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小樽市議会 平成16年第1回定例会 2004年3月3日

(1)行財政問題について/(2)新市立病院問題について/(3)一般廃棄物処理問題について/(4)小樽築港再開発について/(5)小樽交通記念館について/(6)教育問題について

2004年3月3日、小樽市議会の一般質問で、佐藤利幸議員が「行財政問題について」「新市立病院問題について」「一般廃棄物処理問題について」「小樽築港再開発について」「小樽交通記念館について」「教育問題について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。

質問者
佐藤利幸 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 32番 佐藤利幸

公明党を代表して、質問をいたします。初めに、行財政問題について伺います。財政の問題について、伺いたいと思います。本年の予算案につきましては、当初より19億円の歳入不足を盛り込むという、たいへんに厳しい内容になりました。これは長引く不況による市税収入などの大幅な落込みや政府の三位一体による財政改革などの影響がマイナス要素となり、繕うこともできないぐらい厳しい状況になり、このままでは赤字再建団体に数年のうちに陥ることも考えられる状態であります。私は、10年以上にわたりまして、財政の危機的状況が訪れると訴えてまいりました。前市長時代は取り上げてはもらえず、ほぞをかむ思いでおりましたが、山田市政2年目より、財政問題がクローズアップされ、この2ないし3年は聖域なき見直しをされてまいりました。遅きに失した感がぬぐえない思いであります。この際、今後の財政の健全化に向けて、市長の見解を伺います。財政の問題は、単純にしますと、歳入と歳出のバランスの問題になりますので、まず歳入面から伺います。政府の三位一体の改革の影響については、どのように試算されているのか。今年度は交付税や補助金がそれぞれ1兆円ずつ削減されました。その影響額は甚だ大きいものと思われますので、三位一体の本市に与える影響額について、見解を示してください。次に、昨年度の一般会計における状況を見ますと、調定額と収入済額における収入未済額は24億4,400万円となっており、これは過年度からの累計額でありますが、中でも市税の14年度分だけでも10億1,400万円となっており、厳しい状態を表しております。さらに、収入未済は多会計にわたっており、相当額に上ると推察されますが、市税収入その他における収入未済額について、企業会計を含む全会計でお知らせください。また、これらの回収に向けての取組もお知らせいただきたいと思います。次に、公有財産の処分による収入増を考えてはどうかと提案をいたしたい。現在、本市が所有している公有財産に関しては、相当数あり、その役目を終えたものや、今後、使用する当てのないもの、これから出てくるであろう適正配置による学校用地などをいま一度見直して、民間が活用できるものは売り払い、赤字財政の緩和に努めることも検討すべきではないかと思いますが、市長の見解を伺います。また、本市の市民に対する一定の行政水準を確保することは、このままではたいへんに困難であることから、政府に対しての何らかの対策を求めるべきであると考えますが、市長はどのように考えておられるのか、見解を伺います。次に、歳出面について伺います。歳入の増を見込めない以上は、大幅な削減策を講じる必要があります。本年より、一部組織機構の見直しにより、部の統廃合やグループ制の導入を行いますが、引き続き事務事業の簡素化や効率化を目指し、努力をしていただくとともに、さらなる人件費の削減も視野に入れた改革を積極的に行わなければならないと思われますが、今後の行政改革の方向性を示していただきたい。次に、特別会計や企業会計への一般会計からの繰入れを最小限に抑える努力をするべきであります。いま一度事業を見直し、採算性を重視した事業の展開を図るべきだと思われますが、見解を伺います。次に、入札制度の改善について伺います。本市にかかわるあらゆる契約に関しては、随意契約から競争入札による契約に基本的に改革すべきであります。継続性のあるものもありますが、そういうものに対しても、数年に1回は複数企業における競争入札を行い、公平性を保つとともに、市民の税金の有効性を図るべきでありますが、現在行われている随意契約と競争入札の割合と、今後の方向性について伺います。昨年来、再三にわたって指摘している産廃の委託などに関しても、何ら改善等も見られておりませんし、庁舎の維持管理なども、既定の事実のように業者も金額も固定されており、これでは聖域なき見直しになっていないのであります。また、指名競争入札の再検討も図るべきであります。本市の工事における指名競争の落札率は、予定価格の96パーセントと異常に高くなっております。これは入札制度改革を実施した他都市の落札率より、10パーセント以上の高率であり、入札方法に問題があるのではないかとも思われますので、見解を求めます。次に、事務事業関連になりますが、パソコンの購入に関しても、一考する必要があると思われます。現在、事務職に関しては、1人1台ノート型のパソコンを貸与しておりますが、デスクトップにかえてもいいと思われます。デスクトップは従来、モニターが大きく場所をとるという意識がありました。コンパクトなノート型に主力を置いてまいりましたが、最近はディスプレーも液晶化し、スリムになっております。ハードは共有することも可能であり、何よりも定価がノートと比べると格段に安くなっております。また、故障時にはパーツごとに取りかえられ、利便性・経済性に優れております。パソコンの購入予定台数は総数で何台になるのか。消耗品でもあり、数年の使用で取りかえるものでもあります。今後、恒常的に予算計上していくことから、購入金額の違いは大きなものとなりますが、見解を伺います。次に、本年行われる部の統廃合とグループ制の導入に関しては、行政効果とともに財政の削減につながると思われますが、過去7年間の職員の削減による人件費の削減とあわせて影響額をお知らせください。次に、歳出の見直しという観点から、小さな問題ではありますが、キツネ、タヌキ、ウサギ、クマ、シカ、カラスを含む有害鳥獣駆除費について伺います。有害鳥獣の駆除については、各部各課にわたって予算が組まれており、相当額を一つの会に支払われていると思われますが、その総額をお知らせください。特にカラス駆除に関しては1羽600円支払われており、パトロール経費などを含めると450万円も支払われておりますが、果たしてカラス駆除に大金をかけて続ける必要があるのか、疑問を感じます。一部の人たちの収入になっているだけとも聞きますし、管理体制もじゅうぶんとは言えないと聞きますが、現状をお知らせいただきたいと思います。とともに、カラスの駆除が抜本的な問題解決につながるとは考えがたく、カラスがいなくなる環境づくりに予算を使うべきだと思いますが、見解を伺います。次に、財政改革の見直しについて伺います。平成12年に作成された財政健全化計画については、政府の方針が見えにくくなっている現在、本市の財政改革の指針も大きく予定が狂ってきております。昨年末の12月に大幅な改革により、交付税と補助金で2兆円を削減し、所得譲与税の増設により、基幹税である国の所得税収を地方に移譲するなどしましたが、地方にとっては大幅な歳入の削減であり、本市には基金もなく、破たん状態に陥りました。昨年の予算も、滞納繰越金5億円の収入を見込んでの予算編成であり、財産売払いの見込みなどを考えると、6億円から7億円の赤字決算と思われますが、決算状況についてはどのように見込まれているのか。また、その際は、臨時議会を開き、補正予算で繰上充用を行うことになりますが、新年度の19億円と15年度の不足分を足すと25億円ないし26億円となり、17年度を乗り越えても、平成18年度には60億円を超す計算になり、赤字再建団体になると思われますが、これを乗り越えるための対策を早急に作成すべきと考えますが、市長の見解を伺います。次に、新市立病院問題について伺います。明治45年に創立された株式会社私立小樽病院は、昭和3年に市立小樽病院としてベッド数139床となり、幾多の変遷を重ねて現在に至っております。一方、市立小樽第二病院は小樽静和病院、小樽市民病院、小樽療養所、小樽長橋病院の4病院を閉鎖・統合して、昭和49年に病床300床で創立されております。両病院とも老朽化や狭あい化が顕著となり、二つに分かれていることも、時代の要請にじゅうぶんこたえることができない状況に置かれ、両病院を合併して、新市立病院として医療体制の充実を図ることになりました。これまで、市民や関係団体による市立病院検討懇話会からの提言や、両病院の医師による新市立病院構想検討会議などを踏まえ、平成15年6月に新市立病院基本構想が作成され、現在まで病院特別委員会などを中心に論議を重ねてきたところでございます。しかし、最近になりまして、本市の財政状況などを踏まえまして、一部には取りやめや縮小などの声も関係者の間からささやかれることから、基本的なスタンスを確認させていただきたいと思います。初めに、当初の新築へ向けてのフローでは、平成19年の完成を目指しておりましたが、これは完全に崩れておりますが、市長は完成年度を何年に見込んでおられるのか、見解を伺います。次に、特別委員会でも議論になっておりますが、建設用地を決定しないのはなぜなのか、いたずらに時間延ばしをするべきではないと思われますが、この際、明らかにしていただきたいと思います。一般会計からの貸付金は44億円に上っており、現状の経営状態での返済は難しいと思われますが、これをクリアする方法はあるのか、見解を伺います。病院の規模については、基本構想では一般病床371床、精神病床108床、結核病床12床、感染症病床2床で、合計493床となっております。診療科目についても、現在、両病院で行っているすべての科目を新病院でもメニューにのせておりますが、現在の病床を半減するということから、各科目にわたって縮小され、中途半端な医療体制にならないのかと危ぐされておりますし、新病院の哲学を感じることができないのは、私ひとりでしょうか。時代のニーズは、より専門化や特殊化に向かっているときに、総花的な総合化を脱却し、特徴ある病院に生まれ変わるべきであります。市内の病院で間に合うものは、任せていいのではないでしょうか。診療科目の見直しについての市長の見解を伺います。次に、専門化という観点から、女性専門外来の設置について、提案をいたします。現在、全国におきまして、95の病院で女性専門外来の設置が行われており、北海道においても札幌医大病院、岩見沢市立総合病院など、4つの病院が既に取り組んでおります。女性専門外来は、女性の身体や心を女性の医師が診察するもので、Gender Specific Medicine、直訳すると性差を考慮した医療という思想を基にしております。こうした流れは、10年ほど前からアメリカで始まりました。かつてアメリカでは、1960年から70年にかけて、流産を防ぐ薬の副作用によって子どもに障害が起こったことの反省から、新薬の試験を含む臨床研究の対象から、女性が除外されるようになり、そのため専ら男性をモデルにして、生理化学的研究の多くが進められてきました。しかし、女性特有の産婦人科疾患以外にも、病気には男女差が大きいことがわかってきて、同じ病気でも男女間ではふさわしい治療も決して同一ではないし、薬の量も違いがあることがわかってきました。そこで、アメリカでは性差を重視する方向へ転換し、女性の更年期疾患の研究に国を挙げて取り組み、その結果、女性にかかわる医療が大きく進歩したといわれております。我が国で女性専門外来が初めて設けられたのが、2001年5月に鹿児島大学医学部附属病院、同年9月には都道府県立病院として初めて千葉県立東金病院に開設されました。同県では、国が推進している健康づくり運動の県版を作成するに当たり、現状分析を性別に行ったところ、女性の医療、健康上の問題点が多く見つかり、これを踏まえて、男女の性差を考慮した医療の必要性が認識されるようになったわけであります。女性専門外来は、女性医師が病院により多少の違いはありますが、予約制で初診時には30分程度時間をかけて患者の話を聞き、その医師が直接最後まで診る場合と、医師が窓口となり、産婦人科や心療内科などに必要に応じて各専門科につなげる場合とさまざまですが、時間をかけて丁寧に女性患者の訴えを聞くことが好評で、ある女性専門外来の場合は、心の中でわだかまっていたことを女医に話すことで、約6割の人が体調が改善したという実績が出ております。女性専門外来を行っている病院は、どこも予約が殺到しており、これからの医療を考える上で、大事なポイントと思われますので、見解を伺います。次に、基本構想における新市立病院の病床数の設定は、推計人口においても、5年ごとに1万人の人口減を見込んでいるのにかかわらず、予想患者数が増加しているのは説得性に欠ける数値であり、無理を感じます。むしろ人口減は、患者数の減につながるのが自然と思われます。私は将来人口と採算性から、また、初期投資の面からも、できるだけ規模を絞って建設すべきと考えますが、市長の見解を伺います。この項の最後に、財政問題との関連について伺います。本市が財政再建団体に陥ったときは、新規事業は凍結されることになることが予想されますが、市長の見解を伺います。次に、一般廃棄物処理問題について伺います。本年度の環境部の予算の中に、一般廃棄物処理基本計画策定費100万円が計上されておりますが、この点について伺います。本市の一般廃棄物処理基本計画は、平成8年3月に作成され、本年で8年目を迎えます。これは廃棄物の処理及び清掃に関する法律の第6条におきまして 「市町村は、当該市町村の区域内の一般廃、棄物の処理に関する計画(以下「一般廃棄物処理計画」という)を定めなければならない」と規定されており、この法律に基づいて、一般廃棄物の収集・処分がなされてまいりました。いわばこの廃棄物処理基本計画は、本市のごみ処理の基本をなすものであります。この計画の策定については、平成4年8月13日付けで、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正についてと題する厚生省の通達の中で、一般廃棄物処理事項にこうあります 「市町村は一般廃棄物処理計画において、ごみ及び生活排水処理について、それぞれ一般廃。棄物の処理に関する基本的な事項について定める基本計画及び基本計画の実施のために必要な各年度の事業について定める実施計画を策定すること。なお、基本計画は目標年次をおおむね10年から15年先において、おおむね5年ごとに改定するとともに、計画策定の前提となっている諸条件に大きな変動があった場合には、見直しを行うことが適当である」となっております。計画策定から8年、この間、本市のごみ行政は劇的とも言える変動を遂げております。天神焼却場の廃止、埋立処分場の新設、一部電化製品のリサイクル、北後志地域広域ごみ処理施設整備事業、事業系ごみの有料化、一般廃棄物の有料化方針など、どれ一つとっても大きな変動に当てはまることにもかかわらず、計画の策定を行わなかった理由について伺います。また、これらの事業が基本計画にのっとっていないことに関しては、法の精神にそぐわないのではないのか、市長の見解を伺います。また、昨年来、議論を重ねている限定業者に関しては、私は独禁法に抵触するのではないかという指摘に対しては、広範な裁量権を引き出し、違法性はないとしているが、処理基本計画自体の有効性を疑うものでありますので、いま一度検証してみたいと思います。広範な裁量権については、法第6条を根拠にしたものであり、このようにあります 「市町村は、その区域内における一般廃棄物の処理について、市町村が定めた。一定の計画に従って、一般廃棄物を収集し運搬し処分しなければならないが、これをすべて市町村みずから直接又は委託により行うことが実際上できない場合もあるので、かかる場合、一般廃棄物処理業者をして処理させることとし、市町村に課せられた一般廃棄物処理事務を代行するものとして規制されるべきものであるから、市町村長あるいは地方公共団体の組合の組合長は、その営業の許可については市町村の作成した一般廃棄物処理計画に従い、法の目的に照らし、当該市町村の実情の下、自立性、専門技術的政策的判断の尊重される広範な裁量権を持つものと解される 」となっております。これは市町村の作成した一般廃棄物処理。計画を前提としておりますが、本市が平成8年に作成した廃棄物処理計画は、現状では時代にそぐわない、文字どおり廃棄物化しており、第6条における処理基本計画とは認めがたいものになっております。したがって、限定業者については、基本計画それ自体が有効性に欠けていることから、独禁法に抵触するおそれがあると思われますので、見解を伺います。次に、一般廃棄物の委託問題について伺います。昨年までは、今後は年次ごとに直営から委託に移行し、19年度をめどに完全委託化を図るとお聞きしておりましたが、中止されたと伺いました。この理由と直営を今後どのようにしていくのか、見解を伺います。次に、廃棄物減量等推進審議会については、現状どのような論議をされているのか、お知らせください。また、有料化についての問題点や他都市の動向についても、あわせてお知らせいただきたいと思います。次に、築港再開発について伺います。マイカル小樽は、平成11年に当時遊休地であった小樽築港操車場跡に、小樽市民の夢を乗せて、東京以北最大の売場面積を誇る巨大アミューズメント施設としてオープンいたしました。当時、当事者の構想の説明では、集客は小樽・札幌圏のみならず、アジアも含めた大規模集客施設として注目を集めましたが、創立2年にして経営の破たんを余儀なくして、う余曲折の末、現在では経営主体も経営体制も変わり、ウイングベイ小樽として営業を継続しております。この開発に関しては、当初よりさまざまな議論がありました。既存商店街との競合問題や、市の財政負担問題などは、世論を二分しながら現在まで至っております。本年はまた、小樽市の財政問題がクローズアップされる中、いま一度議会でも検証するべきではないかと思い、数点にわたって質問をいたしたいと思います。初めに、雑種地であったこの地域の開発に当たって、小樽市は、区画整理事業により、取付け道路をはじめとして環境整備に当たったわけですが、これは補助事業で行われており、国と小樽市で負担をいたしましたが、それぞれの負担総額をお知らせください。次に、マイカルが開業してから現在まで、各種の税金や上下水道料など、税や使用料などの直接的な影響額や、2,000人以上の雇用の確保が継続されていることから生まれる経済効果など、さまざまな形で財政影響を受けておりますが、これらについてはどの程度の実績となるのか、わかる範囲でけっこうですから、お知らせください。また、過日、新聞報道された民間マンション建設計画は、定住人口増を目的にした本地区の開発にとって、久々の朗報であります。中高層住宅地区2.3ヘクタールの今後の事業計画について、お知らせください。次に、先日発表されました小樽市消費者動向調査における既存商店街とウイングベイ小樽の市民意識については、どのような傾向性を表しているのか、調査の結果をお知らせいただきたいと思います。次に、交通記念館について伺います。