みんなの議会

浦河町議会 令和3年第8回定例会 2021年12月15日

(1)当町の人口減少対策について/(2)浦河町の乗馬振興について/(3)浦河町のデジタル化について

2021年12月15日、浦河町議会の一般質問で、古江政昭議員が「当町の人口減少対策について」「浦河町の乗馬振興について」「浦河町のデジタル化について」について質問し、企画課長 伊藤雅教、商工観光課長 真下修、教育委員会社会教育課参事 鳥井亀市、保健福祉課長 駒澤勲、総務課参事 土居覚、町民課長 室田桂範、町長 池田拓、副町長 松田有宏が答弁しました。

質問者
古江政昭 議員
答弁者
企画課長 伊藤雅教、商工観光課長 真下修、教育委員会社会教育課参事 鳥井亀市、保健福祉課長 駒澤勲、総務課参事 土居覚、町民課長 室田桂範、町長 池田拓、副町長 松田有宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 4番 古江政昭

まずもって、池田町長、4選おめでとうございます。それでは、私からは3点の質問をさせていただきます。一つ目は、当町の人口減少対策についてでございます。北海道は全国よりも速いペースで人口が減っており、現在の526万人が、2040年には428万まで減ると予想されております。当町についても、国立人口問題研究所の人口推計によると、現在の人口1万1,500人が、2030年には1万400人、2040年には8,500人と激減が予想され、前年度に策定した、浦河町過疎地域持続化発展計画による人口推計でも、2030年1万300人、2040年8,800人と、国立研究所の数値と大差ない予想をしています。人口減少、少子化の問題は、今日やれば明日に結果が出るようなものではありません。早く取り組めば取り組むほど効果が期待できる可能性はあります。新たな地方創生、人口減少克服に向けた対策として注目を集めているのが、関係人口という考え方があります。また、くだんの持続的発展計画が示され、目標値を設定して取り組まれていますが、次の3点について伺います。一つ、人口推計に基づいて町政運営を行うとならば、当町としてどのような対応、政策等を掲げて人口減少問題に取り組んでいくのか、その方向性を伺います。②人口減少には、自然的要因、出生率マイナス死亡数と社会的要因、転入者数マイナス転出者数であります。当町の人口減少を抑制するためには、この二つの要因に対して、どのように対処すべきと考えるのかを伺います。地方創生において、定住人口、交流人口の拡大などが中心的な施策となっていますが、観光でも定住でもない、地域外の人々との多様なつながり方を考える関係人口という考え方が注目されています。当町では、関係人口についてどのような考えを持っているのか。また、どのような取組を行っているのかを伺います。二つ目の質問です。浦河町の乗馬振興についてでございます。当町の乗馬振興に関わるインフラ整備の歴史をたどってみます。平成元年に開催された国体秋季大会馬術競技に相前後して、覆馬場、厩舎、造成工事等が行われ、平成3年にクラブハウスが竣工し、乗馬公園が整いました。そして、平成10年春に、当町が誇るリゾート施設、アエルがオープンしました。オープン時のアエルのパンフによると、日本最大級乗馬リゾート、平成10年4月、優駿を観る、触れる、楽しむ、魅力いっぱいの優駿ビレッジアエル誕生と。この優駿を観るの「観る」は、観光の「観」を充てております。そのときの高揚感が伝わってきます。さらには、現在の「広報うらかわ」の表紙の最上段には、太平洋と日高山脈に抱かれた自然豊かな馬のまちとしています。こうした当町の歴史をひもといてみても、当町の乗馬振興は国体競技が発端となり、アエルのオープンで花を咲かそうとしたことが理解できます。アエルオープン後、既に四半世紀に近づきつつあります。この間、当町の人口は、約5,000人強が減少しております。そこで、温故知新に倣い、人口減少問題を考える上で乗馬振興を取り上げたゆえんであります。当町には本州からの移住者が来ており、永住者、夏場だけの季節移住者等が見られます。こうした状況は、日高管内で見られるところであります。以上から、当町の乗馬振興を、まちおこしの上から考え直す必要があるのではないかとの思いから、当町の乗馬振興について、次の5点について質問をします。①乗馬は観光乗馬、教育乗馬、乗馬療育が考えられるが、当町の現状を伺います。②当町の乗馬に係る移住の状況を伺います。③乗馬を移住の目的にする考えはないかを伺います。④乗馬療育の現体制をどう評価し、現体制のさらなる充実、例えばミニチュアホース等の導入を図る考えはないかを伺います。最後の⑤です。教育行政の執行方針には、教育乗馬、サークル乗馬、乗馬療育について述べられておりますが、より一層の乗馬振興に向けて、新年度の町政執行方針に掲げる考えはないかを伺います。三つ目です。浦河町のデジタル化についてです。今朝のNHK総合で、我が国のデジタル化の状況について、メリット、デメリットという観点から、識者が2名出て、放送されていたことは、皆さんご覧になったと思います。この20年余りの社会の通信手段のさま変わりに、隔世の感を覚えます。20年前には、新聞紙上にも移動体通信という漢字報道が一般的でしたが、今ではデジタル通信という用語が一般化しています。今日、80代の高齢者でも、スマホによる文字や写真による通信が一般化して、その普及ぶりは想像以上の感があります。そのような時代に入ってから、政府にはデジタル庁が新設され、国全体のデジタル化への取組は、もはや既成事実化しております。そのような国の動きと地方の生き残りをかけた地方自治体のデジタル化の動きが、本州を中心に現実化しております。さて、2040年には、全国の高齢化がピークを迎えると言われております。その頃には働き手不足も深刻化し、行政サービスを維持できなくなるおそれがあると危惧されております。そのような事態を解消する対策として、行政のデジタル化が、その重要な手段として期待されていると言われています。さらに、政府は、地方自治体の基幹業務の統一化を数年後の実現に向けて動いております。デジタル化のインフラと目される、マイナンバーカードに係る政府による機能拡大が進められようとしております。本年10月には、健康保険証としての利用を本格運用するほか、2024年までには、運転免許証と一体化させることとしております。以上から、当町のデジタル化について、次の4点について質問いたします。①過疎と高齢化対策として、生き残りのためにデジタル化するという自治体の動きがあるが、当町の考えを伺います。②政府の研究会が2018年に従来の半分の職員でも、自治体として本来担うべき機能が発揮できる仕組みが必要としたが、当町の考えを伺います。③政府は業務の効率化を目指し、自治体ごとにばらばらだった基本17業務のシステムを2025年度末までに統一しようとしているが、当町の取組を伺います。最後、④デジタル化のインフラとなるマイナンバーカードの当町の普及状況と促進対策をお伺いします。以上です。

答弁 企画課長 伊藤雅教(企画課長は2023年3月まで)

私のほうから、1点目の人口減少について、ご答弁させていただきます。まず、1点目です。当町では、平成28年に浦河町人口ビジョン、そして浦河町地方創生総合戦略を策定し、人口減少対策や地域経済の発展を実現するために各種施策に取り組んでいるところであります。その中で、現在は第2期の総合戦略の中で、一つ目、競争力のある産業振興による活力あるまちづくり、二つ目、潜在価値と魅力を生かした選ばれるまちづくり、三つ目、子育て世代を支える優しいまちづくり、四つ目、安心と連携で支えるまちづくりの大きく四つの政策目標を掲げております。引き続き、人口減対策などに取り組んでいくことが大事だと思っております。続きまして、2点目、昨年実施されました国勢調査の結果では、前回、平成27年と比較しますと約1,000名、1,000名の減少となったところであります。大体年に平均しますと、200人が減少している状況であります。自然減の過去6年の統計を見ますと、減少数は84名、社会減でいきますと132名が年平均で減少している状況となっております。町といたしましては、人口の一定程度の減少は避けられないとの認識をしておりますけれども、少しでもその減少幅が緩やかにするため、子育て対策や移住対策、新規就農対策などを継続的に取り組んでいくことが重要と認識しております。3点目であります、関係人口についてであります。町といたしましては、人口が減少する中、関係人口が増えることは地域経済の活性化にもつながりますし、町の応援団として関わってくれる人が増えることは、とても重要なことだと思っております。そのことから、現在の総合戦略の中でも、数値目標を設定をしながら取り組んでいるところであります。その中で主な事業としては、移住対策や日高王国事業、地域間交流事業で天草市との交流などを適宜取り組んでいるところであります。以上です。

答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)

