浦臼町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月8日
(1)義務教育学校への取り組みについて/(2)明年の次期改選期を控えて
2023年12月8日、浦臼町議会の一般質問で、柴田典男議員が「義務教育学校への取り組みについて」「明年の次期改選期を控えて」について質問し、教育長 河本浩昭、町長 川畑智昭が答弁しました。
- 質問者
- 柴田典男 議員
- 答弁者
- 教育長 河本浩昭、町長 川畑智昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 柴田典男
令和5年第4回定例会におきまして、私は今回教育長に1点、町長に1点の質問をさせていただきます。最初に、教育長に義務教育学校への取り組みについて質問をさせていただきます。学校教育法の改正により、2016年に学校教育制度として義務教育学校が新設されました。教育課程や学校運営については、設置者により柔軟に運営が可能となり、全国では近年この制度に取り組んでいる市町村が増えていると聞きます。本町は、小学校、中学校とそれぞれ耐震化がなされた校舎を有し、この制度に取り組むとしても課題は多いと思います。しかし、時代の流れの中で、将来に向けた検討、議論は進めておくべきと考えます。近年、児童生徒の成長段階に適切に対応するという観点から、多様な教職員が児童生徒に関わることや教科指導における専門性の強化が求められ、従来の6-3制の枠組みに縛られない柔軟な区切りを設けて指導体制を整えることの有効性が指摘されています。そこで、教育長としての考えを伺います。一つ目として、近隣市町村の取り組み状況はいかがか。二つ目として、本町が取り組んだ場合のメリット、デメリットをどう考えるか。これから教育者や保護者との議論を深めていかなければならないと思いますが、将来に向けて、本町としての必要性を教育長としてどう考えるか、以上、3点を伺います。
答弁 教育長 河本浩昭
柴田議員のご質問にお答えいたします。小中一貫教育は、小中学校が学習指導や生徒指導について互いに協力し、双方の教職員が義務教育9年間の全体像を把握し、系統性・連続性に配慮した教育に取り組むものとされています。その小中一貫教育の中には、義務教育学校や小中一貫型小中学校などがあり、今回ご質問にありますとおりその有効性について多くの例が示されているところでございます。ご質問の1点目、近隣市町村の取り組み状況につきましては、北海道内で義務教育学校を設置しているのは、令和5年5月現在、20市町村、24校となっており、そのうち空知管内では、歌志内市の1校となっております。また、中空知5市3町につきましては、既に開校が1市、開校予定が1市、検討中または検討予定が2町、導入の予定なしが4市町となっており、北空知においても3町が設置予定、南空知でも1町が設置予定となっております。2点目の取り組んだ場合のメリット・デメリットにつきましては、まずメリットですが、小学校と中学校で学ぶ内容の系統性や連続性に配慮した教育プログラムの作成・指導が可能となり、理解度の向上が期待できること、9年間連続して生徒指導が行えるので、教職員間での情報共有が行いやすく、より効果的であること、また義務教育学校にすることで、6-3制とは異なる発達段階に応じた学年区分ができることや、中1ギャップの緩和・解消が期待できること、さらには特別支援教育においても9年間継続することから、情報の引き継ぎやすさ、保護者との継続的な関係を築きやすくするなどの効果があると考えております。教職員の配置につきましても、校長は1人となり、一つの教職員組織となります。デメリットにつきましてはほとんどないものと考えますが、一般的には小学校卒業の達成感がなくなったり、小学校五、六年生の自主性やリーダーシップ育成の機会が減るなどがあるかと思います。また、新築もしくは増改築であっても、多額の事業費となることから、町の財政状況・出生数や人口動態を見通し、学校の適正規模などをしっかりと計画していかなければならないと考えております。3点目の必要性につきましては、前段説明しましたとおりメリットとなる部分がかなり多く、今後義務教育学校の導入を検討していく必要性は大いにあると考えております。しかしながら、議員ご指摘のとおり、小中学校ともに早期の改築や改修が必要な状況ではないことや、保護者や教育関係者との検討には多くの時間を要しますので、まずは検討委員会などの設置について検討してまいりたいと考えてございます。以上でございます。
