浦河町議会 令和7年第3回定例会 2025年6月24日
浦河日赤病院の現状と今後の対応について
2025年6月24日、浦河町議会の一般質問で、飯田美和子議員が「浦河日赤病院の現状と今後の対応について」質問し、保健福祉課長 室田桂範、総務課長 土居覚が答弁しました。
- 質問者
- 飯田美和子 議員
- 答弁者
- 保健福祉課長 室田桂範、総務課長 土居覚
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 飯田美和子
通告に従いまして、2件について質問させていただきます。まず1問目、浦河日赤病院の現状と今後の対応についてですが、浦河日赤病院の関係につきましては、私も去年の6月に看護学校のことで質問させていただいたところなのですけれども、先日、令和7年5月26日の厚生文教常任委員会を傍聴させていただきまして、日赤病院からの財政支援の要望があったということで、この質問をさせていただきます。浦河日赤病院は、医師、看護師等の深刻な人材不足、診療報酬制度上の制約、物価上昇において経営は年々悪化し、借入金残高は令和5年度時点で37億円を超えており、病院としても経営改善策を講じてはいるものの、令和5年度もコロナ関係の補助金を除くと3億8,000万円の赤字となっているとのことです。このことから、病院の根幹をなす医療機能の継続と職員の定着、地域住民の安心につながる体制整備が可能となるように、当面の緊急的対策ということで、財政的な支援を求め、町に4億円の支援要望があったところです。それでは、質問させていただきます。1番、浦河町の過去3年間の浦河日赤病院への支援内容と、管内7町の負担割合とその財源は。2、道内の日赤病院の運営はどのようになっているのか。地元町村からの支援状況とその財源は。3、直近の浦河日赤病院の診療科ごとの管内各町の利用人数は。4、厚労省の「病床数適正化支援事業」では、病床を減らすと1床410万円の補助があるとのことだが、浦河日赤から補助申請の予定はあるのか。5、今年度の北海道からの浦河日赤病院への支援状況はどうなのか。令和5年から6年までは地域医療支援センターから派遣が3名、令和5年から6年までは自治医科大学卒業医師の配置各1名、令和5年は地域枠医師の派遣1名。6、平成26年6月27日、日高町村会と浦河日赤病院とで協定書が交わされているが、履行されているのか。7、5月26日、厚生文教常任委員会の日赤病院からの4億円の支援要望を受けて、その積算内訳。また、この支援要望は日高町村会を通して取り扱うべきではないのか。8、地域センター病院は北海道の指定となっているので、北海道にも要請してはどうか。9、過去3年間の4月1日の常勤医、出張医の状況は。また、現在、休診になっている診療科はないのか。10、町としては、浦河日赤病院に現状維持を望むのか、また、規模縮小もやむなしとして考えるのか。11、浦河日赤病院からの支援要請について、町としてどのように進めていこうとしているのか。この支援要請の緊急性についてどう考えているのか。2番目の質問です。職場における熱中症対策についてです。厚労省では、4月15日、熱中症対策の強化を求める労働安全衛生法の省令改正を公布し、6月1日からは熱中症対策が義務化されました。ここ日高管内は、夏は涼しい地域としてクーラーの使用も必要ないと今まではされてきましたが、ここ近年の地球温暖化の影響により、年々夏の気温も上昇し、熱中症で緊急搬送されている方も増えています。6月に入ってからは、全国でも熱中症でお亡くなりになっているという事例がニュースで流れているところです。この庁舎で働く職員の皆さんも、それぞれ対策されながら日々職務に専念されていることと思いますが、町として役場の職場という観点で、この対策についてお尋ねします。1、町として、職員が働く本庁舎・出先庁舎などにおける安全衛生面から見る熱中症対策について、どのように考えているのか。(1)職場環境自体の温度・湿度について。(2)休憩時間の確保や仕事時間の短縮、暑い時間の回避などの勤務時間の調整について。(3)日頃の体調チェックや健康管理、体調が悪い人を休ませる場所の確保は。2、暑さ指数、「厳重警戒」または「危険」とされる日数は、年々増加傾向にある。暑さレベルによる熱中症発症防止の観点からの庁舎対応についての町の考えは。(エアコンの導入など)3、町としては、熱中症対策用の経口補水液や、体温を下げるもの(保冷剤など)の準備はされているのか。また、今後準備する予定は。4、職場における熱中症の発症は未然に防ぐ努力が第一と考えるが、職員に対して発症後の対応だけでなく、発症前の予防についてなどの研修などは行われているのか。また、研修が行われていない場合、今後行う考えはあるか。以上です。
答弁 保健福祉課長 室田桂範
飯田議員ご質問の1件目、浦河日赤病院の現状と今後の課題についてご答弁申し上げます。まず、1問目でございます。浦河町の過去3年間の浦河日赤病院の支援内容と、管内7町の負担割合とその財源は。浦河町の浦河赤十字病院への過去3か年の支援状況でございます。令和6年度、産婦人医師派遣負担金500万円、病院群輪番制病院運営事業負担金2,136万8,000円、看護専門学校運営費補助金1,642万3,000円、今の説明した3点につきましては、管内7町で負担している義務外負担金となります。続きまして、救急外来等医師確保補助金1億5,632万9,000円、こちらにつきましては浦河町と様似町が支援している補助金となります。以下につきましては、浦河町が単独で支援している補助金となります。医療対策事業補助金18万5,000円、医師確保事業補助金500万円、皮膚科医師確保事業補助金380万円、小児救急医療支援事業補助金745万4,000円、令和6年度の合計で2億1,555万9,000円となってございます。令和5年度、令和4年度につきましても、義務外負担金・補助金につきましては、同様の取扱いとなっておりますので、以下ご説明いたします。令和5年度です。産婦人科医師派遣負担金520万円、病院群輪番制病院運営事業負担金2,136万8,000円、看護専門学校運営費補助金1,649万2,000円、救急外来等医師確保補助金1億5,345万円、医療対策事業補助金18万5,000円、医師確保事業補助金500万円、皮膚科医師確保事業補助金380万円、小児救急医療支援事業補助金741万6,000円、合計で2億1,291万1,000円となってございます。令和4年度でございます。産婦人科医師派遣負担金560万円、病院群輪番制病院運営事業負担金2,136万8,000円、看護専門学校運営費補助金1,522万6,000円、医療対策事業補助金18万5,000円、医師確保事業補助金500万円、小児救急医療支援事業補助金732万4,000円、令和4年度の合計が5,470万3,000円となってございます。管内7町の負担割合につきましては、直近の令和6年度の浦河町を含む各町の支援額の総額2億5,302万2,000円に応じた割合でご説明いたします。浦河町85.2%、えりも町1.3%、様似町10.8%、新ひだか町2.3%、新冠町0.2%、日高町、平取町がそれぞれ0.1%となっております。財源につきましては、一部北海道の補助金もございますが、特別交付税を充当しているところです。2問目でございます。道内の日赤病院の運営はどのようになっているのか。地元町村からの支援状況とその財源は。運営状況といたしましては、全体的に厳しい状況であるとお伺いしているところであります。また、地元町村からの支援状況につきましては、特別交付税を財源とし、その算出基準額の範囲内での支援ということを現在確認しているところでございます。3問目でございます。直近の浦河日赤病院の診療科ごとの管内各町の利用人数は。管内各町の利用人数につきましては、外来患者の利用人数で主に受診の多い診療科でご答弁申し上げます。なお、令和6年度の数値がまだ公表されていないので、令和5年度の数値となります。内科になりますけれども、全体で3万594人、新ひだか町が2,390人、浦河町が1万9,112人、様似町が5,647人、えりも町が3,220人、日高町が3人、新冠町が47人、その他が175人となってございます。続きまして、小児科でございます。全体で1万421人となっております。新ひだか町が1,549人、浦河町が5,468人、様似町が1,911人、えりも町が1,273人、日高町が11人、平取町が1人、新冠町が54人、その他が154人となってございます。続きまして、外科でございます。全体で4,113人の受診となっております。新ひだか町が558人、浦河町は2,424人、様似町が752人、えりも町が263人、日高町が1人、新冠町が54人、その他が61人となってございます。続きまして、整形外科でございます。全体の受診が1万4,997人となってございます。新ひだか町が1,824人、浦河町が8,805人、様似町が2,958人、えりも町が950人、日高町が100人、平取町が41人、新冠町が239人、その他が80人となってございます。続きまして、産婦人科でございます。全体で3,303人の受診となっております。新ひだか町が550人、浦河町が1,838人、様似町が454人、えりも町が326人、日高町が20人、新冠町が13人、その他が102人となってございます。全科合計ですが、合計で8万440人の受診がありまして、新ひだか町が8,601人、浦河町が4万8,160人、様似町が1万4,819人、えりも町が7,588人、日高町が142人、平取町が48人、新冠町が433人、その他が649人となってございます。4問目でございます。厚労省の「病床数適正化支援事業」では、病床数を減らすと1床410万円の補助があるとのことだが、浦河日赤はとのご質問でございます。令和7年3月31日をもって許可病床数を196床から実働に即した許可病床数の146床へ変更し、当該事業に対して既に申請していたところですが、国の予算の関係等もあり、第一次配分につきましては対象外となったということを確認しているところです。5問目でございます。今年度の北海道からの浦河日赤病院への支援状況はどうなのかでございます。令和7年度の北海道からの浦河赤十字病院への支援状況につきましては、地域医療支援センターからの派遣が2名、自治医科大学卒業医師の配置が1名、地域枠医師の派遣が2名という状況でございます。6問目でございます。平成26年6月27日、日高町村会と浦河日赤病院とで協定書が交わされているが、履行されているのかとのご質問でございます。当該協定につきましては、診療体制等に変更が生ずる場合には事前に協議をするといった内容であり、現在も両者の連携の下、協定に基づく運用が継続されており、協定の趣旨に沿った形での履行がなされているものと判断しております。7問目でございます。5月26日、厚生文教常任委員会の日赤病院からの4億円の支援要望を受けて、その積算内訳は。また、この支援要望は、日高町村会を通して取り扱うべきではないかとのご質問です。支援要望のございました4億円につきましては、収益の不足額相当分であり、総収支が均衡となるような支援を求められているところです。支援額の取扱いにつきましては、今後の協議の中で精査されていくものと判断しております。今回の要請は、従来の義務外負担金の性格を持った管内共通で必要とされる医療の維持に対する支援要望ではなく、病院運営そのものに対する要請であり、それを踏まえると、対応の流れとしては、まずは所在町が窓口と考えたところであります。浦河赤十字病院は、日高の医療機関の中核となる病院であり、日高全体の問題として捉えながら、財源の確保を含めた支援の在り方について、様々な可能性を検討しながら進めてまいりたいと考えております。8問目でございます。地域センター病院は北海道の指定となっているので、北海道にも要請してはどうか。浦河赤十字病院につきましては、北海道からの指定を受けた地域センター病院であり、地域医療の根幹となる重要な病院であることからも、浦河赤十字病院をはじめとする関係機関と連携しながら、様々な機会を通じて北海道に対し医療体制の維持に向けた相談をしてまいりたいと考えております。9問目でございます。過去3年間の4月1日現在の常勤医、出張医の状況は。また、現在、休診になっている診療科はないのか。過去3年間の4月1日現在の常勤医、出張医の状況ですが、診療科ごとにご答弁申し上げます。令和6年につきましては、常勤医は、内科2名、小児科2名、外科2名、整形外科2名、耳鼻科1名となってございます。常勤医のいない産婦人科、眼科、泌尿器科、皮膚科につきましては、出張医で対応しているところであります。なお、各年にも共通いたしますが、診療体制の状況に応じて、常勤医のいる診療科についても出張医が対応している場合もございます。令和5年につきましては、常勤医が、内科3名、小児科2名、外科2名、整形外科2名、耳鼻科1名、健診医が1名。産婦人科、眼科、泌尿器科、皮膚科につきましては、出張医となっております。令和4年につきましては、常勤医が、内科5名、小児科2名、外科2名、整形外科2名、健診医が1名。産婦人科、耳鼻科、眼科、泌尿器科、皮膚科につきましては、出張医となっております。また、現在、休診中の診療科は、精神科となってございます。10問目でございます。町としては、浦河日赤病院に現状維持を望むのか、また、規模縮小もやむなしと考えるのか。現在、浦河赤十字病院との間で運営費に関する協議を進めているところであり、双方ともに協議していく上での基本的な姿勢は、現状の医療体制を維持するといった考え方であり、そのためには何が必要かを協議しながら進めているところでございます。11問目です。浦河日赤病院からの支援要請について、町としてどのように進めていこうとしているのか。支援要請の緊急性について。今後、支援額の精査や財源確保を含めまして、様々な可能性を検討していきたいと考えておりますが、浦河赤十字病院といたしましても、自助努力はしているものの、現状において運営が厳しい状況であることは、町としても認識しているところであります。当院は、地域医療の中核を担う重要な医療機関であり、医療提供体制の維持は喫緊の課題と捉えておりますので、可能な限り速やかに浦河赤十字病院に対し対応できるように取り組むとともに、協議の状況につきましても所管委員会にお諮りし、進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 総務課長 土居覚
飯田議員の2点目の職場における熱中症対策についてご答弁申し上げます。まず、大きな4点のうち、1点目の三つの質問です。質問の1番目、安全衛生面から見る熱中症対策に関する3点の質問ですけれども、まず1点目の職場環境の温度・湿度の件ですけれども、温度・湿度は定期的に測定はしておりません。日射がある場合は、気象庁で観測された気温より上昇し、夏には室温30度を超えることがあり、また、湿度は、役場庁舎は海岸沿いであることもあり、気象庁の観測データでは80%から90%台となる日もあると推測しております。2点目の休憩時間の確保等の件ですが、庁舎内で事務に従事しております職員につきましては、休憩時間や勤務時間の調整は行っておりませんが、屋外作業に従事する場合は、熱中症の危険がある場合は作業を行わないこととしております。今後につきましては、フレックス制度の活用など研究してまいりたいと考えております。3点目の体調チェックの件になります。全職員統一の方式ですとか、定期的に体調の確認は行っておりませんが、体調不良者が出場合は、保健センターと連携しながら体調確認等を行うこととしております。質問の2点目、庁舎の対応の件になります。ここ数年は最高気温が30度を超える日があることから、冷房機器の設置など暑さ対策は必要と考えておりまして、まずは保育職場等から、順次、冷房機器を設置し、暑さ対策を行っております。冷房機器が未設置である役場庁舎ほか、その他庁舎におきましては、個人がハンディーファンの使用や自席での水分補給など、職員各自が対応しているところとなっております。公共施設全体の冷房機器の設置を検討する中で、今後、役場庁舎等への冷房機器の設置を併せて検討していきたいと考えております。質問の3点目、熱中症対策用の経口補水液などの準備の件になります。経口補水液につきましては、脱水症状が出た場合の水分補給に適しているとされております。しかしながら、持病のある方が飲む場合は医師に相談する必要があるなど、誰にでもすぐに使用できるものでないことから、町として準備はしておりません。また、このような状況でありますことから、今後、経口補水液を準備する予定はございません。また、保冷剤や氷など体温を下げるものについては、現在、保健センターに準備しておりますけれども、こちらにつきましては来庁者が体調不良になった場合などにも使用可能であることから、各フロアに冷蔵庫がありますので、そちらのほうで準備できないか検討を進めてまいります。最後に、4点目になります。職場研修の件ですけれども、労働安全衛生法に基づき設置しております衛生委員会の職員が研修を受けておりますけれども、全職員を対象とした研修は実施しておりません。熱中症対策は、熱中症のメカニズム、症状、予防策、そして適切な応急処置について理解を深めることが重要であり、熱中症の発症を未然に防ぐ努力が第一と考えております。これから熱中症発症リスクの高まる時期に入りますことから、熱中症に関する資料を作成し、職員に周知してまいります。また、研修など熱中症予防対策につきましては、衛生委員会の中でどのような方策がよいか検討してまいりたいと考えております。◎ 散会宣告