網走市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日
どこバスについて
2023年6月21日、網走市議会の一般質問で、松浦敏司議員が「どこバスについて」質問し、観光商工部長 伊倉直樹が答弁しました。
- 質問者
- 松浦敏司 議員
- 答弁者
- 観光商工部長 伊倉直樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 松浦敏司
次に、どこバスについて質問します。オンデマンドバスは路線バスとは違い、決まったルートがない、時刻表がない、AIが最適なルートを自動生成し予約型のバスということで、専用の乗降場所があるということで、目的地の近くまで行ってくれると。そして必ず座れる、時間に合わせて来てくれる、だから安心だというふうにも言われています。そして、料金が安くて家計にも優しいという利点があるというのが特徴だというふうに言われております。そこで、当市のどこバスはこの特徴をどこまで備えているかという観点から質問していきたいというふうに思います。利用状況についてですか、先ほど金兵議員の質問に対して答弁で出ておりましたので、この部分は割愛し、ただ令和5年度でいうと、現段階で9,040人と。そして、見通しとしては5万人ほど利用するのではないかということでありました。そこで、次の質問で用意していた、このような状況について、市としてどのように評価をしているかと、この部分についてお伺いしたいと思います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
どこバスの利用状況への評価についてでございますが、公共交通は市民生活や観光客の足として欠かせないものであり、その必要性は社会情勢が著しく変化する中にあっても変わらないものと考えてございます。持続可能な公共交通、地域に最適な公共交通ネットワークの構築を目指す上でも、どこバスの利用者が年々増加している状況は交通手段として認識をされ、理解が深まっているあかしではないかと感じておりまして、大変よい方向に向かっていると認識しております。
質問 松浦敏司
わかりました。今の利用状況を見ると、確かにそういった状況かなというふうに思います。さらに増えていくようなことになるのだろうというふうにも思います。そこで、どこバス利用者からの評価について伺いたいと思いますが、利用者からの声としては便利だとの声が多く聞かれます。しかし、一方で料金については結構厳しい声、高すぎるという声を圧倒的に私は聞いています。特に、市議選を戦う中で地域への訪問活動をする中で、あるいは街頭演説をしている中でも、市民から高すぎるという声が、何とか安くしてほしい、こういう声もたくさん寄せられたところです。そこで、全国のオンデマンドバスと比較して、当市の料金は高いと私は感じるのですが、市としてはどのように考えているのか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
料金への見解についてでございますが、実証実験を経て、運行エリアを拡大する中で、料金設定につきましてはバス会社をはじめとする関係機関と協議を重ねてきております。本年度からの本格運行に当たり、運行収益やハイヤー料金との兼ね合いなど総合的に考慮し、持続可能な運行体制の確立を考えると、実証実験中の運賃体系を維持する方向でバス事業者とも協議検討し、最終的に地域公共交通活性化協議会で決定をしております。他地域の料金との比較につきましては、運行範囲の考え方や距離、導入システム、他の交通事業者との兼ね合いもあり、一概に比較することは困難ではないかと考えております。どこバスの利用料金につきましては、定期券や回数券も継続して実施しているところであるため、御利用される皆様には利用頻度やライフスタイルに応じて御活用いただければと考えております。
質問 松浦敏司
たしか最初の頃、本格運用になる前は300円という時代があったのではないかと思うのです。その辺も多分利用している人にすると、それから比べると200円も上がっているわけですから、そういったことも影響しているのかなと思うのですが、その辺では何か市民からの声というのはないのでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
御案内のとおり、このどこバス事業は、議員からもお話ありましたが、令和2年度からスタートしております。このときの料金はたしか300円だったというふうに認識しております。その運行エリアなのですが、駒場、潮見、つくし、そして鱒浦の一部ということで、高台地区の限定したエリアということで、当初御利用された方につきましては、その後次の年に市内全般に広がったときには、料金が2区分のAエリア、Bエリアになって、行く場所によっては高くなったというお話も聞いておりますが、だんだんそれが今回本格運行になってきて、どちらかというと、御利用されている皆様からは利用料金に関しての要望というのはあまりなくて、どちらかというと運行時間とかそういった部分の話が最近は要望が多いのではないかというふうに感じてございます。
質問 松浦敏司
わかりました。私の住んでいるのは駒場で、まず私の活動地域の駒場、潮見、鱒浦、つくしというところなので、そのせいかもしれませんけれども、最初300円というのが相当インプットされているせいもあるのかなと思うのですが、そういう声があると。今、部長から答弁ありましたけれども、それで利用者から運行時間についても、これは先ほど金兵議員も質問していましたけれども、やはり高齢者の人は病院に行ったり、病院から帰ってくるというようなことのときに、一つの要望としてはもうちょっと早い時間、9時からではなくてもうちょっと早い時間にならないのかとか、あとは4時というふうになっているのだけれども、現実には4時でないのですね。現実には利用者からすると大体3時40分ぐらいまでしかないと。つまりどこバスが車庫に帰るのが4時ということなので、現実には大体3時40分ぐらいまでしか使えないということのようなのですが、この辺何とか時間の延長できないのかという話があるのですけれども、その辺でのお考えを伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
運行時間延長の検討についてのお話でございますが、先ほどの金兵議員の答弁と重複しますけれども、実証実験中の利用者アンケートの中では、運行時間の拡充に関する御意見というのも頂いておりまして、それを受けまして、令和2年度の10時から16時という時間帯を令和3年度から9時から16時に拡充という形で実施をして、そこの部分につきましては要望の声を聞いて、時間の延長というのを拡大しているという状況でございます。
質問 松浦敏司
9時から16時までというのは、多分バス会社の運転手さんの勤務状況の関係からなのかなと思うのです。例えば、路線バスの運行が始まるとか、あるいはスクールバスの運行だとか、こういったことも関係して9時から16時までというふうになるのかなというふうに私なりに感じているのですけれども、その辺はそういった理由ではないのでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
今現在9時から16時の時間帯の考え方というのは、令和2年度からの実証実験を踏まえた中で、種々関係者等の中で議論してきた部分であります。そして、運輸局のほうにもこの時間帯で許可を取っているのですけれども、基本的には朝と夕方の通勤・通学帯の時間は重複しないように避けるということと、あとはバス事業者さんの当然路線バスもありますので、その辺の運転手さんのシフトの関係とかもあるかと思います。あとは網走市内にはほかにもハイヤー会社とかございますので、そのハイヤー会社さんも地域公共交通活性化協議会のメンバーに入っておりまして、そういったところでいろいろな立場の方からの意見も踏まえて、今やっています9時から16時というような時間帯になってございます。
質問 松浦敏司
取りあえずわかりました。ただ、多分これからも要望が出てくるのだろうなというふうに思います。次に移りますが、足腰の弱っている方からは、その人がどこに住んでいるかによりますけれども、どこバスのバス停まで遠いので、もうちょっと近くに欲しいというような要望も聞きます。今後の関係ですけれども、要望によってはバス停を増やすことも考えているというふうに考えていいのでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
バス停の増強についてでございますが、今年度につきましても新たなバス停を設置できないかとのお話を市民の方から頂き、地域の方と、そして市役所、バス事業者で安全面などを確認した上で、新たなバス停の対応をしているところであり、今後も引き続き様々な声を聞いてまいりたいというふうに考えてございます。その一方で、近距離でバス停を設置する際は、ハイヤー事業者に与える影響も考慮すべきと考えておりますことから、バス事業者と協議をしながら住民の方の利便性の向上を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
質問 松浦敏司
わかりました。次に料金設定についてです。これも金兵議員が質問したところでありますが、どこバスの料金については他の交通機関との関係で500円ということになったと聞いております。エリアをまたぐと700円ということでありますが、料金設定に当たっての基本的な考え方について伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
料金設定の基本的な考え方についてでございますが、どこバスの料金につきましては、市街地の路線バス運行区間と重なること、また運行収益やハイヤー料金との兼ね合い、さらにはどこバスの利便性を考慮するとともに、持続可能な運行体制を考えると、バス料金以上タクシー料金以下を基本に設定することとして、協議を行いまして、これまでの実証運行を通じて最終的には地域公共交通活性化協議会の議論を経て決定をしているところでございます。
質問 松浦敏司
協議会の決定ということでありますので、しかし料金についてはいろいろな意見があるというふうに思います。次に、エリアをAとBに分けておりまして、市民からたくさんの苦情や改善を求める声がありました。今年のどこバスのバス停の地図では、一部で改善されております。天都山地域のところですね。しかし、大曲の一部地域では依然として同じ地域に住んでいながら、湖の口はBエリアになっていて、これは不公平だという声を私も以前から聞いておりました。この問題は、今回の見直しで天都山地域は住民の声を聞いて変更したけれども、しかし大曲地域は変更されなかったのはどのような判断から変更しなかったのか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
字大曲地区のエリア設定に係る見解についてのお尋ねかと思いますけれども、実証実験を経て本年度の本格運行における運行エリアを整理する中で、バス事業者と協議をしております。字大曲の湖の口地域は令和4年度に呼人地区につらなる観光エリアとして新たに追加したものですが、市街地からの距離的な要素を重視しまして、Bエリアに設定をしております。また、協議の中で、例えばBエリアの博物館網走監獄から飲食店のあるAエリアの湖の口の停留所まで乗車した場合に、エリアをまたぐ形となって結果的に700円になるということも懸念されるという御意見もございまして、現在のエリア区分になったところでございます。今後、地域にお住まいの方などから要望があった場合には、その利用の実態に応じまして、エリア境界の変更を含めて、またバス事業者とそして活性化協議会の中でも協議を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
質問 松浦敏司
その考えはわかりました。実は、この質問するに当たって、私も車で距離を測ってみました。大曲の日産自動車から湖の口の踏切を渡ったところまで700メートルでありました。ですから、やっぱり同じ大曲に住んでいながら700メートルの違いでBエリアになるというのは、やはりそこの地域住民からするとなかなか理解できない、何か差別感があるということなのだろうというふうに思います。そういう意味では、ぜひ住民はたくさんいるわけではありません、あの地域はね。でも同じ網走市民です。だからそういう意味では、しっかりと地域住民の声を聞いて、今後そういった具体的に、部長答弁でそういう要望があればというようなこともありましたから、ぜひそういうことで今後声を届けますから、そのときは検討してほしいというふうに思います。次に移ります。高齢者やこれから自動車免許証を返納する考えを持っている方は、実際には乗っていないわけですけれども、500円という初乗りの料金がやはり高いということ、エリアをまたぐと700円というのもこれはタクシー並みだなというような声も聞いているところです。仮に料金を下げるとした場合の障害となる最大の要因はどのようなことか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
料金減額に係る障害、要因についてでございますけれども、先ほども申し上げましたが、料金設定の基本的な考え方につきましては、市街地の路線バス運行区間と重なること、運行収益やハイヤー料金との兼ね合い、さらにはどこバスの利便性を考慮するとともに持続可能な運行体制を考えると、バス料金以上タクシー料金以下に基本的に設定することとして協議を行いまして、これまでの実証運行を通じて最終的には地域公共交通活性化協議会での議論を経て決定をしているところでございます。どこバスの運行エリアにつきましては、ハイヤー事業者の営業区域内ということもございまして、現行の料金体制を下げた場合には、ハイヤー事業者へも一定程度影響が大きくなるものと考えておりまして、その部分につきましても地域公共交通活性化協議会でそうした協議が実際にあったという状況でございます。
質問 松浦敏司
取りあえずわかりました。次に移りますが、バス会社は民間企業であります。ですから、赤字になることは避けなければならないという、当然そういうふうに考えるわけです。これはごくごく当たり前のことだというふうに思います。それで、市は今年度の予算として、路線バス等対策事業費として8,121万3,000円と、それからその内訳として、生活交通路線維持対策として 4,121万3,000円、オンデマンドバス運行事業補助金(どこバス)として4,000万円の予算を組んでいます。今後は、朝と夕方の路線バスはしっかり確保する必要があることは言うまでもありません。幾らどこバスがたくさん増えたとしても朝夕は通勤・通学の関係で必要だというふうに思います。一方で、昼間については、主流はどうしてもどこバスに転換になっていくのだろうというふうに思います。今後、どこバスの需要が多くなれば、運行事業補助金は増えていくのではないかというふうに思いますが、見解をお示しください。また、生活交通路線維持対策とありますけれども、この中には市内のバス路線の支援は入っていないというふうに思うのですが、その辺でも確認したいと思います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
運行事業補助金への見解及び市内バス路線の支援についてでございますけれども、公共交通は市民生活や観光客の足として欠かせないものであり、その必要性は社会情勢が著しく変化する中にあっても変わらないものと考えております。また、少子高齢化による人口減少等により定期路線バスを中心とした公共交通の維持が課題となっているほか、観光客の旅行スタイルは個人化が進み二次交通のニーズが一層多様化する中、どこバスの役割は今後ますます重要になってくるものと考えております。どこバスにつきましては、実証実験を経て本年度から本格運行となったところであり、今後も利用が増えることが考えられますが、既存の路線バスを含め、持続可能な公共交通、地域に最適な交通ネットワークの構築を目指す中で適正な運行事業の補助は必要と考えております。なお、生活交通路線維持対策事業につきましては、他市町間を運行する路線の維持、支援を基本としていますが、美幌線廃線の代替で現在運行しております呼人線につきましては一部市内路線が対象として補助しているところでございます。
質問 松浦敏司
わかりました。民間企業であるバス会社、しかし公共交通という公共性を考えるとやはりなくなっては困る会社です。そういう意味では、私ども今年2月に社長さんともお話ししたことがあるのですが、やはり市内バスの赤字路線が大変ですというお話でした。およそ6,000万円ほど赤字が出るというような話でした。ですから、こういったところもしっかり行政とバス会社と十分な話合いもしながら連携を取っていくということが必要だというふうに思います。そういう意味で、非常に大事なことではないかと思うのですが、その辺でのお考えを伺いたいと思います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
バス事業者との連携、情報共有についてでございますけれども、これまでも事業者と情報交換を行いながらどこバスの実証実験など様々な取組を進めてきているところでございます。バス事業は、市民生活や観光客の足として欠かせないものであり、その必要性は社会情勢が著しく変化する中にあっても変わらないものと考えてございます。持続的な公共交通を維持するため、引き続き意見交換を重ねて協力体制を構築し、バス事業の安定的な運営に向けて取り組んでまいります。
質問 松浦敏司
よろしくお願いします。終わります。