みんなの議会

網走市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月14日

市民のための行政運営について

2021年9月14日、網走市議会の一般質問で、小田部照議員が「市民のための行政運営について」質問し、企画総務部長 秋葉孝博が答弁しました。

質問者
小田部照 議員
答弁者
企画総務部長 秋葉孝博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 小田部照

-登壇- 全国的に長引くコロナ禍の中、当市では順調なワクチン接種など、明るい兆しも見えてきましたが、一方では緊急事態宣言の30日までの延長や次々と見つかる変異株など、いまだコロナ禍の出口は見えてきていないというのが現状であります。そのような中、医療従事者をはじめ、ワクチン接種に御尽力いただいている皆様の献身的な努力や働きに、そして何よりも市民の皆様の感染拡大防止とその理解と御協力、御努力に、そして御苦労に心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。それでは、通告に従いまして、質問に入らせていただきます。市政執行、市民のための行政運営について伺います。初めに、市民との情報の共有について伺います。市の様々な施策を進めていくためには、市が何をしているのか、どのように考えているかなどを市民にもしっかりと伝え、これを市民の皆さんの意見を聞きながら、時には情報の共有というものが必要になってくるものだと思います。現在の当市の情報を市民に伝える手段、意見や要望を聞く手段、情報共有の手段というものはどのようなものがあるのか伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

行政情報を伝える手段といたしましては、基本的に広報紙、公式サイト、フェィスブック、ツイッター、メール配信サービス、FMあばしりの活用、報道機関への情報提供があり、このほか宅配トークや、当初予算の内容をお知らせする「ことしのまちづくり」の全戸配布などがございます。市民の皆様から意見や要望を聞く手段といたしまては、「市長への手紙」、市長が直接お会いする「みんなの市長室」のほか、町内会単位で地域の課題や要望、意見を書面により頂く仕組みがございます。また、例年、町内会連合会との共催で、地域の方々とまちづくりの意見交換をさせていただく「まちづくりふれあい懇談会」を市内9か所で開催。新年度予算案への御意見を頂くことを主に目的とした「全体会議」の開催など、市民の皆様との意見交換、情報共有に努めているところでございます。

質問 小田部照

様々な手法があるのだと思いますが、その中で、市長への手紙について伺いたいと思います。市民の意見や要望を聞く手段として、市長への手紙またはメールが今様々な意見が寄せられていると思いますが、以前には広報にもその分野と過去の実績が掲載されておりましたが、今は紙面の関係なのか掲載されておりません。最近の実績と公表はどのようになっているのか伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

市民の皆様から、まちづくりに係る御意見などを直接お寄せいただく市長への手紙は、まちづくりへの思いやアイデアなどを伺う貴重な機会の一つと捉えております。市長への手紙は、郵送、ファクス、公式サイトなどで一年を通じて受付をしております。このほか、7月と11月には専用の用紙を広報紙に折り込み、広聴活動に努めているところでございます。公表の状況でございますが、ただいま議員のおっしゃるとおり、過去には手紙の件数や主な御意見などを広報紙でお知らせしておりましたが、現在は紙面の都合上、掲載に至っておりません。直近の実績でございますが、本年度は8月末時点で32通の手紙が寄せられております。項目ごとの件数では全部で42件、主な内訳は、要望が22件、意見・提案が11件、苦情が3件となっております。

質問 小田部照

今、緊急事態宣言中ということもありまして、たくさんの市民の方々から様々、パークゴルフ場を開放してくれですとか、子供たちのスポーツ活動、文化活動をなぜ始めさせてくれないのだとか、僕のところにも様々な市民の方々の意見が寄せられていますが、この市長への手紙の内容の公表についてですが、これについては手紙の内容や回答は市民が今どのようなことを望んでいるのか、市がどのようなことをしたり、どのように考えているのかを知る大切な機会ともなります。現在は本人への回答となっているようですが、この内容について市のホームページや広報などを利用し掲載して、多くの市民に見てもらうことで市の考えや対応などを知ってもらえる機会にもなると思います。市長への手紙の内容の公表について、ぜひ実施していただきたいと思いますが、市の見解を伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

今、議員御提案の手紙の公表についてでありますが、お寄せいただいた御意見に対する市の考えを市民の皆様と共有することは大切であると考えております。手紙の多くは、個人情報を含んだものであり、原文のまま公表することは難しいと判断しておりますので、項目にするなど手法を工夫しながら公表を進めてまいります。

質問 小田部照

個人情報やプライバシーはもちろん配慮しながら、どこの自治体も進めています。公表はしていくという答弁頂きましたので、そのようにしっかりと進めていっていただきたいと思います。次に、地域要望の公表について伺いたいと思います。大阪市では、オープン市役所の取組の一つとして、市民の声の見える化が実施されております。市への意見などの要旨とそれに対する市の考え方を、広く市民と情報共有することにより、市政に対する理解・関心を深めていただくため、ホームページにおいて市民の声を原則全件公表し、また併せて市民の声の統計データも紹介されております。また、当市では、地区町内会が各町内会などの地域要望をまとめて、それぞれの町内会に回答しておりますが、昨年は町内会連合会の令和3年度の議案書によりますと、市内18の地区から81件の地域要望が寄せられているようです。その中には、道路の関係だったり、除雪、環境、防災、防犯などが主な要望内容となっておりましたが、地域に関することですので、この地域要望についてもホームページや広報紙などを利用し公開することで、同じように思っていた住民たちの方々の考え方や、そして同時に市の考え方が伝わり、地域の要望を市に出す町内活動ですので、この地域の町内会活動への理解や協力にもつながってくるのだと私は考えますが、市の見解を伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

今、お話のとおり、各町内会から例年数多くの要望を頂いております。昨年度は28の町内会や区会から81件の要望があり、主な内訳ですが、道路や除雪に関するものが42件、環境に関するものが10件、防災や防犯に関するものが7件となっております。地域要望の特徴といたしまして、道路や除雪に関する要望が非常に多く、そのほとんどが場所を指しての修繕、草刈りといった要望となっております。こうした道路や除雪に関する要望の公表に当たりましては、項目ごとにまとめるなど整理をいたしまして、情報共有が望ましい要望につきましては、町内会に公表の同意を得るなど、今後具体的なルールを検討し公表を進めてまいります。

質問 小田部照

公表を進めていくように取り組んでいくということで理解いたしました。ぜひ、そのように取り組んでいっていただきたいと思います。次に、市の主要事業の見える化について伺います。網走市総合計画や網走市まち・ひと・しごと総合戦略で、目標を掲げ、その進捗についても公表していることは承知しております。タイムリーではない面もあり、例えば、網走市総合計画の進行管理についてはホームページに掲載されておりますが、平成30年度の結果以降は現在掲載されていないというのが現状であります。この総合計画や総合戦略の目標については、計画の性質上、中長期的な視点で今後の方向性などについても書かれておりますが、それは多くの自治体で同様に作成し公表されているところであります。一方で、さらに各部長が自分の担当する部の当該年度に重点的に取り組む施策について、目標を設定し宣言という名称で公表している自治体があります。翌年度には、その年度の目標とともに、前年度の達成状況や評価を公表するということで、前の年はどうだったのか、今年はどうなのかがわかる仕組みとなっているわけですが、これを実施する理由としては、その当市のホームページによりますと、「この毎年度の目標宣言の公表により、市民の皆さんに市政への理解を深めていただき、開かれた市政運営を目指します」とあります。また、この市では、各部長が部内で取り組む事業の目標を設定し、政策宣言として市民の皆さんに公表しております。この政策宣言は各部の重要施策を公開することで、行政の透明性と信頼性を高めることを目的としております。市民理解と市民からの信頼性を高める手段として実施されているようです。当市においても、主要事業など各部署がより力を入れて推進していく事業の目標設定の公表について、毎年度見える化することで、市民の皆さんへの理解と協力につながるものだと私は考えておりますが、この実施についての市の見解を伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

まちづくりに当たりましては、総合計画を長期的な指針、総合戦略を中期的な指針として、さらにこれらの指針に基づく各分野における個別計画により、具体的な取組を進めているところでございます。目標の公表でございますが、総合戦略につきましては基本目標に対する目標値や、具体の施策に対する目標値のほか、その進捗状況につきまして、産学金労、各分野の有識者15名で構成する「選択する未来会議」での検証を踏まえた上で、公式サイトで公表しているところでございます。一方で、より専門性が増す個別計画では、各担当課による策定、管理が基本となりますので、目標の設定、進捗状況の管理などは各担当課において、それぞれ行っております。このほか、予算編成、予算執行の単位である中事業レベルでの成果では、主要施策の成果等報告及び市教育委員会事務点検・評価報告書により、目的、内容、実績などを公表しているところでございます。市民の皆様への伝え方として、現状の公表資料を再確認しつつ、目的に対する成果指標、あるいは事業単位での活動指標を、これをどのようにわかりやすくお伝えできるか、既存資料の活用を念頭に研究してまいります。

質問 小田部照

研究という答弁を頂きましたが、それぞれの部署とモチベーションをしっかりと上げていくためにも、ぜひ実施の方向で研究・検討を重ねていっていただきたいと思います。次に、議会の一般質問で、各議員からの質問に対し、理事者側の「検討する」「取り組んでいく」などの答弁があります。検討した結果、すぐにできるものもあれば、時間がかかるもの、場合によってはできないもの、状況によって様々あると思いますが、議会での「検討する」「取り組んでいく」などと答弁した後は、市の内部ではどのような対応をしているのか伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

一般質問、代表質問においての議会答弁につきましては、議会後、各課において、答弁調書を作成し、総務防災課がこれを取りまとめを行っております。この答弁調書は、質問と答弁の概要、また答弁の中で「検討・調査・研究」などとした案件につきましては、今後の対応や見通しを記載するようにしております。なお、この調書につきましては、答弁した議会、直後時点での状況になりますので、その後の進捗状況、事務事業などへの反映などにつきましては、各課での対応となります。

質問 小田部照

しっかりと取組はあるということで理解いたします。答弁の進捗状況の公表についてなのですが、一般質問では、各議員が市民からの相談や状況を聞いて質問に至るというケースもたくさんあると思います。網走市をよくしていこう、住みやすいまちにしていこうという思いで、我々議員はこの議場で質問に立ちます。その答弁に対して、「検討する」「取り組んでいく」というような答弁が、その後どうなったかというのは、質問した議員だけではなく、たくさんの市民の方々が、その後どうなったのか関心を持っているのだと思います。ほかの自治体では、議会の一般質問、代表質問での答弁で、「検討する」「取り組んでいく」としたもののその後の進捗状況を詳しく公表しているところがあります。答弁では、「検討する」だったものが、その後の検討経過や結果を公表することで、市の考え方もわかりますし、結果として市民に身近な行政運営にもつながると私は考えております。当市でもぜひ答弁の進捗状況の公表に取り組んでいっていただきたいと思いますが、市の見解を伺います。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

議会の一般質問、代表質問において、「検討」などの答弁は様々なケースがございますので、統一的なものとして捉えることは難しいのですが、基本的には、各担当部署におきまして必要な調査を進め、可能なものは事務事業に反映しているものと認識をしております。また、各議員からは、定例会、臨時会に加え、予算・決算特別委員会、各所管委員会など、様々な機会におきまして、進捗状況の質疑があり、都度答弁をさせていただいております。御提案の件についてでありますが、質問の内容は様々でございますので、他市の状況なども踏まえながら研究させていただきます。

質問 小田部照

今の答弁も「研究」ということなのですが、本当に市民の方々が我々議会の質疑に関心を持っている方もたくさんおられますので、ぜひ進捗状況の公表というものも、大変なことでしょうが、全てとは申しません、検討すると前向きに答弁していただいたものについては、定期的に状況を報告するだとかの工夫をぜひして、より一層市民のための、市民に身近な行政運営に努めていっていただきたいと思います。終わります。

出典:網走市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月14日 議事録 PDF(49ページ) 間違いを知らせる