安平町議会 令和4年第8回定例会 2022年9月20日
防災無線から見た広報のあり方について
2022年9月20日、安平町議会の一般質問で、箱崎英輔議員が「防災無線から見た広報のあり方について」質問し、総務課参事 小板橋憲仁が答弁しました。
- 質問者
- 箱崎英輔 議員
- 答弁者
- 総務課参事 小板橋憲仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 箱崎英輔
8番箱崎です。私の方からは2点、今回伺わせていただきます。まず一つ目、防災無線から見た広報のあり方について伺います。以前から町民の方々や議会でも意見が出ている防災無線ですが、その解決策と防災に対する広報のあり方を伺います。初めに防災無線についての認識を共有したいと思いますのでフリップを使って説明させていただきたいと思います。フリップの関係で一度(氏名標を)倒させていただきます。2枚ほど説明させていただきますが、こちらどちらも総務省のホームページに載っている資料です。まず安平町、このオレンジの部分になりますがRCA無線のみということで安平町が進めているあびらチャンネルアクセス、マルチチャンネルアクセスという形式になっています。緑の所が同報系、移動系と言われる併設されたもの。ピンクの所は同報系のみ。黄色の所は移動系のみとなっていて、白い所は未整備、システムは持たないというところになっています。更にこちらが陸上移動通信システムを活用した同報系システムということなのですが、こちらは先ほど見せました北海道の地図の中の緑の色であったりピンクの所であったりというところの市町村が基本的に活用しているシステムです。今現在安平町としては戸々の戸別受信機がない。こちらの方も利用していないというところだと思います。このような認識を持たないとこの先議論が噛み合わないと思いますので最初に説明させていただきました。また、このフリップを使った後で説明させていただきます、という認識を含めまして、まず防災無線はいつどのような経緯で建てられたのか伺います。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
現在設置されていますMCA無線システムについては、防災伝達手段の一つとして平成 24 年 12 月に設置されています。このMCA無線ですが若干説明させていただきたいのですが、マルチチャンネルアクセスの略でこの無線方式はタクシーや運送業など幅広い分野で広く利用され、整備費用が安価なことから近年は市町村防災行政無線として消防庁からも活用を推奨されている方式です。導入の経緯についてですが平成 23 年8月頃より災害時及び平時双方で多目的に利用可能である情報伝達手段の構築、情報提供において紙媒体を減らし将来を見越した先進的な情報提供基盤の構築を目標とし、平時問わず利用可能である情報伝達インフラ整備を含めた手法の検討をしていました。まず一つ目に整備費の低減化が困難であり国の財政支援が乏しいこと。二つ目にスマートフォンの普及により高速携帯通信網の整備状況が著しく変化しており、今後の推移を見定める必要があること等の理由により、新たな手法は一旦凍結をし防災無線の中でも比較的安価に整備できるMCA方式による防災無線の整備、町ホームページの改修、スマートフォン専用ホームページの創設など同時期に行い防災情報伝達手段の拡充を行っています。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
つまり安平町は平成 24 年当時から色々な手段を使っていこうと。平時災害時問わずということでやったのだと思います。ちなみにこの手元に平成 24 年 12 月現在での防災行政無線の整備状況というものがありまして、この当時町として登録しているのは安平町だけと。他は3市が登録されているということになっていますので、この当時は先進的なことだったのだと思います。続いてお伺いします。防災無線の本数と場所についてなど、設置基準のようなものはありましたか。そこを伺います。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
防災無線の設置本数については全 21 か所の5局を備えています。選定理由については当時 40 か所あった避難所についてその収容人数、子局同士の距離、伝達市街地区の範囲などの項目において設置可否判断を個別に行いスピーカーの方向、音達域を現地調査の上選定しています。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
今おっしゃったような理由で学校であったり会館であったりと顕著なところを選定したということだと思います。では今までの防災無線に関する町民からの声はいつから何件ぐらいあるのか。また、町内団体からの提言や答申はあったのか伺います。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
防災無線の問い合わせについてですが直接電話にて年間数件来ており、ほとんどの問い合わせは国によるJアラートのテスト時に聞こえない、うるさいなどの2点となっています。その都度北海道内の住宅は気密性が高いとされていまして、住宅内では聞こえづらいこと、情報手段の多重化の必要性、屋外の方や最初の気付きにも大切なこと、問い合わせいただければ内容をお答えすることをお伝えしており、ほとんどの問い合わせの方からご理解をいただいています。また、昨年実施した地震検証業務において防災無線に関するご意見の記述は6件あり、聞こえないが2件、非常時の防災無線を活用した情報発信の向上についてが1件、個別受信機の設置を望む希望が3件となっています。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
わかりました。今この手元に令和4年8月4日に安平町行政改革推進委員長から町長宛に提出された安平町行政改革プラン 2022 答申という文章がありますが。個別意見ということですが、その中でも防災行政無線の屋外スピーカーから流れる音声が聞きづらく自宅から外に出ても聞きとれないことがあることから、緊急時の情報が町民に適切に伝わる手段を検討していただきたいとあります。こういった声もあるということなので、これは安平町行政改革プラン 2022 にも反映されているのは確認しましたので、これからそのような検討がなされていくとは思いますが、その今までの検証や取り組みについて今度伺います。まず交互にかけたり時間差でかけたりしたことはありますか。これも私もちょうど今年9月1日の防災訓練の時に追分地区の跨線橋に立って聞かせていただきましたが、聞きとれるのは聞きとれるのですけども、お互いの無線が邪魔し合うのか二重になって聞こえたり、また違う時間帯に前回流れた苫小牧衛生からの情報だと思うのですが、その時には自宅近くにいたのですが、ちょっと何を言っているのかわからないというところがありましたので、この2番の音声の大きさを変えてみたりしたのかということでこの1番目2番目について伺います。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
まず一つ目の交互にかけたり時間差でかけたりしましたかということのご答弁をさせていただきます。交互放送については、現在のところ実施はしていません。ただし、震災時には同内容の複数回の実施、一部地域で子局からのその地域にマイクで直接発信を行ったりしています。続いて二つ目の音量の大きさを変えてみましたかというご答弁になります。音量、音声スピード、声の高低の調整を放送内容により都度担当者が本局での視聴により耳で行っています。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
わかりました。交互複数回音声の大きさは変えてみたということですね。次3番目、デジタル音声とアナログ音声。こちらもデジタル音声の声を聞きづらいということも以前お伺いしたことがありますが、また位置的な問題、これを決めた際に著名な所あとはスピーカーの方向だったりということなのですが、これを検証してもっといい場所が建設場所を変えるというのは難しいのでしょうけど、スピーカーの位置を変えたり相互に、ごめんなさい、スピーカーの方向を変えたりその他色々検証できるようなことはなかったのか伺います。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
デジタル音声の方はアナログ音声のようにノイズを拾わなく且つクリアで直進距離が長いということですが、実際に音声測定をしたわけではないのでどの程度違うかという詳細は不明です。あとスピーカーの向きということでお話がありましたが、現在付いているスピーカーについては場所によっては大きめのスピーカーを付けたりとか音響の響きと言いますか反響のしやすい地区については若干スピーカーを小さくしたりとか、全部が全部同じものがついているということではありません。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
わかりました。今まで聞いたところによるとちょっと聞きづらさを解消できる手段はないのかなと感じています。それではシステムについてお伺いします。このMCAマルチチャンネルアクセスですね。こちらのシステムは総務省や消防庁が推奨している陸上移動通信システムになっているのかどうか。今現在総務省などで推奨している移動通信システムなのか。これは安平町においては変えることはできないのか伺います。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
冒頭の方でMCAを若干触れさせていただきましたが、お見込みのとおり議員のおっしゃるとおり総務省あるいは消防庁からも推奨をされているスピーカーと防災行政無線となっています。当町は一般的な市町村が導入している同報系システムではありませんので、ご理解いただきたいと思います。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
ではちょっと話を整理させていただくと、先ほどのこのフリップに戻らせていただきますが、この1枚目でやりました北海道地図の中で安平町はこのオレンジ色ということで、このシステムはそもそもがこの戸別無線機をつけるシステムではなかったということでよろしいですか。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
元々のシステムのお話ですが、MCA制御局から屋外の拡声子局の方に流れましてその他回線ということで別となりますが、戸別受信機の設置は可能になります。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
こちら総務省のホームページから持ってきたものを見ると同報系、つまりこれがピンクとか緑の所ですね。こちらになります。こちらについては屋外拡声器や戸別受信機により役場から地域住民に情報伝達を行う。だから戸別受信機により役場から地域住民に直接情報を伝達できるということになっているのですが。これが移動系になると基地局、要は黄色ですね。基地局と陸上移動局との間で被災状況との情報収集連絡を行う。ということはこの安平町のMCAシステムは戸別無線機を付けようとすればできるということですか。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
結論から申し上げますと、変換という作業が必要となりますができるということになります。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
ということは、このMCAというところから同報系に変えるということですか。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
同報系とMCAを互換させると言いますか、双方に伝えあうというイメージでよろしいかと思いますが。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
ということは前回も議会で他の議員の方が質問してらっしゃいますが、これに掛かる経費が膨大だからできないという認識でよろしいですか。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
おっしゃるとおり全てを網羅するとなるとそれなりの仕様ということにもなりますが、工事費も別途掛かってくるとかそういう経費の問題も出てくるかと思います。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
経費ということになりましたということはわかりました。それと先程来続けています聞きづらさの解消は、今のところ解消策はないという認識でよろしいですか。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
聞きづらさという部分では気象状況にもよるかと思いますが、例えば本当に必要である雨、風、大雪もそうですが、そういった気象状況によっても普段聞こえるのだけど聞こえないとかいったことは当然出てくるかと思いますし、夜間の時間帯であればお宅でカーテンを二重三重にされている所についても防音と言いますか、音を遮ってしまうことも考えられるかと思います。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
そこはわかりました。聞きづらさは解消できることは今のところ改善策は見当たらないということと、戸別受信機については高額な予算計上となってしまうので今のところ考えられないと。この2点ということなのですが、となった場合にこちらも以前からいくつか回答で出ているのですが、複合的な手段で町民に伝えるということを考えてらっしゃると思いますが、今現在とこれから安平町が考えていらっしゃいます複合的な手段というのは具体的に教えていただけますか。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
前の議会の中でもご答弁させていただいたことがありますが、今現在手法として考えられるのは実現できるかどうかは別なのですが、個別にタブレットをお配りしたりですとか、スマートフォンですとか、継続してやりますがホームページの掲載ですとか、あびらチャンネルのデータ放送、そういったものの他に今安平町の自治体DXという計画を今年度作っている最中ですけれども、その中で何かできないだろうかと模索をしているところですが、その中で対応できるものではあれば取り組んでいきたいと考えています。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
あびらチャンネルは確かに有効な手段だと私も思います。ただ、デジタル化が進む中で防災に対する情報提供を更に注目させることが必要だと今回答があったとおりなのですが。また町内で光回線が通じているとなっていますが、いわゆる情報弱者と言われる町民の方々、インターネット回線を引くことが経済的に困難な方、もしくはその必要性がないと言われている高齢者の方もたくさんいると思います。更にインターネット回線を開通させるために高額な経費を必要とする企業などがあると思いますが、こちらへ対する重複した情報提供をするための支援など、今後の対策、個人と企業それぞれに伺わせていただきます。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
現在先ほども申し上げましたが、安平町DX推進計画の中で町内の企業、団体さんも含めて対象にヒアリング等を行いながら実態と言いますか、課題を掴みながら総体的に行政だけではなくて、そういった方たちも含めて取り組んでいく必要があるという基本的な考えをもって進めていこうと考えています。以上です。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
すみません。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
すみません。仮に戸別受信機を当町の現行システム上にて設置する場合に、各子局に変換器を設置することで理論上は可能です。使用する電波周波数が自治体へ割り当てされない周波数のため非常に難しい状況です。また、設置した場合にも現行子局 21 局では全町域をカバーしきれないこと、各住宅へアンテナ用の穴を壁に開けさせていただくなどそれ以外の問題もある状況なので非現実的な方式と考えています。現行防災無線以外の情報伝達手段として先ほど申し上げましたけれども、あびらチャンネルデータ放送を含めて町のホームページ、LINE@、それとフェイスブック、インスタグラム、登録制防災メール、各主要4キャリアスマホへの非常メール配信などの他、避難指示等発令の際は広報車による巡回体制を構築し、避難が必要な方に正確な情報が行き届くように努めて参ります。また、少しでも情報未伝達者が出ないようにするため、各町内会自治会の防災訓練、地域ミーティングなどの際に共助の観点から地域の方々で情報共有をしていただくことをお願いしている次第です。尚、今年度安平町自治体DX推進計画。向こう5年間の計画になりますが、その中で防災情報伝達についても効果的かつコストに優れたソリューションを調査検討しているところですが、それ以外に今後技術の向上とともに更に効果的な情報伝達手段が想定されますので、その都度当町の有効性を検討するため調査研究を進めて参りたいと考えています。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
ちょっと話戻ってしまうのですが、戸別受信機を付けられない理由の一つに経済的な理由という経費の理由ですね。そして技術的にも難しいという認識でよろしいですね。わかりました。それと安平町版のDX推進計画を立てられるということなので、ぜひ色々な手段を講じていただきたいと思います。今手段の一つとして出ていた一番最後の自治会町内会という組織の防災としての機能が必要性ということですが、確かにアナログ的な防災自治会町内会が困っている住民の方を助けていく、支援していく可能性は考えています。とは言いながらも自治会や町内会などのデジタル化、これ防災だけに関わらないのですが実際に全国津々浦々で報道がなされていることもあります。実際に行われているそうです。という状況の中で当町においても自治会や町内会などの魅力化、効率化という観点だけではなく防災化という観点でデジタル化は必要だと思います。自治会町内会へのデジタル化を含めた支援策、また町との役割分担などの考え方を伺います。
答弁 総務課参事 小板橋憲仁(総務課参事は2023年3月まで)
デジタル化による自治会町内会に対する支援策としては、繰り返しになりますが安平町自治体DX推進計画を作成するにあたり現在検討中ですが、将来的な一例ではありますが広報あびら、広報笑顔などを含め現在各戸配布を行っているものを紙面から画面によるデジタル化により配布業務の負担軽減とペーパーレスの実現に向けて新たな情報発信ができる仕組みづくりについて取り組んで参りたいと考えています。次に町と自治会町内会の役割分担の考え方についてですが。防災に限ってお話しますと昨年実施しました胆振東部地震検証結果に基づきます自助・共助・公助は極めて重要であり、各々の立場で役割と責任を果たしていくことが重要と考えています。また、日常的な隣近所の声掛けによる情報伝達も重要と考えています。以上です。
質問 8番 箱崎英輔
わかりました。次のデジタルトランスフォーメーションについて伺うことと重複しますので次に進めさせていただきます。