みんなの議会

安平町議会 令和5年第9回定例会 2023年12月19日

全体に人手不足している今後の考え方について

2023年12月19日、安平町議会の一般質問で、工藤秀一議員が「全体に人手不足している今後の考え方について」質問し、政策推進課参事 山口崇、町長 及川秀一郎、健康福祉課参事 小板橋憲仁、建設課長 塩谷慎嗣、健康福祉課長 阿部充幸が答弁しました。

質問者
工藤秀一 議員
答弁者
政策推進課参事 山口崇、町長 及川秀一郎、健康福祉課参事 小板橋憲仁、建設課長 塩谷慎嗣、健康福祉課長 阿部充幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 工藤秀一

次の質問に移りたいと思います。次は労働力不足についてということで、町内タクシーが無くてとても不便しているとか、大雪が降って除雪の手が足りなくなるとか、草刈りも高齢化して不足しているとか、町内の介護士、看護師は今後不足にならないのだろうかとそのような不安の声をよく耳にします。新聞報道などを見てもこれは安平町だけでなく、どこの自治体や企業も人手不足感は拡大しているようです。やはり少子高齢化と人口減少が大きな要因と思いますが、労働力不足は今後ますます深刻になるようです。全体に人手不足している今後の考え方について質問させていただきます。初めに公共交通の運転手不足対策についてですが、現状安平町内は運転手不足によりタクシーが無いという不便をしているなか、循環バスやデマンドバスについても土曜日曜は運行していない状況でもあり、高齢化により免許証を返納する方も増え、住民から移動手段の不便さの声もよく耳にしています。これも安平町だけでなく全国的なことで、公共交通の維持や利便性向上に向け運転手不足や残業時間に上限規制を導入する 2024 年問題など課題が山積しています。隣の苫小牧市では自動運転バスの実証事業も進めており、将来を見据えて効果を検証している報道がありました。都市部においても運転手不足は深刻のようです。1つ目の質問ですが、現状国会でも議論されているライドシェアについてですが、奇しくも政府が来年4月から大幅に解禁する方針を固めたと昨日報道がありましたが、ただ質問内容、答弁内容にあまり変わりはないと思いますので、このまま進めさせていただきます。ライドシェアは個人が自家用車を使って有料で乗客を運ぶもので、俗に言う白タクです。新制度導入に向けた新法制定や関連法改正の声が上がっていますが、今後法律が改正され解禁した場合に安平町で実施することについて考えを伺います。

答弁 政策推進課参事 山口崇

ご質問のありましたライドシェア導入が解禁された場合、法律改正が行われた場合、安平町としてどのような考え方があるのかについてお答えします。今日の北海道新聞でも記事が掲載されていましたので、その掲載内容を引用しながらお答えしたいと思っています。本日の北海道新聞の1面で報じられていた部分ですが、ライドシェアを4月解禁していくと。その考え方はタクシーが不足する地域や時間帯に限定する形でタクシー会社の運行管理のもと本年4月から一部解禁する方針を固めた一方、全面解禁に向けた法整備については来年4月以降に検討する見通しが報じられたところです。こうした新聞報道を受け、改めて国段階での議論のベースとなっている考え方についてはドライバー不足の影響により既存の公共交通機関では移動が困難な地域においてライドシェアは移動方法の新たな選択肢になりえる存在として期待されているものの、その前提には既存ハイヤーとの共存共栄が重要であると捉えているところです。つきましては、今後法律改正が行われ安平町での導入に向けた検討が必要となった場合には、既存の公共交通機関との役割分担、共存共栄をベースにドライバーの確保状況、ライドシェアを必要とする方といった利用者需要の見極め等、総合的な観点から検討することが重要であると考えています。

質問 1番 工藤秀一

内容からして安平町も追分に1台走っていますけれどもなかなか十分早来地区等には利用されない状況なのかなと思いますので、こういったライドシェアも十分活用できるのかなと思いますので、どうかご検討のほどお願いしたいなと思います。また2番目ですが、有料ではなくて金銭のやり取りを実費、ガソリン代とか高速料金などの範囲内に制限した無償のライドシェアは全国的に利用が広がっているようです。これはアプリなんかでドライバーと同じ目的地に移動したい人をつないで相乗りでドライブを支援するといったものですが、このライドシェアのアプリで同乗者を募って、これらの費用を乗っている人全員で割り勘にすると。このような取り組みについての考えを伺いたいと思います。

答弁 政策推進課参事 山口崇

ご質問のありました無償型のライドシェアの導入について、どのように考えているかについてお答えします。これも今日の北海道新聞の総合紙面、3面なのですがそこでとてもよく整理されていましたのでその内容を引用しながらお答えしていきたいと思っています。議員からご質問のありました全国の先進地で取り組みが始まっている無償型のライドシェアは一般的にはタクシー運賃よりも低料金で利用できることが利用者にとってのメリットであり、移動距離が長くなるほどその効果も大きくなると言われています。また、ドライバーにとっては、すでに保有している車輌を活用できることとガソリン代の経費を節約できるといったメリットがあります。その一方、利用者側としては住民ドライバーに対する身元の信用性、車輌の管理状況、事故が発生した際などにおける補償などこれら利用者を敬遠する不安要素に対する法整備が整っていないことがデメリットとして挙げられます。また、ドライバー側についてはボランティアや個人事業主の副業としている方が多いとされており、安全や保障の問題だけでなく収入が多くないなか、いつ呼ばれるかわからないという待機時間の問題、またインターネット経由での単発的な働き方などがデメリットとされています。本日の北海道新聞の記事の内容については既存交通との共存課題ということで、道内のライドシェア導入先進地である天塩町と中頓別町の取り組みとその課題が丁寧に記事として整理され報じておりました。その中では住民の善意頼みの運用は持続性に課題を残す、ライドシェアがタクシーの補完的役割を果たすような運用が望ましい、地域のタクシー会社を共倒れさせないような必要な制約もある、見極めが重要だと関係者の声が掲載されていました。これらのことから無償型ライドシェアの取り組みについては運用面の課題が多い現状にあり、現在もこの課題解決に向けて北海道天塩町、神奈川県三浦市等といった先進地域において実証を進めているところですので、引き続き全国的な動きに注視しながら安平町の公共交通の実情に合うような取り組みになるか、総合的な観点から検討することが重要と考えています。

質問 1番 工藤秀一

企業でやっていた事例ですが、従業員が自家用車等で出張をする場合に、企業でも実費支給で借り上げて出張する場合があって、そういう人というのは登録制になっていて任意保険とか免許証は全部会社の方で管理していると。当然任意保険を更新したら更新した書類を渡したり、免許証を更新した時に、期限もわかりますのでね、そういったものを管理したり。あと出張した先の距離とか計算してガソリン代として1㎞いくらとかって計算式作ってやっているのですね。それを、そういうことが最低限必要なことなのかなとは思います。そういったものを登録制にしてやればどうなのですかね、自治体でもできるような気がするのですけど。色々法律面調べることは多数あると思いますが、いかがでしょうか考え方として。

答弁 政策推進課参事 山口崇

無償型のライドシェアについては工藤議員がおっしゃるとおり、気軽に有志によってパッとできるというそうした気軽さが一つメリットとして挙げられます。そうした観点では特に早来地区でもそういうことできないかとご相談を受けたケースもあります。その一方でデメリットとしては、その方の善意頼みになりがちだと。もしくは手が挙がった時に必ず対応できるか、その人自身が体調不良の時にどのようなケアができるかと。そうしたこともあるということで、そうしたことも説明しながら持続的な取り組みとなるような観点を一つ持ちながら安平町に根付けるような取り組みにしていけるかどうか、そんなところを検討していきたいと思っています。

質問 1番 工藤秀一

一つ確認ですが、例えば 10 人ぐらい登録してその 10 人が常に自分の移動、明日ここ行くよ、明後日あっち行くよとか、札幌行くよとか追分行くよとかっていうのがわかって、乗りたい人がそれを見て、乗りたい人も登録していて、業者が承認している状況であればそういったことができるのではないだろうかと思いますが。例えばMONETのバス予約なんかどうなんですかね、利用したりできないのかなと。例えば登録した人が行き先を常時登録しておくということをすれば、それを見て私乗りたいわとか、そこに行くなら私も行きたいわとかって複数が来ても人数割りすればいい話なので。そういったことが可能かどうか検討をいただければと思いますが、今回答できればお願いします。

答弁 政策推進課参事 山口崇

今工藤議員おっしゃってくれた仕組みについては、今日の道新の3面でもあった天塩町がそうした取り組みを今、先行自治体としてやっています。アプリ上に登録して運転手、その方が行ける日程を入れますと先に登録している利用者の方が特に稚内まで長距離をかけるという取り組みらしいのですが、運用していることが先進事例として流れていて、その内容の一部が掲載されていました。その部分の実態として書かれていたのが天塩町については登録ドライバーが 30 人いるけど実際の運転は3人に偏っていると。そうしたところが課題としてあるというようなことが報じられていたので、こうした案件を参考にしながら検討していきたいと思っています。

答弁 町長 及川秀一郎

今新聞報道による事例について説明がありましたが、実際のデメリットの中でも保険だったり車輌の点検といったところはやり方によってクリアできてくるのかなと思っていましたが、私が一番心配するのは現在追分ハイヤーがあって、そことの先ほど共存共栄と言いましたが、こういったライドシェアをすることによって公共交通の計画に基づいて今それでも大変な中やっている、その仕組みが崩れていく。そこが崩れて最終的に元に戻そうとしても、そこはさらに困難さが増すということもありますので、今は早来地区の、まだハイヤーが稼働していませんが二種免許の取得の経費の負担を軽減するとか、これは以前にも説明したとおりですが、そちらの方向をまずは基本としながら先進地の情報の収集をしながら常に研究していくということは必要だと思いますけれども。だからといって、すぐ安平町で導入に向けて検討していくというような意味での検討ではないと私は思っていますので、まだスタートを、一部していますけど法整備がこれからということもありますので、そういった実態をきちんと把握をしながら安平町ですべき施策が何なのか、そのMONETの予約システムの仕組みだとかもなかなか今利用が低迷していますので、それを来年度に向けて改善していく今打ち合わせもしている最中ですので、既存の仕組みの中の見直しをまずは優先して行っていきたいと考えています。

質問 1番 工藤秀一

ありがとうございます。他の公共交通との兼ね合いもあるとは思いますので、その辺色々検討事項が多いとは思いますが、住民が困っている状況もありますので、どうかご検討のほどよろしくお願いします。次の質問ですが、リクルートワークス研究所が公表した未来予測によると、需要と供給の両面から試算した労働力の不足分というのは 2030 年には 341 万人、40 年には約 1100 万人まで拡大するとして国民生活に必要なあらゆるサービスに打撃を与えかねない規模である、都道府県別では東京以外の全道府県で労働供給が不足するとしております。未来予測では4つの解決策を提案していますが、1つ目まずは徹底的な機械化自動化。徹底的な仕事の自動化をしなければ生活維持、サービスが提供されなくなると指摘しています。2つ目3つ目4つ目とかは外国人の登用とかが書かれていますけれども、まずは徹底的な機械化自動化ということが言われているところです。将来的には人工知能のAIとかロボットを含めて労働力と捉える重要性を訴えていますが、今が労働力不足のそういった節目にあるのかなと思います。そういう意味で様々な面で機械化しなければならないのかなと思っていて、そういうなか環境というか除雪とか草刈りのシルバー人材及びそういった業者の人員というのは現状どうであって、また今後、高齢化が進んでボランティア人材が減少してシルバー人材の負担増になっていないかということで、町として除雪機とかの機械化の促進について考えを伺いたいと思います。

答弁 健康福祉課参事 小板橋憲仁

私の方から安平町シルバー人材センターに関するご答弁を致します。現在町が管理します公共施設を中心に除雪、草刈りなどの業務を安平町シルバー人材センターへ委託をさせていただいていますが、シルバー人材センターにおいても会員の高齢化が進んでいること、新たな会員がなかなか見つからないといった現状にあることは認識をしているところです。安平町シルバー人材センターとは不定期ではあるものの委託業務に関しての打ち合わせや作業に要する時間設定などについても協議をさせていただきながら進めているところです。機械化の促進についての考えですが、シルバー人材センターに実態をお聞きしますと、除雪機などについては現在も全てではありませんが機械を使用しながら担っていただいており、場所によっては会員ご本人が所有しているものを使っていただき、燃料代をシルバー人材センターが負担しながら業務を行っているとのことです。また、おおまかなところは機械を使うものの、どうしても玄関先などは人の手で雪を掻きだす必要があることから、機械が不足しているという認識ではなく実際に作業を行う人手の不足が何よりも課題であるとお聞きしました。町としては機械化だけではなく雇用を含めた支援策を考えていく必要があると認識しています。参考までに申し上げますと、地域支え合い活動推進事業交付金の中でボランティア事業のメニューの中で高齢者、しょうがい者世帯への除排雪支援ということで年間5万円以内という交付金を活用されている自治会町内会のご協力もありますが、行政だけではなく近隣の住民の方のご支援も必要であるという考えも持っています。以上です。

答弁 建設課長 塩谷慎嗣

私の方からは業者の人員は十分かというところでお答えさせていただきます。建設課が発注する草刈り業務や除雪業務については現在のところ人員は確保できています。ただし、全国的にはすでに労働力不足と言われ、外国人労働者を雇用したり女性が進出しやすいよう女性が働きやすい環境づくりが行われたりしています。当町においても、いずれはそのような時期が来るものと思われます。以上です。

質問 1番 工藤秀一

ありがとうございます。やっぱりどこも人手不足なんだなというのが実感であります。様々な対策とか検討をして参りたいなと思いますが、色々問題点もあると思います。設備っていうのは結構進化していますので、掃除機みたいにいくかどうかはわからないですが、掃除機なんか自動で掃除する機械もあって、そんなのが除雪とか草刈りに使えるようになればいいかなと。農家もリモコンというかMCで動くものもありますし、そういった進化を見ながらそういうものがあれば登用していただければと思います。次の質問ですが、介護従事者や看護師の人員についてはいかがでしょうか。

答弁 健康福祉課長 阿部充幸

まず初めに安平町の人材確保にかかる現状から説明させていただきます。安平町の介護人材確保における対策は介護職員就学支援事業及び外国人介護職員人材確保等補助金交付事業、介護人材バンク登録事業、介護の仕事魅力アップ推進事業、社会福祉協議会主催の介護職員初任者研修、栗山町との自治体包括連携協定における8自治体の情報交換会を行っています。介護事業所における外国人の受け入れについて、現在 10 名の方が各施設の介護職として従事していまして、令和5年度に外国人介護職員人材確保等事業補助金交付要綱を策定し介護人材確保の外国人受け入れの推進に資する事業として実施しています。外国人介護士看護師の関係については、今のところ雇用の見込みはないものと伺っています。日本の介護人材確保を取り巻く状況は少子高齢化による生産年齢人口の減少が顕著となり需要と供給のバランスが崩れており、介護業界のみならず各業種において人材確保の奪い合いとなっている状況があります。加えてラピダス進出による介護人材の流出においても懸念しているところです。外国人の雇用についても 24 年ぶりとなった円安水準や長引くデフレによる低成長の影響で先進国の中でも魅力ある賃金水準となっていないこともあり、静かに日本離れが始まっていると言われています。現在第9期介護保険事業計画を策定中であり、このような状況を踏まえた施策を盛り込むことも検討していきたいと考えています。以上です。

質問 1番 工藤秀一

ありがとうございます。介護人材としては私も一部外国人登用されているところをお聞きして、非常に優秀であるとの話を聞いていますので、そういったところの拡大が今後検討していただければありがたいなと思います。

出典:安平町議会 令和5年第9回定例会 2023年12月19日 議事録 PDF(95ページ) 間違いを知らせる