みんなの議会

歌志内市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月10日

災害から住民を守る取組について

2020年9月10日、歌志内市議会の一般質問で、本田加津子議員が「災害から住民を守る取組について」質問し、保健福祉課長 平間靖人、総務課長 北風是紀が答弁しました。

質問者
本田加津子 議員
答弁者
保健福祉課長 平間靖人、総務課長 北風是紀

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 6番 本田加津子

おはようございます。通告書に従いまして質問いたしますので、よろしくお願いいたします。件名1、災害から住民を守る取組について。近年、我が国では、豪雨などの大規模な水害が多発しています。水害は他の災害と比較して、発生頻度は高い傾向にありますが、他の災害とは異なり、予測を立てることができると言われております。歌志内市防災ハザードマップが全戸配布され、市民1人1人が、自身や家族の身を守るためにとるべき行動を再認識したのではないでしょうか。そこでお伺いいたします。①地震や水害などの災害の犠牲者は、高齢者や障がい者の割合が高く、災害弱者という言葉を耳にします。高齢者が多く暮らす歌志内市では、どのような対策を講じておられるのかお伺いいたします。②自主防災組織体制の整備状況について、中心となる人材を確保するために、町内会連合会や各町内会・自治会と協議されていると思いますが、進捗状況をお伺いいたします。③8月30日に焼山線(道道627号文珠砂川線)が土砂崩れのおそれのため通行止めになりましたが、その際、市民に対して災害の情報や注意事項などを伝える有線放送施設が活用されたのかお伺いいたします。④災害から住民を守るために、防災行政無線の整備と全世帯への戸別受信機設置についてのお考えをお伺いいたします。以上です。

答弁 保健福祉課長 平間靖人(保健福祉課長は2020年9月まで)

私のほうから、件名1、災害から住民を守る取組についての①災害弱者に係る対策について御答弁申し上げます。本市におきましては、歌志内市避難行動要支援者避難支援プランに基づき、介護度3以上及び重度の障がい者の方を重点対象として順次名簿を更新するなど、災害時に必要な高齢者等への対策を講じております。今後は、対象者名簿の拡充や個別計画の作成等を段階的に整備することとしております。以上でございます。

答弁 総務課長 北風是紀(総務課長は2025年3月まで)

私からは、件名1の②から④について御答弁申し上げます。初めに、②の自主防災組織体制の進捗状況についてでございますが、災害時においては公助だけでは限界があり、自助とともに地域の中で互いに協力し合う共助が重要となります。そのため市では、地域における自主防災組織体制や中心となる人材育成について推進しているところでございますが、町内会役員の高齢化や中心となる人材のなり手不足が課題となっております。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、地域防災マスターの認定研修会も中止や規模縮小により、思うように進んでいないのが現状でございます。しかし、町内会の中には災害時の要配慮者に対する見守り体制を強化しようとするところがあるなど、少しずつではありますが、地域の中で防災に理解のある人材を中心に、共助による防災への取組が進んできておりますので、今後も必要とする支援を行ってまいりたいと考えて─ 73 ─おります。次に、③の焼山線通行止めの際における有線放送施設の活用についてでございますが、道路の通行止め措置につきましては、北海道からの情報を建設課、消防本部、総務課で情報共有しながら周知することとしており、今回の通行止めにつきましても消防の有線放送を活用し、周知いたしました。最後に④の防災行政無線の整備と戸別受信機の設置についてでございますが、本市においては過去から地形的な問題や費用的な問題により、防災行政無線や戸別受信機については整備をする予定がなく、消防の有線放送を中心に広報車両やホームページ、フェイスブック、登録制メール、本年度からサービスを開始した避難情報音声配信サービスなど、様々な手段を組み合わせて情報を伝達することとしておりますので、現在のところこの考え方に変更はございません。以上でございます。

再質問 6番 本田加津子

ありがとうございます。それでは何点か再質問のほうに入らせていただきます。②の自主防災組織体制の整備状況について、こちら今、進捗状況について伺いました。歌志内市では、様々な防災行事を通じて参加した市民に対して防災の必要性ですとか、平常時の備え、災害の被害者を減らすために、自助・共助の重要さなどの啓発活動に力を注いでおりますので、市民1人1人が災害発生時や平常時に何をどのようにしたらよいのか、十分に承知していると思います。しかしながらの各町内会・自治会の中で、この自主防災組織が確立されることで、住民はより一層安心・安全に暮らすことができるのではないでしょうか。昨年、同じような質問をしまして、いただいた答弁の中で、今、課長もおっしゃったように中心となる人の確保、あと北海道が主催する地域防災マスター、こちらの研修会の支援などを受けることによって、知識を持った人を育成することに努めていくというようなお話でした。現在、コロナ禍の影響で、さまざまな研修会などは開催を自粛しておりますので、思い描くような支援もできない状況になっているのかなということも考えています。しかし、自粛だからといって、いつこの自粛が解除されるか、先の見通しも立っていない状況下で、災害はいつ発生するか分かりません。自粛中でも密にならずに、対応できることがあるというふうに思うのですけれども、今年度中は何か実施しようというお考えはありますか。

答弁 総務課長 北風是紀(総務課長は2025年3月まで)

コロナの影響のせいにしてはいけないと思う、もちろんでございます。昨日の一般質問でもありますとおり、防災ハザードマップが9月1日に全戸配布されましたので、例えば町内会からの要請だけではなく、こちらのほうから話を持ちかけて希望する方に防災の知識、その辺のところも積極的にできる範囲でまずは地域の確実の防災力を向上させるために、説明等を行ってはいきたいなというふうに考えております。

再質問 6番 本田加津子

分かりました。この自主防災組織という言葉だけ聞くと、何かとっても重たいというような感じのイメージというのがあるかと思うので、やはりこういうのなりませんか、組織をつくりますというと、ちょっと敬遠されるのかなということもあるとは思います。─ 74 ─まずは、そんなに固いイメージですか、重たいイメージではなくて、町内会・自治会などの役員を中心に大雨が降ったとき、また豪雪、雪がたくさん積もったとき、地震、台風、こういったことが起こったときに、自分たちにできることは何だろうということを考えてもらう、そういった取り組みから始めて行くことで、意外とこんなことでも自分も組織の中に入って役に立つことがあるのだなということで、市民の方も理解してくれるのではないかなというふうに思います。今、課長おっしゃったマップの説明、こういった機会も利用してということなので、どんどん言ってくるのを待つのではなくて、こちらから問いかけて、こういうことをやるのでぜひ町内会役員さん、3人でも5人でもいいです。ぜひ来てくださいと、その中で行政ですとか、消防本部も入ってこういったことがあったときに、こういうことができますということを押しつけるのでなくて、こういうことをすることで自分も助かるし、周りの人も助かるのだということをみんなで考えながら作っていくほうがいいと思うのですけれども、これは何とか実施できそうでしょうかね。

答弁 総務課長 北風是紀(総務課長は2025年3月まで)

もちろん私どものほうから進んでPRをしながら、説明等に伺いたいと思っておりますし、最初の答弁に申し上げましたとおり、ある町内会のほうでは、ほぼ自主防災組織体制と呼べるような要配慮者の見守り体制ですか、そちらの強化をしようとしている動きがありますので、そのような町内のところに少しでも力添えになるような情報を提供したり、早速してまいりたいなというふうに考えております。

再質問 6番 本田加津子

そうですね、やはり行政が幾ら頑張っても地域、または住んでいる人、そういったものが一緒になって頑張らないと、こういったものはできていかないのかなと。今、課長おっしゃっていた町内会取り組んでいくところがあるということですが、大体どのぐらいの町内でそういう議論が進んでいるのか、分かっていれば教えてください。

答弁 総務課長 北風是紀(総務課長は2025年3月まで)

今、申し上げました町内のほかに、とりあえず自主防災組織体制的なものができているのは、一つ、二つないし三つぐらいはあろうというふうには把握しております。

再質問 6番 本田加津子

ぜひそういった町内のいろいろな面で支えていっていただいて、モデルケースといいますか、そういったものでほかの町内のお手本にというか、そんなに大変ではないけれども、こういうものができるのだということを示していただいて、全部の町内でそういったものが確立されればなというふうに思います。こういったものが各町内会・自治会などで整備されますと、災害弱者と言われる方々を安全で安心に、安心して暮らすことを守っていくということにつながってくるのかなというふうにも思います。8月の行政常任委員会で、消防本部に伺いました。さまざまな資機材が設備をされていました。改めて災害などから、市民を守る万全の体制が整っていることを実感いたしました。でも、しかし、市民を守る万全の体制が整っていても、万が一起こる災害の現場までに到着するまでの間には、やはり数分のタイムロスというのが発生すると思います。その間に、市民1人1人が自分の安全を確保し、なおかつ近隣の自力で避難することが困難な方に対して声をかけ─ 75 ─る、こういった行動ができることが可能であれば、消防関係者が来るまでの間、安心して待つことができるのではないかなというふうに思いました。その辺、行政と消防本部も業務とかも大変あるのでしょう。一緒に町内会のほうに出向くということは可能なのでしょうか。

答弁 総務課長 北風是紀(総務課長は2025年3月まで)

今年度は実施はしておりませんけれども、昨年度までは防火の講話会ですとか講習会、そちら消防本部が主催するようなものに総務課の職員も合わせて、防災の観点から備蓄品の紹介ですとか、防災の簡単なお話をして、一緒に連携して話ししていた経過がございますので、その辺のノウハウは大丈夫かと思っております。

再質問 6番 本田加津子

ぜひ希望する町内、たくさん人数集まらないから、うちはいいわというところもあると思うのですけれども、人数の多い少ないに関わらず、ぜひこういったことをやっていただきたいというふうに思います。そういったことを、何をして何をしなければいけないかというのを一番に考えてくるきっかけというのが、やっぱり情報が伝わってくるということが、とても重要なのかなというふうに思います。今年の第2回定例会の能登議員の質問の中でも防災行政無線の整備の在り方についての質問がありました。答弁の中で、今後も防災行政無線を含め、必要とする様々な情報伝達手段についての在り方、引き続き調査を行ってまいりますと答弁がありましたが、時期が間もないので具体的な調査にはなかなか至れないのかなと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

答弁 総務課長 北風是紀(総務課長は2025年3月まで)

こちらの答弁の繰り返しにもなりますけれども、現在のところ様々な情報伝達手段を組み合わせてやることが、歌志内市にとっては合ったやり方であろうというふうに考えておりますので、例えば細々した情報伝達手段を少しでも確実に届けられるように、また、皆さんが情報を知っていただけるようなことをいろいろ考えて取り組んでいきたいというふうには考えております。

再質問 6番 本田加津子

分かりました。③のところ、8月30日焼山線の通行止め、これは有線放送を使って放送流したということで、私も自宅にいました。雨が降っていたので窓を閉めていました。全く聞こえませんでした。情報、登録制メールが登録してあったので、お昼頃ちょっと買い物に出ようかなと思って何げなくメールを見たら、焼山は通れないのだというのをそこで初めて知ったのですが、やはり現在の有線放送、いろいろな方からいろいろな話は課長も聞いていらっしゃると思うのですけれども、放送するときの天候ですとか、住宅の位置関係、こういったものの状況で全く聞こえない世帯や、家の中で飼っているペットが飛び跳ねるほど大きく聞こえる世帯だとか、いろいろなところがあるというふうに聞きます。高齢者が多く暮らす施設でも、聞こえないことに不安を募らせている職員の声も聞こえてきます。有線放送に加えて、広報車両やホームページ、登録制メール、また、避難情報音声配信サービス、これが新しく加わったのですけれども、完璧にどれも情報を伝えるツールとは言えない部分もあるのかなというふうにも思います。やはり雨の時は、窓を閉めているから聞こえなかった、鳴っていることさえ知らなかった。広報車両は、走行しながら放送なので、聞ききれなかった。パソコンやスマホを持っていないので、ホームページや登録制メールは利用できない。固定電話で受けることができるサービスもあります。避難情報音声配信サービス、あと消防本部のほうに電話をして、有線放送の内容─ 76 ─が聞ける音声応答装置、こういったものもあるのですけれども、停電の時は固定電話が使えない家もある。やはりどれをとってもいろいろな問題を抱えているのかなというふうに思います。そこで家にいれば、瞬時に各種の情報がキャッチできる戸別受信機、こういったものが整っていると、情報から取り残されることがないのではないかなというふうに思います。昨年9月の定例でも同じような質問があって、そのときは整備する費用がすごい高額で、その辺がネックになるというふうなお答えがありました。昨年、災害情報伝達手段に関するアドバイザーの派遣を受けて、アドバイス会議を実施して、その話の中で戸別受信機ありきで考えるのではなく、そのまちに合ったものを整備していくことも検討すべきとの助言があったというような答弁もありましたが、やはり今の歌志内に必要なのは戸別受信機ではないでしょうかね、そういうふうに思います。これだけ災害が増えてきています。災害に強いまちとは言われていますが、高齢者が多く暮らすまちでもあります。確かにすごい費用がかかるということは、十分理解しています。しかし、人の命には代えられないということも事実なのではないでしょうか。この戸別受信機が設置されていたので、近年、道外ですけれども、こういったものがあったことによって、いち早く避難の行動がとれて助かったという事例も多く聞きますので、ぜひ受信機、本当に災害はいつ発生するか分かりません。高齢者世帯ですとか、ハザードマップで災害に危険度が高い地域に住んでいる方を優先的に整備できるような、そんな対策というのを講じていただきたい思うのです。調査とか研究ではなくて、整備ありきで早急に検討いただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 総務課長 北風是紀(総務課長は2025年3月まで)

例えば、現在、私どもで持っている試算、仮の試みの予算なのですけれども、戸別受信機を設置するためには行政防災無線をまず整備してから、戸別受信機も併せてというようなセットになっているのですけれども、無線機の無線設備が大体3億円ぐらいはかかるのではないのかと。ただ、この地形的な問題もございまして、果たしてそれで100%カバーできるのか、できなければ、これは実際に詳しい調査をして、不感エリアがあればそこに鉄塔を新たに何個か追加していくと、さらにその費用がかかっていくというお話。戸別受信機が、値段は差異はありますけれども、大体1台3万円程度、それを例えば1,500世帯配付、恐らく配付になるのか一部負担で購入しているまちもございますので、それにしても大体4,500万円程度、そうすると3億四、五千万円というところになってございます。それに戸別受信機も1台出せば、ずっと使えるものではございませんので、数年に1度更新等していきますと、当然コストがかかってきますので、費用の部分もございますので、慎重に検討したいというふうに言っていたのが現実でございます。なかなかこの場で整備ありきで検討したいというふうに言えないのが現状でございます。

再質問 6番 本田加津子

よく分かりました。国のほうもこういったものに対する補助なんかつくるような、そういった考えも聞こえてきているところもあるので、今すぐでなくてここ何年かのうちに、こういったものが必ず必要になってくる時代だと思います。また、そういったものを活用しながら、3億何千万円とかかかるので、一概にやりますとは多分言えないと思うのですけれども、でもやっぱり住んでいる人の命と安心・安全の暮らしのために、また、高齢者が多いということも歌志内市は特徴的なまちなので、こういったものを進んでやっていただく。それにかけるお金は、すごい費用がか─ 77 ─かっても、必ずやってよかったなと思える時代が来るのではないかなというふうに思います。いろいろな情報を伝えるツール、今、備えていらっしゃいます。もし戸別受信機、戸別の受信機型のラジオというのもあるのですけれども、こういったものをもし持っていたとしても家の中に水害が入って、そういったものが使えなくなってしまう、あと停電で電話が使えない。いろいろなものには、いろいろなリスクが潜んでいるので、こういったものを一つでも多く備えることで万全の情報を伝えるという、重要なことを補っていけるのかなというふうにも思っています。いろいろ考えて、いろいろ調べて、いろいろなところのことを勉強して、私も勉強しますけれども、そうしてやっていくことで必ず何か道が開けるのかなというふうにも思っています。自ら努力をする、周りも協力をする、行政もできる限りの支援をする、こういった自助・公助・共助、三位一体となることで1人1人を災害から守る強靱な仕組みというのは整うのではないかなというふうに考えます。ぜひ全ての市民が小さくても住んでいてよかった、歌志内でよかったというふうに実感できるようなまちづくりを進めていっていただきたいと思います。これで終わります。ありがとうございます。

出典:歌志内市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月10日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる