浦河町議会 令和2年第4回定例会 2020年6月17日
環境対策に向けたアイドリングストップについて
2020年6月17日、浦河町議会の一般質問で、古江政昭議員が「環境対策に向けたアイドリングストップについて」質問し、町民課長 佐々木俊也、町長 池田拓が答弁しました。
- 質問者
- 古江政昭 議員
- 答弁者
- 町民課長 佐々木俊也、町長 池田拓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 古江政昭
1件について質問いたします。環境対策に向けたアイドリングストップについてであります。地球環境に関係する報道で留め置いていたところをひもといて言います。3点あります。1億年を1メートルとして、地球の歴史を46メートルの巻物にすると、人間の登場は最後の2センチにすぎないそうである。ミリにも満たない近代が地球に及ぼした災いと思えば、万物の霊長を自称することについ赤面してしまう。二つ目、気象庁発表の地球温暖化の現象として、生態系の破壊が進んでいる。たった1秒の間にテニスコート20面分の天然林が消滅。これは世界レベルです。中国では畳48枚分の土地が砂漠化、地球上の生物は1時間ごとに8種類が絶滅している。三つ目です。化石燃料を燃やす人類一人一人の生活の結果が地球の負荷になる。誰かが何かを我慢し、生活の形を変えて地球の負荷を減らす。難しいことだが、豊かな地球を子や孫に残すため一歩を踏み出さなければならない。便利さを犠牲にしてでも。最近の報道の中で、地球環境の破壊に関するものが頻繁に取り上げられております。特に地球の平均気温の上昇の結果と見られる異常気象の多発、あるいは北極の永久凍土の異常溶解による海面の上昇に伴う低地の消滅、身近なところでは、海水温の上昇に伴う漁業資源のありようの変化であります。さて、環境省では四半世紀前からアイドリングストップ運動を提唱していて、全国の地方公共団体等のアンケート調査結果によると、約800件、北海道では、道庁ほか11市町に上る取組報告が寄せられました。アイドリングストップ運動の特徴的な点として、地方公共団体で条例や行政計画に盛り込む動き、商店街など地域ぐるみの取組、企業等の取組では、社員、組合員への周知、自社車両へのステッカー貼付のほかなどであります。我が浦河町においても、20年以上前の平成20年に、さわやかな環境を守り育む条例、環境への負荷の低減と題して、自動車の暖機運転の自粛、こういう条例も制定されているところであります。ここで、地球温暖化防止に向けたアイドリングストップの意義についておさらいをしてみます。アイドリングストップとは、不要なアイドリングをしないことであります。停車時にエンジンを止めることで、燃料の節約と排出ガスの抑制効果がもたらされます。言うまでもなく、排出ガスの中には人の健康に影響を及ぼす物質が含まれております。関係する省エネルギーセンターの試算によりますと、5秒以上停車する場合に、アイドリングストップを行うと、エンジンをかける際のエネルギー以上にガソリンが節約され、省エネになるとしています。2,000ccの車で年間1万キロを走行し、燃費リッター当たり11キロの普通車の場合、年間にして17リットルの節約がされるというふうに試算されております。ところで、私は常日頃、町内のコンビニ等に買物にいきますが、その折、エンジンを止めないまま駐車している無人の車をよく目にしております。まさにアイドリングストップをしていない車であります。以上から、次の3点について質問いたします。一つ、環境対策の中にアイドリングストップ推進をどう位置づけられているか。二つ目、町政執行方針に環境の町浦河町と銘打って、あるいは環境に優しい浦河町と銘打って、アイドリングストップを掲げる考えはないか。三つ目、アイドリングストップ対策として、広報に掲載するほか、コンビニ等の店頭に掲示依頼する考えはないか。以上でございます。
答弁 町民課長 佐々木俊也(町民課長は2021年3月まで)
ただいまの古江議員のご質問の環境対策に向けたアイドリングストップについて、ご答弁を申し上げます。一つ目は、環境対策の中にアイドリングストップ推進をどう位置づけているかというご質問でございます。ただいまの古江議員のご質問の中にもありましたとおり、当町のアイドリングストップに関する推進につきましては、平成10年に制定いたしました浦河町さわやか環境を守り育む条例におきまして、自動車の暖機運転の自粛による環境への負荷の軽減に努めるというふうに定めているところでございます。なお、北海道におきましても、平成21年に制定いたしました北海道地球温暖化防止対策条例の中で、自動車使用に関する地球温暖化対策の一つとして位置づけており、対策の実施に当たっては、北海道は市町村、事業者及び道民と連携・協働して取り組むものとされております。次に、町政執行方針に環境のまち浦河町と銘打って、アイドリングストップを掲げる考えはないかというご質問でございます。当町におきましては、これまで温室効果ガスの排出抑制に関する様々な取組を実施しておりますことから、アイドリングストップに限らず、アイドリングストップを含めた環境への負荷軽減による地球温暖化防止対策の取組につきまして、広く町民の皆様に周知を行いながら、今後も推進してまいりたいというふうに思います。三つ目でございます。アイドリングストップ対策として、広報に掲載するほか、コンビニなどの店頭に掲示依頼する考えはないかというご質問でございます。アイドリングストップの普及啓蒙につきましては、自動車を運転される皆様に対し、行政からのみの発信ならず、コンビニエンスストアなどの事業者から周知していただくことも大変重要であると考えておりますことから、北海道とも連携を図りながら協力を呼びかけてまいりたいというふうに思います。
質問 4番 古江政昭
一つ確認なのですが、当町が定めておりますさわやかな環境を守り育む条例で言っている自動車の暖機運転の自粛、これはよく分かる話で、私の調べたところでは、暖機運転というのは、例えば冬のしばれるときに、朝5分か10分か車に乗る前にエンジンをかけて、エンジンを暖めて、それで運転に入っていく、それが暖機運転だというふうに私は捉えているのですね。ところが、私が一般質問で取り上げているというのは何かといいますと、車を止めて用事を足す、あるいは買物をする、そのときにエンジンを止めて不要なガソリンをたかない、結果としてCO2の排出をしない、そんなことが私の質問の趣旨なのですよ。ですから、町条例で言う暖機運転の自粛と私が質問しているあれとはちょっと違うと思うのですね。もっといえば、暖機運転の自粛といいますけれども、ネットで調べたところでは、今の車のメーカーも相当エコ運転、エコ車というものに対して、それこそねじり鉢巻きで、日本ばかりか世界各国のメーカーが取り組んでおりますよね。そんなことで、車の性能そのものが、暖機運転をしなくても済むような車がどんどん普及されてきている。そういう世の中ですから、ですから、私が質問したいところは、不要なエンジンを止めなければならないところ、あるいは駐車しているのにエンジンをかけたままでいるということで、ちょくちょく目にします。そういう運転を止めるために、町民に知らしめて、それでアイドリングストップをして、結果として環境に優しい町にしたいというのが趣旨ですから、課長の答弁の中では、もっと突っ込んだ町民に対する啓蒙というか、周知というか、そんなところに、私は。結果として、私の質問している広報に載せる、それから店頭に掲示してもらって、町民にそれを知らしめるという、そういう意識をより深くしていくための措置を僕は求めたいのです。そういう意味で、課長、答弁お願いします。
答弁 町長 池田拓
条例制定当時でありますけれども、いわゆる条例上にアイドリングという横文字ではなくて、それに相当する日本語で条例を策定したわけなのですね。そのときに、アイドリングストップではなくて暖機運転の停止、そういったような表現になったということをまずご理解をいただきたいというふうに思います。先ほど、神原議員のご質問のときにもお答えさせてもらったのですけれども、国連が進めている持続可能な開発目標のためには、そのことも非常に大切でありますし、そのほか節電だとか、様々なことを含めて、私たちが生きていく上で地球に対する負荷をどうやって削減していくか、そこのところが重要なのだろうというふうに、ご質問の趣旨もそういう趣旨だというふうに捉まえておりますので、アイドリングストップに限定しないで、広く町民の間には改めて省エネを含めて呼びかける、そのことがシンプルライフというか、地球環境に対する負荷が減っていくのだよということの意識は様々な場面でもって訴えて、啓蒙啓発には力を入れていきたいなというふうに考えております。この間、私が町政をあずからせてもらってから一貫して、例えば、今工事を盛んにやっておりますけれども、木質バイオマスボイラーの関係ですとか、あるいは街路灯、防犯灯のLED化ですとか、いかにしてエネルギーを減らすか、あるいは二酸化炭素を出さないエネルギー、化石燃料から変換していくか、様々な取組をしてきましたし、これからも環境という部分には特に力を入れていきたいなというふうに思っています。そのためには、8,000町歩近い町有林というのは、非常に貴重な町民の財産だというふうに捉えておりますので、それを生かしながら、そういう取組をしていくことが、結果として、農林漁業をはじめとする一次産業が基幹産業の町としては、それが未来につながることだというふうに考えておりますので、これからも取組を進めていきたいなというふうに考えています。7月1日から今度レジ袋が有料になりますので、そういったようなことでもヨーロッパのほうでは進んでおりますけれども、昔ながらの古新聞を使った紙袋ですとか、そういったような再生可能なほうに、化石燃料を使った容器類からも徐々に転換していければいいな、そういったようなことも含めて、ご質問の趣旨を踏まえて、しっかりと取組を強めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
質問 4番 古江政昭
ただいまの町長の答弁、より積極的な町の取組を期待されるところです。それで、平成10年に制定されているこの町の条例、さわやか条例と言っていいのでしょうけれども、暖機運転というふうな言葉、今はあまり暖機運転という言葉はほとんど使っていないですね。特に若い人なんかもアイドリングストップと、好んで片仮名文字を使うべきではないと思いますけれども、一般的ですよね。そういうことで、やはり駐車して数分でも車を止めて運転しない、その時間こそ、僕はやっぱりガソリンをたかないという、そういう意識というか、それを町民に一様に啓蒙するべきだ、周知するべきだと。そのために、条例は条例として、この条例を生かすためにも、広報に一言、絵でも描いて載せる、そして、町民にそれを知らしめる、そういうまちづくりを、環境に優しい浦河町と銘打って推進したい、するべきだというふうに思います。いかがですか。
答弁 町民課長 佐々木俊也(町民課長は2021年3月まで)
アイドリングストップ、今回ご質問を受けまして、町内のコンビニエンスストア、あるいは堺町地区の商業施設等確認をしてきましたら、既にコンビニエンスストアで実施されているところがありました。また目的が、地球温暖化防止対策ということではなく、例えば住宅地にコンビニエンスストアがある場合が多いものですから、近隣住民への夜間エンジンをかけている騒音等の対策も含めて、エンジンストップといった表記の仕方をしているところもございました。実際にそういった表示をしていない施設もありますので、ここにつきましては、一方では防犯の対策という部分の違った側面からの部分もありますので、そういったことも含めまして、提示の依頼については進めてまいりたいと思います。広報誌、ホームページにつきましても、これまで環境対策の部分で、実際に我々のほうで取り組んでいる、あるいは町民に周知をしていかなければならないものにつきましても、若干不足していたのかなというふうにも感じておりますので、タイミングを見計らって掲載のほうはさせていただきたいというふうに考えております。
質問 4番 古江政昭
アイドリングストップに関する全く別の視点で見ますと、そんなにあるわけではないのですけれども、どこかに止めていた車がいつの間にやら動いて、周りにいた貴い小さい命が奪われた、大変、そういう悲しい事故もあります。そんなことも含めて、ぜひ、今担当課長のおっしゃった、そういう意味での町民に対する周知を環境対策と同時に町の安全という意味も含めたものに、運動が環境に優しい浦河町という町にぜひするべきだといったことを提唱したいというふうに思います。終わります。