浦臼町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月16日
新規就農による農畜産業すそ野拡大について
2015年9月16日、浦臼町議会の一般質問で、野崎敬恭議員が「新規就農による農畜産業すそ野拡大について」質問し、町長 斉藤純雄が答弁しました。
- 質問者
- 野崎敬恭 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤純雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 1番 野崎敬恭
議長の許しをいただきましたので、第3回定例会におきまして、質問をさせていただきます。質問の前に、まずは今回東北地方、宮城県、福島県、茨城県を襲った台風の被災者の皆様に対しお見舞いを申し上げます。一刻も早く被害からの復旧をお祈りいたします。それでは、私の質問事項といたしまして、新規就農による農畜産業のすそ野拡大について、町長にお伺いいたします。我が町の基幹産業は、言わずとも水稲農畜産業でありますが、大型化、高齢化及び離農による人口減少が進行しております。新規工業誘致はかなり厳しく、人口減は商工業者及び町全体にもかなりの影響を及ぼしているところでございます。また、他の市町村においても、新規就農者に将来を託すところが多々あり、我が町も中山間地を含め農畜産などの新規就農者の募集を強力に進めていくことが必要ではないか。早急に実行力のある総合戦略を進め、また町には農業経営基盤強化促進基本構想とかチャレンジプランなどがありました。また、国、道からは総合戦略に地域で頑張れとハッパがかかっている最近でございます。構想を戦略的に畜産などに選択に入れ、就農者に離農地、離農者との町による橋渡しで環境を整備し、意欲ある人や畜産系大学及び新卒者に就農誘致の提案型の募集をしてはいかがかと、そういう提案をさせていただきます。特に家畜としては綿羊などは、羊肉、精肉、羊毛、加工、レストラン、しかも当初少数でも兼業も可能で、最終的には6次化、産地化、ブランドにもなり得るのではなかろうかと思っております。農業のすそ野が広がり、耕地面積が少なくても、多様な産業のもとになすものではないかと思います。神内ファームさんにも綿羊があり、協力をいただきながら、新規就農者に企業誘致並みの支援をしていき、浦臼町の新産業と位置づけてはどうか、町長に新規就農者及び畜産業の拡大策をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
野崎議員の質問にお答えをいたします。基幹産業につきましては、農家戸数の減少や高齢化が急速に進行する中、すぐれた担い手の育成確保は農業の活性化を図る上で、緊急かつ重要な課題となっております。平成27年度JAピンネ新規就農者激励会が8月に開催され、新規就農者8名全員がUターン者であり、うち1名が浦臼町出身で農業後継者となっているところであります。農業経営基盤強化促進基本構想には、営農類型のあり方や農地の利用集積に関する事項などが定められており、それを指針として就農に取り組んでいるところであります。就農支援につきましては、就農の強い意欲、経営規模に見合った営農資金等が確保できると見込まれること、また農業で生計が成り立つ年間農業所得の生活水準を実現していくことなど、担い手にも強く求められるものがあります。これらの課題に対応するために、農地中間管理機構、農業委員会、農協、指導農業士等の協力、助言を得ながら進めることが、研修中止や就農後の離農につながることを解決するために必要であり、重要な過程であると考えております。農畜産業の拡大の一つとしての羊につきましては、受け入れ指導の技術者の確保や経営規模100頭以上の資産の必要性など、準備面での厳しさが考えられます。新規就農者が多くなれば、定住人口が増加することは十分承知をしておりますが、町としても新規就農に係る情報提供や支援内容の充実について、今後協議を進めていくものであります。以上でございます。
質問 1番 野崎敬恭
検討していくということでございますけれども、短期、長期で見ていけば、こんな簡単にいくものではないというのは理解できるわけでございますが、長期的に見ながら、未来のビジョンを今からつくっておいていかなければいけないのかなと思っています。今ある資源ですぐやれるわけでもないだろうとは思いますが、中山間地も浦臼町にはありまして、それは財産ではないかなと思っています。その中山間地をうまく利用し、聞けば、過去にまだ山沿いに昔牧場だったところがかなりあって、今雑草地になっているようなところが多々あると聞いております。そういうところをやっぱり将来に向けて開発して、そして意欲のある畜産系の学生を誘致すると、そこの間にはちょっと難しいものがあるのだろうとは思いますが、時間をかけながら準備しながら、やっぱりふやしていくと。それが地方版総合戦略で勝ち残っていく町か町でないかというところが、国、道に見抜かれるところではないかと思います。何もできないのが、国、道からは、もうこの町はだめだという烙印を押されかねない、やっぱり何かをして、将来にはこういう構想があるのだ、こういうことをするのだという意思をはっきり示すことが、この総合戦略で勝ち残っていく町の一つになるのではないかと思っております。浦臼町の農産物は他町村にも引けをとらない町であると思います。米もおいしいし、ブドウもあるし、いろいろな果樹、野菜もできるし、神内さん鶴沼ワイナリーさんのようなメガ農業法人もございます。このような恵まれた環境の中で、ただし人口対策には、私たちも危機感を持っております。本当に戦略的な実行が必要でないかと思っております。高齢者率を見てもわかるとおり、38.38%、27年3月現在で約もう40%に近づいている。高齢者率。これはもうこのままでいけば、本当に40%、45%、高齢化率が迫ってくると、ちょうど私たちの年代が年月とともに高齢化の足を引っ張っていくわけですから、その前にやっぱり新規参入者、若手をいろんな方法でやっぱり引っ張ってこなければいけない。もうそのタイムリミットにも近づいているのではないかと、そう思っております。先ほど言いました、中間山地も資源である、やる気のある若手も必要だと。それには例え話かもしれませんが、羊だったら、まず10軒ぐらいいて、せめて3,000頭、5,000頭ぐらいになれば、羊で産地化もできるのだろうと思いますし、何よりもそれと畜産なら畜産に強い人材を求め、嘱託でもいいので、その人材を使って、専門職を使って兼業していただくと、力をおかりしながらやっていく、そのような方法も一つの方法ではないかと思っています。それから、町内に民間の食料品店が出店できるぐらいまで、就農と転入、人口対策、それが地方総合戦略であると思うし、市町村の勝ち抜き戦みたいなことである以上、町長には斬新で長期的な戦略的に牽引をしていただきたい、そういうことでございます。この件につきまして、町長から再度答弁をいただければよろしいかと思いますが、お願いいたします。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
総合戦略の1番は、その町で自分たちが考える、そして戦略を決めていくということが大前提であります。初めてその中に人口減少をどう食いとめていくかの数値的なものも加わるということでありますので、すべての考えを最初から否定をするということではありません。今、戦略会議の中でもいろんなものが出ていますので、それは検討に値をするといいますか、検討していくべきことだというふうには思っております。ただ、この水稲、お米地帯の浦臼町で今後のことを考えて、その畜産業、酪農を進めるというのは、若干私にはイメージがわかないといいますか、野崎議員がどの資料からどういうことで兼業ができて、農家としてやっていけるというようなご発言、ご質問なのかちょっとわかりませんけれども、神内ファームさんにも若干担当の方から聞いたところによると、非常にあのように整備しているところでも、かなり難しいというようなお話も聞いているようでありますので、そこはちょっと慎重にした方がいいのかなという思いがあります。以上でございます。
質問 1番 野崎敬恭
全く羊に限りまして、ちょっと理解できなかったかなと。これは羊だけでなくても、すべての面においてもできるのかなと思っております。例えば、羊でなくてもいいけれど、とにかく将来に向かったビジョンを早急に確立していただきたいと。これはこの町を残す、恐らく市町村、この近隣の広域の中でもやっぱり残るか残らないかの境目であります。面積は狭いけれど、この豊かな町を残すためには、本当、それこそオール浦臼でみんなで知恵を出し合い、努力をし、それから短期的なもの、長期的なものとして考えて、ぜひ町長の力を存分に発揮していただきたいというのが本質でもありますので、どうぞよろしくお願いいたします。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
議員さんの皆さんと同じ意見で、何もしないと本当に沈んでいく町になりますので、いろいろ考えながら一歩一歩でも進めていきたいと、そんなふうに考えます。