網走市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月26日
一般廃棄物処理について
2024年6月26日、網走市議会の一般質問で、松浦敏司議員が「一般廃棄物処理について」質問し、市民環境部長 田邊雄三が答弁しました。
- 質問者
- 松浦敏司 議員
- 答弁者
- 市民環境部長 田邊雄三
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 松浦敏司
次に移ります。2項目め、一般廃棄物処理についてであります。最終処分場の供用開始から、現在までの状況について質問していきたいと思います。供用開始が平成30年、生ごみとリサイクルは平成29年なので6年が経過したかと思います。計画では、平成30年から令和14年までの15年間とし、4期分の土地を確保し60年間は使用できるという網走市の「ごみ処分」の壮大な計画であったというふうに考えます。この計画は、基本的に現在も生きていると考えてよろしいのか、見解を伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
現在の最終処分場につきましては、計画を上回る埋立てとなっており、令和5年10月の測量結果からは、このままのペースで使用した場合、在用年数は4年3か月と推計しているところです。そのため、堆肥化率の向上や即日覆土量の削減、かさ上げによる埋め立ての増加などの延命化策を計画し、対応していくこととしております。今後予定される2期以降の最終処分場は、広域での中間処理施設の整備計画が進んでいることから、改めて必要な容量や配置などについて繰り越しいただいた昨年度予算で、今年度も調査委託をしているところですが、現処分場の周辺一帯を今後最低でも60年間使用するという基本的な考え方に変更はございません。
質問 松浦敏司
そうだと思います。今、1市5町での広域の協議が具体的に進められておりますから、今の市の考え方、案でいうと、生ごみを今の堆肥化というのをやめるようですから、そうなると、60年どころか、100年持つかもしれないですよね。つまり15年単位のものが、4回分穴があるわけですから、それで最低でも60年と。しかし、今の1期目のときに15年持つのではなくて10年しか持たないということだと思うのです。この部分を、もっと私は市民にわかるように説明していかないと駄目なのだと思います。特に1市5町による広域化になっていくという点においては、壮大な計画だったわけですから。だからその部分についても、実は今後はこんなふうになっていって、そして1市5町による広域化があるのですというようなことに、流れを、ビジョンを示していかないと非常に市民はわかりにくい、一体どうなっているのだという声は私のところにも、網走市のごみ行政がよくわからんという意見も頂くわけです。その辺をよくしっかりと考えていく必要があると思うのですが、見解を伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
今後広域化の内容も含めまして、住民説明等説明をしていくわけでありますけれども、議員御案内の御意見があったところも含めまして、説明内容につきましても検討していきたいと考えております。
質問 松浦敏司
次に移りますが、供用開始からまもなくして問題が起きてきました。この間、追加の整備を行ってきましたけれども、時系列的に内容と金額も含めてお答えいただきたいと思います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
令和4年12月にまとめました、網走市一般廃棄物処理についてにおいて今お示ししております、平成29年度から令和3年度にかけて、車両や施設、整備などに約1億6,098万9,000円の追加整備を行っております。その後、令和5年度には、二軸式破砕機や紙おむつのストックヤードに約1億3,186万8,000円の追加整備を行ったことから、これまで合計で約2億9,285万7,000円の追加整備費となっているところでございます。
質問 松浦敏司
それにプラスして、かさ上げの3億4,000万円がプラスになるのだろうというふうに思うのですが、トータルすると21億を超えるのかなというふうに思います。それはあとでまた言います。そもそも計画を立てる段階での計算の問題があります。計算の間違いというのがありました。ごみの算出方法が違っていたために、その典型が、生ごみの100%堆肥化であるというふうに思います。供用開始後に、議員も現場での説明では、生ごみの堆肥化をするが、ほとんど分解するので堆肥としては、わずかしか出ないと。その分は、また堆肥化のときに入れるので、ほとんど残らないという説明を受けていた。これ当時の議員はみんな非常に印象に残っていると思います。しかし、本格的に稼働してみると、いくつもの問題が出てきた。生ごみの堆肥化が実は30%しか行われていない、生ごみ収集車が足りないとか、先ほど言われたいくつものその後整備を行ったり、補充をしたりしたということでありました。