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網走市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日

防災対策について

2024年12月10日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「防災対策について」質問し、企画総務部長 秋葉孝博が答弁しました。

質問者
深津晴江 議員
答弁者
企画総務部長 秋葉孝博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 深津晴江

それでは、最後の質問に移ります。防災対策についてです。石破総理の肝煎り政策が防災庁の新設です。天災が頻発する中、平時の防災から災害後の復旧復興までを一元的に指揮する組織にするというものです。本年11月1日に令和8年度中の設置を目指し、防災庁設置準備室が発足いたしました。発足室において、石破総理は、十分な数の災害対応のエキスパートをそろえた本気の事前防災のための組織が必要であると訓示しております。災害が発生しましたら、様々な関係機関、団体が一致団結して、被災者の支援に取り組む必要があり、防災庁には行政各部、さらには民間の団体とも緊密に連携しながら、政府の災害対応をリードする司令塔としての役割も期待されています。このような政府の動きに注目しているところではありますが、網走市において、想定外を縮小させる取組は重要だと考えております。専門的スキルを持った資格の一つとして防災士があります。防災士とは、自助・共助・協働を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を習得したことを、日本防災士機構が認証した人です。令和6年10月末時点で、全国で累計29万8,682名が認証登録されています。災害の多発により、地域の自主防災組織や学校、福祉施設、事業所等で、防災士の配置・活用の動きが広がっています。網走市における防災士の人数、年齢、性別、活動状況の現状と、網走市職員の防災士の現状についてお伺いいたします。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

防災士の認証及び登録に関しましては、市への届出の必要がないため、市内の防災士の認証者数は把握しておりませんが、市内の防災士認証者が、地域での避難訓練のコーディネートや地域の防災マニュアルの作成、科学フェスティバルでの災害時に役立つ体験ブースの出展など、地域防災力の向上に御協力をいただいているところでございます。市職員では、防災知識の向上のため、平成25年度から、総務防災課職員を対象に資格取得を進めており、現在、庁内に防災士は6名、年齢別では40歳代1名、50歳代5名、性別は全員男性となっております。

質問 深津晴江

市職員でも防災士さんが6名いらっしゃるということは、大変心強い状況だなというふうに考えております。女性の方はいないということですが、網走市地域防災計画の中に、「被災時において、男女のニーズの違い等、性差を考慮した男女双方の視点に十分配慮するよう努める」と書かれています。また、自主防災組織の育成等に関する計画にも、「女性の参画の促進に努め、性差による細かな視点から自主防災の在り方を検討できる体制とする」とあります。避難所には、女性職員を配置する計画があることは承知しております。しかし、女性だからということだけではなく、専門的に防災・減災を学んだ女性の活動は重要だと考えています。網走市職員の防災士、特に女性の防災士の育成計画についてお伺いいたします。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

これまで防災対策に当たり、一定の知識や技能を身につけることが必要と考え、総務防災課職員を対象に、防災士の認証取得に取り組んできたところでございます。議員お話のとおり、防災対策における女性の視点や活躍は重要でありますので、女性職員の防災士の認証取得に向けて取り組んでまいります。

質問 深津晴江

大変ありがたいお言葉だったと思います。ぜひ、職員の方、しっかり防災・減災を学んで活躍していただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。次の視点に移ります。災害サイクルとありますが、今回は発災から慢性期に対応する支援者が抱える課題の認識についてお伺いいたします。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

主に災害医療で使われる災害サイクルでは、災害の発生から復興を終えるまで時間的な経過を捉え、五つのフェーズに分けて、それぞれ課題が整理されています。防災全般になりますが、発生期には初期対応の混乱、情報収集の困難、被災地へのアクセス制限、急性期には物資の不足、衛生環境の悪化、心理的な問題への対応、慢性期には支援の継続性、コミュニティーの再生、経済的自立などの課題が挙げられております。こうした中、市職員をはじめ消防、警察、自衛隊、医療、介護、インフラ、ボランティアなど、被災者を支援する側でも、災害が長期化する中、心身ともに疲労の蓄積、使命感と現実との葛藤、罪悪感、惨事ストレスに加えて、特に地元の支援者では、自分自身や家族が被災者でありながら公務の優先など使命感のため、自分自身の心身の不調を自覚しにくいといった、こうした課題が挙げられております。

質問 深津晴江

わかりました。共通認識できたかなというふうに考えております。網走市災害時業務継続計画におきまして、「職員の応援体制について、自庁職員のみで災害復旧に関する事務を処理することには限界があることを考慮し、北海道及び市町村相互の職員派遣に関する応援協定に基づき、道内自治体職員の派遣要請について検討する」と記載があります。また、職員の健康管理、現状と課題については、災害時、非常時優先業務を継続していくためには、従事する職員の健康管理にも留意する必要がある。特に災害対応は長期にわたることから、適度に休憩しなければ疲労が蓄積し、体調を崩すこととなると。先ほど部長が御答弁いただいた課題を共通認識できたというふうに考えております。例えば、東日本大震災を体験した看護職員の災害時の苦労と退職意向に関する調査においても、やはり強いストレスを受け、退職意向を高めたということも報告されております。また、消防職員のストレスも分析した結果によりますと、しばらくたってからストレス反応を示して、遅発性ストレスが多く見られることも明らかになっております。この理由としては、管理職は災害や事故の終息後に達成感の不足や、先ほど部長が御答弁いただいたとおり、支援者、対応している方々も大変なストレス状況にあるというふうになっています。今年行われました防災フェアにおいて、日本赤十字北海道看護大学の根本教授の言葉が、私は胸に刺さりました。それはどういうことかと申しますと、発生確率が高いと予測されている千島海溝沿い地震が根室地区で起きた場合、網走も無傷ではいられないというものでした。また、講演後に、「元日に発生した能登地震、2週間後に被災地に入ったが、保健師等がとても疲れ切っていた。今までも災害地では多くの退職者を出している」とお話を伺いました。災害が少ないというふうに言われている網走ですが、現在も備蓄など進められていることは承知しております。さらに、できる限りの備えをして、防災・減災に努めていく必要を強く感じています。その一つが、市民を守ると同時に、市職員及び市管理職の心身の健康を保つための体制づくりです。災害時の支援者支援対策についてお伺いいたします。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

災害に対応する支援者の健康管理、精神的な支援は非常に重要なものと認識しております。災害発生の直後など緊急性の高い状況では、職員に対し一時的に負荷がかかることが想定されますが、基本的には疲労の蓄積を防ぐため、交代要員を充て、休憩・食事・睡眠時間を確保し、健康管理に努めることが必要だと考えております。今、議員のお話もありましたが、大規模災害など市職員だけでは対応できない場合には、自衛隊への災害派遣要請や市町村相互の応援等に関する協定に基づく北海道への職員派遣要請により、人員の確保に努めたいと考えております。また、職員の健康管理につきましては、現在、職員の健康相談を担っている産業医及び職員課保健師に御協力をいただきながら、心身の健康確保に努めてまいります。

質問 深津晴江

支援者支援というところで計画にもありますし、今、部長が御答弁いただいたとおり、協定を結んでいるところに応援を求めるということなのですが、私は、そこは物資などももちろんですし、最初の急性期はやはり人命救助というところが第一になってくるかと思うのですが、それが終わった72時間ぐらいには、やはり職員の応援体制を速やかにちゅうちょなくつくっていただけることを期待いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。

出典:網走市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる