浦臼町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日
(1)農業法人設立講習会の開催の考えは/(2)子育て支援宣言の町を求める
2022年12月13日、浦臼町議会の一般質問で、中川清美議員が「農業法人設立講習会の開催の考えは」「子育て支援宣言の町を求める」について質問し、町長 川畑智昭が答弁しました。
- 質問者
- 中川清美 議員
- 答弁者
- 町長 川畑智昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 中川清美
令和4年第4回定例会について、一般質問を町長の方にさせていただきたいと思います。まず、農業法人設立講習会の開催の考えはということでございます。令和4年の第4回の定例会としまして、1点目としまして、浦臼町における農業法人の現状と今後についてであります。今の浦臼町の農業者の現状は、全国的な少子高齢化の状況下と同じ状況であると考えます。若手経営者に離農の土地が集められてきていまして、この問題においては過去にも他の議員も質問されております。それぐらい当町においても、今後大きな問題となることも間違いなくあることと思われます。また、農水省によりますと、昨年、突如として水田活用対策の大きな変革の提案がなされ、全国の農業者、特にまた浦臼町の農業者の方もやぶさかではなく、大変な対応が迫られて、いまだにおいても水活の内容が確定されていないままとなってきております。大きな内容については、今後5年の間に水張りのない水田については転作の助成金が支払われないということで、農地保全が危惧されると思われます。今後、このような状況が進むことを鑑みたとき、個人経営での対応に限界が生じてくることは間違いのないことと思われます。それらの対応策として、個人経営から法人への転換が迫られることにならないかと考えます。また、地域での営農集団なども考えられるのではないかと思います。空知総合振興局などで法人の説明会などは開催されておりますが、私も以前、法人になる前に受講してきた経過がありますけれども、少なくとも法人経営のイロハぐらいがなくては、なかなか飲み込めないものでした。今後の町の方針として聞かせていただきたいと思います。一つ目といたしまして今現在における町内の農業法人数。二つ目としまして町内における農業後継者の減少に対する町の考え。3番目としまして農業法人化へ向けての考えは。4番目としまして町内独自の法人化への講習会を求める。ということの4点の質問をさせていただきます。よろしくお願いします。
答弁 町長 川畑智昭
中川議員の農業法人設立講習会の開催についてのご質問にお答えいたします。1点目の今現在における町内の農業法人数でございますが、複数戸法人1、1戸法人8を合わせまして9法人でございます。次に、町内における農業後継者の減少に対する町の考え方についてお答えいたします。今から10年ほど前までは、ある程度の人数が後継者として帰町され、親元へ就農されていましたが、現在はゼロないし1名という状態が続いています。後継者の減少により発生する最も大きな問題は、離農後の農地の所持であり、現状、単独農家での経営面積の上限が迫っていると言われる状況で、その受け皿となり得る仕組み、体制をいかに整備していくかは、新規就農者対策同様喫緊の課題ととらえているところです。3点目の農業法人化へ向けての考えについては、経営管理の合理化、近代化、経営規模の拡大及びルールに基づく円滑な事業運営と法人化には多数のメリットがあると言われながら、これまでさまざまな理由から普及してきませんでした。しかし、後継者減少が現実の問題となっている今、農業経営の法人化推進は、この問題を解決する有効な手法の一つと考えます。現在、町では町単独事業の農業活性化支援事業において、複数戸法人の法人化支援を行っております。国では法人化を支援する農業経営法人化支援総合事業が令和4年度改正され、複数戸法人を対象とした事業から1戸1法人も対象とするよう事業の拡充が行われており、町としても事業制度を再確認し、法人化の適切な支援を行ってまいりたいと考えます。4点目の町内独自の法人化への講習会を求めるですが、過去にはJA主催や北海道主催の講習会等で北海道農業会議の講師を招き、何度か講習会を開催しております。受講者の意見として、講習会内容が複雑でわからないことがあっても大勢の中では質問しづらいなどの意見があったことから、農業者の質問に対して回答する懇談会方式や、農家戸々に対応する戸別相談方式での講習を検討したいと考えています。以上です。
質問 8番 中川清美
ただいま答弁をいただきまして、非常に前向きな答弁ではなかったのかなと高く評価をしていきたいと思っております。その中で、私もいろいろ説明会に出たわけなんですけれども、大体が農業者会議の方が講師となって説明をいただいたというところで、専門用語だとか、あなたは本当にやる気がある人が来ているのかとか、いきなり上から目線でもうばんばんばんばん言われてくるんですよね。我々、ただ聞くだけということになってしまいまして、優良事例のスライドを見て講習を受けるんですけれど、いいところばかり聞かされて段々不安なところもありまして、そうか、それではすぐやるかということにもならないで、私も四、五年悩みながら、まあ、これだけ悩んでもどうしようもないからやってしまえということで、とりあえずは起こしてやってしまったわけなんですが。法人にしてから経理だとか農協の問題、そしてまた社会保険関係の問題とかいろいろ出てくるわけなんですけれど、それはそれとして、行き当たりばったりで消化してきて、現在に至っているところであります。ですから、今答弁によりますと、懇談会方式や農家戸々に対する戸別相談方式での講習を検討したいと答弁をされているところでありますけれど、私も経験者としまして、座談会形式といいますか、車座になって、その中にJAの代表、税理士の方も呼んでいくと。また、社会保険労務士だとかそういう方を呼んで、その中で対話形式で、法人にしたらどういうことをしていかなければならないのかとか、細かい中身でやっていけるのではないかと思っているところであります。JAとなれば、今まで一個人の経営者が、離農という形になるんです。新たに法人の代表ですから。出資金だとか返済中の資金だとか、多岐にわたってJAとのやりとりもしなければならないし、税理士においては複式の税務会計もしなければならない。そして会社方式の決算書類。ファイルにしたら2センチ近くなるような厚い決算書も作らなければならない。また、社会保険についても新たに厚生年金だとか社会保険に変わって、また失業保険もやらなければいけないという、今までにないようなこともやらなくてはならなくなるということで、そういった意味で、講習会に参加して理解をして帰れるような講習会でなくてはならないと思っております。また、答弁の中にも法人にしたときのメリットも研修するということでありますけれども、デメリットの面もちゃんとあるんです。そういうところも、メリットはあるんですよ、だけどデメリットとしてはこういうこともありますよと、そういう内容の濃い講習会をやっていただきたいと思っているところであります。私は、4月まで、この冬の間に開催していただきたいと思っております。4月までにちゃんとした開催ができるのか。JAだとか税理士、社会保険労務士だとか。これは1回目の開催についてはJAと、2回目は税理士との開催、3回目は社会保険労務士との開催というような形でやっていただいた方がよろしいのかなと考えているところであります。そういった意味で、開催時期、4月までにやっていただけるのか。それと3団体、JA、税理士、社会保険労務士と、そういった分割した形での開催を望むわけなんですが、そういう開催に持っていけるのか。その点、再質問をさせていただきたいと思います。何分にも、水活の問題、目の前に来ておりますよ。農業者もゆっくりしていられるような状況ではないので、町の考えを聞かせていただきたいと思います。
答弁 町長 川畑智昭
時期的なものも含めて、開催の有無というのは、開催できればしたいという気持ちはお伝えさせていただきますけれど、社会保険労務士ですとか税理士さんとなれば、普通に考えれば報酬等を支払ってのことになるのではないかと思いますけれど、予算付けといいますか、今日そういうものは予定しておりませんので、予算付け後ということになろうかと思います。適任者というのはすぐ選別できるものなのかどうか判断しかねますけれど、農家の法人化に詳しいといいますか、指導的な話ができるという方が何人もいらっしゃるものなのかどうか、その辺も把握し切れていませんので、なるべく早くとしかこの場ではお答えができかねますけれど、開催すること自体は進める方向で検討していきます。お答えになっているのかどうか。予算が絡むような話であれば、来月とか再来月という話にもなかなかならないと思いますので、検討させてください。
質問 8番 中川清美
当然、講師派遣については謝礼というものは含まれるわけなんですけれども、そんなびっくりするようなものではないのかなと思います。また、今農業者の中でも、青色申告を岩見沢市の税理士に委託している方々も20名ぐらいはいると思いますよ。そういった税理士は、農業の経理の方も熟知してやっておられるので、問題ないのではないかと思います。そういった中で、時間のないことではありますけれども、ぜひともこの冬に向けてやっていただきたいとお願いをしまして、質問ではないんですけれど、要望にかえさせていただきます。
質問 8番 中川清美
2点目の質問をさせていただきます。子育て支援宣言の町を求めるということであります。全国的に見ても、少子化に歯止めがかからない状況下にあり、我が町においても顕著に数字にあらわれてきています。プレス空知新聞の5月4日に掲載されていた数字によりますと、浦臼町の15歳以下の人数は2002年には283名、2012年には215名、2022年は165名となっておりまして、顕著に減少の一途をたどってきています。私は以前、斉藤町長のときに、平成30年第1回定例会の一般質問としまして、同じく子育て支援宣言を質問させていただきましたが、結局宣言には至らなかったということで、以来、私は今でも宣言の重みを強く思ってきているところであります。浦臼町の子育てに対する支援は、出産祝い金に始まり、18歳の高校卒業まで、給食費、医療費、通学定期代、また各種資格に対する助成等、手厚く支援をされております。浦臼町の子育て支援は全道でもトップレベルと思われます。ただ、町内だけの周知にとどまり、もっと積極的にアピールすることによって、移住につながる最大の効果があらわれるものと考えます。これらの施策をもとに、浦臼町子育て宣言の町をすることで大きな一歩を踏み出すことになり、子供1人が転入することにより当然親御さんも移住となり、2倍、3倍の効果があるのではないかと思います。ぜひとも、町長の1期目の大きな仕事として成果を期待するものであります。答弁をお願いします。
答弁 町長 川畑智昭
中川議員の2点目のご質問にお答えいたします。本町では、議員ご指摘のとおり少子化が進んでいますが、合計特殊出生率、1人の女性が一生の間に産む子供の数は全道よりも高く、全道は1.3に対して浦臼町は1.38となってございます。背景には、転入者の母親が増加していることが一因として挙げられます。当町にはそういった方たちの孤独感解消に対応できるような社会資源が少ないのが実情であり、このコロナ禍により妊婦、保護者同士で悩みを共有する機会や交流する場が少なくなってきています。子育て世代包括支援センターでは、認定こども園、小・中学校、町、教育委員会、児童相談所等の関係機関と連携を取りながら、家庭訪問、各種相談、乳幼児健診、育児サロン等の事業を実施し、育児不安の軽減や家庭、地域での孤立感解消に努めております。また、不妊、不育症に対する相談や治療費と交通費の助成は単なる経済的支援だけではなく、精神的な支援にもつながっていると好評であり、小さな町だからこそできる妊娠前や幼少期からの丁寧な関わりによって、就学後や高校進学後も保健センターに多様な相談が寄せられており、発達相談、育児相談など、相談の機会があることを積極的に周知していく重要性を感じているところです。現状の課題は、子供の顔を地域の住民でも知らないという実態があること、地域全体で子育てを支えるという住民全体の機運が醸成し切っていないということが上げられます。今後の地域づくりの中で、そういった地域のつながりの希薄化に焦点を当て、地域みんなで支える子育てしやすいまちづくりを基本理念とし、子育て中の方やこれから子育てしようとする方たちが安心して子供を産み、子育てに喜びを感じることができるとともに、子供たちが心身ともに健やかに成長でき、子供を産み育てるなら浦臼町でと言われるよう、移住定住も視野に入れ、総合的な支援に取り組んでまいります。ご提案の子育て支援宣言につきましては、広報やホームページ、SNS等を活用して、積極的に町内外へ情報を発信してまいります。また、子育て支援は一自治体の問題ではなく、国のこども家庭庁設置が示すように、国全体が一体となって取り組むべき問題であり、現時点で町として宣言をする考えは持っていません。以上です。
再質問 8番 中川清美
再質問といたしまして、私も今答弁書、読ませていただきました。読んでいて、最後のまとめといいましょうか、もう一回、私も復唱しますけれど、「ご提案の子育て支援宣言につきましては、広報やホームページ、SNS等を活用して積極的に町外へ情報を発信してまいります」と。次ですね。「また子育て支援は一自治体の問題ではなく」と、この意味がわからないですよね。浦臼町の問題ではないのですか。さらに、国のこども家庭庁設置が示すように、国全体が一体となって取り組むべき問題であり、これはどういう問題なのか。国がやるのですか。浦臼町はやらなくていいのですか。この辺の理解がちょっと。前の文章では、やります、立派なこと書いていますよ。支援していますと。最後のここになって、一自治体の問題ではなく、国の取り組むべき問題であると書いているということは、この浦臼町の子育て支援の本気度はどうなっているのか。後ろにいる皆さん、議員、移住定住、子育て支援だとか、一生懸命やっているのですよ。それをここの答弁、最後のこの発言で、一体何を町長は言おうとしているのか。全くもってこの意味がわからないのです。再度、どういう意味があるのか、そこを再質問させてください。
答弁 町長 川畑智昭
捉え方が、私が意図したところとはかなり違って取られたと思っております。皆さん御存じのように、日本は人口減少で少子高齢化の時代になりまして、国が急遽こども家庭庁を設置して、国を挙げて人口対策、少子化対策に取り組もうという意気込み、姿勢を示すために、このこども家庭庁ができたものだと考えております。国の責任だと言っているのではなく、どの自治体も、すべての自治体が一生懸命子育て支援、少子化対策に取り組んでいかなければならないという、そういう時代に来ているのだという意味で、浦臼町の問題ではないと言っているのではなく、すべての自治体が取り組んでいかなければならない大きな問題だという認識を持っております。うちの町、経済的な支援は、どこにも負けないぐらい行っておりますし、恥ずかしくないレベルの体制をとっているとは思っておりますが、今、子育て宣言という形をとる必要があるのかと。国全体が、すべての自治体が取り組まなければならない時代だという意識を持っておりますので、今、あえて宣言という形をとらなくてもいいのではないかという思いで、ここでは書いております。ですから、浦臼町は国に丸投げしたという捉え方をされるのは、私の意図するところとはかなり違っていることになります。
再質問 8番 中川清美
大まかな意味はわかりました。浦臼町の子育て支援策というものは、全道トップだと私は思います。全国的に見ても上位にランクされるのではないか。それはなぜかというと、小さな町がゆえに、一人に対する支援が手厚くできる、こういった強みがあるのではないかと思っています。ちなみに、浦臼町の子育て支援の内容は、特定の不妊治療に30万円までの助成、妊婦のインフルエンザ予防接種助成、出産祝い金、ベビー用品無料レンタル、紙おむつ等の購入費助成、フッ素塗布、おたふく風邪・インフルエンザ予防接種の助成、保育料の助成、18歳までの医療費無償、中学生まで給食費も無料、各種検定料の助成、さらに高校生は通学定期代を助成ということで、産まれる前から高校生まで手厚く助成されていると考えているところでございます。こういう支援を形として、答弁にも書いてありますように、子供を産み育てるなら浦臼町でと言われるように、移住定住も視野に入れた総合的な支援に取り組んでまいります、ということなんですけれど、ただいきます、いきますではだめなんですよね。しっかりとやらなければならないんです。全国的に見て、府県の大きな市でも子育て宣言をしているんです。中空知では、赤平市が子育て支援宣言をしています。この宣言をするかしないかによって、今までの施策の重みがどこまで高まるか評価されると思います。浦臼町は子育ての宣言をした町なんですということで、中身を精査して、そして発表していく。報道の方を呼んで発表すれば、素晴らしい内容ですので、全道的にも広がるものと考えているところであります。今までの助成内容をポスターにして、札幌市の駅、地下鉄駅だとか、そういったところに掲示して、浦臼町のPRをしていく。私も札幌市に行くことがあるのですが、特に新十津川町ではポスターを出しています。ほかの道内町村でもPRしようと思って、いろいろなポスターが目につきまして、浦臼町としても子育てに特化した、立派なポスターを作って、対外的にアピールをしていただきたいと思っております。国が、全体が一体となって取り組むということで、こども家庭庁が作られていっております。また岸田首相も、こどもまんなか政策を推進するということで、二、三日前の新聞でしたか、そういうことも宣言されています。このような国の宣言のもと、浦臼町が子育て支援政策の宣言をするという、その宣言が大事なんです。ただやっている、ではないんです。宣言をする。この宣言をするにあたって、何かもう一つ付けましょうかとなったとき、高校入学のときには経費もかかります。それでは30万円お祝い金を出しましょうと。卒業して今度は、国公立に見事合格されたなら、入学祝い金、準備金ということで、合格者には一人100万円出します。こういった、大きな、インパクトのある内容を盛り込んだ中で、宣言の形をする。費用対効果が、2倍、3倍、4倍になるようなやり方が、町長は政治家なんですから、政治家としての手腕でないかと私は思います。今のは夢物語的なものではありますが、これを出すことによって、インパクトの強い、とんでもないことになると思います。そういうことの積み重ねが、これからの浦臼町の子供たちを増やす、育てる、町の力を発揮する場だと考えますが、町長の考えをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 川畑智昭
いろいろ、大きな夢のある話をお聞かせいただきました。町として、アピールできる部分を宣言することで、対外的に発信するということだと思っております。ただ、反論するわけではありませんが、今の時代、情報はSNSやITを通じてお母さん方のもとに届いているのが現状ではないかと思っております。そのときに、子育て宣言の町というフレーズがそのページに表示されることによって、一層の効果があるのではないかということであれば、今後考えないことでもないと思っております。今、100万円というお話もありましたが、経済的にはうちの町はどこにも負けないぐらいの支援を行っていると思っております。先ほどの答弁でもありましたが、マンパワーというのか、地域の力といいますか、それについてはまだまだ至っていない部分もございますし、人口減少する中で十分に対応できていないというのも現実であります。経済的な部分だけを見れば、優れた施策をとっていると思っておりますが、全体的に見るとまだまだということも、私は感じているところではあります。宣言につきましては、もう少し時間をかけて条件が整ったときに考えさせていただきたいと思います。以上です。