古江議員の2点目の質問の観光の部分と移住の部分について、私のほうから答弁いたします。まず、観光乗馬の利用人数、アエルでの乗馬の利用人数でございます。昨年度は2,393人でした。コロナ前の一昨年では、4,097名が利用しております。2点目の当町の移住に係る移住の状況を伺うという質問でございますけれども、移住促進事業で当町に完全移住された方は、直近の10年間では43名おります。このうち継続的にアエルや乗馬公園を利用されている方は、8名となっております。乗馬や馬が当町への移住のきっかけの一つであるというふうに認識しております。3点目の質問です。移住の目玉として乗馬を含めた馬や馬文化を、これまでも前面にPRしてきたところでございます。体験移住で来た方については、必ず乗馬を体験していただいている状況で、今後も引き続き、ほかの地域との差別化を図るためにも、こういった部分を宣伝していきたいというふうに考えてございます。

答弁 教育委員会社会教育課参事 鳥井亀市

私のほうからは、浦河町の乗馬振興について、1番の教育乗馬の部分と5番の教育行政の執行方針には、教育乗馬、サークル乗馬、療育乗馬について述べられているが、より一層の乗馬振興に向けて、新年度の町政執行方針に掲げる考えはないのかについて、ご答弁させていただきます。まず、乗馬振興についての取組状況でありますが、乗馬公園を中心に、JRAや乗馬クラブなど関係団体と連携し、各種事業を実施し、乗馬の普及に努めています。乗馬公園での乗馬普及の取組としましては、幼児の体験乗馬や、小中学生の乗馬教室、一般の方々向けの乗馬教室、関係団体の育成のほか、各種イベントへの参加など、各事業を通して乗馬普及に取り組んでいるところであります。教育乗馬の詳細につきましては、町民乗馬教室を春、秋、冬に各1回実施、さらには保育所5か所、幼稚園2か所に体験乗馬を実施、小中学校5校に乗馬学習を実施しています。また、ポニー少年団活動の支援なども、教育乗馬として実施しているところであります。今後につきましても、乗馬の利用者数が年々減少している状況でありますことから、関係団体と連携を図り、教育乗馬の充実、乗馬人口の拡大を目指し、乗馬振興に努めてまいります。以上です。次に、5番の町政執行方針についてでありますが、町政執行方針については、令和3年度の町政執行方針、教育行政執行方針ともに、乗馬振興について掲げています。令和4年度以降も、引き続き、町政執行方針、教育行政執行方針ともに乗馬振興について掲げ、取り組んでいく所存でございます。以上です。

答弁 保健福祉課長 駒澤勲(保健福祉課長は2025年3月まで)

私のほうから、議員ご質問の2番目、浦河町の乗馬振興についての①の乗馬療育に係る分、それと④についてご答弁をさせていただきます。まず、①の乗馬療育に係る現状についてでありますが、障害児の療育と高齢者の健康づくりや介護予防のため、乗馬療育を推進してきました。現在、この乗馬療育は、町内のNPO法人に乗馬公園を拠点とした乗馬療育事業として委託をしております。令和2年度の利用実績で申しますと、コロナ禍での実績となりますが、はまなす学園の児童に対する療育で157人、介護予防や健康乗馬として高齢者に対する乗馬で93人となっております。また、町外からの視察を受けたり、講演等も行っているところでございます。次に、④の乗馬療育の現体制の評価とさらなる充実についてでございますが、現在、NPO法人に乗馬療育事業として委託をしておりますが、当該法人の体制としては、常勤職員が四人、パート職員が二人の全体で六人体制で事業運営をしております。また、療育に使用している馬は5頭であります。事業の昨年度の実績につきましては、先ほどご答弁させていただいた内容のとおりでありますが、昨年から現在に至るまでコロナ禍でありますことから、なかなか思いどおりの活動実績とはいきませんが、感染予防対策をしながら利用される方々へ対応しているところで、当面は現体制を維持する中で事業を推進していく方向で、法人とも確認をしているところでございます。また、さらなる充実として、議員ご提案のミニチュアホースなどの導入についてでありますが、ミニチュアホースは性格が優しいと言われております。触れ合うといった療育内容での充実のご提案かと存じますが、現在の稼働馬の中にも、さわったり、癒やしの部分といった療育を担うものも数頭おり、現状においては利用者の状況に応じた療育内容が提供できている状況であると考えるところでございます。しかし、馬の個体によって、その体格や歩き方、性格などの違いもあり、今後の利用者の状況によっては、その方に応じた療育内容が提供し切れない状況となれば、利用者に合わせた馬で提供できるよう、必要な環境を整えていかなければならないものと考えるところでございます。また、今後、事業を進めていく中で、利用者数の関係等により現状の体制では賄い切れない状況を迎えるような場合には、人員、馬の頭数、場所などの課題も出てくるかと予想されるところでありますが、今後の状況に合わせながら、町として対応すべきところはしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

答弁 総務課参事 土居覚(総務課参事は2022年3月まで)

私のほうからは、3点目の浦河町のデジタル化についての1点目と2点目と3点目、4点目のマイナンバーカードの関係につきましては、町民課長のほうから答弁申し上げます。まず、1点目のデジタル化に対する当町の考え方ですけれども、デジタル化の推進につきましては、住民サービスの充実の面で申し上げますと、マイナンバーカードへの健康保険証や免許証の統合など、行政のデジタル化によって住民の方々が窓口に出向くことなく、自宅や職場からいつでもオンラインで手続ができるようになることや、遠隔による行政サービスを享受することが可能になるなど、利便性の向上の観点からも必要な取組だと考えています。本年5月のデジタル改革関連法案の成立を受けて、今後、行政手続等に関するデジタル化に向けた具体的な方針や取組が国から示されること等が想定されております。それらの内容や、他自治体の状況等を踏まえまして、住民サービスの充実、利便性の向上に資する行政手続のデジタル化について検討を進めてまいります。2点目の、将来、半分の職員でも自治体として本来担うべき機能が発揮できる仕組みが必要と指摘したが、当町の考えを伺いますの件です。平成29年、2017年ですけれども、総務省は、自治体戦略2040構想研究会を設置し、平成30年、2018年ですけれども、7月に第2次報告がなされ、その中で自治体の行政課題として、2040年頃には高齢者人口のピークと20代前半となる人口の減少に伴い、自治体においても、より少ない職員で効率的に事務を処理する体制の構築が欠かせないとされ、従来の方法や水準でサービスを維持するための手段として、業務の自動化や各基幹システムの標準化に取り組むべきとしております。その内容は、今後、地方自治体の事務処理体制の在り方を見直す内容と考えております。当町としましても、先進自治体の事例等の情報収集しつつ、国による業務プロセス、システムの標準化、共通化の動向を見極め、業務の自動化や各基幹システムの標準化などにより事務処理体制の見直しに取り組んでいく必要があると考えております。3点目の基幹17業務のシステムを2022年度末までに統一しようとしているが、当町の取組を伺いますの件です。令和3年6月に閣議決定された、デジタル社会の実現に向けた重点計画において、基幹業務システムを利用する原則全ての地方自治体が、目標時期である令和7年度、2025年度までに標準化基準に適合した業務システムへ移行する統一標準化を目指すとされており、現在、デジタル庁を中心に、システム構築に必要なデータ要件、システム要件、標準仕様の策定について作業が進められ、令和4年度中に標準仕様案が示される見通しとなっております。当町におきましては、今後、国から標準仕様案が示されましたら、現在利用中の業務システムの分析調査を行いまして、標準化に必要な作業内容を洗い出しなどを行い、国の重点計画のスケジュールに沿った形で標準化を進める計画としているところです。以上です。

答弁 町民課長 室田桂範(町民課長は2025年3月まで)

古江議員ご質問の3問目、浦河町のデジタル化についての4点目について、ご答弁申し上げます。当町におけるマイナンバーカードの普及状況ですが、カードの交付は平成28年1月から開始されております。11月1日現在で、交付枚数は3,035枚、当町の人口に対する交付率は25.3%となっております。全国では39.1%、北海道は35.0%となっております。取得促進についてですが、国はマイナンバーカードを活用した政策を推し進めているところであり、議員からご質問にもありましたが、現在は健康保険証としての利用、今後は運転免許証との一体化が予定されております。そのほかにも、薬剤の処方箋の電子化、母子健康手帳などの各種証明書などと、様々な場面での利用が予定されているところであります。町といたしましても、マイナンバーカードの必要性、メリット、併せて個人情報の管理についてもセキュリティーが確保されているなど、安全性についての情報も広報しながら進めてまいりたいと考えております。今後も、デジタル社会のインフラの鍵となるマイナンバーカードの普及について、活用の場が増える機会などにタイミングを合わせながら、カードの利点とともに手続方法についても丁寧に情報を周知することで、取得促進につなげてまいりたいと考えております。

答弁 町長 池田拓

古江議員のご質問の3の2について、少し補足して答弁をさせてもらいます。政府の研究会は研究会として、実際問題として、今、浦河町の職員の数を政府から来る機関委任事務だとか、様々な仕事が劇的に減らない限り、あるいは災害対応だとか、今回のコロナなんかもそうですけれども、そういった緊急対応のことも考えますと、今よりも、この半分にしてもいいようなことというのは、なかなかこの田舎の自治体にはそぐわないものかなというふうには思ってはいますけれども。いずれにしても、全体の流れを見ながら、そこは検討はさせていただきますけれども、あくまでも現時点の私の判断でありますけれども、なかなかこれ以上、日高管内の中でも少ない職員の数、住民当たり1人の職員が持つ住民の数からいっても、浦河は大変職員それぞれ頑張っているというふうに私は評価しておりますので、そういう中でもって、さらにこの半分というのは、ちょっとなかなか難しいのかなというのが、現時点での判断になりますので、併せてご理解をいただきたいというふうに思います。

質問 4番 古江政昭

一つ目の人口減少対策の答弁の中で、今、少子化、非婚化、高齢化といろいろな人口減少の、人の考え方も変わってきているし、経済的には恵まれてはいても、まだまだ貧困も結構あると、そういういろいろな社会的な状況の変化もあります。それで、この人口減少について、中には浦河町内でも、私の知っている限り四人の子供さんがいる人もいるし、五人ぐらいの、そういうたくさんの子供さんを育てている家庭もあります。かといって、結婚しない人もいると。いろいろなそういう社会現象ありますけれども、浦河町として、産めよ増やせよと言ったらちょっと語弊がありますけれども、そういう子供さんをどうか元気に育ててくださいという願いを込めて、そういう人口増加対策と言えばちょっと大げさだけれども、そういう意味での浦河ならではの、たくさんお金を出せば一番いいのかもしれませんけれども、浦河町ならではの何か考えられないかということを考えたりするのですけれども、何か考えたことはありませんか。

答弁 町長 池田拓

自治体によっては、子供ができたら子供に出産祝い金とか、そういったようなことをやっている自治体が、ご案内のようにあるのですけれども、そういったようなことも検討をしたことがあります。そういったような自治体に、いわゆる政策効果はどうなのだということを尋ねたら、あまりないのです、残念ながら。浦河町として非常に地道ではありますけれども、例えば全道の中ではそんなに多くの自治体が取り組んでいない、子供が欲しくてもできない不妊症に対する助成とかをきめ細かくしたり、あるいはご案内のように、給食代だとか、様々な子育て支援をして、そういった中で産み育てやすい環境をつくって、産みやすいかなと、育てやすい、そういったようなまちづくりを目指しています。一つ、ここは意見の分かれるところなのですけれども、ヒントとしては、今コロナの関係で、なかなか入国が難しくなっているのですけれども、外国人の方は、その2年くらい前までは、日本人が減っている中でも、間違いなく増えていたのです。最近は、町報を見ても、横文字というか、片仮名の方もそれなりに増えてきているというふうに思うのです。そこに一つのヒントがあるのかな。特に牧場関係の皆様にお聞きしますと、まだまだ人手、日本人がベストだけれども外国人でも、とにかく人手が欲しいのだ、そういったような声を昨今の軽種馬全体に流れがよくなってきていますから、そういったような声も聞きますので、そこにその人口の、総体の人口の歯止めをかけるヒントがあるのかな、そう思っています。ですから、昨日も一般質問の中で出ていましたけれども、外国人の方にどうやってサービスをしていくか、幸い、そういったような友好団体も出て、一生懸命活動もしてもらっていますので、浦河にいると暮らしやすい、住みやすい、そういったようなことを行政がやることによって、牧場関係、結果として牧場関係の人手不足にも行政的なサポートができるのではないかな、そういう絡めて、直接的ではありませんけれども、絡めてからも取り組んでいますけれども、日本全体が人口減少、北海道は取り分け厳しい、そういう事態になってきていますので、今ご質問に出たような、産めよ増やせよとなると、やはり一昔前のスローガンで、ちょっと変な取られ方もしますけれども、なるべく若い世代が結婚しやすい、そして子供を安心して生みやすい環境には、今まで以上にこれからもしっかりと取り組んでいきたいなというふうに考えております。いずれにしても、この人口の減少については、もはやもう政策的にはどうのこうのでなくても、生物学的な、私どもの自治会も家の周りを見ても、子供を産める世代の人がほとんどいないような、そういったような年齢構成になってきていますので、大変厳しいのだろうなということは、もうひしひしと感じていますけれども、一つでも、一人でも若い世代がこの町に来るように、これからも地道な努力はしっかりと続けていきたい、このように考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。

質問 4番 古江政昭

関係人口について、私なりに考えていることは、例えばふるさと納税で浦河の海産物、海の幸を欲しさにと言ったらちょっと語弊がありますけれども、そういう浦河産のものを欲しいという動機で、ふるさと納税をあれしてくれるというのも、僕は経済的な関係人口だと思うのです。だから、これを今、赤潮でもって、さらに海の幸が壊滅的な影響ある中で、こんなことを言うのはちょっと大変心苦しい面もあるのですけれども、そういういろいろな意味での関係人口というのは、ただ二択での住民登録された浦河町の人口という側面だけでなくて、やはり期間的なもの、夏場だけしかいないけれども、寒くなったら本州に帰ってしまうと、そういうのも聞いていますけれども、僕はこの関係人口という考え方というか、人口問題を考える上での関係人口の捉え方というか、考え方というか、これは大変、僕は重要だと思うのです。そういう意味で、もっと役場の仕事を通じて、あるいはいろいろ企画する上においても、関係人口というものに対する取組というのは、結構重要になってくるのでないかなというふうに考えます。そんなことで、これからの取組をさらに密のあるものを考えていただきたいと、そんなことを何か考えておるのですけれども、それについてお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 池田拓

関係人口の関係の取組については、私どもの宣伝が下手かもしれないのですけれども、他の町に比べれば、進んでいるほうだというふうには自負はしています。例えば報道されませんでしたけれども、今年の夏だったか、柏陽館に車椅子の子供たちが来て、そこでもってバスケットの合宿をしたり、そういったようなつながりがあって、その子供たちにアンケートを取りましたら、柏陽館の特に体育館の環境はすばらしかったと、いつでも自由に使えて、ほかの大きい町みたいに時間制限することもなく活用できて、すばらしかったみたいな話もありますし。そこのところも、旧校庭を芝生化して、サッカーの練習とかできるようにもしていますし、それはもちろん、この前、議員の皆さんにご覧いただいた、アエルもそうですけれども、そういったようなことが、種は非常にまいていると思うのです。もう一つ、今これから力を入れようと思っているのは、インド人の方々が、BTCの広場でクリケットを楽しまれている。クリケットは、ご案内のように、世界の三大競技人口があるスポーツなのですけれども、残念ながら、日本ではそんなに取り組んでいないのですが、大学では結構サークルがありますので、そういったような隙間、隙間のスポーツと言えば、そういう人たちに失礼ですけれども、そういったようなところに声かけて、BTCでいるインドの方々と交流試合みたいなのをして、インドの方々にとっても楽しみがある、あるいは本場の人たちと練習できるという意味では、そういうクリケットのサークルの皆さんにも楽しめる、そういったようなことも含めて、町内にある人的資源をどうやって生かしながら、その関わりのある環境を増やしていくか、それには例えばテレワークだとか、そういったようなことも一生懸命、今整備しておりますけれども、そういったようなことを活用しながら、他の町よりもさらに一歩先に、そういったような関係人口を増やす努力はしていきたいな。そういう中には、今までから続けております天草市ですとか、そういった大館市だとか、そういったような交流をさせてもらっているところとも、関係をそれこそ広げながら、そしてご質問の中にもありましたように、ふるさと納税をしてくれるというのは、そこでもって一つの関係できたわけですし、住所を含めてそういうデータもあるわけですので、そういったようなものも活用しながら、そして早ければ来年の12月と言われている国立公園というのも一つのきっかけにしながら、さらに増えるように取り組んでまいりたいと、このように考えております。

質問 4番 古江政昭

乗馬振興について、いろいろご答弁いただいたところでございますけれども。ちょっと我田引水に陥るかもしれませんけれども、今から21年前、囲碁のプロのタイトル戦を誘致した関係者の一人として、あれが実は、乗馬のまち浦河というのが発端だったのです。何かといいますと、その当時、転勤になって札幌に行かれていた新聞社の方から、浦河に乗馬でこういう施設できたのだから、これはもうぜひ売り込んで、その方が囲碁をやったかどうかまで覚えていませんけれども、そんなことで、浦河でもしあれだったら、プロのあれをやればいいではないかということを、私が直接聞いたのではなくて、もう亡くなった既に私の先輩を通して聞いたことが、それ行けということで、聞いてすぐ、私もその新聞社の本社に電話して、それがああいう形で実現したということで。実は、ああいうものは、やはり浦河の乗馬というものが発端になって実現したということを、今思い出しているのです。そういうことで、アエルがオープンしたときのこのパンフの高揚感というか、高揚ぶりというか、そんなことも思い出しながら。ただ、こんなことを言っているのは、町政執行方針の中に、あるいは教育行政方針の中に、二十何年たっているのだから、だんだんそういう意気込みも薄れていくというのは、これは人情として分かります。しかし、近年の執行方針、町政執行方針及び教育行政方針の、そういう乗馬のまち浦河というものを、もっと売り込んでいきたいというか、まちおこしに役立てたいという、そういう意気込みといったら大げさでしょうか、そういう言葉の力というか、そういうものが僕は足りないと思って、それでこういう一般質問になったのですけれども。そういう意味で、先ほどの答弁もありましたけれども、ぜひこの町政執行方針の中に、乗馬のまち浦河というものをさらに再認識するというか、さらに肝に銘じるというか、そういう考えの基に、僕は文字にして表していただきたいというふうに考える次第なのですが、いかがでしょうか。

答弁 副町長 松田有宏

ただいまの町政執行方針の中に乗馬、もう少し強くというご質問でございますけれども。まず、最初にですけれども、町として進めようとする方向性、この最上位計画は総合計画ということになります。総合計画の中には、ご存じのとおり、観光の分野において乗馬を活用していく、そういったことはもう明記をしてあります。常に入っているので、浦河町として観光乗馬、そういったものを、ある意味前面に押し出してやっている環境にあります。その総合計画を受けて、総合戦略の中でも、体験乗馬、体験型のそういう観光メニューの提供ということも掲げておりますし、もっと言いますと、平成31年に策定をした浦河町の観光振興計画、その中の方向性についても、サラブレッド観光、こういったことは明確に打ち出しをしておりますので、馬のまち浦河として、馬を生かしたまちづくりをしていこうと、そういった方針については後退はしていない、むしろ最近、いろいろ移住に絡めてはどうだとか、そういったご指摘がありますので、そういった部分でもっと加速をさせているという、そういった状況にあることは、まずご理解いただければと思います。一方、町政執行方針というのは、その年、その予算年度において、今年の特徴的なものはこういうことだよという側面もありますので、その中では、ある意味、浦河町として乗馬を売りにしていくというのが、我々からすれば当たり前になってきた、そういった感覚がそういう表現、町政執行方針からワードが消えたということがあるかと思いますので、その辺は議員のご指摘の趣旨を踏まえまして、表現として、そういったものは検討するのはやぶさかではないと思います。くれぐれも浦河町が観光乗馬という標榜を降ろしているとか、その分の歩みを止めている、そういったことではないということだけはご理解いただければというふうに思います。

質問 4番 古江政昭

町政執行方針ということで、文字について、そんなことを今答弁いただいたのですけれども。私は、今このSNSの時代に、僕は文字だけではなくて、例えばプロモーション動画で、要するに動画でもって浦河町の乗馬はこういうことをやっているのだといったことを発信できれば、より効果的な乗馬のまち浦河を売り込めるのではないかなというふうに考えるのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)

観光乗馬の部分のお話させていただければ、アエルのほうの情報発信、フェイスブック、SNS、そういった情報は発信しております。実際、JRAの敷地内をトレッキングするコースの中をこんな風景で見られますですとか、乗っている人を撮って、それをPRしたりとか、そういった情報発信は今もやっているところであります。

質問 4番 古江政昭

都会に住んでいる子供たちというか、若い人というか、子供たちと言ったほうがいいのでしょう、馬に乗ることもあるでしょうけれど、馬に触れる、そういう都会では味わうことのできないような自然環境というか、そういうことに対する憧れというか、相当強いものがあるようです。そういう意味で、浦河の乗馬というのは、僕はもっともっと可能性を秘めているのではないかなというふうに考えているところでございますので、これからの施策に大いに考えていただきたいと。それと乗馬養育のことで一点考えるのですけれども、ポニーは普通のサラブレッドというか、普通の競走馬よりは大分小さい感じで、さらにポニーよりも、犬よりはちょっと大きい、いわゆるここで言っているミニチュアホース、ミニホースと言うのでしょう、ミニチュアホースに対する保護者のニーズというか。どういうことかと言いますと、例えば障害を有する子供さんの父兄からのニーズなのですけれども、やはりポニーでは、結構人間に結構歯向かってくるところがあるようです。ところが、ミニチュアホースというのは、本当にもう人間に従順で、素直で、おとなしいと、この療育に最も適した馬がミニチュアホースだということで、僕は浦河の乗馬公園にも、このクラブでやっている、いわゆる療育、療育ということに対しての面での、このミニチュアホースの導入というのは、僕は急がれると思うのです。そういうことで、こういうことというのは導入しますと、やはり口づてに広まって、まして今、こういうSNSの時代ですから、すぐもう大げさに言えば全国に広がって、浦河でこういうことをやっているぞということで、さらに僕は関係人口増加につながるのではないかなと。そういう意味で、このミニチュアホースの導入ということを、僕はどうか強力に推し進めていただきたいという考えを持っているのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 保健福祉課長 駒澤勲(保健福祉課長は2025年3月まで)

ミニチュアホースの導入につきましてでありますけれども、現状につきましては、先ほど答弁をさせていただいた対応でございます、利用者に応じた療育がカバーできているというようなのが現状でございます。ただ、議員言われるとおり、ミニチュアホース、そういったような特徴を持っているというのも認識しているところでございます。ただ、今後、委託先法人でありますところと定期的に打合せをする場を設けておりまして、そういった中で体制の充実に向けて、今後取り組んでいく上で、議員ご提案の部分も含めて必要なものは何か、必要な体制づくりは何かというところを検討していきたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただければというふうに思います。

質問 4番 古江政昭

デジタル化について、数日前の新聞報道されました、あるまちでスマホ教室やっているというのが、たしか写真つきで出ました。本州でも、このデジタル化について相当進んでいるというか、先行している市や町があるようです。そういうところでは、高齢者に対するスマホ教室を、行政でもって主導してやっているということも報道されております。ですから、今、結構の70代、あるいは80代の高齢の方でも相当パソコンを使いこなしていろいろなことをやっているというのは、僕も目にしていますし。まだ持っていない方もいますけれども。そういうことで、これからの時代は、多分もうあと20年もしないうちに、ほとんどの人がスマホを持つような時代が来るのではないかなというようなことを想像されます。そういう意味も込めて、役場で主導するかどうかは別にしましても、このスマホ教室を浦河でやっているのだといったことが、どうか、ぜひひとつ考えていただきたいと、そんなことを思っております。お考えをお願いします。

答弁 総務課参事 土居覚(総務課参事は2022年3月まで)

スマホ教室の関係なのですけれども、こちらのほうは、今、令和3年度から国のほうの事業で、デジタル活用支援推進事業という形で、令和3年度については携帯キャリアのショップですとか、そういった一定の事業者を募集した中で、全国各地でスマホ教室が行われています。なので、よく携帯ショップとかで、使い方の説明しますよというのは、今年度からこの国の事業に乗っかってやっているのが、携帯の3キャリア、今大きいところがあるのですけれども、そういうところが中心となってやっています。この事業が令和3年度、今年から始まりまして、令和7年度までで裾野をだんだん広げていく形で、先ほど申しました共通化ですとか、いろいろデジタル化の流れと同時に、そういう説明会みたいなものを各自治体でも行っていくような形を取りなさいよというような計画になっていますので。そちらのほう、最初に申しましたとおりに、デジタル化が進んでいく中では必要なものと、セットで必要なものと考えておりますので、そのような取扱いで、今進むような検討というか、それはしていく形になると思います。

出典:浦河町議会 令和3年第8回定例会 2021年12月15日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる