浦河町議会 令和7年第4回定例会 2025年9月17日
(1)浦河日赤病院の支援と浦河町の医療について/(2)津波警報発令からの課題と今後について
2025年9月17日、浦河町議会の一般質問で、飯田美和子議員が「浦河日赤病院の支援と浦河町の医療について」「津波警報発令からの課題と今後について」について質問し、保健福祉課長 室田桂範、総務課参事 久保朋也が答弁しました。
- 質問者
- 飯田美和子 議員
- 答弁者
- 保健福祉課長 室田桂範、総務課参事 久保朋也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 11番 飯田美和子
議席番号11番、町政クラブ、飯田美和子です。通告に従いまして、2件について質問させていただきます。まずは、1点目の浦河日赤病院の支援と浦河町の医療について。浦河日赤病院からの5月にあった支援要望を受けまして、6月議会でこのことについて質問させていただいたところです。管内の問題であって、浦河町だけで結論を出せる問題ではないということ、根拠の精査、各町との協議が必要とのことでいただいたわけですが、その後、やっぱり多くの町民の方から、このことについてはどうなったのだ、自分は日赤病院のこの問題について大変関心があるので、その後教えてほしいというような要望もありました。その後の進捗状況についてどのようになっているのか、改めてお尋ねします。1、浦河日赤病院は日高管内の中核病院として、日高全体の問題として捉えながら支援の在り方を検討していくとの答弁でしたが、現状は。2、町の基本姿勢として、現状の医療体制を維持することとし、何が必要か協議していくとのことでしたが、協議はされたのですか。3、浦河日赤病院をはじめとする関係機関と連携し、北海道に対して医療体制の維持に向けて相談していくとのことでしたが、現状は。4、浦河町として、医師、看護師不足の中、町内の医療体制について、今後どのように考えているのか。5、4億円の支援要望に対しての具体的な対応は検討されているのか。2番目の質問です。津波警報発令からの課題と今後について。この質問については、ほかの町議の皆さんからもご質問がありますので、重複するところはお答えいただかなくても結構です。7月30日水曜日午前8時25分、ロシア・カムチャツカ半島でマグニチュード8.7の巨大地震が発生し、太平洋沿岸に津波警報が発令されました。浦河町でも多くの町民の方が高台や避難所へ避難し、幸い被害はありませんでしたが、自分自身で身を守る自助や、地域コミュニティーで互いに助け合う共助の重要性を改めて確認するよい機会となりました。今回の警報発令と避難行動は、町民の皆さんや行政側にとっても、大変よい経験だったと思います。また、今回の経験から、今後の課題についても、何が課題か、何が問題か見えてきたと思います。それを踏まえて質問します。1、今回の津波警報発令で、基本は徒歩となっているが、車での避難が多く、渋滞や混雑が発生したと聞いているが、どれくらいの混雑だったのか。2、津波の避難は徒歩が基本だが、避難場所によっては車での避難が必要な箇所もあると感じたが、避難の仕方について地域によって検討する必要があるのではないか。3、暑いさなかの避難となり、暑さ対策はどうだったのか。また、真冬の避難も今後想定されることから、避難先の確保と環境整備を含め、検討が必要では。4、今回の津波警報は、遠地地震ということで長時間にわたる警報となった。職員の移動ができなく、こういう事態が今後考えられることから、避難所には必要最低限の食料等の物資の備蓄が必要ではないか。どこに何がどれだけあるのか分かり、適切な指示があれば、現地の避難住民でも対応できるのでは。5、今回の津波警報から、公共交通機関のストップ、海岸線が通行できない状況となることがまた今後もあれば、帰宅困難者が多く発生する可能性がある。このことについての町の対策と考えは。以上です。
答弁 保健福祉課長 室田桂範
おはようございます。飯田議員ご質問の1件目、浦河日赤病院の支援と浦河町の医療についての5点の質問についてご答弁申し上げます。1点目でございます。浦河日赤病院は日高管内の中核病院として、日高全体の問題として捉えながら支援の在り方を検討していくとの答弁でしたが、現状は。さきの町村会の会議の中で、浦河赤十字病院からの支援要請について、日高全体の医療の問題として協議がなされるよう発言をしているところです。今後も引き続き、町村会と相談しながら進めてまいりたいと考えております。2点目でございます。町の基本姿勢として、現状の医療体制を維持することとし、何が必要か協議していくとのことでしたが、協議はされたのですか。さきの6月定例会において、議員から浦河赤十字病院に関する一般質問に対し、現在、浦河赤十字病院との間で運営費に関する協議を進めているところであり、双方ともに協議をしていく上での基本的な姿勢は現状の医療体制を維持するといった考え方であり、そのためには何が必要かを協議しながら進めているところでございますとご答弁させていただきました。現在においても、同様に協議を進めているところでございます。3点目でございます。浦河日赤病院をはじめとする関係機関と連携し、北海道に対し、医療体制の維持に向けて相談していくとのことでしたが、現状は。まずは、地元として、地域として、どのような体制で取り組んでいくのかといった考え方をまとめ、その考え方を基盤とし、今後、北海道等に対し相談をしてまいりたいと考えております。4点目でございます。浦河町として、医師、看護師不足の中、町内医療体制について今後どのように考えているのか。基本的には、現状の医療体制を維持するといった考え方であります。そのためには、医師、看護師確保は重要課題であり、それぞれの医療機関においても、苦慮しながら取り組んでいる状況であると認識しております。浦河赤十字病院も、人材確保に向けた取組をしているところではありますが、思うような結果に結びついていないのが現状であります。町といたしましても、人材確保に向け、医師等就学資金貸付制度を設けたり、浦河赤十字病院の医師について、国、北海道及び大学医局などに対し、派遣要請等の取組を行っているところではあります。今後も医療機関からの情報をいただきながら、状況の変化に応じた有効的な取組について研究してまいります。5点目でございます。4億円の支援要望に対しての具体的な対応は。現在、支援に対する在り方について検討しているところであり、現段階でお示しできる状態までには至っておりませんが、しかるべき時期において、所管委員会、そして本議会において、皆様とご協議させていただきたいと考えております。以上でございます。
答弁 総務課参事 久保朋也
おはようございます。飯田議員のご質問の5点目についてお答えいたします。まず1点目、津波警報発令で基本は徒歩となっているが、渋滞、混雑が発生したと聞いている。どれくらいの混雑だったのかについてでありますけれども、知り得ている範囲では、ゼロネクストワンアリーナへ上がる常盤町と昌平町の坂道で渋滞していた状況と把握しております。2点目、津波の避難は徒歩が基本だが、避難場所によっては車での避難が必要な箇所もある。地域によって検討する必要があるのではないかという質問でありますけれども、要支援の方で、住んでいる場所によっては、徒歩での避難が困難で、自動車での避難はやむを得ない場合があると思います。徒歩で避難が可能な方はできるだけ徒歩で避難するなど、地域の皆さんと避難経路の方法について、いま一度、地域と検討する必要があると思いますので、防災についての講話等で話す機会がありましたら、一緒に考えて確認していきたいと考えておりますので、ご理解願います。3点目、暑いさなかの避難となり、暑さ対策はどうだったのか。真冬の避難も今後想定されることから、避難先の確保と環境整備も含め検討ということでの質問でありますけれども、暑さ対策につきましては、熱中症の予防等から、把握している一次避難者に対し、二次避難所の案内を行いながら、水を渡した経過があります。冬期の避難先や環境整備についてですけれども、現状として、危険が去り、避難先から避難所へのスムーズな移動が重要となってきますことから、自助の備えが十分はもちろんのこと、どういった形で情報提供を行い、スームズに移動できるか検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解願います。4点目、今回の津波警報は遠地地震ということで、長期にわたる警報となった。職員の移動ができなく、避難所には必要最低限の食料等の物資の備蓄が必要ではないか。どこにどれだけあるか分かり、現地の避難住民でも対応できるのではという質問でありますけれども、昨日の櫛桁議員の答弁と重なる部分もありますけれども、浦河町の災害時備蓄計画に基づいて、避難者最大9,000人を想定し、そのうちの公助分15%、町では1,350人の3日分の目安として、非常食と水の備蓄を確保することとなっております。このことから、避難者全員に対応できる備蓄数を確保し、事前に避難所に配備することは難しいことや、ローリングストックも兼ねて備蓄庫に置いて管理しておりますことをご理解願います。避難所には各自の避難物資が重要なことから、自助・共助について、広報9月号にも掲載しましたが、今後も継続して周知して理解を求めていきたいと思っておりますので、ご理解願います。5点目、今回の津波警報から、公共交通機関のストップ、海岸線が通行できない、帰宅困難者が多く発生する可能性がある。町の対策と考えはの質問でありますけれども、避難所を開設している間においては、帰宅困難者の受入れは可能と考えております。また、帰宅困難者への対応として、ふだんから災害がいつ起きても対応できるような自らの準備が不可欠なことから、地域の避難訓練等と併せて呼びかけをしていきたいと思っております。帰宅困難者にとって情報の発信が必要不可欠なことから、町としても情報提供できるものは対応していきたいと考えておりますので、ご理解願います。以上で、答弁を終わります。
再質問 11番 飯田美和子
再質問させていただきます。1、2、3については、今、答弁いただいて、これ以上質問してもあれだと思うので質問はしませんが、できるだけ早くに協議をしていただければなと思いました。それと、4番目の看護師不足の関係なのですけれども、これは当町だけではなくて、ほかのまちも皆さん医療人材不足、看護師不足というのが問題になっていると思うのですけれども、やっぱりほかのまちと同じようなことの取組ではなかなか確保できないし、今、看護師の、日赤病院の専門学校も閉校になるということもありますので、募集するのに当たって、さらなる何か特別な、浦河町に来たらすごくいいことがあるみたいな、そういうようなことがないとなかなか集まらないし、田舎ですから、ただでさえ田舎なので、都会とは違うので、田舎に来ようという人がなかなかいないと思うのです。その辺については、人材確保について、どのようにお考えでしょうか。
答弁 保健福祉課長 室田桂範
看護師、医師等の人材確保につきましては、大変重要な課題であり、こういった地域にはなかなかそういった方が来てくれないということもございますけれども、現状である制度を拡充するとかそういうことも考えられますけれども、そういったほかに、なかなか具体例は出せませんけれども、例えば住環境の整備とか、今後そういうことも見据えながら研究、検討していきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
再質問 11番 飯田美和子
やっぱりそこかなと思うのですけれども、住環境の整備。例えば若い看護師さんが来るのだったら、住宅とWi-Fiとか、きれいなキッチンでとか、何かそういったようなことを、ここに住めますよみたいな宣伝で来ていただくというのも一つの手なのではないかな。もちろんそれだけではなくて、あと例えば札幌との、それこそペガサス号の券を月に1枚あげますとか、何かそんなことも必要なのかなというか。田舎に来ても不便と感じないとか、田舎に来ても住みやすいとか、何かそういったような工夫が必要なのではないかなというのを、もちろんお金も、お金というか金額的な、都会のほうが高いというのもあるかもしれませんけれども、住みやすさだとか、あと住むのは浦河で、遊びに行くのは札幌とか、何かそういったようなめり張りをつけるというか、そういうことがあると来やすくなるのではないかと思いますので、いろいろと検討してみて、若い方の声、特に看護師さんの声を聞いて、例えば何が必要かということを聞いて、今現在いらっしゃる若い看護師さんに聞いて、もしこうだったらもっと看護師さんが増えるのではないかというような、そんなアンケートというか、聞き取りみたいなのもしていったほうがいいのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。あと、支援については検討されているということなのですけれども、8月の厚生文教常任委員会の療養病床の休床などのこともあり、大変このことについては赤字の補塡ということで支援要請があったわけですけれども、こういったことも考えると、何かこの先不安だなというような気持ちが起こってきまして、ぜひともこの支援について早急に、浦河町だけで決めることはできないと思いますけれども、なるべく早急に決めていただいて方向性を示していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。これについては答弁は結構ですので、よろしくお願いします。それでは、次の津波の関係なのですけれども、今回、本当、一次避難が、警報が長いので、一次避難していた人たちも、この山からどうやって下りたらいいのだろうとかというような、どうしたらいいのだろうみたいな、そんなことも後から聞いたところによりますとあったようです。暑いので水分がないとか、そういったことも聞きました。私、思ったのですけれども、町のLINEというか、あれがすごく頻繁に入ってきて、避難所をどこどこに開設していますというのが大変よかったのではないかなと思うのですけれども、一次避難はあくまでも自分たちで、まず避難してから次の二次避難所へということなのですけれども、この一次避難所から二次避難所へという情報提供というのは、やっぱりLINEとか、あれしかないですよね。その辺についてどういうふうに考えていらっしゃるか、今後についてもお聞きしたいと思います。
答弁 総務課参事 久保朋也
一次避難から二次避難のアナウンスなのですけれども、当然、携帯を使えるときは携帯で見られる状況はあるのですけれども、停電になった場合とかを含めますと、携帯を使えない場合もありますので、そこは、危険リスクがない場合なのですけれども、広報車で広報を回すとか、そういった部分の周知ができれば、そういったところをしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 11番 飯田美和子
そうですね。でも本当、今回こういうことがあって初めて実感したのですけれども、やっぱり情報はすごい大切だなと思ったのです。自分が、私は朝から子ども会の予定があって柏陽館に朝8時ぐらいからずっといて、8時過ぎに、自分が揺れているわけではないのに、津波のあれが来て、えっ、どこで津波が、津波というか地震があったのだろうと思ったら、こんな遠いところであった地震について津波が来て、もう次から次へと柏陽館にも車が来るわけですよ。自分の子供の対応ではなくて、その人たちとか、今どういう状況なのですかとか、私たちこれから帯広に帰りたいのですけれどもどうやったら帰れますかとか、そういった質問をされる方もいて、そこにいた人たちで協力しながらお手伝いとかをしたのですけれども、でも本当、長時間にわたる警報ということで、4番になるのですけれども、職員の移動、これは櫛桁さんの質問にもありましたけれども、今後、やっぱり地域の方の声を聞くと、早急にちゃんと避難所になるであろう場所には、備蓄品というか、水とかアルファ米とかを置いてほしいというような声もあったのですけれども、その辺についてもう一度確認したいのですが、お願いします。
答弁 総務課参事 久保朋也
避難場所の備蓄品につきましては、今現在、置いている箇所もあります。そこは管理できる体制が整っての備蓄品を置かせていただいているところでありますので、ローリングストックできる部分であれば、ぜひ置かせていただきたいなと思いますので。柏陽館におきましても、今回カムチャツカ半島の部分で、備蓄品、多少置いてありますので、そこで、例えば災害があったときに、避難者で対応できるように少しでも備蓄できればと思っております。以上です。
再質問 11番 飯田美和子
ありがとうございます。あと、これも地域の方から言われたことなのですけれども、先ほどの答弁でもありましたけれども、避難訓練をされるということも今後やっていきたいということだったのですが、また地域の方に声をかけて、ぜひとも、それ、進めていただきたいなと思いまして、もちろん地域から要望がないとなかなかできないことかもしれないのですけれども、地域ごとによってやっぱり避難が違うというのをすごく感じたので、徒歩での避難が可能なところ、車でなければ行けないところ、また、山の上でないと避難できないところ、車でないと避難できないところ、地域地域によって避難の仕方というのが本当違うなというのをすごく感じたのです。やっぱり自分の命を守るためには、自分で避難しなければいけない、その意識も、今、皆さん、高まっているのではないかと思うのです。ファミリーも、後から聞いたら、もうすごい車がいっぱいだったというお話も聞きましたし、うちのほうの柏陽館にも、すごい台数が、私も写真を撮ってありますけれども、車での避難の方がたくさんいらっしゃったのですよね。そういったこともあるので、ぜひとも地域ごとでの避難訓練を推進していただきたいなと思うのと、今後、大きな避難訓練も近々ありますけれども、10月にあると思うのですが、ぜひとも地域ごとの避難訓練を推進していただくようにお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。以上です。