質問 7番 柴田典男
私もこの義務教育学校についてはあまり以前から知識があるわけではなくて、今回このような質問に至った経緯なのですけれども、今教育長の答弁にもあったとおり、開校予定1市の中に砂川市が令和8年に開校予定としているということなのですけれど、砂川市、来年度の予算で98億円の予算をかけて、全市統合して小中学校を1校にするという計画があるそうです。その学校が義務教育学校を予定していると。3年制、4年制、2年制という段階にするのか、4年制、3年制、2年制という段階にするのかは、まだこれからの話し合いだそうですけれども、近隣でそれだけ大規模な義務教育学校ができると聞いたものですから、一体うちの町は将来に向けてどう考えているのかなということで、今回の質問に至りました。当然、考えられるのは、小中学校一貫校であれば校舎は一つとして考えられるのですけれども、本町の場合はそれぞれが耐震化のもとでちょっと距離的にも離れているという条件もありますので、さあ、すぐ取り組むといってもなかなか難しい面はあるのかなと思いますけれども、その点で再質問の内容について、ちょっと私も勉強不足の点があるものですから、お伺いしたいと思うのですけれども、本町の場合に校舎がこうやって離れている状況の中でも、カリキュラムの問題もあるでしょうけれども、義務教育学校に取り組むことはできるのかどうかという点が一つ。それから、校長先生が1人になると思うのですけれども、教頭先生は3人までいいのかなと思いますので、そこら辺で例えば複式学級の制度的なものも補充的なものも可能かなと思うのですけれども、そこら辺の複式学級は義務教育学校にした場合どのような対応を求められるのかについてお伺いします。それから、今中学校の先生は専門科目として教えているのですけれど、そのような先生が低学年の方へ行って、例えば算数ですとか、理科ですとか、今現状では英語もありますけれども、そのような専門の先生が行って教えることがこれからは可能となっていくのかどうか。あと、先生の教員免許はどうなっていくのかを一つ教えてください。今小学校は小学校の教員免許で、中学校は中学校の教員免許だと思うのですけれど、その場合はどうなっていくのか。それから、先ほど中空知で開校予定が1校、既に歌志内市が開校なのですけれども、北空知でそれぞれ開校予定しているのが、秩父別町が令和8年、妹背牛町、令和10年、北竜町、令和10年とあるということは、もう今の段階で既に将来うちの町は義務教育学校に取り組むという声明をしていると、予定ということですけれど、うちの町、まだその点の内容、討論は始まっていないような感じを受けています。例えば、本町でもやりたいよということになった場合、準備期間というのですか、何年ぐらい必要とするのでしょうか、その点を伺います。以上、再質問お願いします。
答弁 教育長 河本浩昭
ただいまの再質問にお答えをいたします。まず、校舎が現状、浦臼町の場合、離れているということですけれども、義務教育学校につきましては、校舎の分離型というのもあります。ただ、先ほど北海道内で24校が義務教育学校を設置しているという答弁をさせていただきましたけれども、その24校全てが施設一体型となっております。ですから、分離型でもカリキュラム等を整備することによって可能なのかなとは思いますけれども、実際問題、教職員にも負担がかかったりするのかなというところと、あとやっぱり建物がつながっているということで、教科担任制だとか、そういった部分で建物が一体的な方がいいのではないかなと考えています。それから、複式ということの観点から申し上げますと、先ほど議員からもおっしゃられましたけれども、義務教育学校につきましては校長が1人、それから副校長あるいは教頭が3人設置ということで、総括的な副校長、それから前期課程と後期課程の副校長ということで、3名が基本となっておりますけれども、それにつきましては小規模の学校ですと、副校長、3人要らないよというケースもあるかと思います。その場合につきましては、道教委等と協議をした中で、その3人の副校長のうち1人は例えば主幹教諭でいいですよということで配置をしていただいて、その方を複式解消のために担任に充てるだとか、そういったことが可能になってきます。ですから、小規模な市町村については、そこら辺の将来の複式学級等々も検討した上でその義務教育学校という選択肢を選ばれることもあるのかなと考えております。それから、教員免許の関係ですけれども、今現在は小学校免許を持っている方が前期課程、それから中学校免許を持っている方が後期課程ということなのですけれども、ただ今小学校の高学年五、六年生の教科担任制を進めておりまして、うちの中学校から小学校へも五、六年のある科目の授業に中学校の職員が行ったり、乗り入れ授業と言われるものなのですけれども、ただそれもやっぱり離れているとなかなかやりづらいのかなという、やっぱり建物が一体だと後期課程の教員に前期課程のクラスに教科を教えに行くというのはとてもやりやすいのかなと思っております。近隣の状況を見ますと、おおむねですけれども、大体設置予定の年度から5年ぐらい前に検討委員会を設置して検討されているような傾向が見られます。ですから、老朽化に伴って将来小学校、中学校をどうするのかというところから検討が始まって、小中一貫教育に進むべきかどうか、小中一貫教育に進むべきだと判断した場合には、小中一貫校というものあります。雨竜町が小中一貫校で、小学校、中学校が建物つながっているのですけれども、ただ義務教育学校とは違って、小学校、中学校にそれぞれ校長、教頭がいるという仕組みになっています。そういう小中一貫教育の小中学校がいいのか、義務教育学校がいいのかという選択等が生じると思います。それを検討した上で、さらにその建物をどうするのか、増築なのか、改築なのか、新築なのか、そういったところも検討していかなければならないと考えますので、そういった観点から大体近隣については5年ぐらい前から検討されているという状況でありますし、そういう必要があるのかなと考えております。以上でございます。
質問 7番 柴田典男
近隣の市町村の状況を見ると、もう令和10年でうちの町はやりますと宣言している町もほかにあるようでございますので、都道府県を見るとつくば市は義務教育学校を開設したことによって、引っ越しして来る父兄が多くなって人口が増えたということも実証としてあるそうでございますので、例えば今回砂川市が大規模校として義務教育学校をやるということによって、越境入学できるような雰囲気も聞いたことありますので、ぜひ逃げないで、できればうちの町で独自のカリキュラムをつくることによって、浦臼の町で勉強させてやりたいなという子どもが増えたら、人口増にもなるのかなと思いますので、ぜひカリキュラムをつくって、例えば将来やるとしても、そんな独自性のある夢がある義務教育学校ができればいいなということで終わらせていただきます。ありがとうございました。
質問 7番 柴田典男
次に、町長に質問させていただきます。明年の次期改選期を控えてということでございます。川畑町政がスタートして3年8カ月が経過しました。六つの重点項目を中心に、住みよい町、住み続けたいまちづくりを念頭に町政を進めてきたものと思います。副町長時代2期を含めおよそ3期にわたって町理事者として町行政に携わってきました。町長就任当初から、新型コロナウイルスの感染が全国に及ぶに至り、思いどおりの政策が進めずさまざまなイベント等の中止や経済対策といったコロナウイルス対策がおよそ3年にわたって続き、本年、感染症分類が5類へ移行したことにより、やっと日常の生活が戻りつつあるものと感じています。そのような中、1期目をあと残すところ数カ月となり、明年4月には改選期を迎えます。1期目としてさまざまな事業展開をしてきた中で、やり残したことも多々あろうかと思います。そこで、1期目を振り返り、町長としての反省点があれば伺いたいと思います。あわせて、次期に向けた決意を伺いたいと思います。
答弁 町長 川畑智昭
ただいま、柴田議員からこれまでの町政運営における反省点と次期改選期に向けた考えに関するご質問をいただきました。私は、令和2年4月、町民の皆様からのご支援をいただき、町政を担わせていただきました。折しも出馬表明と時を同じくして新型コロナウイルス感染症が発生、勢力を拡大し、人々の動きにさまざまな制限がかけられ、常にコロナを意識した行政運営が求められた3年間となりました。そして、本年5月以降、徐々にですが、町民の皆さんが日常生活を取り戻し、活発な活動が再開されています。長期間にわたりご協力いただきました町民の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。さて、私は就任に当たり世界を覆う感染症の猛威や頻発する自然災害、農業政策の改変、さらには差し迫った人口減少、少子高齢化問題などさまざまなマイナス要素が重なる中、私たちのふるさと浦臼町を持続させるためには、町民の安全を守り、経済を支え、生活を豊かにしていかなければならないとし、6項目の基本政策を掲げ推進してまいりました。議会の皆様との議論を重ねながら、事業の実現を目指し鋭意取り組ませていただき、防災面では時間を要しましたが、専門職の配置がかない、ソフト面の充実強化を図る体制が整ったところでございます。農業の面では、本町は稲作を中心とした農業を主体とした町であり、その持続的発展が町の活力につながるという考えから、スマート農業の実証試験、高収益作物の作付奨励、また新規就農者の受け入れ対策に取り組んでいるところであり、商工観光分野につきましては、コロナ禍により商工業者の皆さんには長期にわたり多大な影響を受けられ、臨時交付金を活用して支援を行ってまいりました。町民の生活全般につきましては、JRや中央バスの相次ぐ撤退に対応した地域公共交通の再編を行い、駅舎周辺の活性化を目指し、多世代交流施設「えみる」の建設に着手、また子育て・教育の面では、既存事業が主となりますが、充実した支援策を継続してきたところです。これまでの取り組みを振り返りお答えしてまいりましたが、ご質問にあります反省点として、申し上げたほとんどの事業が道半ば、これからの浦臼町のためにようやく種をまき、スタートを切ったばかりであり、迅速性、即効性の面では十分ではなかった点、またこれと関連しますが、喫緊の課題である少子高齢化、人口減少に対し、結果として効果的な対策をとれず大きな課題として残りました。現在、本町で起きている事態、例えば地域公共交通からの民間事業者の撤退と代替運行、医療機関の利用減少、商工事業者の継承や雇用問題など、ほとんどが人口減少と少子高齢化に起因しており、さらにこれに対処するため町費の投入が増大し、財政面の悪化も招いているところでございます。様々な課題が山積する中ではありますが、申し上げたように、まいた種が芽を出し、しっかりと根づくことを見届け、また懸案の鶴沼公園の再開発やゼロカーボン、自治体DXといった時代の要請にも道筋をつけたいという強い思いを持っています。過日行われました私の後援会総会におきまして、引き続きこの町の牽引役として町政を担い課題解決に当たるべきとのご支援の声を多くの皆さんよりいただきました。私は皆さんのこの声を受けとめ、自身の思いを実現するため2期目の町政に挑戦することを決意いたしました。議会の皆様、町民の皆様のご理解とご支援を心からお願い申し上げ、柴田議員への答弁とさせていただきます。
再質問 7番 柴田典男
特に再質問で答弁を求めるわけではございませんけれども、町長から次期に向けて頑張るという力強い決意を頂戴いたしましたので、私も一個人としてエールを送りたいと思います。残されたほぼ4カ月の間、時間の許す限り多くの町民、そしてそれぞれの皆さんとの情報交換、会話、意見交換等々、お聞きになって、多くの町民の皆さんの意見を吸い上げて、2期目に向けて、その肥やしとなるような時間を残された4カ月でぜひ遺憾なく使って生かしていただきたいということで終わらせていただきます。