本市の交通記念館は、平成8年4月に開設されましたが、当初は入館者数も順調に推移されておりましたが、年月が経過するごとに入館者が落ち込み、この数年は関係者の努力にもかかわらず、厳しい状況が続いております。このような施設がたどる宿命性を感じますが、このまま赤字状態が継続するようなら、やがて一般会計からの繰入れも考えなければならなくなるのは避けられないと思われますが、本年の入場者の推移と決算の見込み、資本金の状況について伺います。なるべく早期に抜本的な解決策を考えるべきと思いますが、いかがでしょうか。本来、このような社会教育施設的な使命を持った施設に関しては、採算性を考えることは難しく、むしろ教育性や公共性に重きを置くべきであったと思われます。したがって、入館料も940円の設定では、今後の運営もますます難しくなっていくのではないのでしょうか。この際、入場料金を大幅に値下げして、市民が気軽に楽しめる公共の場として提供してはいかがでしょうか。より大勢の人が入館し、北海道の鉄道の発祥地として認識し、楽しんでいただけることが本来の目的に沿っているのではないかと考えます。したがって、人件費などは極力かけないように見直し、なるべく自動化を心がけ、歳出の削減を図りながら運営するならば、最低限の負担もやむをえないと思われますが、教育長の見解を伺います。また、駐車場に関しても、料金は無料にして民活の活用を図るべきではないのか、あれだけのスペースをただ遊ばせているのはもったいない限りでありますので、一考をお願いいたします。最後に、教育問題について伺います。現在、教育に求められていることは、不登校、学級崩壊、学力低下、学校・家庭の教育力の低下など、さまざまな問題が山積しておりますので、本市における問題について伺います。初めに、児童虐待については、乳幼児から学童に至るまで、ある程度の年代にわたって増加し続けております。公明党が連立政権に参加して以来、児童虐待防止法をはじめ、国レベルでの抜本的な対策がようやく本格化してきましたが、自治体での対策はじゅうぶんとは言いがたく、本市においても、今後の対策の検討を本格的に行わなければなりません。警察庁によりますと、2000年のデータではありますが、表面に現れた児童虐待事件の総数は186件で、前年比で55パーセントも増加し、死亡者も44人を数えております。今年に入っても、児童虐待をめぐる悲惨なニュースが後を絶たない状況です。児童虐待は、表面に出たときには人命にかかわるまで発展していることが多く、手遅れになりやすいことから、早期の発見がより大切になります。そのためには、教育を中心に保健、医療、福祉、警察など、関係機関や団体の連携を図り、ネットワークの作成や地域に密着したきめ細かい相談支援体制をつくることが必要と思いますが、見解を伺います。また、本市における児童虐待の状況についてはどのようになっているのか、状況をお知らせください。次に、不登校児童の実態について伺います。不登校の規定は、30日間の不登校が基準となっているようですが、数日間にわたって理由もなく休むという児童には、何らかの原因があるものと思われます。児童虐待やいじめにつながっていることも多く、早期に手を打つ必要があります。本市における不登校児の実態とその対策をお知らせください。次に、いじめについて伺います。もはやいじめは普通の現代用語となり、危険なことにあまり過敏に反応しなくなりつつありますが、ますます陰険さを増して浸透しております。いじめがトラウマになって、成人してからも影響を受け続けている人もいるくらい、心に大きな傷を残していくことも珍しいことではありません。本市のいじめに対する対策と現況をお答えください。次に、学級崩壊については、ますます多くなっているのではないかと思われますが、これに関しては、学校や先生が表ざたにしないようにするため、実態を把握するのはなかなか難しいようです。先生の指導力が低下していることや、児童や保護者が自己中心的になっていることから、話を聞かない生徒に怒れない先生が相互影響しながら、つながりを崩していくのが学級崩壊です。本市の実態と対策をお聞かせください。子どもの可能性を引き出すには、学校においては、ひとえに教師の情熱と資質にかかっており、教師こそ教育の生命線であります。しかしながら、残念なことに教員の資質が問題とされる事例が数多く指摘されております。まず第一に、教員が使命感を持つことが教員改革の第一歩と考えますが、いかがでしょうか。また、教員免許の更新制の導入や長期社会体験研修、保護者や地域住民が教員を授業等でサポートする補助教員制度の実施など、教員の資質向上や活性化のための施策なども考えられておりますが、教育長の見解を求めます。以上、再質問を留保して、質問を終わります (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

佐藤議員のご質問にお答えいたします。初めに、行財政問題について、何点かお尋ねがありました。まず、今後の財政健全化に向けての見解でありますが、財政健全化が本市の最重要課題であると考えており、平成16年度は安定的に継続可能な財政体質を構築するための第一歩の年であると考えております。これまでお示ししました見直し項目をまず着実に実行し、成果を上げるほか、税収の安定確保に努めるとともに、さらに厳しさを増した状況の中で、国や関係機関にも働きかけ、地方財政の充実と新たな財源確保に努めたいと考えております。いずれにいたしましても、議会並びに市民の皆さんのご理解、ご協力をいただきながら、この難局を乗り越え、財政再建団体への転落回避に不退転の決意で臨みたいと考えております。次に、三位一体改革の本市に与える影響額でありますが、国庫補助負担金改革の影響額は、市立保育所運営費の国・道の負担金が約2億8,000万円減額となるほか、介護保険の事務費、第2次救急医療運営に対する運営費などが一般財源化され、合計で約3億7,000万円の減となります。また、この国庫補助負担金の一般財源化に対応して、暫定的に創設された所得譲与税は約2億5,000万円が収入増と見込まれますが、地方交付税と臨時財政対策債は地方財政計画の歳出の抑制が図られ、平成15年度の最終予算に比べ、約11億2,000万円の減収となります。これらのことから、三位一体改革の本市の影響額は、合計で約12億4,000万円の減収と試算しており、本市にとってたいへん厳しいものとなりました。次に、平成14年度の収入未済額とその対応でありますが、平成14年度の決算時における実質的な収入未済額は、一般会計で約24億4,000万円、特別会計で約9億4,000万円、企業会計で約5億6,000万円、全会計で約39億4,000万円となっています。また、収入未済額に対する取組でありますが、まず最も金額の大きい税については、納税の組織の見直し、まさに職員が一丸となって精力的に納税交渉をし、適切な滞納処分の措置も講じながら、収納対策に取り組んでおります。また、その他の各会計の収入につきましても、それぞれの性格ごとに、未納者に対する交渉を基本としながら、事業ごとに滞納対策としてとりうる措置を適切に行いながら、収納率向上に努めております。いずれにいたしましても、収入未済の発生を未然に防ぐことが最も効果的であることから、日常における納入対象者の把握と未納者に対する接触を密にし、粘り強く交渉することが大切であることに加えて、納入意欲の向上のためのPRや納入方法の改善などを講じ、納入者の利便性を高めることも必要であると考えております。次に、公有財産の処分による収入増でありますが、公有財産の処分に当たりましては、新行政改革大綱の中で、遊休資産等の活用・処分の促進として位置づけをして、売却を進めているところであります。平成14年度は、旧住吉中学校の敷地と建物を1億9,470万円で売り払いしたほか、遊休地と貸付地を合わせ、5件を1,556万円で売り払いいたしました。平成15年3月には、財政部所管の土地については、貸付者全員に対して取得の希望を調査し、今年度から順次取得希望者に売払いを行っておりますが、今後とも処分可能な遊休資産については、積極的に売却するよう全庁的に取り組んでまいりたいと考えております。次に、政府に対する要求でありますが、全国的にも三位一体改革が各自治体の予算編成に大きな影響を与えていることから、平成16年度の地方財政への対応として、地域再生事業債の枠拡大と財政健全化債の弾力化が図られることになりました。どちらも公共事業における通常の起債充当率をかさ上げするものであり、地方の一般財源負担の軽減が図られるものであります。地域再生事業債につきましては、その発行要件から、本市での適用は難しいものがありますが、財政健全化債については、その充当事業の弾力的運用について、個々の自治体の相談にきめ細かく対応することとされておりますので、今後、本市の事業で対応可能と思われる具体的メニューを示し、北海道を通じて国へ積極的に働きかけ、財源の確保に努めていきたいと考えております。また、地方財政計画の抑制は今後も続くものと思われますので、大都市圏と地方圏のいずれもが納得できる税源移譲とあわせて、地方交付税の持つ財源保障と財源調整機能を堅持した対策がなされ、地方税財源の充実が図られるよう、要望していきたいと考えております。次に、今後の行政改革の方向性でありますが、住民サービスの向上を目指すとともに、最優先課題である財政健全化のため、徹底した事務事業の見直しを行ってまいります。また、組織・機構についても、さらなるスリム化・効率化を図るため、継続して見直しを進めるとともに、民間委託の拡大なども含めて、人件費総額を削減したいと考えております。次に、特別会計、企業会計の独立採算性についてでありますが、本市では、平成16年度では13の特別会計と4つの企業会計を設けております。そのうち、交通災害共済事業につきましては、加入者の減少や民間保険の充実などにより、行政としての所期の目的は達成したとの判断から、17年度の廃止を目指し、駐車場事業についても、不採算となっている稲穂駐車場の民営化に向けて、検討を行っているところであります。また、その他の会計におきましても、公共の行う事業としての不採算部門を抱え、一定程度の繰出金が必要なものもありますが、今後は厳しい財政状況の下で、コスト意識を持ち、受益者負担の在り方や投資効果などを見極めて、独立採算の原則の下で運営できるよう、努めていく必要があると考えております。なお、国民健康保険、老人保健、介護保険のように、制度上定められた負担ルールに基づいて繰り出している会計がありますが、これらについても事務の効率化や収納率向上など、不断に事務を見直し、一般会計からの繰出金の節減と収支の改善に取り組むことが必要であると考えております。次に、契約方法の見直しでありますが、まず現在行われている随意契約と競争入札の割合でありますが、平成14年度全会計の工事請負費における金額ベースでの割合は、随意契約で11パーセント、指名競争入札で89パーセントとなっております。同じく14年度の一般・特別会計の清掃業務委託における金額ベースでの割合は、随意契約で64パーセント、指名競争入札で36パーセント、機械警備業務委託では、随意契約で94パーセント、指名競争入札で6パーセントとなっております。なお、清掃などの業務については、平成7年度からサイクル制による指名競争入札に改善し、清掃・常駐警備・暖房業務は3年サイクル、機械警備業務は6年サイクルとし、初年度は入札を行い、2年度目以降は使用機器の消却年数や従事者の雇用の安定に配慮し、随意契約をしております。随意契約ができる場合は、地方自治法でその要件が決まっており、例えば不動産の買入れなど、その性質又は目的が競争入札に適さない契約もありますが、現行で実施しております随意契約も含め、法の要件に適合するか、再度適正に判断をし、できる限り競争性を働かせるため、公正でかつ経済性を発揮する入札の実施に努めてまいりたいと考えております。次に、工事発注における指名競争入札の在り方でありますが、本市における現行の入札方式は、主に指名競争入札により行っております。その落札率は、市長部局発注の設計金額500万円以上の工事で、平成14年度では96.4パーセントとなっており、入札制度改革の先進市に比較しますと、確かに高い傾向でありますので、より競争性の働く入札制度の導入のため、工事発注部局職員によるワーキンググループを設置し、早急に検討させてまいりたいと考えております。次に、パソコンの購入に関してでありますが、ノート型はバッテリー内蔵であることから、停電でも停止しないことや配置スペースの利便性により、ノート型を主に選択してまいりました。今後はデスクトップ型の省スペース化が進んでおりますので、経済性をより重視し、設置可能な場所にはデスクトップ型を検討してまいりたいと考えております。なお、購入予定台数でありますが、平成16年度では15台の購入を計画しております。次に、組織機構の見直しなどによる人件費の削減でありますが、過去7年間につきましては、平成9年度から12年度までの第1次新行政改革実施計画の期間で、130名の職員を削減して約24億5,000万円、平成13年度から15年度の第2次実施計画の期間につきましては、見込みでありますが、135名の職員を削減し、約25億4,800万円の人件費削減効果となっております。平成16年度につきましては、約50名の職員を削減して、約4億円の削減を見込んでおります。次に、有害鳥獣駆除対策費でありますが、平成14年度の決算額では、クマ、蛇駆除費が83万円、キツネ、タヌキ、シカ等駆除費が86万3,000円、カラス駆除費が426万8,000円となっており、総額で596万1,000円となっております。そのうち有害鳥獣駆除等の業務委託料として、北海道猟友会小樽支部に支払った額は、キツネなど駆除費86万円とカラス駆除費426万8,000円の合計512万8,000円となっております。次に、カラス駆除についてでありますが、北海道猟友会小樽支部に、市内でカラスを駆除する業務、廃棄物最終処分場周辺地区を巡回してカラスを駆除する業務及び廃棄物最終処分場に設置されているカラス捕獲用の箱わなを管理する業務を委託しており、委託料については、捕獲したカラスの本体をもって確認した上で支払いをしております。なお、委託業務の実施に当たりましては、北海道猟友会小樽支部と随時協議をしながら行っているところであります。次に、カラスがいなくなる環境づくりについてでありますが、カラスの駆除は主に廃棄物最終処分場周辺地区の農業被害防止対策として、地元町内会の要望を受け、巡回パトロールを含めて実施しているものであり、被害防止に効果があるものと考えております。なお、ごみステーションにおけるカラス対策につきましては、地域住民の協力を得ながら、今後、検討を進めてまいりたいと考えております。次に、平成15年度の決算見込みでありますが、昨年の第2回定例会で、財源対策として計上した滞納繰越分の市税のうち、15年度中に収納のめどが立たないものは、今定例会で減額補正しましたが、一方で地方交付税や臨時財政対策債を増額補正することができました。本年度もあと1か月を切り、突発的な財政需要がないことを期待しておりますが、歳入において、本年度は各地で大規模な災害が起きていることなどから、特別交付税の予算額確保が厳しい状況にあるといわれていることや、市税の収納率、各種交付金や譲与税の動向など、不確定な要素もあり、加えて財源調整のための基金も残り少ないため、たいへん厳しい決算になると考えております。次に、赤字再建団体回避のための対策でありますが、新しい財政健全化計画は今議会でお示しする予定でありましたが、国の三位一体改革の影響が非常に大きく、収入の見込みが当初考えていたものから大きく落ち込んだことや三位一体改革の全体像が先送りされ、いまだに今後の影響が見えないことなどから、財政健全化計画をどのように組み立てるか、いま一度練り直す必要があり、今議会への提出は見合わせることにいたしました。財政健全化が本市の最重要課題であることから、三位一体改革の動向を把握した上で、できるだけ早い時期に新たな財政健全化計画を策定し、財政危機を乗り越えてまいりたいと考えております。次に、新市立病院について、何点かお尋ねがありました。まず新病院の完成年度についてでありますが、現在、取組を進めております財政健全化計画との整合性を図るとともに、北海道との話合いを進め、建設計画の財政上の見通しを立てた上で、建設に向けてのスケジュールを明らかにしてまいりたいと考えております。次に、建設用地でありますが、昨年、建設候補地を2か所に絞り込み、それぞれ課題を整理してまいりましたが、建設予定地の決定の時期につきましては、財政上の課題とこれにかかわる北海道との話合いの経過を踏まえ、判断してまいりたいと考えております。次に、一般会計からの長期貸付金44億円の解消方法でありますが、この長期貸付金につきましては、現在の病院事業の収支状況及び本市の財政状況では、新病院開院前からの短期間での解消は難しいため、開院後の中長期的な解消計画について、北海道と相談を行っているところであります。次に、診療科目の見直しについてでありますが、基本構想では、新市立病院は現在の市立小樽病院の総合診療機能と市立小樽第二病院の専門機能を生かすことを基本的な考え方としております。診療科目の設定につきましては、現在、病院内で規模・機能などの検討を行っているほか、地域医療連携の進め方や医師の確保などの課題もありますので、今後、医師会など関係機関との調整が必要であると考えております。次に、女性専門外来の設置でありますが、さまざまな形で女性専門外来を開設する医療機関が多くなっており、開設した医療機関によると、女性医師が担当することにより、男性医師には相談しにくい悩みや女性特有の症状などの話をすることができますので、患者には安心感を得られるなど、好評であると聞いております。女性専門外来は新しい医療の形として注目されており、今後、さらに需要が高まってくるものと考えておりますが、一方では、人材不足などによる体制づくりが難しいなどの課題があるとも聞いております。いずれにいたしましても、先進事例などを研究してまいりたいと考えております。次に、病床規模についてでありますが、基本構想では、小樽市を中心とした後志2次医療圏の将来的な人口の減少と高齢化を視野に入れ、病床利用率の向上や平均在院日数の短縮化といった効率的な運営を前提とし、新病院の病床規模を設定したところであります。現在、この基本構想を基に、両病院の院長を中心に規模・機能などについて検討を行っているところであり、本年9月ころをめどにまとめていきたいと思っております。次に、財政再建団体と新規事業についてでありますが、仮に法に基づく準用再建団体となった場合は、国に対して再建計画を提出し、国や北海道の指導の下で再建を実行することになります。その中で、新規事業は当然厳しく点検され、制限されることになると思いますが、新たな投資を伴う事業であっても、収支改善のために必要な事業であれば、新規事業であることをもってすべて認められないとは考えておりませんが、いずれにしても厳しい状況になるものと思っております。次に、一般廃棄物処理問題について、何点かお尋ねがありましたが、初めに一般廃棄物処理基本計画の見直しが遅れた理由についてでありますが、主な理由としては、国のごみ処理の基本的な考え方が、単独処理から広域処理へと大きく変わり、本市においても広域処理を行うことになり、北しりべし廃棄物処理広域連合で、ごみの計画処理量や焼却炉の規模などの内容が明らかになってから、計画を見直すことが適当と考えたためであります。また、現計画の策定後において、循環型社会を形成するため、家電リサイクル法をはじめとする各種リサイクル法が順次施行されるなど、ごみ処理全体を取り巻く急速な状況変化があったことも理由の一つであります。さらに、現計画で検討するとしていた家庭ごみの有料化については、昨年11月に廃棄物減量等推進審議会に、家庭ごみの減量化施策とその方策としての有料化について諮問し、今月中に答申される予定になっておりますので、各種ごみ減量施策の課題が整理されることとなる平成16年度に見直しをすることが適当と考えているところであります。次に、一般廃棄物の処理に関する各種事業が基本計画にのっとっていないことは、法の精神にそぐわないのではないかということでありますが、一般廃棄物を処理するための基本的な事項について定める一般廃棄物処理基本計画と毎年度策定する実施計画の両方をあわせて、一般廃棄物処理計画とされており、現在、実施しているごみ処理に関して、必要な事項は実施計画に定めていることから、一般廃棄物処理計画を逸脱しているものではないと考えております。次に、一般廃棄物処理基本計画の有効性と限定許可についてでありますが、一般廃棄物処理計画は一般廃棄物処理基本計画と実施計画からなっているものであり、毎年度策定している実施計画で、事業系一般廃棄物の収集主体を許可業者と定めていることから、有効性に欠けていることにはならないものと考えております。また、事業系一般廃棄物の許可につきましては、本来、市が行うべき処理を補完する範囲内で、一般廃棄物処理業の許可をすることができ、許可業者による適正な処理を確保するためにも、補完の範囲を超えた許可をしないということが法の考え方であり、限定許可についても同様の考え方で行っているものであります。したがいまして、限定許可が独占禁止法に抵触することにはならないものと思っております。次に、ごみ処理に係る民間委託についてでありますが、民間委託の拡大につきましては、中長期的視点から年次計画を策定して進めることが必要であるものと考えております。一方、ごみ減量化の推進は急務であるとの判断から、廃棄物減量等推進審議会に、家庭ごみの減量化施策とその方策としての有料化について諮問したところでございます。審議会からは、今月中に答申があるものと思っておりますが、その答申内容により、今後、収集体制の見直しが必要になることも考えられるため、当面、平成16年度においては、直営体制は現行のままとし、民間委託の拡大は行わないものとしたものであります。完全民間委託につきましては、平成16年度の早い時期に全庁的な職員配置の方向性も見据えた中で、収集体制の在り方についての計画を策定し、19年度には実施してまいりたいと考えております。次に、廃棄物減量等推進審議会の論議についてでありますが、現在まで8回の審議が行われており、審議内容としては、これまで道内2市の視察を行い、本市のごみ処理状況を踏まえた上で、減量化や資源化の取組、有料化による減量効果、有料化の実施方法、市民サービスの向上施策などが議論されております。次に、有料化についてでありますが、不適切な排出に対するステーションの管理対策、不法投棄に対する監視等の強化、指定ごみ袋の使用や手数料の在り方、市民への周知方法などについて論議されております。また、他都市の動向についてでありますが、道内34市中、有料化を実施しているのは13市、実施を決定しているのは1市、検討中は本市も含め6市、実施未定は14市となっております。次に築港再開発について、何点かお尋ねがありました。まず、環境整備事業に係る国と小樽市の負担総額についてでありますが、既に事業が終了しております土地区画整理事業や下水道整備事業等のほか、平成16年度に完了が予定されております臨港道路整備事業を合わせますと、事業費総額は約138億円となり、その内訳は、国庫補助金が約42億円、小樽市負担分が約84億円、保留地処分金が約12億円と見込まれております。次に、築港再開発地区内における財政的な効果でありますが、主な市税といたしましては法人市民税、固定資産税などがあり、平成14年度までの調定額は約26億円、同じく上下水道料金の調定額は約11億円となっております。また、雇用から発生する経済効果につきましては、詳しくは承知しておりませんが、築港地区では約2,500名の雇用があり、このうち市内からの雇用はおおむね7割と伺っております。雇用の確保によって世帯当たりの可処分所得の増加が見込まれ、本市経済に与える効果は大きいものと考えております。次に、中高層住宅地区の今後の事業計画でありますが、過日報道されました民間マンションにつきましては、札幌の事業者が小樽ベイシティ開発から約8,200平方メートルの用地を取得し、200戸程度の分譲マンションを建設するもので、今年の夏には着工の予定と伺っております。また、北海道が新年度以降、隣接地に道営住宅を150戸程度建設することになっており、この地区に400戸近い住宅が完成することとなります。既に建設されている200戸と併せると、約600戸の住宅街が形成されることになり、今後、定住人口の確保や施設の売上げに寄与するものと期待いたしております。次に、小樽市消費者動向調査における既存商店街とウイングベイ小樽に対する市民意識についてでありますが、今回の調査は都通り、サンモール一番街、花園銀座街の中心3商店街の通行者を対象に行った来街者聞き取り調査と、幼稚園児・小学生がいる世帯を中心に行ったお買物アンケートであり、特にお買物アンケートは回答率が7割を超えるなど、本市消費者の買物動向を表す調査結果となっております。まず、来街者聞き取り調査においては、3商店街への来街者のうち、50歳以上の男性、女性がともに65パーセントを超えるなど、既存商店街は中高年齢層から多くの支持を得ている結果となっております。次に、お買物アンケートでは、ウイングベイ小樽で月1回以上の頻度で買物する方が全体の88パーセントもあり、さらに実用衣料、服飾品、アクセサリー、靴、かばんを購入する場合にはウイングベイ小樽を利用するとした割合が、回答者の35パーセント以上を占めるなど、30代、40代を中心に支持されていることがうかがわれます。また、ここ数年で市内での買物の割合が増えたとする回答が15.2パーセントあり、このことはウイングベイ小樽が日常の市民の買物場所として定着してきたことなどによるものであり、一定程度購買力の市外流出に歯止めをかける役割を果たしているものと考えております。最後に、教育問題のうち、児童虐待防止対策についてお答えいたします。平成12年11月 「児童虐待の防止等に関する法律」の施行を受けて、小樽市では平成13年2月に、小樽市地、域児童虐待防止対策連絡協議会を設置しております。協議会は、児童相談所、市の関係部局のほか、学校、民生児童委員、幼稚園、警察、医師会など、12機関で構成し、小樽市の現状や防止対策、早期発見について、関係機関の連携と相互協力を図っております。また、具体的な相談や通報があった場合には、関係者でネットワーク会議を開催し、情報交換や支援対策を協議し、対策を講じているところであります。次に、本市の状況でありますが、中央児童相談所がまとめております13年度、14年度の合計件数では、相談通告件数が37世帯、児童数で59名、そのうち虐待案件として保護者指導や児童の施設入所など、処理となったものは22世帯、32人となっております。虐待防止は早期発見と迅速な対応が必要であり、今後も相談窓口の周知やネットワーク機能の充実を図ってまいりたいと考えております。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

佐藤議員のご質問にお答えします。まず、交通記念館の入場者の推移についてですが、平成15年度の有料入場者数は5万4,266人で、平成14年度と比べて、8,834人の減となっております。次に、平成15年度決算の見込みについてですが、仕入額を差し引いた収入は5,264万6,976円、支出は6,931万1,800円で、差引き1,666万4,824円の赤字となっております。資本金の状況につきましては、当初3億円でスタートしましたが、現在、資本金残額は8,649万2,644円となっております。また、早期に抜本的な解決策を策定すべきということについてですが、現在、経営改善検討委員会で種々協議いただいており、委員会においても、早期に解決をという意見が出されていることから、協議の方向性を見極め、解決策の策定に協力してまいりたいと考えております。次に、入場料の大幅値下げについてですが、経営改善検討委員会の中で、入場料金の在り方についても、交通記念館に気軽に入場してもらうことが大事であるとして論議されており、注目してまいりたいと考えております。次に、市の負担についてですが、今後の経営に関しましては、現在、経営改善検討委員会の中で検討を進めており、その中で、市に対する要望も検討されるものと考えております。次に、駐車場無料開放についてですが、入場者の利便性を考慮して、平成12年度から無料開放を行っており、昨年度は第2駐車場を民間のイベントに開放いたしました。今後とも、民間活用の在り方について検討してまいります。次に、不登校の実態とその対策についてですが、平成14年度の調査で、本市における年間30日以上欠席している不登校児童生徒数は86名となっており、その内訳は小学校20名、中学校66名であり、中学在籍者の不登校長期化が目立っています。その要因は多岐にわたり、さまざまな支援が必要とされております。教育委員会では、学校適応指導教室を設置し、指導員を4名配置し、指導に当たっています。2月末現在、通級の児童生徒数は27名となっております。また、道費、市費の3名のスクールカウンセラーにより、相談活動の充実や関係者による不登校対策連絡協議会の開催など、学校復帰に向けての支援をしております。学校を休みがちである、学校生活で孤立しがちであるなど、学校生活への適応面で何らかのつまずきのある児童・生徒を早期に見出すことが大切であると考えており、学校、保護者、関係機関が連携した支援体制の充実に努めてまいりたいと思います。次に、いじめについてですが、近年、本市においていじめの発生は10校前後で推移しておりますが、その内容は誤解の解消により短期で解決するものやグループのいじめにより転校を希望するなど、さまざまな態様を示していますが、校内での積極的な対応が進んでおり、件数は減少の傾向にあります。いじめは子どもたちの心に深い傷や苦しみを与えるなど、深刻な状況を生みます。学校が子どもたちにとって楽しく学び、生き生きと活動できる場となるよう、教職員一人一人が心を合わせ、指導の在り方を見直していくなど、いじめ根絶に向けて積極的な取組が充実するよう、教育委員会として指導に努めてまいります。次に、学級崩壊についてですが、ご指摘のように、学校崩壊についての把握は困難であり、学校からの報告というより、保護者からの相談の形で明らかになることが一般的です。学校においては、校長や教職員が学級の機能しない状況を何とか是正したいと努力いたしますが、その過程で保護者からの連絡が先行いたします。教育委員会としては、当該学校を訪問し、具体的な対応を協議しますが、児童・生徒に問題ありとした場合、カウンセラーの派遣や学級PTAの開催など、対応してまいります。担任教師に問題がある場合は、教頭、校長がクラスに入り、その状況を観察し、担任にアドバイスをしたり、担任業務が限界といった申出がある場合には、担任の交代、代替教員の申請ということになります。小樽市においては、年に一、二件、保護者から相談が寄せられますが、学校の対応努力を援助するため、カウンセラーの派遣などに努めております。対策としては、基本的には学級担任と学級の児童生徒のコミュニケーション、保護者との連携、学年・学級相互の連携が大切と考えています。最後に、教員の資質向上などについてですが、学校教育の充実は教員の資質能力に負うところが大きく、一人一人の教員が教育者としての強い自覚と使命感を持って指導に当たることが極めて重要なことであると受け止めております。平成14年2月には、中央教育審議会が今後の教員免許制度の在り方についての答申において、教員の専門性の向上を目指して、新たに教職10年を経過した教員に対する研修を示しました。同年6月には、教育公務員特例法の一部を改正する法律により、平成15年度から、10年経験者研修が義務づけられました。このような研修等を通して、教員一人一人が専門性の向上や得意分野を伸ばすとともに、各学校が積極的に地域人材をゲストティーチャーとして活用するなど、特色ある教育活動が展開されるよう、指導に努めてまいります。

出典:小樽市議会 平成16年第1回定例会 2004年3月3日 議事録 PDF(69ページ) 間違いを知らせる