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ニセコ町議会 令和7年第9回定例会 2025年12月17日

企業誘致と町有財産について

2025年12月17日、ニセコ町議会の一般質問で、木下裕三議員が「企業誘致と町有財産について」質問し、町長 田中健人、副町長 山本契太が答弁しました。

質問者
木下裕三 議員
答弁者
町長 田中健人、副町長 山本契太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 木下裕三

通告に従いまして 1 件質問いたします。企業誘致と町有財産についてです。ニセコエリアは冬季のインバウンドが増加して以来、国内外を問わず様々な事業者の進出が後を絶ちません。その中でニセコ町は前町長の方針として、宿泊施設よりも工場など雇用を生む企業に対して、町としては積極的に誘致し、またそのことを進めるにあたり、企業が希望する町有地など町有財産の売却や賃貸などを行ってきました。10 月から新町長として初めての「まちづくり懇談会」を実施しましたが、直近の重要テーマの一つとして「企業誘致を含む町有地の利活用」を挙げています。このことについてどのような考えかを伺います。

答弁 町長 田中健人

ただいまの木下議員の御質問にお答えいたします。私が町長に就任後、本件、企業誘致を含む町有地の利活用あるいは企業誘致と町有財産についてどうかというところについてでございますが、まず就任後内部でも協議をさせていただきまして、これまで寄せられている様々な計画については一定のハードルもあるということが分かりましたので、今後町有地などをどのように利活用するのかはまずは改めて役場内部で協議をするところからスタ43ートするべきではないかということを考えました。現状においてそういった状況ですから、事業者等の計画ありきではなく、様々な議論、協議を重ねた上で、事業者の方に対しては改めて相談をしていきたいという旨もお伝えもしております。また、特定の地区、場所に限らず、ニセコ町内にはいくつかの町有地がございますが、これらまずどのような場所があるのかという整理ですとか、企業誘致もその一つですが、そのほかも含め、利活用をどのようにするかを十分に協議を重ね、その過程では町民講座等での町民との意見交換の内容も参考にしながら丁寧に進めていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上です。

議員の質問 8番 木下裕三

前回は有島地区における某工場の企業誘致に関してが主なことだったんですが、9 月定例会の一般質問で私は次のようなことを述べました。「今回の進め方が説明責任や情報公開、住民参加の観点で適切だったと言えるのか。」そして、「町有地であり農地でもある場所に関して、あらゆる面で丁寧さが欠けた進め方であり、このようなことは次の町政に引き継いではいけないものだと考えているが考えを聞かせてほしい。」と質問しましたが、残念ながら明確な回答はいただけませんでした。田中町長は対話を重視した町政を公約に掲げていますので、丁寧さが欠けた進め方はしない、引き継がないというふうに信じております。そこで再質問させていただきます。今町長のほうから、役場内での協議を踏まえた上で、事業者に御案内をということをおっしゃられましたけれども、9 月のときも質問させていただきましたが、工場誘致に関しては一旦白紙に戻すという理解をしていいかということをまず 1 点伺いたいと思います。また、前回この某工場の問題というのは、北海道新聞さんにも掲載されたこともあって、多くの町民の方あるいは町外の方からも実は心配する声をいただきました。町長は 11 月と 12 月で行われた全てのまちづくり懇談会でこの件をお話しされたと聞きましたが、参加できずに聞き及んでない町民の方もいらっしゃいますので、こういった町長が掲げている企業誘致を含む町有地の利活用に関するお考えをぜひ広報誌を含め、広く町民に周知していただきたいと考えていますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 田中健人

具体的な地区もございましたが、まずこの白紙に戻すかどうかといった観点について改めて申し上げますが、大前提として既にここまでいろんな説明会があったりあるいは、町民との意見のやりとりがあったということ自体が全くなかったことにならないですので、そういう意味では完全に白紙に戻すという表現が適切かは、少し私は違和感があります。ただいずれにしましても、計画についてはその手前の段階に戻って、まずは町役場としてどのような活用あるいは、企業誘致をするのであればどのような条件になり、どのような誘致の在り方がいいかということをしっかり内部協議をしていく段階に戻らさせていただきたいということについては、事業者の方にも私から説明をさせていただきました。これは私が今回選挙という形で選ばれた、首長が変わったということで、もしかすると以前までの首長と考え方が異なる部分で、事業者からすると44同じ町内にもかかわらずどうなんだというお考えもあるとは思いますが、これがある種民主主義で選ばれた、選挙で選ばれた首長ということで、繰り返しになりますが是々非々で判断をしていきたいということで、私の方針としてお伝えもしております。こちらについては事業者の方にも私から説明をさせていただき、御理解をいただいたというところでございます。ですので、繰り返しですけども全く何もなかったことにはならないと思います。ただ、そもそもどのように活用するかについて内部で協議する段階にまず戻ってから、どのような方向で検討するべきかを考えていくべきだということについては内部でも協議をしております。また、これはまちづくり懇談会でもそのほかの場面でも御意見いただいた声として参考までにお伝えしたいと思いますが、私は決して企業誘致自体が全てが悪いということではないという考えです。それはしっかりと企業誘致を進めてきたからこそ、これまでのニセコ町の様々な町税の部分も含めて、発展に寄与してきた部分については事実としてはあると思います。ですので、私自身企業誘致を全くしない、だから見直すんだというわけではなく、しっかりとそもそも当該の場所においてはインフラ的にどうなのか、手続的にできるのかというような事情も含めて、しっかりと内部でまず協議を進め、その過程の中で町民の皆様とも意見交換をしていく中で、総合的にどのように進めていくべきかの指針をしっかりと打ち出していくことが重要であるということで立ち返りますので、その辺りについては誤解のないよう御理解いただけましたら幸いでございます。以上です。

答弁 副町長 山本契太

利活用の考え方等も広く周知すべきというところはもうまさにそのとおりだと思いますので、どのような形になろうかは別にして、例えば広報紙でそういう検討の内容をお知らせするとか、他の方法も含めてそれらについては検討してまいりたいと存じます。

議員の質問 8番 木下裕三

やはりですね、9 月の一般質問で私は、今回の件は有島地区の問題だけではなく、今後の企業誘致における情報公開、合意形成のプロセスや景観条例における事前意見交換会の在り方などについて見直す必要があるということも述べました。ニセコ町は 2012 年にニセコに進出を希望する事業向けに企業立地ガイドラインを作成しました。これはすでに 10 年以上の前のガイドラインなので時代に即していませんし、また、町有地、町有財産の利活用に関することには全然触れられていません。先ほど町長のほうで企業誘致に関して見解をいただきましたけども、今後こういった企業誘致を進めるという前提に立って、例えば新たなガイドラインですとか方針などをしっかりと明文化して進めるということも望ましいのではないかと考えますがいかがでしょうか。

答弁 副町長 山本契太

先ほど町長が申し上げましたとおり、ガイドラインという名前になるかどうかというのは別にして、まず一つ立ち返っていかがな方法がいいのか、その手前にこの土地についてはどのような活動が実際にいいのかというようなことも検討しているということなので、それらを実施するに当たってそれがある意味ガイドラインの布石になっていくのではないかと考えます。45木下議員もガイドラインをつくることを目的にせよとおっしゃっているわけではないと思いますので、これから進める様々な議論がそのガイドラインの布石になっていくのではないかと、そのような考え方をしております。

出典:ニセコ町議会 令和7年第9回定例会 2025年12月17日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる