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網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日

企業誘致について

2019年9月10日、網走市議会の一般質問で、川原田英世議員が「企業誘致について」質問し、観光商工部長 後藤利博、企画総務部長 岩永雅浩が答弁しました。

質問者
川原田英世 議員
答弁者
観光商工部長 後藤利博、企画総務部長 岩永雅浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 川原田英世

次は、企業誘致の取り組みについてであります。前回の質問で伺いましたけれども、網走市の経済状況はなかなか好転していないというのが現状であるというふうに思います。前回アベノミクスについても伺いましたけれども、全国ほかに漏れず網走市もやはり実質賃金が上がっていないということも明らかになりました。特に物価の上昇の3大要件の最大の一つは原油の価格でありますけれども、この原油の価格の上昇が極めて高くなっていっているということに対して、やはり北国である網走市は依存度が高いのですね。となるとさらに物価高の影響を受けているということがわかるというふうに思います。つまり実質賃金はそれに含めて加えて、やはり厳しい状況にあるのだろうというふうに思います。公共事業の増額もなかなか現在はないということもわかり、成果がないことがわかりました。こういった状況で網走市の未来を切り開いていくには短期的には企業誘致、長期的には食品加工業の育成が重要だと、これは以前からもこう訴えてきたところであります。そこで今回ちょっと、これまでも何度か伺ってはいるのですけれども、現状把握も含めて、企業誘致についてお伺いをしたいというふうに思います。これまでも企業誘致として、都内の商談会などに参加してきましたというようなこと、データセンターなどに的を絞って取り組んできましたというようなことを伺ってきたところでありますけれども、その的を絞ってきたところに対してはなかなか成果に結びついていなかったこともあるのだろうなというふうに思います。ところが、成果に結びついているかいないかだけが結果では、私はないと思っていまして、例えば興味を持っていただけた企業や業種があったりだとか、これから生かせそうなつながりというのも、こういった取り組みからもあったのだろうなというふうに思うところです。そこでちょっとこれまでの取り組みの整理も含めて、これまで取り組んできた内容と成果について伺いたいと思います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

企業誘致の成果ということでございますけれども、これまで誘致に向けた取り組みとしましては企業立地に対する優遇措置、企業立地プロモーションを市長によるトップセールスなどを行ってまいりました。誘致に至る端緒も様々でございまして、地元企業や既存の進出企業からの関連事業等の情報提供、人や事業所を通じての紹介、または網走市ウエブサイトの企業誘致情報などのページから適地として進出を検討するケースもございました。こうした取り組みによる誘致の成果として、比較的大規模な企業を振り返りますと、平成に入ってからは平成2年の電子部品関係、平成13年の自動車テストコース、テストセンター、平成22年のコールセンター、また既存誘致企業の増設、平成29年バイオマス発電所などがございます。これまでの企業誘致による正規職員雇用数は約500名というふうに推測され、関連企業やパート従業員も含めると大きな経済効果を生んでいるというふうには思ってございます。

質問 川原田英世

大きな経済効果を生んできたということで、今の多分成果として上がっているのは、仕組みをつくって補助の制度をつくって、要するにそういうものをつくって、問い合わせ等が来て結果に結びついてきたということであるのだというふうに思います。それに対して、こちらからプロモーションに行ったりだとか何かをして仕掛けて、企業誘致につながっていくというのはなかなかこれは難しくて成果がなかったのではないかなというふうに思うのですけれども、今挙げていただいたのは大体制度をつくって待っていたところでの成果だったのか、ちょっとそこお伺いしたいと思います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

商談会とかの参加のことかというふうに思いますけれども、企業誘致のための商談会の参加という実績は多くはございませんけれども、平成26年から28年の間は千葉県幕張メッセにおきますデータセンター、そういうデータ展に参加もいたしました。これ女満別空港と網走の港の2大ポートセールス、2大ポートがあるということの利便性や災害の少ないなどの優位性を前面に打ち出しましてセールスを行いましたが、情報通信関連事業にかかわる方々と関係の構築はできましたけれども、実際の誘致にまでは至っておりません。実際の誘致につなげるためには、商談会の中ではなかなか難しいものがあるということで、市内外の企業との連携や進出企業からの広がりの情報収集を続けていく、そういうようなところで適切なアプローチを模索していく必要があると考えております。

質問 川原田英世

わかりました。そのように、こういう商談会があって行くというのはなかなか成果に結びつくことは難しいのだなということで、いろいろな取り組みを今進めているのだということで理解をしました。その中でも先ほども利便性、網走市のそういった交通の便だとか、災害が少ないだとか、そういった利便性を訴えてセールスを行ってきたという取り組みも伺ったところですけれども、その際にやっぱりある程度的を絞って取り組みを行ってきているのだというふうに思うのですが、例えばさっき言ったようなデータセンター、それはその2つの利便性があるからデータセンターに絞ったのかもしれないのですけれども、そういったふうに産業を選定して取り組みを進めてきたという経過があったのだというふうに認識していたのですけれども、その産業の選定の理由や方法がどのようになって、プロセス、どのようなプロセスで決められてきたのかお伺いしたいと思います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

企業誘致を目指してきた領域ということでございますけれども、網走市の地域産業活性化基本計画におきましては、大きく分けて4つ、食料品製造業、それから情報通信関連産業、機械金属関連産業、環境新エネルギー関連産業を掲げております。また、網走市まち・ひと・しごと創生総合戦略においては、恵まれた自然環境を生かした太陽光やバイオマス発電、バイオマスなどの再生可能エネルギーや新エネルギー関連産業、網走の強みである1次産品を活用する食品関係企業、暮らしやものづくりを支え経済成長の鍵となるIT関連企業を掲げております。これらは人口減少社会において、雇用の創出と地場産業の活性化による経済振興を図ることを主眼としたものであり、特定の産業分類にとらわれるのではなく、幅広い分野に目を向けた上で適切な企業誘致を進めていくということが重要と考えております。

質問 川原田英世

わかりました。幅広い意味合いでということで、そうなるとさらに難しくなりますよね。商談会だとかに行って取り組むというよりはやっぱり幅広いまちの構えというか、で取り組んでいくということが重要になってくるのだというふうに思います。アメリカや韓国では5Gということで新しい時代が始まろうとしています。来年には日本もその5Gの取り組みが進んでいくのだというふうに思いますけれども、新しい時代のツールが生まれたけれどもどのように生かして使っていくのかというところは、まだ見えていないのが現代だというふうに思いますけれども、そこに対しても幅広い視点で取り組んでいくと。現実的に大手のIT企業等が5Gに向けて、各地へとヒアリングを行ったり、企業が出店したい、企業誘致している自治体を探しているということもあります。そういったところに向けても幅広い受けの構えで、ぜひ取り組みを進めていただきたいというふうに思いますし、専門性が問われる部分でもありますから、難しいことは別に、難しいことを一生懸命こちらで何かを構えてやる必要も僕はないと思ってまして、難しいことはやはりそれはプロでしっかりやってくださいねということも、これから必要な視点なのかなというふうに思っているところです。そしてもう一つ企業誘致としては、私はやっぱりさらなる自然再生可能エネルギーの誘致を進めていく必要があるというふうに考えています。そういった意味では、木質バイオマス発電所の誘致は非常に大きな実績になるというふうに考えているところであります。既にソーラーもたくさん網走もできていますし、そこに木質バイオマス発電、さらには小水力発電もあるということで、自然再生可能エネルギーのだんだんと普及が広がっていっているというふうに思うのですが、そこからさらにウイングを広げて、こういった自然再生可能エネルギーは使えないのかというような研究を進めていく必要があるというふうに思うのですが、過去にも何か質問で伺った中で、風力のことをもうちょっと研究していきたいだとか、さまざまな可能性について研究していくというような答弁があったかというふうに思いますが、現状はどのようになっているのか、どこまでそういった可能性の研究は進んでいるのかお伺いします。

答弁 企画総務部長 岩永雅浩(企画総務部長は2021年3月まで)

再生可能エネルギーの活用につきましては、世界規模で発生をしている地球温暖化の原因でもある二酸化炭素等の温室効果ガスの抑制につながるものと認識をしておりまして、これまで当市におきましては大きなものでは太陽光発電所、バイオマス発電所が立地をされており、バイオマス発電所については2号機、3号機の建設が計画をされております。さらに、御質問のありました風力発電事業につきましては、立地計画が進められており、風況調査や環境影響評価の現地調査などが行われているところでございます。今後も地域特性を生かした環境に負荷の少ない再生可能エネルギーの利活用について、様々な情報収集を行いながら、企業誘致を含め推進をしていきたいと考えてございます。

質問 川原田英世

わかりました。ブラックアウトということが起きて、地域でエネルギーの地産地消を進めていく必要があるのではないのかという議論がわっと起こったのですけれども、現実的にはなかなかそれが進んでいないということは、数日前の新聞でも出てたかというふうに思いますけれども、その中で自然再生可能エネルギーの幅広い裾野を地域でつくっていくことで、エネルギーの未来をつくっていくということが、私は非常に重要だというふうに思いますし、地域でエネルギーをつくって地域で消費する、それによってコストが高くなるというふうに言う人もいるのですけれども、そのコストはやはり地域に返ってくるのですよね。だから、そのコストが上がっても地域の経済の新たな循環材になるというふうに考えれば、私はこれはもっと率先して進めていっていいことだというふうに思います。様々な自然状況がやっぱり合っていかないと、これ誘致するといってもなかなか難しいところでありますけれども、ぜひさらなる取り組み、企業誘致とあわせてさらなる自然再生可能エネルギーの誘致に取り組んでいただきたいというふうに思います。質問を終わります。

出典:網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる