網走市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月15日
コロナ禍によって影響を受けている低所得者やひとり親世帯への支援について
2020年12月15日、網走市議会の一般質問で、川原田英世議員が「コロナ禍によって影響を受けている低所得者やひとり親世帯への支援について」質問し、健康福祉部長 桶屋盛樹、観光商工部長 田口徹、企画総務部長 岩永雅浩が答弁しました。
- 質問者
- 川原田英世 議員
- 答弁者
- 健康福祉部長 桶屋盛樹、観光商工部長 田口徹、企画総務部長 岩永雅浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 川原田英世
次の質問項目に入りますが、コロナ禍によって影響を受けている低所得者やひとり親世帯への支援についてお伺いをしていきたいというふうに思いますが、みずほグループの経済状況を研究する機関から講評が出ていましたが、コロナによって影響を受けている方というのはやはり低所得者の世帯の人ほどより強く影響を受けているということのデータが示されました。2月から始まるコロナ禍によって格差がより深刻化してきているという状況にあるということです。ですので、やはりそこに対して、このコロナ禍の対策としては、その低所得者またはひとり親世帯等に対してしっかりと支援をしていかなくてはならないということになるのだというふうに思います。そういった中で、もう既に何点か国そしてこの網走でも対策が取られておりますけれども、その取り組まれた対策の実施の状況についてまず確認をしたいと思います。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
低所得者やひとり親世帯への支援策の実施状況でありますが、低所得者に対する支援は休業等により収入が減少し、緊急かつ一時的な生計維持のための緊急小口資金及び収入の減少や、失業等により生活に困窮し日常生活の維持が困難となった場合の総合支援資金の貸付制度がございます。令和2年11月末現在の貸付実績となりますが、緊急小口資金が76件で1,320万円、総合支援資金が23件で1,429万5,000円となっております。なお、貸付制度を含め生活困窮における相談、申請等の業務につきましては、自立相談支援事業の一つとして網走市生活サポートセンター“らいと”が担っておりますが、4月から11月の相談実績につきましては延べ470件となっており、昨年同期との比較で419件増加しており、この要因は先ほど答弁した緊急小口資金、総合支援資金の貸付相談によるものであります。次に、ひとり親世帯への支援策についてでありますが、当市におきましては国の事業としてひとり親世帯臨時特別給付金を支給しております。実績でありますが、11月末現在で児童扶養手当受給者300世帯に1,965万円、公的年金の受給により児童扶養手当の支給対象外となった17世帯に91万円、コロナの影響により児童扶養手当受給水準まで所得が下がった5世帯に40万円を支給しております。また、追加給付として児童扶養手当受給者の所得が減少した102世帯に510万円を支給しております。なお、ひとり親世帯を含めた子育て世帯への支援策として、児童手当受給者に子育て世帯への臨時特別給付金、高校3年生までの子供に網走市子育て世帯支援金を市独自の給付として支給をしております。実績でありますが、子育て世帯臨時特別給付金は2,328世帯に3,939万円、網走市子育て世帯支援金は3,201世帯に5,017万円を支給しております。
質問 川原田英世
状況はわかりました。子育て世帯等、ある意味自動的に支援が盛り込まれているものに関しては申請なくもらえるということで、当たっているといったら変な話ですけれども、対象となる方にはしっかりと給付されているものだと思うのですが、問題は申請がある部分に関して、申請して初めて対象となるというものに関しては、なかなか対象となる方も来づらいとか時間帯によってだとか、いろいろな条件があってなかなかうまく進んでいない部分もひとつあるのではないかなと思います。そこでちょっとお伺いしたいのですが、そういった形で支援の、この支援策から漏れている世帯だとか、そもそも対象とならないような世帯が生じていないのかだとか、その点についてどのように考えているのか、市の認識を伺います。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
支援策から漏れている世帯の有無についてでありますけれども、これまで市ホームページをはじめ様々な媒体、これは市広報紙ですとかチラシ、FMあばしりなどがありますけれども、こういった媒体を活用し周知を続けております。また、児童扶養手当受給者には8月の現況届の際に支給者全員に収入減少の有無を聞き取り、各種給付金の説明も行っております。さらに、今月中にはひとり親世帯臨時特別給付金の追加給付の再勧奨を行うこととしておりまして、申請期限の2月末まで漏れがないように対応してまいりたいというふうに考えてございます。
質問 川原田英世
ぜひしっかりと取組をしていただきたいというふうに思います。やっぱり市民がそういった情報をしっかり知ってもらうということと、やっぱりそういうところに何か頼りたくないと思ってしまう人というのは結構いるのですよね。でもしっかりこういった状況、通常時ではないですので頼ってもらわなくては逆に困るという気概で、窓口の方も取り組んでいただきたいと僕は思っていますのでよろしくお願いします。次に、所得の減少や失業など生活への影響というのがやっぱりこれは全ての人にあるのだろうなと、所得の減少や失業に当たらなくても生活への影響という点では全ての人についてあるのだろうなというふうに思います。ただ、そういった中で最もやっぱり厳しい状況にあると伺っているのは失業したというケースだと思います。コロナ禍による影響で失業してしまったという方、市内ではどの程度いるのか把握をしているのかお伺いをします。
答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)
コロナ禍における失業者の状況ですけれども、総務省の労働力調査によりますと、全国の10月の完全失業者数は215万人、完全失業率は3.1%で前月から0.1ポイントの増、前年同期比では0.7ポイントの増となっており、上昇傾向にあると伺っております。また、厚生労働省では、労働局やハローワークへの相談などを基に、独自に新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響について1週間単位で調査をしております。直近の11月30日から12月4日の調査では、全国の雇用調整の可能性のある事業者数は1,451社、解雇等見込み労働者数は1,286人となっております。なお、こうした調査は市内の状況について公表されておりませんので把握することはできておりませんけれども、ハローワーク網走との意見交換の中では、新型コロナウイルス感染症の拡大により失業者が急増している状況にはないというふうに伺っております。引き続き、関係機関との情報交換に努めてまいりたいというふうに考えております。
質問 川原田英世
ハローワーク網走の状況は一番網走には適した情報だと思いますが、そこでは今のところそういった状況にはないということで理解をしているということでわかりました。網走の状況を見るとやっぱり一次産業がベースであるということで、そこまで急激にコロナの影響が顕著に出るという業態はそんなにないのかなと思いますけれども、やっぱり飲食店だとか、さらには水産加工だとかそういったところではやっぱり影響はあるのだろうと思いますけれども、そこはハローワークではなかなか状況把握は難しい部分でもあるのかなというふうには思います。ここもちょっと把握を進めたいと思うのですが、ちょっと次々質問は進めていきたいと思いますが、次に所得の減少についてはどのような状況にあると把握しているのかお伺いします。
答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)
所得の状況につきましては、新型コロナの発生による影響が今年の2月からということもありまして、なかなか把握することがちょっと難しい状況となっております。
質問 川原田英世
なかなか把握することが難しい状況だということなのですが、何かしらの形で例えばハローワークだとか労働組合だとか、そういったところと一緒にそういった雇用の状況だとか、あと失業の状況だとかを確認し合ったりするような協議する場というのは、そういった場はないのでしょうか。
答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)
現在のところ、この問題に関してのいろいろと協議する場というものは設けていない状況となっております。
質問 川原田英世
ふだんからもそうですけれども、特にこういった状況であれば、そういった状況把握するというのは非常に重要だというふうに思っています。報道では医療関係従事者のボーナスが大きくカットされている状況も報じられていますけれども、網走はそういう状況にないのかもしれませんが、そのほかの業種も含めて国の出先機関であるハローワークだとか労働組合だとか様々な方たちと情報共有していく、情報、実態をつかむというという意味で、状況を把握されていないのであればそういったことを進めて、しっかりと把握に努めていただきたいなというふうに思います、これは要望ですけれども。そういった状況は把握されていないということでしたけれども、現在生活に困っているなどの相談というのは何かしら寄せられているのか、このことも確認したいと思います。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
相談の状況についてでありますが、先ほども答弁いたしましたけれども、生活困窮に伴う生活サポートセンターらいとへの相談件数は4月から11月で延べ470件、生活保護の相談につきましては延べ78件で、月別内訳といたしましては4月13件、5月1件、6月9件、7月7件、8月10件、9月17件、10月12件、11月9件となっておりまして、このうち申請に至ったのが35件、保護開始が34件となっております。コロナ禍の影響で生活保護が増加しているといったことはなくて、相談、申請、開始を含め毎年度減少傾向にあります。
質問 川原田英世
生活保護については状況は変わっていない、例年どおりだということで理解をしました。そこの状況に、生活保護という状況になる前にしっかりとサポートをしていくというのが、これまでもコロナ禍になる前からも議論はあったところですけれども、やっぱりそういった支援策もある意味功を奏していてしっかりと減少傾向にあるのだろうなというふうに認識をしています。しかしながらやっぱり全体として、コロナの影響はやはり低所得者中心にあることは否めないのだというふうに私は思っていますので、ぜひとも追加の支援策を講じていっていただきたいというふうに思っていますが、今、市として追加の対策をぜひ考えてもらいたいと思っているのですけれども、財源としては今まで使ってきている国からのコロナ対策臨時交付金が主に財源として使われることになると思うのですけれども、この交付金の状況はどのようになっているのかをお伺いします。
答弁 企画総務部長 岩永雅浩(企画総務部長は2021年3月まで)
当市の新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金の交付限度額についてでございますけれども、現時点で約7億4,000万円と国から示されてございます。その額に基づきまして、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金実施計画を策定をし、内閣府へ提出することになりますけれども、第1次の計画は5月29日に、第2次の計画は9月30日に北海道を通じて国へ提出をしているところでございます。また、今月最終の計画として第3次の計画を提出することとされております。また、今月8日に閣議決定がされた国の第3次補正予算案では、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を1兆5,000億円増額するとあったことから、配分額は不明ですが当市へも追加交付されることになります。
質問 川原田英世
追加交付されるということで、当初は自由にという記載があって自由に何でもというような感じなのかなと思ったのですけれども、だんだんと枠ができてきたというか、コロナ対策が進んでいくに従って有効策が見えてきたからなのか、ちょっと国の状況はわかりませんけれども、そういった状況にありながらも枠はしっかりと確保されているのだということで理解をしました。しっかりと網走でも対策を講じられるようにあってほしいのですが、報道だとかを見ると、果たしてこれはコロナ対策なのかというような各自治体の取組が取り沙汰されて、こういうふうにやっぱりマスコミの監視の目というのも一つはあるのだなというふうに思ったのですけれども、網走が出てこないかなと思ってどきどきしたのですけれども出てきてはいませんでした。とはいっても、果たしてこれはコロナ対策なのかな、もっとしっかり取り組むべきコロナ対策があるのではないかなという市民の声は多く寄せられています。残念ながら私のところに来た声では、生ごみの破袋機の購入はこれはコロナ対策ではなくて、そもそも計画のミスでしょうという声が届きました。私もそのとおりだと思っています。そういったものをしっかりと市民の支援に回すべきではないかなと本当は思っているところです。そういった中ではありますけれども、臨時交付金としてはしっかりと活用していくことも、もう一つはしっかり取り組んでいかなくてはならないことだと思います。それともう一方で、この交付金によって当初基金を使って対策を講じた部分が基金を戻したということになりまして、その基金は当初使ったけれども元どおりになっているということなのですが、これはやっぱりあまりにもこの状況、所得の減少だとか様々なコロナ禍の長期化などで課題が生じた場合には、この基金の活用も検討していかなくてはならないのではないかなというふうに思っているのですけれども、そういった考えについてお伺いします。
答弁 企画総務部長 岩永雅浩(企画総務部長は2021年3月まで)
市では国から財政支援についての情報が示される前の4月に、新型コロナウイルス感染症緊急対策を講じるための財源対策としてふるさと寄附基金を繰り入れることといたしましたが、その後新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されることとなったため、第3回定例会で緊急対策に関する事業の財源につきましては、基金繰入金から国庫補助金へ財源補正をしたところでございます。財源補正をしたことによりまして、ふるさと寄附基金は従来どおりふるさと寄附基金の使途目的に応じて活用することになります。また、今御指摘のあったことに関しましては、この後、先ほど申し上げた配分額は不明ですけれども、追加の交付が予定されておりますので、その中で検討をさせていただきたいというふうに思います。
質問 川原田英世
基金は非常に網走市の財政状況を見ると重要なのですけれども、今はそれ以上に大きな危機が目の前にあるということなので、そこはしっかりと柔軟に考えながら取り組んでいく、基金の活用も十分に検討していただきたいというふうに思います。やっぱり生活が苦しいという声が、これはやっぱり長期化によって出てきていますので、こういった影響を受ける世帯に対してはさらなる支援をしっかりと行っていただきたいというふうに思います。国も対策を講じているということで、野党が求めていたものに対してようやく重い腰を上げたというふうな、僕は判断をしていますけれども、動き始めています。自治体としても独自にさらなる取組をしていく必要があると思いますが、所見を伺います。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
市としての追加支援策の考え方についてでございますけれども、このたび国において生活実態が厳しいひとり親世帯の支援策、また低所得者対策というようなことが示されておりまして、今年度補正予算の予備費を活用してひとり親世帯に臨時特別給付金の追加給付を決定したところでありますけれども、当市におきましても年内に支給をすることで現在事務を進めているところでございます。今後におきましても、国における施策の動向やコロナ禍の影響を注視しながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。
質問 川原田英世
国の施策のみによらず独自にも考えていただきたい。これまでも示されたように網走も子供の貧困率という数字だけを見れば、非常に国の平均よりは高い水準にあるということもあります。やっぱり困っている方が多くおられるのだというふうに思いますので、しっかりと支援の構築をお願いをしたいというふうに思います。