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網走市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日

会計年度任用職員について

2022年12月13日、網走市議会の一般質問で、村椿敏章議員が「会計年度任用職員について」質問し、企画総務部長 秋葉孝博、学校教育部長 田口徹が答弁しました。

質問者
村椿敏章 議員
答弁者
企画総務部長 秋葉孝博、学校教育部長 田口徹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 村椿敏章

次に、会計年度任用職員について伺います。まず、現状と課題についてです。行政改革計画によって、500人以上いた職員が現在350人まで減ってしまいました。職員を採用せずに非正規職員を採用してきた、その結果として非正規でしかもパートタイム会計年度任用職員が243名となりました。そのうち200名が何らかの専門職となっております。住民の生活を支える自治体の業務は、正規の常勤職員によって自治体が直接行うものです。総務省自らが、公務の運営においては任期の定めのない常勤職員を中心とするという原則を前提とすべきとしています。そこでお伺いしますが、会計年度任用職員はどのような職場で多いのか。またその仕事の内容は職員の補助的な役割を担うものなのか。それとも、補助的な役割をしていないものはどのような職種なのか伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

会計年度任用職員につきましては、様々な職種において任用しているところでございますが、多い職種といたしましては、事務補助員、保育士、学校給食調理員、特別支援教育支援員、用務員となっており、職場としては保育や学校職場での任用が多い状況にあります。また、業務内容といたしましては、主に補助的、定型的な業務となっておりますが、保健師などの医療職や保育士などの福祉職に加えまして、学習支援員、教育相談員などの教育職につきましては、専門性を生かした業務を担っていると認識をしております。

質問 村椿敏章

今の話を聞きますと、まず本来であれば正職員が担うべき、専門性と持続性が求められる職種だと思います。なぜ正職員を採用しないのか伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

地方公共団体の運営に当たりましては、公務の中立性の確保、職員の長期育成などの観点から正職員を中心に据えているところでございますが、これまでの厳しい財政状況下におきまして、こうした状況におきましても多様化する行政ニーズへの対応に加え、働く側からも多様な働き方が求められてきた。こうしたことから、現状として多様な任用、勤務形態となっていると認識しております。正職員が就くべき業務は組織の運営、管理に関わる企画、立案、意思決定に関する業務や許認可など、公権力の行使に係る業務など想定しているところであり、個別具体のケースに応じて適切に判断してきたところでございます。

質問 村椿敏章

そういうことで正職員の採用をされてきたということですが、学校給食やそれから保育園など、正職員を採用してこなかった結果、学校給食でいえば危機的な状況になり、保育園も民間に委託せざるを得ない状況になっています。保育の質が落ちているという指摘もあります。市はどのように対応しているのか伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

学校給食につきましては、令和5年度より一部の調理場が集約化されることに伴い、職員の配置につきましても一定程度効率化が図られるものと認識をしているところです。保育園につきましては、平成31年度から市立保育園2園を統合する形で民間委託しており、現在直営はひまわり保育園1園となっております。これを契機に委託先の保育園におきましては、病後児保育や休日保育などの新たなサービスに取り組み、子育て支援の充実に努めていただいていると認識をしております。さらに、令和2年度からは子ども発達支援センターに言語聴覚士を配置し、相談体制の充実も図っているところであり、引き続き会計年度任用職員も含め市民サービスの向上に努めてまいります。

質問 村椿敏章

引き続き市民サービスの充実というところですが、学校給食調理員も補助的な役割でない仕事に就いていると考えます。ここについて、なぜ新規採用しないのか。実際会計年度任用職員だけの調理場もあり、責任者がはっきりしていると考えられますが、どのようにそこを対応しているのか。また、給食食材に何か問題があったときに対応するのは学校長なのか、それとも調理員か、教育委員会で判断しているのか伺います。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

学校給食調理員は、市の職員採用の方針と照らし定型的な業務を担うものとして、会計年度任用職員を採用しております。調理員は勤務上の管理については、給食調理場長でもある学校長が一定の責任を持って行っておりますけれども、給食全体の責任は教育委員会にあると考えております。現場に課題が生じたときには、栄養教諭もしくは教育委員会の栄養士と協議を進め対応しており、その際には必ず教育委員会の報告を求め、情報の共有を図っているところでございます。

質問 村椿敏章

今の答弁でいくと、教育委員会が責任を持って行いますよと、そして、何かあったときには報告を求めるということでありますが、全てそのような形が取れるかというと、どうなのでしょうか、取れるのでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

現状のところ、そのような形で行わせていただいております。

質問 村椿敏章

学校給食調理場では衛生管理が非常に厳しいと聞いております。衛生管理者はいるのでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

衛生管理者というものは特に配置はしておりません。

質問 村椿敏章

いない、配置はしていないということですか。一般的には、調理場では衛生管理者がいると思うのですけれども、ないということなのですね。ぜひ、学校給食で順調に給食が作れるようにするためにも、しっかりとした体制をつくっていただきたいですし、またもしこの衛生管理者がいるとすれば、その人のやはり待遇を改善すべきだと思います。そして、正職員は確実に減っていくわけです。これから会計年度任用職員だけでやっていくというような御答弁も過去にはありましたが、本当にやっていけるのか、安定して学校給食を継続していけるのかというのが非常に問題だと思います。ぜひ正職員を増やしていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

会計年度任用職員につきましても、市の職員には変わりなく責任を持って仕事に励んでいただいていると思いますので、この形で進んでいきたいと思っております。

質問 村椿敏章

それは本当にもちろん皆さん責任持ってやっていただけていると思っております。ただ、やっぱり働き続けられるようにするためには、やはり待遇改善や、または会計年度任用職員だけではなく正職員も採用して、安定した職場にしていくことが必要だと私は思うわけです。では、次の質問に移ります。再任用についてであります。会計年度任用職員の制度が始まって4年目に向けて、網走市はどのような対策をしているのか。各課から聞き取りをしているのか。また、会計年度任用職員からの聞き取りはしているのか伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

再度の任用についてでございますが、会計年度任用職員の任用期間は1会計年度を上限とし、その任用に当たっては原則公募による選考としているところでございます。ただし、2回を上限に従前の勤務実績などに基づき更新できるとしております。現在任用されている方の多くが今年度の任用をもって更新の上限に達するため、令和5年度の任用に当たっては公募に対して改めて申込みをいただく必要がございます。来年1月以降の公募に向けて、現在募集条件などを取りまとめているところでございますが、令和2年度の制度開始以降初めての再度の任用となるため、各課へのヒアリングを10月に実施し、現状や課題などの聞き取りを行ったところです。なお、現在の会計年度任用職員は制度開始時、あるいは任用手続の際に更新の上限回数など、再度の任用についての説明を行っているところでございますが、公募の際は改めて職場を通じてお知らせしたいと考えております。

質問 村椿敏章

4年目に向けて各課からの聞き取りはしているというところで、今までの会計年度任用職員の人数と来年度以降の会計年度任用職員の人数に差はあるのか、減る予定があるとか、減ることによって雇い止めが起きるようなことがないのか、そこが非常に気になるところなのですが、その辺についてわかれば答弁をお願いします。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

ワクチン接種などの短期的な任用職員につきましては除きまして、基本的に恒常的な業務につきましては変わらない予定をしております。

質問 村椿敏章

わかりました。それでは、今の部分と、また学校給食の調理員について伺いたいと思うのですが、学校給食調理員、毎年辞める職員が多いわけです。職員からしっかり聞き取りをして、引き続き働けるように対応することが必要だと思いますが、今まで聞き取りはしてこなかったのかどうか伺います。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

教育委員会では、日常的に各校の調理員や調理場長の校長先生と連絡を取り、調理場の状況の把握に努めるとともに、給食調理員と面談を行い、職場の状況や本人の健康状態などについて聞き取りを行っております。また、所属長である調理場長も毎年人材育成を目的とする面談を実施しているところでございます。

質問 村椿敏章

その聞き取りの内容は今の話であるのですが、今までやはり辞めていく方が多い中で、働き方、今の働き方よりももっと多く働きたいとか、そういう要望とか、そういうのはなかったのでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

働いている方々にはいろいろな要望、御希望はありますけれども、今よりも多く働きたいという話は聞いていないところです。

質問 村椿敏章

わかりました。自治労や、また全労連では、会計年度任用職員の問題でアンケート調査をしています。今年7月から9月までに行った、全労連で行ったアンケート調査では、あなたが改善してほしいことは何ですかという問いに、「賃金を上げてほしい」が59%、「一時金が欲しい、増やしてほしい」が37%、「定期昇給を」というのが36%、「退職金が欲しい」が35%です。また、生計の維持の前提となる雇用の維持、継続雇用を34%の方が求めています。これが会計年度任用職員の切実な声だと思います。まず、網走市は網走市の会計年度任用職員の声を聞くべきです。至急、アンケート調査をすべきと考えますがいかがですか。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

アンケート調査の結果は全国的な調査の結果として受け止めさせていただきたいと思います。会計年度任用職員制度につきましては、これまで総務省からの各種通知に基づき適切に対応するとともに、所属長との面談のほか、必要に応じて職員組合との間でも勤務条件などにつきまして、協議、意見交換を行っているところでございますので、現在のところアンケート調査を実施する予定はございません。

質問 村椿敏章

その面談によって、どのような内容が聞こえてくるのか。また組合からの声はどのような内容なのか伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

面談につきましては、それぞれの所属長がやっておりますので、私のほうで全てを把握しているわけではないですが、体調の変化ですとか年齢的なもの、今後働きたい意向があるかどうか、そうしたところでございます。それから……、失礼いたしました。職員組合は会計年度任用職員の中でも所属といいますか、入っておりまして、その中で、いわゆる現業と言われる職場の改善について御提案などを頂いておりますが、給与、それから一時金とかの面ではなくて、職場環境、そうしたような話合いをしているところでございます。

質問 村椿敏章

わかりました。そして、今、アンケートの結果については全国的な声として聞かせてもらうということだったのですが、やはり網走市内でも同じような声があると思うのですよね。面談の内容を今お聞きすると、賃金を上げてほしいとか、そういう一時金が欲しいとか、昇給、退職金をという声は聞こえてこないというか、そういうことはあるのだと思うのですが、なかなか言いづらいものなのだと思うのです。ですから、網走市の会計年度任用職員が実際何を要望しているのかというのも、無記名のアンケートで傾向を把握して、そしてそれに応える体制をつくることが必要だと思いますがいかがでしょうか。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

まず、給料面でございますが、これ正職員も会計年度任用職員もそうですが、人事院勧告に基づき、これに準拠して対応しておりますので、先に議員がお話ししたような一時金を上げてほしいですとか、給与を上げてほしい、これはどの職員というか、働く方全てがそのような思いですから、そうした給与面についてわざわざアンケートするというような考えはございませんが、働き続けたい職場づくりですとか、そうしたことに関しましては必用に応じて適宜アンケートを行ってまいりたいと考えております。

質問 村椿敏章

そうですね、働き方をどうしたいかというところはぜひ聞いていっていただきたいなと思います。やはり声をしっかり聞くことが大事だと思います。特に再度の任用の際には、本人の継続の意思を確認の上、本来であれば公募によらず勤務実績に基づく能力実証による任用とすべきだと考えます。また、継続して働き続けられるように、法の見直しが必要なのではないかと思います。民間の労働者の場合、労働契約法第18条で、有期労働契約の契約が5年を超える労働者が使用者に対して、期間の定めのない労働契約の締結、これを申し込んだ場合には、期間のない定めのない労働者として承認したこととみなすとしています。しかし、労働契約法では、会計年度任用職員は適用除外とされています。会計年度任用職員においても、一定期間継続して任用してきた場合には、任期の定めのない職員として位置づける法整備の確立が必要だと思いますが、見解を伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

再度の任用に当たりましては、できる限り広く公募を行うことが望ましいとされており、国の機関業務の職員におきましても、従前の勤務成績に基づく能力の実証により再度の任用ができるのは2回までとされております。当市におきましても、これに準じた取扱いとしているところでございます。また、民間労働法制に準じた法令の見直しにつきましては、国において適切に判断されるものと認識をしております。この制度自体3年目ということですので、適宜見直しというのは国において行われるものと、そういう認識をしております。

質問 村椿敏章

今の制度について、見直す時期はこの後だというところなのでしょうが、やはり3月で再任用になるかどうかという心配だという声があります。今人数的には変わらないという答弁も頂きましたが、再任用に当たって試験があるのか、どのような試験か、誰が行うのか伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

再度の任用に係る選考についてでありますが、原則として書類選考及び面接試験をすることとしております。面接は各課の所属長のほか、職員課長や職員係長が対応する予定でございます。

質問 村椿敏章

所属課長というところもあったのですが、先ほどのアンケートの中の部分では、職員の方は「仕事にやりがい、それから誇りを持っている」または「少しある」と答えた方が86%に達します。十分とは言えない処遇に置かれていても、住民の命と暮らしを支える仕事にやりがいや誇りを持って取り組んでいるわけです。一方、3年の再公募ということで、面接試験については、所属する課長が試験官で課長の一存で決められてしまうのではと心配し、日頃から萎縮して仕事をしている方もいるということです。任期が近づくと胃の痛む毎日、せめて継続雇用が認められるようにしてほしい、もし合格しなかったらと思うと夜も眠れない、そういう声があり、そして勤続何年以上という期間があった場合、無期雇用とできないのかという声もあります。ぜひ、その声もすくい取っていただいて、今後の見直しに向けて進めていただけたらと思います。私の質問を以上で終わります。

出典:網走市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる