浦臼町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月20日
(1)乗り合いタクシー利用の検証を/(2)農家の生産意欲向上に町独自の緊急支援策を/(3)町の特産品のブランド化に取り組んで
2015年3月20日、浦臼町議会の一般質問で、折坂美鈴議員が「乗り合いタクシー利用の検証を」「農家の生産意欲向上に町独自の緊急支援策を」「町の特産品のブランド化に取り組んで」について質問し、町長 斉藤純雄、総務課長 河本浩昭、産業建設課長 加賀谷隆彦、産業建設課主幹 上嶋俊文が答弁しました。
- 質問者
- 折坂美鈴 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤純雄、総務課長 河本浩昭、産業建設課長 加賀谷隆彦、産業建設課主幹 上嶋俊文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 3番 折坂美鈴
平成27年第1回定例会におきまして、町長に3点の質問をしたいと思います。まず、第1点目であります。乗り合いタクシー利用の検証を。本町では25年10月より、乗り合いタクシーの本格運行を始めました。26年10月からは、乗降場所が新たに3カ所追加になり、町営バス晩生内線の定期券で乗れる、これは第1便を除くようでありますが、そのようになったりと利便性の向上を図っておりますが、この改正後の4カ月間の利用状況を前年同期と比較してみますと、運行便数の合計が25年は432便、26年は429便、利用者数は25年で延べ588名、26年で延べ575名と減っています。1日の平均運行便数は25年で5.3便、26年で5.4便と、ほとんど変わらない状況であります。砂川市は乗り合いタクシーを今年から本格運行するとしていますが、25、26年度の一定期間の試験運行で利用料金の引き下げと予約を1時間前までとしたことで、利用者が1年目の60倍に急増したと言います。本町とは人口やタクシーの台数も大きく異なり、単純な比較はできませんが、1年目の結果を的確に検証し、研究をされた結果が出ていると考えます。浦臼町で行ったアンケート調査結果によりますと、乗り合いタクシー利用登録者180名のうち、115名の回答があったわけですが、実際に利用されている方は56名、59名は利用していないという回答がなされました。回答されていない65名の方は不明ですが、確実に利用されている方は、登録者の3分の1程度と非常に少ない状況です。乗り合いタクシーを公共交通と位置づけるならば、より多くの町民に利用していただくことが重要な課題であり、利用率の促進は公共交通の重責を担う事業者の収益アップにもつながると考えます。今まで利用していない人が利用していただくように工夫をしなければ、事業者の赤字分の2分の1を負担している町の負担が、ますますふえることになると考えるものであります。1.高齢者にも利用しやすいよう、予約方法や手続の簡略化についての検討や時間帯と利用目的ごとに、具体的な利用の仕方を解説するパンフレットをつくって配布してはいかがでしょうか。2.アンケートによりますと、町外施設利用の目的は通院が60%を占めるのでありますから、長寿福祉課との連携で乗り合いタクシーの補完的な事業として、町外の移動にも利用できるシルバータクシーチケットを検討できないでしょうか。2点目の質問であります。農家の生産意欲向上に、町独自の緊急支援策を。2014年産の米価の暴落に、稲作を経営主体とする本町の多くの農家は、経営基盤を揺るがす大変な事態に陥っております。今後の展望も不透明な中、生産意欲減退が心配されるところであります。ホクレンは15年産米の種子の購入費について、一袋20キロ入りでありますが、一袋当たり2,000円の助成を決めました。自治体独自での何らかの助成の動きも出てきていると聞いておりますが、本町でそのような考えはないのか伺います。新しいことにチャレンジしたくても投資に回す資金さえも捻出できない農家が、たくさんいます。独自の低金利資金の新設や振興作物に対するハウス助成、新しいことにチャレンジする人には無利子のチャレンジ資金など、策を講じていただきたいと思います。このままでは農家の生産意欲が後退し、離農者も続出、町の存続自体が危うくなるのではないでしょうか。JAとも協議し、早目の対策を強く望むところです。最後の質問になります。町の特産品のブランド化に取り組んで。国は農政の中長期指針となる基本計画で、飼料米への支援を明確にしました。米の受給安定のため、農家の所得を確保するため、飼料米の拡大の動きは理解するところでございますが、一方で、おいしいお米がとれる米どころの本町で、良食味米を目指して工夫を凝らしてきた米農家は、主食用米をつくりたいのが本音ではないでしょうか。私の考えは、浦臼産特別栽培米を町のブランド米として位置づけ、町は販売促進までかかわる。農家も自分たちの米を自分たちで売ることで、農家の長期的な所得向上に町が支援することになるのではないかと考えています。そのためには、安心・安全な良食味米にこだわり、高付加価値をつけ差別化をすることです。高知県本山町では、特別栽培米「土佐天空の郷」を軸にした取り組みが地域活性化の成功例として政府の「ディスカバー農山漁村の宝」に選定をされました。北海道では北空知の北竜町は、町を上げてクリーン米の生産に取り組んでいます。北海道と北竜町、JAきたそらちで購入した温湯消毒機で、ほとんどの農家が農薬を使わない種もみ消毒をしています。北竜町はほかにも黒千石大豆の加工や販売に熱心に取り組んでいます。広域農協としては、JAとまこまい広域が安平町、厚真町、むかわ町と北海道の補助で温湯消毒施設を設置するなど、農家がクリーン農業に取り組みやすい環境づくりに貢献をしております。本町では道の駅という農産物を広くPRし、販売できる場があります。ふるさと納税の記念品として人気の高いお米は、JAに任せていては浦臼町の特産品をPRするという趣旨にそぐわない。浦臼町の安全・安心なブランド米の基準を確立して、実践する農家や生産グループの直接的な所得増につなげるべきと考えます。米だけではなく、浦臼町の特産品をブランド化し、消費者とつなげる、これは販売するという意味なのですけれども、これが町ができる長期的な農家支援と言えるのではないでしょうか。新しく整備した道の駅を農家が販売の場として活用することが、まさに町が投資をした意義があると言えると私は考えます。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
折坂議員のご質問にお答えをいたします。本町の乗り合いタクシー事業につきましては、平成25年10月から本格運行を始め、平成26年10月には利用者アンケートなどをもとに連絡施設の追加などの改良を行い、利用者の皆様には概ね好評をいただいております。また、路線バスとの接続に配慮した運行となっており、町営バス奈井江線の利用者の増加にもつながっていると考えております。ご指摘の高齢者に利用しやすい予約方法や手続の簡素化についてでありますが、手続については、利用登録、利用予約ともに電話1本で手続が完了することから、今以上の簡素化は難しいと思いますが、当日予約を可能とした場合、新たに発生する問題もあり、引き続き慎重に検討していきたいと思います。利用方法を解説するパンフレットにつきましては、利用登録された方に乗り合いタクシーご利用案内を配付しており、利用の手順がわかりやすく記載をされております。この利用案内を町内回覧をし、今以上に利用者がふえることを努めてまいりたいと思います。次に、町外への移動にも利用できるシルバータクシーチケットについてでありますが、国の補助金を活用し、地方創生先行型の事業としてタクシー料金利用助成事業を実施したいと考えております。対象となる方は、毎年4月1日現在、70歳以上の方、身障手帳、精神福祉手帳、療養手帳等を持っている方、要介護または要支援認定を受けている方で、町税等の滞納がない方としており、申請により300円の利用券を20枚、1人6,000円を交付したいと思っております。町内事業者が運行する通常のタクシーのほか、乗り合いタクシー、福祉協議会が運行する福祉有償運送にも利用が可能としております。今後においても毎年検討を加え、住民にとって、より利用しやすい公共交通の確立を目指してまいります。次に、町独自の支援策についてのご質問でありますが、先般ホクレンが2015年産米の種子購入代金に対し、1袋当たり2,160円を全道JAに対し支援するという緊急対策を発表しました。2014年の米価下落に伴う農家収益の減少に対応した対策と思っております。また、農家の生産意欲の減退が懸念されることは、議員ご指摘のとおりであります。米価下落、農家の生産意欲向上に向けた対策を考えたとき、水稲作付面積維持の観点からも種子助成のような前向きな支援は有効な対策であると考えており、今後実施に向けて支援内容を決定していきたいと思っております。なお、助成規模など具体的な内容等につきましては、購入実績の確定を待つことになりますが、できるだけ早急に支援できるよう努めてまいります。ご理解をいただきたいと思います。次に、町独自の低利資金及び振興作物に対するハウス助成の新設をしてはとのご質問でございますが、JA北海道信連の農業関係ローン、JAのプロパー資金のほか、現行の制度資金を含めると多種多様な資金が存在しており、活用資金に応じて金利負担の違いはあるものの、営農に係るあらゆるニーズに対応可能であると考えております。このため、現状においては、町独自の資金創設については考えておりません。振興作物に対するハウス助成につきましては、転作制度における振興作物はあるものの、現状において具体的な振興作物が定まっていないということも、また事実であります。今後の農業情勢や農家の自発的な作付振興に向けた機運の高まり、道の駅整備計画にもある農産物直売所における販売状況なども勘案し、町として振興すべき作物が具体化したときには、どのような支援が可能なのか、協議・検討してまいりたいと考えております。3点目、町の特産品のブランド化に取り組んではとのご質問でございます。本町は稲作を主体とし、畑作、園芸、畜産など、さまざまな作物を栽培し、高品位な農産物が生産されております。これはひとえに農業者皆様方の努力のたまものであり、我が町が全道的にも全国的にも誇れるものと自負しております。浦臼町産の米の産地指定率は、全道の中でも上位にあると伺っております。これは長い年月をかけて農業者各位、JA、ホクレンなどが一丸となり米の販売戦略を考え実施してきた結果であり、既にブランド化されていると認識をしております。しかし、さらなる高付加価値を考えるために特別栽培農産物の生産やイエスクリーンなどへの自主的な取り組みは、大いに歓迎するものであります。町としても農業者の所得確保の一環として、道の駅再開発に伴い農産物直売所を整備する予定でおりますので、農業者の皆様には大いに利用していただきたいと考えております。国においても農業の体質強化、所得向上のため、六次産業化を推進していることから、町としても農業者の自主的な取り組みに対する支援を検討してまいりたいと思います。以上でございます。
質問 5番 折坂美鈴
町長の答弁をお聞きしまして、公共交通機関というふうに乗り合いタクシーを位置づけているということで、利用している皆さんには概ね好評ですよと。町営バス奈井江線の利用者の増加にもつながっていますよというお答えをいただきました。私は利用していない方が利用するようになることを目標として、これから考えていかなければいけないのではないかという質問をいたしましたが、まず、当日予約を可能とした場合には、新たに発生する問題もあるので、引き続き慎重に検討していきたいという答弁でありました。最後の方のお答えの中に、毎年検討を加え、住民にとって、より利用しやすい公共交通の確立を目指してまいりますというお答えがありましたので、これは大切な町の姿勢かなと思っております。住民にとって、よりよいものになるように、毎年検討は必要かと私は思いますので、当日予約の可能性についても、まだまだ今後検討していただきたいと思うところであります。それから、町民への周知の方法として、利用案内を町内回覧するというふうに考えているということなのですが、その利用案内の内容についてなのですけれども、それについてお話をしたいと思うのですが、十勝にカチバスという民間会社がありまして、時に報道機関でも取り上げられておりますので皆さんも御存じかと思うのですが、一時は倒産寸前に陥った民間会社だったのですけれども、これは北海道特有の広大な土地、それから少ない人口、高齢化に燃料高騰と赤字経営は当たり前というのが地方都市のバス会社であると思います。社長はそれでもあきらめないで、お客さんとの距離を縮めようとして、社員が個別営業というのを始めたということです。なぜ、バスに乗らないのかという率直な質問を聞いてまいりましたら、意外にもバスの乗り方がわからないという答えが多かったそうです。自家用車で外出するのが当たり前という北海道人は、バスの乗り方がわからないということだったのだなということで、前から乗るのか、後ろから乗るのか、切符はいつ買うのか、こういう基本的なこともちょっとわからず二の足を踏んでいたという事情もある。それから、目的地に行くには何番のバスに乗って、何というバス停でおりたらいいのかと、そういうところもわからないから乗らないという方が多かったということです。そこでバスの乗り方を教えて、この目的地に行くには何番のバスに乗って、ここでおりるのだよというようなバスの利用の仕方、こういう具体的なことを書いたパンフレットをつくって、各家にポスティングという方法をとっていったということを聞いております。1回バスに乗ってみて意外と便利だとわかったら何回でも乗るようになって、そして減り続けていた乗客数が、あるときから増加に変わったという、そういう十勝バスの成功例を見聞きしているところであります。ですから、地道なオーソドックスな方法、営業活動、ポスティングという方法をとったわけですけれども、それが成功したのかなというところで感心して見ていたのですけれども、浦臼町でも乗り合いタクシーの利用者がふえないというのも、もしかしたらですけれども、乗り方がわからない人が、まだたくさんいるのではないかというふうに考えたわけであります。利用者には好評ということで、1回でも使ったことがある人は便利さに気づいておりますから、何度でもいろいろな用途で利用することを始めていると思います。まさか個別営業をしろということを私は言っているわけではないのですけれども、乗り方がわからない人の利用をためらっている人の背中を押すということを、もう一度やるということは、まだできるのではないかと思っています。何時何分にどこそこに行くには、こういう使い方をすると便利ですよといったような、そういう具体的なこと、相手は高齢者の方が多いのですから、そういうことを教えてあげるということも一つの方法かな、利用者をふやすという一つの方法かなというふうに考えました。利用するのが高齢者だということのイメージをもう少し膨らませて検討していただけないかという質問をしたいと思います。それから、私、シルバータクシーチケットを補完的にやっていただきたいということを質問しておりますが、このたびタクシー料金利用助成事業を実施するという、うれしい答弁をいただいております。きょう、傍聴者の方もいらっしゃいますので、対象者は浦臼町には何人ぐらいいるかとか、あと300円の利用券20枚交付するのですけれども、それをどのように使えるのか、一遍に使えるとか、これを1枚ずつしか使えないとか、あと町外の施設に行けるのに使えるのとか、そういうちょっと具体的なことをお聞きしたいと思いますが。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
議員の方から、たくさんいい意見をいただいたというふうに思います。もう少し町としても丁寧な形で、なるべく利用者がふえるような方策はとっていきたいというふうに思います。具体的なものについては、担当の方からお答えをさせていただきます。
答弁 総務課長 河本浩昭(総務課長は2019年3月まで)
2 点 目 の ご 質 問 の シ ル バ ー タ ク シ ー チ ケ ッ ト の 関 連 で ご ざ い ま す け れ ども、先ほど町長申し上げた対象者、町内でおおよそ700名ほどを見込んでおります。ただ、利用につきましては、全員が申請されるというようには見込んでございません。300円の利用券を20枚、6,000円分、申請により交付いたしまして、それは1枚ずつ使っても結構ですし、一度に全部使っても結構です。先ほど申しましたように通常のタクシー、それから乗り合いタクシー、それから社会福祉協議会が運行する福祉有償運送にも利用できるということでございます。ですから、対象者が申請した場合、1枚300円分のチケットですので、乗り合いタクシーの基本料金が300円ですので、その金額に合わせたのですけれども、対象者につきましては、その乗り合いタクシー1回の運行がチケット1枚で無料になるというようなことでございます。また、通常のタクシーにつきましては、実際のメーターに応じた料金から、そのチケットを渡した枚数の分だけが金額が減ると。それから、社会福祉協議会の福祉有償運送、利用の主な方は砂川市立病院に通われている方が多いということでございますけれども、通常のタクシーの半額、片道たしか2,000円だったと記憶しておりますけれども、そこか ら こ の チ ケ ッ ト を 利 用 し た 枚 数 分 だ け 金 額 が 減 る と い う こ と で ご ざ い ます。以上でございます。
質問 5番 折坂美鈴
ただいま、タクシー料金と利用助成事業についてのご説明をいただきました。私は、この事業が今までやってきている事業の補完的に行うということに意義があると考えております。一般タクシーにも使え、乗り合いタクシーにも使える。福祉有償運送サービスにも使えるようにした。それから、町外に行くときにも使えるし、300円のチケット20枚、それを一遍に使ってもいいし、自由に使えるというところで、選択肢が広がったと思っております。お一人が助成していただける金額は300円掛ける20枚ですから6,000円分なのですけれども、その6,000円分の権利を積極的に満額使おうとされる、そういうふうに利用しやすいのではないかと、画期的なことではないかと歓迎するものです。このチケットがあることで、もしかしたら乗り合いタクシーを利用してみようというふうに思う方がふえるといいなというふうに考えます。高齢者だけではなく高齢者を抱える今度ご家族の問題もありまして、高齢者を抱えるご家族は、送り迎えの負担が大きいのですね。ですから、このタクシーチケットの説明をきっとされると思うのですけれども、この家族の方にも周知というのが重要ではないかと思います。この事業も、また今までと同じように経過とか効果とかを検証しながら、今後この助成の増額、6,000円ではなく、もっとたくさんの金額を助成していただくようになるといいなというふうに望んでおります。今後のことについて何かお考えがあるか、周知の方法ですね。家族にも周知したらいいのではないかという考えあるのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 総務課長 河本浩昭(総務課長は2019年3月まで)
今おっしゃった部分も含めて検討していきたいと思います。内容につきましては、広報あるいは全戸回覧で町民の皆様には周知しますし、防災無線等でも周知をしたいと思っております。以上です。
質問 5番 折坂美鈴
種子助成についてということなのですけれども、本町の取り組みはというところでお聞きをしたところでありますが、今後実施に向けて支援内容を決定していきたいというような考えであるというご答弁でございました。助成規模など具体的な内容については今後ということですが、ピンネ農協との協議が進んでいる段階なのか、また近隣市町村との動向など調べていらっしゃる。何かわかる範囲でよろしいのですが、実施に向けて取り組んでいるところで今ここでお話できることがあれば、この点についてお聞きをしたいと思います。米価の下落というものは、農家の収入をどれだけ下げたか。今回のその影響が町税、それから健康保険税、全部減少してくるわけでありまして、ひいては購買意欲も減り、町の経済の低迷につながるということを危惧するものであります。生産者の生産意欲向上のためには、町は当座の直接的な緊急支援策、それと長期的展望からの支援策、この両方が必要になると私は考えています。今後の農家経営を安定させるために、もちろん農家1人1人が努力をするということは必要不可欠な問題でありますが、町も皆さんを支えますよという姿勢を示すことが農家の背中を押すことになるのではないかと考えますので、もし対策を今協議している最中だということであれば、農家の相談を受け付ける窓口のようなものがあってもいいのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
種子の購入代金への支援ということで、仮にと言いますか、以前、静川議員だったと思いますけれども、そういう話をされて、そのときは私も答えとしてはJAピンネ、さらには、そこに加入している新十津川町と浦臼町というようなことがありましたので、3者が同時に同じ支援をしていくようなことが一番いいなというお答えをしたつもりではおりました。ただ、緊急的なもの、それから他町村、それからJAの考え等もありますので、それとは別に浦臼町がやっていくと、そういう方向でおります。ただ、具体的に金額というのは、まだ今検討中でありますけれども、なるべく農家の方への支援を緊急対策として考えているところであります。相談窓口というのは、よくちょっと私も理解がわからないのですけれども、どういったものを想定しているのかはちょっとわかりませんけれども、役場の職員、担当課も含めて、いろいろな相談は来られてしかるべきかなというふうには思っております。以上でございます。
質問 5番 折坂美鈴
町独自の緊急支援策を考えているということで、私も大変うれしく聞いておりました。相談窓口については、窓口という正式なものをつくれということではなかったのですけれども、資金助成について、資金創設については考えておりませんというお答え。それから、具体的な振興作物が決まっていないということもあるよというお答えでしたので、振興作物をまず決めるということが必要なのかなというふうに考えております。それから、農家の方が今、何に困っているのかを聞くというようなことで相談窓口をつくってはというイメージなのですね。具体的に、どういうことに困っているのか。支援策を考えているのであれば、では困っていることに対して、ここまではできるよとか、そういう農家の人の意見を聞きながら対策を考えることができるのかなと思ったので、そういうイメージで私は相談窓口というのを考えておりました。それから、振興作物についてでありますが、一時期、ハウス助成というのをミニトマトについて何年間かやってくださっていたのですけれども、ある情報によりますと、市場の方はまだミニトマトをキャロルセブン、キャロルスターというのを今やっておりますけれども、まだあってもいいと、たくさんあってもいいというような情報を得ております。もしかしたらまだ、このミニトマトを振興作物にするという手もあるのかなというところもありますので、町としてもいろいろな情報を入れながら、町として何を振興作物と決めていくのかということは、具体的に決めていっていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 産業建設課長 加賀谷隆彦(産業建設課長は2015年3月まで)
折坂議員のご質問にお答えいたします。今の振興作物の案件でございますけれども、振興作物について現在、重点作物という形で実施しているものといたしましてミニトマト、あとはブロッコリー、スイートコーンと、この3種類が本町での重点作物として実施しているところでございます。また、そういう過去に確かにハウス助成とか、そういう助成方法も実施いたしましたので、今後、相談窓口というよりも先ほど町長から申し上げましたけれども、農業関係につきましては町の農政課、農政係のほうにご相談に来ていただくか、あとはJAピンネ組合さんでございましたら、組合の中の関係機関とご相談をしていただいて、よりよい方法をとっていただきたいなというふうに思ってございます。以上です。
質問 5番 折坂美鈴
町長の答弁の中で、特別栽培農産物の生産やイエスクリーンなどへの自主的な取り組み、大いに歓迎するというご答弁をいただきました。町も農業者の自主的な取り組みに対する支援を検討していくよという、うれしいお答えをいただきました。これは今後、何かやっていこうと、そういう希望を持ってやっていこうという農家の背中を後押しするものではないかと、大変うれしく思うものであります。また、農林水産省は2025年度のカロリーベースの食糧自給率の目標、これを50%から45%に修正をしました。目標を高く掲げることは大事と思いますが、自給率を支える米の需要が減少していく状況が、とめることができないのかなという感じがします。私は、これからは食に関しても二極化が進むのではないかと考えています。消費者は、量は少なくとも質とか安全性を求めるか、とにかく安価なものを求めるか、この二極化が進むのではないかというふうに考えています。ですから、一つの方法、戦略として定めれば、本山町のように特別栽培米という高付加価値をつけたものが、地域の活性化に寄与した結果を生んだと言えるのではないかと思っています。日本でも本州以南は亜熱帯気候に近づいているような地球の温暖化でありますから、北海道が食味のよい米をつくれるところとアピールできるのではないかと思っております。だから、主食用のお米に付加価値をつけること、これは意義があることだし、販売も視野に入れた戦略もありだというふうに考えています。北海道米の評価は、年々上がっているのではないでしょうか。クリーン農業の推進については、ピンネ農協もやっております。私が質問した北竜町の例や広域農協の例も挙げたのですけれども、北竜町は浦臼町と同じ人口規模であります。こういう小さい町でもやれるのだと。それから、農協が合併したことでやれないということはない。広域でもちゃんとやれるのだというところをわかっていただきたく、実例を出したつもりであります。温湯消毒機をグループや個人で購入しているところもありますので、温湯消毒機というのは、今のところ種子消毒の際の農薬の成分、これを大きく減らせるということで、減農薬には欠かせないものなのです。町が方向性を決めていただければ、新規にそのような取り組みを始めるグループや個人に、購入の助成もできるのではないかと考えておりますので、検討をいただけないかという質問です。この温湯消毒機につきましては、もっと新しい技術が今出てきているそうで、JA全農がインコテック社が開発したというサーモシードという方法が新しい技術があると聞いております。高温加湿空気による種子消毒の技術を導入したそうで、実用化の動きもあるということです。今後、温湯消毒機に変わることになるのかなという、そういう期待もあるところです。あとは販売に関してなのですけれども、私は道の駅を農家が販売の場として活用することを強く望むものでありまして、そこには例えば、市場の流通には乗らないようなもの、そういうのは安価で販売することもできますし、反対に町がブランド化した農産物、それには品質を保証するシールを張れば、高値で売ることもこれまた一つの方法だと思っています。道の駅を活性化の起爆剤としようとするならば、戦略として農産物の販売にも町はかかわっていくべきだと、私は思います。私がこの考えに至ったのは、町政懇談会の中の質問に、ふるさと納税にお米が人気なようですけれども、実際中身見てみますと、それをやっている事業者はJAです。それを否定するものではないのですけれども、そこには浦臼町の名前も出てきませんし、それで浦臼町の農家が直接潤うということにもなっていない。そういうことから、町民の皆さんから、そこを改善して、農家の皆さんが潤う方策ができないのかという質問があったものですから、その答弁に町長は、品質とかそういうものが安定したものであれば、それは考えられるよという答弁をされたことがきっかけで、それならば、町でそういうブランド化した米を浦臼町の自信を持って出せる米だと、浦臼町の米だというふうにしていただいて、ふるさと納税にも使えるのではないかなという考えから、こういう質問を考えた次第であります。いかがでしょうか。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
質問が長くて、最初のほうをちょっと忘れてしまったのですけれども、最後のほうから行きたいと思いますけれども、ふるさと納税、非常に好評をいただきました。そして、けさもちょっと担当と調べるようにしたのですけれども、現状まで1,250万円ぐらいピンネ農協へお願いをして、ピンネさんに入ったお金が1,250万円ぐらい。20トンぐらいお米を寄附された方の方へ送っております。そして、今も浦臼町の米ということでピンネさんには頼んでいますので、浦臼町のお米が行っているということは事実であります。そして今回、昨年のふるさと納税の大きく伸びたことに対して、お米を入れる袋に臼子ねえさんをちょっと入れてくれという話をしたら、農協さんもすぐやっていただきまして、もう既に、そういうパッケージというか、お米を入れる袋もちゃんと印刷をして協力をしていただいておりますので、徐々にでありますけれども、そういうことで、うちの町のものが全国の方にPRされるのではないかなというふうに思っております。それから、最初のいろいろな付加価値をつけるとか、ブランド化というのは当然の話でありまして、昨年の米価下落もそうですけれども、同じものでつくっていると、どうしてもその部分が弱いということであります。町がかかわらないということではありませんけれども、やはり農家それから農協さんあたりが中心になりながら、何かを検討していく。その中に当然町も入っていくことはやぶさかでは全然ありませんので、そういった形が望ましいのかなというふうに思います。以上です。
答弁 産業建設課主幹 上嶋俊文(産業建設課主幹は2015年3月まで)
温湯消毒についてでございます。基本的にイエスクリーン、最低限イエスクリーンとかには、温湯消毒というのは必須ということで、特別栽培米とか特別栽培農産物になりますと、少し基準が上がる部分もありまして、最低限のイエスクリーンの取り組みには温湯消毒が大変有効であり、不可欠ではないかと考えておりますので、実際内容は別にして、そういう自主的な農業者の取り組みが定まってくれば、町も何をすべきかという部分も当然見えてくると思いますので、まずはそちらの方の組織づくりとかも含めて、町も農協も含めてかかわるなり、積極的に対応していきたいなと思っております。
質問 5番 折坂美鈴
農家自身も自分たちの所得を上げるために、いろいろな形で、例えばそういうイエスクリーンなどの自主的な取り組みができる、そういうグループをつくるということに努力をしていきたいと思っております。それに対して町が支援をしてくれるのではないかというお話も私は皆さんにしていけるかなというところで、大変うれしい答弁をいただけたと思っております。あと、ふるさと納税の記念品についてもブランド化ということを視野に入れながら取り組んでいらっしゃるということをお聞きして、また今後の課題ですけれども、それが直接、浦臼町の農家の皆さんの所得が上がることにつながればなというふうに、長期的な町の支援ということで期待をするところというところでございます。あと、販売というところで、町もかかわれないかというところで、道の駅に関して、ここで私、町長とお話をしたいと思っております。予算審査委員会で私は町長に道の駅を5億円をかけて再開発をする意義というのもお聞きしたところでございますが、農業の振興のために必要な事業であるというふうにおっしゃってくださいました。この事業が起爆剤になればいいというふうにおっしゃってくださいました。私は、それが大変うれしかったです。地域の活性化のためだよと、額面どおりのお答えが返ってくるものと思っていたので、農業振興について一番におっしゃってくださったことが、私はうれしかったです。私も町長の考えに賛同する者の1人であります。斉藤町長は、岸町長がためておいてくださった基金があります。今まで財政を圧迫していた中心蔵の借金もここで終わります。ふるさと納税もこんなに好調であります。斉藤町長が町長に立たれたときの公約であった道の駅を建てかえるのは、今しかないと思われたと思います。農業の収入が落ち込んでいる今だからこそ、農家がチャレンジする場所を与えるためにやっているのだと、そういう意気込みだと私は解釈をいたしました。私もそう思います。一刻の猶予もないくらいだと思います。町長が静から動へとかじを切るのだとおっしゃった、その町長の勇気に私はエールを送りたいと思います。私たち農家は、国の政策に翻弄されてきました。農地の集約だ、規模拡大だと言われ、国の言うとおりにやってきたのです。その結果、今どうなったか。国の補助金は減らされ、米価は下落。大規模農家ほど収入の落ち込みは大きいのです。みんなが苦しんでおります。これからどうやって経営を立て直していこうかと模索している段階であります。私は農家が生き残るためには、生産者と消費者が結びつくこと、これからは、これが重要なことだと思います。道の駅つるぬまは国道275沿いで、札幌から最初の道の駅です。工夫次第で、たくさんのお客さんを呼べる要素が、たくさんあると思います。交流人口をふやすことで付随する経済効果、浦臼町の知名度を上げることで、たくさんの物流も生まれると思います。農業体験もやろうではありませんか。浦臼町の自然の美しさ、人とのふれあいに感激して移住したいと思う人も出てくるかもしれません。町長の考えは、決して間違ってはいません。私はぜひこれを実現してほしいと願っているし、私だけではないのです。そう願っている人は、たくさんおります。特に女性のパワーはすごいです。私が知っているお母さんたちは、みな前向きで明るく、地に足をつけて頑張っています。道の駅が新しくなったら乾燥野菜を売ろう、漬け物はどうかしら、そういう考えを持っている人たちがいることを、どうか忘れないでください。今、新年度予算の審議中であります。町長におかれましては、どうか最後まであきらめずに信念を貫いていただきたいと思います。写真愛好会の方もいらっしゃいます。道の駅が新しくなれば、写真を展示して皆さんに見てもらいたいと期待しておられます。貸しホールとして他団体に貸せば、それも収入になると提案されておりました。道の駅に関することでは、予算委員会で否決されたことで町長が受けたダメージは相当なものであろうと拝察します。察するに余りあります。しかし、今後のためにも町長には最後まで信念を貫いていただかなければならない。なぜか。それは最前線でこの事業を実施のために奔走してきた職員たちのためでもありますし、皆さんの今後のためでもある。町長を信じて応援してくれた町民の皆さんのためでもあります。それから、もしこの後、この本会議でもし否決されるという事態になったとしても、その責めは町長だけにあるのではなく、二元代表制である議会もまた責任を負わなければならないと思っております。ここに来るまでの協議が不充分だったことを私たちも深く反省しなければならないし、賛成派であれ、反対派であれ、未決の責任の重さを十分感じています。最後に、町長に今後についての意気込みをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
農産物の販売、やっぱりつくって、それをどう売るか、どのような値段で売るかというのが一番大事な部分だと思います。その部分の一番重要な施設としては、言われたように道の駅という思いは変わりませんので、これからもそこの思いは持って進めていきたいなと、そんなふうに思っています。以上でございます。