との2市による枠組みが示されたわけでございますが、ご承知のようにその後空知産炭地域総合発展基金問題、さらに新たな財政の健全化法の対応に集中しなければならないと、こういう時期と重なりまして、結果的に両市による話し合いの機会を設けることができなかったというのが率直なところでございます。仮に市町村合併をするならば、合併新法の期限内に行うことが確かに財政面から申しますと有効な手法であり、さらに新法期限後には、正式ではございませんが、人口の少ない小規模市町村から相当の権限が失われるというお話もございますが、しかしこれまで培ってきた長い歴史、そして未来ある子供たちの展望、10年後、20年後、その大事な将来を位置づけるには、私は拙速過ぎてはならないという思いもございます。市町村合併における私自身の考え方といたしましては、まず既に北海道市町村合併推進構想に示されております芦別市との合併の枠組みについてどういった課題、どういった希望が持てるのか、その判断材料を整理してまいらなければならないと考えているところでありますが、赤平市財政健全化計画の改訂版を策定したとはいえ、まだまだ予断を許す状況にはなく、その協議に立つ前提として、再三申し上げていることではありますが、本市の財政健全化の見通しを一日も早く確実なものとする必要があるというふうに考えております。今後も議員の皆様とも十分協議をさせていただくと同時に、平成20年度は新たな長期総合計画策定に向けまして市民会議を設置していく予定でございますので、こうした会議の場でもまちの将来のあり方について協議をさせていただき、市町村合併問題に係る動き出しがあった段階におきましては、しっかりと市民の皆様に判断材料となる情報を提供し、ご意見等を賜りながら慎重を期して判断してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。最後、④の市立病院についてでございますが、ご承知のように国の医療制度改革、2年に1度の診療報酬改定など医療を取り巻く状況は目まぐるしく変化をしておりまして、病院経営は大変厳しい状況にございますが、平成20年度につきましてはご承知のように病院経営の経営健全化ということが最も大きな課題でありますことから、透析センターの新築により透析医療を充実させることにより収益の確保を図ってまいり、また給与費の削減、材料費、経費の削減など支出の削減を行い、さらには一般会計からの繰り出しにつきましても公営企業法に基づく繰り出し基準額に加え、不良債務解消分として1億5,000万円の繰り出しを引き続き実施をし、単年度収支の均衡を図ってまいりたいと考えているところでございます。医師、看護師の確保についてでありますが、これも再三申し上げておりますが、収支の均衡を図るためには医師、看護師の確保は最も重要なことであるというふうに認識をいたしております。確保対策につきましては、前議員の中でもお答えをしましたが、病院内におきましては対策委員会を設立し、またリクルート大使にお願いをしているということでもございます。これらのさまざまな活動とあわせまして、従来から行っております派遣要請、公募等を行い、固定医が確保できるよう引き続き努力してまいらなければならないと思っています。さらに、これは少し条件整備になると思いますが、医師の負担を軽減する目的で今回の診療報酬改定により新設されました医師事務作業補助加算による事務職員の配置により医師の業務軽減についてぜひ検討してまいりたいと、事務的に補助するという方で、こういうことについてはぜひ考えてまいりたいなというふうに思っています。と同時に、先ほど申し上げましたように市長部局におきましても対策費的なものを立ち上げまして、医師の確保、定着に向けまして、住環境を含めた環境整備ということも病院ともども努力をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。いずれにいたしましても、さまざまな方策を検討し、医師確保に最大限の努力をさせていただきたいと思います。一方で、お医者さんの定着のために市民の皆さんの病院あるいは医師に対するご理解も必要なことでございます。住民と医師、市立病院との今まで以上の信頼関係を築くために市民講座の実施あるいは病院広報紙を、これをさらに十分活用する、さらに市内診療所との病診連携の強化によるかかりつけ医の推進、また今後も必要なケースでは積極的に市民の皆さんの意見を参考にしていくなど住民の皆さんとともに歩んでいく市立病院の確立を目指し、引き続き努力してまいりたいと存じているところでございます。以上、私の答弁にかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)
初めに、ゆとり教育の見直しということについてのご質問でありますが、その前に今回の改訂学習指導要領が今後どのように実施されていくのかという部分についてお答えさせていただきます。本年の1月の17日に改訂に向けた中教審からの最終答申が出されました。この後文部科学省においてこれをもとに正式に改訂学習指導要領についての公示が、20年度中に告示が行われるのでないか。その告示が行われてから今度は具体的に改訂学習指導要領に沿った教科書の編集、そして検定、採択というのがあって、これにほぼ3年間の期間を要する。ですから、この新しい教科書に基づく新学習指導要領の実施というのは恐らく23年度からではないか。その間今回の学習指導要領で追加して指導することだとか、あるいは授業時数がふえているから、この部分についての扱いについてを一括して移行措置というふうにいっているのです。新しい学習指導要領に向かうまでの移行措置というふうにいっていますが、これが21年から2年間実施されて、そして23年度に新しい教科書に基づく新学習指導要領の実施が本格的に実施されるということであります。ですから、移行期間についての扱いは文部科学省のほうからまた出されてくるというふうに思います。次に、ゆとり教育の見直しということでありますが、今年1月17日に出された、中教審から出された学習指導要領の改訂についての基本的な考え方という部分についてでありますけれども、何点かありますが、大きくは1つは教育基本法が改正されたということで、これからの新しい教育の理念がこの中に盛り込まれているということが1つであります。また、生きる力という理念を改めて共有するということが強調されています。さらに、基礎的、基本的な知識の、技能の習得を図る。さらに、思考力、判断力、表現力などを育成すると。さらに、確かな学力を確立するために、ここが授業時数とゆとり教育の見直しの根拠というか、なっているようにも思いますが、確立するための必要な授業時数の確保ということが柱の中に入っています。あと何点かあるのですけれども、特に注目すべきことは現行学習指導要領の中心となっているテーマ、これは変化の激しい社会を担う子供たちに生きる力をつけるということでありますが、この理念は今回の改訂学習指導要領においてもいささかも変わるものではない。むしろ強調されているのは、知識基盤社会と言われる現代においてますます重要だと、生きる力は重要なのですということがうたわれています。そこで、議員のご指摘にありましたゆとり教育について見直しというか、その根拠となる部分は現行学習指導要領の中のどの辺にあるのかというふうなことに対するご指摘、ご質問だというふうに思いますが、まず1点目は生きる力が強調されていますけれども、それがなぜ必要なのかと、あるいは生きる力というのはどういうことなのかと、どういうものなのかということが学校関係者や保護者、そして地域住民、広くは社会一般の中で共通理解がされていなかったのではないか、むしろゆとり教育か詰め込み教育かという2項対立の中で議論されやすいというふうなことではなかったのかということが1点目の見直しの中身であります。だから、あえて生きる力はいささかも変わることはないということで強調されているのだというふうに思います。それから、ゆとり教育ということで子供たちの自主性を尊重するということが、それが強調されて、その強調される余り教師が指導をちゅうちょするという場面が、状況があったのではないか、いわゆる教えて考えさせるという指導の徹底がされなかったのではないか、されてはいなかったのではないかということが現行学習指導要領の反省点ということである。さらに、3点目は特に基礎、基本ということが重視されてきたのですが、各教科において授業時数が削減されると、それから授業内容も、指導内容も削減されてきたということで、知識、技能を、それらを活用するという観察だとか実験、あるいは体験的な活動、レポート作成といった、そういった活動に十分に時間がとれていない、これが授業時数削減の欠陥というふうな部分で指摘されているところであります。これらがまず反省点として挙げられて、先ほど言いましたように今回の改訂学習指導要領が改めて示されたというふうなことでありますので、今般の学習指導要領がさきに私が述べた5点ですか、これを柱として今回の学習指導要領が改訂されたのだということをぜひご理解をお願いしたいというふうに思います。次に、②の教育施設の今後の利用についてでありますが、執行方針でも申し上げましたけれども、社会教育施設の集約によって文化会館、そしてスポーツセンターなどがまた新たに使用されない施設というふうになるというふうに今考えています。昨年休館した公民館や郷土館、統廃合による空き校舎などなど施設の再利用につきましては、利用方法などで多くの課題が山積しているということであります。特に学校施設の活用につきましては、前定例会で可決していただきました赤平市学校教育施設整備基金条例によって活用の道は開けています。大幅に規制が緩和されていますので、活用の道は開けていますが、公民館を初め再利用が決まっていない社会教育施設につきましては売却だとか、あるいは貸し付けの話が思うように進んでいないというのが現状であります。私としましても極めて憂慮している状況であります。今後におきましても遊休施設の利活用につきましては、財政状況にも考慮しながら、民間への売却や貸し付け、さらには除却等も含めた年次計画というのですか、というものの検討も必要ではないかというふうに考えているところであります。また、質問にありました民間商業施設の建設で話題となっておりますスポーツセンターに付随するテニスコートにつきましてでありますが、この件についてはさきの総務文教常任委員会において経過を説明させていただきましたが、その後赤平テニス協会、赤平ソフトテニス連盟から市民テニスコート確保に関する要望書が出されたことは私どもも十分承知しています。施設を利用している市民の皆さんに対する情報のあり方についてご指摘がありましたが、今年度においても施設の休止等が予定されておりますことから、利用者のご意見を十分にいただきながら進めてまいりたいというふうに考えていますので、ご理解を賜りたいと思います。以上です。
質問 9番 獅畑輝明
いいえ、ちょっと要望だけ。
質問 9番 獅畑輝明
各項目につきまして丁寧な答弁ありがとうございました。その中で1点だけ要望というか、検討課題として申し上げておきたいのですが、住友地区の大型店の進出についてなのですけれども、今後こういった大型店の進出云々というのは、まちの繁栄ですとか、そういったものを踏まえながらあると思います。それで、昨年なのですが、名寄市でそういった郊外店の進出について条例改正がされた部分がございます。郊外への出店を規制しようという条例であるのですが、特別用途地区建築条例というのを、条例を制定して、床面積の制限ですとか、そういった建築物等の制限また禁止を定めております。郊外店の、大型店の進出を規制することによって地元商業者を守っていこうというような意味合いだと思うのですが、これがすべていい条例かどうかというのは、まだ判断は別としまして、消費者からすると、この大型店の出店というのはいいものになると思うのですが、こういった条例も改正され、疲弊している商業者の保護という面でやっているまちもございます。ぜひ検討の余地があるのでないかということで申し上げたいと思います。それを云々というのでありませんが、そういった方向性もひとつ協議してはどうかということであります。以上、またあさってから予算委員会が始まりますので、それぞれ予算案、細かい細部についてはその時点で質問させていただくということで、新政クラブを代表しての質問を終わりたいと思います。以上です。ありがとうございました。