そういった次々と問題が起きて、決定的な問題というのは、最終処分場の穴が基本となる数字が小さく見積もっていたために、でき上がった穴は本来必要とする規模よりも小さい穴であったというふうに私は考えております。検証詳細版というのもあって、書かれておりますが、最終処分場への埋立量は、計画の初年度から1.8倍のごみの埋め立てがなされていたということが書かれております。そこに、生ごみの堆肥化30%程度、7割は埋め立てに入っていたということ。ついには、供用開始から5年で、令和4年10月の測量結果では、残余割合が43%となって、あと4年で満杯となる見通しとなったと。これが最終処分場計画と現実に起きた不具合の一連の流れだというふうに思います。現在の最終処分場の建設費は19億円。当時、国からの4億円の交付金もありましたので、実質持ち出しは15億円。供用が開始されてから、これまでの追加の整備費は2億9,286万円。それを合わせると17億9,286万円となります。そこに、かさ上げ費用としての3億4,000万円をプラスすると21億円を超えてしまうということになる。これが現実だと思いますが、この状況についてどのように考えているか伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
さきの所管の委員会でも御説明したところでありますが、追加整備費の決定に当たっては、次の最終処分場整備には、昨今の物価高や働き方改革による工事費の高騰が大きな負担となるものと考え、現状の最終処分場を追加整備するほうが、費用負担が効率的であると判断したところであります。
質問 松浦敏司
とはいっても、いずれにしても、これまで最終処分場に対しての費用というのは、かさ上げ分も含めると21億円を超えるという状況だというふうに思うのです。そういう意味では、非常に当初の計画からいうと、大きくやっぱり違いが出てきたと。15年で埋まるのが10年で、最終的には埋まってしまうということですから、どうやったって。そういう意味では、当初の計画から見ると相当違う結果になったというふうに私は思っています。時間がないので、次に移りますが、自走式破砕機が納入されたのは、昨年11月の下旬であったというふうに思うのですが、搬入後の稼働状況について伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
二軸式破砕機は、当初、令和6年2月納品の予定となっておりましたが、令和5年11月に納品となったところです。令和5年度の当時の委託事業者との現場打合せでは、現委託業務契約の範囲内で、令和6年度からの通年稼働に向けた試験運転をすることとしておりましたが、その後に現場打合せとは異なり、委託業務契約外の業務となったことから、試験運転はせず、納品時にメーカーからあった運転、管理説明の際の試験運転のみとなったところです。令和6年度からは事業者が変わったこともあり、改めてメーカー説明を受けた後、4月上旬から毎日稼働しており、4月は約157トン、5月は約151トンを処理しているところであります。
質問 松浦敏司
つまり、購入して11月下旬に物は届いたけれども、4か月間は動かなかったということだと思うのです。しかし、購入したときに6,688万円という巨額のお金を投じて、そして、これを稼働させることによって、廃棄物を細かく砕いて、そうすることによってかさが小さくなるということで、埋立ての負荷が軽減されるということで、この機械が導入されたという点でいうと、4か月間動かなかったというのは、これは、いわば市民からすると、何だこれということになるのだろうと思うのです。何のために巨額の税金を使って機械を買ったのだというふうに思うのですが、この点どんなふうに考えますか。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
当初は2月納品ということで、2月納品後、新年度から本格稼働に向けて準備をするという予定でおりました。それが11月に納品をされたわけですけれども、11月に納品されたあとの事業者との予定する計画では、週に1回試験的に破砕物をやっていく。そうすることにより11月ですので、正確な来年度に向けての委託増の二軸破砕機を使うことによる委託増の積算が、精度が上がるというふうに考えておりました。週1回ずつ使っていくというところが3月まで続く予定ということで、4月以降は毎日使うというところでありました。あとは、冬に週1回としたのはですね、冬場は破砕廃棄物が少ないという状況もありましたので、1回以上もできないという状況もありましたので、その1回ずつを通して、来年度の委託増の積算をするという目的でおりました。
質問 松浦敏司
どっちにしろ、せっかく買った機械がほとんど稼働しなかったというのは事実ですよね。そういう意味では、やはり何を優先するかというふうになったときに、やはりその機械を稼働するためにあらゆる努力をすると、業者との関係で当初の考えていたことと違ったというのであれば、その違いを乗り越える話合いをして、必要な予算が必要であれば、それはまた補正するなりして、とにかく最終処分場を1日も遅く、埋まるのを遅くする、そのためにこの自走式を購入したのだろうと思いますから、その点では、私はやっぱり、しっかり反省すべきだというふうに思うのですが、いかがですか。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
二軸破砕機につきましては、当初より新年度から本格稼働するということで予定をしておりました。それが早く入ったわけでありますけれども、計画としていたところは目的を達成されておりますので、影響は少ないと思っております。
質問 松浦敏司
とにかく、一般的に早く届いたらできるだけ早く速やかに使うというのが、一般的だというふうに思います。そういう点で、今回のこの自走式が、事実上4か月間動かなかったというのは、やはりこれは、私はまずかったというふうに思います。次に移ります。今年3月に一般廃棄物処理計画が出されました。80ページには、基本方針に基づいた施策として、基本方針①一人一人がごみの量を減らしていこう。一人1日当たりの家庭系ごみの排出量や海外から訪れる多くの観光客からの発生ごみを含めて事業系廃棄物に関する削減目標を定めており、ごみの排出量抑制と資源の分別・収集を推進するとあります。基本方針②の再使用・再生利用は分別からの中に、◎既存の中間処理施設の運用・活用として、既存の生ごみ堆肥化施設、破砕・リサイクル施設について、適正な維持管理と必要な機器更新による長期利用を目指します。また、効率的かつ効果的な処理・処分を推進するよう、周辺自治体や民間の処理施設も活用します、というふうにあります。今年3月の計画なので、この考えに変更はないということでよろしいでしょうか。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
本年3月に策定した網走市一般廃棄物処理基本計画における基本方針の考え方について、現時点で変更はございませんが、令和6年度から令和20年度までの15年間という計画期間のため、おおむね5年ごとに改定するほか、計画策定の前提となっている諸条件に大きな変動があった場合には、見直しを図ることとしているところです。このため、令和11年9月から令和12年6月の間に予定される、広域による中間処理施設の稼働を踏まえ、今後計画の変更を予定しております。
質問 松浦敏司
なるほど、そうしないと矛盾を来しますからね。では、次に移りますが、令和4年12月に一般廃棄物処理について、これは【検証詳細版】にいわゆる反省と検証が出されました。そこでは、当初の計画を立てる上で、「徹底した分別」をしてリサイクルに回す。国の交付金事業による整備を目指した。しかし、焼却施設を導入しないため、100%の分別と算定し、19億円、当時の予算ですけれども、先ほども言いましたけれども、市の持ち出しは15億円だと。しかし、当時、焼却施設を建設するにも小型の焼却施設がなくて、選択の余地がなかったわけですね。それが現実だというふうに思って、私も当時のことを覚えております。徹底した分別をして、埋め立てるのは、徹底した分別でどうしても埋め立てせざるを得ないものだけ埋めるのだというふうに市長も強く述べていたので、私も印象に残っています。しかし、結果として多くの反省と検証が求められたわけです。私は、この苦い経験と教訓から今度こそ失敗はできないという思いが議員としてあります。当時の反省からして。どうしてもそういうことを考えるわけですから、慎重に判断する必要があるというふうに考えるわけです。次に移りますが、生ごみ堆肥化の実績と評価について伺いたいと思います。平成29年から始まった生ごみの堆肥化について、7年が経過しました。この間の堆肥化率の推移について伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
生ごみの堆肥化率の推移でございますが、開始当初は20%から30%と低迷しておりましたが、設備の追加整備などによって年々向上しているところです。直近5年間では、令和元年度平均で32%、令和2年度平均で32%、令和3年度平均で54%、令和4年度平均で72%、令和5年度平均で75%となっております。
質問 松浦敏司
当初の堆肥化率というのは低すぎますけれども、しかしやっぱり努力によって、去年で言えば平均して75ということで、最高時は81までいったというようなことも、80でしたか、81だかというふうに言っていましたけれども、私はこの堆肥化というのは、100%には当然行きませんけれども、しかし、相当優秀な成績を収めているのだというふうに思いますが、その辺どのように受け止めているのでしょうか。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
生ごみの堆肥化率の向上につきましては、働いている方たちの知見が上がったというところだと思っておりますけれども、一方で生ごみとして出されたものについて現在堆肥化率としておりますけれども、埋立ごみの中にも生ごみが入っているところもありますので、そういったところを含めると全体としては、堆肥化率というのは落ちるということになります。
質問 松浦敏司
落ちるということですが、どの程度落ちるのですか。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
家庭用の埋立ごみの中に含まれる生ごみでありますけれども、家庭系埋立ごみ の 組 成 調 査 よ り 、 埋 立 ご み の 中 に は 生 ご み が11.6%入っているという調査があります。これを令和5年度の埋立量に掛けますと、大体400トンぐらいの生ごみということが推計をできます。令和5年度の平均、今75%と言いましたけれども、その400トンを加えると、大体66%ぐらいになるのではないかという推計をしております。
質問 松浦敏司
ありがとうございます。わかりました。しかし、いずれにしても、当初の計画からすると、生ごみは100%というふうに掲げていたわけですから、実現しそうもないけれども、でも僕らはそういうものかというふうに、当時は思わされていたというのが事実でありまして、いずれにしても、現実にはそういうことだというのは理解というか、わかりました。こういう中において、私はそういうことであったと、66%であったとしても、やはり堆肥化することというのは、いわゆる地球環境にとっても非常にいいことだというふうに思っていますし、この間の業者の皆さんや市の担当者の皆さんの努力の中で、ここまで上げてきたという、そういう点は、私は大いに評価をしたいというふうに思うのです。当初の計画とはちょっと違うけれども、でもここまで来ているということで評価をしたいと思うのです。そういう中にあって、後にも言いますけれども、メタンコンバインド方式にするのは、どうもせっかくこういうふうにやっているのにもったいないなと、それは技術もそうだし、そこで働く労働者の皆さんにとってもショッキングだろうなというふうに思います。そういう意味でも、私はこの堆肥化というのは、もっともっと網走の独自のというか、この1市5町の中でも生ごみを直接埋めているのは、清里と美幌ですから、それが基本的には十分不十分あったとしても、堆肥化ということに挑戦しているわけですから、そこは大事にすべきだというふうに思います。次に移ります。令和5年3月の広域ごみ処理基本計画の案では、網走市におけるごみの排出量及び処理量の見込みのところで、ごみ処理基本計画を令和5年度に策定とあります。今後、網走市は、令和10年度の計画可燃ごみ排出量は、6,000トンで28トンと設定しております。その表を見ると、計画可燃ごみ将来量の設定では、令和3年度6,640トン、そのうち生ごみは2,926トンとあります。令和10年度では6,028トンとあります。不正確かもしれませんが、私なりに計算しますと、生ごみ2,926トンを可燃ごみ6,640トンを割ると、そして令和10年度の6,028トンとすると、合計2,656トンとなります。可燃ごみ6,028トン-2,659トン=3,369トンとなり、これが燃やすごみとなるのだろうなというふうに、私なりに理解したところです。生ごみをそのままメタンコンバインド方式に持ち込むと、重量で計算されますから、生ごみなので重量があると、重たいと、そのために市民の負担が増えることになると思うのですが、その辺での見解を伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
生ごみの堆肥化処理を計測したほうが、市の負担額が抑えられるという趣旨の御質問としてお答えをいたします。通常、広域ごみ処理施設で処理する負担額は、搬入重量により算出することになり、約90%が水分である生ごみは、水切り等しなければ、搬入重量が多くなることが想定されますが、市の負担額は単に搬入処理する重量のみで増えるものではございません。例えば、焼却処理による埋立ての縮減による今後の最終処分場建設費の減、生ごみメタン発酵による発電の場内利用による電気料金の減、さらに生ごみ残渣の縮減による焼却量の減、生ごみを可燃物と一緒に収集するなど、分別収集の効率化による収集費用の縮減などが想定をされます。また、生ごみ堆肥化施設を、処理を継続した場合は、破砕機の故障による生ごみの委託処理による費用の増、破砕機の定期更新費用の確保、堆肥不適物となった場合の運搬焼却費用の捻出などが想定されるところであります。
質問 松浦敏司
それはそれとして理解するかといえば、そういうことなのかというふうには思うのですけれども、メタンコンバインド方式にするという、これはあくまでも、そういう方向の案としてあるわけですけれども、実は私は今でも不思議なのは、今ここまで進んできている中で、焼却炉にしてもメタンコンバインド方式にしても、事業費がどれほどかかるかという点では、明確になっていないのですよ。100億から160億とか、180億とかって、これって市民に理解できません。いや、私も理解できません。一体どこを基準にして考えればいいのかと。こういうのも含めて、今の網走の方式でいうと、ここまでこういうふうになります。焼却だとこうなる、メタンコンバインドだとこうなるという、ここを市民にわかりやすくするということが必要なのだろうと思うのですけれども、今現在まだ焼却にしても、メタンコンバインドにしても、その金額の幅というのは、まだ確定というか、目星が通っていないという、見通しが立っていないというふうに考えてよろしいですか。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
所管委員会でも御説明をいたしましたけれども、今後7月から8月にかけまして、メーカーへの詳細アンケートを取りまして、そこで精査されたものになってきますので、来年の3月に設計費を計上するに当たって、それまでには詳細な設計ができるものと思っております。
質問 松浦敏司
では、あと一、二か月をすれば、ほぼ見えてくるというふうに理解しました。次に移りますが、先の文教民生委員会で、生ごみについて可燃ごみとして東藻琴の中間処理施設で、メタンコンバインド処理方式でメタン発酵施設による焼却施設の高効率燃焼運転と化石燃料使用の抑制ができ、CO2排出の削減対応による脱炭素への取組となることからメタンコンバインド方式が1市5町の課題に適しているというふうに、1市4町の首長の間で決定したというようなことが話されました。昨年11月の文教民生委員会での説明と私の受け止めとしては、180度違うのではないかというふうに受け止めたのですが、この方向転換はどのような理由から変更になったのか伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
はじめに先ほどの詳細な設計なのですけれども、7月から8月にメーカーアンケートを出して戻ってきて、精査すると、大体10月から11月ぐらいに皆様にお知らせできるような数字になるというふうに考えて、それに基づいて、来年の3月に向けて各町で予算化をしていくということで御理解をいただきたいと思います。今の御質問でありますけれども、令和4年度のメーカーアンケートでは、焼却施設の場合、設計施工に要する期間は約3年、メタンコンバインド施設の場合は設計施工に約3年半を要するとされておりました。メタンコンバインド施設の場合は、最短での供用開始である令和10年4月を目指すには、スケジュール的な課題があると考えておりました。令和5年度のメーカーアンケートでは、働き方改革、新型コロナ、ウクライナ情勢の影響、資材の生産減少や輸送の遅延により、工期が長期化傾向となっており、焼却施設、メタンコンバインド施設ともに設計施工で4年から4年半の期間を要するとの結果であったことから、昨年11月の文教民生委員会で、供用開始は令和11年9月から令和12年6月頃となる旨の御説明をさせていただいたところです。方向転換をしたのではなく、社会を取り巻く情勢により、供用開始の時期が変更になり、メタンコンバインド方式についても検討が可能となったものであります。
質問 松浦敏司
前段の金額については10月から11月ということですが、そうなると、もう現実には広域化でどんどん進んでいっているという流れですよ、今。10月、11月にわかったら、もう来年の春には予算が通ると言いますか、そういう流れになっちゃうわけですね。そういう意味では、本来だったらもっと早く金額的には明らかにしないと、なかなか私なんかは理解ができないというふうに思っています。それから、今の答弁ですけれども、社会情勢が変化したということでありますが、ただ、いずれにしても、この資料を当時の、昨年11月の文教民生委員会での資料を見ても、やっぱりその当時の説明も含めて、焼却方式で基本的には動いていて、もう一つの方法としてメタンコンバインド方式もありますという説明だったというふうに、私は受け止めていたので、そういう意味では今年になってずいぶん何か変だなというふうに感じたわけです。そういう意味で、なかなか理解が進まなかったのですが、じゃあ、メタンコンバインド方式が、私が受け入れるかとなると、なかなかいかないので、次の質問に移りますが、焼却方式とメタンコンバインド方式についてですけれども、先ほど言いました、昨年11月の委員会の中で説明があったわけです。焼却方式についての実績・事例で直近5か年の道内での自治体での導入例として、平成29年度、遠軽の広域連合とか、標茶町の例を挙げておりました。一方、メタンコンバインド方式については、道内では一般焼却物の中間処理として実績がないというふうにも言っています。そんな中で、今社会情勢が変化したというけれども、道内でこのメタンコンバインド方式というのは、私の認識ではまだないというふうに思っているのですが、その辺は状況が変わったのでしょうか。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
委員会でも御説明していますとおり、道内でのメタンコンバインドの実績はございません。ただ焼却施設単体ですとか、メタン発酵施設単体というのは、道内にもありますので、メタンコンバインドというのは、その施設が同時にあるということだけで、一緒になると別々単体であるものと違うのかというとそうではなくて、その二つがあるということで、どちらの処理方式も道内では成立しているというふうに考えております。
質問 松浦敏司
どうしても私、古い人間なので理解できないのは、このいわゆる焼却方式にしても、メタンコンバインド方式にしても、金額がまだ明確になっていないのに、どうして決められちゃうのかなと、そこがわからないわけです。あまりにもアバウトすぎるのです。例えばメタンコンバインドだと150ぐらいかかりますよとか、焼却だと130億ぐらいですよというのがわかるのならまだいいけれども、100から160とか180といったって、全く理解できないですよ。だからそういう中でどんどん進んでいくわけですよ、現実は。こうなるとね、結果として議会の中でのこの議論も、まだまだ文教民生だって2回しかやっていないのですよ。この議論が全然、もっともっと私は議論すべきだと思うのだけれども、しかし現実的にはもうどんどん進んでいっていると。これ下手すると、議会が結果として首長や広域連合の言ったことを追認するかのような形になっちゃうと、これはまずいと私は思うのです。だから、そういう意味では、もっと、ほかの議会はわかりませんけれども、網走市の議会において、この広域化も含めて、この焼却炉、もしくはメタンコンバインド、さらには今の網走市の最終処分場について、もっと議論すべきだというふうに思うのですが、どのようにお考えですか。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
まず、整備費に幅があるというものは、今現在メーカーも4社程度ありまして、それぞれの金額が違うというところもあります。今後詳細に詰めていくというところ、あと方式、みんな同じものではありませんので、メタンコンバインドでしたら、乾式、湿式というのもありますし、焼却方式についても方式がいくつかありますので、そういった中でメーカーからアンケートを取りあえずは取って、最大どれぐらいかかるのかというところで、かかっても最大で今のところこれぐらいというところで、かからなかったらというので幅が出ているというところになります。5月末にメタンコンバインド方式を1市5町で決めましたので、今後御説明につきましては、しっかりとさせていただきたいと思っております。
質問 松浦敏司
どっちにしても、1市5町で決めたというけれども、それはあくまでの首長の間で、首長間で決めたのであって、議会としてはそれをわかりましたというふうにはなっていないはずです。そういう首長の合意があったということを受けて、今議論しているのだと思うのです。いずれにしても、これほど高い買い物をするのに、あまりにも幅の広いアバウトすぎる金額というのは、やっぱり私は理解できないですね。もっと親切に、事前に求めるべきだったというふうに思います。そういう点で、やはりこれからは反省すべき点があるのだろうというふうに思います。時間がないので、次に進みます。広域化・集約化に係る「手引き」でいうと、過渡期のごみ処理方法として、広域化・集約化を実施する際には、過渡期のごみ処理方法を検討する必要があるとして、斜網地区も生ごみ処理をはじめ処理方法が違う状況にあるので、過渡期の方法を検討する必要があるというふうに思いますが、どのような検討をしたのか伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
広域化・集約化に係る手引きでは、集約しようとする施設間で、更新時期が一致しないことも多く、既存施設が更新時期を迎えつつ、広域処理を行うごみ処理施設の供用が開始されていない時期においても、ごみ処理事業を遅滞なく行えるよう、過渡期のごみ処理方法を定める必要があると記されております。過渡期の処理施設とは、中間処理施設と指しているものであり、当市の場合は生ごみ堆肥化施設が対象となります。この施設は、広域中間処理施設の供用開始まで使用できる見込みであるため、過渡期のごみ処理方法について検討する必要はありませんが、適切な維持管理を行い、安定的な処理を行ってまいります。
質問 松浦敏司
いずれにしても、広域化が始まるまではやるけれども、その後はやらないと。堆肥化はやらないということなのだろうというふうに思います。同じく手引きでは、住民理解の促進として、広域化・集約化を実施する際には、関係市町村の住民の理解が必要となると。そのため、広域化・集約化の意義やメリットの説明等、住民理解の促進に向けた取組が求められるというふうに言っています。住民説明会は、どういう規模で行ったのか、参加した市民は何人いたのか伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
広域化についての住民説明会ですが、令和5年2月25日、まちづくり推進住民会議、全体会議で95名、広域ごみ処理基本計画、ごみ処理広域化についての説明会が、全3回ありまして、令和5年3月11日6名、令和5年3月15日9名、令和5年3月21日2名、それと、令和6年2月24日のまちづくり推進住民会議、全体会議で76名の市民の方に参加をいただいて、御説明をしているところであります。
質問 松浦敏司
決して多くない参加者です。そういう中でも進めていっているわけです。時間がないので、次に進みます。ごみの分別区分について、広域は集約化を実施する際には、関係自治体で広域処理を行う品目の性状をそろえる必要があり、分別区分をそろえる必要があるということであります。分別品目をそろえる場合の中で、いくつか述べると「①分別品目を細かく設定する。②関係自治体間で最も分別品目が多い自治体に合わせる。③生ごみを広域処理する場合、ごみの処理の手数料に差をつけることで、生ごみの分別にインセンティブを付与する」、特に②③について、どのような検討がなされてきたのか伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
②として言われました、関係自治体間で最も分別品目が多い自治体に合わせることについては、1市5町で生ごみ分別の有無の違いがありましたが、メタンコンバインド処理によって、分別の統一が図られることとなります。また、③でおっしゃっていた、ごみの処理の手数料に差をつけることで、生ごみの分別にインセンティブを付与することにつきましては、メタンコンバインド方式では、生ごみを可燃ごみとして収集し、自動機械選別するため、生ごみ分別にインセンティブを付与する必要はないと考えているところです。
質問 松浦敏司
いや、それは、メタンコンバインド方式にすれば、それはそうですよ。だけれども、その前段で堆肥化をやっているのは、網走も含め、1市3町ではやっているわけです。やっていないのは2町が生ごみを埋めているわけです。だから、本来だと多いほうに合わせるというのが、いわゆる手引きで言っていることかなと、私は受け止めていました。時間がないので、いずれにしても、そういうふうにメタンコンバインドにすれば、一致するに決まっていますから、そういう意味ではちょっと、今の答弁は答弁のようで答弁でないなと、私は受け止めました。いずれにしても、時間がないので、最後に最終処分場の各業務委託の変更について伺いますが、他の議員も前段で質疑がありました。最終処分場の各業務が、今年1年契約になったということで、その理由として、先ほども古都議員の質疑の中でありましたように、業者との価格の乖離があったということ、時間的に間に合わないということでありました。結果として、最終処分場の維持管理について、一般競争入札で地元以外の業者に委託することになっていたようですが、概略はこのような認識で間違いないのか、確認いたします。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
令和6年度の最終処分場の委託ですが、参考見積りの際に、市の積算と乖離が大きかったことから、そのままでは指名競争入札が成立せず、4月1日以降の業務が止まる恐れがあったため一般競争入札としたところです。また、1年契約にした理由としては、令和7年度以降に、土曜日の業務を見直す可能性があったほか、労務費や燃料代などの価格変動、中間処理施設の処理方式といった不確定要素があったことによるものであります。
質問 松浦敏司
次に移りますが、一般的に私の考えとしてもそうですし、環境省も基本的には、ごみというのは、地元で出したものは地元で処理するというのが基本ですよね。ただ、今の社会情勢の中でとはいっても、お金がいろいろかかったりするので広域でやったほうがいいよって、国も推進していると。その結果として、多分今、広域化が進んでいるのだろうというふうに思うのですけれども、でもやっぱり、基本的には、網走で出したごみは網走の業者の人が処理するというのが、私なりの考えです。それがやっぱりいいのじゃないかなというふうに思っています。そこで、今回1年契約というふうになっておりますけれども、これは1年限りで、今後については、3年とか6年とかというのがありますけれども、そういう一定の期間で契約するというふうに捉えていいのかどうか。それからもう一つ、今年から最終処分場維持管理業務の他市の産廃業者と聞いていますが、その業者がやっているけれども、今のところ問題なく業務が行われているのか、その辺確認したいと思います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
令和6年度の委託は、先ほど申し上げた経緯から、契約が1年となったところですが、令和7年度以降の契約については、現在その在り方を検討しているところであります。また、今年度新たに最終処分場の管理を委託した事業者は、自社で最終処分場を所有するなど、技術経験とも豊富な事業者であり、年度当初より業務が順調に履行されていることを確認しております。
質問 松浦敏司
いずれにしても、大事な大事な事業です。十分市民の理解を得る中での事業を進めるように、努力していってほしいというふうに思います。終わります。