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由仁町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月5日

いじめ問題について

2025年6月5日、由仁町議会の一般質問で、野市裕司議員が「いじめ問題について」質問し、教育長 石井洋が答弁しました。

質問者
野市裕司 議員
答弁者
教育長 石井洋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 野市裕司

一般質問させていただきたいと思います。また教育問題になりますけれども、よろしくお願いします。いじめ問題について質問したいと思います。平成25年9月、いじめ防止対策推進法が施行され、北海道においては平成26年4月に北海道いじめの防止等に関する条例が施行されました。由仁町では、由仁町いじめ防止基本方針が平成27年2月に策定されました。また、令和5年5月に改定もされています。いじめに関する問題は、性質上なかなか表に出てくることが少なく、その原因が心の内面に起因するものが多く、対応を間違えれば生死に関わる事態になることもあり得ます。令和3年2月、旭川で集団いじめによって女子中学生が凍死するという痛ましい事件がありました。残念ながらいじめは全国的に見てもますます増えています。そこで、由仁町としていじめ防止とどう向き合っていくのか、次の2点についてお伺いします。1、小中学校の過去5年のいじめ件数、そしていじめがあった場合その内容や対応事例について、2、学校でどのようないじめ防止活動をされているのか、教育長にお伺いします。

答弁 教育長 石井洋

野市議員のご質問にお答えいたします。いじめは、極めて重大な人権侵害であります。時に令和3年2月の旭川の事件のように命を奪いかねない深刻な問題です。特に近年は、SNSなどのインターネットを通じたいじめ、その実態把握が困難なケースも増加しております。これまでいじめの定義につきましては、時代とともに社会環境の変化に応じて変わってきております。現行のいじめ防止対策推進法においては、児童生徒の心身の苦痛をまず重視するものとなっております。その行為が仮にいじめを意図したものではなくても、心身の苦痛を感じるものがあればそれをいじめと捉えて対応することが求められております。議員のご指摘のとおり、全国的にいじめの件数は増加傾向にあります。当町におきましても、いじめの調査の結果では毎年一定数の認知件数があります。これは、法律で定義するいじめがどの子供にも、どの学校にも起こり得るものと考え、ささいな兆候や児童生徒からの訴えを見逃さず、積極的に認知をした結果と捉えております。ご指摘の1点目のいじめ認知件数でありますが、北海道教育委員会によるいじめの調査で当町における過去5年間のいじめ認知件数は、令和2年度は小学校で95件、中学校で7件、令和3年度は小学校で53件、中学校で5件、令和4年度は小学校で104件、中学校で6件、令和5年度は小学校で72件、中学校で10件、令和6年度は小学校で65件、中学校で16件となっております。また、後段のいじめの内容につきましては、令和6年度の調査状況の上位3つでありますが、冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われるが小学校で31件、中学校で12件と最も多く、次に仲間外れ、集団により無視をされるが小学校で19件、中学校で12件、その次に軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりするが小学校で18件、中学校で1件、同数になりますが、ひどくぶつけられたり、たたかれたり、蹴られたりするが同じく小学校で18件、中学校で1件となっております。これらの対応になりますが、いじめを認知した際、直ちに関係する児童生徒から事情を聞き取りし、1人の教職員が抱え込むことなく、組織的に全教職員に情報共有し、共通認識の下、学校全体で状況の改善に当たっております。2点目の学校におけるいじめ防止の活動につきましては、小中学校ともいじめ防止対応マニュアルが策定され、それに従って対策を講じております。日頃から子供たちと過ごす中で会話や行動の様子から情報を得ることに努め、どんな理由があってもいじめは絶対に許さないという指導を日常的に行っております。お互いを思いやり、生命や人権を尊重し、大切にすること、友情や信頼の醸成、生きることのすばらしさや喜びなどについて学校活動全体を通じて適切に指導をしております。いずれにいたしましても、全ての児童生徒が将来の夢や希望をしっかり持って、安心して学校生活を送ることができるよう取り組んでおります。以上でございます。

質問 3番 野市裕司

今教育長にお話を聞きましたけれども、小学校と中学校でいじめの認知件数というのですか、81件ということで、正直びっくりしたのですけれども、北海道の令和5年の平均の数値が出ているのですけれども、これは1,000人中101人というデータになっています。要は10人に対して1人がいじめに遭っているという形になっていると思います。これでも多いなと思っていたのですけれども、今81人というのを聞いてちょっとびっくりしたのですけれども、そこは逆に言ったら本当に真剣に生徒たちに向き合っているのではないかなという感じもいたしました。そこで、1つ紹介したい団体があるのですけれども、いじめから子供を守ろうネットワークという一般財団法人で、いじめを受けた保護者を中心に2007年に発足した団体です。既に7,000件のいじめの相談を受けて、その大半を解決しているという団体でございます。国のいじめ防止対策推進法の制定にも大きく貢献している団体と言われています。そこではシンポジウムの開催ですとか教師向けの研修、またいじめ防止授業の派遣など多岐にわたって活動を展開しています。そしてまた、この団体ではいじめ防止啓発ポスターは、こういうポスターなのですけれども、このポスターを全国の小学校、中学校に配付されているのですけれども、全国普及率は40%と言っておられました。このいじめポスターを貼っただけでいじめが大分減ったよという報告も数々上がっているそうです。そういう形で、いじめゼロに向けてこのような外部団体の力を借りるのも一つの手ではないかなと思います。ここから再質問なのですけれども、再質問の本題がちょっと変わって、道徳教育についてお伺いしたいと思います。2015年、学習指導要領が一部改正され、今まで教科外活動として扱われた道徳の時間が特別の教科道徳科として位置づけられるようになりました。これは2010年代、いじめによる暴行、傷害、自殺など大きな社会問題となったことを受けて、道徳教育の充実がいじめ防止にとても重要だとし、特別教科道徳が実施されたという流れがございました。そんなこともあり、昨年私由仁町の小学校で公開授業というのがあったのですけれども、道徳の授業に出させていただきました。そこでは……

質問 3番 野市裕司

いじめ全体の問題だったら当然関わってくる問題なのですけれども。

質問 3番 野市裕司

質問にない質問をしたということで、この件については撤回させていただいて、次回にきちっと質問させていただきたいと思います。そして、再質問なのですけれども、いじめ防止に対して今いじめ防止条例が進められているというお話も聞いたので、これは本当に必要な内容だと思いますので、差し支えがなければ具体的な中身をご答弁いただければありがたいと思います。

答弁 教育長 石井洋

野市議員の再質問についてお答えいたします。先ほども答弁させていただきましたが、いじめの認知件数は一定数あり、これはいじめがどの子供、どの学校でも起こり得るものということで見逃しゼロを目指した結果であります。当町では、これまで重大事態になった事案はありませんが、小さな火種から旭川の事件のように命を奪いかねない深刻な事件が起こらないとも限りません。最近のいじめの内容は、単なる暴力とかではなくて、SNSを通じた誹謗中傷などの巧妙かつ継続的に行われる傾向があります。このように複雑化するいじめの対応は、学校の問題だけでなくて、家庭や地域も含めて組織的かつ体系的に行うことが深刻化を防ぎ、再発を防止する上で重要というふうに考えております。その上で、いじめ防止条例の制定の意義でありますが、町、教育委員会、学校、教職員、保護者、地域社会がそれぞれの責任と役割を明確に未然防止、早期発見及び解消など、迅速かつ適切に対応するための土台となるものと考えております。当町の学校行事の一環としても人権教育を進めており、例えば小中学校ともに人権擁護委員による人権教室や中学校では生徒会主体のいじめゼロ集会をはじめ、今年度小学校5年生以上を対象に由仁町立診療所の協力の下、折れない心を育てる命の授業を実施していく予定です。このように学校行事を通じて、学年の枠を超えたよりよい仲間づくりの構築に努めております。ということで、当町といたしましてもいじめ条例の制定に向けて検討を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 3番 野市裕司

教育長、ありがとうございました。やはり子供たちの未来そのまま由仁町の未来だと思います。いじめのない自由で明るく希望のある学びやをつくることが大人の責務であると考えます。何とぞこれからもよろしくお願いします。ありがとうございました。

出典:由仁町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月5日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる