浦臼町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月3日
(1)クマ出没に対するドローンの活用/(2)坂本龍馬生誕200年事業に向けて
2025年9月3日、浦臼町議会の一般質問で、中川清美議員が「クマ出没に対するドローンの活用」「坂本龍馬生誕200年事業に向けて」について質問し、町長 川畑智昭、産業課長 馬狩範一が答弁しました。
- 質問者
- 中川清美 議員
- 答弁者
- 町長 川畑智昭、産業課長 馬狩範一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 5番 中川清美
第3回定例会において、町長に一般質問を2点質問したいと思います。まず初めに、クマ出没に対するドローンの活用ということで質問させていただきます。数年前から、全道各地でクマが出没したというニュースが報道されるようになりました。死亡事故は、直近では2023年5月に幌加内町の朱鞠内湖、そして今年7月12日には福島町、そして8月14日は斜里町羅臼岳においても発生したばかりでございます。本町におけるクマの駆除は、概ね15年ぐらい前から、箱わなで3頭、発砲での駆除は1頭だったと記憶しております。また、駆除には至っておりませんが、目撃情報や足跡が確認されています。数年前に晩生内に出没した際は、早朝から夜まで居座り、民家に近い場所でのクマの活動が確認されるなど、駆除には至りませんでしたが事故が起きなかったことは幸いでした。2年前には発砲による駆除が行われましたが、猟友会の追跡による駆除となり、非常に危険な対応だったと考えます。現在、クマの出没に対応するための赤外線ドローンがあり、原則、免許は不要となっています。また、国家資格を持っていると飛行条件の幅が広がります。町民の安全・安心のためにもドローンの導入が必要と考えますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長 川畑智昭
中川議員のご質問にお答えいたします。本町のヒグマの捕獲は、令和2年度1頭、平成27年度1頭、平成25年度1頭を箱わなによる捕獲駆除、令和5年度には石狩川堤防内で追跡による駆除を行っています。また、ヒグマの出没情報については毎年10件程度の足跡やフンの発見情報が寄せられ、防災無線を用い、町民の安全のため注意喚起を行っているところです。議員ご指摘の令和2年7月の晩生内に出没し駆除に至らなかったケースや、令和5年10月の石狩川堤防内の猟友会の追跡により駆除したケースは、駆除に参加した猟友会員や昼夜警戒警備に当たった役場職員がヒグマの個体位置を把握できていない状況下での対応のため、非常に危険な任務であったと認識しております。赤外線カメラ搭載のドローンの活用は、樹木の間や薄暗い時間体においてもヒグマの熱源を検知し、早期発見を可能にするもので、ヒグマへの近接リスクを事前に察知・回避する行動を促すことができ、結果として遭遇件数の減少と迅速な現場対応を両立させることが期待できます。しかし、実際には枝葉の密集度や障害物の状況により、熱感知ができない場面も多く、導入にかかる費用と運用にかかる年間費用を考慮すると費用対効果は決して高くないと考えています。現段階で直ちに導入する考えはありませんが、ヒグマ捕獲に従事される方の安全確保のため、一定の有効性を理解するものであり、自然災害時の救助や状況確認などの多目的利用も含めた効果の検証、機器の選定を進め、将来的な導入もしくは専門事業者への業務委託を検討してまいりたいと考えています。以上です。
質問 5番 中川清美
将来的には検討していくということでもありますが、実際にドローンがあるのとないのでは、やはり駆除する側にとっても、また警戒に当たる側にとっても非常に心強いものがあるのではないかなと。そしてまた安全性が高い、非常に効果的なものではないかと思っているところでもあります。枝葉があれば見えないかもしれませんけれども、移動しているときのクマの状況等については瞬時にダイレクトに確認できるといったことで、非常に効果が期待できるものではないかなと考えておりますし、費用等もありますが、私の調べたところでは大体1機当たり100万円前後で導入ができるという資料も見ているところでもありまして、決してそんなに高いものではないのかなと考えております。費用対効果等も答弁されておりますが、安心・安全、命を守ることに対しては費用対効果を求めてはならないと、これは絶対に、私はそう思っているところであります。そういった点を十分に今後検討していただいて、考えていただきたいと思いますし、専門業者への業務委託ということも書かれておりますが、クマが出たときにはやっぱり即座に対応しなければならないので、専門業者というものはそうですかといってすぐ来られるものでもなく、やはり半日1日、対応には時間がかかってくるのではないかなということも考えられますので、また本当に多目的な利用もできますので、しっかりと早急に、今後の導入に向けての考えを進めていただきたいと思っております。私の方から再質問としまして、導入に至るまでの間にもう、今年も集治監沢においてクマの足跡が発見されているところでもあります。いつ町場に出てくるかも、やっぱり想定はつかないところであります。それで今後、クマが出てきたときの対処法なのですけれど、今まで猟友会と連携を取って対応してきているところでありますが、いまだに猟友会とのしっかりとした駆除に対する訓練だとか、そういうものがなされていないので、この辺でしっかりと猟友会と駆除に向けた訓練、また、初動のマニュアルなどを作っていかなければならないし、それが町と猟友会との信用の繋がりになると考えているところであります。道の猟友会の方も先日発表されておりますが、現場の状況においては、猟銃での駆除を中止できるということも強くうたっているところでございますので、そういった猟友会、地元との意思疎通が一番大事なところでありますので、今後に向けてそういった訓練マニュアルの作成の考えはあるのか、再質問とさせていただきます。
答弁 町長 川畑智昭
前半のドローンの導入につきまして回答させていただきますけれど、単独での購入というのはやはり難しいというか、頻度の問題と費用対効果の問題もありますのでクマ単独での導入というのは困難かと思っておりますけれど、災害時、現在は砂川地区消防組合でもドローンが導入されておりますけれど、個別の町でも必要性を十分感じられるものでありましたら合わせて、ドローンにつきましては今後とも検討していきます。後半につきましては、課長の方からお答えさせていただきます。
答弁 産業課長 馬狩範一
質問にお答えいたします。猟友会と町との関係については、クマの出没情報があれば常に猟友会と情報を共有して、一緒にパトロールなどをしていただいていますので、町と猟友会としては連携しているという形になってございます。緊急銃猟の関係につきましては、当然そのマニュアルの作成も義務付けられておりますので、町としてもマニュアルの作成は必須として、訓練についても考えていきたいと思っております。以上です。
質問 5番 中川清美
しっかりとやっていくということでありました。ドローンについては早急な導入は難しいかもしれませんが、前回の晩生内での発砲駆除の時に、猟友会同士の連絡がなかなか取れなくて個々のスマホで連絡を取り合っていたというようなことも聞いておりました。これはしっかりと共通無線等を利用した中での対応が望まれるのかなということで、私の方からもそれは要望していきたいと思っております。また、浦臼町の役場職員にも猟友会のメンバーがおられるところでもあります。浦臼町役場職員も消防団には加盟しているわけなのですが、火災等が起きた場合には義務免除ということで早々に現場に赴くことが可能ですが、猟友会というのはやはり趣味の範囲であるがために、現場にすぐその職員が赴くということはなかなか難しいのかなと私も理解をしているところでもあります。しかしながら、このように頻繁にクマが出没しているときにおいては、緊急時のための義務免除ということで、駆除に向けて現場に出動できる体制は構築できないものか、この辺しっかりと対応願いたいなということで、再々質問とさせていただきます。
答弁 産業課長 馬狩範一
質問にお答えいたします。役場職員の緊急銃猟の出動とか実施隊につきましては、義務免で定めております。ただ、今の役場の職員に限っては住民避難とか通行の規制という役場の役割があるものですから、そちらの方で従事していただかないと駄目だという形で考えております。以上です。
質問 5番 中川清美
2番目の質問といたしまして、町長に坂本竜馬生誕200年事業に向けてということで質問をさせていただきます。歴史上有名な坂本龍馬が浦臼町に関わりがあるということは、皆さんご承知のことと思います。坂本龍馬は1835年11月15日高知市で生まれ、今年、生誕190年を迎えます。日本の幕末の志士として活躍し、薩長同盟の締結や大政奉還の実現に尽力し、明治維新を実現しました。惜しくも1867年12月10日、志半ばで京都の近江屋において暗殺されました。坂本竜馬は北海道開拓を志していましたが実現に至らず、その実現は甥の直寛に受け継がれました。本町には、坂本家のお墓や、郷土史料館には坂本龍馬直筆の手紙が保管されています。このことは高知県立坂本龍馬記念館の元学芸課長であり、坂本龍馬の研究者でもある前田由紀枝さんが以前にご講演をされております。北海道龍馬会でも一目置かれる方であります。2035年には記念すべき生誕200年を迎えますが、今後10年の間に十分な計画を立て、内容の濃いイベントを行ってはいかがでしょうか。200年に一度という重みもありますので、私からのイベント開催の提案といたします。以上です。
答弁 町長 川畑智昭
中川議員の2点目、坂本龍馬生誕200年事業についてのご質問にお答えいたします。議員のご質問にありますとおり、本年は坂本龍馬生誕190年の節目に当たり、龍馬と最も関わりが深いと言える高知県においては、高知市をはじめ県内各所において年間を通して様々なイベントが開催されることとなっているものと承知しております。本町の歴史文化アドバイザーを務めていただいている前田由紀枝氏が本年6月14日に札幌市において生誕190周年を迎えるのを記念する講演が行われ、私自身も当日、お聴かせいただいたところでございます。現時点では記念事業の公式な発表は承知しておりませんが、龍馬生誕200年は特別な節目であることから、高知県を中心に大規模なイベントが開催されるものと思われます。ご質問にあるとおり、本町も坂本家と関わりが深く、関係する貴重な品々が収蔵されていることから、坂本龍馬記念館でのイベントに連動した形での企画展や前田氏をお招きして講演会など、関連イベントの開催を通して本町をPRできるよい機会と考えます。ただし、今後10年先に向けての取り組みであり、現時点で確約できるものではありませんが、イベントの開催に向け、前田氏にアドバイスをいただくとともに、北海道龍馬会や郷土史料館を所管する教育委員会とも連携した上で、坂本龍馬と本町の関係にふさわしい形のイベントとして検討をしてまいります。以上です。
質問 5番 中川清美
以前に、浦臼小学校の6年生が浦臼町の未来を考えるということで、役場の方で町長との懇談が持たれた機会があったと思います。その時に、6年生は坂本龍馬のイベントが福島県で行われていることを知ったそうです。それで、その時に浦臼町でもぜひ予選会をして、福島県で行われる坂本龍馬のイベントに北海道代表として出せないかというような、大変建設的な意見が出されていたのは町長、覚えていますか。これ、新聞記事に載っていたのです。それで小学生としても素晴らしい考えだなということで、私も共感をしたところでもあります。その時の小学生が、10年後には24歳ぐらいになるのです。そのような子どもたちの提案が少しでも、生誕200周年のときに浦臼町の坂本龍馬イベントで活かされているということをしっかりと現していくのも、やはり浦臼町に住んでいてよかった、生まれてよかった、これからも浦臼のことを考えていきたいという大きな志の一助となるのではないかなとも考えておりますので、ぜひそういった考えも生かしながら、10年後に向けてしっかりと考えを示していっていただきたいというのが私の願いでもあります。答弁は要りませんが、そこをしっかりとお伝えして、今回の一般質問とさせていただきます。大変どうもありがとうございました。