みんなの議会

浦臼町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日

(1)熊出没に対する町の緊急対策を求める/(2)新型コロナウイルスの影響による、農産物価格暴落対策を求める

2021年9月15日、浦臼町議会の一般質問で、中川清美議員が「熊出没に対する町の緊急対策を求める」「新型コロナウイルスの影響による、農産物価格暴落対策を求める」について質問し、町長 川畑智昭が答弁しました。

質問者
中川清美 議員
答弁者
町長 川畑智昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 8番 中川清美

令和3年第3回定例会において、町長へ2点質問させていただきます。本年においては、記録的な猛暑に見舞われ、すべてにおいて影響が見られたものと思われます。その中で、第1点目といたしまして、クマの出没に対する町の緊急対策についてですが、ここ近年において本町におけるクマの出没状況ですが、ここ5年ぐらい毎年のように出没をしております。特に、2年前には晩生内にて三軒家沼ぶちの住宅地に出没し、そこら近辺一日じゅう徘徊、そして地域住民に大きな不安をかけたことでした。また、集治監沢付近においても毎年のように数頭が徘徊をしております。今年度においては特別な猛暑の影響でそれなのか、クマのえさ不足なのか、8月2日に出没しております。毎年出没しているところにはワイン用ブドウが栽培され、ちょうどただいま収穫時期に合わせてクマも出てきている状況であります。今まで町内において人災はありませんが、道内においては本年度の被害は記録に残る1962年以来最多の11人が死傷しております。全道的に見ても個体数が間違いなく増加の傾向で、浦臼町の場合、ブドウの収穫とあって、多くの作業員が仕事をしており、危険と背中合わせの状況であります。今後、作業中などに出没した場合の緊急対策などを策定、速やかな対処ができる体制づくりを求めます。2点目といたしまして、コロナ禍による農産物価格の暴落でありますが、全世界に及ぶコロナ禍により何度も繰り返される緊急事態宣言にもかかわらず、コロナは第5波を迎えており、経済の復興が満たされていない中、インバウンド効果も皆無の状況の中、農産物の需要が低迷、その中で供給過剰を回避するため、米においては3年産米の主食用面積を飼料用米に深掘り対策で全国で6万5,000ヘクタールを転換し、適正在庫の維持に努めましたが、2年産米の販売不振により市場にだぶつきが生じ、3年産米の概算金はおおむね2割落ちで、ななつぼし、ふっくりんこで1万1,000円、ゆめぴりかで1万3,500円となり、なおかつJAに販売流通経費、750円程度がかかり、非常に厳しい状況であります。おおむね1俵60キロ当たり2,000円の減額となり、今年度の組勘精算に大きな支障をもたらします。農業者の再生産意欲の継続のため、町としてのコロナ対策を求めるものであります。以上です。

答弁 町長 川畑智昭

中川議員の1点目、クマ出没に対する町の緊急対策についてお答えいたします。議員のご質問にありますとおり、本年度道内において、人的な被害が多発しており、市街地への出没件数も明らかに増加していることは承知するところです。現在、農業被害や農作業中の事故防止などのために、クマの目撃情報や足跡を発見した場合、実施隊員に出動を依頼し、見回りの強化や周辺住民への周知・注意喚起を行っています。また、同一箇所に繰り返し出没するようであれば、箱わなを設置することとしております。例年、冬眠前には足跡の発見がふえる季節となりますので、鶴沼ワイナリーとの連絡を密にし、被害防止に努めます。今後につきましては、環境省が発行しているクマ類の出没対応マニュアルなどを参考に、猟友会、警察との連携と現場対応、また住民への速やかな周知の徹底によって対応してまいりたいと考えております。続きまして、2点目の新型コロナウイルスの影響による農作物価格暴落対策についてお答えいたします。終息の兆しの見えないコロナ禍で、インバウンドの激減・緊急事態宣言等による外食の落ち込みなど、飲食店を中心にさまざまな影響が続いていることは強く認識しております。また、令和3年産米の概算払い金が示され、令和2年産米より下落している状況も認識しておりますが、今現在町単独での米価の変動に対する直接的な助成は考えておりません。国難とも言えるコロナ禍によって引き起こされた事態に、まず国としての対応があってしかるべきと考えますので、今後町村会等を通じ、国に対し必要な支援を行うよう働きかけてまいります。以上です。

質問 8番 中川清美

1点目、クマに関してなんですけれども、まず、このクマというのは浦臼町だけでなく、本当に北海道全域で出没している傾向であります。また、今年度においては死傷者もたくさん出ているということであります。私も滝川警察の方からのほくとくんメールというものがありまして、それは管内の事件、事故がメールで入ってくるわけなんですけれども、本当に7月からもう毎日のように砂川市、奈井江町、滝川市でクマが出没しているということでメールが入ってきているところでありまして、8月2日には浦臼町の場合にもメールが入ってきておりました。特に、ことしは本当に異常気象なのか、8月2日にクマが出没するという、これはやはりちょっと異常事態なのかなと私もとらえているところであります。ましてや、今浦臼の沢、高台においてはブドウの収穫時期を迎えているということで、毎年その近辺にもクマは出ているんですけれども、やはりブドウを食べに来るというのが原因ではないかなと思われます。クマにしてみれば、ブドウは自分のものだという感覚だと思います。そこで収穫作業の人と鉢合わせするということになれば、クマの習性としたら、やはり食べ物をとられるということで、非常に攻撃的な動きになってくるのではないかなと。答弁には、足跡だとかを発見したら、見回りして注意喚起を行っていくということなんですけれども、いざ収穫時期にこのようなクマとしても自分の食料がとられるというようなバッティングをすると、このような箱わなを設置するとか、そういう状況にはないと。即座にやはり猟友会、または警察と連携を密にして、早急な駆除体制をいつどこで何があってもとれるような体制にしていかなければならないと思うんです。以前、晩生内の三軒家に出没した場合には、やはり早朝から近辺の住宅街を走り回って、最終的には三軒家の沼の方の近辺をうろついたということであったんですけれども、当時の状況を振り返ると、前斉藤町長は沖縄県に出張中ということであって、そのときの副町長、今の川畑町長が非常にやはり町長不在のときの対応には苦労されたのではないかなと私も感じたところであります。そういうこともあって、こういう緊急事態に陥った場合には、いかなる場合においてもすぐ連携をできるような体制づくりがしっかりと必要でないかなと私も思っているところであります。クマの駆除となれば、やはり警察、そして空知振興局からの許可も得なければならないということなんですが、前回の場合は非常に許可が出るまで2時か3時ぐらいまでだったかなと思うんですけれども、時間がかかり過ぎて、そう私は感じたところであります。今回、やはり非常にそういう危険な状態になる前に、今砂川市だとか奈井江町、先ほど髙田議員の質問の中にもありましたように、電牧がかなりシカ対策で張り巡らされているところであります。ちょっと聞いたところなんですけれど、これによればこの電牧の設置は道の方からの補助もあって、近隣の農家の方、こぞってその補助金対応で電牧をされているということであります。しかし、浦臼町においてはそういう電牧が一つもないということで、クマにしてみれば入り放題の状況ではないかなと考えるところであります。今後、クマが出たら駆除するという状況においては、大変な事故が起きたら取り返しのつかないこととなるのではないかなと思い、この際、今よく言われていますクマとの共存も視野に入れて考えていかなければならないのではないかなと思って、私の考えるところ、しっかりとクマとの共存をすると。そして、すみ分けをきちんとすると。クマには人の活動エリアには入ってこられないような対策を、それは人間がするべきであるということで、しっかりとこの辺一番大事なところだと思うんです。今までの考え方を180度変えていかなければならない対策は今町に求められているのではないかなと思っております。山側でブドウを作付されているのはワイナリーと今回クマと遭遇した庄野さんでありますが、しっかりとこの方たちとも話し合いの中で電牧の導入の助成、並びにまた道との連携をした中での助成を見つけていただいて、そういう対策をとれないのか、考えを聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 川畑智昭

緊急対策という言葉を質問の中で使われておりまして、真意が読み取り切れていなかったところもあろうかと思いますけれど、これは計画的なものを策定せよということではなくて、最後の電牧のあたり、計画といいますか、環境省の方でマニュアルというものを出しておりまして、基本的な部分はそれを生かして対応していけるのかなと、中身を見まして、感じたところです。計画といいますか、これまでクマの駆除となりますと、どうしても猟友会さん、あるいは警察、行政ということで三者の対応が主になりまして、あとは住民に対する周知といいますか、危険の告知というような形をとって、今まで対応してきたわけですけれど、なかなか事前の計画というのが今までの認識の中ではなかったものですから、そこまでは考えてはおりませんけれど、マニュアル等を見まして、そのあたり検討はしていきたいと思います。あと電牧につきましては、基本的にはシカからの防御が大前提でクマもということでしょうかね、クマのためにというイメージがちょっと。クマのためですか。庄野さんあたりでしたら面積も少ないですから可能かなとは思いますけれど、鶴沼ワイナリーがあれをすべて電牧ということにはなかなか、これまでもやろうと思えばできなかったわけではないと思いますけれど、これまで手をつけていないということは、やはり現実的に難しいのかなということで、今設置されていないのかとは思いますけれど、それに対する補助がどうかというご提案ですけれど、その辺、当然ワイナリーさんだけということにはならないで、先ほどの髙田議員からの話も含めての支援という形にはなろうかと思いますので、鶴沼ワイナリーさんの考え方も聞いた上で、そういう考えが実際にあるのか、議員さんがご確認されているのであれば、そういう意思があるのでしょうけれど、そのあたりも確認をしまして、今後考えていきたいと思います。

質問 8番 中川清美

ブドウ栽培農家と話し合う、確認し合いますということなんですけれども、やはり確認する前提としては、補助の気持ちがなければ確認しに行っても何の話なんだということで、本当に突き返されることとなるんです。しっかりとそういった町側での意思説明があって、そしてどうですかということで話を持っていくのなら行っていただきたいと。そういう意思もないのに、ただ行って、やみくもに意見を聞いて帰ってくるようでは、これは何の意味もないことなので、しっかりとその対策を本気で考えながら進めていっていただきたいと思います。いかがですか。

答弁 町長 川畑智昭

すいません、クマに対して、通常のシカの電牧ぐらいしか、自分では見たことがないものですから、はっきりしたことがわからないんですけれど、あれが果たしてクマに効果があるのかどうかというのが、私には今の段階ではわかりません。クマ用のものがあるのか、シカ用のもので対応可能なのかというのがわかりませんけれど、その辺を調査した上でワイナリーとは話をさせていただきたいですし、補助があるなしは、当然あった方が話をしやすいでしょうけれど、それ以前に事前の話はしていきたいと思います。

質問 8番 中川清美

2点目の農産物の暴落対策ということでありますが、ちなみに9月10日現在の出荷状況を見ますと、ゆめぴりかでおおむね90%の品種が1等Aまでの基準品に入っていると、非常に好天に恵まれて、いい結果ではないかなと。また、ななつぼしにおいても、100%基準品というか1等A以上に入っているところであります。本当に質、量もそこそことれているのではないかなと思っておりますが、このようにせっかくの質のいい品質の米と量の米がとれたとしましても、今回の1俵2,000円程度の減収、暴落ということには本当に追いつくことにはなかなかできない数字でありまして、これからの12月の組勘の精算に向けて非常に心配が残るようになってくるのではないかなと思っているところであります。ことし、深掘り対策として6万5,000ヘクタール、飼料用米に転換した農業者も努力もしてきたところでもありますが、なぜこういう状況になったかというと、2年産の米の在庫のだぶつきと、そして今回の一番がコロナによるインバウンドの減少ということなんです。それによって2年産の米がだぶついたと。今回のことしの3年産の全国的に見てもちょっと豊作基調なのかなときょうの新聞にも載っていたんですけれど、せっかくのその深掘り分が意味がなくなってしまうような状況でありますし、結局3年産もだぶつくということになれば、卸の業者は不良在庫になってしまうので、恐らく投げ売りをしてしまうだろうと。これは2014年に起きた暴落の原因なんです。そのときにもやはり米がだぶついて、卸業者は安く投げ売りをしてしまったということであります。今見ても、東北の方の米にしても、概算払い8,000円ぐらいの米がたくさんあるわけなんです。そういう米がこの先ちょっと投げ売りされるということになれば、非常に米については来年以降も厳しい状況が続くのではないかなと。来年のことはどうなるかわからないんですけれども、想像するとやはりそんなに簡単にはインバウンド効果は回復しないだろうということもありますし、コロナが落ち着くまでやはり時間もかかるだろうということであります。こういった中で、農家の所得が大きく減少するということになったら、本当に若い農家の方々には水田規模拡大している中での資金返済、それに伴ってまた機械代の返済等が相当重くのしかかってくるのではないかなと。総所得から見ても、2割が減収ということになるんです。農家の場合はその1年で収入が決定するわけでありまして、では、来月頑張るかと、そういう状況にはならないんです。1年だめであれば、次の年、農協から資金を借りて、そしてそれを次の年、また返しながらいく、いわば自転車操業的な経営に陥ると、これから夢を見て頑張っている若手農家のために非常に酷なことではないかなと思われます。また、さらには高齢者の方々が頑張ってまだ今米をつくっておられるわけでありますけれども、このような米価の中において、米づくりの意欲が保たれるのか、この時期に応じて離農を考えてこられる方もおられようかと思います。そうなったときに、今の状況の中で若手が手を挙げて、水田を購入規模拡大できるか、またこれからいろいろ浦臼町においても、町長の公約でもあります国営再編事業についても、なかなか経費かけてまでやれるのか、本当に不安材料がいっぱいの中での営農計画も立てていかなければならないと、非常に酷な状況にもなってくるのではないかなと考えているところでもあります。答弁によりますと、この補償ということは、コロナ禍によって起きた事態で、国としての対応がしかるべきということでもあります。そして、米価変動に対しての直接的な助成は考えていないよということなんですが、私が求めるには、基本的には米価が落ちたというのが理由なのでありますけれども、米価補償ということで私は考えていないで、浦臼町のコロナ対策の一環として考えていただきたいと述べたところであります。今まで浦臼町においてもコロナ対策いろいろ手を打っていただき、本当にありがたく思っております。そこでまた今回のような本当に私も記憶したことのないぐらいの暴落ということで、あすの営農をどうするか非常に心配、危惧されているところではないかなと。ぜひとも今回、町の方において、コロナ対策を打っていただきたい。例えとしましたら、米を農協に出荷した場合に流通経費、先ほど言ったように750円程度かかるわけなんですけれども、来年以降の農業生産意欲向上のためにも、その半額ぐらい助成をできないのか。また、種もみだとかの補てんもやはり考えられるのではないかなと、私はそう思うところでありまして、このような記憶のないようなときに浦臼町としてしっかりと策を講ずるということは、小さい町であるがゆえにできる対策ではないかなと考えております。きのう札幌市の方で会議がありまして、たまたまそこに農協の鎌田組合長もおられたんですけれども、話す時間があって話したんですけれども、町が考えるならば、農協としてもやっぱり考えなければいかんでしょうねという話はしてきたところであります。しっかりと農協、町とタイアップして、この難局を乗り越えられるようなコロナ対策を求めたいと思いますが、再度、考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 川畑智昭

お考えはよくわかりました。まず、コロナ対策ということで、支援を求めるということですけれど、これまで商工業者さんに対する支援というのが何度かあったわけで、去年少し農家の方にもさせていただきましたけれど、基本的には国からの臨時交付金を原資として、すべて行わせていただいておりますので、今回の事態を国がどう見るかにかかってくるのかなという思いはありますけれど、今回の事態に対して、国が4次補正という形で4次交付金という形で各市町村にまた配分ということがあるのかないのか、その辺も見きわめさせてはいただきたいと思います。今、鎌田組合長の話も出ましたけれど、新十津川町とは少し話をさせていただいておりまして、当然2町と1農協での共同での対応になってくるのかなという思いはありますので、そこは少しお時間をいただきたいと思います。

質問 8番 中川清美

先ほど、牧島議員の質問の中にも、やはりしっかり国の方に発信をしていただきたいと言っておられました。私も全くそのとおりだということで考えているところでありまして、国に今回の対策を求めても、やはり投げたボールが戻ってくるには時間がかかってくるわけなので、しっかりとそういった早急な対応をしていただくように今回強く町村会でも働きかけていくということであります。それでもなおかつ、町長、個人的にも管内進出議員のところに電話を何ぼでもかけられるので、しっかりと窮状を訴えていただきたいと。私もいろいろ代議士ともお話もするけれども、やはりそういう地域の人の声を非常に待っているわけなんです。何を考えているか、どれを要求しているのか、それを発信していくのがその代議士の仕事なので、町村会はともかく、町長個人としてでも、やはりそういう意思疎通をどんどんしていっていただきたいなということで、要望としまして質問を終わります。よろしくお願いします。

出典:浦臼町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる